JP6427168B2 - 着座器具用支持プラットホーム - Google Patents

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Description

本発明は、一般には、身体障害者、高齢者、虚弱者、患者等の如き移動が害された使用者用の着座器具に関するものである。更に詳細に述べると、このような着座器具に使用される座席、クッションプラットフォームに関するものである。本発明は、特に、車椅子の使用に適しているが、それに限定されない。
人が長い期間の座り込み姿勢のままでいると、床擦れのような問題が発生する。移動性が低い人(例えば、身体障害者、病気にかかっている回復中の者、高齢者等)は、長期間、車椅子及び他のタイプの椅子の如き着座器具をしばしば使用しており、従って、床擦れと一般的な気楽さは、このような使用者にとって重要な懸念である。
着座した時、人の体重の大部分の割合は、骨盤あたりを経て器具の支持系統の座席上にもたらされる。更に、身体障害を有する人の中には、真っ直ぐな姿勢で座ることができない人がいる。このような人は、真っ直ぐに立ち上がる能力を有しないので、一側に傾いて、尻及び/又は脚の上部の如き身体のある部分に掛かる圧力が大きくなる。従って、移動性が害された使用者に合わせて着座器具を設計する場合に、支持プラットフォームは、非常に重要である。
多くの車椅子等は、キャンバスの「スリング」(吊り具)を備えている。しかし、このようなキャンバス座席は、経時的に弛みが生じ、従って、使用者は、非対称の位置で座ることになり、又は股と膝とが相互に内向きとなる。このため、不快な圧点が発生することになる。更に、「シヤリング」(shearing)が生じ、皮膚の外層は、その下の血管を歪めたり、制限したりしつつ、ある方向で引っ張られる。これは、床擦れを起こすことになる。
キャンバスのスリングに直接座ることに関連したこれらの問題を回避するために、快楽さを増加させるように、スリング上にクッションを配置する一般的な慣習がある。スリングは、クッションを支持するのに必要な安定性を有しないので、堅固な基台を提供するように、スリング上に「固化体」(rigidiser)を配置してもよい。この固化体は、クッションの真下でクッションカバーの内側に配置された実質的に柔軟性がないシート又は板(合板の如き物)から成っている。それに代えて、固化体は、キャンバススリングとクッションの間の車椅子本体の水平なフレームエレメント上に載るように位置させるだけでよい。更に、「補助椅子」を使用してもよい。補助椅子を使用する場合、オリジナルの車椅子の座席のキャンバスを取り除いて、4つの「ドロップフック」に取り付けられた堅固な座席板が車椅子フレーム上に直接取り付けられる。その後、使用者のクッションの選択部が補助椅子上に取り付けられる。
しかし、これらの先行技術の装置は、どれも、個々の使用者に応じて支持体を量産するか注文生産するために、支持プラットフォームのテンションを調節する能力を有していない。
1つの先行技術の解決手段では、キャンバススリングに代えて調整可能なストラップを使用することが知られている。ストラップは、車椅子の側壁又は本体に沿って設けられたループを貫通して、(典型的には、ヴェルクロを用いて)固定される前に、それ自体に戻して折り重ねられる。このようにすると、支持基台の引張荷重が調節されるのを可能にするが、織物のストラップは、まだ、時間の経過によって弛む傾向があり、又は緩く作用し、従って、ある期間後に、再調整する必要がある。
従って、着席していて移動性が阻害されている使用者を着座器具に支持するために使用することができ、支持体に掛けられる引張荷重が使用者の個々の必要性に応じて調節することができるように形成された支持装置を提供することが望まれている。このような解決手段は、弛むことがなく、構成要素の緩み作用によって時間が経過しても再調整することを必要としない基台を提供すべきである。
そこで、このような改善された解決手段を考案した。
従って、本発明によれば、後に述べる特許請求の範囲で限定された支持装置及び相応する方法が提供される。
従って、本発明によれば、以下の構成要素を含んで、使用者を着座する病弱者向け器具に支持する支持装置が提供される。
支持部材と
複数の再構成可能な接続装置を含み、
前記接続装置の各々は、前記支持部材を前記接続装置に接続し、前記支持部材に調整可能な引張荷重を掛けることができること
