JP2000143139A - クレーン用吊り治具 - Google Patents

クレーン用吊り治具

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JP2000143139A
JP2000143139A JP10342379A JP34237998A JP2000143139A JP 2000143139 A JP2000143139 A JP 2000143139A JP 10342379 A JP10342379 A JP 10342379A JP 34237998 A JP34237998 A JP 34237998A JP 2000143139 A JP2000143139 A JP 2000143139A
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trolleys
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building
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Ryoji Ueda
良司 上田
Toshihiro Yonezawa
俊裕 米澤
Ryoichi Takesako
涼一 竹迫
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吊り治具を軽量化し、もってPCパネ
ルのような重い大型資材の搬入、搬出にもクレーンを使
用して吊ったまま水平に進退させることができ、かつ吊
った状態で左右位置の調整も可能にする。 【解決手段】 前後方向に長い左右一対の縦ビーム1
1にそれぞれ上部トロリー16を設置し、左右の上部ト
ロリー16を幅方向に長い横ビーム29で接続し、横ビ
ーム29に左右一対の下部トロリー30を設置し、左右
の下部トロリー30を間隔調節自在に連結し、左右の下
部トロリー30にそれぞれ巻き上げ機34を吊下げ、左
右の縦ビーム11の各両端に縦ビームを水平に支持する
ことができる脚14を固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、クレーンフック
と吊り荷との間に介在させて上記吊り荷を水平に移動さ
せるための吊り治具に関するものであり、高層建物の建
築現場でPCパネルその他の大型建築資材を搬入、搬出
するために使用することができる。
【0002】
【従来の技術】建設中の高層建物の任意の階で建築資材
等を屋外のクレーンで吊ったまま搬入、搬出するために
使用されるクレーン用吊り治具として、クレーンフック
からワイヤーを介して長尺の吊込みビームをほぼ水平に
吊下げ、このビームの一端に玉掛けワイヤーを介して建
築資材を吊下げ、上記ビームの反対側にバランスウエイ
トを移動自在に取付け、クレーンフックで上記ビームを
吊下げた際、ビームの傾斜をビーム上のセンサーで検出
し、ビームが水平になるように上記バランスウエイトを
移動させ、この状態でビームの一端を建築資材と共に任
意の階のベランダから屋内に挿入し、建築資材を下ろし
ながら再びバランスウエイトを移動して上記ビームを水
平に保つようにしたものが知られている。
【0003】しかしながら、上記の吊り治具は、吊込み
ビームの傾斜をセンサーで検出し、バランスウエイトを
自動的に移動させて一端の建築資材とバランスさせるも
のであるから、吊込みビーム上に積み荷の重量に対応す
るバランスウエイトおよびその移動装置を設置する必要
があり、吊り治具としての重さが大きくなり、これに応
じてクレーンも大型にする必要があり、特にPCパネル
のように重さ数トンに達する建築資材を扱う場合は、ク
レーンの能力が不足する結果になり、その場合はクレー
ンで直接PCパネルを吊るため、建物躯体への取付け作
業が甚だ危険になっていた。また、PCパネル用の吊り
治具に見合う大型のクレーンがあったとしても、従来の
吊り治具は、吊込みビームに沿って資材を前後にのみ進
退させるものであるから、PCパネルの取付けのために
左右位置を調整する際は、クレーン操作を必要とし、そ
の取付け作業が極めて困難になり、かつ危険であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、バランス
ウエイトを不要にして吊り治具を軽量化し、もってPC
