JPH0534296Y2 - - Google Patents

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JPH0534296Y2
JPH0534296Y2 JP1986127982U JP12798286U JPH0534296Y2 JP H0534296 Y2 JPH0534296 Y2 JP H0534296Y2 JP 1986127982 U JP1986127982 U JP 1986127982U JP 12798286 U JP12798286 U JP 12798286U JP H0534296 Y2 JPH0534296 Y2 JP H0534296Y2
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extension
tip
seat
extension rod
fitting groove
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は幼児を座らせたり、或いはこれに寝か
せられるように構成した幼児用の椅子、特に、座
板の先端部を延長できるよう構成すると共に座板
上に取付けたクツシヨンの先端部をこれに対応さ
せて延長できるように構成した幼児用の椅子に関
するものである。
〔従来技術とその問題点〕
嬰児や幼児を日光浴や散歩のため屋外に連れ出
すことは、成長過程にある幼児にとつて必要なこ
とであるが、保護者が幼児等を長時間にわたつて
抱き抱えたり、或いは背負うことは保護者にとつ
ても肉体的に苦痛であり、また、成長過程にある
幼児にとつて、窮屈な姿勢を長時間持続すること
は健康的にも好ましいことではない。
これらの問題に対応するものとしてベビーカー
が開発され、また、多くの優れた改良が施されて
いる。
現在のベビーカーは幼児の状況に対応して、即
ち、幼児が目を覚ましている場合や、或いは睡眠
状態にある場合等の状況に対応して最適な使用を
させるため所謂リクライニング機構が開発され、
目を覚ました状態にある場合には、幼児の背面を
支承する背当て部が90度近くに起立した状態を維
持し、睡眠状態、或いはそれに近い状態の場合に
は背当て部が前記の傾斜角度から180度近くまで
その傾斜角度を無段階に調節でき、睡眠状態に入
つた場合には前記背当て部は完全にフラツトな状
態を維持できるようになつている。
しかしながら、このようなリクライニング機構
は、座床部と背当て部との傾斜角度の変更を行わ
せるというだけのものであり、幼児の体型や状況
に応じて座床部の長さを自由に調整するようなこ
とはできなかつた。
上記した従来のベビーカーでは、座部に座つた
幼児がそのままの状態で眠つた場合に、背当て部
の傾斜を変更させることはできるが、幼児の脚部
は(特に、膝から先の部分は)座床部の先端から
垂らした状態を取らざるを得ず、この結果、睡眠
状態に入つて意識的な体制のコントロールを失つ
た幼児は、膝裏面の欠陥が座床部先端により圧迫
されてシビレを起こすなど健康的に好ましくない
結果を誘発するという問題を惹起している。
また、幼児は日々成長しており、寸法が特定さ
れたベビーカーを使用している場合に時としてそ
の寸法が幼児の成長に追随できなくなり、目覚め
た状態にある幼児でも、前記睡眠状態にある幼児
が受ける不利益と同様の不利益を受ける場合があ
つた。
更にまた、一台のベビーカーを複数の幼児が共
同使用をする場合にも、成長程度の異なる幼児の
間においては幼児の体型とベビーカーの寸法とが
適合したりしなかつたりするという不便な問題が
起こり、上記と同じような問題を惹起する心配が
あつた。
〔考案の目的〕
本考案はこうした問題に対応しようとするもの
であり、ベビーカーの座床部の先端に更に延長部
を設け、この延長部を必要に応じて簡単に伸縮さ
せることによつて幼児の足受けとして使用できる
ようにした、延長構造を具えたベビーカーの座部
の構造を提供せんとするものである。
また本考案の他の目的は、延長機構を使用する
必要がない場合は、延長機構の収納を簡単に行う
ことができ、延長機構の収納に伴い、座部先端の
延長部を覆うための布帛が、座部の先端に垂らし
た幼児の脚部背面を保護するための布帛としても
使用できるようにした延長構造を具えたベビーカ
ーの座部の新規な構造を提供しようとするもので
ある。
〔考案の要点〕
本考案は、両端部をそれぞれ少しだけL字状に
折り曲げて平面形状がほぼコ字状を呈するよう形
成した延長杆の嵌合溝を座板の先端縁に沿わせて
形成し、座板の先端縁に沿つて形成した嵌合溝
を、収納状態にある延長杆の収納部とし、L字状
に折り曲げ形成した嵌合溝を、延長状態にある延
長杆基端部の収納部とするとともに、二本の延長
杆の基端部近くにそれぞれ縦長に穿設した透孔
に、L字状に折り曲げ形成した嵌合溝の先端と座
板の先端縁に沿つて形成した嵌合溝とが交叉する
位置に突設した枢軸を揺動可能に挿通させ、枢軸
と延長杆の基端部との間に弾撥力を付勢したスプ
リングを張り渡し、座板の上面に被覆する座布の
先端には延長杆の長さに相当する延長部を連続せ
しめて形成し、延長杆の先端部上面に取付けた係
