JP6351036B2 - 枕 - Google Patents

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本発明は、枕に関し、詳しくは、車椅子等に設置され、着座した人の体位を安定して保持可能な可搬式バックレストに取り付けられる枕に関するものである。
近年の高齢化社会を背景に、高齢者や自宅療養者の介護サービスが社会的に要請されている。そして、医療面においても、自宅での歯科診療のニーズが高くなってきており、歯科の巡回在宅診療の普及が重要となってきている。
ところで、在宅で歯科診療を行う場合は、患者を車椅子に着座させて行うことが多い。また、歯科診療の際は、内科診療等とは異なり、患者の口腔内を十分観察できるように、患者の姿勢を仰向けにすることが好ましい。しかし、在宅での歯科診療の際に患者が座る車椅子は通常、バックレスト(背もたれ)部分を倒すことができず、患者の姿勢を仰向けにするのは難しい場合が多い。
したがって、車椅子を用いた在宅での歯科診療では、患者は、仰向けではなく、座った状態で首を後ろに反らせた格好を採る。しかしながら、車椅子は通常、ヘッドレストを備えておらず、また、バックレスト部分の高さも十分ではない。そのため、上述の首を後に反らせた格好で姿勢を安定させることは難しい。車椅子に代えて、一般的に家庭に普及している椅子を用いた場合でも同様である。
このため、車椅子等を用いた在宅での歯科診療では、例えば、衛生士や看護士らのアシスタントが患者の後ろに回って、患者の頭部を背後から支えることも行われているが、この場合でも、患者の頭部は不安定な状態であり、患者は安心して治療が受けられないといった問題がある。
車椅子使用者の頭部を支える装置として、車椅子に装着可能なヘッドレストが、例えば、特許文献1や特許文献2に開示されている。
しかしながら、在宅診療先の車椅子の全てに、特許文献1または2に開示されているようなヘッドレストが装着されているわけではない。そのため、在宅歯科診療の際は、診療のための治療用器具に加えて上記のようなヘッドレストを歯科医等が携帯しなければならず、運搬において非常な負担となるばかりか、車椅子へのレッドレストの取り付けのために診療以外の時間がかかるといった問題があった。
特許文献3には、上述の問題を解決するものとして、軽量かつコンパクトであり、持ち運びが容易で、車椅子等に設置することにより、着座した人の体位を安定して保持可能な可搬式バックレストが開示されている。このバックレストでは、着座した人の背中を支えるシート部材に面ファスナーを設け、該面ファスナーに枕を取り付けるようにしている。また、特許文献3には、面ファスナーなどの枕取付部材を設けずに、患者の後頭部付け根と可搬式バックレストとの間に枕を単に挟持することが開示されている。
実開平7−7626号公報 特開2000−5236号公報 特開2014−151142号公報
しかしながら、特許文献3に開示のように可搬式バックレストに面ファスナーを用いる場合、面ファスナーに髪の毛がくっついてひっかかる等して車椅子の利用者に不快感を与えてしまったり、面ファスナーにゴミが付着しやすいので不衛生であったりすることがある。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたもので、車椅子等に設置され、着座した人の体位を安定して保持可能な可搬式バックレストに取り付けられる枕であって、不快感を与えることがなく衛生的なものを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の第1の技術手段は、略四角形状のシート部材の両端にそれぞれ支柱を設けた可搬式バックレストに取り付けられ、利用者の頭部を支える枕本体部を有する枕であって、前記支柱のそれぞれに対し着脱可能に取り付けられる取付部材を、前記枕本体部の両端に有し、前記可搬式バックレストが立て掛けて使用された際に、前記枕本体部と前記取付部材とを接続し前記枕本体部と前記取付部材との間の距離を調節することによって前記枕本体部の高さ調整が可能な調節部材を、前記枕本体部の両端に有することを特徴としたものである。
