JP7158514B2 - 車体後部構造 - Google Patents

車体後部構造 Download PDF

Info

Publication number
JP7158514B2
JP7158514B2 JP2021021043A JP2021021043A JP7158514B2 JP 7158514 B2 JP7158514 B2 JP 7158514B2 JP 2021021043 A JP2021021043 A JP 2021021043A JP 2021021043 A JP2021021043 A JP 2021021043A JP 7158514 B2 JP7158514 B2 JP 7158514B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rear frame
vehicle body
wall
vehicle
bulkhead
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2021021043A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2022123623A (ja
Inventor
峻吾 千野
祐哉 赤羽
智弘 山口
恭祐 山北
祐輔 三浦
大 鎌田
千紘 坂上
光祐 伏見
渉平 大塚
ひとみ 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2021021043A priority Critical patent/JP7158514B2/ja
Priority to CN202210024118.2A priority patent/CN114919665A/zh
Priority to US17/584,424 priority patent/US20220258808A1/en
Publication of JP2022123623A publication Critical patent/JP2022123623A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7158514B2 publication Critical patent/JP7158514B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D25/00Superstructure or monocoque structure sub-units; Parts or details thereof not otherwise provided for
    • B62D25/08Front or rear portions
    • B62D25/087Luggage compartments
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D21/00Understructures, i.e. chassis frame on which a vehicle body may be mounted
    • B62D21/15Understructures, i.e. chassis frame on which a vehicle body may be mounted having impact absorbing means, e.g. a frame designed to permanently or temporarily change shape or dimension upon impact with another body
    • B62D21/152Front or rear frames
    • B62D21/155Sub-frames or underguards
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D21/00Understructures, i.e. chassis frame on which a vehicle body may be mounted
    • B62D21/15Understructures, i.e. chassis frame on which a vehicle body may be mounted having impact absorbing means, e.g. a frame designed to permanently or temporarily change shape or dimension upon impact with another body
    • B62D21/152Front or rear frames
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D25/00Superstructure or monocoque structure sub-units; Parts or details thereof not otherwise provided for
    • B62D25/08Front or rear portions