止具と、座布延長部の先端裏面に取付けた係止具
とが着脱自在に係合できるよう構成してなる延長
機構を具えたベビーカーの座部の座部の構造を考
案の要点としている。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面を参照して説明す
る。
総括的に記号Aで示すベビーカーは、前脚杆1
と後脚杆2及び手押し杆3とを折り畳み自在に組
み合わせて躯体を構成し、前脚杆1、後脚杆2の
上端を一個所に取りまとめた枢着部と、手押し杆
3の長さ方向における中間部とに差し渡すように
して肘掛け杆4を取付けている。
5は、躯体を構成する前脚杆1と後脚杆2とに
差し渡すように取付けた座床部である。
前記の座床部5は、硬質の合成樹脂等によつて
構成した座板51と、この座板51の表面を覆う
ように取付ける座布52とによつて構成されてい
る。
53は延長杆6,6を収容するための嵌合溝で
あり、座板51の先端縁に沿わせて形成すると共
に、その両端部に、それぞれ、少許の長さだけL
字状に折り曲げた嵌合溝53′,53′を形成する
ことによつて全体的な平面形状がほぼコ字状を呈
するように形成している。
延長杆6,6は、その基端部を座板51の先端
に沿つて形成した嵌合溝53の両端部近くに揺動
自在に枢着するものであり、断面形状をほぼU字
状に形成した杆体を用いるとともに、その基端部
に所定寸法だけ縦長に穿設した透孔61に座板5
1から侘立させた枢軸7を挿通させることによつ
て揺動を自在とするよう枢着している。
62は、嵌合溝53及び53′が交叉する位置
に侘立させた枢軸7と延長杆6の裏面基端部との
間に弾撥力を付勢して介在させたスプリングであ
り、このスプリング62の弾撥力によつて延長杆
6,6が常時枢軸7の方に引き寄せられるよう作
動され、延長杆6,6が延長されている状態では
その延長状態を維持し、また、延長杆6,6が嵌
合溝53内に収納されている状態では、その収納
状態を維持するよに作用するものである。
スプリング62を取付けた後の透孔61は、そ
の上面をテープ(図示しない)等によつて閉塞す
るものであり、透孔61を閉塞することによつて
スプリング62が露出することに伴う各種のトラ
ブル、例えば透孔61部分からの塵埃の侵入、滞
留の防止等の効果を上げることができる。
座板51の先端にコ字状に形成した嵌合溝53
及び53′,53′の溝幅は延長杆6の幅と合致さ
せておりまた、両端部に直角に折り込むようL字
状に屈曲形成した嵌合溝53′,53′の深さ(長
さ)は延長杆6の基端部近くに形成した透孔61
部分から基端部に達する長さと合致させている。
また、嵌合溝53の両端部と、その両端から直
角に折り曲げ形成した嵌合溝53′が交わる部分
の端部は、第3図及び第4図に例示するように円
弧状に屈曲するよう形成し、また延長杆6の基端
部もこれに対応するよう円弧をもたせた形状に形
成することが望ましく、こうすることによつて延
長杆6の延長若しくは収納の操作を極めてスムー
ズに行うことができる。
座布52の先端には延長部52′を連続せしめ
ている、この延長部52′の長さは延長杆6より
も少しだけ長い寸法としており、その裏面に取付
けた係止具54が、延長杆6の先端に取付けた係
止具55と冠着係合できるようにしている。
〔考案の作用〕
上記のように構成した本考案は以下のような機
能を発揮する。
延長杆6を収納している場合。
この場合、ベビーカーは第1図及び第3図に例
示する状態となる。即ち、基端部を座板51の先
端に枢着された延長杆6,6は座板51の先端に
形成した嵌合溝53に沿うよう倒伏状態で収納さ
れている。
また延長杆6,6が嵌合溝53に収納された状
態では、座布52の先端に連続させた延長布5
2′は、これを支承をする部材(延長杆6,6)
がないために座床部5の先端部に垂れ下がつた状
態を呈している。
延長杆6を延長させる場合。
この場合は、第1図及び第3図例示の状態にあ
る延長杆6を第3図に矢印で示す方向に枢動させ
ることによつて延長を行う。これらの枢動は延長
杆6に内蔵したスプリング62の弾撥力に抗して
行われる。
枢動によつて座板51の先端部に延長させられ
た延長杆6は、座板51に対して直角の位置まで
起立させられると、スプリング62の弾撥力によ
つてその基端部が嵌合溝53の両端にL字状に形
成した嵌合溝53′,53′部分に引き込まれて延
長状態を正確に維持される。
延長杆6の引き込み作動は、枢軸7と延長杆6
の裏面との間に介在させたスプリング62の弾撥
力によつて自動的に行われる。
座布延長部52′の延長(水平状態での支承) 座布52の先端に連続せしめられ、座部5の先
端に垂れ下げられていた延長部52′は、延長杆
6の延長に伴つて自動的に持ち上げられる。即
ち、延長杆6の枢動に伴う起立は座布52の延長
部52′の裏面で行われるので、延長杆6が枢動
する際に延長杆6,6の先端部が延長部52′の
延長部分の基端部から先端部へと順次接触しなが
ら枢動を行うことになり、その結果、延長杆6の
延長(枢動)が終了すると延長部52′の延長
(水平状態への移動)も終了する。
持ち上げられた延長部52′は、その先端裏面
に取付けた係止具54を、延長杆6の先端に取付
