JP4552102B2 - 作業台車 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、トンネル内面の天端部にダクトを取り付けるための作業台車であって、ダクト取付完了後は後退しながら走行用の専用レールを支持する枕木を順次撤去できるようにした作業台車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般にトンネル内面の天端部にそのトンネルの長さ方向に沿ってエア抜きのためのダクトが取り付けられることがある。例えば、大口径で距離の長い高速道路トンネル等においては、トンネル内に排気ガスが滞留するのを防止するためにダクト設備が必要となる。
【0003】
このようなダクトを取り付けるには、従来トンネル内にクレーン等の揚重機械を導入し、この揚重機械でダクトを吊り上げてトンネル内面の天端部に支持金具を介して固定し、これによりダクトを順次連結するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のダクト取付作業によると、空間の大きさが限定されたトンネル内部で揚重作業を行うのは厄介であるばかりか、揚重機械で吊り上げたダクトをトンネル内面の天端部に取り付けるための作業者用足場が同時に必要となり、その足場の組立作業及び盛り替え作業が極めて面倒であった。又、狭い足場上での高所作業は危険が伴い、揚重機械で吊り上げられたダクトを取付箇所に位置決めする作業がし難く、支持金具への固定作業も容易でない。従って、ダクト取付作業の能率低下と危険性の問題があった。
【0005】
更に、ダクト取付作業がインバート(排水溝)のコンクリート打設やトンネル内面の仕上げや掘削作業等と並行して行われる場合には、トンネル内に敷設されたレール上を資材運搬台車や土砂排出台車等が頻繁に走行し、バッテリー台車やアジテータカー等も常時運行しており、このような状況下でトンネル内に揚重機械を導入すると邪魔になり、前記組立式足場の設置スペースも確保し難い問題がある。
【0006】
そこで、本発明は、従来のような揚重機械と組立式足場とを必要とせずにトンネル内面の天端部にダクトを取り付けることができ、取付箇所へのダクトの位置決め作業及び支持金具への固定作業を容易にでき、ダクト取付作業の能率向上と安全性とを確保でき、しかも他のトンネル作業の邪魔にならないようにした作業台車を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するための技術的手段として、本発明は、トンネル内に横架した枕木を介して敷設された専用レール上を移動可能に形成された作業台車であって、この作業台車はトンネル内面の天端部に取り付けるダクトを吊り上げると共に、そのダクトの取付箇所に移動するダクト吊り上げ移動手段と、ダクト取付完了後に後退しながら前記枕木を順次撤去する枕木撤去手段とを備えたことを特徴とする作業台車を要旨とする。
又、この作業台車において、
▲1▼ 前記ダクト吊り上げ移動手段は、作業台車に装備された複数の電動チェーンブロックから構成され、これらの電動チェーンブロックは作業台車に設けられたガイドレールに沿って前後方向に移動すること、
▲2▼ 前記枕木撤去手段は、作業台車の端部に前後方向に装備された一対の水平支持部材と、この水平支持部材に沿って前後方向に移動する横架部材と、この横架部材に沿って横方向に移動し且つ垂直軸回りに90度ずつ旋回する撤去用電動チェーンブロックとから構成されていること、
▲3▼ 前記作業台車は、基台と、この基台の下に取り付けられたほぼやぐら状の脚部と、基台の上に前後方向に対設された作業台とを備え、基台にはダクト通過用の開口部が設けられ、前記脚部の下端部には専用レール上を走行する車輪が設けられていること、
▲4▼ 前記専用レールは、他の台車等が走行するレールを跨ぐようにしてそのレール幅より広幅に敷設され、作業台車のほぼやぐら状の脚部で挟まれた空間内を他の台車等が通過できるようにしたこと、
▲5▼ 前記作業台車の駆動は電動式とし、且つ移動発進・停止はインバータ制御によること、
を特徴とするものである。
【0008】
