JP2021080852A - タワー組立方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】地盤改良工事や基礎杭の打ち込みができない港等の陸地において、洋上風車のタワーを高さ方向に分割してできた複数のタワー部材を組み立てることができるタワー組立方法を提供すること。【解決手段】洋上風車のタワーを高さ方向に分割してできた複数のタワー部材を、地盤上に設置された台座を基礎として台座上に構築されたジャッキ付き架台にて組み立てる。【選択図】図3

Description

本発明は、洋上風車のタワー組立方法に関するものである。
従来、洋上風力発電に使用される洋上風車は、洋上での組立作業を減らすため、可能な限り港で組み立ててから、運搬船で設置場所まで運ばれ設置される。特に、高さと重量がある風車のタワー部分を港で組み立てることにより、洋上での作業を省略でき、設置コストを抑制することができる。
一方で、タワーと、タワーの組み立てに使用される架台やクレーン(起重機)はサイズが大きく重量もあるため、これらを用いたタワーの組み立ては強固な地盤の上で行うことが求められる。
しかしながら、港は、埋立地などに建設されていることが多く、地盤が弱い、地耐力が低いといった問題がある。そのため、タワーの組み立てに使用するクレーンであれば、地盤改良工事が必要となり、また、タワーの組み立てに使用する架台であれば強固な基礎を築く必要がある。そうした中、特許文献1には、基礎杭に関する技術が開示されている。
特開2019−183510号公報
しかしながら、港は一般に国や自治体等により管理されており、地盤改良工事や基礎杭の打ち込み等が無いことが望まれる。
本発明は、こうした事情を鑑み、地盤改良工事や基礎杭の打ち込みができない港等の陸地において、洋上風車のタワーを高さ方向に分割してできた複数のタワー部材を組み立てることができるタワー組立方法を提供することを課題とする。
この発明は、上記目的を達成するためになされたものであって、下記を特徴とするものである。
請求項1記載の発明は、洋上風車のタワーを高さ方向に分割してできた複数のタワー部材を陸地で組み立てるタワー組立方法であって、地盤上に設置された台座を基礎として前記台座上に構築されたジャッキ付き架台にて、前記複数のタワー部材を組み立てる組立工程、を含むことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のタワー組立方法であって、前記組立工程では、前記ジャッキ付き架台内の組立エリアにおいて、最上段の前記タワー部材の下に、上から2段目以降の前記タワー部材を順次継ぎ足して組み立てることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のタワー組立方法であって、前記組立工程は、前記タワー部材を下から継ぎ足す際に、それまでに組み立てられた組み立て済みタワー部材を持ち上げる持ち上げ工程と、前記持ち上げ工程で持ち上げられた前記組み立て済みタワー部材の下に、継ぎ足すタワー部材を配置する配置工程と、前記配置工程で配置された前記タワー部材に、前記持ち上げ工程で持ち上げられた前記組み立て済みタワー部材を載置する載置工程と、前記配置工程で配置された前記タワー部材と、前記載置工程で載置された前記組み立て済みタワー部材を接合する接合工程と、を含むことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のタワー組立方法であって、前記配置工程では、前記ジャッキ付き架台内の荷受けエリアに配置された台車に搬入された前記タワー部材を、前記荷受けエリアから前記組立エリアに前記台車を移動させることにより、前記組み立て済みタワー部材の下に配置することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載のタワー組立方法であって、前記組立エリアにて前記タワーの組み立てが完了した場合に、前記組立エリアから、前記ジャッキ付き架台内の保管エリアに前記台車とともに前記タワーを移動させる移動工程を含むことを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載のタワー組立方法であって、前記最上段のタワー部材にナセル及びブレードを取り付ける取付工程を含むことを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項5又は6に記載のタワー組立方法であって、前記保管エリアから、運搬船に前記タワーを積み込む積込工程を、含むことを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項5又は6に記載のタワー組立方法であって、前記保管エリアから、前記洋上風車の浮体基礎となる浮体構造物に前記タワーを設置する設置工程を、含むことを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項4乃至8の何れか一項に記載のタワー組立方法であって、前記台車には、前記タワー部材又は前記タワーを支持するフランジが形成されていることを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項4乃至9の何れか一項に記載のタワー組立方法であって、前記台車上の前記タワー部材又は前記タワーは、支持手段により支持されることを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、請求項10に記載のタワー組立方法であって、前記支持手段は、前記タワー部材又は前記タワーの移動に伴って、前記タワー部材又は前記タワーを支持しつつ水平に移動することを特徴とする。
請求項12に記載の発明は、請求項1乃至11の何れか一項に記載のタワー組立方法であって、前記台座は平面視格子形状であり、格子の各隙間にはマット型エアジャッキが設置されていることを特徴とする。
