JP6427585B2 - 昇降機能付き受湯台車および受湯搬送方法 - Google Patents

昇降機能付き受湯台車および受湯搬送方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6427585B2
JP6427585B2 JP2016548468A JP2016548468A JP6427585B2 JP 6427585 B2 JP6427585 B2 JP 6427585B2 JP 2016548468 A JP2016548468 A JP 2016548468A JP 2016548468 A JP2016548468 A JP 2016548468A JP 6427585 B2 JP6427585 B2 JP 6427585B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ladle
receiving
lifting
carriage
molten metal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016548468A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2016042609A1 (ja
Inventor
西田 理
理 西田
星野 正則
正則 星野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sintokogio Ltd
Fujiwa Denki Co Ltd
Original Assignee
Sintokogio Ltd
Fujiwa Denki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sintokogio Ltd, Fujiwa Denki Co Ltd filed Critical Sintokogio Ltd
Publication of JPWO2016042609A1 publication Critical patent/JPWO2016042609A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6427585B2 publication Critical patent/JP6427585B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D41/00Casting melt-holding vessels, e.g. ladles, tundishes, cups or the like
    • B22D41/12Travelling ladles or similar containers; Cars for ladles
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F27FURNACES; KILNS; OVENS; RETORTS
    • F27DDETAILS OR ACCESSORIES OF FURNACES, KILNS, OVENS, OR RETORTS, IN SO FAR AS THEY ARE OF KINDS OCCURRING IN MORE THAN ONE KIND OF FURNACE
    • F27D3/00Charging; Discharging; Manipulation of charge
    • F27D3/06Charging or discharging machines on travelling carriages
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F27FURNACES; KILNS; OVENS; RETORTS
    • F27DDETAILS OR ACCESSORIES OF FURNACES, KILNS, OVENS, OR RETORTS, IN SO FAR AS THEY ARE OF KINDS OCCURRING IN MORE THAN ONE KIND OF FURNACE
    • F27D3/00Charging; Discharging; Manipulation of charge
    • F27D3/12Travelling or movable supports or containers for the charge
    • F27D3/123Furnace cars
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F27FURNACES; KILNS; OVENS; RETORTS
    • F27DDETAILS OR ACCESSORIES OF FURNACES, KILNS, OVENS, OR RETORTS, IN SO FAR AS THEY ARE OF KINDS OCCURRING IN MORE THAN ONE KIND OF FURNACE
    • F27D3/00Charging; Discharging; Manipulation of charge
    • F27D2003/0085Movement of the container or support of the charge in the furnace or in the charging facilities
    • F27D2003/0086Up or down
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F27FURNACES; KILNS; OVENS; RETORTS
    • F27DDETAILS OR ACCESSORIES OF FURNACES, KILNS, OVENS, OR RETORTS, IN SO FAR AS THEY ARE OF KINDS OCCURRING IN MORE THAN ONE KIND OF FURNACE
    • F27D3/00Charging; Discharging; Manipulation of charge
    • F27D2003/0085Movement of the container or support of the charge in the furnace or in the charging facilities
    • F27D2003/0091Horizontally
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F27FURNACES; KILNS; OVENS; RETORTS
    • F27DDETAILS OR ACCESSORIES OF FURNACES, KILNS, OVENS, OR RETORTS, IN SO FAR AS THEY ARE OF KINDS OCCURRING IN MORE THAN ONE KIND OF FURNACE
    • F27D3/00Charging; Discharging; Manipulation of charge
    • F27D3/12Travelling or movable supports or containers for the charge
    • F27D2003/125Charging cars, lift trolleys
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F27FURNACES; KILNS; OVENS; RETORTS
    • F27DDETAILS OR ACCESSORIES OF FURNACES, KILNS, OVENS, OR RETORTS, IN SO FAR AS THEY ARE OF KINDS OCCURRING IN MORE THAN ONE KIND OF FURNACE
    • F27D3/00Charging; Discharging; Manipulation of charge
    • F27D3/12Travelling or movable supports or containers for the charge
    • F27D2003/125Charging cars, lift trolleys
    • F27D2003/127Charging cars, lift trolleys for carrying pots

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)