Description

本発明は、車体後部構造に関する。
車体後部構造として、例えば、リヤフレームを車幅方向の内側に谷折れさせるために車体前方から車体後方に向けて第1屈曲促進部、第2屈曲促進部、および第3屈曲促進部が3箇所に設けられたものが知られている。さらに、第1屈曲促進部および第2屈曲促進部の間の長さが、第2屈曲促進部および第3屈曲促進部の間の長さに比べて長く設定されている。以下、第1屈曲促進部、第2屈曲促進部、および第3屈曲促進部を、第1ビード、第2ビード、および第3ビードという。
リヤフレームによれば、例えば、後面衝突した際に入力した衝撃荷重により、第1ビードを支点として第2ビードを車幅方向の内側に折り曲げて衝撃エネルギーを吸収する(例えば、特許文献1参照)。
特許第6098622号公報
しかし、特許文献1のリヤフレームは第2ビードを車幅方向の内側に折り曲げて衝撃エネルギーを吸収するものであり、リヤフレームを衝撃荷重で車体前後方向(軸方向)に圧壊させることはできない。このため、リヤフレームに衝撃荷重が入力した際に、衝撃エネルギーを十分に吸収することは難しい。
本発明は、リヤフレームを車体前後方向に圧壊させて衝撃吸収エネルギーを増大できる車体後部構造を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提案している。
(1)本発明に係る車体後部構造は、車体後方において車幅方向の外側に設けられ、車体前後方向に延びるリヤフレーム(例えば、実施形態のリヤフレーム12)と、前記リヤフレームの後端部(例えば、実施形態の後端部12a)に結合され、車体後方に向けてアーチ形状に突出するビーム部材(例えば、実施形態のビーム部材13)と、を備え、前記リヤフレームは、前記ビーム部材に対して最も近い部位において、車幅方向内側の内側壁(例えば、実施形態の内側壁31)および車幅方向外側の外側壁(例えば、実施形態の外側壁32)に一対形成された一対の第1脆弱部(例えば、実施形態の第1内側ビード38、第1外側ビード39)と、前記第1脆弱部に対して車体前方に所定距離離れた部位において、前記内側壁および前記外側壁に形成された一対の第2脆弱部(例えば、実施形態の第2内側ビード41、第2外側ビード42)と、を有し、前記一対の第1脆弱部は、前記外側壁の前記第1脆弱部が前記内側壁の前記第1脆弱部に比べて脆弱性を増すように形成されている。
この構成によれば、リヤフレームの後端部にアーチ形状のビーム部材を結合させた。リヤフレームには、一対の第1脆弱部、および一対の第2脆弱部が形成されている。ビーム部材には、後面衝突により衝撃荷重が入力する。ビーム部材に衝撃荷重が入力することにより、入力した衝撃荷重でビーム部材が車幅方向外側に向けて延びて直線状に変形する。ビーム部材が車幅方向外側に向けて直線状に変形することにより、リヤフレームの後端部を車幅方向の外側に押す外向き荷重が発生する。
ここで、一対の第1脆弱部において、外側壁の第1脆弱部が内側壁の第1脆弱部に比べて脆弱性(易変形性)を増すように形成されている。よって、リヤフレームの後端部に外向き荷重が発生することにより、一対の第1脆弱部(特に、外側壁の第1脆弱部)を支点として、リヤフレームの後部に外向き曲げモーメントが発生する。
また、一対の第1脆弱部に対して車体前方に所定距離だけ離れた部位において、一対の第2脆弱部が形成されている。よって、一対の第2脆弱部を支点として、外向き曲げモーメントの反力によりリヤフレームに内向き曲げモーメントが発生する。この内向き曲げモーメントにより、外向き荷重に対抗する内向き荷重をリヤフレームに発生させる。
これにより、リヤフレームを車幅方向において内側および外側のいずれにも曲げることなく、車体前後方向(長手方向、軸方向)に圧壊させて衝撃吸収エネルギーを増大できる。
(2)前記リヤフレームは、前記リヤフレームの車体前方に設けられたサイドシル(例えば、実施形態のサイドシル25)に接続される前部(例えば、実施形態の前部21a)において、車体前方に向うに従って車幅方向の外側に湾曲状に形成された湾曲部(例えば、実施形態の湾曲部37)と、前記第2脆弱部の車体前方の部位において、前記内側壁に形成された第3脆弱部(例えば、実施形態の第3ビード43)と、を有してもよい。
この構成によれば、リヤフレームのうち、サイドシルに接続される前部に湾曲部が形成されている。このため、例えば、後面衝突によりリヤフレームに衝撃荷重が入力した際に、入力した衝撃荷重でリヤフレームが湾曲部を支点として車幅方向外側に折れ曲がろうとする。
そこで、リヤフレームのうち、第2脆弱部の車体前方の部位において内側壁に第3脆弱部を形成した。よって、入力した衝撃荷重で、リヤフレームを、第3脆弱部から車幅方向内側に折り曲げやすくできる。これにより、リヤフレームの折れ曲がりを車幅方向の外側および内側にバランスさせて、後面衝突の後期においても、リヤフレームを車体前後方向に圧壊させて衝撃吸収エネルギーを増大できる。
(3)前記リヤフレームは、リヤサスペンションを支持するサブフレーム(例えば、実施形態のリヤサブフレーム61)を固定する固定部(例えば、実施形態の後固定部23)の近傍において、前記外側壁と下面部(例えば、実施形態の下面部33)とが交差する外側角部(例えば、実施形態の外側角部36)に形成された下折れ脆弱部(例えば、実施形態の下折れビード44)を有してもよい。
この構成によれば、リヤフレームのうち、サブフレームを固定する固定部の近傍に下折れ脆弱部を形成した。よって、例えば、後面衝突によりリヤフレームに衝撃荷重が入力した際に、入力した衝撃荷重でリヤフレームを下折れビードを起点にして下向きに折り曲げることができる。これにより、サイドシルの脆弱部を支点にして上向きのモーメントを発生させることができる。したがって、サイドシルおよびリヤフレームを上方に突出させるように逆V字状に屈曲させることができ、衝撃吸収エネルギーを増大できる。
(4)前記リヤフレームは、内部に設けられた補強部材(例えば、実施形態の補強部材22)を備え、前記補強部材は、補強外側壁(例えば、実施形態の補強外側壁52)と補強下面部(例えば、実施形態の補強下面部53)とが交差する補強外側角部(例えば、実施形態の補強外側角部54)において、前記下折れ脆弱部に対応する部位に形成された補強脆弱部(例えば、実施形態の補強ビード55)を有してもよい。
この構成によれば、リヤフレームの内部に補強部材を備え、補強部材のうち下折れ脆弱部に対応する部位に補強脆弱部を形成した。よって、例えば、後面衝突によりリヤフレームに衝撃荷重が入力した際に、入力した衝撃荷重で補強部材を屈曲(変形)させることができる。これにより、補強部材で衝撃エネルギーを吸収することができ、衝撃吸収エネルギーを増大できる。
(5)前記リヤフレームは、前記リヤフレームの車体前方に設けられたサイドシル(例えば、実施形態のサイドシル25)に接続される前部(例えば、実施形態の前部21a)において、車体前方に向うに従って車幅方向の外側に湾曲状に形成された湾曲部(例えば、実施形態の湾曲部37)と、前記第2脆弱部の車体前方の部位において、前記内側壁に形成された第3脆弱部(例えば、実施形態の第3ビード43)と、を有し、前記補強部材は、前記第3脆弱部を避けるように、前記補強外側壁から補強内側壁(例えば、実施形態の補強内側壁51)に向うに従って車体前方に傾斜するように後端部(例えば、実施形態の補強後端部56)が形成されていてもよい。
