JPH072117A - 車両用安全シート兼用乳母車 - Google Patents
車両用安全シート兼用乳母車Info
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- JPH072117A JPH072117A JP6105216A JP10521694A JPH072117A JP H072117 A JPH072117 A JP H072117A JP 6105216 A JP6105216 A JP 6105216A JP 10521694 A JP10521694 A JP 10521694A JP H072117 A JPH072117 A JP H072117A
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- B62B7/04—Carriages for children; Perambulators, e.g. dolls' perambulators having more than one wheel axis; Steering devices therefor
- B62B7/12—Carriages for children; Perambulators, e.g. dolls' perambulators having more than one wheel axis; Steering devices therefor convertible, e.g. into children's furniture or toy
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- B60N2/24—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles for particular purposes or particular vehicles
- B60N2/26—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles for particular purposes or particular vehicles for children
- B60N2/28—Seats readily mountable on, and dismountable from, existing seats or other parts of the vehicle
- B60N2/2839—Seats readily mountable on, and dismountable from, existing seats or other parts of the vehicle having a front guard or barrier
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- B60N2/2857—Seats readily mountable on, and dismountable from, existing seats or other parts of the vehicle characterised by the peculiar orientation of the child
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- Combustion & Propulsion (AREA)
- Carriages For Children, Sleds, And Other Hand-Operated Vehicles (AREA)
- Seats For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 乳母車として使用できるとともに、自動車の
座席に設置して小児用の安全シートとしても使用できる
車両用安全シート兼用乳母車を提供する。 【構成】 本体部（１０）と、本体部の後方上部に配置
される把手部（５０）と、本体部の下方前部に配置され
る前輪部（３０）と、本体部の下方後部に配置される後
輪部（４０）と、固定手段（６０）とから構成され、乳
母車状態から固定手段を解除すると前輪部及び後輪部が
回動可能となって安全シートの形態への転換が可能であ
る。
座席に設置して小児用の安全シートとしても使用できる
車両用安全シート兼用乳母車を提供する。 【構成】 本体部（１０）と、本体部の後方上部に配置
される把手部（５０）と、本体部の下方前部に配置され
る前輪部（３０）と、本体部の下方後部に配置される後
輪部（４０）と、固定手段（６０）とから構成され、乳
母車状態から固定手段を解除すると前輪部及び後輪部が
回動可能となって安全シートの形態への転換が可能であ
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は車両用安全シート兼用乳