Description

本発明は、炉から溶湯を受湯する取鍋を搬送するための受湯台車および受湯搬送方法に関し、特に昇降機能付き受湯台車および取鍋を昇降させる受湯搬送方法に関する。
鋳造工場では溶解炉等で溶解した高温の溶湯を注湯設備まで運び、注湯設備において鋳型に注湯することで製品を鋳造する。従来は、溶解炉等から注湯設備まで溶湯を運ぶため、溶湯を取鍋で受湯し、取鍋をクレーンで注湯設備まで搬送していた。しかし、高温の溶湯を貯留する取鍋をクレーンで搬送するのでは、作業者が高温の溶湯に近づく危険性や、クレーンで吊り下げられた取鍋が落下する危険性があるなどの問題があった。
そこで、走行台車やローラーコンベアを用いて取鍋を搬送する方法が採用され始めている(国際公開WO2010/122900参照)。しかし、鋳造工場は広く、溶解炉や保持炉の設置時期と、注湯設備の設置時期が異なるなど、全体の敷地がフラットであることはまれで、受湯する位置の高さと注湯する位置の高さが異なることが多いのが実情である。そこで、その高さの差を調整できるように、受湯取鍋の溶湯を注湯取鍋に移すための取鍋を搬送する台車に、取鍋を昇降する機構を設けることが望まれている。
ところで、鋳造工場を改造する場合に、溶解炉の高さを基準とする場合が多い。この場合には、受湯する高さより低い位置で取鍋を搬送したり、注湯したりする必要も生じ得る。そこで、溶解炉等から受湯する受湯取鍋を昇降するのが実用的に好ましい。ただし、溶解炉は高温であるので、熱の影響を受けやすい設備を溶解炉に近づけるのは好ましくない。
そこで、本発明は、受湯取鍋を安全に昇降して搬送できる昇降機能付き受湯台車および受湯搬送方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様に係る昇降機能付き受湯台車10は、例えば図1および図2に示すように、溶湯を受湯する取鍋Aを注湯設備まで搬送するための受湯台車10であって:経路L上を走行する台車20と;台車20上に設置されるガイド柱30と;ガイド柱30から水平方向に延び、台車20上で昇降可能な昇降フレーム40と;昇降フレーム40に設置され、取鍋Aをその上に載置して水平方向に移動する取鍋移動機構50と;昇降フレーム40を昇降する昇降フレーム昇降装置60とを備える。
このように構成すると、溶湯を受湯した取鍋を昇降フレームで昇降できるので、注湯レベルと受湯レベルが異なっていても、レベル合せが容易にできる。また、昇降フレームで取鍋を上昇させながら、取鍋移動機構で取鍋を炉に接近させることができるので、昇降フレーム昇降装置などの他の装置を溶解炉等から離したままで、溶解炉等から溶湯を取鍋に受湯することができる。
本発明の第2の態様に係る昇降機能付き受湯台車10は、例えば図4〜図7に示すように、第1の態様に係る昇降機能付き受湯台車10において、昇降フレーム40は、鉛直方向に離間して設置される2つの保持ローラー44を有し、ガイド柱30には、鉛直方向に形成されて保持ローラー44が転がる面を有するローラーガイド32が設けられる。
このように構成すると、取鍋を支える昇降フレームに生ずるモーメントを、鉛直方向に離間する2つの保持ローラーがローラーガイドの平面から受ける力で支持することができる。
本発明の第3の態様に係る昇降機能付き受湯台車10は、例えば図2〜5に示すように、第2の態様に係る昇降機能付き受湯台車10において、昇降フレーム40は、2箇所においてチェーン66で吊られ、昇降フレーム昇降装置60はチェーン66を介して昇降フレーム40を昇降する。
このように構成すると、昇降フレームを2箇所においてチェーンで吊るので、バランスがよい。また、チェーンで吊っているので、昇降フレームの下、すなわち取鍋の下に、物を置く必要が無くなり、万一、取鍋の底から湯漏れがあった場合にも安全である。
本発明の第4の態様に係る昇降機能付き受湯台車10は、例えば図2に示すように、第3の態様に係る昇降機能付き受湯台車10において、昇降フレーム昇降装置60のモーター62は、台車20上でガイド柱30に対して昇降フレーム40とは反対側に設置される。
このように構成すると、昇降フレーム昇降装置のモーターが昇降フレーム、すなわち取鍋から離れた位置に設置されるので、万一、取鍋の底から湯漏れがあった場合にも、修理に時間の掛かる昇降フレーム昇降装置のモーターに湯が掛ることがなく、修理に時間の掛かるモーターが損傷しないため復旧が簡単に済む。
本発明の第5の態様に係る昇降機能付き受湯台車10は、例えば図2に示すように、第3の態様に係る昇降機能付き受湯台車10において、昇降フレーム40は、取鍋Aの重量を計測するロードセル48を備える。
このように構成すると、ロードセルに作用する重量は、受湯取鍋の他に最小限の機械部品となり、すなわち昇降フレーム自体等の重量物が含まれないので、精度よく重量を計測できる。
本発明の第6の態様に係る昇降機能付き受湯台車10は、例えば図2に示すように、第1ないし第5のいずれかの態様に係る昇降機能付き受湯台車10において、台車20上に蓋開閉装置70を備え、蓋開閉装置70は、台車20上に設置される柱72と、柱72上で柱72を中心に旋回するアーム74と、アーム74の先端に設置される蓋掴み装置76を備える。
このように構成すると、台車上に蓋開閉装置が備えられるので、受湯してすぐに蓋をし、受湯取鍋から溶湯を移す直前に蓋を開けることができ、保温状態が保たれる。さらに、受湯取鍋から外した蓋をアームで移動することにより、作業に影響のない位置に退避させることができる。また、受湯取鍋の昇降機能付きなので、蓋開閉装置の上下駆動量が少なくて済み、装置を小型化できる。
本発明の第7の態様に係る昇降機能付き受湯台車10は、例えば図2に示すように、第6の態様に係る昇降機能付き受湯台車10において、昇降フレーム昇降装置60のモーター62および蓋開閉装置70のモーター78は、昇降フレーム40を降下させた状態での取鍋Aの底の高さより高い位置に設置される。
このように構成すると、各モーターが取鍋の底の高さより高い位置に設置されるので、万一、取鍋の底から湯漏れがあった場合にも、モーターに湯が掛ることがなく、修理に時間の掛かるモーターが損傷しないため復旧が簡単に済む。
本発明の第8の態様に係る昇降機能付き受湯台車10は、例えば図9に示すように、第7の態様に係る昇降機能付き受湯台車10において、昇降機能付き受湯台車10の外部から電力を受電する受電装置80を備え、受電装置80が、取鍋Aに溶湯を受湯する炉Cとは反対側に設置される。
このように構成すると、受電装置が炉から離れて設置されるので、受電装置が炉の熱の影響を受けずに済む。
本発明の第9の態様に係る受湯搬送方法は、例えば図1〜9に示すように、昇降機能付き受湯台車10を用いる受湯方法であって、受湯台車10上の取鍋Aに炉Cから溶湯を受湯させると共に、溶湯が受湯された取鍋Aを受湯台車10で搬送する受湯搬送方法であって:受湯台車10上の取鍋Aを上昇させると共に、取鍋Aを受湯台車10上の水平方向において炉Cに近接させる工程と;上昇して炉Cに近接した取鍋Aに炉Cから溶湯を受湯させる工程と;溶湯を受湯した取鍋Aを下降させると共に、受湯台車10上の水平方向において炉Cから離間させる工程と;受湯台車10を走行して、下降して炉から離間した取鍋Aを搬送する工程とを備える。
このように構成すると、取鍋を上昇させ炉に近接させて受湯し、取鍋を下降させ炉から離間させて取鍋を搬送することができるので、取鍋への溶湯が安全・容易で、かつ、取鍋の搬送が安全・容易な受湯搬送方法となる。
本発明の第10の態様に係る受湯搬送方法は、例えば図1〜9に示すように、第9の態様に係る受湯搬送方法において、炉Cは、取鍋Aに複数回受湯できる容量を有し、溶湯を受湯させる工程における取鍋Aの高さおよび炉Cから取鍋Aまでの距離の少なくとも一方は、前回取鍋Aに溶湯を受湯させる工程を行ったときの該高さ及び該距離と異なる状態に調整されている。
このように構成すると、炉が貯留する溶湯の量が変わり、溶湯を注ぐために炉が傾斜する角度が変わっても、取鍋に溶湯を受湯させることができる。
