JP2657357B2 - 折り畳み式ベビーカー - Google Patents

折り畳み式ベビーカー

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JP2657357B2
JP2657357B2 JP5833194A JP5833194A JP2657357B2 JP 2657357 B2 JP2657357 B2 JP 2657357B2 JP 5833194 A JP5833194 A JP 5833194A JP 5833194 A JP5833194 A JP 5833194A JP 2657357 B2 JP2657357 B2 JP 2657357B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は折り畳み式ベビーカーに
関するものであり、特に携帯を容易にするため躯体の前
後方向への折り畳みと同時に幅方向への折り畳みも可能
にした折り畳み式ベビーカーに関するものである。
【0002】
【従来技術】ベビーカー本体を前後方向に接近させて折
り畳み、保管のためのスペースが小さくなるよう構成す
ることは周知であり、また、携帯を容易にする目的で、
ベビーカー本体を前後方向に折り畳むと同時に幅方向に
も平面コ字状に折り畳むよう構成することは、実開平2
−40667号公報(同公報第6図乃至第8図参照)や
実開平5−64043号公報(同公報図3及び請求項3
参照)等の記載によって公知となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ベビー
カー本体を幅方向にも折り畳めるよう構成した公知のベ
ビーカは、幅方向へ折り畳んだ時に背当て部が躯体の折
り畳み動作を妨害させないようにするため、背当て部
を、布帛のような「たるみ」を持たせることができる素
材で形成し、布帛の両側縁を手押し杆に差し渡した構造
を採用しているため(実開平2−40667号公報の第
1図、第2図及び実開平5−64043号公報の図1参
照)背当て部に、幼児の頭部を支承する剛構造をもった
ヘッドレスト等を設けることができなかった。
【0004】このため、ベビーカーの使用時に背当て部
に寄り掛かった幼児の頭部は幅方向の「たるみ」(断面
U字状のたるみ)をもった布帛製の背当て部に包みこま
れる状態となり運動の自由が阻害される他、安定した頭
部の支承が行えないという欠点があった。
【0005】
【発明の目的】本発明は上記の事情に対応しようとする
ものであり、背当て部の上部、特に幼児の頭部を支承す
る部位に剛性を持ったヘッドレストを形成し、使用時に
おける幼児の頭部を安定して支承できるよう構成すると
ともに、ベビーカーの折り畳み時には前記ヘッドレスト
部分がその他の構造部と同様、簡単に幅方向への折り畳
みが行えるよう構成した折り畳み式ベビーカーを提供せ
んとするものである。
【0006】
【発明の要点】本発明は、一対の前脚杆と一対の後脚杆
の上端部を一対の肘掛け杆の先端部にそれぞれ枢着し、
一対の後脚杆の上端部近くには、正面形状がU字状に形
成された手押し杆の下端部を折り畳み可能に枢着すると
ともに、手押し杆の下端部より少しだけ上方部位に肘掛
け杆の後端部を枢着し、向かい合う一対の前脚杆及び一
対の後脚杆の間に、平面形状がコ字状となるよう折り曲
げ可能に構成した連結杆を差し渡してなるベビーカーに
おいて、手押し杆に囲まれる内側に、正面形状をU字状
に形成するとともに、上部水平部を平面形状がコ字状と
なるよう折り曲げ可能に形成した上部支承杆を設け、該
上部支承杆の基端部をブラケットを介して手押し杆の基
端部近くに起伏可能に枢着し、前記上部支承杆の上部水
平部と平行する下方に平面形状がコ字状となるよう折り
曲げ可能に形成した下部支承杆を設け、前記上部支承杆
の上部水平部と下部支承杆との両端部にL字状の腕板を
回動自在に差し渡し、頭部支承板の上部背面に突設して
形成された取付け用腕杆に前記上部支承杆を回動可能に
枢着し、該頭部支承板の下部を前記下部支承杆に回動可
能に枢着し、前記上部支承杆及び下部支承杆は連結杆と
同じ位置で、平面コ字状に折り曲げできるよう構成して
なる折り畳み式ベビーカーの構造を発明の要点としてい
る。
【0007】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参照して説明す
る。
【0008】総括的にAで示すベビーカーは、折り畳み
式ベビーカーとして公知のものであり、下端部に車輪11
