JP3583252B2 - 椅子兼用ベッド装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は特に病室内で使用される付き添い用のベッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、病室内で使用される付き添い用ベッドは、ベッドに組み込まれ、使用時にベッド下方より引き出して使用されるものと、折り畳み自在で、不使用時には折り畳んでベッド下方に収納されるものがあった。
そして、これらはいずれも、ベッドとしての機能しかなく、付き添いの人が使用する椅子は別に用意されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、簡単に折り畳む事ができ、折り畳んだ状態で、椅子として使用する事ができる病室用の椅子兼用ベッド装置を提供する事を課題とする。
【0004】
【課題を解決する為の手段】
そこで、本発明が前記課題を解決するための手段として構成したところは、下面にキャスターを有する座部本体と、座部本体に一端が回動自在に連結された前背凭れ部と、前背凭れ部の他端と連結部材を介して互いに一端が回動自在に連結された後背凭れ部と、後背凭れ部の他端に回動自在に連結され、下面にキャスターを有する脚部と、上記連結部材に設けられた中間支持脚と、ベッドとしての使用状態と椅子としての使用状態を維持するロック部材より構成され、前記ロック部材は、前背凭れ部の座部本体側端部に設けられて、座部本体および後背凭れ部の脚部側と係脱自在で、座部本体の係止孔に係合してベッドとしての使用状態を維持する一方、後背凭れ部の後係止孔に係合して椅子としての使用状態を維持するよう構成されている点にある。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明は、下面にキャスターを有する座部本体と、座部本体に一端が回動自在に連結された前背凭れ部と、前背凭れ部の他端と連結部材を介して互いに一端が回動自在に連結された後背凭れ部と、後背凭れ部の他端に回動自在に連結され、下面にキャスターを有する脚部と、上記連結部材に設けられた中間支持脚と、ベッドとしての使用状態と椅子としての使用状態を維持するロック部材より構成され、前記ロック部材は、前背凭れ部の座部本体側端部に設けられ、座部本体および後背凭れ部の脚部側と係脱自在で、座部本体の係止孔に係合してベッドとしての使用状態を維持する一方、後背凭れ部の後係止孔に係合して椅子としての使用状態を維持するよう構成されているものである。
【0008】
【実施例】
以下、添付図面に基づいて実施例を詳述する。尚、図1で左側を前、右側を後として説明する。図1はベッドとして使用する状態を示し、 符号1は座部本体を示し、符号2は座部本体1の後端部に回動自在に連結された前背凭れ部を示し、符号3は連結部材4を介して、前背凭れ部2の後端部と互いに回動自在に連結された後背凭れ部を示し、符号5は後背凭れ部3の後端部下方に回動自在に連結された脚部を示している。
【0009】
図2は椅子として使用される状態を示し、折り畳まれた状態で前背凭れ部2の座部本体1側に設けられたロック部材6が後背凭れ部3の脚部5側に係止し、椅子としての使用状態が維持される。
符号7は連結部材4の内面に固着された中間支持脚を示し、符号8は座部本体1、前背凭れ部2、後背凭れ部3上にバンド80・・・を介して取付られたマットレスを示し、符号9は連結部材4に設けられた操作部を示している。
【0010】
座部本体1は前背凭れ部2側が開いた丸パイプより平面視U字形に形成された上枠体10と、上枠体10の四隅下面に上端部が固着され、下面にキャスター111・・・を有する左右前後脚体11、11、12、12等より構成され、左右後脚体12、12の内面上部にロック部材6の係止孔13、13が形成されている。符号14・・・は前後脚体11、12間、左右後脚体12、12間に設けられた脚体補強杆を示している。
【0011】
前背凭れ部2は、座部本体1側の端部に断面下向きU字形で上枠体10の左右端部に上方から外嵌する回動連結部21、21が固着された丸パイプよりなる左右前背凭れ枠体22、22より構成され、回動連結部21、21が上枠体10の左右端部に上方から外嵌した状態で上枠体10の端部前側に枢止連結される事により、前背凭れ部2は座部本体1に対し上方にのみ回動可能となるよう連結されている。
