JP3014200U - 携帯式折り畳み式椅子 - Google Patents

携帯式折り畳み式椅子

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JP3014200U
JP3014200U JP1995000294U JP29495U JP3014200U JP 3014200 U JP3014200 U JP 3014200U JP 1995000294 U JP1995000294 U JP 1995000294U JP 29495 U JP29495 U JP 29495U JP 3014200 U JP3014200 U JP 3014200U
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秀洋 藤井
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株式会社三栄コーポレーション
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47CCHAIRS; SOFAS; BEDS
    • A47C4/00Foldable, collapsible or dismountable chairs
    • A47C4/28Folding chairs with flexible coverings for the seat or back elements
    • A47C4/283Folding chairs with flexible coverings for the seat or back elements foldable side to side only

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  • Table Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】トレイの取り付け可能な折り畳み式椅子を提供
する。 【構成】折り畳み式椅子30の肘掛け部37Aと脚部3
3Bとは板状部材36Bで連結されている。板状部材3
6Bには2個の方形状開口41A,41Bが設けられて
おり、この開口41A,41Bには、突状片43A,4
3Bを有するトレイ42を着脱自在に取り付けることが
できるようになっている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は折り畳み式椅子に関し、より詳細には、肘掛け部にサイドテーブルを 取り付ける機能を有する折り畳み式椅子に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の折り畳み式椅子の一例として実公平6−12681号公報に記載された ものがある。図9にその概略を示す。折り畳み式椅子10は脚部として一対の方 形状パイプ11A,11Bを備えている。この一対の方形状パイプ11A,11 Bはそれらの長辺のほぼ中心においてピン12を介して相互に枢動自在に取り付 けられている。一対の方形状パイプ11A,11Bの各短辺13A,13Bには 腰掛け用のシート14が掛け渡されている。
【0003】 一対の方形状パイプ11A,11Bの各短辺13A,13Bには、肘掛け部を なすU字型のパイプ部材15A,15Bが、その両端を各短辺13A,13Bの 両端と結合させることにより、取り付けられている。一対の方形状パイプ11A ,11Bの各短辺13A,13Bと各U字型パイプ部材15A,15Bとは適当 なジョイント16を介して取り付けられており、このため、パイプ部材15A, 15Bは各短辺13A,13Bに対して折り畳み式椅子10の外側に向かって、 すなわち、矢印Xの方向に枢動自在であるようになっている。なお、パイプ部材 15A,15Bの上辺には緩衝材としてのクッション17が巻き付けられている 。
【0004】 さらに、各パイプ部材15A,15Bの後端には一対のパイプ部材18A,1 8Bが取り付けられている。この一対のパイプ部材18A,18Bは適当なジョ イント19を介して各パイプ部材15A,15Bに取り付けられているため、パ イプ部材18A,18Bは折り畳み式椅子10の前方に向かって、すなわち、矢 印Yの方向に枢動自在であるようになっている。一対のパイプ部材18A,18 Bには背当てシート20が掛け渡されている。