病弱者向けの器具は、車椅子のような可動性器具であってもよい。この器具は、スポーツ活動に参加するように設計された車椅子の如き任意のタイプの車椅子とすることができる。この器具は、身体障碍者の自転車の如き身体障碍者の使用者用の任意のタイプの着座スポーツ器具であってもよい。
しかし、注目されるべきことは、本発明は、車椅子と共に使用するのに限定されないことである。本発明は、発明的な改造を施すことなく、可動性が害された使用者が着座すべきあらゆる着座器具に適用することができる。「病弱者向けの器具」という用語は、病院/老人ホーム椅子の如き車椅子を含んでいる。
支持部材は「支持板」と称してもよい。「板」という用語は、平坦な又はシート状のエレメントに限定されるものと解釈されるべきでないが、使用者及び/又はクッションが使用中に載ることができる支持体として作用する基台を単に意味するものと解釈すべきである。
支持部材は、器具の着席領域内に適合するように構成されている。この器具は、相対する側面を含む本体を有する。また、この器具は、チューブ状フレームエレメントを含んでいてもよい。
少なくとも1つの接続装置は、支持部材と器具の間を延びるように構成された橋架エレメントを含んでいてもよい。従って、支持部材は、器具の着座領域の外形よりも小さくなるような寸法を有して支持部材の端縁と器具との間にギャップ又はスペースを残している。
この接続装置は、支持部材に(直接的又は間接的に)接続するように構成した第1の部分と器具に(直接的又は間接的に)接続するように構成した第2の部分とを含んでいる。
第1及び/又は第2の部分は、橋架けエレメント、おそらく、橋架けエレメントの相対する端部に設けることができる。
接続装置は、クリップ又はフックを含むことができる。このクリップ又はフックは、チタンから成っていてもよい。このクリップ又はフックは、橋架けエレメントとして機能する。この橋架けエレメントは、クリップ又はフックとし、このクリップ又はフックの一端(第1の部分)は、支持部材に取り付いており、他の部分(第2の部分)は、器具に取り付いている。このように、橋架けエレメントは、器具と支持部材の間を延びている。
接続装置は、断面がほぼS字形又はC字形とすることができる。接続装置は、一端又は両端でフックか角度がついているフランジから成っている。
好ましい実施例では、支持装置は、支持部材に、それぞれ調整可能な引張荷重を掛けるように構成された複数の再構成可能な接続装置から成っている。従って、支持装置は、器具の個々の局部化された複数の位置で調整可能な引張荷重を掛けることができる。
支持部材の相対する側に設けられた複数の調整可能な接続装置があるのが好ましい。このようにすると、安定した基台が提供され、使用者の個々の需要に応じて板に掛けられる引張荷重が微細に調節されるのを可能にする。
支持部材は、ほぼ堅固であるのが好ましい。支持部材は、ほぼ水平であってもよいし、(例えば、使用者の体に適合するような)形状にしてもよいし、織込んでもよい。この支持部材は、実質的にプラスチック又は金属の板とすることができ、一般的には、正方形又は長方形とすることができる。
この支持板は、少なくとも1つのアパーチュアを含んでいる。このようにすると、支持部材の重量を最小限にすることができるという利点が得られる。また、使用者が着座した場合に、換気する役目も有する。
好ましくは、接続装置は、器具から支持部材を懸吊するのを容易にする。支持部材は、器具の相対する側壁又はアームから懸吊される。
接続装置の少なくとも一部分は、支持部材の一部分を貫通するか、支持部材の一部分に引っ掛けるか、支持部材の一部分内に受け入れられるようにしてもよい。このようにすると、接続装置は、任意の方法で支持部材に固定するようになる。また、接続装置は、支持部材に一体に形成してもよい。この装置は、(例えば溶接によって)支持部材に恒久的に固定されるか、支持部材の一部として構成されてもよい。それに代えて、接続装置は、例えば、支持部材の一部を貫通するか巡って引っ掛けることによって、支持部材に取外し自在に取り付けてもよい。
接続装置は、支持部材に掛けられた引張荷重の調節を許すように構成された荷重調整装置を含んでいるのが好ましい。
この荷重調整装置は、軸から成っていてもよく、この軸は、ねじ付の軸であってもよいし、スクリュー軸であってもよい。スクリューは、一端にヘッド部を有する。
軸は、器具の一部を貫通するようにしてもよい。従って、軸は、器具の一部に設けられた孔、溝又はアパ−チュアを貫通することができる。また、軸は、器具の側部又は側壁を貫通してもよい。
