JP2001199674A - 長尺材料吊り降ろし装置 - Google Patents

長尺材料吊り降ろし装置

Info

Publication number
JP2001199674A
JP2001199674A JP2000008628A JP2000008628A JP2001199674A JP 2001199674 A JP2001199674 A JP 2001199674A JP 2000008628 A JP2000008628 A JP 2000008628A JP 2000008628 A JP2000008628 A JP 2000008628A JP 2001199674 A JP2001199674 A JP 2001199674A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hanging
main body
long material
bogie main
shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000008628A
Other languages
English (en)
Inventor
Kosuke Okamura
幸介 岡村
Yasuo Nishida
泰夫 西田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taisei Corp
Original Assignee
Taisei Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taisei Corp filed Critical Taisei Corp
Priority to JP2000008628A priority Critical patent/JP2001199674A/ja
Publication of JP2001199674A publication Critical patent/JP2001199674A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 狭隘な立坑内に長尺材料を細分化することな
しに効率よく搬入することができる装置を提供するこ
と。 【解決手段】 軌条Aを積載した台車本体2の先端部に
着地用車輪26、27を設け、立坑100内に吊り降ろ
された台車本体2を着地用車輪26、27によってレー
ル3上に着地させ、台車本体2の先端部を着地用車輪2
6、27によってレール3上で前進させながら台車本体
2の姿勢を徐々に水平状態に近づけ、台車本体2の走行
車輪26、27をレール3上に載せるようにした。ま
た、鋳鉄管Pを吊るための吊金具60を長手方向に沿う
異なる2点で吊り下げ機構70により吊り下げ、吊金具
60の傾き姿勢を調節自在となるようにした。前者は、
さらに立坑が狭い場合後者のケースのチェーン71が機
能できないので、これを解決するための工夫である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、狭隘な立坑内に軌
条や配管材料等の長尺材料を効率よく投入するための長
尺材料吊り降ろし装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、縦横シールド工法で施工した立
坑はコスト削減のため一般に立坑面積が狭くなってい
る。このような狭隘な立坑内に軌条や各種の配管材料の
如き長尺材料を搬入する場合、従来においては、長尺材
料を適宜の本数ごとに縦吊りにして荷役するか、また
は、長尺材料を短く切断するなどして搬入を行ってい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、長尺材料を縦
吊りにして立坑内に降ろす従来方法によると、予め立坑
内に入っている作業員がこれを人力で受け取って処理す
るため、搬入作業効率が低く、コスト高の要因となると
共に工期も長くならざるを得ないという問題点を有して
いる。また、長尺材料を短く切断して搬入する方法によ
ると、長尺材料を細分化するのに人手とコストとが掛か
る上に、立坑内に搬入した後の作業量が増大するので、
やはり工期が長くなる上に施工コストが増大するという
問題点を有している。
【0004】本発明の目的は、狭隘な立坑内に長尺材料
を細分化することなしに効率よく搬入することができる
長尺材料吊り降ろし装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明によれば、長尺材料を立坑内に吊り降ろして
水平姿勢にするための長尺材料吊り降ろし装置であっ
て、長尺材料を積載するための台車本体と、前記台車本
体を案内して走行させるため該立坑下に敷設されたレー