【0005】 この折り畳み式椅子10は次のようにして折り畳んで、コンパクトに収納する ことができるようになっている。まず、背当て部をなすパイプ部材18A,18 Bを矢印Yの方向に枢動させ、パイプ部材15A,15Bの上に重なるように折 り畳む。次いで、脚部をなす一対の方形状パイプ11A,11Bをほぼ重なり合 うように枢動させる。その際に、シート14は一対の方形状パイプ11A,11 Bの中に挟む込むように折り曲げる。最後に、肘掛け部をなすパイプ部材15A ,15Bを矢印Xの方向に枢動させる。
【0006】 図10は、このようにして折り畳まれた折り畳み式椅子10を示す。背当てシ ート20の裏面にはループをなすようにストラップ21が取り付けられており、 折り畳んだ後の状態では、このストラップ21を持って、折り畳み式椅子10を 持ち運びすることができる。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
この種の折り畳み式椅子は多くの用途に用いられているが、中でもレジャー用 として多く用いられている。折り畳み式椅子をレジャー用として用いる場合、飲 食物その他の小物を一時的に置いておくことができるトレイが付いていると便利 であるため、近年では、そのようなトレイを取り付けた折り畳み式椅子に対する 需要が高い。
【0008】 特に、肘掛け部の近辺にトレイが付いていれば、容易に手を伸ばすことができ るので非常に便利である。このため、肘掛け部にトレイを取り付けた折り畳み式 椅子が特に求められている。
【0009】 しかしながら、図9に示したような従来の折り畳み式椅子においては、肘掛け 部は一対のU字型パイプ部材15A,15Bからなっているため、そのようなト レイを取り付ける余地はないものであった。仮に、肘掛け部にトレイを取り付け るとしても、特別な補助部材を必要とし、容易に取り付けることは不可能であっ た。さらに、多くの補助部材を取り付けると、この種の折り畳み式椅子の利点で あるコンパクトさや軽量さが失われる原因にもなる。
【0010】 本考案はこのような点に鑑みてなされたものであり、トレイ取り付けのための 特別な補助部材を必要とすることなく、容易にトレイを取り付けることができる 折り畳み式椅子を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段及び作用】
この目的を達成するため、本考案は以下のように構成される。 本考案の第一の態様に係る折り畳み式椅子は、一対の方形状パイプ部材をそれ らの長辺の中心で枢動自在に連結したものからなる椅子脚部と、前記一対の方形 状パイプ部材の各短辺に掛け渡された座布と、前記一対の方形状パイプ部材の前 記各短辺に取り付けられ、前記座布上に位置する肘掛け部と、該肘掛け部に対し て枢動自在に設けられている背当て部とからなる折り畳み式椅子において、前記 一対の方形状パイプ部材の前記各短辺と前記肘掛け部とを連結する板状部材と、 トレイとを備え、前記板状部材と前記トレイの何れか一方には開口が設けられ、 他方には該開口に係止し得る突状片が設けられており、前記トレイは前記板状部 材に対して取り外し自在であることを特徴とする。
【0012】 例えば、板状部材には二つの開口が設けられ、トレイにはその板状部材の二つ の開口に係合し得るように二つの突状片が設けられる。トレイの突状片を板状部 材の開口に嵌合させることによりトレイを板状部材に取り付けることができる。 また、トレイを板状部材から引き抜くことによりトレイを取り外すことができ、 このように、取り外し自在にトレイを板状部材に取り付けることができる。
【0013】 板状部材に突状片を設け、トレイにその突状片が嵌合し得るような開口を設け ることもできる。さらに、突状片及び開口の数は2組に限定されるものではなく 、1組でもよく、3組以上でもよい。
【0014】 本考案の第二の態様に係る折り畳み式椅子は、一対の方形状パイプ部材をそれ らの長辺の中心で枢動自在に連結したものからなる椅子脚部と、前記一対の方形 状パイプ部材の各短辺に掛け渡された座布と、前記一対の方形状パイプ部材の前 記各短辺に取り付けられ、前記座布上に位置する肘掛け部と、該肘掛け部に対し て枢動自在に設けられている背当て部とからなる折り畳み式椅子において、前記 一対の方形状パイプ部材の前記各短辺と前記肘掛け部とを連結する第一の板状部 材と、前記第一の板状部材の外側に位置し、かつ、前記第一の板状部材に対して 、上辺又は下辺を中心として枢動自在に設けられている第二の板状部材と、前記 第二の板状部材をほぼ水平状態に維持する板状部材水平維持手段とを備えること を特徴とする。
