JP6990788B1 - 吊り荷の一括設置方法、架台および吊り荷の一括設置システム - Google Patents

吊り荷の一括設置方法、架台および吊り荷の一括設置システム Download PDF

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Abstract

【課題】吊り治具に複数の吊り荷を安全に接続して一括で設置することができる吊り荷の一括設置方法、架台および吊り荷の一括設置システムを提供する。【解決手段】所定の間隔で複数の吊り荷9が接続される吊り治具7と、吊り治具7の落下防止構造である架台1と、揚重装置26とを有する一括設置システム27を用いる。そして、架台1上に吊り治具7を設置して吊り治具7に所定の間隔で複数の吊り荷9を接続した後、揚重装置26によって吊り治具7を吊り上げて移動させ、吊り治具7を吊り下ろして吊り荷9を所定の位置に所定の配置で設置する。【選択図】図1

Description

本発明は、吊り荷の一括設置方法、架台および吊り荷の一括設置システムに関するものである。
従来、造成工事などにおいて中詰め材を入れた袋体を複数並べて設置することがある。中詰め材を入れた袋体は揚重機で吊り下げて仮置き場から所定の場所に移動させるのが一般的である。特許文献1、2には、揚重機を用いて吊り荷を効率よく移動させる方法として、仮置き場にある複数の吊り荷を揚重機に吊り下げた吊り治具に接続し、複数の吊り荷を一括して移動させることが記載されている。
特許公報第5964684号 特許公報第3871925号
しかしながら、吊り荷の接続作業中に何らかの理由で揚重機から吊り治具が落下すると、吊り治具の下方で作業する作業者の安全が確保できなかったり、吊り荷が破損したりする可能性がある。
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすることは、吊り治具に複数の吊り荷を安全に接続して一括で設置することができる吊り荷の一括設置方法、架台および吊り荷の一括設置システムを提供することである。
前述した目的を達成するために第1の発明は、吊り荷の一括設置方法であって、吊り治具に所定の間隔で複数の吊り荷を接続する工程aと、揚重装置によって前記吊り治具を吊り上げる工程bと、前記吊り治具を吊り下ろして、前記吊り荷を所定の位置に所定の配置で設置する工程cと、を具備し、前記工程aにおいて、前記吊り治具の下方で、複数の前記吊り荷を前記吊り治具に接続する際に、作業者への前記吊り治具の落下防止構造を有し、前記落下防止構造は、前記吊り荷が仮置きされた仮置きスペースの側方に設置された架台であり、前記架台の上に前記吊り治具を設置した状態で、前記工程aを行い、前記架台は、回動部を有し、前記回動部を前記吊り荷側に張り出すように回動させた状態で、前記吊り治具を前記回動部の上に設置し、前記工程bにおいては、前記吊り治具を前記回動部からわずかに浮かした状態で、前記回動部を前記吊り荷の上方から回動させて退避させた後に、前記吊り治具を吊り上げることを特徴とする吊り荷の一括設置方法である。
第1の発明によれば、吊り治具の落下防止構造を用いることにより、吊り治具の落下による作業者の怪我や吊り荷の損傷を防止し、複数の吊り荷を吊り治具に安全に接続することができる。また、複数の吊り荷を同時に移動させて設置することができる。
台に回動部を設ければ、回動部を吊り荷側に張り出させた状態で吊り治具を設置することで吊り治具を支持でき、回動部を吊り荷側から退避させた状態で吊り治具を吊り上げることで回動部と吊り荷との接触を防止できる。
架台が回動部を有する場合、前記回動部を所定の方向に向けた状態で固定することが可能な回転防止機構を有することが望ましい。また、複数の前記仮置きスペースの間に少なくとも1つの前記架台が配置され、前記架台は、前記回動部を複数の前記仮置きスペースの方向に張り出させて作業可能であってもよい。
回転防止機構を設ければ、各工程において回動部を適切な方向に向けて固定することができる。また、複数の仮置きスペースの間に設置された架台の回動部を複数の仮置きスペースの方向に張り出させれば、架台の使用台数を減らし、作業ヤードを縮小することができる。