を取付けた一対の前脚杆1,1、及び下端部に車輪11を
取付けた一対の後脚杆2,2の上端部を一対の肘掛け杆
3,3の先端部下面にそれぞれ枢着し、一対の後脚杆
2,2の上端部近くには、正面形状がコ字状ないしU字
状に形成された手押し杆4の下端部をブラケット41,41
を介して折り畳み可能に枢着するとともに、手押し杆4
の下端部より少しだけ上方部位に肘掛け杆3,3の後端
部を枢着した構造とし、ベビーカー本体の前後方向への
開閉操作(接近操作及び離反操作)により前脚杆1及び
後脚杆2の間隔が側面八の字状に拡開できるよう構成
し、また、向かい合う一対の前脚杆1,1、及び一対の
後脚杆2,2の間には、二箇所で枢着51,51すること
で、平面形状がコ字状となるよう折り曲げ可能に構成し
た連結杆5,5を差し渡した構造としている。
【0009】なお手押し杆4は、上端水平部(握持部)
が二箇所で枢着42,42されており、連結杆5,5と同
様、平面形状がコ字状となるよう折り畳みできるよう構
成されている。
【0010】手押し杆4の上部水平部(握持部)に形成
する枢着部42,42の形成位置は、正面から見た時に、一
対の前脚杆1,1及び一対の後脚杆2,2の間に差し渡
した連結杆5,5に形成した枢着部51,51と同じ位置と
なる場所を選択している。
【0011】Bは背当て部の上方に形成したヘッドレス
トであり、U字状に形成するとともに、両端部を手押し
杆4の中間部にブラケット61,61を介して起伏可能に枢
着した上部支承杆6と、この上部支承杆6の下方位置に
これと平行させて設けた下部支承杆7、上部支承杆6の
水平部と下部支承杆7の両端部に回動可能に差し渡した
L字状の腕板8,8、及び二つの腕板8,8と手押し杆
4の下端部とに差し渡した側板9,9とで構成してお
り、上部支承杆6と下部支承杆7の中央部には適宜の幅
をもち、且つ側面形状を逆L字状に形成した頭部支承板
10の上下両端部を起伏揺動を可能とするよう枢着してい
る。
【0012】上部支承杆6と下部支承杆7は、平面形状
がコ字状となるよう折り畳み可能に構成した手押し杆4
及び連結杆5,5の枢着部位(42 ,42及び51,51)と同
じ位置で折り畳み可能に枢着62,62及び71,71してお
り、これによりベビーカー本体Aを幅方向に折り畳む際
にヘッドレストBも同時に平面形状がコ字状に折り畳ま
れるよう構成している。(図3及び図4の詳細部分参
照)
【0013】L字状の腕板8,8は両端部にそれぞれ透
孔81,81が形成されており、二つの透孔のうち一方の透
孔81に上部支承杆6の水平部を挿通させ、他方の透孔81
には下部支承杆7の両端部を回動可能に嵌挿している。
(図3、図4参照)
【0014】側板9,9の下端部は手押し杆4の下端部
に起伏可能に枢着されており、また上端部は、L字状に
形成した腕板8,8の中央部外側面(L字状の折り曲げ
基端部)に回動可能に枢着されている。
【0015】頭部支承板10は上部背面に適宜長さの取付
け用腕杆14,14を側面形状が逆L字状となるよう突設し
ており、この取付け用腕杆14に上部支承杆6を回動可能
に枢着し、下部支承杆7には頭部支承板の下部を回動可
能に枢着している。
【0016】12は、頭部支承板10と座床部13との間に、
取付けベルト15,15を介して差し渡した背当て板であ
り、対向する一対の側板9,9に差し渡す背当て布(図
示しない)の中間部を背面側から支承するためのもので
ある。
【0017】頭部支承板10は、ヘッドレストBがフルリ
クライニング状態となった時に(背当て部全体が最も大
きく傾斜した時に)幼児の頭部が背当て部の上方に移動
することを防止するためのものであり、この場合頭部支
承板10は背当て板12に対して直角に起立した状態となっ
てその効果を発揮する。(図2参照)
【0018】16はヘッドレストBのリクライニング操作
部であり、上部支承杆6,6に摺動可能に取付けた傾斜
操作体aと、傾斜操作体aと手押し杆4とに差し渡した
支承リンクbとによって構成している。
【0019】傾斜操作体aは操作爪cの操作によりその
内側面に突出させた係止突起(図示しない)が、上部支
承杆6,6に固定した係止受け杆dに形成した嵌合孔e
…eに選択的に嵌合することで傾斜角度(リクライニン
グ角度)を選定するよう構成している。
【0020】なお、特に図示することを省略したが、背
当て布は手押し杆4に囲まれる内側部分を閉塞できる大
きさの布帛からなる背当て部本体と、その両側縁部に形
成する袋状の側布とによって断面コ字状に形成するもの