母車に関するもので、より具体的には、通常は乳母車と
して使用するとともに必要によって自動車の座席に装着
して小児用安全シートとして使用し得るように構成され
た、車両用安全シート兼用乳母車に関するものである。
母車に関するもので、より具体的には、通常は乳母車と
して使用するとともに必要によって自動車の座席に装着
して小児用安全シートとして使用し得るように構成され
た、車両用安全シート兼用乳母車に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】一般に、小児を自動車に搭乗させるため
には、小児用安全シートを自動車の座席に装着して使用
することが知られている。
には、小児用安全シートを自動車の座席に装着して使用
することが知られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の小児用安全シートは、その用途が安全シート
のみに限定されているため、小児を自動車の外に連れ出
して移動するためには直接小児を抱いて行くか又は安全
シートとは別に乳母車を携帯しておく等の必要があり、
不便であった。
うな従来の小児用安全シートは、その用途が安全シート
のみに限定されているため、小児を自動車の外に連れ出
して移動するためには直接小児を抱いて行くか又は安全
シートとは別に乳母車を携帯しておく等の必要があり、
不便であった。
【０００４】本発明は、前述した従来の問題点に鑑みて
なされたものであり、乳母車として使用できるとともに
自動車の座席に装着して小児用安全シートとしても使用
できる、車両用安全シート兼用乳母車を提供することを
その目的とする。
なされたものであり、乳母車として使用できるとともに
自動車の座席に装着して小児用安全シートとしても使用
できる、車両用安全シート兼用乳母車を提供することを
その目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成すべ
く、本発明に係る車両用安全シート兼用乳母車は、小児
が座れる車両用安全シートと兼用される乳母車であっ
て、該乳母車は、本体部と、乳母車としての使用時に該
乳母車を押し引きするための把手を有する把手部と、本
体部に対して回動可能に配置されたシャシー部と、該シ
ャシー部に取り付けられた前輪及び後輪と、乳母車使用
時において該シャシー部と該本体部間に掛け渡されて該
シャシー部の該本体部に対する角度を固定するための固
定手段とを有し、該把手部は、乳母車から安全シートへ
使用形態を変える時に該本体部内に収納されるように該
本体部に対して回動可能に取付けられており、該前輪及
び該後輪は、乳母車から安全シートへ使用形態を変える
時に該シャシー部の回動により該本体部の下方から後方
に畳まれるようにとした。
く、本発明に係る車両用安全シート兼用乳母車は、小児
が座れる車両用安全シートと兼用される乳母車であっ
て、該乳母車は、本体部と、乳母車としての使用時に該
乳母車を押し引きするための把手を有する把手部と、本
体部に対して回動可能に配置されたシャシー部と、該シ
ャシー部に取り付けられた前輪及び後輪と、乳母車使用
時において該シャシー部と該本体部間に掛け渡されて該
シャシー部の該本体部に対する角度を固定するための固
定手段とを有し、該把手部は、乳母車から安全シートへ
使用形態を変える時に該本体部内に収納されるように該
本体部に対して回動可能に取付けられており、該前輪及
び該後輪は、乳母車から安全シートへ使用形態を変える
時に該シャシー部の回動により該本体部の下方から後方
に畳まれるようにとした。
【０００６】また、本発明に係る車両用安全シート兼用
乳母車は、好適には、上記の構成において更に、前記本
体部は、座席板と、背中を支える背板と、該座席板と背
板とを結合する左右の側面板と、該座席板の前に位置し
座席板とは別に回動可能に結合され水平状態から下方に
所定角度畳まれることが可能な足掛け板とからなり、前
記シャシー部は、前輪部と後輪部とからなり、該前輪部
は、該本体部の下方前部に固定軸を介して左右側に設置
された二つの前輪と、該固定軸の両端に下端が固定され
上端が該左右側面板に回動可能に結合された前方支持フ
レームとを有し、他方、該後輪部は、該本体部の下方後
部の左右側に配置された二つの複式後輪と、該複式後輪
の輪軸に下端が固定され上端は該左右側面板に回動可能
に結合された後方支持フレームと、該前輪部の前方支持
フレームと該後方支持フレームに両端が固定された連結
フレームとからなり、前記把手部は、該左右側面板に回
動可能に結合された把手支持フレームと、該把手支持フ
レームの上端に横方向に設置された把手と、該把手の下
部に横方向に設置され安全シートとして使用する場合に
該把手支持フレームの回動に伴って座席板の方に回動し
て小児の腕を支える位置に配される腕掛け板とからな
り、前記固定手段は、底面が開放された六面体を有し、
その六面体の前部両側に回動軸が形成されて該左右側面
板の間に回動可能に結合され、六面体上面の中央部に引