パネルのような重い大型資材の搬入、搬出にもクレーン
を使用して吊ったまま該大型資材を水平に進退させるこ
とができ、かつ吊った状態で左右位置の調整も可能にす
るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明のクレーン用吊
り治具は、請求項1に記載のごとく、前後方向に長い左
右一対の縦ビームにそれぞれ上部トロリーを設置し、こ
の左右の上部トロリーを幅方向に長い横ビームで接続
し、この横ビームに左右一対の下部トロリーを設置し、
この左右の下部トロリーを連結バーで間隔調節自在に連
結し、この左右の下部トロリーにそれぞれ巻き上げ機を
吊下げ、上記左右の縦ビームの各両端に該縦ビームを水
平に支持することができる脚を固定し、この縦ビームを
クレーンフックから水平に吊下げるようにしたことを特
徴とする。
【0006】この発明において、上記左右の上部トロリ
ーは、遠隔操作で縦ビーム上を互いに等しい速度で進退
するものであり、縦ビーム上に設置されたモータで駆動
される。なお、モーターの電源は、吊り治具自体に設置
したバッテリまたは屋内の電源のいずれでもよい。そし
て、上記の縦ビームは、資材の搬入時、縦ビームの前端
が建物側に向けられるが、上部トロリーの走行区間は、
縦ビームの前半部、詳しくは吊り治具の重心位置を起点
としてその前方部分に限定することが好ましく、この限
定にはストッパやリミットスイッチ等を利用できる。
【0007】一方、横ビーム上の左右の下部トロリー
は、連結バーで接続されて互いに等しい速度で左右に移
動するものである。この下部トロリーの駆動は、モータ
ー駆動も可能であるが、手動で十分である。そして、そ
の移動範囲は、左右の下部トロリーの中間点が左右の縦
ビームの内側に位置するようにストッパやリミットスイ
ッチで限定される。また、下部トロリーに吊下げられる
巻上げ機は、チェーンブロックおよびホイスト等の簡易
巻上げ機であり、ホイストはチェーンホイスト、電気ホ
イスト、空気ホイスト等のいずれでもよい。
【0008】この発明では、左右の縦ビームがそれぞれ
前後2箇所に固定した合計4本の等しい長さのワイヤー
でクレーンフックから吊下げられるが、縦ビームを水平
に向けたときにクレーンフックの直下に吊り治具の重心
および横ビームが位置するように上記ワイヤーの取付け
位置および長さが設定されると、吊り治具をクレーンフ
ックで吊下げた際、吊り荷の有無に関係なく、縦ビーム
および横ビームがそれぞれ水平になる。
【0009】そして、上記の縦ビームを4本のワイヤー
でクレーンフックに吊下げた後、クレーンを操作して吊
り治具を所望の建築資材上に移動させ、巻上げ機で建築
資材を吊上げることができる。また、縦ビームを前後両
端の脚で地面または床面に水平に支持し、吊り治具の重
心に位置する巻上げ機のフックにワイヤを介して建築資
材等を接続し、しかるのち吊り治具の上方にクレーンフ
ックを移動し、このクレーンフックに上記4本のワイヤ
ーで縦ビームを建築資材と共に吊下げることもできる。
【0010】上記のクレーンフックに上記の吊り治具を
介して建築資材、例えばPCパネルが吊下げられると、
クレーン操作により、上記のPCパネルが所望の建築物
の外側から任意の階の足場前またはベランダ前に運ば
れ、建築物の外壁に直角に向けた縦ビームの前端が足場
や床の上方空間に挿入され、前端の脚が床面に着くまで
クレーンフックが下ろされる。次いで、上部トロリーが
遠隔操作で駆動されて縦ビームの前端側に移動し、更に
下部トロリーが左右に動かされ、また巻上げ機でPCパ
ネルの高さが調整され、このPCパネルが建物躯体の外
面に作業員の手作業で固定され、このPCパネルからワ
イヤが外される。しかるのち、クレーン操作により、上
記の吊り治具が若干引上げられ、前脚が床から離れた
後、建物の外に搬出され、元に戻される。
【0011】なお、PCパネルを縦ビームの中心側から
前端の建物側に移動し、建物躯体に固定するまでの間、
縦ビームの前端の脚が床面に接しているため、PCパネ
ルが移動したり、巻上げ機から外されたりしても、縦ビ
ームが傾斜することはない。したがって、従来装置のよ
うにバランスウエイトを取付け、これを移動させてバラ
ンスをとる必要がない。また、左右の縦ビームの各前端
がそれぞれ脚で床上に支持されるため、横ビームに沿っ
て下部トロリーを移動させても、左右の下部トロリーの
中間点が左右の脚間範囲から外れない限り、左右の脚の