請求項13に記載の発明は、請求項12に記載のタワー組立方法であって、各前記マット型エアジャッキの圧力を監視し、圧力が低下したマット型エアジャッキについて圧力を高める制御を行う制御工程を含むことを特徴とする。
請求項14に記載の発明は、請求項1乃至13の何れか一項に記載のタワー組立方法であって、前記台座上にクレーンが配置されていることを特徴とする。
請求項15に記載の発明は、洋上風車のタワーを高さ方向に分割してできた複数のタワー部材を陸地で組み立てるタワー組立方法で用いられるジャッキ付き架台であって、前記タワー部材が搬入される荷受けエリアと、最上段の前記タワー部材の下に、上から2段目以降の前記タワー部材を順次継ぎ足して前記タワーを組み立てる組立エリアと、前記組立エリアにて前記タワーの組み立てが完了した場合に、前記タワーを保管する保管エリアと、を有し、地盤上に設置された台座を基礎として前記台座上に構築されることを特徴とする。
この発明によれば、地盤上に設置された台座を基礎として台座上に構築されたジャッキ付き架台にて、複数のタワー部材を組み立てることから、地盤改良工事や基礎杭の打ち込みができない港等の陸地において洋上風車のタワーを組み立てることができる。
本実施形態に係る洋上風車の側面図である。 本実施形態に係る台座の平面図である。 本実施形態に係るジャッキ付き架台におけるタワーの組み立て時の様子を示す図である。 本実施形態に係るジャッキ付き架台におけるタワーの組み立て時の様子を示す図である。 本実施形態に係るジャッキ付き架台におけるタワーの組み立て時の様子を示す図である。 本実施形態に係るジャッキ付き架台におけるタワーの組み立て時の様子を示す図である。 (A)、(B)は本実施形態に係る台座及びジャッキ付き架台の平面図である。 (A)は本実施形態に係るガイドスライダーの平面図であり、(B)は本実施形態に係るガイドスライダーの部分側面図であり、(C)は本実施形態に係るガイドスライダーのA矢視図である。 (A)は本実施形態に係る水平支持装置(閉状態)の平面図であり、(B)は本実施形態に係る水平支持装置(開状態)の平面図である。 本実施形態に係るタワーのSEP船への搬出時の様子を示す図である。 本実施形態に係る洋上風車の浮体構造物への取付時の様子を示す図である。
本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
本実施形態では、洋上風車のタワーの組立方法について説明する。図1に示すように、洋上風車100は、タワー110と、ナセル120と、ブレード130と、を含む。なお、タワー110は、例えば100m前後の高い塔状の構造物となる。
タワー110は、高さ方向に分割された3つのタワー部材111A、111B、111Cにより構成される(以下、3つのタワー部材を総称してタワー部材111という場合がある)。なお、タワー部材111Aが最上段のタワー部材であり、タワー部材111Bが上から2段目のタワー部材であり、タワー部材111Cが上から3段目(最下段)のタワー部材である。
ナセル120は、軸受けや発電装置等を格納する。発電装置は、ブレードの回転数を引き上げる増速機や、発電機(誘導発電機、同期発電機等)や、洋上風車100の運転状況等を監視する監視装置を含む。ナセル120は、最上段のタワー部材111Aの上部に取り付けられる。また、ナセル120には、複数のブレード130が取り付けられる。
図2を用いて台座10について説明する。台座10は、地盤の弱い土地(本実施形態では港)に後述するジャッキ付き架台やタワー110、後述するクローラクレーン等の重量物を乗せる台座として機能する。台座10は、鋼製であり、地盤上に設置されて、ジャッキ付き架台やクローラクレーンからの荷重を広く地面に分散する。また、台座10は、平面視格子形状であり、格子の各隙間11には、マット型エアジャッキ(図示しない)が設置されており、隙間11の内部全面を均一に荷重分散することができる。また、マット型エアジャッキには、エアの圧力を監視する監視モニター(図示しない)と、エアの圧力を制御する制御装置(図示しない)とが接続されており(これらは一体の装置であってもよい)、仮に地盤が沈下してエアの圧力が低下した場合には、エアの圧力を高めることのより、台座10の沈下を抑制することができる。なお、隙間11には、砂やコンクリートを流し込むことで面圧を稼ぐこととしてもよい。また、マット型エアジャッキを設置する隙間11と砂やコンクリートを流し込む隙間11とが均等に分散するようにそれぞれを配置することとしてもよい。
図3−図11を用いて、タワー110の組み立て及び保管に用いられる台座10、クローラクレーン20及びジャッキ付き架台30について説明する。なお、図3−図6、図10、図11において紙面の左側が海側に対応する。
クローラクレーン20は、台座10上に配置される。
ジャッキ付き架台30は、台座10を基礎として台座10上に構築される。つまり、ジャッキ付き架台30の基礎は、直接地盤に設けられない。ジャッキ付き架台30は、ストランド32によりタワー部材111及びタワー110を持ち上げるジャッキ31と、タワー部材111及びタワー110を移動させる台車33と、組み立て中のタワー部材111及びタワー110の横振れや転倒を防止する支持手段(ガイドスライダー34及び水平支持装置60)と、を有する。
ジャッキ付き架台30は、荷受けエリア41、組立エリア42及び保管エリア43の3つのエリアを有する。荷受けエリア41は、タワー部材111が搬入されるエリアである。組立エリア42は、最上段のタワー部材111Aの下に、上から2段目以降のタワー部材111B、111Cを順次継ぎ足してタワー110を組み立てるエリアである。保管エリア43は、組立エリア42にてタワー110の組み立てが完了した場合に、そのタワー110を保管するエリアである。このように、荷受けエリア41、組立エリア42及び保管エリア43は、陸側から海側に向かって順に配置されており、保管エリア43が海側に配置されているため保管エリア43から海上の船等にタワー110を積載する際の作業効率が高い。