張スプリングの一端が固定され、該スプリングの他端は
該座席板の下方前部を横切る前方軸に固定され、六面体
後端の中央部には垂直固定板が形成されており、乳母車
として使用する時は該後輪部の両後方支持フレームの間
に延在する支持棒に該垂直固定板が係合して乳母車の使
用形態を維持し、係合状態を解除すると該シャシー部が
回動自在となるように構成される。
乳母車は、好適には、上記の構成において更に、前記本
体部は、座席板と、背中を支える背板と、該座席板と背
板とを結合する左右の側面板と、該座席板の前に位置し
座席板とは別に回動可能に結合され水平状態から下方に
所定角度畳まれることが可能な足掛け板とからなり、前
記シャシー部は、前輪部と後輪部とからなり、該前輪部
は、該本体部の下方前部に固定軸を介して左右側に設置
された二つの前輪と、該固定軸の両端に下端が固定され
上端が該左右側面板に回動可能に結合された前方支持フ
レームとを有し、他方、該後輪部は、該本体部の下方後
部の左右側に配置された二つの複式後輪と、該複式後輪
の輪軸に下端が固定され上端は該左右側面板に回動可能
に結合された後方支持フレームと、該前輪部の前方支持
フレームと該後方支持フレームに両端が固定された連結
フレームとからなり、前記把手部は、該左右側面板に回
動可能に結合された把手支持フレームと、該把手支持フ
レームの上端に横方向に設置された把手と、該把手の下
部に横方向に設置され安全シートとして使用する場合に
該把手支持フレームの回動に伴って座席板の方に回動し
て小児の腕を支える位置に配される腕掛け板とからな
り、前記固定手段は、底面が開放された六面体を有し、
その六面体の前部両側に回動軸が形成されて該左右側面
板の間に回動可能に結合され、六面体上面の中央部に引
張スプリングの一端が固定され、該スプリングの他端は
該座席板の下方前部を横切る前方軸に固定され、六面体
後端の中央部には垂直固定板が形成されており、乳母車
として使用する時は該後輪部の両後方支持フレームの間
に延在する支持棒に該垂直固定板が係合して乳母車の使
用形態を維持し、係合状態を解除すると該シャシー部が
回動自在となるように構成される。
【０００７】
【作用】本発明の構成によれば、乳母車の前輪及び後輪
が座席部の後方に回動されて車両用安全シートとしての
使用に適した形状への切り替えが可能となる。即ち、前
輪及び後輪が座席部の後方に整頓されるので、車両用安
全シートとしての使用時にこれらがシート下方で邪魔を
することがなくなるからである。また、把手部が前方に
畳まれることと相俟って、車両用安全シートとしての使
用時に高さ方向の空間制約も軽減される。加えて、これ
らの構成は、一般に容積を低減するので、車内への搬入
を容易にするとともに、この車両用安全シート兼用乳母
車自身又は車内の寸法設計の自由度を増すことにもな
る。また、乳母車としての使用時には固定手段によって
その形状を保っておくことができる。従って、実用性の
高い車両用安全シート兼用乳母車が提供される。
が座席部の後方に回動されて車両用安全シートとしての
使用に適した形状への切り替えが可能となる。即ち、前
輪及び後輪が座席部の後方に整頓されるので、車両用安
全シートとしての使用時にこれらがシート下方で邪魔を
することがなくなるからである。また、把手部が前方に
畳まれることと相俟って、車両用安全シートとしての使
用時に高さ方向の空間制約も軽減される。加えて、これ
らの構成は、一般に容積を低減するので、車内への搬入
を容易にするとともに、この車両用安全シート兼用乳母
車自身又は車内の寸法設計の自由度を増すことにもな
る。また、乳母車としての使用時には固定手段によって
その形状を保っておくことができる。従って、実用性の
高い車両用安全シート兼用乳母車が提供される。
【０００８】また、本発明の前述した好適な構成によれ
ば、更に、乳母車としての使用時に固定機構は後輪部に
固定された支持棒に垂直固定板が係合されるのでその乳
母車としての形態を堅固に固定させることができて安心
感が増し、また足掛け板及び腕掛け板が提供されるので
小児は安楽に腰掛けた姿勢を維持できるが、これらは前
述の通り折りたたみ可能な構成なので周囲の邪魔にはな
らず特に車内への搭載時やその他の収納時に便利とな
る。
ば、更に、乳母車としての使用時に固定機構は後輪部に
固定された支持棒に垂直固定板が係合されるのでその乳
母車としての形態を堅固に固定させることができて安心
感が増し、また足掛け板及び腕掛け板が提供されるので
小児は安楽に腰掛けた姿勢を維持できるが、これらは前
述の通り折りたたみ可能な構成なので周囲の邪魔にはな
らず特に車内への搭載時やその他の収納時に便利とな
る。
【０００９】
【実施例】以下、本発明に係る車両用安全シート兼用乳
母車の好適な実施例を図面を参照して詳細に説明する。
母車の好適な実施例を図面を参照して詳細に説明する。
【００１０】本発明の一実施例においては、車両用安全
シート兼用乳母車は、図１に示されたように、大きく分