本発明に係る作業台車は、トンネル内に横架した枕木を介して敷設された専用レール上を電動式の駆動により走行でき、作業台車に装備されたダクト吊り上げ移動手段によって基台の開口部を通過させてダクトを吊り上げると共に、ガイドレールに沿って移動することでダクトの取付箇所まで搬送する。基台の上部には前後方向に対設された作業台を備えているため、作業者はこの作業台上で待機し、ダクト吊り上げ移動手段により取付箇所まで搬送されてきたダクトを容易に位置決めすると共に、支持金具に簡単に固定することができる。
【0009】
作業台車が走行する専用レールは、他の台車等が走行するレールを跨ぐようにしてそのレール幅より広幅に敷設されており、且つ基台の脚部はほぼやぐら状となっているため、その脚部で囲まれた空間内を他の台車等が通過することができる。これにより、ダクト取付作業と他のトンネル作業とを並行して行っても、作業台車が邪魔にならない。
【0010】
更に、作業台車は枕木撤去手段を備えているため、ダクト取付完了後に後退しながら枕木を順次撤去することができる。又、作業台車の駆動を電動式とすることで、トンネル内部の作業環境の悪化を防止し、且つ移動発進・停止をインバータ制御することで枕木撤去時の荷振れを低く抑えることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係る作業台車の実施形態を添付図面に基づいて説明する。図1は、トンネル1の内面天端部にダクト2を取り付ける状態を示すものであり、トンネル1の下部に横架した枕木3を介して敷設された専用レール4上を電動式駆動の作業台車5が走行する。
【0012】
前記枕木3は例えば所要の大きさと長さを備えたH型鋼が用いられ、この枕木3を一定の間隔をあけてトンネル1内に多数横架すると共に、その下側に受け止材(図略)を組み立てることで枕木3を安定良く支持してある。又、作業者の落下を防止するために、枕木3間に床板(図略)等を敷設して床面又は通路を形成することが好ましい。
【0013】
これら枕木3上には他の台車等が走行するためのレール6が敷設され、このレール6を跨ぐようにして前記専用レール4が敷設されており、即ち専用レール4の幅はレール6の幅より広幅となっている。
【0014】
前記作業台車5は、図2のように基台7と、この基台7の下に取り付けられたほぼやぐら状の脚部8と、基台7の上に前後方向に対設された作業台9(図1)とを備え、基台7にはダクト通過用の開口部7aが設けられ、前記脚部8の下端四隅部には専用レール4上を走行する車輪10が設けられている。
【0015】
作業台車5のほぼやぐら状の脚部8で挟まれた空間S内は、前記レール6上を走行する他の台車(図略)等が通過できるようになっている。従って、作業台車5は他の台車等の通行を妨げることはなく、邪魔にならない。
【0016】
前記作業台9は開口部7aの真上にあたる箇所にダクト吊り上げ移動手段11が設けられている。このダクト吊り上げ移動手段11は、図2のように前後の支柱11aにより水平に支持されたガイドレール12と、このガイドレール12に沿って移動する2つの電動チェーンブロック13とから構成され、図1のように2つの作業台9の内側にそれぞれ装備されて向き合った状態を呈している。
【0017】
ダクト吊り上げ移動手段11は、4つの電動チェーンブック13でダクト2の下端部を同時に吊り上げることができ、この吊り上げの際にダクト2は基台7の開口部7aを通過する。従って、搬送台車(図略)にダクト2を積み、前記レール6上を走行させて作業台車5の開口部7の真下に位置付けて停止し、その搬送台車からダクトを吊り上げることができる。又、搬送台車からダクト2を下ろして適宜の間隔をあけてレール6上に仮置きし、作業台車5を移動しながら仮置きされたダクトを順次吊り上げることも可能である。
【0018】
ダクト吊り上げ移動手段11でダクト2をトンネル1の天端部付近まで吊り上げた後、前記電動チェーンブロック13をガイドレール12に沿って前後方向に移動させることで天端部の取付箇所にダクト2を容易に位置決めすることができる。電動チェーンブロック13の前後移動手段としては、例えば電動チェーンブロック13にローラー(図略)を取り付け、このローラーをガイドレール12に転動可能に係合させる構成を採用できる。