本発明の第2の技術手段は、第1の技術手段において、前記取付部材が、前記支柱の任意の箇所を掴む掴持部材であり、前記調節部材が、前記枕本体部と前記取付部材とを接続する紐であることを特徴としたものである。
本発明によれば、車椅子等に設置され、着座した人の体位を安定して保持可能な可搬式バックレストに取り付けられて用いられる場合でも、車椅子の利用者に不快感を与えず、衛生的にすることができる。
本発明の枕が取り付けられる可搬式バックレストの一例を説明するための図である。 図1の可搬式バックレストの巻き畳んだ状態を示す図である。 本発明の枕の一例を示す図である。 図3の枕を取り付けた図1の可搬式バックレストを車椅子に装着した例を示す図である。 図1の可搬式バックレストに取り付けられた状態の図3の枕の一端の拡大図である。 図3の枕を取り付けた図1の可搬式バックレストを患者が利用している状態を示す図である。 本発明の枕の他の例を説明するための図である。 図7の紐を示す図である。
以下、図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明する。以下の説明において、異なる図面においても同じ符号を付した構成は同種のものであるとして、その説明を省略する場合がある。
図1は、本発明の枕が取り付けられる可搬式バックレストの一例を説明するための図であり、図1(A)は可搬式バックレストの斜視図、図1(B)は図1(A)の可搬式バックレストに用いられる支柱の斜視図である。
図1(A)の可搬式バックレスト1は、略四角形状のシート部材2の両側端に支柱3を設けたものである。シート部材2は、ナイロン生地や綿布などの比較的丈夫な素材からなっている。支柱3は、図1(B)に示すように、長尺の筒状部材からなり、例えば合成樹脂パイプや金属パイプ等から構成され、所定の可撓性を有していることが好ましい。
シート部材2に支柱3を取り付ける方法としては、例えば、図1(A)における上側の端部が開口され同下側の端部が閉じられた筒状の支柱装着部4をシート部材2の両端に設け、その支柱装着部4の開口側から支柱3を挿入してシート部材2に着脱自在に取り付ける方法がある。
図2は、図1の可搬式バックレスト1の巻き畳んだ状態を示す図である。可搬式バックレスト1は、該バックレスト1を巻き畳んだ状態で維持するための緊縛部材としてベルト部材5を有する。これにより、可搬式バックレスト1はコンパクトにまとめられ持ち運びが容易になっている。なお、ベルト部材5は、図1(A)では見えないシート部材2の裏側に設けられている。
図3は、本発明の枕の一例を示す図である。
図3の枕10は、図1の可搬式バックレスト1に取り付けられて用いられるものであって、利用者の頭部を支える枕本体部11と、可搬式バックレスト1の支柱3の任意の位置を掴持する掴持部材12と、枕本体部11と掴持部材12とを接続する紐13が設けられている。掴持部材12及び紐13は、図では枕本体部11の一端にのみ設けられているように見えるが、実際は両端に設けられている。
なお、掴持部材12及び紐13は、本発明の「取付部材」及び「調節部材」の一例である。
図4は、図3の枕10を取り付けた可搬式バックレスト1を車椅子に装着した状態を示す図である。
可搬式バックレスト1は、往診先にて図示のように車椅子50の背もたれ51に立て掛けて使用される。その際、患者と可搬式バックレスト1との間に枕10が挿入される。枕10は、可搬式バックレスト1の支柱3の任意の位置に着脱可能に取り付けられる掴持部材12によって、患者の体格の大小に係らず、患者に対する所望の位置(例えば患者の後頭部付け根)に位置するように固定される。
この枕10によって、患者は背中から頭部に掛けて安定してその体位を維持することができる。また、枕10では、面ファスナー等を用いていないので、患者の髪の毛が引っ掛かることがないため不快感を与えることがなく、且つ、ゴミが付着しないため衛生的である。
さらに、枕本体部11と掴持部材12とを紐13で接続しているため、掴持部材12の位置をずらさなくても枕本体部11の位置を微調整できるので、患者が微妙に姿勢を変えた場合に枕本体部11を適切な位置にずらすことができ、また、枕10の取付時間を短くすることができ、診療時間が長くなるのを防ぐことができる。