図7(A)、(B)を用いて保管エリア43について説明する。荷受けエリア41、組立エリア42及び保管エリア43は、図7の紙面の右から左に順に配置されている。また、保管エリア43は、2本のタワー110を保管するスペースを、図7の紙面の縦方向に5列分有しており、2本×5列=10本のタワー110を保管することができるようになっている(図7(B)参照)。
また、荷受けエリア41、組立エリア42に相当するジャッキ付き架台30は、5列にわたって個別に構築されているのではなく、1列分が組立用移動架台35上に構築されている。組立用移動架台35は、ジャッキ付き架台30の底部に構築された移動レール36上を、図7の紙面の縦方向に移動する。つまり、組立用移動架台35は、1列目にて2本のタワー110の組み立てが完了し、それらを保管エリア43に移動させると、2列目(紙面の下方向)に移動し、タワー110の組み立てを行い、保管エリア43に移動させる、という工程を繰り返し、5列目まで移動する。
なお、保管エリア43の列と、各列の保管スペースに保管するタワー110の数は、環境等に応じて増減させることとしてもよい。また、保管エリア43に保管されるタワー110は、保管されている際に後述するガイドスライダー34及び後述する水平支持装置60により支持されているため転倒しないようになっている。
ところで、タワー110の組み立てに対して、洋上での風車100の設置工事は期間が短いため、事前に多くのタワー110を組み立てて保管しておくことが非常に重要となる。本実施形態のタワーの組立方法及びジャッキ付き架台30によれば、連続して複数基のタワー110の組み立てを行うことができる。また、組立用移動架台35がレール55上を移動できるようにするとともに、保管エリア43の列と、各列の保管スペースに保管するタワー110の数を増やすことにより、組み立てた多くのタワー110を保管することができる。
次に、図8(A)、(B)、(C)を用いて、ガイドスライダー34について説明する。ガイドスライダー34は、タワー部材111又はタワー110の側面を囲う正方形状のフレーム51と、フレーム51の4辺にそれぞれ取り付けられる4つの押圧装置52を含む。4つの押圧装置52はタワー部材111又はタワー110の側面を4方向から押圧して支持することにより、タワー部材111又はタワー110の横振れや転倒を防止する。また、ガイドスライダー34は、台車33と同期して、ジャッキ付き架台30の中段の梁30A(図3参照)上を水平方向に移動する。具体的には、ジャッキ付き架台30の中段の梁30Aには、レール55が敷設されており、ガイドスライダー34はレール55を移動する。ガイドスライダー34は、荷受けエリア41から保管エリア43までの範囲を移動することができる。
押圧装置52は、支持ローラ52a及びシリンダ52bを有し、H形鋼で形成されるフレーム51に取り付けられる。支持ローラ52aは、シリンダ52bの力によりタワー部材111又はタワー110の側面を押圧する。タワー部材111は後述する持ち上げ工程で持ち上げられたり、後述する載置工程で他のタワー部材111に載置されたりと上下に移動するが、支持ローラ52aは何れの場合もタワー部材111の高さ方向に沿って回転し、タワー部材111を支持する。また、フレーム51におけるレール55に沿う2つの辺に対応する部分の下部には、ガイドスライダー34がレール55上を移動するためのローラ54と、水平の力を受けるための水平力受ローラ53が設けられている。進行方向の力はガイドスライダー34及び台車33の牽引用ジャッキ(図示しない)で受け、支持することができる。
フレーム51の4隅には、それぞれ、牽引用ジャッキ(図示しない)にストランド58を介して接続された牽引フック57及び牽引具56が取り付けられており、ガイドスライダー34は、牽引用ジャッキ(図示しない)に牽引され水平方向に移動する。このとき、ガイドスライダー34と台車33のそれぞれを牽引する牽引用ジャッキが電子制御により同期して牽引を行うことにより、ガイドスライダー34と台車33は同期して移動する。これによりタワー部材111又はタワー110を自立した状態で水平に移動させることができる。
次に、図9(A)、(B)を用いて、水平支持装置60について説明する。水平支持装置60は、組立エリア42や保管エリア43におけるジャッキ付き架台30の上部の梁30B(図3参照)上に設けられ、持ち上げられたタワー部材111や組み立てが完了したタワー110の側面を支持し、横振れや転倒を防止する。
図9(A)に示すように、水平支持装置60は、平面視正方形の枠体からなり、枠体の内部にはタワー部材111の側面を支持する4つのガイドローラ61が取り付けられている。タワー部材111は、後述する持ち上げ工程で持ち上げられたり、後述する載置工程で他のタワー部材111に載置されたり上下に移動するが、ガイドローラ61は何れの場合もタワー部材111の高さ方向に沿って回転し、タワー部材111を支持する。また、枠体における、タワー110又はタワー部材111が移動する方向(図9の紙面の横方向)に位置する壁面が、扉部材63A、63Bで構成されており、タワー110が移動する場合にはこれらが観音開きのように開閉(図9(A)は閉状態を示し、図9(B)は開状態を示す)することにより移動を妨げない。なお、水平支持装置60の枠体と同様のものをガイドスライダー34に設けて、転倒防止機能を向上させることとしてもよい。
なお、図10に示すように、台座10及びジャッキ付き架台30の一部を陸側から海側に突き出して(延長して)構築することが好ましい。このとき、海側に突き出す部分の下部に海中支柱37を設けることにより、強度を増すこととしても良い。これにより、保管エリア43に保管されているタワー110のSEP船70への搬出を容易にすることができる。つまり、ジャッキ付き架台30を海側へ延長することにより、SEP船70のクレーン71の作業半径を小さくすることができ、クレーン71を小規模のクレーンでも作業を行うことができる。特に、洋上風車100は発電能力の大型化に伴い、機器重量の増加が見込まれるため、小規模のクレーンを使用できることがコスト上大きなメリットとなる。また、SEP船70の場合、クレーン71による作業中に船体をジャッキアップするため、海底地盤の強固な部分(すなわち、沖合)で停泊する必要があるが、台座10及びジャッキ付き架台30の一部を陸側から海側に突き出して(延長して)構築することにより、沖合でのタワー110の積載や小規模なSEP船70への積載が可能となる。