一方が床から浮いて横ビームが傾くことはなく、安全に
PCパネルを取付けることができる。
【0012】また、PCパネル以外の資材を建物内に搬
入する場合は、クレーンで吊上げた吊り治具の前端を建
物内に深く挿入し、次いで吊り治具を降下させて前脚を
床に接触させ、しかるのち上部トロリーを前進させて上
記大型資材を床に下ろす。この場合、吊り治具は床に触
れない高さに吊下げられるので、縦ビームが天井に触れ
ない範囲で前脚の高いことが有利である。したがって、
請求項2に記載のごとく、前端の脚を後端の脚よりも長
くできるように伸縮自在に、かつ前端の脚の長さが後端
の脚と等しくなるように形成することが好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、この発明のクレーン用吊
り治具の一例を示し、図の左下を吊り治具の前方とす
る。10は前後方向に長い長方形のフレームであり、前
後方向に長い左右一対の縦ビーム11の前後両端を端部
ビーム12で接続し、中間部を複数本の横ステー13で
接続して形成される。そして、左右の縦ビーム11の前
後両端には、それぞれ等しい長さの脚14が下向きに突
設され、上記フレーム10を水平面に対して所定の高さ
に支持するようになっている。ただし、前端の脚14
は、縦ビーム11の前端よりも若干後方から垂直に突設
され、この前脚14の下端と縦ビーム11の前端とが斜
めの補強材15で連結される。なお、前脚14は、伸縮
自在に形成し、その伸長時の長さを後脚よりも長くし、
短縮時の長さを後脚と等しくすることができる。
【0014】上記左右の縦ビーム11には、それぞれ上
部トロリー16が走行自在に設置され、この上部トロリ
ー16を介して上記左右の縦ビーム11の下方に幅方向
に長い横ビーム29が垂下状に設置される。すなわち、
図2ないし図4に示すように、縦ビーム11を挟むよう
に左右一対のトロリーフレーム17が対向状に配置さ
れ、この一対のトロリーフレーム17に取付けた前後2
個、合計4個の車輪18がI形鋼からなる上記縦ビーム
11の下側フランジ上に転動可能に乗せられ、上記一対
のトロリーフレーム17の下端を接続する連結ピン19
(図3、4参照)が接続金具20を介して上記横ビーム
29の上面に接続される。なお、上記左右の上部トロリ
ー16は、縦ビーム11の内側に位置する前後一対の連
結ビーム27(図2、4参照)によって接続され、左右
の縦ビーム11にまたがる台車を構成する。
【0015】図1、2において、上記左右の縦ビーム1
1の長さ方向中央よりも若干後よりの部分に幅方向の駆
動軸22が支架され、この駆動軸22の中央部に、前記
フレーム10の後方寄りに固定されている減速機付きモ
ーター23が接続され、上記駆動軸22の両端に駆動用
のスプロケット24が固定される。一方、上記左右の縦
ビーム11の前端近くの内側対向面に従動側のスプロケ
ット25が取付けられ、このスプロケット25と上記駆
動用のスプロケット24にまたがって伝動用チェーン2
6が巻掛けられ、その両端が上部トロリー16の内側ト
ロリーフレーム17に連結される。
【0016】前記横ビーム29の左右両側に下部トロリ
ー30が移動自在に設置される。すなわち、図2ないし
図4に示すように、横ビーム29を挟むように前後一対
のトロリーフレーム31が対向状に配置され、この前後
に対向する一対のトロリーフレーム31に取付けた左右
2個、合計4個の車輪32(図3、4参照)がI形鋼か
らなる上記横ビーム29の下側フランジ上に乗せられ、
上記一対のトロリーフレーム31の下端を接続する連結
ピン33にチェーンブロック34の上部フックが掛けら
れ、その吊り荷用フック35がチェーンを介して下方に
垂下される。
【0017】そして、上記左右の下部トロリー30が背
面側の連結バー36で間隔調節自在に連結される。この
連結バー36は、図4に示すように、一端側に多数のボ
ルト孔36aを横一列に穿孔し、その孔36aを選択し
てボルトでトロリーフレーム31に接続することによ
り、左右の下部トロリー30の間隔を設定するものであ
る。また、上記左右の下部トロリー30のうち右側の下
部トロリー30の前面にその車輪32を手動で回転させ
るための駆動スプロケット37が設けられ、このスプロ
ケット37に無端のハンドチェーン38が掛けられ、こ
のハンドチェーン38を作業員の手で下に引いて左右に