第2の発明は、吊り荷の一括設置方法であって、吊り治具に所定の間隔で複数の吊り荷を接続する工程aと、揚重装置によって前記吊り治具を吊り上げる工程bと、前記吊り治具を吊り下ろして、前記吊り荷を所定の位置に所定の配置で設置する工程cと、を具備し、前記工程aにおいて、前記吊り治具の下方で、複数の前記吊り荷を前記吊り治具に接続する際に、作業者への前記吊り治具の落下防止構造を有し、前記落下防止構造は、前記吊り荷が仮置きされた仮置きスペースの側方に設置された架台であり、前記架台の上に前記吊り治具を設置した状態で、前記工程aを行い、少なくとも1つの前記架台は、レールに沿って移動可能であり、複数の前記仮置きスペースの側方に順次停止させて作業可能であることを特徴とする吊り荷の一括設置方法である。
第3の発明は、吊り荷の一括設置方法であって、吊り治具に所定の間隔で複数の吊り荷を接続する工程aと、揚重装置によって前記吊り治具を吊り上げる工程bと、前記吊り治具を吊り下ろして、前記吊り荷を所定の位置に所定の配置で設置する工程cと、を具備し、前記工程aにおいて、前記吊り治具の下方で、複数の前記吊り荷を前記吊り治具に接続する際に、作業者への前記吊り治具の落下防止構造を有し、前記落下防止構造は、前記吊り荷が仮置きされた仮置きスペースの側方に設置された架台であり、前記架台の上に前記吊り治具を設置した状態で、前記工程aを行い、前記仮置きスペースには、複数段に前記吊り荷が積層され、前記架台は、高さを調整可能であり、前記吊り荷の仮置き高さに応じて、前記吊り治具の設置高さを変更可能であることを特徴とする吊り荷の一括設置方法である。
架台をレールに沿って移動させれば、架台の使用台数を減らすことができる。また、架台の高さ調整が可能であれば、吊り治具を吊り荷の仮置き高さに応じた高さで支えることができる。
第4の発明は、吊り荷の一括設置方法であって、吊り治具に所定の間隔で複数の吊り荷を接続する工程aと、揚重装置によって前記吊り治具を吊り上げる工程bと、前記吊り治具を吊り下ろして、前記吊り荷を所定の位置に所定の配置で設置する工程cと、を具備し、前記工程aにおいて、前記吊り治具の下方で、複数の前記吊り荷を前記吊り治具に接続する際に、作業者への前記吊り治具の落下防止構造を有し、前記落下防止構造は、前記吊り荷が仮置きされた仮置きスペースの側方に設置された架台であり、前記架台の上に前記吊り治具を設置した状態で、前記工程aを行い、前記吊り治具は、腕部が枠体の外側に張り出して固定されており、前記腕部を前記架台の上に設置することを特徴とする吊り荷の一括設置方法である。
第5の発明は、吊り荷の一括設置方法であって、吊り治具に所定の間隔で複数の吊り荷を接続する工程aと、揚重装置によって前記吊り治具を吊り上げる工程bと、前記吊り治具を吊り下ろして、前記吊り荷を所定の位置に所定の配置で設置する工程cと、を具備し、前記工程aにおいて、前記吊り治具の下方で、複数の前記吊り荷を前記吊り治具に接続する際に、作業者への前記吊り治具の落下防止構造を有し、前記落下防止構造は、前記吊り治具から下方に突出するように設置される、脚部と、前記脚部の下端に取付けられた緩衝材とからなる挟まれ防止材であり、前記吊り荷の上方に前記吊り治具を吊った状態で、前記工程aを行うことを特徴とする吊り荷の一括設置方法である。
吊り治具から下方に突出するように挟まれ防止材を設置すれば、吊り治具が落下した場合に、挟まれ防止材によって吊り治具を作業者や吊り荷と接触しないような高さで支持することができる。
の発明は、吊り治具を支持する架台であって、脚部と、受桁を有する回動部と、前記脚部に連結され、前記回動部を回転させる回転機構と、を具備し、前記受桁上に前記吊り治具が配置されることを特徴とする架台である。
の発明では、回動部を吊り荷側に張り出させた状態で吊り治具を設置することで吊り治具を支持でき、回動部を吊り荷側から退避させた状態で吊り治具を吊り上げることで回動部と吊り荷との接触を防止できる。
の発明は、吊り荷の一括設置システムであって、所定の間隔で複数の吊り荷が接続される吊り治具と、前記吊り荷が仮置きされた仮置きスペースの側方に設置されて、前記吊り治具の下方で複数の前記吊り荷を前記吊り治具に接続する際に前記吊り治具を支持する架台と、前記吊り治具を吊り上げて移動して所定の位置に吊り下ろす揚重装置と、を具備し、前記架台は、回動部を有し、前記回動部を前記吊り荷側に張り出すように回動させた状態で、前記吊り治具を前記回動部の上に設置して支持し、前記吊り治具を吊り上げる際には、前記回動部を前記吊り荷の上方から回動させて退避させることが可能であることを特徴とする吊り荷の一括設置システムである。
第8の発明は、吊り荷の一括設置システムであって、所定の間隔で複数の吊り荷が接続される吊り治具と、前記吊り荷が仮置きされた仮置きスペースの側方に設置されて、前記吊り治具の下方で複数の前記吊り荷を前記吊り治具に接続する際に前記吊り治具を支持する架台と、前記吊り治具を吊り上げて移動して所定の位置に吊り下ろす揚重装置と、を具備し、少なくとも1つの前記架台は、レールに沿って移動可能であり、複数の前記仮置きスペースの側方に順次停止させて作業可能であることを特徴とする吊り荷の一括設置システムである。