また、陸側端部にエプロン部(図示しない)が形成されている港においては、エプロン部の上方をエプロン部に接触しないようにジャッキ付き架台30を張り出して構築することにより、エプロン部に荷重を掛けずに、タワー110の積載が可能となる。
なお、図10では、ナセル120及びブレード130が取り付けられていないタワー110をSEP船70に積載することとしたが、後述する、ナセル120及びブレード130が取り付けられたタワー110をSEP船70に積載することとしてもよい。
また、図11に示すように、ジャッキ付き架台30にて、タワー110にナセル120及びブレード130を取り付けて洋上風車100とし、洋上風車100を浮体構造物72に設置することにより浮体式の洋上風車100を組み立てることとしてもよい。なお、浮体構造物72は、浮体式の洋上風車100の浮体基礎となる。
具体的には、保管エリア43の先に風車組立エリア44を設けるとともに、風車組立エリア44の先の、海側に突き出したところに設置エリア45を設ける。なお、設置エリア45に相当する台座10及びジャッキ付き架台30の底は抜けており、浮体構造物72が海側から設置エリア45に入り込めるようになっている。また、この場合、台車33及びガイドスライダー34は、荷受けエリア41から設置エリア45までの範囲を移動できるようにする。
ジャッキ付き架台30にてナセル120及びブレード130を取り付ける場合には、ナセル120を組立エリア42にて取り付け、ブレード130を風車組立エリア44にて取り付ける。具体的には、まず、組立エリア42に最上段のタワー部材111が配置された際に、その上にナセル120を、ジャッキ31を用いて取り付ける。その後、タワー部材111を組み立て、ナセル120を取り付けたタワー110を、組立エリア42から保管エリア43に台車33及びガイドスライダー34とともに移動させ、保管する。次いで、タワー110を保管エリア43から風車組立エリア44に台車33及びガイドスライダー34とともに移動させ、風車組立エリア44にてブレード130を、ナセル120に取り付ける。こうして洋上風車100が組み立てられる。次いで、設置エリア45に相当する海上に浮体構造物72を移動させ、洋上風車100を、走行式ジャッキ38(例えば、特開2017−008695に開示されている走行式重量物昇降装置を採用することができる)により吊り上げつつ、保管エリア43から設置エリア45に移動させる。このとき、台車33及びガイドスライダー34も一緒に移動させることにより移動中の転倒を防止できる。洋上風車100を設置エリア45まで移動させたら、走行式ジャッキ38は吊り上げていた洋上風車100を下方に下げ、浮体構造物72に載置して取り付ける。これにより、超大型クレーン船やSEP船を使用せずに、港で浮体式の洋上風車100を組み立てることができる。なお、組み立てた洋上風車100は、これを設置する所定位置まで曳航し、係留すれば設置完了となる。
ところで、タワー110や洋上風車100が転倒しそうになった場合、ジャッキ付き架台30には大きな転倒モーメントが作用する。台座10は底部が大きな荷重となるため、ジャッキ付き架台30の重心を下げることができるが、その荷重だけではタワー110や洋上風車100の転倒を防止するのに不十分である場合がある。しかしながら、ジャッキ付き架台30の端部にクローラクレーン20が配置されているため、タワー110や洋上風車100の転倒時のカウンターウエイトとして十分な役割を果たす。このために、台座10はジャッキ付き架台30の転倒に対し、十分な強度を有する梁構造とする。
次に、洋上風車100のタワー組立方法の各工程について説明する。
[1.搬入工程]
まず、搬入工程について説明する。搬入工程は、台座10上に配置されたクローラクレーン20により、輸送車により輸送されてきたタワー部材111をジャッキ付き架台30内の荷受けエリア41に配置された台車33に搬入する工程である。台車33は、図示しないジャッキに接続されたストランドにより牽引されて荷受けエリア41から保管エリア43(浮体式の洋上風車100を組み立てる場合には、荷受けエリア41から設置エリア45(図11参照))までの範囲で移動することができる。台車33の上面の4辺にはフランジが形成されており、タワー部材111が転倒しにくいようになっている。
ジャッキ付き架台30にタワー部材111が搬入されると、台車33及びガイドスライダー34は同期して移動し、組立エリア42にタワー部材111を移動させる。この荷受けエリア41から組立エリア42へのタワー部材111の移動は、後述する配置工程を兼ねる。タワー部材111を組立エリア42に移動させると、荷受けエリア41に別の台車33を配置し、その次に搬入されるタワー部材111の荷受けをする。
[2.組立工程]
図3、図4を用いて組立工程について説明する。組立工程は、組立エリア42にて複数のタワー部材111を組み立てる工程である。組立工程では、最上段のタワー部材111Aの下に、上から2段目以降のタワー部材111を順次継ぎ足してタワー部材111の組み立てを行う。組立工程は、タワー部材111を下から継ぎ足す際に、それまでに組み立てられた組み立て済みタワー部材111を持ち上げる持ち上げ工程と、持ち上げ工程で持ち上げられた組み立て済みタワー部材111の下に、継ぎ足すタワー部材111を配置する配置工程と、配置工程で配置されたタワー部材111に、持ち上げ工程で持ち上げられた組み立て済みタワー部材111を載置する載置工程と、配置工程で配置されたタワー部材111と、載置工程で載置された組み立て済みタワー部材111を接合する接合工程と、を含む。そして、持ち上げ工程、配置工程、載置工程、接合工程を繰り返すことにより、タワー部材111を組み立てる。