この構成によれば、補強部材の後端部を、第3脆弱部を避けるように傾斜させた。よって、入力した衝撃荷重で、リヤフレームを、第3脆弱部から車幅方向内側に折り曲げやすくできる。これにより、リヤフレームの折れ曲がりを車幅方向の外側および内側にバランスさせて、後面衝突の後期においても、リヤフレームを車体前後方向に圧壊させることができる。
さらに、入力した衝撃荷重でリヤフレームを下折れビードを起点にして下向きに折り曲げることができる。よって、サイドシルの脆弱部を支点にして上向きのモーメントを発生させることができる。これにより、サイドシルおよびリヤフレームを上方に突出させるように逆V字状に屈曲させることができる。
このように、リヤフレームを車体前後方向に圧壊させ、さらに、サイドシルおよびリヤフレームを上方に突出させるように逆V字状に屈曲させることにより、衝撃吸収エネルギーを増大できる。
(6)前記リヤフレームから幅方向外側に張り出され、前部(例えば、実施形態の前部16a)に形成された第1稜線部(例えば、実施形態の第1稜線部73)を有するサイドパネル(例えば、実施形態のサイドパネル16)と、前記リヤフレームから幅方向外側に張り出されて前記リヤフレームおよびアウタパネル(例えば、実施形態のアウタパネル76)に架け渡され、前記第1稜線部に対して車体後方に位置する第2稜線部(例えば、実施形態の第2下稜線部87)を有するバルクヘッド(例えば、実施形態のバルクヘッド17)と、を備え、前記固定部は、車体前後方向において前記第1稜線部および前記第2稜線部の間に配置されていてもよい。
この構成によれば、サイドパネルに第1稜線部を形成し、バルクヘッドに第2稜線部を形成した。さらに、車体前後方向において第1稜線部および第2稜線部の間に、サブフレームを固定するための固定部を配置した。よって、車幅方向の外側から入力する横力を、第1稜線部および第2稜線部で支えることができる。これにより、固定部に作用する横力に対する剛性を向上させることができる。
ここで、バルクヘッドは、横力に対する剛性を確保するために、通常、閉断面構造に形成されている。この断面構造が、バルクヘッドの重量を軽減する妨げになっていた。そこで、第1稜線部および第2稜線部の間に固定部を配置して、横力に対する剛性を向上させるようにした。これにより、バルクヘッドを、閉断面構造にすることなく、第2稜線部を有する1枚面の構造にでき、バルクヘッドの重量を軽減できる。
(7)前記固定部は、前記リヤフレームの内部に設けられて、前記サブフレームを固定する締結部材(例えば、実施形態の締結ボルト67)が締結されるカラー部材(例えば、実施形態のカラーナット64)と、前記カラー部材に接続され、前記リヤフレームの内部に設けられた他のバルクヘッド(例えば、実施形態の補強バルクヘッド65)と、を備え、前記他のバルクヘッドは前記バルクヘッドに接続されていてもよい。
この構成によれば、固定部をカラー部材と他のバルクヘッドとで構成した。さらに、他のバルクヘッドをバルクヘッドに接続した。よって、車幅方向の外側から入力する横力を、第1稜線部および第2稜線部に加えて他のバルクヘッドおよびカラー部材で支えることができる。これにより、サブフレームの固定部に作用する横力に対する剛性を一層向上させることができる。
本発明によれば、リヤフレームを車体前後方向に圧壊させて衝撃吸収エネルギーを増大できる。
本発明に係る一実施形態の車体後部構造を示す底面図である。 一実施形態の車体後部構造の左側構成を示す底面図である。 一実施形態の車体後部構造の左側構成を示す平面図である。 図1のIV-IV線に沿って破断した断面図である。 図1のV部を拡大した底面図である。 一実施形態の車体後部構造のリヤフレームを示す底面図である。 図5のVII部を拡大した底面図である。 一実施形態の車体後部構造の補強部材を示す底面図である。 一実施形態の車体後部構造の後固定部を示す斜視図である。 図5のX-X線に沿って一部を破断した側面図である。 一実施形態の車体後部構造のリヤフレームを車体前後方向に圧壊する例を説明する底面図である。 一実施形態の車体後部構造のリヤフレームをサイドシルとともに逆V字状に屈曲させる例を説明する側面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて車体後部構造を説明する。なお、図面において、矢印FRは車両の前方、矢印UPは車両の上方、矢印LHは車両の左側方を示す。
<車体後部構造>
図1、図2に示すように、車体後部構造10は、例えば、左右のリヤフレーム12と、ビーム部材13と、リヤフロアパネル14と、左右のホイールハウス15と、左右のサイドパネル16と、左右のバルクヘッド17と、を備えている。
左リヤフレーム12および右リヤフレーム12は、車体後方において車幅方向の左右外側に間隔をあけて設けられ、車体前後方向に延びている。左リヤフレーム12の後端部12aおよび右リヤフレーム12の後端部12aにはビーム部材13が架け渡された状態で結合されている。ビーム部材13は、車体後方に向けて中央部13aが突出するようにアーチ形状に突出されている。
リヤフロアパネル14は、左リヤフレーム12および右リヤフレーム12の間に介在されている。左ホイールハウス15および左ホイールハウス15は、左リヤフレーム12および右リヤフレーム12のそれぞれの前半部12bに車幅方向外側から設けられている。
左サイドパネル16および右サイドパネル16は、左ホイールハウス15および左ホイールハウス15の車体後方において、左リヤフレーム12および右リヤフレーム12のそれぞれの後半部12cに車幅方向外側から設けられている。左バルクヘッド17および右バルクヘッド17は、左サイドパネル16の前部16aおよび右サイドパネル16の前部16aで、かつ、左リヤフレーム12および右リヤフレーム12に車幅方向外側からそれぞれ設けられている。
ここで、車体後部構造10は、概ね左右対称の構成であり、以下、左側の構成部材と右側の構成部材とに同じ符号を付して、左側の構成部材について説明して右側の構成部材の説明を省略する。また、左側の構成部材の左リヤフレーム12、左ホイールハウス15、左サイドパネル16、および左バルクヘッド17を、「リヤフレーム12」、「ホイールハウス15」、「サイドパネル16」、および「バルクヘッド17」と略記して説明する。
<リヤフレーム>
図2、図3に示すように、リヤフレーム12は、リヤフレーム本体21と、補強部材22と、後固定部(固定部)23と、を備えている。リヤフレーム12は、車体骨格の一部を形成する剛性の高い部材である。
リヤフレーム本体21は、左側のサイドシル25(以下、サイドシル25と略記する)の後部25aから車体後方に向けて延びている。サイドシル25は、車体前後方向の中央においてリヤフレーム12の車体前方に設けられている。サイドシル25は、車幅方向の左外側において車体前後方向に延び、車体骨格の一部を形成する剛性の高い部材である。サイドシル25は、後部25a寄りの部位にサイドシル脆弱部26(図12参照)を有する。
図3から図5に示すように、リヤフレーム本体21は、内側壁(内側面)31と、外側壁(外側面)32と、下面部33と、内フランジ34と、外フランジ35と、により断面ハット状に形成されている。