本発明の第11の態様に係る受湯搬送方法は、例えば図1〜9に示すように、第9または第10の態様に係る受湯搬送方法において、溶湯を受湯させる工程において、取鍋Aの高さおよび炉Cから取鍋Aまでの距離のいずれか一方若しくは両方を変化させながら取鍋Aに炉Cから溶湯を受湯させる。
このように構成すると、炉が貯留する溶湯の量が変わり、溶湯を注ぐために炉が傾斜する角度が変わっても、取鍋に溶湯を受湯させることができる。
本発明は以下の詳細な説明により更に完全に理解できるであろう。しかしながら、詳細な説明および特定の実施例は、本発明の望ましい実施の形態であり、説明の目的のためにのみ記載されているものである。この詳細な説明から、種々の変更、改変が、当業者にとって明らかだからである。
出願人は、記載された実施の形態のいずれをも公衆に献上する意図はなく、開示された改変、代替案のうち、特許請求の範囲内に文言上含まれないかもしれないものも、均等論下での発明の一部とする。
本明細書あるいは請求の範囲の記載において、名詞及び同様な指示語の使用は、特に指示されない限り、または文脈によって明瞭に否定されない限り、単数および複数の両方を含むものと解釈すべきである。本明細書中で提供されたいずれの例示または例示的な用語(例えば、「等」)の使用も、単に本発明を説明し易くするという意図であるに過ぎず、特に請求の範囲に記載しない限り本発明の範囲に制限を加えるものではない。
本発明の一実施形態の昇降機能付き受湯台車の平面図である。 図1に示す昇降機能付き受湯台車の正面図である。 図2に示す昇降機能付き受湯台車において、受湯取鍋の蓋を開け、取鍋を上昇させたところを示す図である。 本発明に係る昇降機能付き受湯台車の昇降フレームの正面図である。 本発明に係る昇降機能付き受湯台車の昇降フレームの側面図である。 本発明に係る昇降機能付き受湯台車の昇降フレームの平面図である。 本発明に係る昇降機能付き受湯台車の昇降フレームとガイド柱の正面図である。 本発明に係る昇降機能付き受湯台車の昇降フレームを昇降する構造を示す概略側面図である。 本発明に係る昇降機能付き受湯台車の受電装置と溶解炉との位置関係を示す側面図である。 鋳造工場における設備の配置を例示する平面図である。
以下、添付図面に基づいて本発明の一実施形態の昇降機能付き受湯台車10を説明する。なお、各図において、互いに同一又は相当する装置あるいは部材には同一符号を付し、重複した説明は省略する。図1は、本発明の一実施形態の昇降機能付き受湯台車10の平面図であり、図2および図3は、昇降機能付き受湯台車10の正面図(図1の下方から見た図)である。なお、図2および図3では、図1に示す蓋開閉装置70の一部を省略している。昇降機能付き受湯台車10は、溶解炉、保持炉等の炉(本実施形態では溶解炉)から溶湯を受湯する取鍋Aを昇降する機能を有し、かつ、取鍋Aを経路上で搬送する台車である。図2は取鍋Aを下降させたところ、図3は取鍋Aを上昇させたところを示す。また、図3では、取鍋Aの蓋Bは外されている。なお、図1において、取鍋Aに溶湯を受湯する溶解炉C(図9参照)は、上側に設置されている。
昇降機能付き受湯台車10は、経路L上を走行する台車20と、台車20上に設置されるガイド柱30と、ガイド柱30から張り出すように水平方向に延びて構成され、台車上で昇降可能な昇降フレーム40と、昇降フレーム40に設置され、取鍋Aを水平方向に移動する取鍋移動機構50と、昇降フレーム40を昇降する昇降フレーム昇降装置60と、蓋開閉装置70と、受電装置80とを備える。
台車20は、典型的には、車輪24で経路としてのレールL上を走行する台車である。しかしこれには限られず、タイヤ他の走行手段を有して平面な通路上を走行してもよく、この場合には、通路が経路となる。台車20は、ボディ22を備える。ボディ22は、典型的には上面が長方形で平面な構造で、その上面にガイド柱30、昇降フレーム40、取鍋移動機構50、昇降フレーム昇降装置60、蓋開閉装置70および受電装置80を載置する。ボディ22の上面には、特に取鍋Aが載置される水平位置において、取鍋から漏出した溶湯が流出する開口部が形成されるのが好ましい。開口部が形成されることにより、万一、取鍋Aの底から湯漏れがあった場合にも、漏出した溶湯は、台車20上に留まらずに排出される。台車20は、車輪24を4個あるいは、それ以上備え、いくつかの車輪24を駆動する走行装置26をボディ22上に備える。ボディ22上で、走行装置26は、後述する昇降フレーム40から離れた位置、具体的には、ガイド柱30を挟んで反対側に設置される。
ガイド柱30は、台車20のボディ22上に設置される一対の柱である。なお、ガイド柱30の本数は2本には限られず、1本でも、3本以上でもよい。一対のガイド柱30は、昇降機能付き受湯台車10の幅方向に相対して配置される。ガイド柱30は、後述するように、溶湯を受湯した取鍋Aの荷重が作用しても変形しない剛性を有する柱であり、また、堅固にボディ22上に固定される。ガイド柱30には、台車20の走行方向に相対する平行な2鉛直面を有するローラーガイド32が設置される。その2鉛直面の平行平面上を、後述する昇降フレーム40の保持ローラー44が上下移動する。ローラーガイド32は、後述するように、溶湯を受湯した取鍋Aの荷重が作用しても変形しない剛性を有する。ローラーガイド32は、例えばチャンネル形の鋼材を鉛直方向に配置したものでよい。あるいは、それぞれのガイド柱30に2枚の平板を固定することにより形成してもよい。鉛直方向に離間して配置された保持ローラー44がローラーガイド32に設けられた面(2鉛直面)を転がることで、昇降フレーム40に生ずるモーメントを受け、昇降フレーム40の昇降動作をガイドすることができる。
ここで、図4〜6をも参照して、昇降フレーム40について説明する。図4〜6は、昇降フレーム40と取鍋移動機構50の正面図、側面図(台車20の進行方向に昇降フレーム昇降装置60側から見た図)、平面図である。なお、図4〜6には、チェーン66が図示されている場合もある。昇降フレーム40は、ガイド柱30から台車20の走行方向に水平に延在する昇降アーム46を有する。昇降アーム46は、溶湯を受湯した取鍋Aの荷重を支えられるように構成される。昇降アーム46は、例えば、ガイド柱30側の基部で厚く、あるいは背が高く、先端に行くにつれ薄くなるような形状の部材(鉄板などの板材)と、これを補強するための補強材とで形成されたアーム部材47を一対有する。昇降アーム46のそれぞれのアーム部材47の基部、すなわち、ガイド柱30側は、一体となるように構成されている。例えば基部連結部材42で連結される。基部連結部材42は、一対のアーム部材47の基部側の端面を連結する板材でよい。さらに、アーム部材47の背の高い基部側では、補強のための水平板である補強板90で一対のアーム部材47を連結することが好ましい。また、補強のための垂直板である補強板92も、一対のアーム47を連結するようにすることが望ましい。一対のアーム部材47の基部には、鉛直方向に離間する保持ローラー44が設置される。保持ローラー44は、ローラーガイド32の平行する2平面上で転がり、上下移動する。すなわち、鉛直に離間する保持ローラー44のペアを水平方向に一対、すなわち、合計4つの保持ローラー44を備える。取鍋A等の荷重のために昇降アーム46に生ずるモーメントを、保持ローラー44がローラーガイド32の平面を押す力に変換する。昇降アーム部材47の基部は厚く形成されているので、モーメントを受けても変形せず、保持ローラー44に力を伝達することができる。図5に示す例では、基部連結部材42に、昇降フレーム40を吊り下げるチェーン66が接続される。チェーン66との接続箇所は、昇降アーム部材47との接続箇所と隣接した位置が好ましい。