[2.1.持ち上げ工程]
持ち上げ工程は、組立エリア42にあるタワー部材111又は組み立て済みタワー部材111を持ち上げる工程である。最上段のタワー部材111Aが組立エリア42に移動された場合には、タワー部材111A(図3参照)を持ち上げる。このとき、持ち上げたタワー部材111Aの最下端の下に、次に搬入されるタワー部材111Bが立ち姿勢で配置できる高さまで持ち上げる。一方、荷受けエリア41に上から2段目以降のタワー部材111が搬入された場合には、それまでに組み立てられた組み立て済みタワー部材111(図4であれば、タワー部材111A及びタワー部材111B)を持ち上げて、荷受けエリア41のタワー部材111が組立エリア42に配置されるのを待機する。なお、持ち上げ工程にて、タワー部材111又は組み立て済みタワー部材111は、持ち上げられている際にガイドスライダー34及び水平支持装置60により支持されているため横振れや転倒が発生しないようになっている。
[2.2.配置工程]
ジャッキ31によりタワー部材111又は組み立て済みタワー部材111が持ち上げられると、台車33及びガイドスライダー34が同調して移動し、荷受けエリア41に搬入されたタワー部材111が、持ち上げられたタワー部材111の下に配置される。
[2.3.載置工程]
次に、ジャッキ31は、組立エリア42に配置されたタワー部材111上に、持ち上げ工程で持ち上げたタワー部材111を載置する。
[2.4.接合工程]
次に、組立エリア42に配置されたタワー部材111と載置工程で載置されたタワー部材111のそれぞれに形成されたフランジ継手(図示しない)を接合することにより、タワー部材111同士を接合する。
持ち上げ工程、配置工程、載置工程、接合工程を繰り返し、タワー部材111A、タワー部材111B及びタワー部材111Cを接合するとタワー110の完成となる(図5参照)。
[3.移動工程]
移動工程は、組立エリア42にてタワー110の組み立てが完了した場合に、組立エリア42から、保管エリア43に台車33とともにタワー110を移動させる工程である。具体的には、台車33及びガイドスライダー34が同期して移動することにより、台車33上のタワー110を組立エリア42から保管エリア43に移動させる(図6参照)。
[4.積込工程]
積込工程は、保管エリア43から、SEP船(「運搬船」の一例)に完成したタワー110を積み込む工程である(図10参照)。
[5.取付工程]
取付工程は、上述した浮体式の洋上風車100を組み立てる際などに、組立エリア42にて、最上段のタワー部材111Aにナセル120を取り付け、更に、風車組立エリア44にて、ナセル120にブレード130を取り付ける工程(図11参照)である。
[6.設置工程]
設置工程は、取付工程にてナセル120とブレード130を取り付けたタワー110を保管エリア43から設置エリア45に移動させ、浮体構造物72に完成したタワー110を設置する工程である(図11参照)。
以上説明したように、本実施形態の洋上風車100のタワー組立方法は、洋上風車100のタワーを高さ方向に分割してできた複数のタワー部材111を陸地で組み立てるタワー組立方法であって、地盤上に設置された台座10を基礎として台座10上に構築されたジャッキ付き架台30にて、複数のタワー部材111を組み立てる組立工程を含む。
したがって、本実施形態の洋上風車100のタワー組立方法によれば、地盤上に設置された台座10を基礎として台座10上に構築されたジャッキ付き架台30にて、複数のタワー部材111を組み立てることから、地盤改良工事や基礎杭の打ち込みができない港等の地盤が軟弱な陸地において洋上風車100のタワー110を組み立てることができる。また、全てのタワーの組み立て完了後は、ジャッキ付き架台30及び台座10を撤去することにより、容易に現状復旧することができる。
また、組立工程では、ジャッキ付き架台30内の組立エリア42において、最上段のタワー部材111Aの下に、上から2段目以降のタワー部材111を順次継ぎ足して組み立てる。具体的には、組立工程は、タワー部材111を下から継ぎ足す際に、それまでに組み立てられた組み立て済みタワー部材111を持ち上げる持ち上げ工程と、持ち上げ工程で持ち上げられた組み立て済みタワー部材111の下に、継ぎ足すタワー部材111を配置する配置工程と、配置工程で配置されたタワー部材111に、持ち上げ工程で持ち上げられた組み立て済みタワー部材111を載置する載置工程と、配置工程で配置されたタワー部材111と、載置工程で載置された組み立て済みタワー部材111を接合する接合工程と、を含む。
本実施形態の本実施形態の洋上風車100のタワー組立方法によれば、その時点までに組み上げられたタワー部材111を持ち上げるジャッキ31により、下から順次、タワー部材111を継ぎ足すことができるが、これに対して、従来のように、最下段のタワー部材111Cの上に、下から2段目以降のタワー部材111A、111Bを順次積み上げる場合には、タワー110の最上部まで伸びるアームを有する大規模クレーンを必要とする。つまり、本実施形態によれば、大規模クレーンを必要とせずに、小規模クレーンによりタワー部材111を組み立てることができる。
ところで、洋上風力発電は欧州が先行した実績があるが、気象条件が異なるため、タワーの組み立て時の台風や強風の影響について日本の風土に合わせた検討が必要となる。本実施形態のようにジャッキ31でタワー部材111を吊り上げるジャッキ工法では、クレーンでタワー部材111を積み上げるクレーン工法と異なり、多点で吊上げを行うことができるため吊り上げた際のタワー部材111の挙動が非常に安定しており、風の影響を受けにくい。また、欧州に比べ、日本は地震のリスクが高いが、地震時においてはタワー部材111が吊られている状態であるため、地震波の影響を受けにくく、転倒のリスクも低い。