第9の発明は、吊り荷の一括設置システムであって、所定の間隔で複数の吊り荷が接続される吊り治具と、前記吊り荷が仮置きされた仮置きスペースの側方に設置されて、前記吊り治具の下方で複数の前記吊り荷を前記吊り治具に接続する際に前記吊り治具を支持する架台と、前記吊り治具を吊り上げて移動して所定の位置に吊り下ろす揚重装置と、を具備し、前記架台は、高さを調整可能であり、前記吊り荷の仮置き高さに応じて、前記吊り治具の設置高さを変更可能であることを特徴とする吊り荷の一括設置システムである。
7-9の発明によれば、吊り治具を架台で支持することにより、吊り治具の落下による作業者の怪我や吊り荷の損傷を防止し、複数の吊り荷を吊り治具に安全に接続することができる。また、複数の吊り荷を同時に移動させて設置することができる。
本発明によれば、吊り治具に複数の吊り荷を安全に接続して一括で設置することができる吊り荷の一括設置方法、架台および吊り荷の一括設置システムを提供できる。
一括設置システム27を示す図。 架台1を示す図。 回転機構4付近の拡大図。 吊り治具7を示す図。 吊り治具7を設置した受桁5の拡大図。 吊り荷9の一括設置方法を示す図。 吊り荷9の一括設置方法を示す図。 吊り荷9の一括設置方法を示す図。 他の架台1’を示す図。 他の架台1’を示す図。 回転機構4’付近の拡大図。 架台1aと吊り治具7aを示す図。 吊り荷9の一括設置方法を示す図。 吊り治具7bを示す図。 吊り荷9の一括設置方法を示す図。
以下、図面に基づいて本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
[第1の実施形態]
図1は本発明の第1の実施形態に係る一括設置システム27を示す図である。図2は架台1を示す図、図3は回転機構4付近の拡大図、図4は吊り治具7を示す図、図5は吊り治具7を設置した受桁5の拡大図である。
図1に示すように、一括設置システム27は、架台1、吊り治具7、揚重装置26等からなる。図2、3に示すように、架台1は、作業者への吊り治具7の落下防止構造であり、複数の脚部2と、脚部2に1対1で設けられた回転機構4および回動部3等からなる。
図2に示すように、架台1では、脚部2の高さ方向の中央付近に回転機構4が設けられ、回転機構4の下側の脚部2-1同士が連結される。架台1では、回転機構4の上側の脚部2-2、脚部2-2の上端に固定された受桁5、脚部2-2と受桁5との間に固定された斜材28が回動部3となり、回転機構4は回動部3を支えつつ回転させる。架台1では、例えば作業者が斜材28に連結された線材6を操作することによって図2(a)(b)に示すように回動部3が回動して受桁5の張り出し方向が変わる。
図3に示すように、回転機構4は、例えば、鉛直方向の軸21側が脚部2-2の回転固定用板20-1に固定され、軸21を回転可能に支持する軸受22が内蔵された本体29側が脚部2-1の回転固定用板20-2に固定される。回動部3は、回転固定用板20-1、20-2に設けられた図示しない孔を連通させて回転固定ピン23を通すことによって所定の向きに固定され、回転固定ピン23を取り外すことで向きの変更が可能になる。回転固定用板20-1、20-2および回転固定ピン23は、回動部3の回転防止機構である。
図4に示すように、吊り治具7は格子状の枠体30である。吊り治具7の下面には、吊り荷を接続するためのワイヤ8が所定の間隔をおいて連結される。揚重装置26は吊り治具7および複数の吊り荷を揚重可能な規模のクレーン等である。
図1に示す一括設置システム27を用いて吊り荷を一括設置するには、吊り荷を挟んで対向して配置される2台の架台1の受桁5が互いに近づく向きに張り出すように回動部3を配置する。この際、対向する受桁5同士の間隔が、吊り治具7の幅よりも狭くなる。この状態で、受桁5上に吊り治具7を設置する。このとき、図5に示すように、対向する受桁5の先端近傍の上面に固定されたそれぞれのずれ止め材19が、吊り治具7の枠体30の内側に位置するように、吊り治具7を配置してもよい。ずれ止め材19を用いれば、受桁5上で吊り治具7が横滑りして落下するのを防ぐことができる。
次に、受桁5上に設置された吊り治具7に所定の間隔で複数の吊り荷を接続する。その後、揚重装置26を用いて吊り治具7を架台1の受桁5からわずかに浮かした状態とし、回動部3の向きの固定を解除する。そして、回動部3を回動させて吊り荷9の上方から受桁5を退避させる。その後、揚重装置26で吊り治具7を吊り上げて移動させ、所定の位置に吊り下げた吊り治具7のワイヤ8から吊り荷を取り外すことにより、複数の吊り荷を所定の配置で一括設置する。