回すことにより、横ビーム29上を左右の下部トロリー
30が同時に左右に移動する。
【0018】図1において、前記フレーム10の左右の
前脚14間に前記減速機付きモーター23の運転制御用
制御盤41が設置され、この制御盤41に電源接続用の
差込み接続器42および遠隔操作用のペンダント43が
それぞれ接続される。なお、上記の差込み接続器42を
廃し、代わりにバッテリを充電器と共に設置してもよ
く、この場合は、バッテリ等をフレーム10の後端側に
設置して前部とのバランスをとるのが好ましい。
【0019】また、左右の縦ビーム11には、それぞれ
前後2箇所、合計4箇所に突設された吊り環44(図
2、3参照)を介して長さが等しい4本のワイヤー45
(図1参照)が接続され、この4本のワイヤー45を介
して吊り治具がクレーンフック46に掛けられ、このと
き吊り治具のフレーム10が水平になり、フレーム10
と前後の脚14とからなる固定部分の重心および横ビー
ム29がクレーンフック46の直下に位置するように上
記吊り環44の位置が設定される。そして、上記重心位
置の左右の縦ビーム11にまたがって横バー47(図2
〜4参照)が固定され、この横バー47が重心に位置す
ることを示している。
【0020】図3において、48は縦ビーム11に固定
されたストッパであり、上部トロリー16のトロリーフ
レーム17の後端に接し、横ビーム29が上記の重心位
置を示す横バー47よりも後に移動するのを防ぐと共
に、後退時の上記トロリーフレーム17がストッパ48
に接する直前にリミットスイッチ(図示されていない)
が作動して減速機付きモーター23を停止させるように
なっている。一方、横ビーム29(図4参照)には、連
結バー36で連結された左右の下部トロリー30の中間
点の移動範囲を左右の縦ビーム11の内側範囲内に制限
するストッパ(図示されていない)が設けられる。そし
て、図3に示すように、横ビーム29の上面に固定され
たブラケット49とその下方の連結バー36とを着脱自
在に連結するロックピン50が設けられ、下部トロリー
30の自由移動を抑止する。
【0021】上記の構造において、図1に示すように、
縦ビーム11に対し横ビーム29が進退ストロークの後
端に位置する状態でこの横ビーム29がクレーンフック
46の直下に位置するようにフレーム10を静止させ、
左右のチェーンブロック34のフック35を下方に位置
する建築資材、例えばPCパネル51の左右の吊り環に
掛け、チェーンブロック34のハンドチェーン(図示さ
れていない)を操作して上記PCパネル51を吊り上げ
る。なお、横ビーム29の左右の下部トロリー30の間
隔は、あらかじめPCパネル51の吊り環間隔と等しく
設定される。
【0022】次いで、クレーン操作により、上記の水平
なフレーム10、前後の脚14、上部トロリー16、横
ビーム29、下部トロリー30およびチェーンブロック
34等からなる吊り治具を、PCパネル51と共に建設
中の建物の所要の階に運び、フレーム10の前端を建物
側に向け、その前端を足場または床52の上方空間に挿
入し、前脚14の下端が床52に接するまで、クレーン
フック46を下降させる。次いで、前記差込み接続器4
2を建物内の電源コンセントに接続し、ペンダント43
を操作することにより、上部トロリー16によってPC
パネル51が建物側に引き寄せられ、次いでチェーンブ
ロック34の操作により、PCパネル51の高さが調整
され、また前記ロックピン50(図3参照)を抜き、下
部トロリー30のハンドチェーン38を操作することに
より、下部トロリー30の左右位置が調整される。しか
るのち、上記のPCパネル51が所定の位置に固定さ
れ、このPCパネル51からチェーンブロック34のフ
ック35が外され、上部トロリー16がペンダンド43
の操作で重心位置に戻され、続いて吊り治具がチェーン
操作により元に戻される。
【0023】なお、建築資材51がPCパネルとは異な
って建物内で使用される場合は、上記建築資材51が床
52に接しない程度にあらかじめ高く吊られてクレーン
で運ばれ、上記のフレーム10が図示の位置よりも深く
建物内に挿入される。そして、ペンダント43の操作で
上部トロリー16が駆動され、建築資材51が搬入さ
れ、チェーンブロック34の操作で床上に下ろされる。
以下、前記同様にして元に戻される。この場合は、前脚
14を伸長可能な構造に作っておくことにより、上記建