【0019】
ダクト2の位置決め後に、支持金具14(図3)を介してダクト2を固定し、電動チェーンブロック13をダクト2から外す。この一連のダクト取付作業は、数人の作業者Wにより行うことができる。両方の作業台9にそれぞれ作業者Wを配置すれば、ダクトの取付作業能率が一層向上する。
【0020】
作業台9は従来の組立式足場よりもスペースを広くしてあるため作業がし易く、作業台9の周囲に手摺や巾木等のガード部材15を取り付け、転落等の事故を未然に防止することで安全性を確保してある。前記基台7の周囲にも同様にガード部材15を取り付けてある。又、基台7と作業台9との間を簡単に行き来できるように梯子16がそれぞれ取り付けられ、基台7の要所には昇降用の階段17が取り付けられている。
【0021】
更に、作業台車5にはダクト取付完了後に、後退しながら前記枕木3を順次撤去するための枕木撤去手段18が装備されている。この枕木撤去手段18は、図4のように作業台車5の端部に前後方向に装備された一対の水平支持部材18aと、この水平支持部材18aに沿って前後方向に移動する横架部材18bと、この横架部材18bに沿って横方向に移動し且つ90度ずつ旋回する撤去用電動チェーンブロック19とから構成されている。
【0022】
このように構成された作業台車5でトンネル1の内面天端部にダクト2を取り付ける作業に付いて説明する。この作業台車5は、前記のように駆動が電動式となっており、ケーブルを介して電源(図略)に接続されており、そのケーブルは作業台車5の脚部8の下端側部に取り付けられたケーブルリール20に巻かれている。作業台車5の移動発進・停止にはインバータ制御を採用すると荷振れを低く抑えられて好ましい。
【0023】
作業台車5を駆動して専用レール4上を走行させ、所定の箇所即ちダクト取付箇所に停止させる。次いで、図示は省略したが搬送台車にダクト2を載せて前記レール6上を走行させ、作業台車5の脚部8で挟まれた空間S内に入れ、前記基台7の開口部7aの真下付近に位置付けて停止させる。
【0024】
この後、前記4つの電動チェーンブロック13のフックをそれぞれ下降させ、向かい合うフック間にワイヤを差し渡して端部をそれぞれ結び付け、その2本のワイヤをダクト2の底面下にほぼ平行に通すことで吊り上げ準備を完了する。
【0025】
吊り上げ準備が完了したら、4つの電動チェーンブロック13を同時に駆動してダクト2をゆっくり吊り上げる。吊り上げられたダクト2は基台7の開口部7aを通過し、更に作業台9の間を上昇してダクト2の上端がトンネル1の天端面に近接した時点で吊り上げを停止する。このダクト2の位置と取付箇所との位置関係を見定めて、ずれている場合には電動チェーンブロック13を前記ガイドレール12に沿って移動させることでダクト2の位置決めを行う。その後、前記支持金具14を介してダクト2をトンネル1の天端面に固定して取り付ける。
【0026】
ダクト2の取り付け後、前記ワイヤをダクト2から外して電動チェーンブロック13を元の位置に戻し、再度電動チェーンブロック13のフックを下降させて次に取り付けるべきダクトを前記要領にて吊り上げると共に、そのダクトを位置決めした後取り付け、先に取り付けたダクトに連結させる。このような作業を繰り返し行うことで、トンネル1の天端面にダクトを順次取り付けて固定することができる。
【0027】
このようなダクトの取付作業において、電動チェーンブロック13によるダクトの吊り上げ及び前後移動は、作業者Wの一人がリモコン等で操作できるようにすると好ましい。そして、ワイヤの掛け外し又は支持金具への固定作業は手作業で行うこととなる。
【0028】
ダクト2の連結が長くなるに従って、作業台車5を徐々に前進させ、これに伴ってダクトを運ぶ搬送台車を追随させる。この場合には、搬送台車からダクト2を直接吊り上げることになるが、その他のやり方として例えば搬送台車で運んできたダクトを作業台車5に先行してレール6上に下ろして仮置きし、作業台車5を移動させながら仮置きしたダクトに位置決めして順次吊り上げるようにしてもよい。
【0029】