このように、第1の実施形態の一括設置システム27では、吊り治具7を架台1で支持することにより、吊り治具7の下方で作業者が吊り荷を吊り治具7に接続する際に吊り治具7が落下して作業者や吊り荷に接触することを防止できる。また、架台1が回動部3を有することにより、工程の内容に応じて受桁5の向きを変えることができる。例えば、吊り荷の仮置きスペース(すなわち、吊り治具7によって吊り荷9を吊り上げる位置)に、吊り荷9を配置する際や、吊り治具7によって吊り荷9を吊り上げる際には、受桁5を退避させることで、受桁5が作業の妨げとなることがない。一方、吊り荷9を吊り治具7に接続する際には、受桁5を吊り荷9上に回動させることで、落下防止構造として機能させることができる。さらに、回転固定ピン23などの回転防止機構を設けることにより、回動部3を適切な方向に向けて固定できる。
以下、本発明の別の例について、第2から第5の実施形態として説明する。各実施形態はそれまでに説明した実施形態と異なる点について説明し、同様の構成については図等で同じ符号を付すなどして説明を省略する。また、第1の実施形態も含め、各実施形態で説明する構成は必要に応じて組み合わせることができる。
[第2の実施形態]
図6、図7は本発明の第2の実施形態に係る吊り荷9の一括設置方法を示す図である。図6は作業ヤード10を側方から見た図、図7は作業ヤード10を上方から見た図である。
第2の実施形態では、3台の架台1を有する一括設置システム27aを用いて、作業ヤード10の隣り合う仮置きスペース11-1、11-2に仮置きされた複数の吊り荷9をそれぞれ一括設置する。作業ヤード10の場所、吊り荷9が一括設置される場所は、陸上でも水上でもよい。
図6(a)、図7(a)に示すように、仮置きスペース11-1、11-2には、それぞれ複数の吊り荷9が所定の間隔で仮置きされている。なお、吊り荷9同士は一部が重なり合うように配置されてもよい。この場合には、吊り治具7によって吊り荷9を吊り下げる際に、吊り下げる高さを吊り荷9ごとに変えてもよい。3台の架台のうち、架台1-1は仮置きスペース11-1と仮置きスペース11-2との間に配置される。架台1-2は、架台1-1との組み合わせによって仮置きスペース11-1を挟み込むように配置される。架台1-3は、架台1-1との組み合わせによって仮置きスペース11-2を挟み込むように配置される。
仮置きスペース11-1の複数の吊り荷9を一括設置するには、まず、図6(a)、図7(a)に示すように架台1-1、1-2の回動部3を回動させて受桁5を仮置きスペース11-1の吊り荷9側に張り出し、回動部3の向きを固定する。そして、架台1-1および架台1-2の受桁5の上に吊り治具7を設置し、吊り治具7のワイヤ8に吊り荷9を接続する。ワイヤ8は吊り荷9の一括設置位置に対応するように吊り治具7に取り付けられており、ワイヤ8と吊り荷9は1対1で接続される。
次に、図示しない揚重装置を用いて図6(b)に示すように吊り治具7を架台1-1および架台1-2の受桁5からわずかに浮かした状態とし、回動部3の向きの固定を解除する。そして、回動部3を回動させて図6(c)に示すように吊り荷9の上方から受桁5を退避させた後、揚重装置で吊り治具7を吊り上げて図7(b)に示すように仮置きスペース11-1から吊り治具7および吊り荷9を移動させ、吊り治具7を吊り下ろして吊り荷9を所定の位置に所定の配置で設置する。
仮置きスペース11-1の複数の吊り荷9の一括設置が終わったら、図7(c)に示すように架台1-1、1-3の受桁5を仮置きスペース11-2の吊り荷9側に張り出して受桁5上に吊り治具7を設置する。そして、上記と同様の手順で仮置きスペース11-2の複数の吊り荷9を吊り治具7に接続して一括で運搬し設置する。
このように、第2の実施形態では、一括設置システム27aを用いることにより、第1の実施形態と同様の効果が得られる。すなわち、吊り治具7を吊り上げる際には吊り治具7を少し浮かせて回動部3の受桁5を退避させることで、回動部3と吊り荷9との接触を防止できる。
第2の実施形態では、架台1-1の回動部3の受桁5を反転可能として仮置きスペース11-1、11-2の方向に順に張り出させることにより、3台の架台1で2つの仮置きスペース11-1、11-2での作業に対応することができる。そのため、架台1の使用台数を減らすことができ、作業ヤード10が狭い場合にも作業できる。