であり、両側縁部に袋状に形成した側布を側板9,9に
被覆させて係止させ、対向する側布の間に位置する背当
て布本体の中間部を背当て板12に当接させ、背当て部本
体の上端部はヘッドレストB全体を覆うように被覆させ
て使用するものである。
【0021】
【発明の効果】上記のように構成した本発明の効果は以
下のとおりである。
【0022】(1) 手押し杆4に囲まれる部位にヘッ
ドレストBを取付けたので、前後方向への折り畳みと同
時に、平面コ字状に折り畳むことが可能に構成されたベ
ビーカーでありながら、背当て部を剛性を具えた構造部
とすることが可能となり、従来のこの種構造のベビーカ
ーが抱えていた背当て部の剛性不足を完全に解決するこ
とができるようになった。
【0023】(2) ヘッドレストBの構造を、上部支
承杆6と、これに平行する下部支承杆7とで構成し、し
かも二つの支承杆6及び7はいずれも中間部分二箇所を
枢着することにより平面コ字状となるよう折り畳み可能
に構成したので、ヘッドレストB部分が剛構造を有する
にも関わらず、ベビーカー本体の折り畳みに連動してヘ
ッドレストB部分も平面コ字状となるよう折り畳むこと
が可能となる優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 背当て部を起立させた状態で示すベビーカー
の斜視図
【図2】 背当て部を倒した状態で示すベビーカーの斜
視図
【図3】 図2における要部を前側から捉えた斜視図
【図4】 背当て板及びヘッドレストを分解して示す一
部を拡大した斜視図
【図5】 前後方向及びコ字状に折り畳んだ時を示すベ
ビーカーの斜視図
【符号の説明】
A ベビーカー 1 前脚杆 2 後脚杆 3 肘掛け杆 4 手押し杆 41 ブラケット 42 枢着部 5 連結杆 51 枢着部 B ヘッドレスト 6 上部支承杆 61 ブラケット 7 下部支承杆 8 腕板 81 透孔 9 側板 10 頭部支承板 12 背当て板 13 座床部 14 取付け用腕杆 15 取付けベルト 16 ヘッドレスト操作部 a 傾斜操作体 b 支承リンク c 操作爪 d 係止受け杆 e 嵌合孔

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対の前脚杆と一対の後脚杆の上端部を一
    対の肘掛け杆の先端部にそれぞれ枢着し、一対の後脚杆
    の上端部近くには、正面形状がU字状に形成された手押
    し杆の下端部を折り畳み可能に枢着するとともに、手押
    し杆の下端部より少しだけ上方部位に肘掛け杆の後端部
    を枢着し、向かい合う一対の前脚杆及び一対の後脚杆の
    間に、平面形状がコ字状となるよう折り曲げ可能に構成
    した連結杆を差し渡してなるベビーカーにおいて、手押
    し杆に囲まれる内側に、正面形状をU字状に形成すると
    ともに、上部水平部を平面形状がコ字状となるよう折り
    曲げ可能に形成した上部支承杆を設け、該上部支承杆
    基端部をブラケットを介して手押し杆の基端部近くに起
    伏可能に枢着し、前記上部支承杆の上部水平部と平行す
    る下方に平面形状がコ字状となるよう折り曲げ可能に形
    成した下部支承杆を設け、前記上部支承杆の上部水平部
    と下部支承杆との両端部にL字状の腕板を回動自在に差
    し渡し、頭部支承板の上部背面に突設して形成された取
    付け用腕杆に前記上部支承杆を回動可能に枢着し、該頭
    部支承板の下部を前記下部支承杆に回動可能に枢着し、
    前記上部支承杆及び下部支承杆は連結杆と同じ位置で、
    平面コ字状に折り曲げできるよう構成してなる折り畳み
    式ベビーカー。
  2. 【請求項2】L字状に形成した腕板の折り曲げ基端部に
    側板の上端部を枢着し、側板の下端部は手押し杆の下端
    部に枢着してなる請求項1記載の折り畳み式ベビーカ
    ー。
  3. 【請求項3】上部支承杆に摺動可能に取付けた傾斜操作
    は、操作爪の操作により該傾斜操作体の内側面に突出
    させた係止突起が、前記上部支承杆に固定した係止受け
    杆に形成した嵌合孔に選択的に嵌合され、前記傾斜操作
    体と手押し杆とに差し渡した支承リンクとによって上部
    支承杆がリクライニング可能に構成されている請求項
    及び2記載の折り畳み式ベビーカー。
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