ルと、前記台車本体の先端部に前記台車本体の走行車輪
と整列するように設けられた着地用車輪と、前記台車本
体の吊り降ろしの際に前記台車本体を前記立坑内で案内
して前記着地用車輪を前記レール上に載せるためのガイ
ドサポートとを備えて成る長尺材料吊り降ろし装置が提
案される。
【0006】この長尺材料吊り降ろし装置を用いれば、
立坑の外において台車本体に長尺材料を積載してからク
レーン等により台車本体を吊り上げ、台車本体の先端部
に設けられた着地用車輪を下にして台車本体を立坑内に
吊り降ろし、立坑内で台車本体をガイドサポートにより
案内しつつ降下させることにより、台車本体が回転する
ことなく着地用車輪をレール上に載せるようにして台車
本体の先端部分を着地させることができる。しかる後、
台車本体の先端部を着地用車輪によってレール上で前進
させながら台車本体の姿勢を徐々に水平状態に近づけれ
ば、着地用車輪と整列している台車本体の走行車輪がレ
ール上に載り、これにより着地が完了し、長尺材料が立
坑内で水平姿勢となる。
【0007】加えて、着地用車輪によるレール上での案
内により台車本体の姿勢を徐々に水平状態にする動作が
安定に行われるようにするため、台車本体の後端部に案
内ローラーを設けると共に立坑の周壁にこれと協働する
案内レールを設け、台車本体の後端部を案内ローラーと
案内レールとを用いて立坑の周壁に沿わせて降下させる
ようにすることもできる。
【0008】本発明によれば、また、長尺材料を立坑内
に吊り降ろして水平姿勢にするための長尺材料吊り降ろ
し装置であって、長尺材料を吊るための吊金具と、該吊
金具を該長尺材料の短手方向の2点及び該吊金具の傾き
姿勢を調節自在にする電動チェーンブロックに連なる1
点の計3点で吊り下げる上述の吊り下げ機構とを備えて
成る長尺材料吊り降ろし装置が提案される。
【0009】吊り下げ機構は、吊金具の一方の吊り下げ
点2点に連結された一定長さの固定吊り具と、吊金具の
他方の吊り下げ点1点に連結された長さ調節自在な可変
吊り具とを備え、固定吊り具と可変吊り具との各自由端
を連結して成る構成とすることもできる。
【0010】各自由端の連結点を例えばクレーンのフッ
クに掛けるなどして吊金具を吊り下げ機構を介して吊り
上げ、可変吊り具の長さを変えれば、吊金具の傾き姿勢
を略垂直状態から水平状態の間の任意の傾き姿勢とする
ことができる。
【0011】したがって、この長尺材料吊り降ろし装置
によれば、立坑の外において吊金具に長尺材料を1本又
は複数本取り付けて吊り下げ、吊り下げ機構を調節する
ことにより吊金具の姿勢を立てて立坑内に吊り降ろした
後、立坑内において吊金具の姿勢を吊り下げ機構を調節
することによって徐々に水平状態に近付けて、吊金具す
なわち長尺材料を水平姿勢にして立坑下に着地させるこ
とができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態の一例につき詳細に説明する。
【0013】図1は、本発明による長尺材料吊り降ろし
装置の実施の形態の一例を示す構成図である。吊り降ろ
し装置1は、軌条や配管材料の如き長尺の施工資材を狭
隘な立坑内に吊り降ろして水平姿勢にするための装置で
あり、図1に示した7施の形態では、シールド立坑10
0内に長尺材料を搬入するために吊り降ろし装置1が設
けられている。
【0014】吊り降ろし装置1は、長尺材料である軌条
を搭載するための台車本体2と、台車本体2を案内して
走行させるためシールド立坑100の下から横坑101
に沿って水平方向に延びるように敷設されたレール3と
を備えている。
【0015】図2及び図3を参照すると、台車本体2
は、ベースフレーム21の下面側に走行車輪22、23
が適宜の間隔をあけて設けられており、ベースフレーム
21の上面側が長尺材料を積載するための荷受面となっ
ている。図3では省略されているが、実際にはベースフ
レーム21の上面21Bには板材が敷かれており、これ
により荷受面が形成されている。本実施の形態では、上
面21Bに一対のブラケット24、25が設けられてお
り、これらのブラケット24、25によって長尺材料で
ある軌条Aの両端をしっかりとベースフレーム21に固
定できる構成となっている。
【0016】図4には、軌条Aを台車本体2に搭載する
場合の荷姿の一例が示されている。
【0017】図2及び図3に戻ると、ベースフレーム2
1の一端部には、一対の着地用車輪26、27がレール
3のレール幅に見合った所要の間隔をあけて走行車輪2
2、23と整列するようにして設けられており、台車本
体2をシールド立坑100内に吊り降ろしたときに、こ
れらの一対の着地用車輪26、27がレール3上に載っ
てレール3により案内される構成となっている。一方、
ベースフレーム21の他端部には、2個の吊り金具28