接続装置は、支持部材と器具との間を延びるように形成された橋架けエレメントを含むことができ、この橋掛けエレメントの一端は、支持部材に取り付けるように形成されている。軸は、橋架けエレメントの一部を貫通するように構成され、また、橋架けエレメントのフック部分又は角度をつけた部分を貫通してもよい。
ナット又はストッパーが軸上に設けられていてもよく、このナット又はストッパーは、軸と協働するようにねじが設けられていてもよい。
また、本発明によれば、身体障害者用の車椅子又はスポーツ器具又は病弱者向けの椅子の如き着座器具を備えており、この器具は、実質的に上記したような支持装置から成っている。
また、本発明によれば、上記したような装置に対応する方法が提供される。従って、病弱者向けの着座器具の使用者支持装置に調整可能な引張荷重を掛ける方法が提供され、この方法は、
前記器具に支持部材を接続する複数の再構成可能な複数の接続装置を用いる方法であり、各接続装置は、前記支持部材に調整可能な引張荷重を掛けるように構成されている。
前記器具は、身体障害のある使用者用の車椅子又は着座スポーツ器具(例えば自転車)とすることができる。この器具は、病弱者用椅子であってもよい。
この接続装置は、支持装置に関して上記したように形成されるか構成さることができる。
本発明のこれら及び他の態様は、以下に記載された実施例から明らかであり、この実施例を参照して解明されることと思う。
本発明の実施例を添付の図面を参照して例示的にのみ、以下に記載する。
図1は、本発明の実施例によって構成され、クッション及び/又は使用者(図示せず)を支持する準備ができている車椅子に設けられた支持装置を示す。 図2は、図1の装置を下から見た、即ち、支持部材(「支持板」)の下側が示されている。 図3は、本発明の実施例によって構成され、器具とともに使用するように取り付けられた接続装置及び支持板を示す。 図4は、図3の接続装置及び板の下側を示す。 図5は、図1の実施例の異なる斜視図であり、装置の正面を示し、車椅子の側棒から支持板を懸吊するのに用いられる複数の接続装置を示している。 図6は、図1乃至図5の実施例の概要図であり、接続装置がS字形で、両端がフック又はクリップであるのを示す。 図7は、図6の他の実施例を示し、この実施例では、接続装置は、S字-形ではなくほぼC字形である。
図面は、車椅子2に取り付けられた支持装置1を示す。しかしながら、注目すべきことは、本発明は、車椅子と共に使用するのに限定されないことである。便宜のためのみであるが、病弱者向けの着座器具は、以下に、車椅子と称される。
使用時には、支持装置1は、車椅子2に座っている使用者を支持するプラットフォーム又は基台を備えている。本発明は、クッション又はパッドが使用者に気楽さを付与し、床擦れのような問題を防止するように配置される安定して調整可能な基台を備えている。
発明の好ましい実施例を述べると、図面は、本質的に堅固な支持板3と、調整可能な方法で器具2に板3を固定するための接続装置とから成る支持装置1を示している。使用者の重量を支えるのに十分な強度を有するどんな材料でも使用することができるが、板3は、プラスチックで作られているのがよい。
板3は、支持装置1(従って車椅子2全体)の重量を最小にし、かつ使用中換気又は排水を行うようにするアパーチュア4を備えている。
典型的な実施例では、板3は、一般的には、正方形又は長方形の形状であるが、板が車椅子2の輪郭内に適合することができるどんな形状又は輪郭でも使用することができる。板の縁と車椅子の本体5との間にギャップが生ずるように、板3は、車椅子の着座領域内に適合している。
板3は、板3の相対する側に設けられた複数の接続装置によって器具2のフレーム5に接続されている。各接続装置は、クリップ6から成っている。好ましい実施例では、クリップは、軽量であるが、所要の強度を有するチタンから作られている。クリップは、板3の縁と車椅子の本体5との間を延びて、これらの間のギャップの少なくとも一部を橋架けしている。
1つの実施例では、クリップ6は、図6に示されるようにS字状である。各クリップ6は、一端(「第1の端部」と称する)で板3に接続するように構成されている。このクリップ6の第1の端部は、板に形成されたアパーチュアを貫通することができるフランジ又はフックを形成するように、それ自体に角度を付けるか折り曲げている。アパーチュアを貫通した後、フランジは、板の表面に平行となる。これは、図1に明瞭に示されている。従って、使用時には、板は、クリップの2つの部分の間に挟まれて保持される。このようにすると、使用中に、容易に壊れることがない安全な接続部を提供し、それにより、着座した使用者を傷つけたり、不快咸を付与したりする危険を減らす。