【0015】 使用時には、第二の板状部材をその上辺又は下辺を中心として第一の板状部材 に対して枢動させ、ほぼ水平状態にした後、板状部材水平維持手段により、第二 の板状部材をほぼ水平に維持する。これにより、第二の板状部材を前記第一の態 様におけるトレイと同様に用いることができる。また、非使用時には、板状部材 水平維持手段を解除し、第二の板状部材を枢動させ、第一の板状部材と重ね合う 状態に戻せばよい。
【0016】 本考案の第三の態様に係る折り畳み式椅子は、一対の方形状パイプ部材をそれ らの長辺の中心で枢動自在に連結したものからなる椅子脚部と、前記一対の方形 状パイプ部材の各短辺に掛け渡された座布と、前記一対の方形状パイプ部材の前 記各短辺に取り付けられ、前記座布上に位置する肘掛け部と、該肘掛け部に対し て枢動自在に設けられている背当て部とからなる折り畳み式椅子において、前記 一対の方形状パイプ部材の前記各短辺と前記肘掛け部とを連結する板状部材であ って、内部に方形状の開口を有する第一の板状部材と、前記開口と同一形状をな し、前記第一の板状部材に嵌め込まれた状態で配置されており、かつ、前記第一 の板状部材に対して、上辺又は下辺の何れかを中心として枢動自在に設けられて いる第二の板状部材と、前記第二の板状部材をほぼ水平状態に維持する板状部材 水平維持手段とを備えることを特徴とする。
【0017】 使用時には、第二の板状部材をその上辺又は下辺を中心として第一の板状部材 に対して枢動させ、ほぼ水平状態にした後、板状部材水平維持手段により、第二 の板状部材をほぼ水平に維持する。これにより、第二の板状部材を前記第一の態 様におけるトレイと同様に用いることができる。また、非使用時には、板状部材 水平維持手段を解除し、第二の板状部材を枢動させ、第一の板状部材の開口に嵌 め合わせればよい。
【0018】 本考案の好ましい実施態様においては、前記第二の板状部材がその下辺を中心 として枢動自在に設けられている場合における前記板状部材水平維持手段は、前 記第二の板状部材の下辺の近傍において該第二の板状部材に対してほぼ直角に外 側に延びるように形成された突状片であることを特徴とする。
【0019】 第二の板状部材をその下辺を中心として第一の板状部材に対して枢動させ、第 二の板状部材がほぼ水平状態の位置に達すると、第二の板状部材の下辺の近傍に 形成された突状片が第一の板状部材に当接する。このため、第二の板状部材はそ れ以上枢動することは不可能になり、ほぼ水平状態の位置に維持される。
【0020】 本考案の好ましい実施態様においては、前記第二の板状部材がその上辺を中心 として枢動自在に設けられている場合における前記板状部材水平維持手段は、前 記第二の板状部材の裏側に枢動自在に取り付けられたロッドと、前記第一の板状 部材に設けられ、前記ロッドの先端が係合可能な凹部とからなることを特徴とす る。
【0021】 第二の板状部材をその上辺を中心として第一の板状部材に対して枢動させ、第 二の板状部材がほぼ水平状態に達したとき、第二の板状部材の裏側に取り付けら れているロッドを第一の板状部材の凹部に係合させる。これによって、第二の板 状部材の下方への枢動が阻止されるので、第二の板状部材はほぼ水平位置に維持 される。
【0022】 本考案の好ましい実施態様においては、前記トレイ又は前記第二の板状部材に はコップ差し込み用の円形開口が設けられていることを特徴とする。 この円形開口にコップ又は飲料水の缶を差し込んでおくことにより、トレイ又 は第二の板状部材の有用性が向上する。
【0023】 本考案の好ましい実施態様においては、前記トレイ又は前記第二の板状部材に は、釣り竿を差し込むことにより釣り竿を保持し得るホルダーが取り付けられて いることを特徴とする。 また、トレイ又は第二の板状部材には釣り竿保持用のホルダーを取り付けるこ とも可能である。本折り畳み式椅子を釣りの際に用いるときに便利である。
【0024】
【実施例】