リヤフレーム本体21は、湾曲部37と、一対の第1ビード(第1脆弱部)38,39と、一対の第2ビード(第2脆弱部)41,42と、第3ビード(第3脆弱部)43と、下折れビード(下折れ脆弱部)44と、を有する。
図2に示すように、リヤフレーム本体21は、前部21aがサイドシル25の後部25aに接続され、前部21aに湾曲部37が形成されている。湾曲部37は、サイドシル25の後部25aに向うに従って車幅方向の外側へ湾曲状に張り出すように形成されている。
図5、図6に示すように、一対の第1ビード38,39は、リヤフレーム本体21のうちビーム部材13に対して最も近い部位において、車幅方向内側の内側壁31および車幅方向外側の外側壁32にそれぞれ形成されている。以下、内側壁31に形成された第1ビード38を「第1内側ビード38」、外側壁32に形成された第1ビード39を「第1外側ビード39」ということもある。
第1内側ビード38は、例えば、内側壁31において車幅方向の外側に向けて凹むように凹状に形成され、内側壁31の上辺から下辺まで上下方向に延びている。第1外側ビード39は、例えば、外側壁32において車幅方向の内側に向けて凹むように凹状に形成され、外側壁32の上辺から下辺まで上下方向に延びている。
第1外側ビード39は、第1内側ビード38に比べて脆弱性(易変形性)を増すように形成されている。具体的には、第1外側ビード39は、第1内側ビード38に比べて車体前後方向のビード幅W1が大きく、あるいはビード深さD1が大きく形成されている。
なお、実施形態では、第1脆弱部をビードで形成する例について説明するが、その他の例として、例えば、肉厚を薄くする、あるいは開口部を開けるなどの他の手段で第1脆弱部を形成してしてもよい。
一対の第2ビード41は、リヤフレーム本体21のうち第1内側ビード38および第1外側ビード39に対して車体前方に所定距離だけ離れた部位において、内側壁31および外側壁32にそれぞれ形成されている。以下、内側壁31に形成された第2ビード41を「第2内側ビード41」、外側壁32に形成された第2ビード42を「第2外側ビード42」ということもある。
第2内側ビード41は、例えば、内側壁31において車幅方向の外側に向けて凹むように凹状に形成され、内側壁31の上辺から下辺まで上下方向に延びている。第2外側ビード42は、例えば、外側壁32において車幅方向の内側に向けて凹むように凹状に形成され、外側壁32の上辺から下辺まで上下方向に延びている。
第2内側ビード41および第2外側ビード42は、同じ脆弱性(易変形性)に形成されている。具体的には、第2内側ビード41および第2外側ビード42は、車体前後方向のビード幅W2や、ビード深さD2が同じ形状に形成されている。
実施形態では、第2内側ビード41および第2外側ビード42を同じ脆弱性に形成する例について説明するが、これに限らない。その他の例として、第2内側ビード41を、第2外側ビード42に比べて脆弱性が増すように形成してもよい。具体的には、第2内側ビード41を、第2外側ビード42に比べて車体前後方向のビード幅W2を大きく、あるいはビード深さD2を大きく形成してもよい。
なお、実施形態では、第2脆弱部をビードで形成する例について説明するが、その他の例として、例えば、肉厚を薄くする、あるいは開口部を開けるなどの他の手段で第2脆弱部を形成してしてもよい。
第3ビード43は、リヤフレーム本体21のうち一対の第2ビード41,42の車体前方の部位において、内側壁31のみに車体前後方向に間隔をあけて一対形成されている。第3ビード43は、例えば、車幅方向の外側に向けて凹むように凹状に形成され、内側壁31の上辺から下辺まで上下方向に延びることにより、脆弱部に形成されている。
なお、実施形態では、第3脆弱部をビードで形成する例について説明するが、その他の例として、例えば、肉厚を薄くする、あるいは開口部を開けるなどの他の手段で第3脆弱部を形成してしてもよい。また、実施形態では、2つの第3ビード43を例示するが、第3ビード43の個数は適宜選択が可能である。
図6、図7に示すように、下折れビード44は、リヤフレーム本体21のうち後固定部23(図3も参照)の車体前方側の近傍において、外側壁32と下面部33とが交差する外側角部36に形成されている。下折れビード44は、例えば、リヤフレーム本体21の外側角部36からリヤフレーム本体21の内側に向けて凹むように凹状に形成されることにより、脆弱部に形成されている。
なお、実施形態では、下折れ脆弱部をビードで形成する例について説明するが、その他の例として、例えば、肉厚を薄くする、あるいは開口部を開けるなどの他の手段で下折れ脆弱部を形成してしてもよい。
図3、図4に示すように、断面ハット状に形成されたリヤフレーム本体21の内部に補強部材22が設けられている。補強部材22は、補強内側壁(補強内側面)51と、補強外側壁(補強外側面)52と、補強下面部53と、により断面U字状に形成されている。
補強内側壁51は、リヤフレーム本体21の内側壁31に沿って形成され、内側壁31に接合されている。補強外側壁52は、リヤフレーム本体21の外側壁32に沿って形成され、外側壁32に接合されている。補強下面部53は、リヤフレーム本体21の下面部33に沿って形成され、下面部33に接合されている。リヤフレーム本体21の内部に補強部材22が接合されることにより、リヤフレーム本体21が補強部材22で補強されている。
図3、図8に示すように、補強部材22は、補強ビード(補強脆弱部)55と、補強後端部56と、を有する。補強ビード55は、補強外側壁52と補強下面部53とが交差する補強外側角部54において、リヤフレーム本体21の下折れビード44(図7参照)に対応する部位に形成されている。
補強ビード55は、例えば、補強部材22の補強外側角部54から補強部材22の内側に向けて凹むように凹状に形成されることにより、脆弱部に形成されている。
なお、実施形態では、補強脆弱部をビードで形成する例について説明するが、その他の例として、例えば、肉厚を薄くする、あるいは開口部を開けるなどの他の手段で補強脆弱部を形成してしてもよい。
補強部材22の補強後端部56は、補強内側壁51の後端部51a、補強外側壁52の後端部52a、および補強下面部53の後端部53aで形成されている。補強部材22の補強後端部56は、補強下面部53の後端部53aが補強外側壁52の後端部52aから補強内側壁51の後端部51aに向うに従って車体前方に傾斜するように形成されている。これにより、補強部材22の補強後端部56は、リヤフレーム本体21の第3ビード43(図5も参照)を避けるように傾斜されている。
図4、図9に示すように、リヤフレーム本体21には後固定部23が設けられている。
後固定部23は、補強部材22の内部に配置されている。後固定部23は、例えば、リヤサブフレーム(サブフレーム)61の左側後端部61aを固定する。リヤサブフレーム61は、例えば、リヤサスペンション(図示せず)を支持するフレームである。具体的には、後固定部23は、カラーナット(カラー部材)64と、補強バルクヘッド(他のバルクヘッド)65と、を備えている。
カラーナット64は、補強部材22の補強下面部53の開口部53b(図8も参照)を経て、リヤフレーム本体21の下面部33の固定部位33aに基部64aが接続されている。カラーナット64は、補強部材22(すなわち、リヤフレーム12)の内部に設けられている。リヤフレーム本体21の固定部位33aは、例えば、リヤサブフレーム61の左側後端部61aが固定される部位である。