けて本体部１０と、本体部１０の下方に配され、その前
部に設置される前輪部３０と後部に設置される後輪部４
０とからなるシャシー部と、本体部１０の後方の上部に
配置される把手部５０と、本体部１０の下側に設置され
る固定手段６０とから構成される。
シート兼用乳母車は、図１に示されたように、大きく分
けて本体部１０と、本体部１０の下方に配され、その前
部に設置される前輪部３０と後部に設置される後輪部４
０とからなるシャシー部と、本体部１０の後方の上部に
配置される把手部５０と、本体部１０の下側に設置され
る固定手段６０とから構成される。
【００１１】図２に示すように、本体部１０は、座席板
１１と背板１２と側面板１３とからなっている。座席板
１１の両側及び背板１２の両側にはそれぞれ締結リブ１
４が一体的に形成され、左右の側面板１３にはこれらの
リブに対応する締結長孔１５が形成されており、これら
リブを長孔に嵌合することにより座席板１１と側面板１
３及び背板１２と側面板１３は互いに結合される。座席
板１１と背板１２にはベルト挿入孔１６が形成され、こ
のベルト挿入孔１６には図１に示す様な安全ベルト１７
が挿入されるように構成される。座席板１１の前方に
は、足掛け板１８が左右側面板１３の間に回動可能に結
合されて、水平状態から下方に畳まれるように構成され
ている。またその下部にはフック１９が設けられ、この
フック１９は左右側面板の間に架設される前方軸２０に
掛止されて足掛け板１８を水平状態に支持することが可
能になっている。
１１と背板１２と側面板１３とからなっている。座席板
１１の両側及び背板１２の両側にはそれぞれ締結リブ１
４が一体的に形成され、左右の側面板１３にはこれらの
リブに対応する締結長孔１５が形成されており、これら
リブを長孔に嵌合することにより座席板１１と側面板１
３及び背板１２と側面板１３は互いに結合される。座席
板１１と背板１２にはベルト挿入孔１６が形成され、こ
のベルト挿入孔１６には図１に示す様な安全ベルト１７
が挿入されるように構成される。座席板１１の前方に
は、足掛け板１８が左右側面板１３の間に回動可能に結
合されて、水平状態から下方に畳まれるように構成され
ている。またその下部にはフック１９が設けられ、この
フック１９は左右側面板の間に架設される前方軸２０に
掛止されて足掛け板１８を水平状態に支持することが可
能になっている。
【００１２】一方、前記本体部１０の左右側面板１３の
外側面には、上下端がそれぞれ後方及び前方に曲がった
Ｓ字型の補助フレーム２１が所定間隔を置いて結合され
ることにより、本体部１０の全体が堅固に維持されるよ
うに構成されている。また、左右側面板１３の前端の上
部には、小児が投げ出されることを防止しかつ小児を前
方に対して保護するために、座席板１１の上方を横切る
ように保護棒２２が設置されている（図１）。
外側面には、上下端がそれぞれ後方及び前方に曲がった
Ｓ字型の補助フレーム２１が所定間隔を置いて結合され
ることにより、本体部１０の全体が堅固に維持されるよ
うに構成されている。また、左右側面板１３の前端の上
部には、小児が投げ出されることを防止しかつ小児を前
方に対して保護するために、座席板１１の上方を横切る
ように保護棒２２が設置されている（図１）。
【００１３】前輪部３０は、図１及び図２に示すよう
に、左右に並んで設置される二つの車輪３１と、これら
の車輪３１と前記本体部１０を連結する前方支持フレー
ム３２とからなる。前記二つの車輪３１は固定軸３３の
両端に結合され、固定軸３３の両端にはそれぞれ前方支
持フレーム３２の下端が結合されるとともに、各前方支
持フレーム３２の上端は本体部１０を構成する左右側面
板１３の前方下部の外側面に回動可能に結合される。
に、左右に並んで設置される二つの車輪３１と、これら
の車輪３１と前記本体部１０を連結する前方支持フレー
ム３２とからなる。前記二つの車輪３１は固定軸３３の
両端に結合され、固定軸３３の両端にはそれぞれ前方支
持フレーム３２の下端が結合されるとともに、各前方支
持フレーム３２の上端は本体部１０を構成する左右側面
板１３の前方下部の外側面に回動可能に結合される。
【００１４】このような前輪部３０の構造において、前
方支持フレーム３２の上端には引張スプリング３４の一
端が連結され、この引張スプリング３４の他端は、前方
支持フレーム３２と後輪部４０の後方支持フレーム４２
とを連結する連結フレーム３５に固定される。従って、
後述するように、乳母車を車両用安全シートの形状に転
換するために前輪部３０と後輪部４０を後方に畳む時、
その引張スプリング３４の弾性により、後輪部４０は、
本体部１０の左右側面板１３と補助フレーム２１との間
に形成される後方空間に自動的に収容される。
方支持フレーム３２の上端には引張スプリング３４の一
端が連結され、この引張スプリング３４の他端は、前方
支持フレーム３２と後輪部４０の後方支持フレーム４２
とを連結する連結フレーム３５に固定される。従って、