Aと一対のローラー29、30とが設けられ、ベースフ
レーム21の側面には吊り金具28Aに対応して2個の
吊り金具28Bが設けられている。また両端部中央に索
引用の金具28Cが都合2個設けられている。
【0018】図1に戻ると、以上のように構成されてい
る台車本体2がシールド立坑100内に吊り降ろされた
場合に、着地用車輪26、27をレール3上に台車本体
2を回転させることなく確実に載せることができるよう
台車本体2の側部を常に2点で接し保持するため、シー
ルド立坑100の直下のレール3の両側にはガイドサポ
ート4が配設されている。図1では、シールド立坑10
0を断面して示しているため、レール3を挟むようにし
て設けられている一対のガイドサポートのうちの一方の
みが見えているが、実際には、レール3の手前側にもガ
イドサポート4と同様のガイドサポートが配設されてい
る。この一対のガイドサポートの上部2列の部材が台車
本体横幅より数センチ幅広く配置することで、吊り降ろ
される台車本体2がその側部で2点で保持され、回転運
動することを拘束する。
【0019】したがって、台車本体2の2個の吊り金具
28A、28Aに2本のチェーン51、51の各一端を
それぞれ繋着し、2個の吊り金具28B、28Bに2本
のチェーン52の各一端をそれぞれ繋着し、これらのチ
ェーン51、52の各他端をクレーンのフックFに掛け
て台車本体2をクレーンで吊り、台車本体2をシールド
立坑100内に吊り降ろすことにより、台車本体2の先
端部をガイドサポート4によって回転させることなく案
内させ、着地用車輪26、27を容易にレール3上に載
せて着地させることができる。なお、チェーン51、5
2に代えて適宜のワイヤー、ロープ等を用いて台車本体
2をクレーンで吊るようにしてもよいことは勿論であ
る。
【0020】このように、着地用車輪26、27をレー
ル3上に載せて着地させると、着地後フックFを降下さ
せ台車本体2の後端の高さを低くすることにより台車本
体2の先端が台車本体2及びこれに構成されている軌条
Aの重みで着地用車輪26、27により容易に横坑10
1に向けて前進し、その際ガイドサポート4に両側面を
拘束されることで回転運動することなく台車本体2の姿
勢が徐々に水平状態に近づく(図5参照)。
【0021】加えて、台車本体2の後端をシールド立坑
100の壁面100Aに沿って円滑に滑らせることがで
きるようにするため、壁面100Aには、ローラー2
9、30と協働する案内レール6が配設されている。
【0022】図5に示すように、台車本体2の先端部の
着地後、クレーンのフックFの降下につれて、台車本体
2の先端部の着地用車輪26、27がレール3に案内さ
れて前進することにより台車本体2の傾きが変わり、台
車本体2の後端部のローラー29、30が案内レール6
に係合する。以後、台車本体2の後端部のローラー2
9、30が案内レール6に案内されて回転運動をするこ
となく安定した状態で降下することによって、台車本体
2の姿勢を極めて円滑に且つ簡単に水平状態とすること
ができる。なお、ローラー29、30と案内レール6と
の係合を確実にするため、案内レール6の上端をラッパ
状にしてもよい。台車本体2が水平姿勢となると、走行
車輪22、23がレール3上に載り、台車本体2は走行
車輪22、23によりレール3上を円滑に移動でき、坑
内運搬台車として、そのまま金具28Cに軌道装置を連
結することでこれに牽引されて横坑101の先にある軌
条敷設場まで運搬することができる。
【0023】吊り降ろし装置1は以上のように構成され
ているので、シールド立坑100の外で台車本体2を図
2に示すように一対の荷受台B上に載せた状態で、台車
本体2に軌条や配管材料等の長尺材料を安定して搭載し
てからクレーン等により台車本体2を吊り上げ、台車本
体2の先端部に設けられた着地用車輪26、27を下に
してシールド立坑100内に吊り降ろし、台車本体2を
ガイドサポート4により回転運動を抑止させ案内しつつ
降ろすだけで、着地用車輪26、27をレール3上に載
せるようにして着地させることができる。
【0024】しかる後、さらなる吊り降ろしにより台車
本体2の先端部は台車本体2及びこれに構成されている
軌条Aの重みのために着地用車輪26、27によってレ
ール3上で前進し、台車本体2の後端部のローラー2
9、30が案内レール6に沿って案内され、台車本体2
の姿勢を極めて円滑且つ安定に回転運動をさせず水平状
態に近づけることができる。そして、着地用車輪26、
27と整列している台車本体2の走行車輪22、23が
レール3上に載ることにより着地が完了する。このよう
にして、長尺材料をシールド立坑100内に容易に吊り
降ろして水平姿勢とすることができる。上記では、軌条
Aを台車本体2に積載して吊り降ろす場合の例について