[第3の実施形態]
図8は本発明の第3の実施形態に係る吊り荷9の一括設置方法を示す図である。図8は作業ヤード10を上方から見た図である。
第3の実施形態では、架台1がレール12に沿って移動可能な一括設置システム27bを用いて、作業ヤード10の隣り合う仮置きスペース11-3、11-4に仮置きされた複数の吊り荷9をそれぞれ一括設置する。
図8(a)に示すように、仮置きスペース11-3、11-4には、それぞれ複数の吊り荷9が所定の間隔で仮置きされている。レール12は、仮置きスペース11-3、11-4を一括して挟み込むようにして配置される。架台1はレール12上に配置され、レール12に沿って移動可能である。
仮置きスペース11-3の複数の吊り荷9を一括設置するには、まず、図8(a)に示すように架台1を仮置きスペース11-3を挟み込むような位置に停止させて、架台1の受桁5を仮置きスペース11-3の吊り荷9側に張り出して受桁5上に吊り治具7を設置する。そして、第2の実施形態と同様の手順で仮置きスペース11-3の複数の吊り荷9を吊り治具7に接続して一括で運搬し設置する。
仮置きスペース11-3の複数の吊り荷9の一括設置が終わったら、架台1をレール12に沿って移動させ、図8(b)に示すように仮置きスペース11-4を挟み込むような位置に停止させて、架台1の受桁5を仮置きスペース11-4の吊り荷9側に張り出して受桁5上に吊り治具7を設置する。そして、第2の実施形態と同様の手順で仮置きスペース11-4の複数の吊り荷9を吊り治具7に接続して一括で運搬し設置する。
このように、第3の実施形態では、一括設置システム27bを用いることにより、第1の実施形態と同様の効果が得られる。また、架台1をレール12に沿って複数の仮置きスペースの位置に移動させることにより、架台1の使用台数を減らすことができる。
なお、第1から第3の実施形態では、作業者への吊り治具7の落下防止構造として架台1を使用したが、架台の構成はこれに限らない。図9は他の架台1’を示す図、図10は回転機構4’付近の拡大図である。図9に示すように、架台1’は、2本の受桁5’-1、5’-2を有する点、受桁5’-1、5’-2の高さ調整が可能である点、脚部2’の下端に回転機構4’が連結される点で架台1と主に異なる。
図9に示すように、架台1’は脚部2’から反対方向に張り出す2本の受桁5’-1、5’-2を有する。これにより、受桁5’-1、5’-2の回転時や架台の移動時に重量バランスがとりやすくなる。また、例えば第2の実施形態の架台1-1の代わりに架台1’を用いれば2本の受桁5’-1、5’-2上に同時に吊り治具7を設置できるので、作業効率が向上する。
脚部2’には昇降シリンダ15が内蔵され、昇降シリンダ15の一端は脚部2’-1の下端付近に、他端は脚部2’-2の上端付近に連結される。脚部2’-1、2’-2は入れ子構造になっており、昇降シリンダ15を伸縮させることにより脚部2’の長さが伸縮する。脚部2’の長さは、ロックピン16を脚部2’-1、2’-2に貫通させることで固定される。
このように、脚部2’の長さを可変とすることで、受桁5’-1、5’-2の高さを変えることができる。例えば、同じ仮置きスペースに、吊り荷9を複数段に配置する場合がある。ここで、吊り荷9が複数段に配置されるとは、吊り治具7で一度に吊り上げる複数の吊り荷群を1段(1段の中で、一部の吊り荷9同士が重なっていてもよい)とすると、この吊り荷群が複数段に積層されて配置されることをいう。すなわち、同じ仮置きスペースから、複数回、吊り治具7による吊り荷9の吊り上げ作業が繰り返し行われる場合がある。
このような場合、まず、最上段の吊り荷群(1段分)を吊り治具7と接続して吊り上げ作業を行う。次に、2段目、3段目と順次下段の吊り荷群を1段分ずつ吊り上げて移動する。この際、吊り荷群の積層高さが変化する。したがって、例えば最上段の吊り荷9を吊り治具7に接続する際には、吊り治具7は高い位置に支持する必要があり、最下段の吊り荷9を吊り治具7に接続する際には、吊り治具7は低い位置に支持する必要がある。このため、受桁5’-1、5’-2の高さを変えておくことで、吊り荷9と吊り治具7との接続作業を行う高さに適した受桁を選択して使用することができる。また、脚部2’の長さを可変とすることで、さらに受桁5’-1、5’-2の高さを変えて作業を行うことができる。