後述するように、乳母車を車両用安全シートの形状に転
換するために前輪部３０と後輪部４０を後方に畳む時、
その引張スプリング３４の弾性により、後輪部４０は、
本体部１０の左右側面板１３と補助フレーム２１との間
に形成される後方空間に自動的に収容される。
【００１５】一方、後輪部４０は、図２に示すように、
それぞれ複式に構成された二つの車輪４１と、本体部１
０を構成する左右側面板１３と後輪４１とを連結する後
方支持フレーム４２とからなる。複式の後輪４１の間に
は輪軸が結合され、この輪軸には後方支持フレーム４２
の下端が結合されており、後方支持フレーム４２の上端
は左右側面板１３の後方下端に回動可能に結合される。
それぞれ複式に構成された二つの車輪４１と、本体部１
０を構成する左右側面板１３と後輪４１とを連結する後
方支持フレーム４２とからなる。複式の後輪４１の間に
は輪軸が結合され、この輪軸には後方支持フレーム４２
の下端が結合されており、後方支持フレーム４２の上端
は左右側面板１３の後方下端に回動可能に結合される。
【００１６】又、前記輪軸には、乳母車として使用する
時に車輪４１の回転を制御する通常の停止具４３が形成
される。
時に車輪４１の回転を制御する通常の停止具４３が形成
される。
【００１７】把手部５０は、図２及び図４に示すよう
に、本体部１０を構成する左右側面板１３の後方中央部
に回動可能に結合された把手支持フレーム５１と、把手
支持フレーム５１の上端に両端が固定された把手５２と
からなる。把手５２の下方には、安全シートとして使用
される場合に小児が腕を掛けるための腕掛け板５３が固
定され、他方、把手支持フレーム５１の上部の外側面に
は乳母車として使用するときに把手支持フレーム５１の
水平状態又は垂直状態への回動を制御するロック部５４
が設置されている。また好ましくは、把手支持フレーム
５１の回動軸には日除け支持幹５５が回動可能に設置さ
れ、日除け５６（図１）が折りたたまれるように構成さ
れる。
に、本体部１０を構成する左右側面板１３の後方中央部
に回動可能に結合された把手支持フレーム５１と、把手
支持フレーム５１の上端に両端が固定された把手５２と
からなる。把手５２の下方には、安全シートとして使用
される場合に小児が腕を掛けるための腕掛け板５３が固
定され、他方、把手支持フレーム５１の上部の外側面に
は乳母車として使用するときに把手支持フレーム５１の
水平状態又は垂直状態への回動を制御するロック部５４
が設置されている。また好ましくは、把手支持フレーム
５１の回動軸には日除け支持幹５５が回動可能に設置さ
れ、日除け５６（図１）が折りたたまれるように構成さ
れる。
【００１８】本実施例の車両用安全シート兼用乳母車を
通常の乳母車として使用するときに乳母車の形状を維持
するのに使用される固定手段６０は、図３に示すよう
に、底面が開放された六面体状に形成され、その上面に
引張スプリング６１の一端が結合され、引張スプリング
６１の他端は本体部１０の座席板１３の下部前方を横切
る前方軸２０に結合される。また、固定手段６０の後端
の中央部には垂直固定板６２が形成されるとともに、後
端の両側には下方から支持棒挿入溝６３が形成されてお
り、後方支持フレーム４２の間に延在する支持棒６４に
垂直固定板６２が係合すると支持棒６４が支持棒挿入溝
６３内に嵌合するようになっている。また、垂直固定板
６２の内面には、支持棒６４と係合した垂直固定板６２
が不用意に離脱してしまわないように、突条６５が形成
されている。
通常の乳母車として使用するときに乳母車の形状を維持
するのに使用される固定手段６０は、図３に示すよう
に、底面が開放された六面体状に形成され、その上面に
引張スプリング６１の一端が結合され、引張スプリング
６１の他端は本体部１０の座席板１３の下部前方を横切
る前方軸２０に結合される。また、固定手段６０の後端
の中央部には垂直固定板６２が形成されるとともに、後
端の両側には下方から支持棒挿入溝６３が形成されてお
り、後方支持フレーム４２の間に延在する支持棒６４に
垂直固定板６２が係合すると支持棒６４が支持棒挿入溝
６３内に嵌合するようになっている。また、垂直固定板
６２の内面には、支持棒６４と係合した垂直固定板６２
が不用意に離脱してしまわないように、突条６５が形成
されている。
【００１９】垂直固定板６２の左右側には切込部６６が
形成されており、これによって垂直固定板６２は上下方
向に可とう性を有する。一方、固定手段６０の前方部左
右側には回動軸６７が突設され、この回動軸６７は本体
部１０の左右側面板１３に挿入される。従って、固定手
段６０は回動軸６７を中心として上下方向に回動可能で
ある。
形成されており、これによって垂直固定板６２は上下方
向に可とう性を有する。一方、固定手段６０の前方部左
右側には回動軸６７が突設され、この回動軸６７は本体
部１０の左右側面板１３に挿入される。従って、固定手
段６０は回動軸６７を中心として上下方向に回動可能で
ある。
【００２０】このように構成される本実施例の車両用安