【0012】
連結部材4、4は、逆三角形で底辺側の内面前後端部に前背凭れ部2の後側の左右端部と、後背凭れ部3の前側の左右端部が枢止連結され、頂部側内面に下方に突出して中間支持脚7が固着され、中間支持脚7の上方で内方に突出する逆L字形のストッパ突片41、41が固着され、前背凭れ部2と後背凭れ部3の左右端部側が上面に当接して、前背凭れ部2と後背凭れ部3が連結部材4、4に対し上方に回動するのを阻止している。
そして、連結部材4、4の一方(ロック部材6の操作レバー60が位置する側)に布製のベルトにて形成された、ベッドから椅子への折り畳み操作を補助する操作部9が設けられている。
【0013】
後背凭れ部3は、丸パイプよりなる前背凭れ部2側が開いた平面視U字形に形成され、後端側の内面にロック部材6に対応して係止孔13、13と同様の後係止孔31、31が形成され、後係止孔31、31のやや後方に支持脚7を回動自在に連結する為の下向きL字形の脚取付座50、50が固着されている。
【0014】
脚部5は、逆T字形で脚取付座50、50の外面に座部本体1、中間支持脚7、7の左右側の外側に突出して枢止連結され、下面にキャスター51・・・が取りつけられ、折り畳まれて椅子として使用される状態で、座部本体1のキャスター111・・・、脚部5、5のキャスター51・・・によって、全体を簡単に移動自在としている。
【0015】
ロック部材6は、回動連結部21、21の内面に取付られた支持基板61、61と、操作部9が設けられた側の支持基板61の長孔611を貫挿する操作扞62と、操作扞62の動きをもう一方の支持基板61に伝達する連動杆66と、操作扞62の操作で上記係止孔13、13、後係止孔31、31に係脱するロック杆65より構成されている。
【0016】
操作扞62は、横向きL字形をなし、支持基板61の内面に形成された支持突起63に連結座を介して回動自在に連結され、常に支持基板61の内面と操作扞62間に張設されたバネ60によって上方に回動するよう付勢されている。操作扞62側のロック扞は、支持突起63の下方で支持基板61の内面に設けられた、案内筒64の中心部の案内孔640内を左右方向に移動可能に操作扞62の下端部に連結座を介して連結されている。
【0017】
連動杆66は、一端が操作扞62の下端部でロック杆65側の反対側に連結座を介して回動自在に連結され、他端側が他方の支持基板61の内面に形成された支持突起631に、連結座を介して上下方向の中央部が回動自在に連結された中間部材67の上端に、連結座を介して回動自在に連結されている。
【0018】
操作扞62と反対側のロック杆65は、支持突起631の下方で支持基板61の内面に形成された、案内筒641の中心部の案内孔642内を左右方向に移動可能に中間部材67の下端部に連結座を介して連結されている。
【0019】
本発明は上記の如く構成されており、図1に示すベッドとしての使用状態(図3、図4)でロック杆65、65は座部本体1の左右後脚体12、12の内面に形成された係止孔13、13に係合し、ロック杆65、65は案内筒64、641に保持され、案内筒64、641は支持基板61、61に固定的に取付られ、支持基板61、61は左右前背凭れ枠体22、22に固着された回動連結部21、21に連結されているので、座部本体1と前背凭れ部2の折り畳みは防止されると同時に、中間支持脚7の下端面は接床し、ストッパ突片41、41に前背凭れ部2と後背凭れ部3の左右端部側が上面に当接して中央部分の強度を確保している。
【0020】
この状態で、座部本体1、あるいは脚部5を持ち上げて、中央支持脚7を床面から浮かせれば、座部本体1、脚部5の下面にキャスター111・・・、51・・・が設けられているので容易に移動させる事ができる。
又、座部本体1と脚部5を同時に持ち上げても、ストッパ突片41、41に前背凭れ部2と後背凭れ部3の左右端部側が上面に当接しているので、連結部材4、4の箇所で折れ曲がることはなく安全である。
【0021】