アーム部材47の上面には上部プレート45が固定されている。上部プレート45の先端側の部分は、アーム部材47の先端側を連結しており、先端側連結部材として機能する。また、上部プレート45と基部連結部材42とは、一体の部材として形成してもよい。上部プレート45の取鍋Aが載置される下側では、例えば、図6に示すように、開口部41が形成されてもよい。開口部41に代えて、複数の小さな穴でもよい。取鍋Aが載置される下側の上部プレート45に開口部41が形成されると、万一、取鍋Aから湯漏れがあっても、昇降アーム40から台車20上に落下する。よって、高い位置にある昇降アーム40から溶湯が飛散することを防ぐことができる。また、台車20のボディ22の上面には、取鍋Aから漏出した溶湯が流出する開口部が形成されており、台車20上に溶湯が落下しても、台車20から排出される。なお、アーム部材47、基部連結部材42および上部プレート45は、板材や形鋼を組み合わせることにより一体に構成してもよく、また、それぞれ、部材や形鋼を組み合わせて構成し、互いに接合するように構成してもよい。昇降フレーム40は基部側(ガイド柱30側)において片持ち支持(図4において右側で片持ち支持)されており、ここで発生するモーメントを保持ローラー44およびローラーガイド32で受けている。よって、簡素な構成でかつ湯漏れ対策が可能な状態で昇降フレーム40の昇降動作を行うことを実現する。
昇降フレーム40は、取鍋Aの重量を計測するためのロードセル48を備える。ロードセル48は、典型的には、昇降アーム46と取鍋Aを水平方向に移動する取鍋移動機構50との間に設置され、取鍋移動機構50と取鍋Aとの重量を計測する。取鍋Aは溶湯を受湯すると高温になるため、ロードセル48を取鍋Aの直下に設置することは好ましくない。そのため、溶湯を受湯した取鍋Aを支持する取鍋移動機構50を介して重量を計測する。取鍋移動機構50の構造によっては、ロードセル48を取鍋移動機構50に設置することも可能である。典型的には、ロードセル48は、取鍋移動機構50を支持する2本の水平梁59の両端にそれぞれに設けられ、合計4個である。
取鍋移動機構50は、本実施の形態では、昇降フレーム40に設置されたローラーコンベア52を用いる。ローラーコンベア52は、その上に載置された取鍋Aを台車20の走行方向と直交する方向に移動する。ローラーコンベア52の両端は、一対の水平梁59で支持される。水平梁59の位置は、昇降フレーム40が取鍋移動機構50を支持する位置(例えば、ロードセル48の位置)より、台車の進行方向(図4の横方向)で狭まっている。すなわち、下が広がるような関係で、支持されている。そのために、ローラーコンベア52上で取鍋Aが移動したときに、揺れが小さくなり安定する。さらに、図4に示すように、取鍋移動機構50とロードセル48との間にゴムバッファ49が設置されると、取鍋Aが移動したときの振動が小さくなるので、好ましい。ローラーコンベア52を駆動するローラーコンベア駆動装置54は水平梁59に固着されるリブプレート57上に設置される。ローラーコンベア駆動装置54は、載置される取鍋Aの直下ではなく、そこから水平方向で外れた位置に設置される。さらに、駆動装置カバー(不図示)で、ローラーコンベア駆動装置54のローラーコンベア52側の上部と側部を覆い、万一、取鍋Aから湯漏れが生じたときに溶湯がローラーコンベア駆動装置54に掛らないようにするのが好ましい。また、取鍋移動機構50で移動される取鍋Aの落下を防止するため、取鍋Aの溶解炉C側(図6の上方)に固定ストッパー56を備える。また、溶解炉Cとは反対側(図6の下方)に落下防止ストッパー(不図示)を備えるのが好ましい。固定ストッパー56および落下防止ストッパーは、ローラーコンベア52で取鍋Aが移動されるその端部に、取鍋Aが当たって停止するようにされた板状あるいは棒状の突起物でよい。
昇降フレーム昇降装置60は、昇降フレーム40を昇降する装置である。昇降フレーム昇降装置60は、昇降フレーム昇降用モーター62と、昇降フレーム昇降用モーター62の出力軸と連結するスプロケット64と、ローラーガイド32の上方でガイド柱30に支持される上部チェーンホイール68と、スプロケット64から上部チェーンホイール68を介して昇降フレーム40に連結されるチェーン66とを備える。ここで、昇降フレーム昇降用モーター62の出力軸と連結するスプロケット64は、昇降フレーム昇降用モーター62の出力軸との間に、減速機その他の機械を介して連結されてもよい。また、スプロケット64、チェーン66、および上部チェーンホイール68を2セット備え、昇降フレーム40に2本のチェーン66が連結するのが好ましい。昇降フレーム昇降装置用モーター62やスプロケット64は、台車20のボディ22上で、ガイド柱30に対して昇降フレーム40とは反対側に設置される。すなわち、平面上で昇降フレーム40から離れた位置に設置される。
昇降フレーム昇降用モーター62は、台車20のボディ22の上面より上方に設置される。例えば図2に示すように、昇降フレーム40を下降させた場合に、取鍋Aの底より上方に設置される。本実施の形態では、減速機であるギアボックス63上に設置されることにより、取鍋Aの底より上方に設置される。
ここで、図7、8をも参照して、取鍋Aの昇降を説明する。図4は、ガイド柱30と昇降フレーム40の正面図である。図8は昇降フレーム40を昇降する構造を示す概略側面図(図1における右側から見た図)である。図8に示すように、昇降フレーム40基部側を2本のチェーン66で吊り下げる。図2に示すように、チェーン66は、昇降フレーム昇降装置60のスプロケット64から上部チェーンホイール68を介して、昇降フレーム40に連結する。スプロケット64の回転により昇降フレーム40が昇降する。昇降フレーム40を2本のチェーン66で吊り下げることにより、昇降フレーム40が昇降機能付き受湯台車10の幅方向に傾かずに安定して上下する。また、昇降機能付き受湯台車10の進行方向には、上下の保持ローラー44がローラーガイド32の平行する2平面上を転がることで、昇降フレーム40の傾きが防止される。すなわち、溶湯を受湯した取鍋A、取鍋移動機構50、昇降アーム46等の荷重は、アーム部材47から2本のチェーン66に伝えられ、支持される。またアーム部材47の基部に生ずるモーメントは、上下に離間して位置する保持ローラー44がローラーガイド32の平行する2平面を押す力となる。よって、大きなモーメントも保持ローラー44の上下間隔を広げることで、困難なく受けられる。このように、昇降フレーム40とガイド柱30と昇降フレーム昇降装置60とにより、重量の大きな取鍋Aの昇降を行うことができる。
蓋開閉装置70は、台車20のボディ22上に固定設置された柱72と、柱72上に設置された蓋回動用モーター78と、水平方向に延在して蓋回動用モーター78の出力軸により旋回するアーム74と、アーム74の先端に設置された蓋掴み装置76とを有する。柱72により、アーム74および蓋掴み装置76が上方に位置するので、昇降フレーム40により上方に位置する取鍋Aの蓋Bを蓋掴み装置76が掴むことができる。すなわち、柱72は、例えば図3に示すように、取鍋Aを上昇させたときの取鍋Aの蓋Bの高さと同程度に高い。蓋掴み装置76は蓋Bの上方に取り付けられたT字形状の蓋把持用部材B1の天板B11の下に入り込むかぎ形状の把持部材77と、把持部材77を上下させる上下シリンダ79とを有する。蓋Bを掴むためには、取鍋Aの上方以外の位置に蓋掴み装置76を退避させ、上下シリンダ79で把持部材77を蓋把持用部材B1の高さに合せる。そして、蓋回動用モーター78でアーム74を旋回することにより、把持部材77を蓋把持用部材B1の天板B11の下に入れる。そして、上下シリンダ79で蓋掴み装置76を上昇させることで、把持部材77が蓋把持用部材B1の天板B11を掴む。さらに、蓋掴み装置76を上昇させて、蓋Bを取鍋Aから持ち上げる。その後に、アーム74を旋回して、取鍋Aの上方から蓋Bを退避させる。