図1に本考案の第一の実施例に係る折り畳み式椅子を示す。 第一の実施例に係る折り畳み式椅子30は脚部として一対の方形状パイプ31 A,31Bを備えている。この一対の方形状パイプ31A,31Bはそれらの長 辺のほぼ中心においてピン32を介して相互に枢動自在に取り付けられている。 一対の方形状パイプ31A,31Bの各短辺33A,33Bには腰掛け用のシー ト34が掛け渡されている。
【0025】 一対の方形状パイプ31A,31Bの各短辺33A,33Bには、肘掛け部を なすパイプ部材35A,35Bが板状部材36A,36Bを介して一対の方形状 パイプ31A,31Bの各短辺33A,33Bに取り付けられている。パイプ部 材35A,35Bの周囲には緩衝材としてクッション37A,37Bが巻き付け られている。なお、一対の方形状パイプ部材31A,31Bの各短辺33A,3 3Bと各板状部材36A,36Bとの間、及び各板状部材36A,36Bと各パ イプ部材35A,35Bとの間は各々固定的に結合されている。
【0026】 各パイプ部材35A,35Bの後端には一対の背当て用パイプ部材38A,3 8Bが取り付けられている。この一対の背当て用パイプ部材38A,38Bは適 当なジョイント39A,39Bを介して各パイプ部材35A,35Bに取り付け られている。このため、背当て用パイプ部材38A,38Bは折り畳み式椅子3 0の前方に向かって、すなわち、矢印Yの方向に枢動自在であるようになってい る。一対の背当て用パイプ部材38A,38Bには背当てシート40が掛け渡さ れている。
【0027】 板状部材36A,36Bには折り畳み式椅子30の前後方向に並んで2つの方 形状の開口41A,41Bが形成されている。この開口41A,41Bにはトレ イ42を取り外し自在に着脱することができるようになっている。 トレイ42はプラスティック、アルミニウムなどの比較的軽量の材料からつく られたほぼ方形状の平板部材からなる。トレイ42にはその一側辺に二つの突状 片43A,43Bが設けられている。この二つの突状片43A,43Bを板状部 材36A,36Bの二つの開口41A,41Bに差し込むことにより、トレイ4 2を各板状部材36A,36Bに取り付けることができる。
【0028】 このトレイ42には二つの円形開口44が形成されている。この二つの円形開 口44にはコップや飲料水の缶などを差し込んでおくことができ、いつでも取り 出すことができる。このコップや飲料水の缶などは肘掛け部をなすパイプ部材3 5A,35Bの直下に位置することになるので、本折り畳み式椅子に座ったとき の手の高さとほぼ同じ高さに位置することになり、コップや飲料水の缶を取り出 すことが容易である。
【0029】 この折り畳み式椅子30は折り畳みが可能である。まず、トレイ42を各板状 部材36A,36Bの開口41A,41Bから抜き取る。次いで、背当て部をな すパイプ部材38A,38Bを矢印Yの方向に枢動させ、肘掛け部をなすパイプ 部材35A,35Bの上に重なるように折り畳む。次いで、脚部をなす一対の方 形状パイプ31A,31Bを枢動させ、ほぼ重なり合わせる。その際に、シート 34は一対の方形状パイプ31A,31Bの中に挟む込むように折り曲げる。こ のようにして、本折り畳み式椅子30はコンパクトに折り畳み、収納することが できる。
【0030】 上記の実施例においては、各板状部材36A,36Bに開口41A,41Bを 設け、トレイ42に突状片43A,43Bを形成したが、各板状部材36A,3 6Bに突状片を設け、トレイ42に開口を設けてもよい。図2はその一例を示す 。板状部材36A,36B(図2には板状部材36Bのみ図示)には、折り畳み 式椅子30の前後方向に並んで2個のL字型の突状片45がその先端を上向きに して設けられている。一方、トレイ42には2個の開口46が形成されている。 トレイ42の開口46を板状部材36A,36Bに差し込み、あるいは、抜き取 ることにより上記の実施例におけるトレイと同様の機能を奏し得る。
【0031】 図3及び図4は本考案に係る折り畳み式椅子の第二の実施例を示す。 本実施例に係る折り畳み式椅子50においては、脚部をなす一対の方形状パイ プ部材31A,31Bの各短辺33A,33Bと肘掛け部をなすパイプ部材35 A,35Bとは第一板状部材51を介して連結されている。この第一板状部材5 1は方形状パイプ部材31A,31Bの各短辺33A,33B及びパイプ部材3 5A,35Bの各々に固定的に結合されている。