カラーナット64には、例えば、締結ボルト(締結部材)67が下方から締結されることにより支持される。これにより、リヤフレーム本体21の固定部位33aに、例えば、リヤサブフレーム61の左側後端部61aが下方から締結ボルト67により固定されている。
補強バルクヘッド65は、補強部材22(すなわち、リヤフレーム12)の内部に配置されて、リヤフレーム12の内部を車体前後方向において仕切るように設けられている。補強バルクヘッド65によってリヤフレーム12の剛性が確保されている。この補強バルクヘッド65にはカラーナット64が接続されている。カラーナット64が補強バルクヘッド65により強固に支持されている。
補強バルクヘッド65は、内側辺65aと、外側辺65bと、上側辺65cと、下側辺65dと、を有する。内側辺65aは補強内側壁51に接続されている。下側辺65dは補強下面部53に接続されている。上側辺65cは、リヤフレーム12のフレームカバー68に接続されている。フレームカバー68は、リヤフレーム12の内フランジ34および外フランジ35に接続されている。
外側辺65bは、補強部材22の内部から補強外側壁52の開口部52bを経てリヤフレーム本体21の外側壁32に接触され、外側壁32およびバルクヘッド17のバルクヘッド内折曲辺84(後述する)に接続されている。
図5、図9、図10に示すように、リヤフレーム12にはサイドパネル16と、バルクヘッド17と、が車幅方向の外側から接続されている。
サイドパネル16は、サイドパネル本体71と、前折曲辺72と、第1稜線部73と、を有する。サイドパネル本体71は、リヤフレーム12の後半部12cから幅方向の外側に張り出され、前辺71aがリヤフレーム本体21の外側壁32から車幅方向の外側に向うに従って車体後方に傾斜するように傾斜状に延びている。
前折曲辺72は、前辺71aから上方に向けて立ち上げるように折り曲げられている。前折曲辺72にはホイールハウス15の後辺15aが接続されている。
第1稜線部73は、サイドパネル本体71の前辺71aと前折曲辺72との交差部により、サイドパネル16の前部に形成されている。第1稜線部73は、サイドパネル16の前部において、車体前方側で、かつ下方側に突出するように稜線状に形成されている。第1稜線部73は、リヤフレーム本体21の外側壁32から車幅方向の外側に向うに従って車体後方に傾斜するように前辺71aに沿って傾斜状に延びている。
バルクヘッド17は、サイドパネル16の下方で、かつ、第1稜線部73の車体後方に配置されている。バルクヘッド17は、リヤフレーム本体21の外側壁32から幅方向外側に張り出されることにより、外側壁32とアウタパネル76(図4参照)とに架け渡されている。アウタパネル76は、車両の外側部を形成することにより、外面を装飾するパネルである。
バルクヘッド17は、バルクヘッド縦壁81と、バルクヘッド上折曲辺82と、バルクヘッド下折曲辺83と、バルクヘッド内折曲辺84と、バルクヘッド外折曲辺85と、第2上稜線部86と、第2下稜線部(第2稜線部)87と、を有する。
バルクヘッド縦壁81は、第1稜線部73の車体後方において上下方向に向けて立ち上げられ、リヤフレーム本体21の外側壁32から第1稜線部73に沿って傾斜状に延びている。バルクヘッド縦壁81の上辺からバルクヘッド上折曲辺82が車体前方に向けて折り曲げられている。バルクヘッド上折曲辺82は、サイドパネル本体71に下方から接続されている。
バルクヘッド縦壁81の下辺からバルクヘッド下折曲辺83が車体後方に向けて折り曲げられている。バルクヘッド下折曲辺83は、基端部83aがリヤフレーム本体21の下面部33および補強部材22の補強下面部53(図7、図8参照)に接続されている。バルクヘッド縦壁81の内辺からバルクヘッド内折曲辺84が車体前方に向けて折り曲げられている。バルクヘッド内折曲辺84は、リヤフレーム本体21の外側壁32および補強バルクヘッド65の外側辺65b(図4も参照)に接続されている。バルクヘッド縦壁81の外辺からバルクヘッド外折曲辺85が車体後方に向けて折り曲げられている。バルクヘッド外折曲辺85はアウタパネル76(図4参照)に接続されている。
第2上稜線部86は、バルクヘッド縦壁81とバルクヘッド上折曲辺82との交差部により、バルクヘッド17の上部に形成されている。第2上稜線部86は、第1稜線部73の車体後方に位置し、第1稜線部73に沿って傾斜状に延びている。
第2下稜線部87は、バルクヘッド縦壁81とバルクヘッド下折曲辺83との交差部により、バルクヘッド17の下部に形成されている。第2下稜線部87は、第2上稜線部86の下方で、かつ、第1稜線部73の車体後方に配置され、第1稜線部73および第2上稜線部86に沿って傾斜状に延びている。
図3、図8に示すように、車体前後方向において、第1稜線部73の基端部73aと第2上稜線部86の基端部86aとの間に後固定部23(特に、カラーナット64)が配置されている。また、車体前後方向において、第1稜線部73の基端部73aと第2下稜線部87の基端部87aとの間に後固定部23(特に、カラーナット64)が配置されている。
以上説明したように、実施形態の車体後部構造10によれば、図1、図11に示すように、左リヤフレーム12の後端部12aおよび右リヤフレーム12の後端部12aにアーチ形状のビーム部材13が結合されている。左リヤフレーム12には、一対の第1ビード38,39(すなわち、第1内側ビード38、第1外側ビード39)、および一対の第2ビード41,42(すなわち、第2内側ビード41、第2外側ビード42)がそれぞれ形成されている。同様に、右リヤフレーム12には、一対の第1ビード38,39(すなわち、第1内側ビード38、第1外側ビード39)、および一対の第2ビード41,42(すなわち、第2内側ビード41、第2外側ビード42)がそれぞれ形成されている。
この状態において、ビーム部材13には、例えば、後面衝突により衝撃荷重F1が車体後方から入力する。ビーム部材13は、中央部13aが車体後方に向けてアーチ形状に突出されている。よって、ビーム部材13の中央部13aに衝撃荷重F1が入力することにより、入力した衝撃荷重F1でビーム部材13が車幅方向外側に向けて延びて直線状に変形する。ビーム部材13が直線状に変形することにより、左リヤフレーム12および右リヤフレーム12の各後端部12aを車幅方向の外側に押す外向き荷重F2が発生する。
ここで、一対の第1ビード38,39において、外側壁32の第1外側ビード39が内側壁31の第1内側ビード38に比べて脆弱性を増すように形成されている。よって、左右のリヤフレーム12の後端部12aに外向き荷重F2が発生することにより、一対の第1ビード38,39(特に、第1外側ビード39)を支点として、左右のリヤフレーム12の後部12dに外向き曲げモーメントM1が発生する。
また、一対の第1ビード38,39に対して車体前方に所定距離だけ離れた部位において、一対の第2ビード41,42が形成されている。よって、一対の第2ビード41,42(特に、第2内側ビード41)を支点として、外向き曲げモーメントM1の反力により、左右のリヤフレーム12に内向き曲げモーメントM2が発生する。この内向き曲げモーメントM2により、外向き荷重F2に対抗する内向き荷重F3を左右のリヤフレーム12に発生させる。