なお、本実施形態では、架台1’は、脚部2’の長さを可変とし、かつ、一方の受桁5’-2に枕柱17を設けて互いに異なる高さとしたが、いずれか一方の構成でもよい。例えば、脚部2’の長さを可変とせずに固定して、一方の受桁5’-2に枕柱17を設けることで、受桁5’-1と受桁5’-2の高さを異なるようにしてもよく、又は、受桁5’-1、5’-2の高さを同じ高さとして、脚部2’の長さを可変としてもよい。また、脚部2の長さは、2段階の可変には限られず、多段に変更可能であってもよい。
回転機構4’は図10に示すように脚部2’の下端に固定される。これにより架台1’では脚部2’、受桁5’-1、5’-2等が回動部3’となる。回転機構4’は、回転固定用板20’-1が脚部2’の下端に固定され、回転固定用板20’-2が本体29から周方向に張り出して固定される。回動部3’は、回転固定用板20’-1、20’-2に設けられた図示しない孔を連通させて回転固定ピン23’を通すことによって所定の向きに固定される。また、回転固定ピン23’を取り外すことで向きの変更が可能になる。
図11は他の架台1”を示す図である。架台1”は、1本の脚部2に対して3台の回転機構4”が連結される点で架台1と主に異なる。3台の回転機構4”は、図11(a)に示すように脚部2の異なる高さに連結され、それぞれに受桁5”が固定される。架台1”では、それぞれの受桁5”が回動部3”となる。架台1”は、異なる高さの複数の回動部3”が図11(b)に示すようにそれぞれ独立して回転可能であり、作業に適した高さの受桁5”を選択して、吊り荷側に張り出して使用することができる。
[第4の実施形態]
図12は、架台1aと吊り治具7aを示す図、図13は第4の実施形態に係る吊り荷9の一括設置方法を示す図である。第4の実施形態では、架台1と吊り治具7の代わりに架台1aと吊り治具7aを有する一括設置システム27cを用いて複数の吊り荷9を一括設置する。
架台1aは、図12(a)に示すように、複数の脚部2aと、脚部2aに架け渡された受桁5aとからなる。吊り治具7aは、図12(b)に示すように、腕部18が枠体の外側に張り出して固定されている。
一括設置システム27cを用いて吊り荷9を一括設置するには、図13(a)に示すように、吊り荷9の仮置きスペースを挟み込むように一対の架台1aを設置し、受桁5a上に吊り治具7aの腕部18を設置する。そして、図13(b)に示すように、吊り治具7aに所定の間隔で複数の吊り荷9を接続し、図示しない揚重装置によって吊り治具7aを吊り上げて移動させ、吊り治具7aを吊り下ろして、吊り荷9を所定の位置に所定の配置で設置する。
第4の実施形態の一括設置システム27cでは、吊り治具7aを架台1aで支持することにより、吊り治具7aの下方で作業者が吊り荷9を吊り治具7aに接続する際に吊り治具7aが落下して作業者や吊り荷9に接触することを防止できる。
[第5の実施形態]
図14は吊り治具7bを示す図、図15は第5の実施形態に係る吊り荷9の一括設置方法を示す図である。第5の実施形態では、架台1および吊り治具7の代わりに挟まれ防止材1bが設けられた吊り治具7bを有する一括設置システム27dを用いて複数の吊り荷9を一括設置する。
吊り治具7bは、図14に示すように、枠体30から下方に突出するように挟まれ防止材1bが固定される。挟まれ防止材1bは、作業者への吊り治具の落下防止構造であり、脚部2bと、脚部2bの下端に取り付けられた緩衝材13とからなる。緩衝材13はゴム等の弾性材である。
一括設置システム27dを用いて吊り荷9を一括設置するには、図示しない揚重装置を用いて図15に示すように吊り荷9の上方に吊り治具7bを設置する。吊り治具7bは、アンカーワイヤ14で作業ヤード10に固定される。そして、吊り治具7bに所定の間隔で複数の吊り荷9を接続した後、アンカーワイヤ14を取り外して図示しない揚重装置によって吊り治具7bを吊り上げて移動させ、吊り治具7bを吊り下ろして、吊り荷9を所定の位置に所定の配置で設置する。
挟まれ防止材1bは、作業者が吊り治具7bの下方で吊り荷9を吊り治具7bに接続している時に仮に吊り治具7bが揚重装置から外れた場合に、緩衝材13によって落下の衝撃を抑えつつ、脚部2bによって吊り治具7bを吊り荷9や作業者より上方の位置に支持する。
第5の実施形態の一括設置システム27dでは、吊り治具7bに挟まれ防止材1bを設けることにより、吊り治具7bが揚重装置から外れても作業者の怪我や吊り荷9の損傷を防止することができる。
第1から第5の実施形態では、吊り治具を用いることで複数の吊り荷9を正確な場所に一括設置することができる。そのため、作業ヤード10では吊り荷9を大まかな位置に仮置きするだけでよく、大きな船体揺れが発生する起重機船や台船の上に作業ヤード10が位置する場合でも作業効率や安全性を向上させることができる。各実施形態は、揺れの大きい船上の作業ヤード10に仮置きされたフィルターユニット等の吊り荷9を洋上風力基礎の洗堀防止工として水底に一括設置する場合などに特に効果的である。