【0032】 各第一板状部材51の外側には該第一板状部材51と同じ大きさを有している 第二板状部材52が配置されている。各第一板状部材51と各第二板状部材52 とは第二板状部材52の下辺付近に配置されたヒンジ機構53を介して結合され ている。このため、各第二板状部材52はヒンジ機構53を中心として各第一板 状部材51に対して、すなわち、矢印Wの方向に枢動することができるようにな っている。
【0033】 各第二板状部材52の下端には外側に向かって、該第二板状部材52に対して ほぼ直角に延びる突状部54が第二板状部材52の全幅にわたって形成されてい る。この突状部54の突出長さは長いものである必要はない。 第二板状部材52は、その上端を、肘掛け部をなすパイプ部材35A,35B に巻き付けられているクッション材37A,37Bに押し込むことにより、第一 板状部材51と重なり合うようにして図3に示す状態で維持されている。なお、 本折り畳み式椅子50の第一及び第二の板状部材51,52以外の構成要素は第 一の実施例と同じである。
【0034】 本折り畳み式椅子50の使用時には、第二板状部材52をヒンジ機構53を中 心として矢印W方向に枢動させる。図4に示すように、第二板状部材52がほぼ 水平状態に達すると、第二板状部材52の突状部54の下面54Aが第一板状部 材51に当接する。このため、第二板状部材52はそれ以上枢動することは不可 能となり、第二板状部材52はほぼ水平位置に維持されることになる。
【0035】 第二板状部材52には円形開口55が設けられており、第一の実施例と同様に 、この円形開口55にコップや飲料水の缶を差し込んでおくことができる。 本折り畳み式椅子50を折り畳むときには、第二板状部材52を上方に枢動さ せ、図3に示す状態に戻す。この後、第一の実施例と同様にして折り畳み式椅子 50を折り畳むことができる。
【0036】 図5は本考案に係る折り畳み式椅子の第三の実施例を示している。 本実施例に係る折り畳み式椅子60においては、脚部をなす一対の方形状パイ プ部材31A,31Bの各短辺33A,33Bと肘掛け部をなすパイプ部材35 A,35Bとは第一板状部材61を介して連結されている。この第一板状部材6 1は方形状パイプ部材31A,31Bの各短辺33A,33B及びパイプ部材3 5A,35Bの各々に固定的に結合されている。
【0037】 各第一板状部材61の外側には該第一板状部材61と同じ大きさを有している 第二板状部材62が配置されている。各第一板状部材61の上辺と各第二板状部 材62の上辺とはヒンジ機構63を介して結合されている。このため、各第二板 状部材62はヒンジ機構63を中心として各第一板状部材61に対して、すなわ ち、矢印Rの方向に枢動することができるようになっている。
【0038】 第二板状部材62の裏面には細い棒状のロッド64の一端が枢動自在に取り付 けられている。一方、第一板状部材61の下辺の近傍には凹部65が形成されて おり、ロッド64の自由端をこの凹部65に係止させることができるようになっ ている。 なお、本折り畳み式椅子60の第一及び第二の板状部材61,62以外の構成 要素は第一の実施例と同じである。
【0039】 本折り畳み式椅子60の使用時には、第二板状部材62をヒンジ機構63を中 心として矢印R方向に枢動させる。図5に示すように、第二板状部材62がほぼ 水平状態に達したとき、第二板状部材62の裏面に取り付けられているロッド6 4の自由端を第一板状部材61の凹部65に係合させることにより、第二板状部 材62の下方への枢動を防止することが可能になる。これによって、第二板状部 材62はほぼ水平位置に維持されることになる。
【0040】 第二板状部材62には円形開口66が設けられており、第一の実施例と同様に 、この円形開口66にコップや飲料水の缶を差し込んでおくことができる。さら に、本実施例における第二板状部材62には、釣り竿ホルダー67が取り付けら れている。この釣り竿ホルダー67は釣り竿を挿入し得る程度の内径を有する管 状部材からなっており、この釣り竿ホルダー67に釣り竿を差し込んでおくこと ができる。
【0041】 本折り畳み式椅子60を折り畳むときには、第二板状部材62を下方に枢動さ せ、第一板状部材61と重ね合わせる。この後、第一の実施例と同様にして折り 畳み式椅子60を折り畳むことができる。