受電装置80は、台車20上に設置される架台82と、架台82上に設置されるトロリーポール84と、トロリーポール84の先端に設置され、架線から電力を受電するトロリーホイール86と、ケーブル(不図示)とを備える。昇降機能付き受湯台車10は、鋳造工場内の経路Lを移動しながら電力を受電するために、経路Lに沿って張り渡された架線W(図9参照)からトロリーホイール86を経由して受電する。鋳造工場内の人や物の移動の妨げとならず、他の設備との干渉を避けるため、架線Wは上方に張られる。よって、架台82とトロリーポール84とでトロリーホイール86を上方に維持する。そして、レールLと架線Wとの位置関係が多少ずれても、トロリーポール84の撓み性のために、トロリーホイール86と架線Wとの接触は維持される。なお、受電装置は、他の構成であってもよい。例えばケーブルリールに巻かれたケーブルをケーブル架台から受け取るための装置でもよい。または、昇降機能付き受湯台車10の移動距離が短い場合には、ケーブルベアを備えて、外部電源から受電してもよい。
図9に示すように、受電装置80は、経路Lを挟んで、溶解炉Cの反対側に配置される。すなわち、架線Wも、経路Lを挟んで、溶解炉Cの反対側に敷設される。図9は、受電装置80と溶解炉Cとの位置関係を示す側面図(図1における右側から見た図)である。また、図2に示すように、受電装置80は、台車20上で、ガイド柱30を挟んで昇降フレーム40と反対側の端部に配置される。
続いて、図10をも参照して、昇降機能付き受湯台車10の作用について説明する。図10は、鋳造工場における設備の配置を例示する平面図である。図10に示す鋳造工場では、溶解炉Cで溶解した溶湯を、取鍋Aで搬送して、鋳型Mに注湯する。2基の溶解炉CがレールLに沿って配置される。レールL上を昇降機能付き受湯台車10が走行する。レールLと直交して、搬送台車用レールL1が敷設される。搬送台車用レールL1上を搬送台車110が走行する。搬送台車用レールL1と並行して、自動注湯機用レールL2が敷設される。自動注湯機用レールL2上を自動注湯機120が走行する。自動注湯機用レールL2は、鋳型Mが並んだ鋳型ラインに沿って敷設されている。搬送台車用レールL1と自動注湯機用レールL2との間に、溶湯を貯留する取鍋Aを移送するローラーコンベアである実取鍋コンベア130と、空の取鍋Aを移送するローラーコンベアである空取鍋コンベア132とが敷設される。
まず、溶解炉Cから取鍋Aに受湯する工程を説明する。空の取鍋Aを載置する昇降機能付き受湯台車10が、溶湯を受けるべき溶解炉Cの前の所定の位置、すなわち溶解炉Cから取鍋Aに溶湯を受湯できる位置へ移動する。台車20の車輪24にエンコーダ28(図1参照)を設置し、所定の位置で昇降機能付き受湯台車10を停止できるようにするのが好ましい。空の取鍋Aは蓋Bで蓋がされている。昇降機能付き受湯台車10では、昇降フレーム40を上昇させ、溶解炉Cから溶湯を受湯するのに適した高さに取鍋Aを上昇させる(図2、3参照)。昇降フレーム40または昇降フレーム昇降装置60にエンコーダ(不図示)を設け、上昇位置を正確に制御するのが好ましい。また、昇降フレーム昇降用モーター62にインバータを設置し、上昇速度を制御するのが好ましい。取鍋移動機構50により取鍋Aを溶解炉C側に移動、すなわち溶解炉Cから溶湯を受湯するのに適した距離に取鍋Aを移動する。ローラーコンベア52にもエンコーダ(不図示)を設置し、溶解炉Cから取鍋Aまでの距離を正確に制御するのが好ましい。また、ローラーコンベア駆動装置54にインバータを設置し、取鍋移動機構50で取鍋Aを移動する速度を制御するのが好ましい。取鍋移動機構50が昇降フレーム40に設置されているので、取鍋Aを上昇させるのと同時に、溶解炉Cから受湯するのに適した距離に移動することができる。よって、作業時間を短縮できる。
また、昇降フレーム40で取鍋Aを上昇させたならば、蓋開閉装置70で取鍋Aの蓋Bを持ち上げ、アーム74を旋回して取鍋Aの上方から退避させる(図1参照)。取鍋Aを上昇させてから蓋Bを持ち上げるので、上下シリンダ79で把持部材77を上下させる距離が少なくて済む。よって、蓋掴み装置76を小さくできる。蓋掴み装置76が小さく軽量となるので、アーム74、蓋回動用モーター78も小さくでき、よって、蓋開閉装置70全体を小さくできる。また、アーム74を旋回して蓋Bを取鍋Aの上方から退避させるので、溶解炉Cからの受湯をする際に、蓋Bが障害となることがない。
取鍋Aが所定の位置および高さに移動して、蓋Bが外されたならば、溶解炉Cから取鍋Aに所定量の溶湯を入れる。昇降フレーム40のロードセル48で取鍋Aの重量、すなわち、受湯した溶湯の量を測定しながら溶湯を入れるので、正確な量の溶湯を取鍋Aに入れることができる。特に、ロードセル48で測定する重量に含まれる溶湯以外の重量が少ないので、測定量の精度が高い。また、溶解炉Cから取鍋Aに溶湯を入れる際に、溶解炉Cの溶湯量に応じて溶解炉Cを傾ける角度、すなわち傾動角度が変化する。傾動角度が変化すると、溶解炉Cの出湯口C1から溶湯の出る位置が変化する。溶解炉Cを傾動させるシリンダ(不図示)の長さ、溶解炉Cの傾きが分かる基準面の傾き、または溶解炉Cを支持する回転軸の回転角度、すなわち溶解炉Cの傾動角度を測定し、溶湯の出湯先を推定し、昇降フレーム40上の取鍋移動機構50にて取鍋Aを移動して、溶解炉Cに近づけたり離したりして、出湯先に取鍋Aを移動できる。すなわち、溶解炉Cから取鍋Aまでの距離を変化させる。あるいは、溶解炉Cの出湯口C1の高さに応じて、昇降フレーム40で取鍋Aの高さを変えてもよい。高さや距離を変えることにより、取鍋Aの所望の位置に溶湯を注ぐことができる。
溶解炉Cの容量は、通常、取鍋Aに複数回、多くの溶解炉Cでは4〜5回、受湯できる容量である。そこで、簡易的に、出湯回数で傾動角度を推定してもよい。何回目の受湯であるかにより、溶解炉Cの傾動角度が変化するので、それに応じて取鍋Aの高さまたは溶解炉Cから取鍋Aまでの距離を変化させて、適正に取鍋Aに溶湯を注ぐことができる。高さと距離の両方を変化させることにより、更に適正に溶湯を注ぐことができる。より詳細には、溶解炉Cから取鍋Aに受湯をしている際に、溶解炉Cに貯留される溶湯の残量が減少するので傾動角度を大きくするのが好ましい。傾動角度に応じて取鍋Aの高さまたは溶解炉Cから取鍋Aまでの距離、あるいはその両方を変化させて、適正に取鍋Aに溶湯を注ぐことが好ましい。以上の制御により、炉の溶湯の残量によらず、いつでも取鍋Aの所望の位置に溶湯を注ぐことができる。なお、取鍋Aに合金をセットするためのポケット部を設ける場合には、ポケット部に直接溶湯を当てることを防げるので、特にこの利点は大きい。
取鍋Aで所定量の溶湯を受湯したならば、蓋開閉装置70で取鍋Aに蓋Bを戻す。溶解炉Cで出湯が終わったことを検知した信号に基づき、蓋Bを戻す作業をするのがよい。このように、蓋開閉装置70で取鍋Aの蓋Bを着脱するので、受湯してから蓋をするまでの時間を短縮でき、保温効果が高くなる。
取鍋Aに蓋Bを戻したならば、昇降フレーム40を降下させて、取鍋Aを低位置に降下する(図2参照)。また、取鍋移動機構50により取鍋Aを後退させ溶解炉Cから離間させる。典型的には、取鍋Aを台車20の幅方向での中央に位置させる。取鍋Aが低位置で、かつ中央に位置することにより、昇降機能付き受湯台車10の走行を安定したものとすることができ、かつ、取鍋Aの揺れが小さくなる。昇降機能付き受湯台車10を溶解炉Cの前から搬送台車用レールL1の前に移動する。取鍋Aが所定の高さ、位置に移動されたことを検知した信号に基づき、昇降機能付き受湯台車10の移動を開始するのが好ましい。なお、走行装置26にインバータ制御を導入して、昇降機能付き受湯台車10の加速減速をスムースに行うことが好ましい。
なお、取鍋Aを溶解炉Cの前から搬送台車用レールL1の前に移動する間に、ノロ取りを行ってもよい。昇降機能付き受湯台車10が蓋開閉装置70を備えているので、取鍋Aから蓋Bを外せば、任意の場所でノロ取りを行うことができる。特に、取鍋Aを昇降フレーム40で上昇させることができるので、作業し易い高さに取鍋Aを上昇させてノロ取りを行うことができる。