これにより、左リヤフレーム12および右リヤフレーム12を車幅方向において内側および外側のいずれにも曲げることなく、車体前後方向(長手方向、軸方向)に圧壊させて衝撃吸収エネルギーを増大できる。
また、図2に示すように、リヤフレーム12のうち、サイドシル25に接続される前部21aに湾曲部37が形成されている。このため、例えば、後面衝突によりリヤフレーム12に衝撃荷重F1が車体後方から入力した際に、入力した衝撃荷重F1でリヤフレーム12が湾曲部37を支点として車幅方向外側に折れ曲がろうとする。
そこで、リヤフレーム12のうち、一対の第2ビード41,42の車体前方の部位において内側壁31のみに一対の第3ビード43を形成した。よって、入力した衝撃荷重F1で、リヤフレーム12が、第3ビード43から車幅方向内側に折り曲げやすく形成されている。これにより、リヤフレーム12の折れ曲がりを車幅方向の外側および内側にバランスさせて、後面衝突の後期においても、リヤフレーム12を車体前後方向に圧壊させて衝撃吸収エネルギーを増大できる。
さらに、図7、図12に示すように、リヤフレーム12のうち、サブフレームの後固定部23(具体的には、固定部位33a)の近傍に下折れビード44を形成した。よって、例えば、後面衝突によりリヤフレーム12に衝撃荷重F1が車体後方から入力した際に、入力した衝撃荷重F1でリヤフレーム12を下折れビード44を起点にして下向きに折り曲げることができる。これにより、サイドシル25のサイドシル脆弱部26を支点にして上向きのモーメントM3を発生させることができる。したがって、サイドシル25およびリヤフレーム12を上方に突出させるように逆V字状に屈曲させることができ、衝撃吸収エネルギーを増大できる。
加えて、図8、図12に示すように、リヤフレーム12の内部に補強部材22が設けられ、補強部材22のうち下折れビード44に対応する部位に補強ビード55が形成されている。よって、例えば、後面衝突によりリヤフレーム12に衝撃荷重F1が車体後方から入力した際に、入力した衝撃荷重F1で補強部材22を屈曲(変形)させることができる。これにより、補強部材22で衝撃エネルギーを吸収することができ、衝撃吸収エネルギーを増大できる。
また、図3に示すように、補強部材22の補強後端部56を、第3ビード43を避けるように傾斜させた。よって、車体後方から入力した衝撃荷重F1で、リヤフレーム12を、第3ビード43から車幅方向内側に折り曲げやすくできる。これにより、リヤフレーム12の折れ曲がりを車幅方向の外側および内側にバランスさせて、後面衝突の後期においても、リヤフレーム12を車体前後方向に圧壊させることができる。
さらに、図12に示すように、後面衝突の後期においても、リヤフレーム12を車体前後方向に圧壊させることにより、入力した衝撃荷重F1でリヤフレーム12を下折れビード44(図7参照)を起点にして下向きに折り曲げることができる。よって、サイドシル25のサイドシル脆弱部26を支点にして上向きのモーメントM3を発生させることができる。これにより、サイドシル25およびリヤフレーム12を上方に突出させるように逆V字状に屈曲させることができる。
このように、リヤフレーム12を車体前後方向に圧壊させ、さらに、サイドシル25およびリヤフレーム12を上方に突出させるように逆V字状に屈曲させることにより、衝撃吸収エネルギーを増大できる。
また、図3、図5に示すように、サイドパネル16に第1稜線部73を形成し、バルクヘッド17に第2下稜線部87を形成した。さらに、車体前後方向において第1稜線部73および第2下稜線部87の間に、リヤサブフレーム61(具体的には、左側後端部61a)(図4参照)を固定するための後固定部23を配置した。よって、車幅方向の外側から入力する横力F4を、第1稜線部73および第2下稜線部87で支えることができる。これにより、後固定部23に作用する横力F4に対する剛性を向上させることができる。
さらに、バルクヘッド17に第2上稜線部86を形成した。加えて、車体前後方向において第1稜線部73および第2上稜線部86の間に後固定部23を配置した。よって、車幅方向の外側から入力する横力F4を、第2上稜線部86でも支えることができる。これにより、後固定部23に作用する横力F4に対する剛性を一層向上させることができる。
ここで、バルクヘッド17は、横力F4に対する剛性を確保するために、通常、閉断面構造に形成されている。この断面構造が、バルクヘッド17の重量を軽減する妨げになっていた。そこで、特に、第1稜線部73および第2下稜線部87の間に後固定部23を配置して、横力F4に対する剛性を向上させるようにした。これにより、バルクヘッド17を、閉断面構造にすることなく、特に第2下稜線部87を有する1枚面の構造にでき、バルクヘッド17の重量を軽減できる。
実施形態では、バルクヘッド17を、第2上稜線部86および第2下稜線部87を有する1枚面の構造にでき、バルクヘッド17の重量を軽減できる。
加えて、図3、図4、図9に示すように、後固定部23をカラーナット64と補強バルクヘッド65とで構成した。さらに、補強バルクヘッド65のバルクヘッド外折曲辺85をバルクヘッド17のバルクヘッド内折曲辺84にリヤフレーム本体21の外側壁32を介して接続した。よって、車幅方向の外側から入力する横力F4(図3参照)を、第1稜線部73、第2上稜線部86、および第2下稜線部87に加えて補強バルクヘッド65およびカラーナット64で支えることができる。これにより、後固定部23に作用する横力F4に対する剛性を一層向上させることができる。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
その他、本発明の趣旨に逸脱しない範囲で、前記実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、前記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
10 車体後部構造
12 リヤフレーム(左右のリヤフレーム)
12a リヤフレームの後端部
13 ビーム部材
16 サイドパネル(左右のサイドパネル)
16a 前部(サイドパネルの前部)
17 バルクヘッド(左右のバルクヘッド)
21 リヤフレーム本体
21a 前部(リヤフレームの前部)
22 補強部材
23 後固定部(固定部)
25 サイドシル
31 内側壁
32 外側壁
33 下面部
36 外側角部
37 湾曲部
38 第1内側ビード(一対の第1脆弱部のうち内側壁に形成された第1脆弱部)
39 第1外側ビード(一対の第1脆弱部のうち外側壁に形成された第1脆弱部)
41 第2内側ビード(一対の第2脆弱部のうち内側壁に形成された第2脆弱部)
42 第2外側ビード(一対の第2脆弱部のうち外側壁に形成された第2脆弱部)
43 第3ビード(第3脆弱部)
44 下折れビード(下折れ脆弱部)
51 補強内側壁
52 補強外側壁
53 補強下面部
54 補強外側角部
55 補強ビード(補強脆弱部)
56 補強後端部(後端部)
61 リヤサブフレーム(サブフレーム)
64 カラーナット(カラー部材)
65 補強バルクヘッド(他のバルクヘッド)
67 締結ボルト(締結部材)
73 第1稜線部
76 アウタパネル
87 第2下稜線部(第2稜線部)