【0042】 図6及び図7は本考案の第四の実施例に係る折り畳み式椅子を示す。 本実施例に係る折り畳み式椅子70においては、脚部をなす一対の方形状パイ プ部材31A,31Bの各短辺33A,33Bと肘掛け部をなすパイプ部材35 A,35Bとは第一板状部材71を介して連結されている。この第一板状部材7 1は方形状パイプ部材31A,31Bの各短辺33A,33B及びパイプ部材3 5A,35Bの各々に固定的に結合されている。
【0043】 第一板状部材71には方形状の開口が形成されており、その開口にはその開口 と同一形状をなしている第二板状部材72が嵌め込まれている。各第一板状部材 71と各第二板状部材72とは第二板状部材72の下辺に取り付けられたヒンジ 機構73を介して結合されている。このため、各第二板状部材72はヒンジ機構 73を中心として各第一板状部材71に対して、すなわち、矢印Wの方向に枢動 することができるようになっている。
【0044】 各第二板状部材72の下端近傍には、外側に向かって該第二板状部材72に対 してほぼ直角に延びる突状部74が第二板状部材72の全幅にわたって形成され ている。この突状部74の突出長さは長いものである必要はない。 第二板状部材72は、その先端がやや凸状になっている。このため、第二板状 部材72の先端を第一板状部材71の開口に押し入れることにより、第二板状部 材72は第一板状部材71と同一平面内で重なり合うようにして図6に示す状態 で維持されている。なお、本折り畳み式椅子70の第一及び第二の板状部材71 ,72以外の構成要素は第一の実施例と同じである。
【0045】 本折り畳み式椅子70の使用時には、第二板状部材72をヒンジ機構73を中 心として矢印W方向に枢動させる。図7に示すように、第二板状部材72がほぼ 水平状態に達すると、第二板状部材72の突状部74の下面74Aが第一板状部 材71に当接する。このため、第二板状部材72はそれ以上枢動することは不可 能となり、第二板状部材72はほぼ水平位置に維持されることになる。
【0046】 第二板状部材72には円形開口75が設けられており、第一の実施例と同様に 、この円形開口75にコップや飲料水の缶を差し込んでおくことができる。 本折り畳み式椅子70を折り畳むときには、第二板状部材72を上方に枢動さ せ、図6に示す状態すなわち第二板状部材72が第一板状部材71に嵌め込まれ た状態に戻す。この後、第一の実施例と同様にして折り畳み式椅子70を折り畳 むことができる。
【0047】 図8は本考案に係る折り畳み式椅子の第五の実施例を示す。 本実施例に係る折り畳み式椅子80においては、脚部をなす一対の方形状パイ プ部材31A,31Bの各短辺33A,33Bと肘掛け部をなすパイプ部材35 A,35Bとは第一板状部材81を介して連結されている。この第一板状部材8 1は方形状パイプ部材31A,31Bの各短辺33A,33B及びパイプ部材3 5A,35Bの各々に固定的に結合されている。
【0048】 第一板状部材81には方形状の開口が形成されており、その開口にはその開口 と同一形状をなしている第二板状部材82が嵌め込まれている。各第一板状部材 81と各第二板状部材82とは第二板状部材82の上辺に取り付けられたヒンジ 機構83を介して結合されている。このため、各第二板状部材82はヒンジ機構 83を中心として各第一板状部材81に対して枢動することができるようになっ ている。
【0049】 第二板状部材82の裏面には細い棒状のロッド84の一端が枢動自在に取り付 けられている。一方、第一板状部材81の下辺の近傍には凹部85が形成されて おり、ロッド84の自由端をこの凹部85に係止させることができるようになっ ている。 なお、本折り畳み式椅子80の第一及び第二の板状部材81,82以外の構成 要素は第一の実施例と同じである。
【0050】 本折り畳み式椅子80の使用時には、第二板状部材82をヒンジ機構83を中 心として上方に枢動させる。図8に示すように、第二板状部材82がほぼ水平状 態に達したとき、第二板状部材82の裏面に取り付けられているロッド84の自 由端を第一板状部材81の凹部85に係合させることにより、第二板状部材82 の下方への枢動を防止することが可能になる。これによって、第二板状部材82 はほぼ水平位置に維持されることになる。
