JP6080036B2 - 腰痛改善器 - Google Patents
腰痛改善器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6080036B2 JP6080036B2 JP2012199884A JP2012199884A JP6080036B2 JP 6080036 B2 JP6080036 B2 JP 6080036B2 JP 2012199884 A JP2012199884 A JP 2012199884A JP 2012199884 A JP2012199884 A JP 2012199884A JP 6080036 B2 JP6080036 B2 JP 6080036B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- subject
- sciatic
- support
- support part
- back pain
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 208000008035 Back Pain Diseases 0.000 title claims description 154
- 210000004197 pelvis Anatomy 0.000 claims description 126
- 208000008930 Low Back Pain Diseases 0.000 claims description 103
- 210000001217 buttock Anatomy 0.000 claims description 96
- 210000000689 upper leg Anatomy 0.000 claims description 85
- 210000000988 bone and bone Anatomy 0.000 claims description 67
- 210000003205 muscle Anatomy 0.000 description 120
- 210000001624 hip Anatomy 0.000 description 97
- 230000036544 posture Effects 0.000 description 81
- 208000002193 Pain Diseases 0.000 description 51
- 230000006872 improvement Effects 0.000 description 44
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 43
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 27
- 230000017531 blood circulation Effects 0.000 description 25
- 206010049816 Muscle tightness Diseases 0.000 description 21
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 21
- 230000036541 health Effects 0.000 description 21
- 206010049565 Muscle fatigue Diseases 0.000 description 17
- 210000004705 lumbosacral region Anatomy 0.000 description 17
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 16
- 210000003127 knee Anatomy 0.000 description 15
- 238000001467 acupuncture Methods 0.000 description 14
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 13
- 230000009471 action Effects 0.000 description 12
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 12
- 210000001991 scapula Anatomy 0.000 description 11
- 230000037396 body weight Effects 0.000 description 7
- 239000000463 material Substances 0.000 description 7
- 238000004898 kneading Methods 0.000 description 6
- 238000000034 method Methods 0.000 description 6
- JOYRKODLDBILNP-UHFFFAOYSA-N Ethyl urethane Chemical compound CCOC(N)=O JOYRKODLDBILNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 5
- 230000008859 change Effects 0.000 description 5
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 5
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 4
- 230000037237 body shape Effects 0.000 description 4
- 150000001875 compounds Chemical class 0.000 description 4
- 239000012141 concentrate Substances 0.000 description 4
- 239000004744 fabric Substances 0.000 description 4
- 210000002414 leg Anatomy 0.000 description 4
- 230000002572 peristaltic effect Effects 0.000 description 4
- 229920000642 polymer Polymers 0.000 description 4
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 4
- 125000002066 L-histidyl group Chemical group [H]N1C([H])=NC(C([H])([H])[C@](C(=O)[*])([H])N([H])[H])=C1[H] 0.000 description 3
- 210000001015 abdomen Anatomy 0.000 description 3
- 239000000123 paper Substances 0.000 description 3
- 239000011087 paperboard Substances 0.000 description 3
- 230000000452 restraining effect Effects 0.000 description 3
- 208000008765 Sciatica Diseases 0.000 description 2