Claims (7)

  1. 車体後方において車幅方向の外側に設けられ、車体前後方向に延びるリヤフレームと、
    前記リヤフレームの後端部に結合され、車体後方に向けてアーチ形状に突出するビーム部材と、を備え、
    前記リヤフレームは、
    前記ビーム部材に対して最も近い部位において、車幅方向内側の内側壁および車幅方向外側の外側壁に一対形成された一対の第1脆弱部と、
    前記第1脆弱部に対して車体前方に所定距離離れた部位において、前記内側壁および前記外側壁に形成された一対の第2脆弱部と、を有し、
    前記一対の第1脆弱部は、
    前記外側壁の前記第1脆弱部が前記内側壁の前記第1脆弱部に比べて脆弱性を増すように形成されている、
    ことを特徴とする車体後部構造。
  2. 前記リヤフレームは、
    前記リヤフレームの車体前方に設けられたサイドシルに接続される前部において、車体前方に向うに従って車幅方向の外側に湾曲状に形成された湾曲部と、
    前記第2脆弱部の車体前方の部位において、前記内側壁に形成された第3脆弱部と、を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の車体後部構造。
  3. 前記リヤフレームは、
    リヤサスペンションを支持するサブフレームを固定する固定部の近傍において、前記外側壁と下面部とが交差する外側角部に形成された下折れ脆弱部を有する、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車体後部構造。
  4. 前記リヤフレームは、
    内部に設けられた補強部材を備え、
    前記補強部材は、
    補強外側壁と補強下面部とが交差する補強外側角部において、前記下折れ脆弱部に対応する部位に形成された補強脆弱部を有する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の車体後部構造。
  5. 前記リヤフレームは、
    前記リヤフレームの車体前方に設けられたサイドシルに接続される前部において、車体前方に向うに従って車幅方向の外側に湾曲状に形成された湾曲部と、
    前記第2脆弱部の車体前方の部位において、前記内側壁に形成された第3脆弱部と、を有し、
    前記補強部材は、
    前記第3脆弱部を避けるように、前記補強外側壁から補強内側壁に向うに従って車体前方に傾斜するように後端部が形成されている、
    ことを特徴とする請求項4に記載の車体後部構造。
  6. 前記リヤフレームから幅方向外側に張り出され、前部に形成された第1稜線部を有するサイドパネルと、
    前記リヤフレームから幅方向外側に張り出されて前記リヤフレームおよびアウタパネル76に架け渡され、前記第1稜線部に対して車体後方に位置する第2稜線部を有するバルクヘッドと、を備え、
    前記固定部は、
    車体前後方向において前記第1稜線部および前記第2稜線部の間に配置されている、
    ことを特徴とする請求項3から請求項5のいずれか1項に記載の車体後部構造。
  7. 前記固定部は、
    前記リヤフレームの内部に設けられて、前記サブフレームを固定する締結部材が締結されるカラー部材と、
    前記カラー部材に接続され、前記リヤフレームの内部に設けられた他のバルクヘッドと、を備え、
    前記他のバルクヘッドは前記バルクヘッドに接続されている、
    ことを特徴とする請求項6に記載の車体後部構造。
JP2021021043A 2021-02-12 2021-02-12 車体後部構造 Active JP7158514B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021021043A JP7158514B2 (ja) 2021-02-12 2021-02-12 車体後部構造
CN202210024118.2A CN114919665A (zh) 2021-02-12 2022-01-10 车身后部结构
US17/584,424 US20220258808A1 (en) 2021-02-12 2022-01-26 Vehicle body rear part structure