説明したが、軌条Aに代えて例えば枕木を積載した台車
本体2をシールド立坑100内に同様にして吊り降ろす
こともできる。この場合、ブラケット24、25を、脱
着で軌条又は枕木の積載の切り替えができる軌条及び枕
木のための専用ブラケットとする構成としてもよい。
【0025】なお、図1においてローラ29、30が案
内レール6に接した状態で台車本体2とガイドサポート
4の天端の接点及び台車本体2と案内レール6の接点の
間隔が限界巾H以上でないと、台車本体2が鉛直軸方向
に回転運動を起こしやすくなり、台車本体2の円滑な吊
り降ろしを行うことができない。ここで、限界巾Hはレ
ール3の巾程度である。加えて、図1及び図5において
符号Lで示されているのは、ワイヤーセンターの限界線
であり、チェーン51、52の長さ関係により限界線L
よりもフックFがレール6側に寄ることがないように作
業しなければならない。チェーン51、52の長さ関係
によりフックFが限界線Lよりもレール6側に寄ると、
台車本体2のローラー29、30が案内レール6に係合
する前にシールド立坑100の周壁に接触し、台車本体
2の円滑な吊り降ろしを行うことができない。
【0026】図6には、本発明による別の長尺材料吊り
降ろし装置の実施の形態の一例が示されている。図7は
吊り降ろし装置10の側面図である。図6に示した吊り
降ろし装置10もまた、軌条や配管材料の如き長尺の施
工資材を狭隘な立坑内に吊り降ろして水平姿勢にするた
めの装置であり、本実施の形態では、吊り降ろし装置1
0が、シールド立坑200内に長尺材料である鋳鉄管P
を搬入する場合の例が示されている。
【0027】図6及び図7を参照すると、吊り降ろし装
置10は、鋳鉄管Pを吊るための吊金具60を備えてい
る。本実施の形態では、吊金具60は、鋳鉄管Pにその
長手方向に沿うようにして取り付けられる本体部61の
一端に垂下部62を垂設して成る、全体として略L字状
の部材として形成されており、鋳鉄管Pは本体部61の
側縁部に設けられている複数の固定金具61Aを用いて
ワイヤーWで本体部61に緊結されることにより吊金具
60に固定されている。
【0028】このようにして鋳鉄管Pが取り付けられる
吊金具60をクレーン等によって吊ることができるよう
にするため、吊金具60の吊り部材鋳鉄管Pと反対面に
配置された3点には、吊り下げ機構70を連結するため
の取付金具60A、60Bが溶接により固定されてい
る。ここで取付金具60Aは、図7に示すように金具6
0A1、60A2から成っている。
【0029】クレーンのフックFと取付金具60Aとの
間は、固定吊り具として働く所定の一定の長さの2本の
チェーン71、71によって連結されており、フックF
と取付金具60Bとの間は可変吊り具として働く長さ調
節可能な1本の可変チェーン装置72によって連結され
ている。すなわち、本実施の形態では、2本のチェーン
71と1本の可変チェーン装置72とによって吊り下げ
機構70が構成されている。
【0030】可変チェーン装置72は、本実施の形態で
は、フックFにワイヤー72Cによって取り付けられた
電動式のチェーンブロック72Aと、チェーンブロック
72Aと取付金具60Bとの間に設けられた1本のチェ
ーン72Bとから成っている。取付金具60Bはチェー
ン72Bを吊金具60に固定する取付金具で、チェーン
72Bは取付金具60Bとチェーンブロック72Aとの
間の長さを調節可能ならしめるように、公知の方法で取
付金具60Bに取り付けられている。
【0031】したがって、フックFと金具60A1、6
0A2の2部材から構成される取付金具60Aとの間は
2本のチェーン71の長さに従う一定の長さに保たれて
いるが、フックFと取付金具60Bとの間の長さはチェ
ーンブロック72Aの操作により調節可能である。
【0032】吊り降ろし装置10は以上のように構成さ
れているので、立坑200の外で鋳鉄管Pに吊金具60
を複数のワイヤーWを用いて前述のようにして固定し、
2本のチェーン71と1本の可変チェーン装置72とに
より構成されている吊り下げ機構70を介して吊金具6
0をクレーンで吊り上げることにより鋳鉄管Pを吊り上
げることができる。
【0033】このとき、チェーンブロック72Aの操作
により取付金具60Bとチェーンブロック72Aとの間
の長さを2本のチェーン71の長さに比べて短くするこ
とにより、吊金具60をクレーンで吊り上げた場合、図
6中で二点鎖線で示すように吊り降ろし装置10を略垂
直になる傾き姿勢とし、狭隘な立坑200内に鋳鉄管P
を吊金具60を用いて吊り降ろすことができる。
【0034】そして、鋳鉄管Pが立坑200の下に近づ
いたならば、チェーンブロック72Aを操作して取付金
具60Bとチェーンブロック72Aとの間の長さを長く
し、鋳鉄管Pの傾き姿勢を徐々に水平状態に近づけ、最