- 230000036772 blood pressure Effects 0.000 description 2
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 2
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 2
- 208000037265 diseases, disorders, signs and symptoms Diseases 0.000 description 2
- 208000035475 disorder Diseases 0.000 description 2
- 229920002803 thermoplastic polyurethane Polymers 0.000 description 2
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 2
- 239000002023 wood Substances 0.000 description 2
- 208000031638 Body Weight Diseases 0.000 description 1
- 206010013642 Drooling Diseases 0.000 description 1
- 241001465754 Metazoa Species 0.000 description 1
- 101100460719 Mus musculus Noto gene Proteins 0.000 description 1
- 241000282320 Panthera leo Species 0.000 description 1
- 208000003251 Pruritus Diseases 0.000 description 1
- 208000008630 Sialorrhea Diseases 0.000 description 1
- 229920006311 Urethane elastomer Polymers 0.000 description 1
- 101100187345 Xenopus laevis noto gene Proteins 0.000 description 1
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 1
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 1
- 230000002354 daily effect Effects 0.000 description 1
- 230000003203 everyday effect Effects 0.000 description 1
- 210000003414 extremity Anatomy 0.000 description 1
- 239000012212 insulator Substances 0.000 description 1
- 230000007803 itching Effects 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 229920003023 plastic Polymers 0.000 description 1
- 239000004033 plastic Substances 0.000 description 1
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 1
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
- 238000000638 solvent extraction Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)
- Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)
- Finger-Pressure Massage (AREA)
Description
被験者の上半身を支持して腰を浮かせ腰部にかかる上半身の重力を取り除き、下半身の重さで腰部の筋肉を伸ばして解す腰痛予防軽減用補助具や健康器具がある。(特許文献4、5参照)
握持部材と背もたれ部材、座枠や座枠に着脱可能な揉み具で構成され、座枠には、前枠と後枠に揉み部と揉み具を着脱可能な溝を左右一対に横枠に設けてある。さらに、座枠は、被験者が握持部材を握持して臀部を座枠の揉み部に押し当てて揺動して、あるいは揉み具を座枠に取り付けて臀部を揉み部の上に位置して揉み具を操作して搖動して使用する仕組である。座枠は強い負荷に耐える頑丈な構造でなければならない。腰痛は通勤や出張、旅行で電車や自動車を利用して移動中に起こりやすいと言われる。マッサージ椅子は、握持部材と背もたれ部材、座枠や座枠に着脱可能な揉み具で構成され、被験者が握持部材を握持して臀部を座枠の揉み部に押し当てて揺動して、あるいは揉み具を座枠に取り付けて臀部を揉み部の上に位置して揉み具を操作して搖動して使用する。強い負荷に耐える頑丈な構造が必要で、携帯に容易な軽量小型の構造とすることは困難であり、携帯して移動中に起こる腰痛を防止することはできないという課題がある。
握持部材と背もたれ部材、座枠や座枠に着脱可能な揉み具で構成され、座枠には、前枠と後枠に揉み部と揉み具を着脱可能な溝を左右一対に横枠に設けてある。また、座枠は被験者が握持部材を握持して臀部を座枠の揉み部に押し当てて揺動、あるいは被験者が揉み具を座枠に取り付けて臀部を揉み部の上に位置して揉み具を操作して搖動して使用する強い負荷に耐える強度を有する構造である。マッサージ椅子は、握持部材と背もたれ部材、座枠や座枠に着脱可能な揉み具で構成され、被験者が握持部材を握持して臀部を座枠の揉み部に押し当てて揺動して、あるいは揉み具を座枠に取り付けて臀部を揉み部の上に位置して揉み具を操作して搖動して使用する。被験者が握持部材を握持して体を揺動する、あるいは座枠に揉み具を取り付けて搖動操作する仕組でなるマッサージ椅子の構造の全部あるいは一部を用いて、病院や公共施設で使用されるベンチ椅子、バスや電車の乗客の座るシートなど、被験者が位置可能な空間を制限される場所で使用可能な構造に構成することは困難であるという課題がある。
握持部材と背もたれ部材、座枠や座枠に着脱可能な揉み具で構成され、座枠には、前枠と後枠に揉み部と揉み具を着脱可能な溝を左右一対に横枠に設けてある。さらに、座枠は、被験者が握持部材を握持して臀部を座枠の揉み部に押し当てて揺動して、あるいは揉み具を座枠に取り付けて臀部を揉み部の上に位置して揉み具を操作して搖動して使用する仕組である。マッサージ椅子は個人が対象で、ひとりで使用する仕組でなる構成であって、マッサージ椅子の構造の全部あるいは一部を用いて、病院や公共施設で使用されるベンチ椅子、バスや電車の乗客の座るシートなど、大勢の人が頻繁に入れ替わり使用し、また同時に複数の人が使用するベンチ椅子やシートで使用可能な構造に構成することは困難であるという課題がある。