また、本実施形態の洋上風車100のタワー組立方法は、台座10上に配置されたクローラクレーン20(「クレーン」の一例)によりタワー部材111をジャッキ付き架台30内の荷受けエリア41に配置された台車33に搬入する搬入工程を含む。すなわち、クローラクレーン20により、港に輸送されてきたタワー部材111をジャッキ付き架台30内に搬入できるとともに、タワー110や洋上風車100の転倒時のカウンターウエイトとして十分な役割を果たすことができる。
さらに、本実施形態の洋上風車100のタワー組立方法は、組立エリア42にてタワー110の組み立てが完了した場合に、組立エリア42から、ジャッキ付き架台30内の保管エリア43に台車33とともにタワー部材を移動させる移動工程を含む。つまり、一連の工程として、タワー部材111の搬入、組み立て、組み立てたタワー110の保管を行うことができる。
さらにまた、本実施形態の洋上風車100のタワー組立方法は、最上段のタワー部材111Aにナセル120及びブレード130を取り付ける取付工程を含む。これにより、洋上風車100を陸地で組み立てることができる。
さらにまた、本実施形態の洋上風車100のタワー組立方法は、保管エリア43から、SEP船70(「運搬船」の一例)にタワー110を積み込む積込工程を含む。これにより、陸地で組み立てられたタワー110を洋上風車100の設置位置まで運搬することができる。
さらにまた、本実施形態の洋上風車100のタワー組立方法は、保管エリア43から、洋上風車100の浮体基礎となる浮体構造物72にタワー110を設置する設置工程を含む。これにより、港等の海岸沿いで浮体構造物の洋上風車100を組み立てることができる。
さらにまた、本実施形態の洋上風車100のタワー組立方法に用いられる台車33には、タワー部材111又はタワー110を支持するフランジが形成されている。これにより、台車33上のタワー部材111又はタワー110の転倒を防止することができる。
さらにまた、本実施形態の洋上風車100のタワー組立方法における台車33上のタワー部材111又はタワー110は、ガイドスライダー34(「支持手段」の一例)及び水平支持装置60(「支持手段」の一例)により支持される。したがって、タワー部材111の吊り上げ時にタワー部材111の横振れを抑制することができ、また、タワー110の保管時には、転倒を防止することができる。なお、ガイドスライダー34又は水平支持装置60の何れか一方でタワー部材111又はタワー110を支持することとしてもよい。
さらにまた、本実施形態の洋上風車100のタワー組立方法におけるガイドスライダー34は、タワー部材111又はタワー110の移動に伴って、タワー部材111又はタワー110を支持しつつ水平に移動する。これにより、タワー部材111又はタワー110の移動時における横振れや転倒を防止することができる。
さらにまた、本実施形態の洋上風車100のタワー組立方法に用いられる台座10は平面視格子形状であり、格子の各隙間11にはマット型エアジャッキが設置されている。これにより、格子の隙間11の内部全面を均一に荷重分散することができる。
さらにまた、本実施形態の洋上風車100のタワー組立方法は、各マット型エアジャッキの圧力を監視し、圧力が低下したマット型エアジャッキについて圧力を高める制御を行う制御工程を含む。これにより、地盤が沈下した場合であっても台座10の沈下を抑制することができる。
さらにまた、本実施形態の洋上風車100のタワー組立方法に用いられる台座10上にはクローラクレーン20が配置されている。これにより、重量のあるクローラクレーン20の自重により台座10が地盤に押しつけられ、台座10上のジャッキ付き架台30の安定度が向上し、ジャッキ付き架台30に支持されるタワー110の転倒を防止することができる。
さらにまた、本実施形態の洋上風車100のタワー110を高さ方向に分割してできた複数のタワー部材111を陸地で組み立てるタワー組立方法で用いられるジャッキ付き架台30は、タワー部材111が搬入される荷受けエリア41と、最上段のタワー部材111Aの下に、上から2段目以降のタワー部材111B、111Cを順次継ぎ足してタワー110を組み立てる組立エリア42と、組立エリア42にてタワー110の組み立てが完了した場合に、タワー110を保管する保管エリア43と、を有し、地盤上に設置された台座10を基礎として台座10上に構築される。
したがって、本実施形態のジャッキ付き架台30によれば、地盤改良工事や基礎杭の打ち込みができない港等の地盤が軟弱な陸地において洋上風車100のタワー110を組み立てて、保管することができる。また、全てのタワーの組み立て完了後は、ジャッキ架台30及び台座10を撤去することにより、容易に現状復旧することができる。
10 台座
11 隙間
20 クローラクレーン
30 ジャッキ付き架台
30A 中段の梁
30B 上部の梁
31 ジャッキ
32 ストランド
33 台車
34 ガイドスライダー
35 組立用移動架台
36 移動レール
37 海中支柱
38 ジャッキ
41 荷受けエリア
42 タワー組立エリア
43 保管エリア
44 風車組立エリア
45 設置エリア
51 フレーム
52 押圧装置
52a 支持ローラ
52b シリンダ
53 水平力受ローラ
54 ローラ
55 レール
56 牽引具
57 牽引フック
58 ストランド
60 水平支持装置
61 ガイドローラ
62 支持材
63A、63B 扉部材
70 SEP船
71 クレーン
72 浮体構造物
100 洋上風車
110 タワー
111 タワー部材
120 ナセル
130 ブレード