全シート兼用乳母車の作動方法及び原理を以下に説明す
る。
全シート兼用乳母車の作動方法及び原理を以下に説明す
る。
【００２１】まず、図５に示す乳母車形状から安全シー
ト形状に転換するためには、後輪部４０の後方支持フレ
ーム４２の間に延在する支持棒６４に係合している固定
手段６０の垂直固定板６２を、少し後方に引きながら持
ち上げる。すると、図６に示すように、固定手段６０が
その上面と前方軸２０との間に設置された引張スプリン
グ６１の作用により前方へ引かれるとともに回動軸６７
を中心として上方に回動することによりロック状態が解
除されるので、安全シートへの転換可能な状態になる。
ト形状に転換するためには、後輪部４０の後方支持フレ
ーム４２の間に延在する支持棒６４に係合している固定
手段６０の垂直固定板６２を、少し後方に引きながら持
ち上げる。すると、図６に示すように、固定手段６０が
その上面と前方軸２０との間に設置された引張スプリン
グ６１の作用により前方へ引かれるとともに回動軸６７
を中心として上方に回動することによりロック状態が解
除されるので、安全シートへの転換可能な状態になる。
【００２２】このような状態から、図７に示すように、
前輪部３０を後方に折りたたむと、前方支持フレーム３
２が軸ａを中心として回動して本体部１０の後方に折り
たたまれるとともに、連結フレーム３５を介して後輪部
４０も前輪部３０の回転方向と同じ方向に軸ｂを中心に
回動し、乳母車の全体高さが低くなっていく。
前輪部３０を後方に折りたたむと、前方支持フレーム３
２が軸ａを中心として回動して本体部１０の後方に折り
たたまれるとともに、連結フレーム３５を介して後輪部
４０も前輪部３０の回転方向と同じ方向に軸ｂを中心に
回動し、乳母車の全体高さが低くなっていく。
【００２３】このような状態から、図８に示すように、
後輪部４０を上方に引き上げると、後輪部４０が上方に
折りたたまれ、本体部１０の左右側面板１３の後方上部
と補助フレーム２１との間に画成される空間部に収容さ
れる。また、一端が前方支持フレーム３２の上端に結合
され、他端が前方支持フレーム３２と後方支持フレーム
４２との間で支持フレーム３５に結合された引張スプリ
ング３４の引張作用により、後輪部４０は引き上げられ
た状態に保持される。
後輪部４０を上方に引き上げると、後輪部４０が上方に
折りたたまれ、本体部１０の左右側面板１３の後方上部
と補助フレーム２１との間に画成される空間部に収容さ
れる。また、一端が前方支持フレーム３２の上端に結合
され、他端が前方支持フレーム３２と後方支持フレーム
４２との間で支持フレーム３５に結合された引張スプリ
ング３４の引張作用により、後輪部４０は引き上げられ
た状態に保持される。
【００２４】このように、前輪部３０及び後輪部４０が
完全に折りたたまれた状態から、図９に示すように、把
手部５０のロック部５４を解除した後、把手支持フレー
ム５１を前方に回動させると、把手５２の下部に形成さ
れた腕掛け板５３が左右側面板１３の間に介在された保
護棒２２の上面に乗せられて安全シートの形状に転換さ
れる。
完全に折りたたまれた状態から、図９に示すように、把
手部５０のロック部５４を解除した後、把手支持フレー
ム５１を前方に回動させると、把手５２の下部に形成さ
れた腕掛け板５３が左右側面板１３の間に介在された保
護棒２２の上面に乗せられて安全シートの形状に転換さ
れる。
【００２５】一方、このように転換された安全シートの
形状から乳母車形状に再転換させようとする場合は、前
記安全シートへの転換の逆向きに操作する。即ち、例え
ばまず後輪部４０と前輪部３０を本来の状態に復帰させ
た後、固定手段６０の垂直固定板６２を支持棒６４に係
合させ、把手部５０を回動させて本来の位置に復帰させ
た後、ロック部５４を掛けて固定させる。
形状から乳母車形状に再転換させようとする場合は、前
記安全シートへの転換の逆向きに操作する。即ち、例え
ばまず後輪部４０と前輪部３０を本来の状態に復帰させ
た後、固定手段６０の垂直固定板６２を支持棒６４に係
合させ、把手部５０を回動させて本来の位置に復帰させ
た後、ロック部５４を掛けて固定させる。
【００２６】尚、言うまでもなく上記の実施例は説明の
ためのものであり、本発明はこれに限られるものではな
い。
ためのものであり、本発明はこれに限られるものではな
い。
【００２７】
【発明の効果】上述したように、本発明による車両用安
全シート兼用乳母車は、通常の乳母車として使用できる
とともに、必要な場合は簡単な操作によって自動車の座
席に設置可能な小児用の安全シートに転換して利用で
き、小児を伴う移動にとって頗る便利である。
全シート兼用乳母車は、通常の乳母車として使用できる
とともに、必要な場合は簡単な操作によって自動車の座
席に設置可能な小児用の安全シートに転換して利用で
き、小児を伴う移動にとって頗る便利である。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例に係る車両用安全シート兼用