(1)座骨が立つと骨盤が立って、背骨が緩やかなS字の生理的湾曲を描く正しい姿勢が形成され、腰痛を予防し改善する効果があるという説がある。本発明の腰痛改善器は、被験者が臀部と大腿部の接続部を被験者支持部に位置すると、被験者の上半身の重みは骨盤に負荷される。腰臀部は上半身の重みで、臀部と大腿部の接続部周辺部で被験者支持部に当接した位置を軸に被験者支持部の下位置に向かって回転する。腰臀部が回転すると、座骨が被験者支持部の概垂直下に潜り込むように骨盤も回転するが、座骨が被験者支持部の斜下方後位置にある座骨支持部に当接すると制止され停止する。すると、座骨点が座骨支持部の斜下方後位置に自然に位置されて座骨と骨盤が立つ。骨盤が立つと背骨が緩やかなS字の生理的湾曲を描いて正しい姿勢が形成される。
(2)本発明の腰痛改善器は、被験者が臀部と大腿部の接続部を被験者支持部に位置すると、被験者の上半身の重みは骨盤に負荷される。腰臀部は上半身の重みで、臀部と大腿部の接続部周辺部で被験者支持部に当接した位置を軸に被験者支持部の下位置に向かって回転する。腰臀部が回転すると、座骨が被験者支持部の概垂直下に潜り込むように骨盤も回転するが、座骨が被験者支持部の斜下方後位置にある座骨支持部に当接すると制止され停止する。すると、座骨点が座骨支持部の後位置に位置される。さらに、被験者が背凭れに上体をあずけると、被験者は、被験者支持部と座骨支持部と背凭れの3箇所で支持され腰臀部が吊下がって保持され、腰部に負荷される上半身の重みが除去され重力から解放される。さらに、骨盤が浮いて吊り下がって保持されて、下半身(骨盤)の自重で腰部の周辺の筋肉が牽引される。
(3)本発明の腰痛改善器は、被験者が臀部と大腿部の接続部を被験者支持部に位置すると、被験者の上半身の重みは骨盤に負荷される。臀部と大腿部の接続部の周辺の筋肉を、被験者支持部と骨盤で挟んで上半身の重みで押圧伸展する。
(4)本発明の腰痛改善器は、被験者が臀部と大腿接続部被験者支持部に位置すると、被験者の上半身の重みは骨盤に負荷される。被験者が背凭れに上体をあずけると骨盤は吊下がって保持されており、骨盤に負荷された被験者の上半身の重みは被験者支持部と座骨支持部と背凭れの3箇所に分担して受持される。
(5)本発明の腰痛改善器は、腰部の筋肉を被験者の骨盤の重みで牽引し、腰にかかる上半身の重みを除去して重力から解放する。また被験者支持部で被験者の腰臀部周辺の筋肉やツボを押圧伸展あるいは揉み解し可能で、さらに骨盤を立てて背骨が緩やかなS字の生理的湾曲を維持する正しい姿勢を形成可能である。複数の腰痛改善機能を有する多機能な腰痛改善器を構成可能である。
(1)本発明の腰痛改善器は、座骨点が座骨支持部の斜下方後位置に自然に位置されて座骨と骨盤が立ち背骨が緩やかなS字の生理的湾曲を描いて正しい姿勢を形成可能で腰痛を予防し改善する。
(2)本発明の腰痛改善器は、被験者が被験者支持部と座骨支持部と背凭れの3箇所で支持され、腰臀部は吊下がって保持されるので、腰は姿勢を支えない。従って腰部の筋肉に負担がかかることがなく、筋肉が疲労して不快感や痛みを生じることもない。
(3)本発明の腰痛改善器は、被験者が被験者支持部と座骨支持部と背凭れの3箇所で支持され、腰臀部は吊下がって保持されるので、腰部に負荷される上半身の重みが除去され重力から解放される。従って腰部の筋肉に負担がかかることがなく、筋肉が疲労して不快感や痛みを生じることもない。
(4)本発明の腰痛改善器は、被験者が被験者支持部と座骨支持部と背凭れの3箇所で支持され、腰臀部は吊下がって支持される。すると骨盤も吊り下がる。骨盤が吊り下がると腰部の筋肉を略垂直方向に引っ張る重石になり、臀部の筋肉を牽引する。従って腰部の筋肉の疲労による不快感や痛みが改善される。
(5)本発明の腰痛改善器は、被験者が臀部と大腿部の接続部を被験者支持部に位置して背凭れに上体をあずけると、腰臀部が吊下がって保持される。上半身の重みは骨盤に負荷されるが、骨盤も吊り下がっているので被験者の上半身の重みは被験者支持部と座骨支持部と背凭れの3箇所で支持される。特許文献2の自働腰臀揉み器は被験者の腰臀部を押圧伸展するための腰臀揉み器であって、被験者の上半身の重みを一本の被験者支持部材に集中して最大利用して、臀部と大腿部の接続部周辺の筋肉を揉み解す仕組みで構成される。被験者支持部材に掛かる上半身の重みを調整する仕組みがなく、被験者支持部が当接する部位に、被験者の上半身の重みが集中して起こる圧痛を軽減することができる。
(6)本発明の腰痛改善器は、複数の腰痛改善機能を有する多機能の腰痛改善器であって、姿勢や座り方に応じた機能がそれぞれ適時に、また自在に作用して腰の疲労、不快感、痛みを予防する。さらに、長く腰かけることで腰の疲労を回復し、不快感、痛みを改善する。
(7)本発明の腰痛改善器は、複数の腰痛改善機能を有する多機能の腰痛改善器であって、姿勢や座り方に応じた機能がそれぞれ適時に、また自在に作用する。「正しい姿勢」を作ることを腰痛対策とする従来の腰痛改善器は被験者に姿勢を強制するものが多い。しかし、被験者にとって同じ姿勢を長い時間強制されることは苦痛である。本来、体には座っている間、常に動いていたい姿勢を変えたいという欲求があって無意識で体を動かしている。本発明の腰痛改善器は、被験者は姿勢や座り方を自在に変えることができるので快適に腰の疲労、不快感、痛みを予防し改善できる。
(8)従来の腰痛改善器には、特許文献1のマッサージ椅子、特許文献3の腰痛予防補助具、特許文献4の腰痛予防軽減用補助具、及び特許文献5の健康器具をはじめ、姿勢を矯正したり、筋肉を揉んだり、ツボを押したり、あるいは腰臀部に負荷する体圧を制御する、腰部を牽引するなど被験者が身体を搖動操作する、あるいは被験者の身体を制御、拘束して使用する専用器が多い。被験者には姿勢や座り方に好みや癖があって、本願発明の腰痛改善器は被験者の身体を制御、拘束せずに、被験者の好みや癖から形成される座り方、姿勢に合わせて腰痛改善機能が自然に作用して腰の疲労、不快感、痛みを予防し改善できる。
(9)また、人間工学に基づいて開発された椅子で、骨盤が立って背骨が緩やかなS字の生理的湾曲を維持する正しい姿勢に被験者の姿勢を矯正する椅子がある。被験者が椅子に座ると上半身の重みは骨盤で支持され、骨盤(座骨)は椅子の座面に押し付けられる。座面には骨盤を押し付ける力に対する反発する力が生じて、上半身の重みは腰部に負荷される。座面で被験者を支持する椅子は、骨盤(座骨)が座面に押し付けられ生じる反発力を解消することができず、長時間、椅子に座っていると上半身の重みで腰を支える筋肉が疲労して不快感や痛みを生じる。しかも、腰掛ける時間の長さに比例する。本願発明の腰痛改善器は被験者の好みや癖から形成される座り方、姿勢に合わせて腰痛改善機能が自然に作用して腰の疲労、不快感、痛みを予防し改善できるので、腰かける時間に比例して腰の疲労がとれて腰が軽くなる。
(1)本発明の腰痛改善器は、腰痛改善機能を複数有する多機能の腰痛改善器であって、座れば自然に、適時、自在に腰痛改善機能が作用する。例えば、普通の椅子として使用し、仕事や作業するために座っている時間を利用して、仕事や作業をしながら「ながら」で腰痛を改善することができる。してみると、特許文献1のマッサージ椅子、特許文献3の腰痛予防補助具、特許文献4の腰痛予防軽減用補助具、及び特許文献5の健康器具をはじめ、従来の腰痛改善器には、姿勢を矯正したり、筋肉を揉んだり、ツボを押したり、あるいは腰臀部に負荷する体圧を制御する、腰部を牽引するなど被験者が身体を搖動操作する、あるいは被験者の身体を制御、拘束して使用するものが多く、被験者が腰かけて仕事や作業をしながら手足を動かす、あるいは、一日に何回も立ったり座ったりの動作が繰り返される普通の椅子のように使えない。また、被験者が身体を搖動操作する、あるいは被験者の身体を制御、拘束する特別の空間と時間が必要で、仕事や作業をしながら腰痛を改善することができないという課題が解決される。