けた係止具55に係合させることによつて両者の
係合が強固に行われ、これによつて座部の延長操
作を終了する。
〔考案の効果〕
上記のように構成した本考案の効果は以下のと
おりである。
座部の先端に延長杆6,6を枢動を自在とす
るように枢着し、また、これに対応するよう座
布52の先端にも延長部52′を形成したので、
座板の大きさが幼児の体型に合わない場合や、
座板上の幼児が眠つた場合等には延長杆6,6
を延長させたのち、これに座板52の先端に連
続形成した延長部52′を支承させるだけで簡
単に対応させることができる。
その結果、座床部5に座つている幼児が脚を
延ばしても、膝より先の部分は延長部52′に
よつて裏面から支承されるようになり、従来の
ベビーカーが有していたような座部先端による
膝裏面の欠陥の圧迫というような問題を惹起す
ることがなく従来のベビーカーが有していた多
くの欠点を完全に除去することができた。
嵌合溝53の両端部にそれぞれL字状の嵌合
溝53′,53′を形成したので、枢動によつて
延長された状態にある延長杆6,6はその基端
部が前記嵌合溝53′,53′に嵌合されて強固
に延長状態を維持されることとなり、強制的な
収納操作を行わない限り安定した延長状態を維
持できる利点がある。
座板51の先端に延長杆6を起立及び収納を
自在とするように枢着した延長杆6,6はそれ
を使用していない場合には、座板51の先端に
形成した嵌合溝53内に収納されて外部に露出
することがないので外観上も微麗に処理するこ
とができる。 また、座布52の先端に延長し
た延長部52′は、支承用としての使用をしな
い場合には、座板51の先端に垂れ下がつてい
るので脚を垂らした幼児のふくらはぎの保護布
としての機能を発揮することができ、延長時と
収納時の双方とも効果を発揮することができ
る。
【図面の簡単な説明】
図は、本考案の実施例を示すものであり、第1
図は延長杆を使用していない場合を示すベビーカ
ーの斜視図、第2図は延長杆を延長させて使用し
ている場合を示すベビーカーの側面図、第3図は
延長杆を収納している状態を示す座板の一部を省
略した平面図、第4図は延長杆を延長起立させた
状態を示す座板の一部を省略した平面図、第5図
は延長された延長杆と座部延長部との関係を示す
一部を省略した斜視図、第6図は延長杆に内蔵し
たスプリングの取付け状態を示す一部を切欠した
拡大断面図である。 A……ベビーカー、1……前脚杆、2……後脚
杆、3……手押し杆、4……肘掛け杆、5……座
部、51……座板、52……座布、52′……延
長部、53,53′……嵌合溝、54,55……
係止具、6……延長杆、61……透孔、62……
スプリング、7……枢軸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 両端部をそれぞれ少しだけL字状に折り曲げて
    平面形状がほぼコ字状を呈するよう形成した延長
    杆の嵌合溝を座板の先端縁に沿わせて形成し、座
    板の先端縁に沿つて形成した嵌合溝を、収納状態
    にある延長杆の収納部とし、L字状に折り曲げ形
    成した嵌合溝を、延長状態にある延長杆基端部の
    収納部とするとともに、二本の延長杆の基端部近
    くにそれぞれ縦長に穿設した透孔に、L字状に折
    り曲げ形成した嵌合溝の先端と座板の先端縁に沿
    つて形成した嵌合溝とが交叉する位置に突設した
    枢軸を揺動可能に挿通させ、枢軸と延長杆の基端
    部との間に弾撥力を付勢したスプリングを張り渡
    し、座板の上面に被覆する座布の先端には延長杆
    の長さに相当する延長部を連続せしめて形成し、
    延長杆の先端部上面に取付けた係止具と、座布延
    長部の先端裏面に取付けた係止具とが着脱自在に
    係合できるよう構成してなる延長機構を具えたベ
    ビーカーの座部。
JP1986127982U 1986-07-23 1986-08-22 Expired - Lifetime JPH0534296Y2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986127982U JPH0534296Y2 (ja) 1986-08-22 1986-08-22
US07/076,802 US4805928A (en) 1986-07-23 1987-07-23 Reclining mechanism of baby carriage

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986127982U JPH0534296Y2 (ja) 1986-08-22 1986-08-22

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JPS6334675U JPS6334675U (ja) 1988-03-05
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ID=33109009

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