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021021043A JP7158514B2 (ja) 2021-02-12 2021-02-12 車体後部構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2022123623A JP2022123623A (ja) 2022-08-24
JP7158514B2 true JP7158514B2 (ja) 2022-10-21

Family

ID=82801968

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021021043A Active JP7158514B2 (ja) 2021-02-12 2021-02-12 車体後部構造

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20220258808A1 (ja)
JP (1) JP7158514B2 (ja)
CN (1) CN114919665A (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003312534A (ja) 2002-04-23 2003-11-06 Nissan Motor Co Ltd 車体骨格フレームの補強構造
WO2016098567A1 (ja) 2014-12-18 2016-06-23 本田技研工業株式会社 車体フレーム
JP2016199187A (ja) 2015-04-13 2016-12-01 新日鐵住金株式会社 衝撃吸収部材、車体および衝撃吸収方法
JP6098622B2 (ja) 2014-12-05 2017-03-22 マツダ株式会社 自動車の後部車体構造

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2582174Y2 (ja) * 1992-09-24 1998-09-30 マツダ株式会社 前部車体構造
JPH11171048A (ja) * 1997-12-16 1999-06-29 Toyota Motor Corp 車輌の車体後部構造
US7784858B2 (en) * 2007-06-22 2010-08-31 Honda Motor Co., Ltd. Rear vehicle body structure
JP6434876B2 (ja) * 2015-08-25 2018-12-05 本田技研工業株式会社 車体後部構造
JP6276237B2 (ja) * 2015-10-19 2018-02-07 本田技研工業株式会社 車体前部構造
JP6358300B2 (ja) * 2016-09-06 2018-07-18 マツダ株式会社 車両の後部車体構造
JP6575917B2 (ja) * 2017-07-06 2019-09-18 本田技研工業株式会社 車体後部構造
JP6619779B2 (ja) * 2017-08-25 2019-12-11 本田技研工業株式会社 車両後部構造
JP7201145B2 (ja) * 2018-09-13 2023-01-10 ダイハツ工業株式会社 車両前部構造
JP7408927B2 (ja) * 2019-06-07 2024-01-09 マツダ株式会社 車両の後部車体構造

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003312534A (ja) 2002-04-23 2003-11-06 Nissan Motor Co Ltd 車体骨格フレームの補強構造
JP6098622B2 (ja) 2014-12-05 2017-03-22 マツダ株式会社 自動車の後部車体構造
WO2016098567A1 (ja) 2014-12-18 2016-06-23 本田技研工業株式会社 車体フレーム
JP2016199187A (ja) 2015-04-13 2016-12-01 新日鐵住金株式会社 衝撃吸収部材、車体および衝撃吸収方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20220258808A1 (en) 2022-08-18
CN114919665A (zh) 2022-08-19
JP2022123623A (ja) 2022-08-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4654917B2 (ja) 車体後部構造
JP6156258B2 (ja) 車両前部構造
JP5999134B2 (ja) 車両前部構造
US9764765B2 (en) Vehicle-body front structure
JP4272626B2 (ja) 車体下側部構造
CN107922015B (zh) 车辆的框架结构
JP7316513B2 (ja) 車両の車体構造
JP2007112260A (ja) 車体前部構造
JP2008189137A (ja) 車体構造
JP6600873B2 (ja) 車体構造
JP6560710B2 (ja) 車体前部構造
JP2010125870A (ja) 車体下部構造
JP5009068B2 (ja) 車体後部構造
JP7318478B2 (ja) 車両の前部車体構造
JP4728370B2 (ja) 車体前部構造
JP2010228642A (ja) 車両の車体下部構造
JP2010120525A (ja) 車体下部構造
JP7290123B2 (ja) 車両の前部車体構造
JP2005170076A (ja) 自動車の車体構造
JP7158514B2 (ja) 車体後部構造
JP2014040209A (ja) 車両の車体下部構造
JP7177816B2 (ja) 車体前部構造
JP2022083565A (ja) 車体構造
JP5818477B2 (ja) 自動車の前部車体構造
JP7213292B2 (ja) 車体後部構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210928

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221004

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20221011

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7158514

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150