クリップ6の他端(第2の端部)も、角度を付けるか曲げてフック又はフランジを形成している。従って、各クリップは、一般に、図6に示すように、横断面がS字形である。しかし、図7は、クリップが実質的にC字形である他のバージョンを示している。
ある実施例では、S字形クリップ6の第2の端部は、板3にこの端部を接続するように車椅子の本体5を経て又は本体5内に直接引っ掛けることができる。しかし、好ましい実施例では、第2の端部のフランジは、アパーチュアを備えている。ヘッド8とねじ軸7とを有するスクリューが器具のフレーム5に設けられた孔を貫通し、その後、第2のクリップ端部のアパーチュアを貫通して延びている。ストッパー又はナット9がねじ軸7の端部に螺合してクリップがナットと器具のフレームとの間に保持されるようにしている。
スクリューのヘッド8は、器具のフレーム5の孔を貫通することができないような寸法となっている。しかし、ヘッド8は、使用中、フレーム5内に入り込んでいるのがよい。
従って、使用時には、専門技術者は、板に掛けられる引張荷重を各スクリューによって増減するように、各個々のスクリューを時計方向又は反時計方向に回転することができる。スクリューを一方の方向に回転することによって、板の縁は、車椅子の本体5に向けてクリップによって引っ張るこができ、それによって、板の局部的な位置で引張荷重を増加させることができる。反対方向に回転すると、引張が取り除かれるか減少される。回転の程度は、荷重の増減量を決定する。
このようにして、板は、使用者の個々の必要性応じてテンションをかけることができる。
上記した装置は、次の利点を有する。
(1)使用者にとって安全な支持体を提供する。クリップが器具に板を接続するこの方法は、ばらばらになったり、緩んだりすることがない安全な接続部を得ることができる。使用者に危険な傷付けや不快感を最小にする。
(2)張力付与手段(スクリュー)は、その回転によって容易にかつ迅速に調節することができる。
(3)スクリューとクリップとを多くすると、使用者の個々の必要性に応じて張力を調節する際に、技術者の融通性が一層大きくなる。
上記の実施例は、本発明を限定するものではなく、単に説明するものに過ぎず、当業者は、添付の特許請求の範囲によって限定されるような本発明の範囲から逸脱することなく、多数の他の実施例を設計することができることに注目されるべきである。特許請求の範囲では、括弧書きされたどんな引用符号も、特許請求の範囲を限定するものとして解釈されないものとする。「から成る(含む)」等という用語は、全体として、いずれかの請求項又は明細書に記載されたもの以外のエレメント又は工程の存在を除外するものではない。本明細書において、「から成る」は、「含んでいる」を意味する。エレメントの単数の記載は、そのエレメントの複数を排除するものではなく、またその逆も成り立つ。幾つかの手段を列挙する装置の請求項においては、これらの手段の幾つかは、1つによって具体化してもよいし、ハードウェアの同じアイテムで具体化してもよい。ある手段が相互に異なる従属請求項に記載されているという事実だけでは、これらの手段の組み合わせが有利に用いられることができないということにはならない。

Claims (19)

  1. 使用者を着座する病弱者向け器具に支持する支持装置であって、支持部材と複数の再構成可能な接続装置とを含み、前記複数の再構成可能な接続装置の各1つは、前記器具の支持部材に接続して前記支持部材に調整可能な引張荷重を掛けるように構成され、前記再構成可能な接続装置の各々は、相対する第1と第2の端部を有する回転可能なねじセクションを含み、前記第1の端部は、前記器具に接続され、第2の端部は、前記支持部材に接続され、前記ねじセクションを第1の方向に回転すると、それぞれの接続装置によって前記支持部材に掛けられる引張荷重が増加せしめられ、前記ねじセクションを前記第1の方向とは反対側の第2の方向に回転すると、それぞれの接続装置によって前記支持部材に掛けられる引張荷重が減少せしめられる支持装置。
  2. 請求項1に記載の支持装置であって、前記器具が車椅子又は障害のある使用者用の着座スポーツ器具である支持装置。
  3. 請求項1又は2に記載の支持装置であって、少なくとも1つの接続装置は、前記支持部材と前記器具との間を延びるように構成された橋架けエレメントを含む支持装置。