【0051】 第二板状部材82には円形開口86が設けられており、第一の実施例と同様に 、この円形開口86にコップや飲料水の缶を差し込んでおくことができる。また 、第二板状部材82には第三実施例と同様の釣り竿ホルダー87が取り付けられ ており、釣り竿を差し込んでおくことができる。 本折り畳み式椅子80を折り畳むときには、ロッド84の自由端を第一板状部 材81の凹部85から外した後、第二板状部材82を下方に枢動させ、第一板状 部材81の方形状開口に嵌め込む。この後、第一の実施例と同様にして折り畳み 式椅子80を折り畳むことができる。
【0052】 上記の第一乃至第五実施例における板状部材36A,36B、第一板状部材5 1,61,71,81又は第二板状部材52,62,72,82はアルミニウム その他の軽金属、スティール、プラスティック、合成樹脂などのある程度の強度 を有する材料からつくられている。
【0053】 これらの板状部材はアルミ鋳造、アルミプレス、スティールプレス、ステンレ スプレスなど種々の方法でつくることができる。
【0054】 また、これらの板状部材の折り畳み式椅子の前後方向における長さは、必要な 強度を備えている限り、任意に設定することができる。同様に、第四及び第五実 施例における第一板状部材の方形状開口の大きさ、すなわち、第二板状部材の大 きさも第一板状部材が必要な強度を確保できる範囲内で決定される。
【0055】
【考案の効果】
本考案に係る折り畳み式椅子によれば、トレイ取り付けのための特別な補助部 材を必要とすることなく、トレイ付きの折り畳み式椅子を提供することができる 。そのトレイは、本考案の態様に応じて、取り外し自在であり、折り畳み式椅子 の利便性を向上させる。
【0056】 また、枢動自在に設けられているトレイ(実施例では第二板状部材として表し た部材)は必要時にのみ使用することができ、不要時には肘掛け部の下方に収納 しておくことができるので、折り畳み式椅子のコンパクト性を損なうことなく、 利便性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る折り畳み式椅子の第一の実施例の
斜視図である。
【図2】上記第一の実施例に用いることができるトレイ
の変形例の斜視図である。
【図3】本考案に係る折り畳み式椅子の第二の実施例の
斜視図である。
【図4】上記第二の実施例の使用時の状態を示す斜視図
である。
【図5】本考案に係る折り畳み式椅子の第三の実施例の
斜視図である。
【図6】本考案に係る折り畳み式椅子の第四の実施例の
斜視図である。
【図7】上記第四の実施例の使用時の状態を示す斜視図
である。
【図8】本考案に係る折り畳み式椅子の第五の実施例の
斜視図である。
【図9】従来の折り畳み式椅子の斜視図である。
【図10】図9に示した従来の折り畳み式椅子を折り畳
んだ状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 従来の折り畳み式椅子 11A,11B 方形状パイプ部材 12 ピン 13A,13B 方形状パイプ部材の短辺 14 シート 15A,15B U字型パイプ部材 30 第一実施例に係る折り畳み式椅子 31A,31B 方形状パイプ部材 32 ピン 33A,33B 方形状パイプ部材の短辺 34 シート 35A,35B パイプ部材 36A,36B 板状部材 41A,41B 開口 42 トレイ 43A,43B 突状片 44 円形開口 45 突状片 46 開口 50 第二実施例に係る折り畳み式椅子 60 第三実施例に係る折り畳み式椅子 70 第四実施例に係る折り畳み式椅子 80 第五実施例に係る折り畳み式椅子 51,61,71,81 第一板状部材 52,62,72,82 第二板状部材 53,63,73,83 ヒンジ機構 54,74 突状部 55,66,75,86 円形開口 64,84 ロッド 65,85 凹部 67,87 釣り竿ホルダー

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の方形状パイプ部材をそれらの長辺
    の中心で枢動自在に連結したものからなる椅子脚部と、
    前記一対の方形状パイプ部材の各短辺に掛け渡された座
    布と、前記一対の方形状パイプ部材の前記各短辺に取り
    付けられ、前記座布上に位置する肘掛け部と、該肘掛け
    部に対して枢動自在に設けられている背当て部とからな
    る折り畳み式椅子において、 前記一対の方形状パイプ部材の前記各短辺と前記肘掛け
    部とを連結する板状部材と、 トレイとを備え、 前記板状部材と前記トレイの何れか一方には開口が設け
