JP3207753U - 側臥位法嚥下用枕 - Google Patents

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田代 誠
誠 田代
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株式会社ウィステリア
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Abstract

【課題】摂食嚥下障害者が側臥位法を採用して、摂食嚥下するのに好適な枕を提供する。【解決手段】側臥位法嚥下用枕10は、頬載せ枕部11と、頬載せ枕部よりも大きい頭載せ枕部12と、これらの底面を連結する布地からなる連結部13と、頭載せ枕部または頬載せ枕部の底面に着脱可能に固定したタオル14と、を備える。頬載せ枕部と頭載せ枕部の間隔を調整するバンド23をさらに備えることが好ましい。使用状態では、タオル14を頭載せ枕部と頬載せ枕部に掛け、障害者は頭部・頸部・体幹を横向きにした側臥位法で、後頭部を頭載せ枕部に載せ、頬を頬載せ枕部に載せる。障害者の頭部の重みでタオル14が下向きに引っ張られ、頭載せ枕部および頬載せ枕部が変形し、障害者の頬および後頭部が締め付けられ固定される。【選択図】図2

Description

本考案は、介護用品に係り、特に摂食嚥下機能障害者の摂食嚥下時の誤嚥リスクを減少することができる嚥下用枕に関する。
「摂食」とは「食物を食べること」であり、「嚥下」とは「物を飲み下すこと」である(日本国語大辞典)。摂食嚥下機能障害から生じる代表的な問題が誤嚥であり、誤嚥とは「食物などが誤って気管に入る」ことである。このため、誤嚥の心配なく食事ができるように、誤嚥予防姿勢を取らせる枕について、下記特許文献1,2の提案がある。
特許文献1に記載の誤嚥予防姿勢は、ベッドのリクライニング角度30度−60度の仰臥位(仰向けに寝た姿勢)で、下顎の先端部と胸骨の間に約3横指の間隔を呈する角度の頚部前屈姿勢が好ましいとされている。このため、枕本体の頭部がずれないように、四角柱の突起部分を設け、且つ頭部設置面部の縦の中央線に沿って湾曲形状のくぼみを設けた摂食嚥下障害者用の枕が提案されている。
特許文献2には、上記枕と略同一形状の枕部と、該枕部の角度および位置調節が可能な台座部とからなり、車椅子の背もたれ又はベッドのリクライニング角度を調節した後、適切な高さ位置に台座部を固定し、頭頚部傾斜角度を誤嚥しにくい角度に枕部を台座部に対して調整可能とした摂食嚥下用の枕が提案されている。
ところが、最近の研究では、非特許文献1によれば、平坦なベッド上で、頚部および頭部の側面が真下になるように横になり、肩と骨盤はベッド面に対して垂直にする完全側臥位法(横向きに寝た姿勢)を取ると、重力の作用で、中〜下咽頭の側壁に食塊が貯留し、誤嚥リスクが減少することが報告されている。
実用新案登録第3123323号公報 実用新案登録第3126940号公報
「重度嚥下障害患者に対する完全側臥位法による嚥下リハビリテーション」、福村直毅、牧上久仁子、福村弘子、田口充、大澤麻衣子、茂木紹良、総合リハビリテーション、第40巻、第10号、1335〜1343、2012年10月10日発行、医学書院
本考案は上述の事情に基づいてなされたもので、摂食嚥下機能障害者が頭部・頸部・体幹を真横にした側臥位法を採用して、摂食嚥下するのに好適な枕を提供することを目的とする。
本考案の側臥位法嚥下用枕は、頬載せ枕部と、該頬載せ枕部よりも大きい頭載せ枕部と、これらの底面を連結する布地からなる連結部と、前記頭載せ枕部または頬載せ枕部の底面に着脱可能に固定したタオルと、を備えたことを特徴とする。前記頬載せ枕部と前記頭載せ枕部の間隔を調整可能なバンドをさらに備えることが好ましい。
本考案によれば、頭載せ枕部と布地からなる連結部と頬載せ枕部を並べて配置し(図3参照)、タオルを頭載せ枕部と頬載せ枕部に掛ける(図4参照)。そして、障害者は頭部・頸部・体幹を横向きにした側臥位法で、後頭部を頭載せ枕部に載せ、頬を頬載せ枕部に載せる。
すると、障害者の頭の重みでタオルが下向きに引っ張られ、頭載せ枕部および頬載せ枕部が変形し、障害者の頬および後頭部を締め付けるように固定する(図5参照)。これにより、障害者の頭部が頚部に対してそれらの側面を真下にしてしっかりと固定され、動かなくなることから、側臥位法の摂食嚥下により誤嚥リスクが減少する。