搬送台車用レールL1の前に移動した昇降機能付き受湯台車10は、昇降フレーム40を昇降させて、取鍋移動機構50を搬送台車110の高さに合せる。そして、取鍋移動機構50により取鍋Aを搬送台車110に移送する。昇降機能付き受湯台車10では、取鍋移動機構50を搬送台車110の高さに合せることができるので、溶解炉Cのレベルが搬送台車110や自動注湯機120のレベルと合わなくても、スムースに取鍋Aを移送することができる。
また、昇降機能付き受湯台車10では、昇降フレーム昇降装置60の昇降フレーム昇降用モーター62が台車20のボディ22上で、ガイド柱30に対して昇降フレーム40とは反対側に、すなわち、平面上で昇降フレーム40から離れた位置に設置される。よって、万一、取鍋Aから湯漏れを生じても、昇降フレーム昇降用モーター62が損傷を受けにくい。復旧に時間を要する電気機器である昇降フレーム昇降用モーター62が損傷しにくいので、修理が容易になる。また、昇降フレーム昇降用モーター62は、昇降フレーム40を下降させた場合に、取鍋Aの底より上方に設置され、蓋回動用モーター78は、取鍋Aを上昇させたときでも取鍋Aの底の高さより高い柱72上に設置される。よって、いずれのモーター62・78も、昇降機能付き受湯台車10が走行するとき、すなわち、昇降フレーム40を下降させた時の取鍋Aの底の位置より高い位置に設置される。したがって、万一、取鍋Aから湯漏れを生じても、モーター62・78が損傷を受けにくい。復旧に時間を要する電気機器であるモーター62・78が損傷しにくいので、修理が容易になる。なお、湯漏れは、取鍋内面の耐火物が劣化して、取鍋の底から漏れるのが一般的である。
また、台車20の走行装置26は、図2に示すように、昇降フレーム昇降装置60の脇に設置される。昇降フレーム40から、すなわち取鍋Aから離れた位置に設置されるので、万一、取鍋Aから湯漏れを生じても、走行装置26が損傷を受けにくい。復旧に時間を要する電気系統を含む走行装置26が損傷しにくいので、修理が容易になる。なお、ボディ22の上面には、特に取鍋Aが載置される水平位置において、開口部が形成されると、万一、取鍋Aから湯漏れを生じても、取鍋から漏出した溶湯は開口部からすぐに流出するので、他の装置を損傷することがなくなる。
さらに、ローラーコンベア駆動装置54と取鍋Aとの間に駆動装置カバーを設置すると、万一、取鍋Aから湯漏れを生じても、ローラーコンベア駆動装置54が損傷を受けにくい。復旧に時間を要する電気系統を含むローラーコンベア駆動装置54が損傷しにくいので、修理が容易になる。
このように、昇降機能付き受湯台車10は、万一、取鍋Aから湯漏れを生じても、装置が損傷を受けにくく、かつ、修理がしやすいので、信頼性の高い装置となる。
なお、取鍋移動機構50のローラーコンベア駆動装置54は、図2に示すように、取鍋Aの底より低い位置にあるが、ローラーコンベア52の軸方向外側、すなわち取鍋Aの直下から外れた位置に設置される。万一、取鍋Aから湯漏れを生じても、溶湯はローラーコンベア52の間から落下するので、ローラーコンベア駆動装置54は損傷を受けにくい。さらに、図1に示すように、台車20のエンコーダ28も溶解炉Cの反対側に設置され、溶解炉の熱影響を受けにくくするのが好ましい。
さらに、受電装置80が、経路Lを挟んで、溶解炉Cの反対側に配置されるので、溶解炉Cの熱の影響を受けにくい。特にケーブルをはじめとする電気系統は、熱に弱いので、熱の影響を受けにくくするのが好ましい。
取鍋Aが搬送台車110に移送されると、搬送台車110は、実取鍋コンベア130の前に移動する。そこで、取鍋Aは実取鍋コンベア130に移送される。実取鍋コンベア130により取鍋Aは自動注湯機用レールL2側に移動され、さらに、自動注湯機120に移送される。自動注湯機120が所定の鋳型Mの前に移動し、そこで、取鍋Aから鋳型Mに注湯される。鋳型ライン上の鋳型Mが枠送りされ、また、必要に応じて、自動注湯機120も自動注湯機用レールL2上を移動し、順次、取鍋Aから鋳型Mへの注湯が行われる。なお、自動注湯機120にも蓋開閉装置が設置されるのが好ましく、注湯中は、蓋を開けておく。
取鍋Aからの注湯が終了すると、自動注湯機120は、空取鍋コンベア132の前に移動する。空の取鍋Aは、空取鍋コンベア132に移送される。空取鍋コンベア132に移送された取鍋Aは、空取鍋コンベア132の前で停止する搬送台車110に移送される。搬送台車110は昇降機能付き受湯台車10に空の取鍋Aを移送する。空の取鍋Aを載置する昇降機能付き受湯台車10は、溶湯を受湯する溶解炉Cの前に走行し、受湯する。このようにして、溶解炉Cからの溶湯を取鍋Aで搬送し、鋳型Mに注湯する。
なお、取鍋Aを複数用意し、搬送台車110で溶湯を貯留する取鍋Aを実取鍋コンベア130に移送したならば、ただちに搬送台車110が空取鍋コンベア132の前に移動し、空の取鍋Aを受け取り、受湯に向かうのが好ましい。
このように、本発明の昇降機能付き受湯台車10によれば、受湯取鍋を安全に昇降して搬送でき、かつ、信頼性が高く、万一、取鍋から湯漏れしても損傷を受けにくく修理も容易である。
昇降機能付き受湯台車10では、取鍋移動機構50としてローラーコンベア52を用いるものとして説明した。しかし、取鍋移動機構は、昇降フレーム40上に敷設されたレールと、レール上を走行する台車で構成してもよい。しかし、移動距離が短いので、ローラーコンベア52を用いる方が、軽量であり、経済的である。
昇降機能付き受湯台車10では、昇降フレーム昇降装置60として、チェーン66をスプロケット64で動かし、上部チェーンホイール68を介して、昇降フレーム40を昇降するものとして説明した。しかし、チェーン66ではなく、ワイヤロープと滑車の組み合わせでもよい。あるいは、ボールねじ、パンタグラフなど、他の手段で昇降してもよい。しかし、チェーンあるいは、ワイヤロープで吊り下げるようにすると、昇降フレーム40の下に装置を置かなくても済む。すなわち、溶湯を貯留する取鍋Aの下に装置が置かれないことになるので、万一、取鍋Aから湯漏れがあっても、溶湯により昇降フレーム昇降装置が損傷しにくい。なお、2本のチェーン66を用いるものとして説明したが、2本には限られない。
上記の説明では、溶解炉Cから溶湯を取鍋Aに受湯するものとして説明したが、溶解炉Cではなく、保持炉等であってもよい。また、取鍋Aを昇降機能付き受湯台車10から搬送台車110へ移送するものとして説明したが、取鍋Aを昇降機能付き受湯台車10から自動注湯機120へ直接移送してもよく、あるいは、他の装置へ移送してもよい。また、図10で説明した例では、注湯ラインが1つ(鋳型Mの列が1列、自動注湯機120が1基、自動注湯機用レールL2が1本)である例について説明したが、注湯ラインの各構成要素が複数であっても対応可能であり、例えば搬送台車110、レールL1などを複数設けるように構成してもよい。
本明細書および図面で用いた主な符号を、以下にまとめて示す。
10 昇降機能付き受湯台車
20 台車
22 ボディ
24 車輪
26 走行装置
28 エンコーダ
30 ガイド柱
32 ローラーガイド
40 昇降フレーム
41 開口部
42 基部連結部材
44 保持ローラー
45 上部プレート
46 昇降アーム
47 アーム部材
48 ロードセル
49 ゴムバッファ
50 取鍋移動機構
52 ローラーコンベア
55 駆動装置カバー
56 固定ストッパー
57 リブプレート
59 水平梁
60 昇降フレーム昇降装置
62 昇降フレーム昇降用モーター
63 ギアボックス
64 スプロケット
66 チェーン
68 上部チェーンホイール
70 蓋開閉装置
72 柱
74 アーム
76 蓋掴み装置
77 把持部材
78 蓋回動用モーター
79 上下シリンダ
80 受電装置
82 架台
84 トロリーポール
86 トロリーホイール
90 補強板(水平板)
92 補強板(垂直板)
110 搬送台車
120 自動注湯機
130 実取鍋コンベア
132 空取鍋コンベア
A 取鍋
B 蓋
B1 蓋把持用部材
B11 天板
C 溶解炉(炉)
C1 出湯口
L レール(経路)
L1 搬送台車用レール
L2 自動注湯機用レール
M 鋳型
W 架線