請求項1記載の発明は、洋上風車のタワーを高さ方向に分割してできた複数のタワー部材を陸地で組み立てるタワー組立方法であって、地盤上に設置された台座を基礎として前記台座上に構築されたジャッキ付き架台にて、前記複数のタワー部材を組み立てる組立工程、を含み、前記ジャッキ付き架台には、前記タワーの高さよりも低い位置に、前記タワー部材を持ち上げるジャッキが設けられていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のタワー組立方法であって、前記組立工程は、前記タワー部材を下から継ぎ足す際に、それまでに組み立てられた組み立て済みタワー部材を前記ジャッキにより持ち上げる持ち上げ工程と、前記持ち上げ工程で持ち上げられた前記組み立て済みタワー部材の下に、継ぎ足すタワー部材を配置する配置工程と、前記配置工程で配置された前記タワー部材に、前記持ち上げ工程で持ち上げられた前記組み立て済みタワー部材を載置する載置工程と、前記配置工程で配置された前記タワー部材と、前記載置工程で載置された前記組み立て済みタワー部材を接合する接合工程と、を含むことを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項5又は6に記載のタワー組立方法であって、前記保管エリアに相当する前記台座及び前記ジャッキ付き架台の一部は、陸側から海側に突き出して構築されており、前記保管エリアの陸側から海側に突き出した部分から、運搬船に前記タワーを積み込む積込工程を、含むことを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項5又は6に記載のタワー組立方法であって、前記ジャッキ付き架台は海側に突き出した設置エリアを有し、前記設置エリアに相当する前記台座及びジャッキ付き架台の底は抜けており、前記洋上風車の浮体基礎となる浮体構造物が海側から前記設置エリアに入り込めるようになっており、前記保管エリアから前記設置エリアに移動させられた前記タワーを、前記設置エリアに入り込んだ前記浮体構造物に設置する設置工程を、含むことを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項乃至9の何れか一項に記載のタワー組立方法であって、前記タワー部材又は前記タワーは、支持手段により支持されることを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、請求項10に記載のタワー組立方法であって、第1の前記支持手段は、前記タワー部材又はタワーの側面を囲うフレームと、前記フレームに取り付けられた押圧装置を含み、前記押圧装置は、前記タワー部材又は前記タワーの側面を押圧して支持することを特徴とする。
請求項12に記載の発明は、請求項11に記載のタワー組立方法であって、前記第1の支持手段は、前記タワー部材又は前記タワーの移動に伴って、前記タワー部材又は前記タワーを支持しつつ水平に移動することを特徴とする。
請求項13に記載の発明は、請求項10乃至12の何れか一項に記載のタワー組立方法であって、第2の前記支持手段は、枠体からなり、前記枠体の内部に前記タワー部材の側面を支持するガイドローラが取り付けられており、前記ガイドローラは、前記タワー部材が上下に移動した際に、前記タワー部材の高さ方向に沿って回転し、前記タワー部材を支持することを特徴とする。
請求項14に記載の発明は、請求項1乃至13の何れか一項に記載のタワー組立方法であって、前記台座上にクレーンが配置されていることを特徴とする。
請求項15に記載の発明は、請求項1乃至14の何れか一項に記載のタワー組立方法であって、複数の前記ジャッキが、前記タワー部材を複数点で吊り上げることを特徴とする。
請求項16に記載の発明は、洋上風車のタワーを高さ方向に分割してできた複数のタワー部材を陸地で組み立てるタワー組立方法であって、地盤上に設置された台座を基礎として前記台座上に構築されたジャッキ付き架台にて、前記複数のタワー部材を組み立てる組立工程、を含み、前記台座は平面視格子形状であり、格子の各隙間にはマット型エアジャッキが設置されていることを特徴とする。
請求項17に記載の発明は、請求項16に記載のタワー組立方法であって、各前記マット型エアジャッキの圧力を監視し、圧力が低下したマット型エアジャッキについて圧力を高める制御を行う制御工程を含むことを特徴とする。
請求項18に記載の発明は、洋上風車のタワーを高さ方向に分割してできた複数のタワー部材を陸地で組み立てるタワー組立方法で用いられるジャッキ付き架台であって、最上段の前記タワー部材の下に、上から2段目以降の前記タワー部材を順次継ぎ足して前記タワーを組み立てる組立エリアと、前記組立エリアにて前記タワー部材を持ち上げるジャッキと、を有し、地盤上に設置された台座を基礎として前記台座上に構築され、前記ジャッキは、前記タワーの高さよりも低い位置に設けられていることを特徴とする。
請求項19に記載の発明は、請求項18に記載のジャッキ付き架台であって、前記組立エリアにて前記タワーの組み立てが完了した場合に前記タワーを保管する保管エリアを有することを特徴とする。
請求項20に記載の発明は、請求項18又は19に記載のジャッキ付き架台であって、前記台座は平面視格子形状であり、格子の各隙間にはマット型エアジャッキが設置されていることを特徴とする。
請求項1記載の発明は、洋上風車のタワーを高さ方向に分割してできた複数のタワー部材を陸地で組み立てるタワー組立方法であって、地盤上に設置された台座を基礎として前記台座上に構築されたジャッキ付き架台にて、前記複数のタワー部材を組み立てる組立工程、を含み、前記台座は平面視格子形状であり、格子の各隙間にはマット型エアジャッキが設置されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のタワー組立方法であって、各前記マット型エアジャッキの圧力を監視し、圧力が低下したマット型エアジャッキについて圧力を高める制御を行う制御工程を含むことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のタワー組立方法であって、前記台座及び前記ジャッキ付き架台の一部は、陸側から海側に突き出して構築されていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