ダクト取付作業がトンネル1の内面仕上げ又は掘削作業等と並行してなされる場合であっても、資材運搬台車又は土砂運搬台車等はレール6上を走行して作業台車5の空間S内を通過できるため、トンネル1内で作業台車5が邪魔になることはない。従って、ダクト取付作業と他のトンネル作業とを並行して能率良く行うことができる。
【0030】
次に、ダクト取付完了後に作業台車5を後退させながら前記枕木3を撤去する作業に付いて説明する。作業台車5を所定距離だけ後退させてから、その前方に位置する専用レール4及びレール6を枕木3から取り外す。これらのレールは通常単位長さが5m程度であり、例えばその単位長さを1区分として枕木3の撤去作業を行う。
【0031】
図5のように、前記枕木撤去手段18の横架部材18を一対の水平支持部材18aに沿って先端部まで移動させ、撤去用電動チェーンブロック19のフックを降下させる。そのフックを枕木3の中央部にワイヤを介して引っ掛けると共に、所要の高さ(約1m程度)まで吊り上げて停止する。
【0032】
次いで、撤去用電動チェーンブロック19を垂直軸回りに90度旋回して、枕木3を図5のように水平支持部材18aと平行となるように方向転換させる。この状態を保持したまま、作業台車5を後方に待機している運搬台車(図略)まで後退させて停止し、フックを下ろして枕木3を運搬台車に載せる。
【0033】
この後、ワイヤと共にフックを外し、作業台車5を前方に移動させて次に撤去すべき枕木3に位置付けして停止し、前記と同様にフックを枕木3の中央部にワイヤを介して引っ掛けると共に、所要の高さまで吊り上げて停止する。次いで、撤去用電動チェーンブロック19を垂直軸回りに90度旋回して、枕木3を水平支持部材18aと平行となるように方向転換させ、この状態を保持したまま作業台車5を運搬台車のところまで後退させて停止し、フックを下ろして枕木3を運搬台車に載せる。
【0034】
この撤去作業を繰り返し行うことで、1区分内の枕木3を順次撤去すると同時に運搬台車に積み込むことができる。積み込みの際に、前記撤去用電動チェーンブロック19を横架部材18に沿って適宜横移動させることにより、枕木3の荷下ろし位置を任意に変えられるので運搬台車への積み荷が中央に集中することなくバランス良く行える。
【0035】
前記1区分内の枕木3を全部撤去したら、作業台車5を所定距離つまり前記レールの単位長さ分後退させ、その単位長さのレール(専用レール4及びレール6)を取り外し、これにより生じた1区分内の枕木3を前記と同じ工程により撤去する。
【0036】
このようにして作業台車5を順次所定距離ずつ後退させながら1区分毎に枕木3を撤去すると共に、撤去した枕木3を前記運搬台車に積んでトンネル1の外に搬出する。従って、前記ダクト2の取付作業と、ダクト取付完了後の枕木3の撤去作業とを1台の作業台車5で効率良く行うことができる。又、作業台車5の駆動が電動式であるため、トンネル1内の作業環境を悪化させることがない。
【0037】
尚、枕木3の撤去前に外した専用レール4及びレール6は1箇所に取りまとめて置き、枕木3の撤去作業時に並行して前記運搬台車又は別の運搬台車に積んでトンネル1の外に搬出することが好ましい。これらレールの搬出時にも、作業台車5の撤去用電動チェーンブロック19を利用することができ、前記仮置き用ダクトをトンネル内の側端部に下ろした時には、そのダクトをレール6上に移す際にも撤去用電動チェーンブロック19を利用することができる。更に、枕木の撤去前に外した床板、及び枕木の撤去後に解体した受け止材は、枕木3の撤去作業時に並行して又は撤去作業後に搬出することが可能である。
【0038】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、次のような優れた効果が得られる。
▲1▼ トンネル内面の天端部にダクトを取り付ける場合に、ダクト吊り上げ移動手段と枕木撤去手段とを装備した作業台車が、枕木を介して敷設された専用レール上を走行できるようにしたので、ダクト吊り上げ移動手段によりダクトを吊り上げると共に取付箇所への位置決めを容易に行ってダクトを能率良く取り付けることができる。