(2)本願発明の腰痛改善器は、被験者は両手の自由を奪われないので、腰かけて作業をしながら使え、作業をしている間に腰部の筋肉を牽引、あるいは筋肉やツボを押圧伸展するなどの効果が得られ、日常生活で椅子やベンチが使われる場所で使えば生活時間を有効に利用できる。また、一日のなかで最も座る時間が長いといわれる会社や事業所で執務や作業をするときの椅子として使えるので、仕事時間を有効に利用できる。してみると、従来の腰痛改善器は特別に時間が必要で、一日の中で座る時間が最も長い作業時間や生活時間を有効に利用できないという課題が解決される。
(1)本願発明の腰痛改善器は椅子やベンチ、シートの座面に置いて使用する座布団型に構成可能である。会社や事業所で執務や作業をするときに使用される椅子や、病院や公共施設の待合で使用されるベンチ、バスや電車、航空機などで移動する乗客の座るシート、また、人が頻繁に入れ替わる業務用自動車あるいは産業用車両の運転者用シートなど、背凭れのある椅子やベンチ、シートの座面に本願発明の腰痛改善器を置くだけで、簡単に腰痛対策椅子に変えることができる。
(2)本願発明の腰痛改善器は椅子やベンチ、シートの座面に置いて使用する座布団型に構成可能で、軽量、小型で携帯可能に構成することができる。持ち運んで移動先にある椅子やベンチで使うことができる。特許文献1のマッサージ椅子、特許文献4の腰痛予防軽減用補助具、及び特許文献5の健康器具は、座部と背凭れ部にそれぞれ被験者の身体を支持するための部材を有する構造であって、軽量、小型で携帯可能に構成することは困難で、携帯して持ち運んで移動先にある椅子やベンチで使えないという課題が解決される。
(3)腰痛は椅子に腰かけて、会社や事業所で執務や作業をしている時に起こりやすく、バスや電車、航空機などで移動している時、また、業務用自動車あるいは産業用車両を運転している時などに起きやすい。背凭れのある普通の椅子やベンチ、シートの座面に置くだけで使える本願の腰痛改善器は、腰痛の予防にもっとも必要で役に立つ時に使える。しかし、特許文献1のマッサージ椅子、特許文献3の腰痛予防補助具、特許文献4の腰痛予防軽減用補助具、及び特許文献5の健康器具などの従来の腰痛改善器は、姿勢を矯正し、筋肉を揉み、ツボを押し、あるいは腰臀部に負荷する体圧を制御し、腰部を牽引するなど、被験者が身体を搖動操作するあるいは被験者の身体を制御、拘束して使用するもので、座部と背凭れ部にそれぞれ役割があって、座部に機能を集約できず座布団型に構成することができない。してみると従来の腰痛改善器が腰痛の予防にもっとも役に立つ時に使えないという課題が解決される。
(4)本願発明の腰痛改善器は椅子やベンチ、シートの座面に置いて使用する座布団型に構成可能である。会社や事業所、病院や公共施設、バスや電車などで、既に使用されている椅子やベンチ、シートを改造しなくても、座面に置くだけで、簡単に腰痛対策椅子に変えることができる。してみると、特許文献1のマッサージ椅子、特許文献4の腰痛予防軽減用補助具、及び特許文献5の健康器具などは、座部と背凭れ部にそれぞれ被験者の身体を支持するための部材を設けて、相互に機能して腰痛改善効果が得られる仕組みであって、基本構造全部あるいは一部を使用中の椅子やベンチ、シートで使用するには、これを改造しなくてはならないという課題が解決される。
(5)病院や公共施設で使用されるベンチ、バスや電車の乗客の座るシートは、体形の異なる人、腰に悩みを持つ人持たない人、いろんな人が互いに隣り合って座って利用される。本発明の腰痛改善器は、座席を仕切るなどして特別な空間を設ける必要がなく、いろんな人が自由に隣り合わせで座る病院や公共施設で使用されるベンチ、バスや電車の乗客の座るシートなど、いわゆる複座構造にその基本構造全部あるいは一部を使用して、誰でも自由に座れる汎用のベンチやシートを作ることができる。してみると、特許文献4の腰痛予防軽減用補助具、及び特許文献5の健康器具は、被験者の胴背部を抱え、腰を吊り下げて支持可能な構造の腰痛改善の専用器具である。これを複座構造にすることは困難で、病院や公共施設で使用されるベンチやバス、電車のシートには利用できないといった課題が解決される。
(6)本願発明の腰痛改善器は、被験者支持部と座骨支持部があって、被験者支持部の斜下方後位置に座骨支持部を設けた構造である。簡素であって、座布団型や、椅子型、ベンチ型のいずれにも形成可能である。
(7)しかも、小さくコンパクトに構成することができる。専用の場所や特定の広さを必要とせず、家庭や事業所など、椅子やソフャの置ける広さの場所であればどこでも使うことができる。
(8)さらに、家庭や職場で日常に過ごす時間や空間を利用できるので、無理なく、いつでも使うことができる。してみると、被験者は予定を組む面倒や、予定を実行しなければならないといった意識のストレスから解放される。
(9)本願発明の腰痛改善器は、被験者支持部と座骨支持部があって、被験者支持部の斜下方後位置に座骨支持部を設けてなる簡素な構造である。材料を少なくし製作にかかる手間を減らして、製造コストを抑え安く作ることができる。従来の腰痛改善器には、特許文献1のマッサージ椅子、特許文献4の腰痛予防軽減用補助具、及び特許文献5の健康器具をはじめ、姿勢を矯正したり、筋肉を揉んだり、ツボを押し、あるいは腰臀部に負荷する体圧を制御する、腰部を牽引するなど、被験者の身体を拘束して使用するものが多い。故に、構造が複雑になり、部品の数が増え、製造工程が増えて製造コストが高くなるという課題が解決される。
[第1実施形態]
図1は本発明の第1実施形態を示す外観斜視概略図である。
図2は本発明の第1実施形態を示す側面概略図である。
図3は本発明の第1実施形態を示す外観概略図である。
図4は本発明の第1実施形態で使用状態を示す概略図である。
図5は本発明の第1実施形態で使用状態を示す概略図である。
図6は本発明の第1実施形態で使用状態を示す概略図である。
図7は本発明の第1実施形態で使用状態を示す概略図である。
図8は本発明の第1実施形態で座骨支持部の働きを示す概略図である。
図9は本発明の第1実施形態で骨盤の働きを示す概略図である。
図10は本発明の第1実施形態で骨盤の働きを示す概略図である。
図11は本発明の第1実施形態で被験者支持部の働きを示す概略図である。
図12は本発明の第1実施形態で座骨支持部の働きを示す概略図である。
図13は本発明の第1実施形態で座骨支持部の働きを示す概略図である。
図14は被験者支持部に掛かる体重負担を示す概略図である。
図15は本発明の第1実施形態で座骨支持部の働きを示す概略図である。
図16は本発明の第1実施形態で座骨支持部の働きを示す概略図である。
図17は本発明の第1実施形態で使用状態を示す概略図である。
図18は本発明の第1実施形態で使用状態を示す概略図である。
図19は被験者の腰臀部の側面図である。
図20は被験者の腰背部の背面図である。
図21は本発明の第1実施形態で座骨支持部の働きを示す概略図である。
図22は本発明の第1実施形態で座骨支持部の働きを示す概略図である。
図23は本発明の第1実施形態で座骨支持部の働きを示す概略図である。
(1)図1に示すように、本実施形態に示す腰痛改善器1は座布団型であって、背凭れを有する椅子やベンチの座面に置いて使用する。
(2)被験者Hが臀部と大腿部の接続部に被験者支持部2を当接して着座し、臀部と大腿部の接続部を支点に大腿部を動かして大腿部又は臀部との接続部周辺を被験者方向前に下向して傾斜する座面部4に当接させると、図5に示すように臀部と大腿部の接続部を支点にして大腿部が梃子になって骨盤7が持ち上がる。
(3)被験者Hが臀部と大腿部の接続部を被験者支持部2に位置して座り、背凭れ6に上体をあずけると斜面5に座骨前部が当接して座骨前部を斜め下から受持する。