乳母車を示す斜視図である。
乳母車を示す斜視図である。
【図２】図１の車両用安全シート兼用乳母車の分解斜視
図である。
図である。
【図３】図１の車両用安全シート兼用乳母車の固定手段
の拡大斜視図である。
の拡大斜視図である。
【図４】図１の車両用安全シート兼用乳母車の把手部の
拡大斜視図である。
拡大斜視図である。
【図５】図１の車両用安全シート兼用乳母車が乳母車と
して使用される状態を示す側面図である。
して使用される状態を示す側面図である。
【図６】図１の車両用安全シート兼用乳母車が図５の状
態から固定手段を解除された状態を示す側面図である。
態から固定手段を解除された状態を示す側面図である。
【図７】図１の車両用安全シート兼用乳母車が前輪部と
後輪部を同時に引き上げられている途中の動作を示す側
面図である。
後輪部を同時に引き上げられている途中の動作を示す側
面図である。
【図８】図１の車両用安全シート兼用乳母車が完全に前
輪部と後輪部を引き上げられて折り畳まれた状態を示す
側面図である。
輪部と後輪部を引き上げられて折り畳まれた状態を示す
側面図である。
【図９】図１の車両用安全シート兼用乳母車が図８の状
態から更に把手部を下方に回動された、車両用安全シー
トとして使用される状態を示す側面図である。
態から更に把手部を下方に回動された、車両用安全シー
トとして使用される状態を示す側面図である。
１０ 本体部 ３０ 前輪部 ３５ 連結フレーム ４０ 後輪部 ５０ 把手部 ５３ 腕掛け板 ６０ 固定手段 ６１ 引張スプリング ６２ 垂直固定板 ６４ 支持棒 ６７ 回動軸
Claims (2)
- 【請求項１】 小児が座れる車両用安全シートと兼用さ
れる乳母車であって、該乳母車は、本体部（１０）と、
乳母車としての使用時に該乳母車を押し引きするための
把手を有する把手部（５０）と、本体部に対して回動可
能に配置されたシャシー部と、該シャシー部に取り付け
られた前輪（３１）及び後輪（４１）と、乳母車使用時
において該シャシー部と該本体部間に掛け渡されて該シ
ャシー部の該本体部に対する角度を固定するための固定
手段（６０）とを有し、該把手部（５０）は、乳母車か
ら安全シートへ使用形態を変える時に該本体部（１０）
内に収納されるように該本体部（１０）に対して回動可
能に取付けられており、該前輪（３１）及び該後輪（４
１）は、乳母車から安全シートへ使用形態を変える時に
該シャシー部（３０，４０）の回動により該本体部（１
０）の下方から後方に畳まれることを特徴とする車両用
安全シート兼用乳母車。 - 【請求項２】 前記本体部（１０）は、座席板（１１）
と、背中を支える背板（１２）と、該座席板（１１）と
背板（１２）とを結合する左右の側面板（１３）と、該
座席板（１１）の前に位置し座席板（１１）とは別に回
動可能に結合され水平状態から下方に所定角度畳まれる
ことが可能な足掛け板（１８）とからなり、 前記シャシー部（３０，４０）は、前輪部（３０）と後
輪部（４０）とからなり、該前輪部（３０）は、該本体
部（１０）の下方前部に固定軸（３３）を介して左右側
に設置された二つの前輪（３１）と、該固定軸（３３）
の両端に下端が固定され上端が該左右側面板（１３）に
回動可能に結合された前方支持フレーム（３２）とを有
し、他方、該後輪部（４０）は、該本体部（１０）の下
方後部の左右側に配置された二つの複式後輪（４１）
と、該複式後輪（４１）の輪軸に下端が固定され上端は
該左右側面板（１３）に回動可能に結合された後方支持
フレーム（４２）と、該前輪部（３０）の前方支持フレ
ーム（３２）と該後方支持フレーム（４２）に両端が固
定された連結フレーム（３５）とからなり、 前記把手部（５０）は、該左右側面板（１３）に回動可
能に結合された把手支持フレーム（５１）と、該把手支
持フレーム（５１）の上端に横方向に設置された把手
（５２）と、該把手（５２）の下部に横方向に設置され
安全シートとして使用する場合に該把手支持フレーム
（５１）の回動に伴って座席板（１３）の方に回動して
小児の腕を支える位置に配される腕掛け板（５３）とか
らなり、 前記固定手段（６０）は、底面が開放された六面体を有
し、その六面体の前部両側に回動軸（６７）が形成され
て該左右側面板（１３）の間に回動可能に結合され、六
面体上面の中央部に引張スプリング（６１）の一端が固
定され、該スプリング（６１）の他端は該座席板（１
１）の下方前部を横切る前方軸（２０）に固定され、六
面体後端の中央部には垂直固定板（６２）が形成されて
おり、乳母車として使用する時は該後輪部（４０）の両
後方支持フレーム（４２）の間に延在する支持棒（６
４）に該垂直固定板（６２）が係合して乳母車の使用形
態を維持し、係合状態を解除すると該シャシー部が回動
自在となる、 ことを特徴とする請求項１に記載の車両用安全シート兼