一方、ベッドとして使用されている状態から、椅子として使用される場合は、ロック部材6の操作扞62を下方に移動させ、ロック杆65、65を左右後脚体12、12の係止孔13、13より逸脱させた状態(図5、図6に示す状態)で操作部9を持ち上げると、連結部材4、4、中間支持脚7は上方に持ち上げられると同時に、前背凭れ部2と、後背凭れ部3は連結部材4、4を基点として下方に回動し、さらに、手をそえて後背凭れ部3の後端部の前方移動とともに脚部5を前方に移動させ、前背凭れ部2と後背凭れ部3を、図2に示すように平行状態とする。
【0022】
この時、ロック杆65、65はバネ60にて連結部材44の外方に突出した状態となっているが、その先端が半球状に形成され、後背凭れ部3も丸パイプで形成されているので、折り畳み動作によって、ロック杆65、65は自動的に後係止孔31、31に係合し、折り畳み状態(椅子としての使用状態、図2に示す。)を維持する。
【0023】
尚、ロック杆65、65の係合動作をより容易に行う為にロック杆65、65側にむけて次第に低くなるテーパー状の案内部材(図示せず。)を後背凭れ部3の後係止孔31、31および前背凭れ部2の左右後脚体12、1の係止孔13、12の近傍に形成してもよい。
【0024】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、座部本体と脚部の下面にキャスターを設けているので椅子としての使用時、簡単に移動自在で、脚部が後背凭れ部と回動自在に取付られているので折り畳み時に脚部は床面をスムーズに移動し、折り畳み動作が容易であり、しかも、前凭れ部と後背凭れ部間に連結部材を介して中間支持脚を形成しているので、ベッドとしての使用状態が安定し、ロック部材を構成する事により、ベッド及び椅子としての使用時の安全性を向上できると共に、ベッドから椅子への折り畳み作業が容易である。
又、ロック部材は、前背凭れ部の座部本体側端部に設けられ、座部本体および後背凭れ部の脚部側と係脱自在に構成されているので、前背凭れ部の水平姿勢(ベッドとして使用されている状態)、傾斜姿勢(椅子として使用されている状態)のいずれの姿勢においても効果的に機能が発揮できるので安価に製作できる。
【0025】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のベッドとして使用された状態の側面図
【図2】本発明の椅子として使用された状態の拡大側面図
【図3】ロック杆が座部本体に係止した状態の右側部分の拡大断面図
【図4】ロック杆が座部本体に係止した状態の左側部分の拡大断面図
【図5】ロック杆が座部本体から逸脱した状態の右側部分の拡大断面図
【図6】ロック杆が座部本体から逸脱した状態の左側部分の拡大断面図
【符号の説明】
1 座部本体
2 前背凭れ部
3 後背凭れ部
4 連結部材
5 脚部
6 ロック部材
7 中間支持脚
9 操作部
Claims (1)
- 下面にキャスターを有する座部本体と、座部本体に一端が回動自在に連結された前背凭れ部と、前背凭れ部の他端と連結部材を介して互いに一端が回動自在に連結された後背凭れ部と、後背凭れ部の他端に回動自在に連結され、下面にキャスターを有する脚部と、上記連結部材に設けられた中間支持脚と、ベッドとしての使用状態と椅子としての使用状態を維持するロック部材より構成され、前記ロック部材は、前背凭れ部の座部本体側端部に設けられて、座部本体および後背凭れ部の脚部側と係脱自在で、座部本体の係止孔に係合してベッドとしての使用状態を維持する一方、後背凭れ部の後係止孔に係合して椅子としての使用状態を維持するよう構成されている事を特徴とする椅子兼用ベッド装置。
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JP03554597A JP3583252B2 (ja) | 1997-02-03 | 1997-02-03 | 椅子兼用ベッド装置 |
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- 1997-02-03 JP JP03554597A patent/JP3583252B2/ja not_active Expired - Fee Related
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