のタワー組立方法であって、前記台座及び前記ジャッキ付き架台における陸側から海側に突き出して構築されている部分は底が抜けており、前記洋上風車の浮体基礎となる浮体構造物が海側から当該部分に入り込めるようになっていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至の何れか一項に記載のタワー組立方法であって、前記タワー部材又は前記タワーは、支持手段により支持され、前記支持手段は、前記タワー部材又は前記タワーの移動に伴って、前記タワー部材又は前記タワーを支持しつつ水平に移動することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、洋上風車のタワーを高さ方向に分割してできた複数のタワー部材を陸地で組み立てるタワー組立方法で用いられるジャッキ付き架台であって、最上段の前記タワー部材の下に、上から2段目以降の前記タワー部材を順次継ぎ足して前記タワーを組み立てる組立エリアと、前記組立エリアにて前記タワー部材を持ち上げるジャッキと、を有し、地盤上に設置された台座を基礎として前記台座上に構築され、前記ジャッキは、前記タワーの高さよりも低い位置に設けられており、前記台座は平面視格子形状であり、格子の各隙間にはマット型エアジャッキが設置されていることを特徴とする。

Claims (15)

  1. 洋上風車のタワーを高さ方向に分割してできた複数のタワー部材を陸地で組み立てるタワー組立方法であって、
    地盤上に設置された台座を基礎として前記台座上に構築されたジャッキ付き架台にて、前記複数のタワー部材を組み立てる組立工程、
    を含むことを特徴とするタワー組立方法。
  2. 請求項1に記載のタワー組立方法であって、
    前記組立工程では、前記ジャッキ付き架台内の組立エリアにおいて、最上段の前記タワー部材の下に、上から2段目以降の前記タワー部材を順次継ぎ足して組み立てることを特徴とするタワー組立方法。
  3. 請求項2に記載のタワー組立方法であって、
    前記組立工程は、
    前記タワー部材を下から継ぎ足す際に、それまでに組み立てられた組み立て済みタワー部材を持ち上げる持ち上げ工程と、
    前記持ち上げ工程で持ち上げられた前記組み立て済みタワー部材の下に、継ぎ足すタワー部材を配置する配置工程と、
    前記配置工程で配置された前記タワー部材に、前記持ち上げ工程で持ち上げられた前記組み立て済みタワー部材を載置する載置工程と、
    前記配置工程で配置された前記タワー部材と、前記載置工程で載置された前記組み立て済みタワー部材を接合する接合工程と、
    を含むことを特徴とするタワー組立方法。
  4. 請求項3に記載のタワー組立方法であって、
    前記配置工程では、前記ジャッキ付き架台内の荷受けエリアに配置された台車に搬入された前記タワー部材を、前記荷受けエリアから前記組立エリアに前記台車を移動させることにより、前記組み立て済みタワー部材の下に配置することを特徴とするタワー組立方法。
  5. 請求項4に記載のタワー組立方法であって、
    前記組立エリアにて前記タワーの組み立てが完了した場合に、前記組立エリアから、前記ジャッキ付き架台内の保管エリアに前記台車とともに前記タワーを移動させる移動工程を含むことを特徴とするタワー組立方法。
  6. 請求項5に記載のタワー組立方法であって、
    前記最上段のタワー部材にナセル及びブレードを取り付ける取付工程を含むことを特徴とするタワー組立方法。
  7. 請求項5又は6に記載のタワー組立方法であって、
    前記保管エリアから、運搬船に前記タワーを積み込む積込工程を、含むことを特徴とするタワー組立方法。
  8. 請求項5又は6に記載のタワー組立方法であって、
    前記保管エリアから、前記洋上風車の浮体基礎となる浮体構造物に前記タワーを設置する設置工程を、含むことを特徴とするタワー組立方法。
  9. 請求項4乃至8の何れか一項に記載のタワー組立方法であって、
    前記台車には、前記タワー部材又は前記タワーを支持するフランジが形成されていることを特徴とするタワー組立方法。
  10. 請求項4乃至9の何れか一項に記載のタワー組立方法であって、
    前記台車上の前記タワー部材又は前記タワーは、支持手段により支持されることを特徴とするタワー組立方法。
  11. 請求項10に記載のタワー組立方法であって、
    前記支持手段は、前記タワー部材又は前記タワーの移動に伴って、前記タワー部材又は前記タワーを支持しつつ水平に移動することを特徴とするタワー組立方法。
  12. 請求項1乃至11の何れか一項に記載のタワー組立方法であって、
    前記台座は平面視格子形状であり、格子の各隙間にはマット型エアジャッキが設置されていることを特徴とするタワー組立方法。
  13. 請求項12に記載のタワー組立方法であって、
    各前記マット型エアジャッキの圧力を監視し、圧力が低下したマット型エアジャッキについて圧力を高める制御を行う制御工程を含むことを特徴とするタワー組立方法。
  14. 請求項1乃至13の何れか一項に記載のタワー組立方法であって、
    前記台座上にクレーンが配置されていることを特徴とするタワー組立方法。
  15. 洋上風車のタワーを高さ方向に分割してできた複数のタワー部材を陸地で組み立てるタワー組立方法で用いられるジャッキ付き架台であって、
    前記タワー部材が搬入される荷受けエリアと、
    最上段の前記タワー部材の下に、上から2段目以降の前記タワー部材を順次継ぎ足して前記タワーを組み立てる組立エリアと、
    前記組立エリアにて前記タワーの組み立てが完了した場合に、前記タワーを保管する保管エリアと、
    を有し、
    地盤上に設置された台座を基礎として前記台座上に構築されることを特徴とするジャッキ付き架台。
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