終的に図2に実線で示される水平姿勢状態とする。鋳鉄
管Pが吊り降ろされる立坑200の下には、立坑200
から水平方向に延びる横坑201が設けられているの
で、鋳鉄管Pの傾き姿勢が水平に近づくにつれて鋳鉄管
Pの頭部Paが横坑201内に入り込み、鋳鉄管Pを立
坑200の下で水平姿勢にし、そこに着地させることが
できる。すなわち、鋳鉄管Pを立坑200内に吊り降ろ
して水平姿勢に着地させることができる。この場合、鋳
鉄管Pの吊り降ろしはクレーンの操作により行われ、鋳
鉄管Pの姿勢制御は電動式のチェーンブロック72Aに
よって電気的制御により行うことができるので、従来の
人手による場合と比べ、容易であり、且つ安全性も高
い。ここで、吊り下げ機構70をチェーンを用いて構成
した実施の形態について説明したが、吊り下げ機構70
を適宜のワイヤーまたはロープ等を用いて同様に構成す
ることができる。
【0035】上記実施の形態では、吊金具60が1本の
鋳鉄管Pを吊り下げるために用いられた例を説明した
が、この吊金具60により細経の鋼管等を複数本同様に
してワイヤーWで固定し、吊金具60により複数本の長
尺材料を一度に吊り卸すこともできる。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、上述の如く、軌条や各
種管材等の長尺材料を狭隘な立坑内に荷の吊り変えなし
に投入できるので、搬入時間が短くて済み、効率よく且
つ安全に長尺材料を搬入することができる。この結果、
コストの低減や大幅な工期の短縮を期待することができ
る。また、立坑下での長尺物の引き込み作業等のための
作業員の介在が不要となるため、安全性も格段に向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による吊り降ろし装置の実施の形態の一
例を示す構成図。
【図2】図1に示した台車本体の立面図。
【図3】図1に示した台車本体の平面図。
【図4】図1に示した台車本体に積載される軌条の荷姿
の一例を示す荷姿図。
【図5】図1に示した吊り降ろし装置による長尺材料の
搬入動作を説明するための説明図。
【図6】本発明による他の吊り降ろし装置の実施の形態
の一例を示す構成図。
【図7】図6に示した吊り降ろし装置の断面図。
【符号の説明】
1、10 吊り降ろし装置 2 台車本体 3 レール 4 ガイドサポート 6 案内レール 21 ベースフレーム 22、23 走行車輪 24、25 ブラケット 26、27 着地用車輪 28A、28B 吊り金具 29、30 ローラー 51、52 チェーン 60 吊金具 61 本体部 70 吊り下げ機構 71 チェーン 72 可変チェーン装置 72A チェーンブロック 72B チェーン 72C ワイヤー 100 シールド立坑 200 シールド立坑 A 軌条 F フック P 鋳鉄管 W ワイヤー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺材料を立坑内に吊り降ろして水平姿
    勢にするための長尺材料吊り降ろし装置であって、 長尺材料を積載するための台車本体と、 前記台車本体を案内して走行させるため該立坑下に敷設
    されたレールと、 前記台車本体の先端部に前記台車本体の走行車輪と整列
    するように設けられた着地用車輪と、 前記台車本体の吊り降ろしの際に前記台車本体を前記立
    坑内で案内して前記着地用車輪を前記レール上に載せる
    ためのガイドサポートとを備えて成ることを特徴とする
    長尺材料吊り降ろし装置。
  2. 【請求項2】 前記台車本体の後端部に案内ローラーを
    設けると共に前記立坑の周壁に前記案内ローラーと協働
    する案内レールを設け、前記台車本体の前記後端部が前
    記案内ローラーと前記案内レールとを用いて前記周壁に
    沿わせて下降できるようにした請求項1記載の長尺材料
    吊り降ろし装置。
  3. 【請求項3】 長尺材料を立坑内に吊り降ろして水平姿
    勢にするための長尺材料吊り降ろし装置であって、 長尺材料を吊るための吊金具と、 該吊金具を該長尺材料の短手方向の2点及び該吊金具の
    傾き姿勢を調節自在にする電動チェーンブロックに連な
    る1点の計3点で吊り下げるための吊り下げ機構とを備
    えて成ることを特徴とする長尺材料吊り降ろし装置。
  4. 【請求項4】 前記吊り下げ機構が、前記吊金具の一方
    の吊り下げ点に連結された一定長さの固定吊り具と、前
    記吊金具の他方の吊り下げ点に連結された長さ調節自在
    な可変吊り具とを備え、前記固定吊り具と前記可変吊り
    具との各自由端を連結して成る請求項3記載の長尺材料
    吊り降ろし装置。
  5. 【請求項5】 前記可変吊り具が、チェーンとチェーン