図5は、可搬式バックレスト1に取り付けられた状態の枕10の一端の拡大図である。なお、枕10の上記一端についてのみ説明するが、他端の構成は上記一端と同様である。
図5に示すように、枕10の枕本体部11のカバー11aは、その端部に孔11cを有する舌片11bが設けられている。なお、カバー11aは、拭き掃除などによる清掃を容易にする目的や美観向上の目的で合成皮革製や人工皮革製である。
掴持部材12は、例えば金属製や樹脂製であり、つまみ部分12aに孔12bを有する。
紐13は、例えば合成繊維製や天然繊維製であり、枕本体部11の孔11cと掴持部材12の孔12bの両方に通される。
紐13は、その両端に、孔11c及び孔12bより大径な結び目が設けられ、該結び目によって孔11c及び孔12bより抜け落ちないようになっている。また、紐13は、その結び目の位置を変更することによって枕本体部11と掴持部材12との距離を調節可能になっている。
枕本体部11と掴持部材12との距離は、歯医者等の使い勝手上好みが分かれるので上述のように調整可能なことが好ましい。
図6は、枕10を取り付けた可搬式バックレスト1を患者が利用している状態を示す図である。
患者の中には、図示するように、片麻痺で上肢が左右に傾いている患者Pもいる。枕10では、掴持部材12を両端で異なる高さに取り付けることができるので、上述のような患者Pに合わせて枕本体部11の角度を調整して、その角度のまま保持することができる。
図7は、本発明の枕の他の例を説明するための図である。図8は、図7の枕10´の紐13´を示す図である。
図7の枕10´と図3の枕10との相違部分は、紐13´(13)の構成である。
図7の枕10´の紐13´は、図8に示すように、枕本体部11の孔11c及び掴持部材12の孔12bより小径の紐本体13aを有する。該紐本体13aは、枕本体部11の孔11c側の端部において、該孔11cより大径な結び目13bとされており、該結び目13bによって紐本体13aが孔11cより抜け落ちないようになっている。また、紐本体13aには、掴持部材12の孔12b側の任意の位置に留めることが可能であり該孔12bより大径なアジャスタ13cが取り付けられている。このアジャスタ13cによって、紐本体13aが孔12bより抜け落ちないようになっていると共に、枕本体部11と掴持部材12との距離を調節可能になっている。
以上の例では、枕本体部のカバーに、孔を有する舌片を設け、上記孔を用いて舌片に紐を固定する形態であったが、舌片を設けずに、紐を直接カバーに縫いつけて固定するようにしてもよい。
また、以上の例では、掴持部材のつまみ部分に孔を設け、該孔を用いてつまみ部分に紐を固定する形態であったが、孔を設けずに、つまみ部分に紐を固結するようにしてもよい。
1…可搬式バックレスト、2…シート部材、3…支柱、4…支柱装着部、5…ベルト部材
10,10´…枕、11…枕本体部、11a…カバー、11b…舌片、11c…孔、12…掴持部材、12a…つまみ部分、12b…孔、13,13´…紐、13a…紐本体、13b…結び目、13c…アジャスタ、50…車椅子、51…背もたれ。

Claims (2)

  1. 略四角形状のシート部材の両端にそれぞれ支柱を設けた可搬式バックレストに取り付けられ、利用者の頭部を支える枕本体部を有する枕であって、前記支柱のそれぞれに対し着脱可能に取り付けられる取付部材を、前記枕本体部の両端に有し、
    前記可搬式バックレストが立て掛けて使用された際に、前記枕本体部と前記取付部材とを接続し前記枕本体部と前記取付部材との間の距離を調節することによって前記枕本体部の高さ調整が可能な調節部材を、前記枕本体部の両端に有することを特徴とする枕。
  2. 前記取付部材が、前記支柱の任意の箇所を掴む掴持部材であり、前記調節部材が前記枕本体部と前記取付部材とを接続する紐であることを特徴とする請求項1に記載の枕。
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