(4)臀部と大腿部の接続部を支点に大腿部を動かして大腿部又は臀部との接続部周辺を被験者方向前に下向して傾斜する座面部4に当接させると臀部と大腿部の接続部を支点に大腿部を梃子にして骨盤7を持ち上げて、さらに、背凭れ6に上体をあずけて斜面5に座骨前部を当接して座骨前部を斜め下から受持すると、図5に示すように、被験者支持部2と斜面部5と背凭れ6で、被験者Hの臀部と大腿部の接続部と座骨前部と背中を支持して、骨盤7を吊り下げて保持することができる。
被験者支持部2と臀部と大腿部の接続部の当接する位置を支点にして骨盤7が回転する。
矢印14に示すように、座骨8は回転しながら被験者支持部2の略垂直下に向かうが、被験者支持部2の斜下方後位置にある座骨支持部3に当接して制止される。
すると、座骨8は座骨支持部3の後位置に自然に位置され、座骨点9も座骨支持部3の斜下方後に位置される。すると、骨盤が立つと背筋が伸びるといわれるが、図12に示す背骨が緩やかなS字の生理的湾曲19を描いた姿勢が形成されて保持される。
(1)骨盤7が座骨支持部3の後位置に位置されると、図6に示すように、座骨点9は座骨支持部3の斜下方後位置に位置される。
(2)図7に示すように、被験者Hが被験者支持部2と座骨支持部3に位置して、さらに上半身を矢印11に示すように後ろに傾けて背凭れ6に預けると、梃子の原理で背凭れ6が支点になって、被験者Hが上半身を傾けた力で、矢印12に示すように骨盤7が被験者方向前に押し出される。骨盤7は矢印13に示すように、さらに押し出されて被験者支持部2や座骨支持部3あるいは被験者支持部2と座骨支持部3の間に形成される斜面5に押し付けられる。
(3)さらに図8に示すように、重力の働きで骨盤7が略垂直下方向に押し下げられると、被験者支持部2と臀部と大腿部の接続部が当接する位置を支点にして腰臀部が回転する。そして骨盤7も矢印14に示すように回転するが、座骨支持部3に座骨8が押し付けられて当接すると制止される。座骨8が座骨支持部3の後位置に位置されるので、座骨点9も座骨支持部3の斜下方後に位置される。
(4)図17に示すように、被験者Hが起座する(矢印35を参照)、捻る(矢印36を参照)、前屈する(矢印37,矢印38を参照)、後屈する(矢印39,矢印40を参照)など体の動きに応じて、被験者Hの上半身の重量は角度を様々に変えて(矢印41,矢印42,矢印43,矢印44を参照)被験者支持部2と座骨支持部3、そして被験者支持部2と座骨支持部3の間に形成される斜面5に負荷されて被験者Hの腰臀部周辺の押圧範囲Pにある筋肉やツボを押圧伸展あるいは揉み解し可能な仕組みである。
(5)また、被験者Hの上半身の重量はいつでも被験者支持部2と座骨支持部3、そして被験者支持部2と座骨支持部3の間に形成される斜面5のどこかで受持され被験者Hの腰臀部周辺の押圧範囲Pにある筋肉やツボを押圧伸展あるいは揉み解し可能な仕組みである。
図1、図2、図3に示すように、第1実施形態に示す腰痛改善器1は、被験者支持部2と座骨支持部3があって、座骨支持部3を被験者支持部2の斜下方後位置に設け、被験者支持部2から被験者方向前に下向して傾斜する座面部4を形成し、また、被験者支持部2から被験者方向後に下向し て傾斜する斜面5を形成してなる座体である。被験者Hが臀部と大腿部の接続部を被験者支持部2に位置して座ると、被験者支持部2で臀部と大腿部の接続部を支持され、座骨支持部3に座骨8の前部が当接して支持され、座骨8が座骨支持部3の後に位置される。被験者Hが上体を背凭れ6にあずけると骨盤7が吊り下がって保持される。背筋が伸びた姿勢を形成し、被験者支持部2や座骨支持部3で筋肉やツボを押圧伸展あるいは揉み解し可能であるといった仕組が可能となる。
(1)図4、図5に示すように、被験者Hが臀部と大腿部の接続部を被験者支持部2に位置して座り、背部を背凭れ6に預けると被験者Hは上半身を被験者支持部2と座骨支持部3と背凭れ6の3箇所で支持されて、骨盤7が吊り下がって保持される。すると、図9に示すように、骨盤7が重石になり、骨盤7の重みと重力で矢印16に示すように略垂直下方向に引っ張られて牽引され腰部周辺の伸展範囲Sの筋肉が進展される。
(2)図4、図5に示すように、被験者Hが臀部と大腿部の接続部を被験者支持部2に位置して座り、背部を背凭れ6に預けると被験者Hは上半身を被験者支持部2と座骨支持部3と背凭れ6の3箇所で支持される。上半身の体重と重力によって骨盤7は略垂直下方向に押し下げられる。しかし、骨盤7は吊り下がって支持されていて、図10(A)に示すように、上半身の重量と重力は矢印17に示すように略垂直下方向に流れて受持されないので骨盤7に負荷されない。また、図10(B)に示すように、被験者Hが矢印11に示すように上半身を背凭れ6に押し付けると梃子の原理が働いて矢印12に示すように骨盤7が被験者方向前に押し出されて被験者支持部2と座骨支持部3の間に形成される斜面5に押し付けられる。しかし上半身の重量は重力で矢印18に示すように流れて受持されないので骨盤7に負荷されない。つまり、座骨8が被験者支持部2と座骨支持部3の間に形成される斜面5で受持されると、上半身の重量に対する反発力が生じて上半身の重量は腰部に負荷される。しかし、骨盤7が吊り下がり、座骨8も座骨支持部3の後位置に位置して浮いていて受持されないので、上半身の重量に対する反発力は生じない。つまり、上半身の重量は腰部に負荷されないので腰部と周辺の伸展範囲S(重力解放範囲)にある筋肉は重力から解放される。
(3)図17(A〜D)に示すように、被験者Hが起座する、捻る、前屈する、後屈するなど体の動きや姿勢に応じて、被験者支持部2や座骨支持部3や被験者支持部2と座骨支持部3の間に形成される斜面5のどこかで被験者Hの腰臀部周辺の筋肉を受持可能な仕組みである。
特に図17(C)に示すように、被験者Hが臀部と大腿部の接続部を被験者支持部2に位置して座り、臀部と大腿部の接続部を支点に大腿部を動かして、大腿部又は臀部との接続部周辺を被験者方向前に下向して傾斜する座面部4に当接して、さらに、上体を前に傾けると、臀部と大腿部の接続部を支点に被験者Hの上体が梃子になって、大腿部が座面部4に強く押し付けられて骨盤が持ち上がり骨盤7が吊げられるので、背凭れ6を使わなくても骨盤7を吊り下げて保持することができる。この場合でも、上半身の重量は腰部に負荷されないので腰部と周辺の伸展範囲S(重力解放範囲)にある筋肉は重力から解放される。
(4)座骨8が立つと骨盤7が立ち、骨盤7が立つと背骨が緩やかなS字の生理的湾曲19を描いた姿勢が形成されるという説がある。図12に示すように、被験者Hが臀部と大腿部の接続部を被験者支持部2に位置して座ると、被験者Hの上半身は被験者支持部2と座骨支持部3と背凭れ6に支持されて、座骨8が座骨支持部3の後位置に、座骨点9が座骨支持部3の斜下方後位置に位置されるので、座骨8が立ち、骨盤7も立って背骨が緩やかなS字の生理的湾曲19を描いた姿勢が形成される。
(5)さらに、図8に示すように、被験者Hが臀部と大腿部の接続部を被験者支持部2に位置して座り上半身を背凭れ6に預けると、臀部と大腿部の接続部が被験者支持部2に当接した位置を軸に腰臀部は回転し、骨盤7も回転する。さらに座骨8が被験者支持部2の略垂直下に潜り込もうとするが、座骨8が被験者支持部2の斜下方後位置にある座骨支持部3に強く押し付けられて回転を制止され座骨点9が座骨支持部3の斜下方後位置に位置される。図12に示す背骨が緩やかなS字の生理的湾曲19を描いた姿勢は崩れず維持される。