なお、各実施形態は、崖に近接する陸上や揺れの小さいSEP(昇降式作業台船)上に位置する作業ヤード10に仮置きされた吊り荷9を水底に一括設置する場合や、地上に位置する作業ヤード10に仮置きされた吊り荷9を地上の造成現場に一括設置する場合にも適用可能である。また、吊り荷9の配置は、図7等に示した例には限られず、例えば、吊り荷9を洗堀防止工としてモノパイルの周囲に一括設置する時など、工事に応じて吊り荷9の位置は適宜変更可能である。
以上、添付図面を参照しながら、本発明に係る好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、落下防止構造である架台の詳細は上記したものに限らない。また、各実施形態における構成は、互いに組み合わせることができることは言うまでもない。
1、1-1、1-2、1-3、1’、1”、1a……架台
1b………挟まれ防止材
2、2-1、2-2、2’、2’-1、2’-2、2a、2b………脚部
3、3’、3”………回動部
4、4’、4”………回転機構
5、5’-1、5’-2、5”、5a………受桁
6………線材
7、7a、7b………吊り治具
8………ワイヤ
9………吊り荷
10………作業ヤード
11-1、11-2、11-3、11-4………仮置きスペース
12………レール
13………緩衝材
14………アンカーワイヤ
15………昇降シリンダ
16………ロックピン
17………枕柱
18………腕部
19………ずれ止め材
20-1、20-2、20’-1、20’-2………回転固定用板
21………軸
22………軸受
23、23’………回転固定ピン
26………揚重装置
27、27a、27b、27c、27d………一括設置システム
28………斜材
29………本体
30………枠体

Claims (11)

  1. 吊り荷の一括設置方法であって、
    吊り治具に所定の間隔で複数の吊り荷を接続する工程aと、
    揚重装置によって前記吊り治具を吊り上げる工程bと、
    前記吊り治具を吊り下ろして、前記吊り荷を所定の位置に所定の配置で設置する工程cと、
    を具備し、
    前記工程aにおいて、前記吊り治具の下方で、複数の前記吊り荷を前記吊り治具に接続する際に、作業者への前記吊り治具の落下防止構造を有し、
    前記落下防止構造は、前記吊り荷が仮置きされた仮置きスペースの側方に設置された架台であり、前記架台の上に前記吊り治具を設置した状態で、前記工程aを行い、
    前記架台は、回動部を有し、
    前記回動部を前記吊り荷側に張り出すように回動させた状態で、前記吊り治具を前記回動部の上に設置し、
    前記工程bにおいては、前記吊り治具を前記回動部からわずかに浮かした状態で、前記回動部を前記吊り荷の上方から回動させて退避させた後に、前記吊り治具を吊り上げることを特徴とする吊り荷の一括設置方法。
  2. 前記回動部を所定の方向に向けた状態で固定することが可能な回転防止機構を有することを特徴とする請求項記載の吊り荷の一括設置方法。
  3. 複数の前記仮置きスペースの間に少なくとも1つの前記架台が配置され、前記架台は、前記回動部を複数の前記仮置きスペースの方向に張り出させて作業可能であることを特徴とする請求項または請求項記載の吊り荷の一括設置方法。
  4. 吊り荷の一括設置方法であって、
    吊り治具に所定の間隔で複数の吊り荷を接続する工程aと、
    揚重装置によって前記吊り治具を吊り上げる工程bと、
    前記吊り治具を吊り下ろして、前記吊り荷を所定の位置に所定の配置で設置する工程cと、
    を具備し、
    前記工程aにおいて、前記吊り治具の下方で、複数の前記吊り荷を前記吊り治具に接続する際に、作業者への前記吊り治具の落下防止構造を有し、
    前記落下防止構造は、前記吊り荷が仮置きされた仮置きスペースの側方に設置された架台であり、前記架台の上に前記吊り治具を設置した状態で、前記工程aを行い、
    少なくとも1つの前記架台は、レールに沿って移動可能であり、複数の前記仮置きスペースの側方に順次停止させて作業可能であることを特徴とする吊り荷の一括設置方法。
  5. 吊り荷の一括設置方法であって、
    吊り治具に所定の間隔で複数の吊り荷を接続する工程aと、
    揚重装置によって前記吊り治具を吊り上げる工程bと、
    前記吊り治具を吊り下ろして、前記吊り荷を所定の位置に所定の配置で設置する工程cと、
