JP2007181730A5 - - Google Patents
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Description
本発明は、身体の上半身をストレッチングするためのストレッチング装置に係り、特に脇を支持してストレッチングするためのストレッチング装置に関する。
従来、ストレッチング装置として、例えば、特開平10−155848号公報、実開昭58−46353号公報、特公平1−31392号公報等に開示のものが知られている。
しかしながら、従来のストレッチング装置は、椅子に一体となって脇支持アームにより上半身を支持する構成のものが知られているが、斯かる構成では、持ち運びが不便である、既存の椅子を利用することができない、等といった問題があった。
そこで、本発明は、持ち運びに便利なストレッチング装置を提供することを目的とする。また、本発明は、既存の椅子を利用することができるストレッチング装置を提供することを目的とする。
本発明の上記目的は、座椅子又は座席の背凭れの上縁に引っ掛けるための引掛部と、該引掛部に接続され高さ方向に位置調整可能に支持される脇支持部材とを備え、前記脇支持部材が、身体の両脇を支持して体重を支えるための1対のアームを備えることを特徴とするストレッチング装置により達成される。
前記引掛部に前記脇支持部材を介して座部が連結されていることが好ましい。
前記座部は、該座部に大腿部を固定するための第1緊締部材を備えていても良い。
また、本発明の上記目的は、座部と、使用者の体重を支え得る程度に前記座部に高さ調整可能に支持された脇支持部材と、前記座部に設けられて該座部に大腿部を固定するための第1緊締部材と、を有し、該脇支持部材は、身体の両脇を支持することにより使用者の体重を支え得る1対のアームを備えることを特徴とする
以上の説明から明らかなように、本発明に係るストレッチング装置によれば、安価にて製造でき、持ち運びにも便利な構成とすることができる。
そのため、誰でもどこでも簡単に、体力に応じて使用できるし、各自の症状に併せて対応することができる。そして、腰部の疲れ、だるさ、痛み等を緩和、仙椎骨、腰椎骨への圧迫感の解消等にも貢献し得ると考えられ、各家庭での簡易な腰痛治療器として使用し得る。
また、座椅子又は座席の背凭れ等の上縁に引っ掛けるための引掛部と、該引掛部に接続され高さ方向に位置調整可能に支持される脇支持部材とを備えることにより、持ち運びにも便利であり、既存の椅子にも適用することができる。
本発明に係るストレッチング装置の第1実施形態について以下に図1,2を参照して説明する。図1は、第1実施形態のストレッチング装置を示す斜視図、図2のそのE−E面断面図である。
本発明に係る第1実施形態のストレッチング装置1aは、図1,2に示すように、座椅子又は座席の背凭れ等の上縁に引っ掛けるための引掛部20と、引掛部20に接続され前記背凭れ等の高さ方向に多段階位置調整可能に支持された脇支持部材10とを備えている。使用者は、座椅子又は座席に腰掛け、脇支持部材10の位置を調整して、体重が脇支持部材10にかかるように(即ち、臀部が座部4から少し浮く程度に)座椅子又は座席の座部と脇支持部材10との距離を調節する。
図示の例では、引掛部20を厚さ3〜5mmのステンレス板を略コの字型に曲げて形成し、引掛部20の一片を延設してその外側面に鍵穴状の係止穴21aを高さ方向に複数個形成した係止板21を両サイドに設けるとともに、一対のアーム10aの各々の端部に係止穴21aに係止し得る係止ピン10pを設けて、係止ピン10pを係止穴21aに係止することにより、一対のアーム10aを高さ方向に位置調節可能に支持している。アーム10aの裏側には、荷重支持のための斜材10sがアーム10aに一体的に固定されている。なお、アーム10aを高さ方向に位置調整可能に支持する機構は、種々の公知の機構を採用することができる。
斯かる構成を有する第1実施形態のストレッチング装置は、持ち運びに便利で、既存の椅子に引っ掛けて使用することができる。例えば、このストレッチング装置1aを旅客機に収納しておき、客席に使用すれば、腰痛や肩こりに効果がある他、長時間座っていることにより生じる血栓を防止し、近年問題となっている所謂エコノミー症候群を予防する効果も発揮し得る。