Claims (10)

  1. 炉から溶湯を受湯する取鍋を注湯設備まで搬送するための受湯台車であって:
    経路上を走行する台車と;
    前記台車上に設置されるガイド柱と;
    前記ガイド柱から水平方向に延び、前記台車上で昇降可能な昇降フレームと;
    前記昇降フレームに設置され、前記取鍋をその上に載置して水平方向に移動する取鍋移動機構と;
    前記昇降フレームを昇降する昇降フレーム昇降装置とを備え
    前記昇降フレームは、鉛直方向に離間して設置される2つの保持ローラーを有し、前記ガイド柱には、鉛直方向に形成されて前記保持ローラーが転がる面を有するローラーガイドが設けられて、前記取鍋の荷重により生ずるモーメントを前記2つの保持ローラーと前記ローラーガイドで受ける、
    昇降機能付き受湯台車。
  2. 前記昇降フレームは、2箇所においてチェーンで吊られ、
    前記昇降フレーム昇降装置は前記チェーンを介して前記昇降フレームを昇降する、
    請求項1の昇降機能付き受湯台車。
  3. 前記昇降フレーム昇降装置のモーターは、前記台車上で前記ガイド柱に対して前記昇降フレームとは反対側に設置される、
    請求項2の昇降機能付き受湯台車。
  4. 前記昇降フレームは、前記取鍋の重量を計測するロードセルを備える、
    請求項2の昇降機能付き受湯台車。
  5. 前記台車上に蓋開閉装置を備え、該蓋開閉装置は、前記台車上に設置される柱と、該柱上で柱を中心に旋回するアームと、該アームの先端に設置される蓋掴み装置を備える、
    請求項1ないし4のいずれか1項の昇降機能付き受湯台車。
  6. 前記昇降フレーム昇降装置のモーターおよび前記蓋開閉装置のモーターは、前記昇降フレームを降下させた状態での取鍋の底の高さより高い位置に設置される、
    請求項5の昇降機能付き受湯台車。
  7. 昇降機能付き受湯台車の外部から電力を受電する受電装置を備え、該受電装置が、前記取鍋に溶湯を受湯する炉とは反対側に設置される、
    請求項6の昇降機能付き受湯台車。
  8. 請求項1に記載の昇降機能付き受湯台車を用いる受湯搬送方法であって:
    前記受湯台車上の取鍋を上昇させると共に、該取鍋を受湯台車上の水平方向において炉に近接させる工程と;
    上昇して前記炉に近接した前記取鍋に前記炉から溶湯を受湯させる工程と;
    前記溶湯を受湯した取鍋を下降させると共に、前記受湯台車上の水平方向において炉から離間させる工程と;
    前記受湯台車を走行して、下降して炉から離間した前記取鍋を搬送する工程とを備える;
    受湯搬送方法。
  9. 前記炉は、前記取鍋に複数回受湯できる容量を有し、
    前記溶湯を受湯させる工程における前記取鍋の高さおよび前記炉から前記取鍋までの距離の少なくとも一方は、前回取鍋に溶湯を受湯させる工程を行ったときの該高さ及び該距離と異なる状態に調整されている、
    請求項8の受湯搬送方法。
  10. 前記溶湯を受湯させる工程において、前記取鍋の高さおよび前記炉から前記取鍋までの距離のいずれか一方若しくは両方を変化させながら前記取鍋に前記炉から溶湯を受湯させる、
    請求項8または請求項9記載の受湯搬送方法。
JP2016548468A 2014-09-17 2014-09-17 昇降機能付き受湯台車および受湯搬送方法 Active JP6427585B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2014/074489 WO2016042609A1 (ja) 2014-09-17 2014-09-17 昇降機能付き受湯台車および受湯搬送方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2016042609A1 JPWO2016042609A1 (ja) 2017-06-29
JP6427585B2 true JP6427585B2 (ja) 2018-11-21