(6)被験者Hは被験者支持部2と座骨支持部3、それと背凭れ6の3箇所で上半身を支持される。骨盤7は座骨8が座骨支持部3に当接して座骨支持部3の後位置に位置されて吊り下がり保持される。しかし、図13に示すように、被験者Hの体形や椅子やベンチのデザインによっては、座骨点9が座面25に接して骨盤7を吊り下げて保持できない場合がある。被験者Hが着座すると座骨点9は座面上を滑り動くが、座骨支持部3に座骨8が当接して制止され、座面25と座骨支持部3、座骨8に挟まれて座骨離間空間部26が形成されて座骨点9が座骨支持部3の斜下方後位置に位置される。すると、座骨8が立ち骨盤7が立って、背骨が緩やかなS字の生理的湾曲19を描いた姿勢が形成される。座骨離間空間部26が形成されないと、座骨点9は被験者支持部2と座骨支持部3の間に形成された斜面5を滑りあがり、座面25の上を滑り動いてしまう。座骨8は立てないので背骨が緩やかなS字の生理的湾曲19を形成できない。
(7)図11に示すように、被験者Hが臀部と大腿部の接続部を被験者支持部2に位置して座ると、被験者Hの上半身の重量は被験者支持部2に負荷される。臀部と大腿部の接続部周辺の押圧範囲Pにある筋肉やツボは被験者支持部2と骨盤7に挟まれて、矢印13に示すように被験者の上半身の重量で押圧、伸展されて揉み解される。
(8)例えば特許文献2の自働腰臀持揉み器では、図14に示すように、被験者Hが臀部と大腿部の接続部を被験者支持材28に位置して座り、上半身を背凭れ6に預けると、被験者Hの上半身は被験者支持材28と背凭れ6で支持されて骨盤7が吊り下がる。被験者Hの上半身の重量は被験者支持部材28で支持されるが、これには、「被験者Hの体形によっては、被験者支持材28に当接する部位に圧痛が起こる。」、あるいは「長時間座っていると、被験者支持材28に当接する部位に圧痛が起こる。」といったことが、被験者Hの上半身の重量が「矢印29に示すように一本の被験者支持部材28に集中して負荷される」ことによって起こるという課題が明らかであった。本願の腰痛改善器は、図15に示すように、被験者支持部2と座骨支持部3及び被験者支持部2と座骨支持部3の間に形成される斜面5で被験者Hの上半身の重量を受持し、矢印32に示すように被験者支持部2に負荷される被験者Hの上半身の重量を分散して、被験者支持部2に掛かる体重負担を少なくして被験者支持部2に当接する部位の筋肉に生じる痛みを軽減することができる。
(9)腰が不安定だと姿勢がくずれやすく、腰が自分で踏ん張って姿勢を保とうとして、疲れて痛くなるという説がある。図16に示すように、被験者Hが臀部と大腿部の接続部を被験者支持部2に位置して座って上半身を背凭れ6に押し付けると、梃子の原理で骨盤7が座骨支持部3に向かって押し出されて、左右の座骨8が座骨支持部3に当接して、座骨8と座骨支持部3が当接する位置33の斜下方後位置に座骨点9が位置して支持される。骨盤7は左右の座骨8で支持されるのでぶれずに安定する。骨盤7が安定すると腰も安定し姿勢はくずれ難く、姿勢を保とうとして腰7が自分で踏ん張る必要もなくなり、痛くならない。
(10)被験者Hの体形や椅子やベンチのデザインによっては、座骨点9が椅子やベンチの座面25に接して骨盤7を吊り下げて保持できない場合がある。座骨点9が座面25に接していると座面上を滑動して姿勢が不安定になるので、腰は踏ん張って姿勢を保とうとする。図13に示すように、臀部は被験者支持部2の斜下方後位置にある座骨支持部3に当接して滑動を制止される。座骨支持部3に臀部が当接すると左右2個ある座骨点9が支持される。被験者の体が揺れて動いても2個の座骨点9が互いに支えあい腰の安定を保つことができる。腰は踏ん張って姿勢を保つ必要がないので疲れない。
(11)図17に示すように、被験者Hの上半身の重量はいつでも被験者支持部2と座骨支持部3、そして被験者支持部2と座骨支持部3の間に形成される斜面5のどこかで受持される。被験者Hは腰臀部周辺の押圧範囲Pにある筋肉やツボを押圧伸展するために意識して体を操作して動かす必要がなく、腰臀部周辺の押圧範囲Pにある筋肉やツボを押圧伸展する時間を特別に設ける必要もなく手間をかけずに簡単に腰臀部周辺の押圧範囲Pにある筋肉やツボを押圧伸展することができる。
(12)図1に示すように、簡素な構造の座体であって、図18に示すように、背凭れを有する普通の椅子45や車のシート46、電車やバスの座席47などの座面に置いて使用して骨盤7を吊り下げて簡単に腰部を牽引することができる。
(13)図4、図5、図6、図9、図10に示すように、被験者Hが座ると、臀部と大腿部の接続部を被験者支持部2で支持され、座骨8を座骨支持部3で支持され、背部を背凭れ6で支持され、座骨8が座骨支持部3に当接して座骨点9が座骨支持部3の斜下方後位置に位置され骨盤7が吊下がり保持される。さらに、腰部の筋肉を被験者Hの骨盤7の重みで牽引し、腰にかかる被験者Hの上半身の重量を除去して重力から解放する。また図11、図17に示すように、被験者Hの姿勢、体の動き、体重を利用して被験者支持部2で被験者Hの腰臀部周辺の押圧範囲Pにある筋肉やツボを押圧伸展あるいは揉み解し可能で、さらに図12、図13に示すように、骨盤7を立てて背骨が緩やかなS字の生理的湾曲24を維持する正しい姿勢を形成可能であるなど、複数の腰痛改善機能を有する多機能腰痛改善器である。かつ図1に示すように、簡素で簡単な構造で、しかも姿勢や座り方に応じてそれぞれに適した機能が折良く、自在に作用して筋肉の緊張を解くことができる。
(14)体は拘束され動きを制限されることが苦痛であって、座っている間はいつも動いていたいという欲求があり、いつも無意識で動いているという説がある。図4、図5、図6、図9、図10に示すように、被験者Hが座ると、臀部と大腿部の接続部を被験者支持部2で支持され、座骨8を座骨支持部3で支持され、背部を背凭れ6で支持され、座骨8が座骨支持部3に当接して座骨点9が座骨支持部3の斜下方後位置に位置され骨盤7が吊下がり保持される。さらに、腰部の筋肉を被験者Hの骨盤7の重みで牽引し、腰にかかる上半身の重量を除去して重力から解放する。また図11、図17に示すように、被験者Hの姿勢、体の動き、体重を利用して被験者支持部2で被験者Hの腰臀部周辺の押圧範囲Pにある筋肉やツボを押圧伸展あるいは揉み解し可能で、さらに図12、図13に示すように、骨盤7を立てて背骨が緩やかなS字の生理的湾曲24を維持する正しい姿勢を形成可能であるなど、複数の腰痛改善機能を有し、姿勢や座り方に応じてそれぞれに適した機能が折良く、自在に作用して筋肉の緊張を解くことができる。つまり被験者Hの筋肉やツボはいつも押圧伸展されて揉み解されているのであって、被験者Hの筋肉やツボを押圧伸展するために体を拘束し動きを制限する必要がない。体が拘束され動きを制限される苦痛が生じない。
(15)長い時間、椅子に座っていると、上半身の重量で腰を支える一部の筋肉に負荷が継続して集中するので、疲労して腰痛が起こるという説がある。しかし、図4、図5、図6、図9、図10に示すように、被験者Hが座ると、臀部と大腿部の接続部を被験者支持部2で支持され、座骨8を座骨支持部3で支持され、背部を背凭れ6で支持され、座骨8が座骨支持部3に当接して座骨点9が座骨支持部3の斜下方後位置に位置され骨盤7が吊下がり保持される。さらに、腰部の筋肉を被験者の骨盤7の重みで牽引し、腰にかかる上半身の重量を除去して重力から解放する。また図11、図17に示すように、被験者Hの姿勢、体の動き、体重を利用して被験者支持部2で被験者Hの腰臀部周辺の押圧範囲Pにある筋肉やツボを押圧伸展あるいは揉み解し可能で、さらに図12、図13に示すように、骨盤7を立てて背骨が緩やかなS字の生理的湾曲24を維持する正しい姿勢を形成可能であるなど、複数の腰痛改善機能を有し、姿勢や座り方に応じてそれぞれに適した機能が折良く、自在に作用して筋肉の緊張を解くことができる。つまり被験者Hの筋肉やツボはいつも押圧伸展されて揉み解されているのであって、座っていれば自然に、適時、自在に腰痛改善機能が作用する。長く座ればそれだけ腰痛を改善することができる。