    ブロックとを含み、該チェーンブロックによって該チェ
    ーンの長さ調節を可能なようにした請求項4記載の長尺
    材料吊り降ろし装置。
JP2000008628A 2000-01-18 2000-01-18 長尺材料吊り降ろし装置 Pending JP2001199674A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000008628A JP2001199674A (ja) 2000-01-18 2000-01-18 長尺材料吊り降ろし装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000008628A JP2001199674A (ja) 2000-01-18 2000-01-18 長尺材料吊り降ろし装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001199674A true JP2001199674A (ja) 2001-07-24

Family

ID=18536870

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000008628A Pending JP2001199674A (ja) 2000-01-18 2000-01-18 長尺材料吊り降ろし装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001199674A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102295227A (zh) * 2010-06-23 2011-12-28 中国中轻国际工程有限公司 一种碱回收炉省煤器的吊装方法及移动装载平台
KR20210001552U (ko) * 2019-12-30 2021-07-08 주식회사 한국가스기술공사 해수펌프 샤프트 운반용 클램핑지그
JP2022166365A (ja) * 2021-04-21 2022-11-02 三菱重工業株式会社 風力発電装置において長尺物を昇降させる方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102295227A (zh) * 2010-06-23 2011-12-28 中国中轻国际工程有限公司 一种碱回收炉省煤器的吊装方法及移动装载平台
KR20210001552U (ko) * 2019-12-30 2021-07-08 주식회사 한국가스기술공사 해수펌프 샤프트 운반용 클램핑지그
KR200494178Y1 (ko) * 2019-12-30 2021-08-24 주식회사 한국가스기술공사 해수펌프 샤프트 운반용 클램핑지그
JP2022166365A (ja) * 2021-04-21 2022-11-02 三菱重工業株式会社 風力発電装置において長尺物を昇降させる方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3039445B2 (ja) コンテナクレーン
JP2001200700A (ja) 小口径シールド用セグメント搬送方法および装置
JP2001199674A (ja) 長尺材料吊り降ろし装置
JP4509875B2 (ja) 建物外壁部施工用の資材搬送システム
JP6905334B2 (ja) 建物中間階設置型クレーン装置
JP2003180009A (ja) 電線の移線工法
EP3315615A1 (en) Manipulator for a ladle
JP2000143139A (ja) クレーン用吊り治具
JP2551161Y2 (ja) 天井走行クレーン装置
JP2004155538A (ja) 吊り治具
JPH0891770A (ja) 長尺材吊上げ装置
JPH11189394A (ja) コンテナクレーン
JPH08259177A (ja) パイプ類のハンドリング装置
JP2009023811A (ja) 傾動式台車枠搬送装置
JP3483407B2 (ja) トンネル用管据付け台車
JP7467734B1 (ja) 搬送装置、床版移動方法および床版取替方法
JP7499383B1 (ja) 吊り治具
JP7467728B1 (ja) 搬送装置
JP7467731B1 (ja) 工事用設備の組立方法および工事用設備の解体方法
JP4552102B2 (ja) 作業台車
JP7467730B1 (ja) 工事用設備
JP7467733B1 (ja) 搬送装置
JP7467732B1 (ja) 搬送装置
JP2000211743A (ja) コンテナクレ―ン
JPH0881180A (ja) 水平移動クレーン