  4. 請求項3に記載の支持装置であって、前記接続装置は、前記支持部材に接続するように構成された第1の部分と前記器具に接続するように構成された第2の部分を含む支持装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の支持装置であって、前記接続装置は、チタン製のクリップ又はフックを含む支持装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載の支持装置であって、前記接続装置は、横断面がほぼS字形又はC字形である支持装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれかに記載の支持装置であって、前記接続装置は、一端又は両端のフック又は角度付フランジを備えている支持装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれかに記載の支持装置であって、前記支持部材は、堅固である支持装置。
  9. 請求項1乃至8のいずれかに記載の支持装置であって、前記支持部材は、少なくとも1つのアパーチュアを含んでいる支持装置。
  10. 請求項1乃至9のいずれかに記載の支持装置であって、前記複数の再構成可能な接続装置は、前記器具から前記支持部材を懸吊するのを容易にするために、前記支持部材が前記器具の相対する側壁又はアームから懸吊されている支持装置。
  11. 請求項1乃至10のいずれかに記載の支持装置であって、前記各接続装置の少なくとも一部分は、前記支持部材の一部を貫通するか、一部に引っ掛けるか、一部内に受け入れるかするように構成された支持装置。
  12. 請求項1乃至11のいずれかに記載の支持装置であって、各接続装置は、前記支持部材に掛けられる引張荷重の調節を許すように構成された荷重調節装置から成っている支持装置。
  13. 請求項12に記載の支持装置であって、前記各接続装置は、ねじ軸又はスクリュー軸である軸から成っている支持装置。
  14. 請求項13に記載の支持装置であって、前記軸は、前記器具の一部を貫通するとように構成された支持装置。
  15. 請求項14に記載の支持装置であって、各接続装置は、前記支持部材と前記器具との間を延びるように構成された橋架けエレメントから成っており、前記橋架けエレメントンの一端は、前記支持部材に取り付くように構成され、前記軸は、前記橋架けエレメントンの一部を貫通するように構成された支持装置
  16. 請求項15に記載の支持装置であって、前記軸にナット又はストッパーが設けられている支持装置。
  17. 病弱者向け着座器具であって、支持部材と複数の再構成可能な接続装置とを含み、前記複数の再構成可能な接続装置の各1つは、前記器具の支持部材に接続して前記支持部材に調整可能な引張荷重を掛けるように構成され、前記再構成可能な接続装置の各々は、相対する第1と第2の端部を有する回転可能なねじセクションを含み、前記第1の端部は、前記器具に接続され、第2の端部は、前記支持部材に接続され、前記ねじセクションを第1の方向に回転すると、それぞれの接続装置によって前記支持部材に掛けられる引張荷重が増加せしめられ、前記ねじセクションを前記第1の方向とは反対側の第2の方向に回転すると、それぞれの接続装置によって前記支持部材に掛けられる引張荷重が減少せしめられる支持装置を備えた病弱者向け着座器具。
  18. 病弱者向け着座器具の使用者支持装置に調整可能な引張荷重を掛ける方法であって、前記器具に支持部材を接続するために複数の再構成可能な接続装置を用い、前記複数の再構成可能な接続装置の各1つは、前記支持部材に調整可能な引張荷重を掛けるように構成され、前記再構成可能な接続装置の各々は、相対する第1と第2の端部を有する回転可能なねじセクションを含み、前記第1の端部は、前記器具に接続され、前記第2の端部は、前記支持部材に接続され、前記ねじセクションを第1の方向に回転すると、それぞれの接続装置によって前記支持部材に掛けられる引張荷重が増加せしめられ、前記ねじセクションを前記第1の方向とは反対側の第2の方向に回転すると、それぞれの接続装置によって前記支持部材に掛けられる引張荷重が減少せしめられ、また前記複数の再構成可能な接続装置のうち少なくとも1つ接続装置の前記第1と第2の方向の少なくとも一方の方向に回転して前記支持部材に使用者が選択する引張荷重を掛ける方法。
  19. 請求項18に記載の方法であって、前記器具は、身体障害者又は病弱者用の車椅子又着座スポーツ器具である方法。
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