▲2▼ 作業台車が走行する専用レールは、他の台車等が走行するレールを跨ぐようにして広幅に敷設し、且つ作業台車は脚部で挟まれた空間内を他の台車等が通過できるように構成したので、トンネル内で作業台車が邪魔にならず、ダクトの取付作業と他のトンネル作業とを並行して行うことが可能である。
▲3▼ 搬送台車にダクトを積んでレール上を走行させることで、作業台車に位置付けし、その搬送台車から直接ダクトを吊り上げることができるため取付作業を能率良く行える。又、搬送台車からダクトを下ろして仮置きし、作業台車を移動しながらダクトを順次吊り上げることもできるため、翌日の取付作業にも十分対応でき作業に無駄が生じない。
▲4▼ 作業台車の上部に作業台が設けられているため従来の組立式足場が不要となり、しかも従来の組立式足場よりスペースが広いために、取付箇所へのダクトの位置決め作業及び支持金具への固定作業を容易にでき、ダクト取付作業の能率向上と作業者の安全性を確保することができる。
▲5▼ ダクト取付完了後に、作業台車を所定距離ずつ後退させながら枕木撤去手段により枕木を順次撤去することができ、その撤去した枕木を運搬台車に積み込んでレール上を走行させることでトンネルの外に速やかに搬出することができる。これにより、ダクト取付作業と枕木撤去作業とを1台の作業台車で効率良く行える。
▲6▼ 作業台車の駆動を電動式とすることで、トンネル内の作業環境を悪化させることがなく、又作業台車の移動発進・停止にインバータ制御を採用することで枕木撤去時の荷振れを低く抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る作業台車の実施形態を示すもので、トンネル内での概略端面図
【図2】同じく、トンネル内での概略側面図
【図3】作業台車によるダクト取付状況を示す概略斜視図
【図4】作業台車に装備した枕木撤去手段を示す概略平面図
【図5】枕木撤去手段により枕木を撤去する状態を示す概略側面図
【符号の説明】
1…トンネル
2…ダクト
3…枕木
4…専用レール
5…作業台車
6…レール
7…基台
8…脚部
9…作業台
10…車輪
11…ダクト吊り上げ移動手段
12…ガイドレール
13…電動チェーンブロック
14…支持金具
15…ガード部材
16…梯子
17…階段
18…枕木撤去手段
18a…水平支持部材
18b…横架部材
19…撤去用電動チェーンブロック
20…ケーブルリール

Claims (6)

  1. トンネル内に横架した枕木を介して敷設された専用レール上を移動可能に形成された作業台車であって、この作業台車はトンネル内面の天端部に取り付けるダクトを吊り上げると共に、そのダクトの取付箇所に移動するダクト吊り上げ移動手段と、ダクト取付完了後に後退しながら前記枕木を順次撤去する枕木撤去手段とを備えたことを特徴とする作業台車。
  2. 前記ダクト吊り上げ移動手段は、作業台車に装備された複数の電動チェーンブロックから構成され、これらの電動チェーンブロックは作業台車に設けられたガイドレールに沿って前後方向に移動する請求項1記載の作業台車。
  3. 前記枕木撤去手段は、作業台車の端部に前後方向に装備された一対の水平支持部材と、この水平支持部材に沿って前後方向に移動する横架部材と、この横架部材に沿って横方向に移動し且つ垂直軸回りに90度ずつ旋回する撤去用電動チェーンブロックとから構成されている請求項1記載の作業台車。
  4. 前記作業台車は、基台と、この基台の下に取り付けられたほぼやぐら状の脚部と、基台の上に前後方向に対設された作業台とを備え、基台にはダクト通過用の開口部が設けられ、前記脚部の下端部には専用レール上を走行する車輪が設けられている請求項1,2又は3記載の作業台車。
  5. 前記専用レールは、他の台車等が走行するレールを跨ぐようにしてそのレール幅より広幅に敷設され、作業台車のほぼやぐら状の脚部で挟まれた空間内を他の台車等が通過できるようにした請求項1,2,3又は4記載の作業台車。
  6. 前記作業台車の駆動は電動式とし、且つ移動発進・停止はインバータ制御による請求項1,2,3,4又は5記載の作業台車。
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