図3は、本発明に係る第2実施形態のストレッチング装置を示す。第2実施形態のストレッチング装置1cは、第1実施形態の変更態様であり、座部4が連結されている。座部4は、引掛部20と別部材とし、面ファスナー、ボルト穴とボルトとの組合せ等の公知の方法によって、引掛部20に対して高さ調整可能とすることができる。脇支持部材10のアーム10aが取り付けられている板材34を介して、引掛部20の一端を延設した背板部20aに形成した複数個のボルト穴(図示せず)にボルト35を螺入することにより、アーム10aを引掛部20に対して多段階高さ位置調節可能に支持しており、座部4も同様の構成により、引掛部20に対して高さ位置調整可能に支持されている。斯かるストレッチング装置1cは、背凭れのない椅子、腰掛け等にも、接着剤、ベルト締め付け、釘打ち付け、ねじ釘留め、ボルト留め等によって固定して使用することができる。
図4は、本発明に係る第3実施形態のストレッチング装置を示す。第3ストレッチング装置は、第2実施形態の変更態様であり、第2実施形態のストレッチング装置の座部4に、着座状態において大腿部を固定するための第1緊締部材11が取り付けられている点が、第2実施形態と相違し、その他の構成は第2実施形態と同じである。第1緊締部材11は、バックル付きベルト、面ファスナー付きベルト等の公知のベルト緊締部材を採用することができる。
上記第1〜第3実施形態における引掛部は、織物などの可撓性の帯状部材を襷掛けしたり他の引っ掛け方法により引っ掛ける構成とすることができ、折り畳み収納できるようにしても良い。
図5は、本発明に係る第4実施形態のストレッチング装置を示す斜視図である。第4実施形態のストレッチング装置1dは、座部40と、使用者の体重を支え得る程度に座部40に高さ調整可能に支持された脇支持部材10と、座部40に設けられて着座状態において座部40に大腿部を固定するための第1緊締部材11とを備えている。
図5に示す例では、座部40に一対の角形鋼管41を立設し、各々の各型鋼管41に摺動自在に挿入した支持棒42にアーム10aを取り付けている。支持棒42は、留め螺子43によって自由高さ位置に固定することができる。即ち、アーム10aは、支持棒42をスライドさせ、所望位置にて螺子止めすることで高さ位置調節が可能となっている。座部40は、持ち運びを更に容易にするために、蝶番等を用いて、鋼管41に対して折り畳み可能に取り付けることもできる。第1緊締部材11は、バックル付きベルト、面ファスナー付きベルト等の公知のベルト緊締部材を採用することができる。
上記第3実施形態及び第4実施形態のストレッチング装置によれば、体力が有る者は、脇をアーム10aに載せたときに腰が浮く程度の高さにアーム10aの位置をセットしておいて、大腿部を第1緊締部材11によって締結し、脇の部分をアーム10aに載せて脇をしめるようにして脇の部分で自体重を支えるようにすれば、アーム10aと第1緊締部材11との間で上半身が引き伸ばされ、ストレッチすることができる。体力が無い者は、脇だけで自体重を支えるのではなく座部でも適度に体重を支えるようにアーム10aの高さを調節することにより、腰にかかる体重を調節して使用すれば比較的長時間使用可能となる。
1a,1c,1d ストレッチング装置
4,40 座部
10 脇支持部材
10a アーム
11 第1緊締部材
20 引掛部
4,40 座部
10 脇支持部材
10a アーム
11 第1緊締部材
20 引掛部
Claims (4)
- 座椅子又は座席の背凭れ等の上縁に引っ掛けるための引掛部と、該引掛部に接続され高さ方向に位置調整可能に支持される脇支持部材とを備え、前記脇支持部材が、身体の両脇を支持して体重を支えるための1対のアームを備えることを特徴とするストレッチング装置。
- 前記引掛部に前記脇支持部材を介して座部が連結されていることを特徴とする請求項1に記載のストレッチング装置。
- 前記座部は、該座部に大腿部を固定するための第1緊締部材を備えることを特徴とする請求項2に記載のストレッチング装置。
- 座部と、使用者の体重を支え得る程度に前記座部に高さ調整可能に支持された脇支持部材と、記座部に設けられて該座部に大腿部を固定するための第1緊締部材と、を有し、該脇支持部材は、身体の両脇を支持することにより使用者の体重を支え得る1対のアームを備えることを特徴とするストレッチング装置。
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