Family

ID=55532678

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016548468A Active JP6427585B2 (ja) 2014-09-17 2014-09-17 昇降機能付き受湯台車および受湯搬送方法

Country Status (6)

Country Link
US (2) US10272489B2 (ja)
EP (1) EP3195954A4 (ja)
JP (1) JP6427585B2 (ja)
CN (1) CN106029258B (ja)
BR (1) BR112017004447A2 (ja)
WO (1) WO2016042609A1 (ja)

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106029258B (zh) * 2014-09-17 2019-07-12 新东工业株式会社 带升降功能的熔融金属接受台车以及所接受熔融金属的输送方法
WO2017019405A1 (en) * 2015-07-29 2017-02-02 Inductotherm Corp. Batch charge conveying systems for electric induction furnaces
CN108705074B (zh) * 2018-05-31 2020-09-04 青海盐湖工业股份有限公司 一种抬包转运装置
JP7218240B2 (ja) * 2019-04-26 2023-02-06 新東工業株式会社 注湯装置及び注湯システム
CN110940192B (zh) * 2019-11-11 2024-07-09 中国汽车工业工程有限公司 一种全电动金属液倒包装置
CN111189326A (zh) * 2020-01-14 2020-05-22 合肥工业大学 一种金属液承接装置及其承接方法
CN111250688A (zh) * 2020-03-13 2020-06-09 泰克莫有限公司 一种出铝车
CN113108594B (zh) * 2021-04-01 2022-08-16 赣州市恒源科技股份有限公司 一种工业用新型稀土加工智能练炉
CN113263169A (zh) * 2021-04-07 2021-08-17 河北新兴铸管有限公司 一种铁水罐翻铁系统
EP4122623A1 (en) 2021-07-23 2023-01-25 Künkel Wagner Germany GmbH Molten metal transport unit and molten metal transporting method
CN114054729B (zh) * 2021-09-13 2023-08-18 山东杰创机械有限公司 一种高效的铁水自动转运系统
CN114054731B (zh) * 2021-09-13 2023-05-23 山东杰创机械有限公司 一种金属熔液转运用炉前升降转运车
CN114054733B (zh) * 2021-09-22 2023-04-25 山东杰创机械有限公司 一种铁水转运用旋转升降转运车
CN114054734B (zh) * 2021-09-22 2023-05-05 山东杰创机械有限公司 一种铁水自动转运系统
CN114054735B (zh) * 2021-09-30 2023-05-23 山东杰创机械有限公司 一种铁水转运用通过式提升倾转转运车
CN113953499B (zh) * 2021-10-25 2023-11-21 湖州南丰机械制造有限公司 一种中频炉用转包装置
CN117702082B (zh) * 2024-02-06 2024-04-09 湖南德智新材料有限公司 炉体组件、气相沉积设备、以及气相沉积方法
CN118577777B (zh) * 2024-08-06 2024-10-08 中仝基实业有限公司 一种浇铸机起升悬架安全防摇机构

Family Cites Families (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2857156A (en) * 1956-01-11 1958-10-21 Electro Chimie Metal Mixing apparatus
US3587880A (en) * 1969-06-05 1971-06-28 Kerma Corp Apparatus for charging a furnace
SE418869B (sv) * 1973-02-15 1981-06-29 Voest Ag Transportlyftvagn for konverterbyten
US4124133A (en) * 1976-09-07 1978-11-07 Mcneil Corporation Molten metal delivery carrier
JPS61243112A (ja) * 1985-04-17 1986-10-29 Daido Steel Co Ltd レ−ドル台車
US4678167A (en) * 1986-02-26 1987-07-07 Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho Tundish car in a continuous casting assembly
JPH0471774A (ja) * 1990-07-09 1992-03-06 Kubota Corp 取鍋交換装置
JPH0494147A (ja) 1990-08-10 1992-03-26 Hitachi Ltd プローブカード
JPH0494147U (ja) * 1990-12-28 1992-08-14
CN1050553C (zh) * 1994-02-28 2000-03-22 财团法人金属工业研究发展中心 自动浇铸机
JPH09271933A (ja) * 1996-04-02 1997-10-21 Nippon Steel Corp 溶湯搬送装置
JP3685781B2 (ja) * 2002-11-19 2005-08-24 日本鋳鉄管株式会社 ダクタイル鋳物用溶融鋳鉄の溶製設備
DE102006004308A1 (de) * 2006-01-31 2007-08-02 Sms Demag Ag Verteilerrinnenwagen mit einer Hubeinrichtung für eine Verteilerrinne
TWI466740B (zh) * 2007-02-15 2015-01-01 Sintokogio Ltd 自動注入方法及裝置
CN201505718U (zh) 2009-04-07 2010-06-16 北京机械工业自动化研究所 一种自动浇注设备
WO2010122900A1 (ja) * 2009-04-24 2010-10-28 新東工業株式会社 取鍋搬送台車
JP5475004B2 (ja) * 2009-05-08 2014-04-16 新東工業株式会社 取鍋搬送あけかえ台車および溶湯搬送ライン
EP3427865A1 (en) * 2009-06-16 2019-01-16 Sintokogio, Ltd. Equipment for casting
JP5519679B2 (ja) * 2009-09-10 2014-06-11 新東工業株式会社 注湯機制御システム、注湯設備及び注湯方法
WO2011030647A1 (ja) 2009-09-14 2011-03-17 新東工業株式会社 溶湯の溶解炉から処理取鍋への供給方法およびその装置
CN102126019B (zh) * 2010-01-13 2014-12-10 新东工业株式会社 搭载有熔解炉的浇注装置
TW201208788A (en) 2010-08-26 2012-03-01 Sintokogio Ltd Pouring equipment and method of pouring using the pouring equipment
IN2015DN00708A (ja) * 2012-10-10 2015-06-26 Sintokogio Ltd
CN202861390U (zh) * 2012-12-17 2013-04-10 杨忠 三维移动的铁水浇注车
CN106029258B (zh) * 2014-09-17 2019-07-12 新东工业株式会社 带升降功能的熔融金属接受台车以及所接受熔融金属的输送方法
JP2016146449A (ja) * 2015-02-09 2016-08-12 トヨタ自動車株式会社 半導体装置の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20170232507A1 (en) 2017-08-17
EP3195954A4 (en) 2018-05-16
WO2016042609A1 (ja) 2016-03-24
BR112017004447A2 (ja) 2018-07-03
CN106029258A (zh) 2016-10-12
JPWO2016042609A1 (ja) 2017-06-29
US20190091763A1 (en) 2019-03-28
CN106029258B (zh) 2019-07-12
US10272489B2 (en) 2019-04-30
EP3195954A1 (en) 2017-07-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6427585B2 (ja) 昇降機能付き受湯台車および受湯搬送方法
TWI649251B (zh) 電梯平衡重錘之搬出搬入方法
JP2009285689A (ja) 鍋蓋搬送装置
JP4509875B2 (ja) 建物外壁部施工用の資材搬送システム
CN114054731B (zh) 一种金属熔液转运用炉前升降转运车
JP2002248560A (ja) レードルターレットの軸受交換設備および方法
EP3315615A1 (en) Manipulator for a ladle
RU2532683C2 (ru) Оборудование для удаления заготовок после литья
JPH0232069B2 (ja) Yotonpansochi
JPH0155162B2 (ja)
CN217703944U (zh) 一种电杆离心机
JP2006225913A (ja) 覆工セグメントの搬送システム
CN218798963U (zh) 一种利用行车下降使钢锭模自动翻转的装置
CN114212679A (zh) 一种带有可旋转小车的冶金专用起重机
JP7413155B2 (ja) 連続鋳造設備のレードル交換装置
JP4150694B2 (ja) 取鍋搬送用ローラーテーブル
JP4664627B2 (ja) 連続鋳造設備
JP4127828B2 (ja) 連続鋳造設備
JP6116972B2 (ja) コンクリート搬送装置
JPH06170503A (ja) 連続鋳造設備における取鍋交換装置
JPS6214114Y2 (ja)
JP2001199674A (ja) 長尺材料吊り降ろし装置
KR101340073B1 (ko) 구상화제 공급장치
JPH10131700A (ja) トンネル用管据付け台車およびトンネル内への管据付け方法
KR20150108191A (ko) 래들 이동장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170712

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180724

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180921

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181023

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181029

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6427585

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250