(16)図4、図5、図6、図9、図10に示すように、被験者Hが座ると、臀部と大腿部の接続部を被験者支持部2で支持され、座骨8を座骨支持部3で支持され、背部を背凭れ6で支持され、座骨8が座骨支持部3に当接して座骨点9が座骨支持部3の斜下方後位置に位置され骨盤7が吊下がり保持される。さらに、腰部の筋肉を被験者の骨盤7の重みで牽引し、腰にかかる上半身の重量を除去して重力から解放する。また図11、図17に示すように、被験者Hの姿勢、体の動き、体重を利用して被験者支持部2で被験者Hの腰臀部周辺の押圧範囲Pにある筋肉やツボを押圧伸展あるいは揉み解し可能で、さらに図12、図13に示すように、骨盤7を立てて背骨が緩やかなS字の生理的湾曲24を維持する正しい姿勢を形成可能であるなど、複数の腰痛改善機能を有し、姿勢や座り方に応じてそれぞれに適した機能が折良く、自在に作用して筋肉の緊張を解くことができる。例えば、仕事や作業するために座っている時間を利用して、「ながら」で腰痛を改善できる。手間要らずであって継続して使い続けることは容易である。
(17)図4、図5、図6、図9、図10に示すように、被験者Hが座ると、臀部と大腿部の接続部を被験者支持部2で支持され、座骨8を座骨支持部3で支持され、背部を背凭れ6で支持され、座骨8が座骨支持部3に当接して座骨点9が座骨支持部の斜下方後位置に位置され骨盤7が吊下がり保持される。さらに、腰部の筋肉を被験者の骨盤7の重みで牽引し、腰にかかる上半身の重量を除去して重力から解放する。また図11、図17に示すように、被験者Hの姿勢、体の動き、体重を利用して被験者支持部2で被験者Hの腰臀部周辺の押圧範囲Pにある筋肉やツボを押圧伸展あるいは揉み解し可能で、さらに図12、図13に示すように、骨盤7を立てて背骨が緩やかなS字の生理的湾曲24を維持する正しい姿勢を形成可能であるなど、複数の腰痛改善機能を有しながら、図1に示すように、簡素で簡単な構造で小さく、携帯して持ち運び可能で、背凭れを有する椅子やベンチがあればどこでも使うことができる。特許文献1のマッサージ椅子、特許文献3の腰痛予防補助具、特許文献4の腰痛予防軽減用補助具、及び特許文献5の健康器具など、腰部の筋肉を押圧伸展する、あるいは牽引する腰痛改善機器は、単機能で重くて大きく、持ち運びすることができない。
(18)背凭れを有する普通の椅子、ベンチ、シートであれば、被験者の骨盤7を吊り下げて支持するための仕組・構造に改造する必要がない。図18に示すように、座布団やクッションのように座面の上に置いて腰痛改善椅子あるいは腰痛改善ベンチ、腰痛改善シートとして使用することができる。
(19)図1に示すように、腰部を牽引するために電動機器など特別な機器を使わず骨盤の重みと重力を利用して、被験者Hの腰部周辺の筋肉やツボを牽引あるいは押圧し伸展する構造であって、部品の数が少なく組立にかける工数も少なく製造にかかる費用を少なくすることができる。
図24は本発明の第2実施形態を示す外観斜視概略図である。
図25は本発明の第3実施形態を示す外観斜視概略図である。
図26は本発明の第4実施形態を示す外観斜視概略図である。
図27は本発明の第4実施形態を示す上面概略図である。
図28は本発明の第4実施形態を示す側面概略図である。
図29は本発明の第4実施形態を示す概略図である。
(1)2本の横枠77に被験者支持部71を取り付けて被験者支持枠73を組み立て、2本の横枠76に座骨支持部72を取り付けて座骨支持枠74を組み立てて、さらに、前枠75に被験者支持枠73の前端と座骨支持枠74の前端を取り付けてフレーム90を組み立てる。
(2)図27、図28に示すようにフレーム90に、例えば紐やベルクロテープなどの公知の任意の技術を使用して緩衝部材79を取付ける。
(3)図示しないが、被験者Hが被験者支持部71に位置して腰を下ろして緩衝部材79がフレーム90に押し付けられると、被験者支持部71から前枠75に向かって下向して傾斜する座面部と被験者支持部71から座骨支持部72に向かって下向して傾斜する斜面が形成可能である。
(1)部品単位に分解して持ち運び、随時に組み立て使用することができる。
(2)部品単位の大きさまで分解すればかさばらずに持ち運べるので便利である。
(3)被験者支持枠73と座骨支持枠74は分解せず、前枠75と被験者支持枠73と座骨支持枠74の三つのパーツに分解して持ち運び、また組み立てることもできる。また、被験者支持枠73と座骨支持枠74はスライド部材78を使わずそれぞれ横枠76、77に固定しても良い。
図30は本発明の第6実施形態を示す外観斜視図である。
図31は本発明の第6実施形態を示す概略図である。
図32は本発明の第7実施形態を示す概略図である。
図33は本発明の第7実施形態を示す概略図である。
図34は本発明の第8実施形態を示す概略図である。
2 被験者支持部
3 座骨支持部
4 座面部
5 斜面
6 背凭れ
7 骨盤
8 座骨
9 座骨点
10 矢印(体の動き)
11 矢印(上半身の動き)
12 矢印(腰の動き)
13 矢印(臀部・骨盤の動き)
14 矢印(腿の動き)
15 垂直基準線
16 矢印(骨盤の動き)
17 矢印 重力
18 矢印 重力
19 S字湾曲
20 矢印 重力
25 座面
26 座骨離間空間部
27 矢印(骨盤の滑動)
28 被験者支持部材
29 矢印(体重負荷)
30 垂直基準線(被験者支持部)
31 矢印(臀部、骨盤の動き)
32 矢印(体重)
33 当接位置(支持ポイント)
35 矢印(体の起居)
36 矢印(体の回旋)
37 矢印(体の前屈)
38 矢印(体の前屈)
39 矢印(体の後傾)
40 矢印(体の後傾)
41 矢印(体重)
42 矢印(体重)
43 矢印(体重)
44 矢印(体重)
45 椅子
46 シート
47 座席(ベンチ)
48 姿勢(正座座り)
49 姿勢(四股座り)
50 姿勢(乗馬座り)
51 腰痛改善器
52 横枠
53 被験者支持補助部材
60 腰痛改善器
61 被験者支持枠
62 座骨支持枠
63 前枠
64 横枠
65 緩衝部材
66 フレーム
70 腰痛改善器(組立仕様)
71 被験者支持部
72 座骨支持部
73 被験者支持枠
74 座骨支持枠
75 前枠
76 横枠(座骨支持枠)
77 横枠(被験者支持枠)
78 スライド部材
79 緩衝部材
80 固定具
81 巻き付け部1
82 巻き付け部2
86 矢印(撓み)
87 腰痛改善器
90 フレーム
P 押圧範囲
S 伸展範囲
Claims (3)
- 被験者の臀部と大腿部の接続部周辺を支持可能な被験者支持部と、被験者の座骨を支持可能な座骨支持部があって、座骨支持部を被験者支持部の斜下方後位置に設けてあり、背凭れを有する椅子やベンチで使用するものであって、被験者が被験者支持部に臀部と大腿部の接続部を位置して座ると、被験者支持部で臀部と大腿部の接続部を支持し、座骨支持部で座骨を座骨支持部の後位置に位置して支持し、さらに、被験者が上体を背凭れにあずけると被験者の背部を支持して、骨盤を吊り下げて保持可能とすることを特徴とする腰痛改善器。
- 被験者支持部と座骨支持部の間に、被験者支持部から座骨支持部の方向に下向し傾斜して形成する斜面であって、被験者が臀部を被験者支持部に位置して座ると、腰部に上半身の重量が負荷されて、上半身の重量で骨盤が斜面に押し付けられ、さらに、臀部が斜面を座骨支持部に向かって滑り落ちるが、臀部と大腿部の接続部が被験者支持部に受持されて止まり、臀部が座骨支持部の後位置に位置されて、さらに、座骨も座骨支持部の後位置に位置されることを特徴とする請求項1記載の腰痛改善器。