用乳母車。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| KR1019930008567A KR950007778B1 (ko) | 1993-05-19 | 1993-05-19 | 안전시트 겸용 유모차 |
| KR93-8567 | 1993-05-19 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH072117A true JPH072117A (ja) | 1995-01-06 |
Family
ID=19355594
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6105216A Pending JPH072117A (ja) | 1993-05-19 | 1994-05-19 | 車両用安全シート兼用乳母車 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5360221A (ja) |
| JP (1) | JPH072117A (ja) |
| KR (1) | KR950007778B1 (ja) |
| TW (1) | TW255867B (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012523984A (ja) * | 2009-04-16 | 2012-10-11 | ドーナ ホールディングス リミテッド | 転動可能なベビーシートに変換することができるベビー安全カーシート |
| US9505321B2 (en) | 2013-09-17 | 2016-11-29 | Doona Holdings Ltd. | Baby safety seat and a wheel for use therein |
Families Citing this family (18)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| CN1107110A (zh) * | 1993-10-19 | 1995-08-23 | 株式会社丰田自动织机制作所 | 幼儿用座 |
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| DE20020962U1 (de) * | 2000-12-11 | 2002-04-18 | PUKY GmbH & Co. KG, 42489 Wülfrath | Sitz für Kinderfahrzeug |
| DE20020959U1 (de) * | 2000-12-11 | 2002-04-11 | PUKY GmbH & Co. KG, 42489 Wülfrath | Kinderfahrzeug |
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| CN104223845B (zh) * | 2013-06-14 | 2017-04-12 | 明门香港股份有限公司 | 可转换为多种使用状态的儿童座椅 |
| CN103895538A (zh) * | 2014-03-31 | 2014-07-02 | 陈珏雯 | 一种多功能的儿童座椅 |
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| CN107428356A (zh) | 2015-02-10 | 2017-12-01 | 奥斯特伦宝贝公司 | 具有第二车座的婴儿车 |
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1993
- 1993-05-19 KR KR1019930008567A patent/KR950007778B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1993-12-27 US US08/174,285 patent/US5360221A/en not_active Expired - Fee Related
-
1994
- 1994-04-29 TW TW083103874A patent/TW255867B/zh active
- 1994-05-19 JP JP6105216A patent/JPH072117A/ja active Pending
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Also Published As
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|---|---|
| TW255867B (ja) | 1995-09-01 |
| US5360221A (en) | 1994-11-01 |
| KR950007778B1 (ko) | 1995-07-18 |
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