    を具備し、
    前記工程aにおいて、前記吊り治具の下方で、複数の前記吊り荷を前記吊り治具に接続する際に、作業者への前記吊り治具の落下防止構造を有し、
    前記落下防止構造は、前記吊り荷が仮置きされた仮置きスペースの側方に設置された架台であり、前記架台の上に前記吊り治具を設置した状態で、前記工程aを行い、
    前記仮置きスペースには、複数段に前記吊り荷が積層され、
    前記架台は、高さを調整可能であり、前記吊り荷の仮置き高さに応じて、前記吊り治具の設置高さを変更可能であることを特徴とする吊り荷の一括設置方法。
  6. 吊り荷の一括設置方法であって、
    吊り治具に所定の間隔で複数の吊り荷を接続する工程aと、
    揚重装置によって前記吊り治具を吊り上げる工程bと、
    前記吊り治具を吊り下ろして、前記吊り荷を所定の位置に所定の配置で設置する工程cと、
    を具備し、
    前記工程aにおいて、前記吊り治具の下方で、複数の前記吊り荷を前記吊り治具に接続する際に、作業者への前記吊り治具の落下防止構造を有し、
    前記落下防止構造は、前記吊り荷が仮置きされた仮置きスペースの側方に設置された架台であり、前記架台の上に前記吊り治具を設置した状態で、前記工程aを行い、
    前記吊り治具は、腕部が枠体の外側に張り出して固定されており、前記腕部を前記架台の上に設置することを特徴とする吊り荷の一括設置方法。
  7. 吊り荷の一括設置方法であって、
    吊り治具に所定の間隔で複数の吊り荷を接続する工程aと、
    揚重装置によって前記吊り治具を吊り上げる工程bと、
    前記吊り治具を吊り下ろして、前記吊り荷を所定の位置に所定の配置で設置する工程cと、
    を具備し、
    前記工程aにおいて、前記吊り治具の下方で、複数の前記吊り荷を前記吊り治具に接続する際に、作業者への前記吊り治具の落下防止構造を有し、
    前記落下防止構造は、前記吊り治具から下方に突出するように設置される、脚部と、前記脚部の下端に取付けられた緩衝材とからなる挟まれ防止材であり、前記吊り荷の上方に前記吊り治具を吊った状態で、前記工程aを行うことを特徴とする吊り荷の一括設置方法。
  8. 吊り治具を支持する架台であって、
    脚部と、
    受桁を有する回動部と、
    前記脚部に連結され、前記回動部を回動させる回転機構と、
    を具備し、
    前記受桁上に前記吊り治具が配置されることを特徴とする架台。
  9. 吊り荷の一括設置システムであって、
    所定の間隔で複数の吊り荷が接続される吊り治具と、
    前記吊り荷が仮置きされた仮置きスペースの側方に設置されて、前記吊り治具の下方で複数の前記吊り荷を前記吊り治具に接続する際に前記吊り治具を支持する架台と、
    前記吊り治具を吊り上げて移動して所定の位置に吊り下ろす揚重装置と、
    を具備し、
    前記架台は、回動部を有し、前記回動部を前記吊り荷側に張り出すように回動させた状態で、前記吊り治具を前記回動部の上に設置して支持し、前記吊り治具を吊り上げる際には、前記回動部を前記吊り荷の上方から回動させて退避させることが可能であることを特徴とする吊り荷の一括設置システム。
  10. 吊り荷の一括設置システムであって、
    所定の間隔で複数の吊り荷が接続される吊り治具と、
    前記吊り荷が仮置きされた仮置きスペースの側方に設置されて、前記吊り治具の下方で複数の前記吊り荷を前記吊り治具に接続する際に前記吊り治具を支持する架台と、
    前記吊り治具を吊り上げて移動して所定の位置に吊り下ろす揚重装置と、
    を具備し、
    少なくとも1つの前記架台は、レールに沿って移動可能であり、複数の前記仮置きスペースの側方に順次停止させて作業可能であることを特徴とする吊り荷の一括設置システム。
  11. 吊り荷の一括設置システムであって、
    所定の間隔で複数の吊り荷が接続される吊り治具と、
    前記吊り荷が仮置きされた仮置きスペースの側方に設置されて、前記吊り治具の下方で複数の前記吊り荷を前記吊り治具に接続する際に前記吊り治具を支持する架台と、
    前記吊り治具を吊り上げて移動して所定の位置に吊り下ろす揚重装置と、
    を具備し、
    前記架台は、高さを調整可能であり、前記吊り荷の仮置き高さに応じて、前記吊り治具の設置高さを変更可能であることを特徴とする吊り荷の一括設置システム。
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