築資材51の搬入が一層容易になる。
【0024】
【発明の効果】この発明によれば、上記のとおり、縦ビ
ームの前脚を建物の足場や床に着地させた状態で横ビー
ムを前進させて資材を搬入することができる。したがっ
て、吊込みビームの一端から建築資材を吊り下げ、反対
側のバランスウエイトを移動しながら建築資材を下ろす
ようにした従来の吊り治具に比べ、そのバランスウエイ
トが不要になり、吊り治具全体を軽量化することがで
き、そのため吊り治具を移動するためのクレーンの負担
が軽減され、PCパネルのような重い建築資材の取付け
作業も容易に、かつ安全になる。
【0025】また、上記の横ビームに間隔調整自在に取
付けた左右の下部トロリーに巻上げ機を取付けたので、
建築資材の幅に応じて左右の巻上げ機の間隔を調整し、
吊り荷用のチェーンを垂直に保つことができ、かつ建築
資材を巻上げ機で吊ったまま、その左右位置および高さ
を調整することができ、そのため上記PCパネルの取付
けが一層容易になる。なお、前脚を足場やベランダに着
地させる際のクレーン操作に伴って生じる縦ビーム11
の過度な傾斜を知るため、縦ビーム11の前部、例えば
制御盤41等に振り子式の傾斜検出器等を設けることが
できる。
【0026】また、この発明のクレーン用吊り治具は、
PCパネル以外の建築資材の搬入にも使用可能である
が、特に請求項2に記載の発明によれば、前脚が伸縮自
在であるため、前脚の短縮時には広い地上または床上に
縦ビームを水平に支持することができ、また前脚の伸長
時には、前脚のみが接地したときの縦ビーム高さを平常
よりも高く設定することができ、そのためPCパネル以
外の資材を建物内に搬入する場合、その搬入作業が一層
容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態を示す斜視図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】図2のB−B線断面図である。
【符号の説明】
10:長方形のフレーム 11:縦ビーム 12:端部ビーム 14:脚 16:上部トロリー 17、31:トロリーフレーム 18、32:車輪 19、33:連結ピン 20:接続金具 22:駆動軸 23:減速機付きモーター 24、25:スプロケット 26:伝動用チェーン 27:連結ビーム 29:横ビーム 30:下部トロリー 34:チェーンブロック(巻上げ機) 35:吊り荷用フック 36:連結バー 37:駆動スプロケット 38:ハンドチェーン 41:制御盤 42:差込み接続器 43:遠隔操作用ペンダント 44:吊り環 45:ワイヤー 46:クレーンフック 48:ストッパ 49:ブラケット 50:ロックピン 51:PCパネル(建築資材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹迫 涼一 兵庫県姫路市東延末4丁目73番地 株式会 社日本技術センター内 Fターム(参考) 3F004 EA27 KA05 LA05 LA10 LC08 NA01

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後方向に長い左右一対の縦ビームにそ
    れぞれ上部トロリーを設置し、この左右の上部トロリー
    を幅方向に長い横ビームで接続し、この横ビームに左右
    一対の下部トロリーを設置し、この左右の下部トロリー
    を連結バーで間隔調節自在に連結し、この左右の下部ト
    ロリーにそれぞれ巻き上げ機を吊下げ、上記左右の縦ビ
    ームの各両端に該縦ビームを水平に支持することができ
    る脚を固定し、この縦ビームをクレーンフックから水平
    に吊下げるようにしたことを特徴とするクレーン用吊り
    治具。
  2. 【請求項2】 前端の脚が後端の脚よりも長くできるよ
    うに伸縮自在に、かつ前端の脚の短縮時の長さが後端の
    脚と等しくなるように形成された請求項1記載のクレー
    ン用吊り治具。
JP10342379A 1998-11-16 1998-11-16 クレーン用吊り治具 Pending JP2000143139A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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