    られ、他方には該開口に係止し得る突状片が設けられて
    おり、前記トレイは前記板状部材に対して取り外し自在
    であることを特徴とする折り畳み式椅子。
  2. 【請求項2】 一対の方形状パイプ部材をそれらの長辺
    の中心で枢動自在に連結したものからなる椅子脚部と、
    前記一対の方形状パイプ部材の各短辺に掛け渡された座
    布と、前記一対の方形状パイプ部材の前記各短辺に取り
    付けられ、前記座布上に位置する肘掛け部と、該肘掛け
    部に対して枢動自在に設けられている背当て部とからな
    る折り畳み式椅子において、 前記一対の方形状パイプ部材の前記各短辺と前記肘掛け
    部とを連結する第一の板状部材と、 前記第一の板状部材の外側に位置し、かつ、前記第一の
    板状部材に対して、上辺又は下辺を中心として枢動自在
    に設けられている第二の板状部材と、 前記第二の板状部材をほぼ水平状態に維持する板状部材
    水平維持手段とを備えることを特徴とする折り畳み式椅
    子。
  3. 【請求項3】 一対の方形状パイプ部材をそれらの長辺
    の中心で枢動自在に連結したものからなる椅子脚部と、
    前記一対の方形状パイプ部材の各短辺に掛け渡された座
    布と、前記一対の方形状パイプ部材の前記各短辺に取り
    付けられ、前記座布上に位置する肘掛け部と、該肘掛け
    部に対して枢動自在に設けられている背当て部とからな
    る折り畳み式椅子において、 前記一対の方形状パイプ部材の前記各短辺と前記肘掛け
    部とを連結する板状部材であって、内部に方形状の開口
    を有する第一の板状部材と、 前記開口と同一形状をなし、前記第一の板状部材に嵌め
    込まれた状態で配置されており、かつ、前記第一の板状
    部材に対して、上辺又は下辺の何れかを中心として枢動
    自在に設けられている第二の板状部材と、 前記第二の板状部材をほぼ水平状態に維持する板状部材
    水平維持手段とを備えることを特徴とする折り畳み式椅
    子。
  4. 【請求項4】 前記第二の板状部材がその下辺を中心と
    して枢動自在に設けられている場合における前記板状部
    材水平維持手段は、前記第二の板状部材の下辺の近傍に
    おいて該第二の板状部材に対してほぼ直角に外側に延び
    るように形成された突状片であることを特徴とする請求
    項2又は3に記載の折り畳み式椅子。
  5. 【請求項5】 前記第二の板状部材がその上辺を中心と
    して枢動自在に設けられている場合における前記板状部
    材水平維持手段は、前記第二の板状部材の裏側に枢動自
    在に取り付けられたロッドと、前記第一の板状部材に設
    けられ、前記ロッドの先端が係合可能な凹部とからなる
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の折り畳み式椅
    子。
  6. 【請求項6】 前記トレイ又は前記第二の板状部材には
    コップ差し込み用の円形開口が設けられていることを特
    徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の折り畳み
    式椅子。
  7. 【請求項7】 前記トレイ又は前記第二の板状部材に
    は、釣り竿を差し込むことにより釣り竿を保持し得るホ
    ルダーが取り付けられていることを特徴とする請求項1
    乃至6の何れか一項に記載の折り畳み式椅子。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2513411B (en) * 2013-04-26 2020-09-23 Roma Medical Aids Ltd Support platform for seated appliance
US11849862B2 (en) 2020-05-11 2023-12-26 Shelterlogic Corp. Foldable side table for a collapsible chair and a combination collapsible chair with a foldable side table

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