本考案の一実施例の側臥位法嚥下用枕の斜視図である。 図1の枕の裏面側の拡大斜視図である。 図1の枕の要部の長手方向に沿った断面図である。 タオルを頭載せ枕部と頬載せ枕部に掛けた段階の断面図である。 使用者の頭を頭載せ枕部と頬載せ枕部で固定した段階の断面図である。 図1の枕の使用状態の斜視図である。
以下、本考案の実施形態について、図1乃至図6を参照して説明する。なお、各図中、同一または相当する部材または要素には、同一の符号を付して説明する。
図1および図2は本考案の一実施例の側臥位法嚥下用枕10の構造を示す。この枕10は、頬載せ枕部11と、該頬載せ枕部よりも大きい頭載せ枕部12と、これらの底面を連結する布地からなる連結部13とからなる。頬載せ枕部11は図5−6に示すように使用者の頬30a(前頭部)を載せる枕である。そして、頭載せ枕部も図5−6に示すように使用者の後頭部30bを載せる枕である。枕部11,12自体はプラスチックや籾殻を布の袋に詰めた適度な硬さがある枕である。
完全側臥位法では、使用者がその頭部および頚部の側面が真下になるように横になるので、頭部30の前頭部側(顔側)が頬載せ枕部11により支持され、頭部30の後頭部側が頭載せ枕部12により支持される。このため、頬載せ枕部11は口および顎が自由に動けるように、頭載せ枕部12に対して小さな枕となっている。
頭載せ枕部12の底面の固定部Aには、開閉可能なクリップ21が接続され、クリップ21によりタオル14が着脱可能に固定されている。これにより、タオル14が摂食中に汚れた場合等に交換が可能となる。なお、本実施例では、タオル14が頭載せ枕部12の底面に固定されているが、頬載せ枕部11の底面に固定するようにしてもよい。
布地からなる連結部13の底面Bにはバンド23の締め具22が接続されている。バンド23のクリップ21との接続部から締め具22迄の長さを調整することで、頭載せ枕部12と頬載せ枕部11の間隔を調整することが可能である。これにより、使用者の頭部30の大きさに対応させ、頭載せ枕部12と頬載せ枕部11を最適な間隔に調整することが可能となる。
次に、この枕の使用方法について、図3―6を参照して説明する。図3はこの枕の使用のための準備段階を示す。この段階では、頭載せ枕部12と布地からなる連結部13と頬載せ枕部11を並べて配置する。頭載せ枕部12の底面に接続したタオル14は広げられた状態である。なお、図6に示すように、完全側臥位法では、使用者がその肩、頚部、頭部の側面を真下にして摂食嚥下がなされる。このため、使用者の頭の高さを調整するため、普通の枕等の補助枕25を嚥下用枕10の下に配置することが好ましい。
次に、図4に示すように、タオル14を頭載せ枕部12と頬載せ枕部11に掛け、その端部を頬載せ枕部11の底面に敷き込む。そして、使用者は頭部・頸部・体幹を横向きにした完全側臥位法で、頭部30の後頭部30bを頭載せ枕部12に載せ、頬30aを頬載せ枕部11に載せる。すると、使用者の頭部30の重みでタオル14が下向きに引っ張られ、図5に示すように、頭載せ枕部12および頬載せ枕部11が変形し、使用者の頬(前頭部)30aおよび後頭部30bを締め付けた状態で頭部30を固定する。
これにより、使用者の頭部が頚部に対してしっかり固定され、動かなくなることから、側臥位法で摂食嚥下が安定して行え、この枕10の使用により誤嚥リスクが減少する。すなわち、頭部・頸部・体幹を横向きにした側臥位法を取ることで、咽頭側面に重力で食塊を安全に貯留するスペースができるが、この枕10の使用により摂食した食塊を安全にその貯留スペースに送り込むことが可能となる。
本考案は、側臥位法を用いた摂食嚥下機能障害者の摂食嚥下に利用可能である。

Claims (2)

  1. 頬載せ枕部と、該頬載せ枕部よりも大きい頭載せ枕部と、これらの底面を連結する布地からなる連結部と、前記頭載せ枕部または頬載せ枕部の底面に着脱可能に固定したタオルと、を備えた側臥位法嚥下用枕。
  2. 前記頬載せ枕部と前記頭載せ枕部の間隔を調整するバンドをさらに備えた、請求項1に記載の側臥位法嚥下用枕。
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