- 前枠と、4本の横枠と、被験者支持部と座骨支持部があって、2本の横枠を被験者支持部の両端にそれぞれ取り付けて被験者支持枠を組立て、また、2本の横枠を座骨支持部の両端にそれぞれ取り付けて座骨支持枠を組立て、さらに、前枠に、座骨支持枠の前部と被験者支持枠の前部を取り付けて組み立てたフレームであって、被験者支持枠に取付けた被験者支持部の後の位置を下から座骨支持部で支持して、被験者支持部の斜下方後位置に座骨支持部を位置可能としたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の腰痛改善器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012199884A JP6080036B2 (ja) | 2012-08-24 | 2012-08-24 | 腰痛改善器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012199884A JP6080036B2 (ja) | 2012-08-24 | 2012-08-24 | 腰痛改善器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014042785A JP2014042785A (ja) | 2014-03-13 |
JP6080036B2 true JP6080036B2 (ja) | 2017-02-15 |
Family
ID=50394503
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012199884A Active JP6080036B2 (ja) | 2012-08-24 | 2012-08-24 | 腰痛改善器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6080036B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6596764B2 (ja) * | 2014-06-16 | 2019-10-30 | 木夢株式会社 | 禅チェアー |
DE102019102375A1 (de) * | 2019-01-30 | 2020-07-30 | Christian Behrendt | Stuhl, Pressurvorrichtung |
JP6889498B2 (ja) * | 2019-09-26 | 2021-06-18 | 利浩 林 | 椅子の構造 |
KR102466558B1 (ko) * | 2021-04-01 | 2022-11-11 | 울산대학교 산학협력단 | 자세 측정 장치 및 방법 |
CN117814979B (zh) * | 2024-03-01 | 2024-05-07 | 成都目然健康科技有限公司 | 一种青少年穿戴式矫正器 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3654765B2 (ja) * | 1998-02-27 | 2005-06-02 | 由紀恵 高橋 | 着座具 |
US20060185093A1 (en) * | 2005-02-18 | 2006-08-24 | Min-Hsu Yu | Cushion pad |
JP2007000570A (ja) * | 2005-06-21 | 2007-01-11 | Manabu Onishi | 椅子 |
-
2012
- 2012-08-24 JP JP2012199884A patent/JP6080036B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014042785A (ja) | 2014-03-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6080036B2 (ja) | 腰痛改善器 | |
WO2015097701A2 (en) | Apparatus for stimulating synchronized body motions of a user | |
KR101140009B1 (ko) | 자세 교정용 의자의 서포터 장치 | |
JP7375048B2 (ja) | 体重を利用して抱擁支持、減圧、固定、脊椎保護および脊椎矯正を達成するための多機能ヘルスケアシート装置 | |
JP3225096U (ja) | 下半身運動器具 | |
CN101879007A (zh) | 保健式电脑椅 | |
KR102358047B1 (ko) | 척추 스트레칭용 의자 | |
CN2936219Y (zh) | 一种简支撑的曲面椅床 | |
CN210169455U (zh) | 自重力抱撑减压固正护椎正脊多功效保健座装置 | |
TWI691323B (zh) | 床體結構 | |
JPH0441856Y2 (ja) | ||
JP2006095262A (ja) | クッション | |
KR101313685B1 (ko) | 좌판의 탄성을 이용한 뇌활성화 기능성 의자 | |
JP6539803B2 (ja) | 腰臀部押圧伸展器 | |
DE20220253U1 (de) | Orthopädischer Geh-Sitz-Liegestuhl | |
KR200437560Y1 (ko) | 지압 기능을 갖는 의자용 목받침 | |
JP2008073276A (ja) | 骨盤クッション | |
KR200407079Y1 (ko) | 매트리스가 구비된 안마용 의자 | |
JP5041321B2 (ja) | 自働腰臀揉み器 | |
KR102668860B1 (ko) | 의자용 요추 지지 등받이장치 | |
TWI762905B (zh) | 人體懸吊概念椅 | |
JP2013066680A (ja) | 背筋伸ばし器具 | |
JP3161619U (ja) | 座椅子 | |
JP2015177942A5 (ja) | ||
KR20110094501A (ko) | 척추강화용 운동의자 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150728 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160527 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160607 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20160705 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160922 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20161220 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170105 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6080036 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |