JP6080036B2 - 腰痛改善器 - Google Patents

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Description

本発明は、一般に使われる椅子やベンチ、あるいは自動車やバス、産業用車両の座席で使用可能で、体重が腰部に負荷されない多機能な腰痛改善器に関するものである。
腰痛といわれる日常によくある腰部の不快感や痛みは、筋肉の疲労により、腰を支える筋肉の力が低下して血液循環が悪くなり筋肉の緊張が強まって起こるのであって、椅子に座ると、多くの場合、骨盤が後ろに傾きすぎた悪い姿勢になり、全体重の60%を占める上半身の重みが腰部に負荷され、腰部にかかる負担が増大し腰を支える筋肉が疲労して腰痛が起こるという説があって、さらに腰にかかる負担を軽減し疲労を防ぐには、骨盤が立って背骨が緩やかなS字の生理的湾曲を維持する正しい姿勢で座ることが有効であるという説があり、人間工学に基づいて開発された被験者の姿勢を矯正し保持する椅子がある。
腰痛といわれる日常によくある腰部の不快感や痛みは、筋肉の疲労により、腰を支える筋肉の力が低下して血液循環が悪くなり筋肉の緊張が強まって起こるのであって、椅子に座っていると、腰部には、上半身の重みが負荷されると共に反発力も生じるので、長時間、椅子に座っていると腰を支える筋肉が疲労して腰痛が起こるという説がある。そして、上半身の重みや反発力の負荷を効果的に吸収できて、さらに上半身の重みや反発力の負荷を形状がよく変化し分散して小さくする素材を用いて、腰にかかる負担を少なくして座ることが有効であるという説があり、上半身の重みの負荷や反発力に対する吸収特性と腰臀部の多様な形状に対応する伸縮性能のすぐれたウレタンなどの素材で作られ、座った時に腰部にかかる負担を吸収、分散して小さくし、血行の圧迫を緩めて血行を促進し、腰痛を予防する腰痛クッションがある。
腰痛といわれる日常によくある腰部の不快感や痛みは、筋肉の疲労により、腰を支える筋肉の力が低下して血液循環が悪くなり筋肉の緊張が強まって起こるという説がある。そして、腰部の不快感や痛みを防ぐために、あるいは腰部に不快感や痛みがあるときは、座骨周辺、臀部と大腿部の接続部分周辺の筋肉やツボに圧力を加えることなどが有効であるという説があり、電動マッサージ椅子のように電気動力で動く機器を用いて揉み部が自動で動いて被験者の筋肉やツボを揉み解す自動腰臀揉み器がある。
腰痛といわれる日常によくある腰部の不快感や痛みは、筋肉の疲労により、腰を支える筋肉の力が低下して血液循環が悪くなり筋肉の緊張が強まって起こるという説がある。そして、腰部の不快感や痛みを防ぐために、あるいは腰部に不快感や痛みがあるときは、座骨周辺、臀部と大腿部の接続部分周辺の筋肉やツボに圧力を加えることなどが有効であるという説があり、被験者の座骨周辺、臀部と大腿部の接続部分周辺の筋肉やツボに被験者が自分の意思で揉み具を押し当てて体を揺り動かして被験者の座骨周辺、臀部と大腿部の接続部分周辺の筋肉やツボを揉み解すマッサージ椅子がある。(特許文献1参照)
腰痛といわれる日常によくある腰部の不快感や痛みは、筋肉の疲労により、腰を支える筋肉の力が低下して血液循環が悪くなり筋肉の緊張が強まって起こるという説がある。そして、腰部の不快感や痛みを防ぐために、あるいは腰部に不快感や痛みがあるときは、座骨周辺、臀部と大腿部の接続部分周辺の筋肉やツボに圧力を加えることなどが有効であるという説があり、被験者が座ったとき被験者の上半身の重みと被験者が無意識に体を動かす自然な動きを利用して、自動で被験者の座骨周辺、臀部と大腿部の接続部分周辺の筋肉やツボを揉み解す自働腰臀揉み器がある。(特許文献2参照)
長時間椅子に座っていると疲れが発生する。これは、体の一部分の圧迫による血行障害による原因であって、特に椅子に座っていると左右の座骨に上半身の重みが負荷され、座骨の先端に負荷が集中して血行障害が起こり、ストレスで疲労するという説がある。ストレス疲労を解決する対策として左右の太ももと左右の腰の4か所で支えて体重を分散して、体重の集中による血行障害を緩和する椅子がある。(特許文献3参照)
腰痛といわれる日常によくある腰部の不快感や痛みは、筋肉の疲労により、腰を支える筋肉の力が低下して血液循環が悪くなり筋肉の緊張が強まって起こるのであって、椅子に座っていると、腰部には、上半身の重みが負荷されると共に反発力も生じるので、長時間、椅子に座っていると腰を支える筋肉が疲れて腰痛が起こるという説がある。そして、腰部の不快感や痛みを防ぐために、あるいは腰部に不快感や痛みがあるときは、被験者の下半身の重さを利用して腰を引っ張って伸ばす、あるいは被験者の上半身の重力を取り除くなどの方法が有効であるという説があり、
被験者の上半身を支持して腰を浮かせ腰部にかかる上半身の重力を取り除き、下半身の重さで腰部の筋肉を伸ばして解す腰痛予防軽減用補助具や健康器具がある。(特許文献4、5参照)
実登第3027806 特開2008−104823 特開2012−401 特開2010−158282 特開2009−247378
腰痛といわれる日常によくある腰部の不快感や痛みは、筋肉の疲労により、腰を支える筋肉の力が低下して血液循環が悪くなり筋肉の緊張が強まって起こるという説がある。椅子に腰掛けていると、姿勢がくずれ背中が丸まると体の重心が後ろにずれてしまう。体はバランスを安定させようとして無意識に腰椎を前へせり出す。この状態は、腰の筋肉が縮み、腰の筋肉に過度な負担がかけるので、疲労がたまりやすくなり腰痛がおこる。このように、椅子に腰掛けていると、姿勢を維持するために腰を支える筋肉の一部分に負担がかかり、その部分の筋肉が疲労して不快感や痛みを生じてしまうという課題がある。
椅子に腰掛けた時座面に触れる骨盤の左右の骨の位置を座骨点といい、座骨点は座面の上を滑りやすく、椅子に腰掛けた時姿勢がくずれる原因になる。座骨点が滑ると身体はバランスを安定させようとして踏ん張り、筋肉の一部分に過度な負担をかけるので、この部分の筋肉が疲労して不快感や痛みが生じるという課題がある。
腰痛といわれる日常によくある腰部の不快感や痛みは、筋肉の疲労により、腰を支える筋肉の力が低下して血液循環が悪くなり筋肉の緊張が強まって起こるという説があって、これを解決するために、人間工学に基づいて開発された椅子で、骨盤が立って背骨が緩やかなS字の生理的湾曲を維持する正しい姿勢に被験者の姿勢を矯正する椅子がある。被験者が椅子に座ると上半身の重みは骨盤で支持され、骨盤(座骨)は椅子の座面に押し付けられる。座面には骨盤を押し付ける力に対する反発する力が生じて、上半身の重みは腰部に負荷される。座面で被験者を支持する椅子は、骨盤(座骨)が座面に押し付けられ生じる反発力を解消することができず、長時間、椅子に座っていると上半身の重みで腰を支える筋肉が疲労して腰痛が起こるという課題がある。
腰痛といわれる日常によくある腰部の不快感や痛みは、筋肉の疲労により、腰を支える筋肉の力が低下して血液循環が悪くなり筋肉の緊張が強まって起こるという説があって、これを解決するために、人間工学に基づいて開発された椅子で、骨盤が立って背骨が緩やかなS字の生理的湾曲を維持する正しい姿勢に被験者の姿勢を矯正する椅子がある。この椅子は、被験者に正しい姿勢を強制し、さらに、いつまでも同じ姿勢を維持して座ることを強制する。しかし、人はいつも動いていたい動物であって、正しい姿勢であっても同じ姿勢を、長い時間、強制されるのは被験者にはストレスであって、また肉体的にも苦痛であるという課題がある。
腰痛といわれる日常によくある腰部の不快感や痛みは、筋肉の疲労により、腰を支える筋肉の力が低下して血液循環が悪くなり筋肉の緊張が強まって起こるという説があって、これを解決するために、人間工学に基づいて開発された椅子で、骨盤が立って背骨が緩やかなS字の生理的湾曲を維持する正しい姿勢に被験者の姿勢を矯正する椅子がある。被験者に同じ姿勢を強制し、さらに維持して座ることを強制する。姿勢を維持するために腰を支える筋肉の一部分に負担がかかり続けるので、長い時間、座り続けるとこの部分の筋肉が疲労して不快感や痛みを生じてしまう。これを解決するためにアームレストやランバーサポートなどなど、様々の部材、機器が付加されて構造が複雑で高額な椅子になっているという課題がある。
腰痛といわれる日常によくある腰部の不快感や痛みは、筋肉の疲労により、腰を支える筋肉の力が低下して血液循環が悪くなり筋肉の緊張が強まって起こるという説があって、これを解決するために、人間工学に基づいて開発された椅子で、骨盤が立って背骨が緩やかなS字の生理的湾曲を維持する正しい姿勢に被験者の姿勢を矯正する椅子がある。個人を対象として、ひとりで単独で使用することを特徴とする正しい姿勢に被験者の姿勢を矯正する椅子である。この椅子の構造の全部あるいは一部を用いて、病院や公共施設で使用されるベンチ椅子、バスや電車の乗客の座るシートなど、大勢の人が頻繁に入れ替わり使用し、また同時に複数の人が使用するベンチ椅子やシートで使用可能な構造に構成することは困難であるという課題がある。
腰痛といわれる日常によくある腰部の不快感や痛みは、筋肉の疲労により、腰を支える筋肉の力が低下して血液循環が悪くなり筋肉の緊張が強まって起こるという説があって、被験者が椅子に座ると上半身の重みは骨盤で支持され、骨盤(座骨)は椅子の座面に押し付けられる。座面には骨盤を押し付ける力に対する反発する力が生じて、上半身の重みは腰部に負荷され、腰部は疲労する。座面で被験者を支持する構造を有する椅子は、骨盤(座骨)が座面に押し付けられ生じる反発力を解消することができない。これを解決するために、上半身の重みの負荷や反発力に対する吸収特性と腰臀部の多様な形状に対応する伸縮特性にすぐれたウレタンなどの素材で作られ、座った時に腰部にかかる負担を吸収、分散して小さくし、血行の圧迫を緩めて血行を促進し、腰痛を予防する腰痛クッションがある。しかし、座った時に腰部にかかる上半身の重みの負荷や反発力の負担を完全に吸収、分散することはできないので、長時間、椅子に座っていると腰を支える筋肉はやがて疲労して腰痛が起こるという課題がある。
腰痛といわれる日常によくある腰部の不快感や痛みは、筋肉の疲労により、腰を支える筋肉の力が低下して血液循環が悪くなり筋肉の緊張が強まって起こるという説があって、これを解決するために、電気動力で動く機器を用いて揉み部が自動で動き、被験者の座骨周辺、臀部と大腿部の接続部分周辺の筋肉やツボに圧力を加え揉み解す電動マッサージ椅子のような自動腰臀揉み器がある。腰痛が起こりやすいのが椅子に腰掛けている時で、オフィスで仕事をしている時、通勤や出張、旅行で電車や自動車を利用している時、産業用車両や機械を操縦している時など腰痛が起こりやすい環境の中で、電動マッサージ椅子のような自動腰臀揉み器は、疲労した筋肉を揉み解すことには優れているが、腰痛が起こりやすい環境下で使い疲労を予防することはできない。また、大きくて重く持ち運びができないので一度置いた場所から簡単に移動ができず不便、人が作業するために頻繁に、あるいは多く動き回る場所では邪魔になるという課題がある。
腰痛といわれる日常によくある腰部の不快感や痛みは、筋肉の疲労により、腰を支える筋肉の力が低下して血液循環が悪くなり筋肉の緊張が強まって起こるという説がある。被験者の座骨周辺、臀部と大腿部の接続部分周辺の筋肉やツボに被験者が自分の意思で揉み具を押し当てて体を揺り動かして被験者の座骨周辺、臀部と大腿部の接続部分周辺の筋肉やツボを揉み解すマッサージ椅子がある。(特許文献1参照)握持部材と背もたれ部材、座枠や座枠に着脱可能な揉み具で構成され、座枠には、前枠と後枠に揉み部と揉み具を着脱可能な溝を左右一対に横枠に設けてある。さらに、座枠は、被験者が握持部材を握持して臀部を座枠の揉み部に押し当てて揺動して、あるいは揉み具を座枠に取り付けて臀部を揉み部の上に位置して揉み具を操作して搖動して使用する仕組である。腰痛が起こりやすいのが椅子に腰掛けている時と言われる。オフィスで仕事をしている時、産業用車両や機械を操縦している時など、仕事中や作業中に腰痛は起こりやすい。マッサージ椅子は、疲労した筋肉を揉み解すことは優れているが、使用する時は両手がふさがれるので仕事や作業をしながら、「ながら」で筋肉を揉み解す時間を効果的に使い腰痛を予防する使い方はできない。筋肉を揉み解す特別な時間を設けなければならないという課題がある。
腰痛といわれる日常によくある腰部の不快感や痛みは、筋肉の疲労により、腰を支える筋肉の力が低下して血液循環が悪くなり筋肉の緊張が強まって起こるという説がある。被験者の座骨周辺、臀部と大腿部の接続部分周辺の筋肉やツボに被験者が自分の意思で揉み具を押し当てて体を揺り動かして被験者の座骨周辺、臀部と大腿部の接続部分周辺の筋肉やツボを揉み解すマッサージ椅子がある。(特許文献1参照)
握持部材と背もたれ部材、座枠や座枠に着脱可能な揉み具で構成され、座枠には、前枠と後枠に揉み部と揉み具を着脱可能な溝を左右一対に横枠に設けてある。さらに、座枠は、被験者が握持部材を握持して臀部を座枠の揉み部に押し当てて揺動して、あるいは揉み具を座枠に取り付けて臀部を揉み部の上に位置して揉み具を操作して搖動して使用する仕組である。座枠は強い負荷に耐える頑丈な構造でなければならない。腰痛は通勤や出張、旅行で電車や自動車を利用して移動中に起こりやすいと言われる。マッサージ椅子は、握持部材と背もたれ部材、座枠や座枠に着脱可能な揉み具で構成され、被験者が握持部材を握持して臀部を座枠の揉み部に押し当てて揺動して、あるいは揉み具を座枠に取り付けて臀部を揉み部の上に位置して揉み具を操作して搖動して使用する。強い負荷に耐える頑丈な構造が必要で、携帯に容易な軽量小型の構造とすることは困難であり、携帯して移動中に起こる腰痛を防止することはできないという課題がある。
被験者の座骨周辺、臀部と大腿部の接続部分周辺の筋肉やツボに被験者が自分の意思で揉み具を押し当てて体を揺り動かして被験者の座骨周辺、臀部と大腿部の接続部分周辺の筋肉やツボを揉み解すマッサージ椅子がある。(特許文献1参照)
握持部材と背もたれ部材、座枠や座枠に着脱可能な揉み具で構成され、座枠には、前枠と後枠に揉み部と揉み具を着脱可能な溝を左右一対に横枠に設けてある。また、座枠は被験者が握持部材を握持して臀部を座枠の揉み部に押し当てて揺動、あるいは被験者が揉み具を座枠に取り付けて臀部を揉み部の上に位置して揉み具を操作して搖動して使用する強い負荷に耐える強度を有する構造である。マッサージ椅子は、握持部材と背もたれ部材、座枠や座枠に着脱可能な揉み具で構成され、被験者が握持部材を握持して臀部を座枠の揉み部に押し当てて揺動して、あるいは揉み具を座枠に取り付けて臀部を揉み部の上に位置して揉み具を操作して搖動して使用する。被験者が握持部材を握持して体を揺動する、あるいは座枠に揉み具を取り付けて搖動操作する仕組でなるマッサージ椅子の構造の全部あるいは一部を用いて、病院や公共施設で使用されるベンチ椅子、バスや電車の乗客の座るシートなど、被験者が位置可能な空間を制限される場所で使用可能な構造に構成することは困難であるという課題がある。
被験者の座骨周辺、臀部と大腿部の接続部分周辺の筋肉やツボに被験者が自分の意思で揉み具を押し当てて体を揺り動かして被験者の座骨周辺、臀部と大腿部の接続部分周辺の筋肉やツボを揉み解すマッサージ椅子がある。(特許文献1参照)
握持部材と背もたれ部材、座枠や座枠に着脱可能な揉み具で構成され、座枠には、前枠と後枠に揉み部と揉み具を着脱可能な溝を左右一対に横枠に設けてある。さらに、座枠は、被験者が握持部材を握持して臀部を座枠の揉み部に押し当てて揺動して、あるいは揉み具を座枠に取り付けて臀部を揉み部の上に位置して揉み具を操作して搖動して使用する仕組である。マッサージ椅子は個人が対象で、ひとりで使用する仕組でなる構成であって、マッサージ椅子の構造の全部あるいは一部を用いて、病院や公共施設で使用されるベンチ椅子、バスや電車の乗客の座るシートなど、大勢の人が頻繁に入れ替わり使用し、また同時に複数の人が使用するベンチ椅子やシートで使用可能な構造に構成することは困難であるという課題がある。
腰痛といわれる日常によくある腰部の不快感や痛みは、筋肉の疲労により、腰を支える筋肉の力が低下して血液循環が悪くなり筋肉の緊張が強まって起こるという説がある。被験者は臀部と大腿部の接続部分周辺の筋肉を被験者支持部材に当接して着座し、上半身を背凭れ部材で支持して、被験者の上半身の重みと重力によって被験者の腰臀部を被験者正面方向前下に押し出して、臀部と大腿部の接続部分周辺の筋肉を骨盤(座骨)と被験者支持部材で挟んで、押圧伸展して揉み解す自働腰臀揉み器がある。(特許文献2参照)被験者の腰臀部を押圧伸展するための腰臀揉み器であって、被験者の腰臀部の周辺部分の筋肉やツボを押圧可能な押圧頂面を有する被験者の横幅方向にほぼ直線状に延びる被験者支持部材があって、左右の枠に被験者支持部材を梯子形に設けて構成する枠体であって、椅子やベンチ椅子の座面に置いて使用される。被験者は被験者支持部材と椅子やベンチ椅子の背もたれに支持されると腰を浮かせて上半身を保持される。腰痛が起こりやすいのが椅子に腰掛けている時と言われる。オフィスで仕事をしている時、産業用車両や機械を操縦している時など、仕事中や作業中に腰痛は起こりやすい。自働腰臀揉み器は、使用する時両手がふさがれない。また仕事中や作業中の被験者の自然な動作を利用するので仕事や作業をしながら、「ながら」で筋肉を揉み解す時間を効果的に使い腰痛を予防する使い方はができる。しかし、自働腰臀揉み器は被験者の上半身の重みは、被験者支持部材に集中して負荷される。臀部と大腿部の接続部分周辺の筋肉は被験者支持部材と骨盤(座骨)に挟まれて、骨盤(座骨)の間で、被験者の上半身の重みと上半身の重みを負荷されて被験者支持部材に生じる反発力で押圧されて伸展し揉み解される。しかも、自働腰臀揉み器は被験者の上半身の重みを一本の被験者支持部材に集中して最大利用して、臀部と大腿部の接続部分周辺の筋肉を揉み解す仕組みで構成されていて、被験者支持部材掛かる上半身の重みを調整する仕組みがなく、同じ姿勢で長時間座っていると、人によっては被験者支持部材に当接する部位に圧痛が起こることがあるという課題がある。
長時間椅子に座っていると疲れが発生する。これは、体の一部分の圧迫による血行障害による原因であって、特に椅子に座っていると左右の座骨に上半身の重みが負荷され、座骨の先端に負荷が集中して血行障害が起こり、ストレスで疲労するという説がある。ストレス疲労を解決する対策として、左右の太ももと左右の腰の4か所を4個のクッションで支えて体重を分散して体重の集中による血行障害を緩和する仕組であって、座面を4つに分割した椅子がある。(特許文献3参照)座面を4つに分割した椅子は骨盤の下部座骨の前側と後側で座骨を挟んで支持するので、座骨の先端は座面に触れることなく空中に浮いて支持される。しかし、被験者の体重は座骨の前面と後面つまり骨盤で支持される。腰痛といわれる日常によくある腰部の不快感や痛みは、筋肉の疲労により、腰を支える筋肉の力が低下して血液循環が悪くなり筋肉の緊張が強まって起こるという説があって、被験者が座面を4つに分割した椅子に座ると上半身の重みは骨盤に支持され、骨盤は椅子の4つの座面に押し付けられる。座面には被験者の上半身の重みで骨盤が押し付けられて生じる反発する力あって、被験者の上半身の重みは腰部で受け止めて支持される。4つの座面で被験者の座骨を挟んで被験者を支持する構造の椅子では、骨盤が座面に押し付けられ生じる反発力を解消することができず被験者の腰部にかかる上半身の体重の負荷を防ぐことができない。長時間、椅子に座っていると腰を支える筋肉はやがて疲労して腰痛が起こるという課題がある。
腰部の不快感や痛みを防ぐために、あるいは腰部に不快感や痛みがあるときは、被験者の下半身の重さを利用して腰を引っ張って伸ばす、あるいは被験者の上半身の重力を取り除くなどの方法が有効であるという説があり、被験者の上半身を支持して腰を浮かせ腰部にかかる上半身の重力を取り除き、下半身の重さで腰部の筋肉を伸ばして解す腰痛予防軽減用補助具がある。(特許文献4)腰部から腹部にかけて装着するコルセットと、座面に被験者の膝裏を支持する前部クッションを設け、背凭れにコルセットを掛け止めて可能なフックを設けた椅子で構成し、背凭れのフックにコルセットを掛け止めて被験者の胴部を支持し、前部クッションで膝裏を支持し、被験者の腰部を空中に吊り下げて保持する腰痛予防軽減用補助具である。さらに、腰痛予防軽減用補助具は個人が対象で、ひとりで使用する仕組でなる構成である。腰痛予防軽減用補助具の構造の全部あるいは一部を用いて、病院や公共施設で使用されるベンチ椅子、バスや電車の乗客の座るシートなど、大勢の人が頻繁に入れ替わり使用し、また同時に複数の人が使用するベンチ椅子やシートで使用可能な構造に構成することは困難であるという課題がある。
腰部の不快感や痛みを防ぐために、あるいは腰部に不快感や痛みがあるときは、被験者の下半身の重さを利用して腰を引っ張って伸ばす、あるいは被験者の上半身の重力を取り除くなどの方法が有効であるという説があり、被験者の上半身を支持して腰を浮かせ腰部にかかる上半身の重力を取り除き、下半身の重さで腰部の筋肉を伸ばして解す腰痛予防軽減用補助具がある。(特許文献4)腰部から腹部にかけて装着するコルセットと、座面に被験者の膝裏を支持する前部クッションを設け、背凭れにコルセットを掛け止めて可能なフックを設けた椅子で構成し、背凭れのフックにコルセットを掛け止めて被験者の胴部を支持し、前部クッションで膝裏を支持し、被験者の腰部を空中に吊り下げて保持する腰痛予防軽減用補助具は、被験者の体をコルセットで締め付けて、コルセットのフックを背凭れに掛け止めて椅子に固定する。体には座っている間、常に動いていたい、姿勢を変えたいという欲求があって、体は無意識で動いている。姿勢を固定することは体の自由を奪い被験者にとって苦痛であるという説があって、長い時間座って執務や作業することの多い会社や事業所などで使用する椅子としては、腰痛予防軽減用補助具は被験者が苦痛を感じやすいので使えないという課題がある。
腰部の不快感や痛みを防ぐために、あるいは腰部に不快感や痛みがあるときは、被験者の下半身の重さを利用して腰を引っ張って伸ばす、あるいは被験者の上半身の重力を取り除くなどの方法が有効であるという説があり、被験者の上半身を支持して腰を浮かせ腰部にかかる上半身の重力を取り除き、下半身の重さで腰部の筋肉を伸ばして解す腰痛予防軽減用補助具がある。(特許文献4)腰痛予防軽減用補助具は、腰部から腹部にかけて装着するコルセットと、座面に被験者の膝裏を支持する前部クッションを設け、背凭れにコルセットを掛け止めて可能なフックを設けた椅子で構成される。腰痛が起こりやすいのが椅子に腰掛けている時と言われる。オフィスで仕事をしている時に腰痛は起こりやすい。腰痛予防軽減用補助具は、両手は自由に動かせる。しかし、上半身が固定されて体の自由な動きが制限されるので、会社や事業所などで、執務や作業をするときに使用する椅子としては、不便で使いにくいという課題がある。
腰部の不快感や痛みを防ぐために、あるいは腰部に不快感や痛みがあるときは、被験者の下半身の重さを利用して腰を引っ張って伸ばす、あるいは被験者の上半身の重力を取り除くなどの方法が有効であるという説があり、被験者の上半身を支持して腰を浮かせ腰部にかかる上半身の重力を取り除き、下半身の重さで腰部の筋肉を伸ばして解す健康器具がある。(特許文献5)被験者の胴部を下から支持する胴保部材を背凭れに設け、被験者の膝裏を支持する膝支持部材を座面部に設け、胴保支持部材で被験者の胴部を支持し、膝支持部材で被験者の膝裏を支持し、被験者の腰部を空中に吊り下げて保持する仕組で構成されて、肘掛状の上体支持部と背凭れ部側の後端部が下方に変位して前端部で脚部の一部を支持する座面部で、被験者を支持し腰部を空中に浮かせて上半身の重力から解放し、下半身の自重によって脊椎を自然に伸ばす椅子型の健康器具である。腰痛が起こりやすいのが椅子に腰掛けている時と言われる。特に、オフィスで仕事をしている時、産業用車両や機械を操縦している時など、仕事中や作業中に腰痛は起こりやすい。健康器具は、疲労した筋肉を揉み解すことは優れている。しかし、被験者の胴部を下から支持する胴保部材で上半身を支持し膝支持部材で被験者の膝裏を支持するために、上半身が固定されて動きが拘束される。そのために、仕事や作業をしながら、「ながら」で筋肉を揉み解す時間を効果的に使い腰痛を予防する使い方はできない。筋肉を揉み解す専用の時間を設けなければならないという課題がある。
腰部の不快感や痛みを防ぐために、あるいは腰部に不快感や痛みがあるときは、被験者の下半身の重さを利用して腰を引っ張って伸ばす、あるいは被験者の上半身の重力を取り除くなどの方法が有効であるという説があり、被験者の上半身を支持して腰を浮かせ腰部にかかる上半身の重力を取り除き、下半身の重さで腰部の筋肉を伸ばして解す健康器具がある。(特許文献5)被験者の胴部を下から支持する胴保部材を背凭れに設け、被験者の膝裏を支持する膝支持部材を座面部に設け、胴保支持部材で被験者の胴部を支持し、膝支持部材で被験者の膝裏を支持し、被験者の腰部を空中に吊り下げて保持する仕組で構成されて、肘掛状の上体支持部と背凭れ部側の後端部が下方に変位して前端部で脚部の一部を支持する座面部で、被験者を支持し腰部を空中に浮かせて上半身の重力から解放し、下半身の自重によって脊椎を自然に伸ばす椅子型の健康器具がある。腰痛が起こりやすいのが椅子に腰掛けている時と言われる。特に、通勤や出張、旅行で電車や自動車を利用して移動中に起こりやすい。健康器具は、疲労した筋肉を揉み解すことは優れているが小型軽量化が難しい。自動車や電車、バスなどのシートの背凭れに被験者の胴部を下から支持する胴保部材を小型軽量化して設けることは困難で、自動車や電車、バスなどのシートの座席に被験者の膝裏を支持する膝支持部材を小型軽量化して設けることも困難である。してみると、自動車や電車、バスなどのシートに健康器具の構造の全部あるいは一部を用いて、移動中に起こる腰痛を防止可能な構造に構成することは困難であるという課題がある。
腰部の不快感や痛みを防ぐために、あるいは腰部に不快感や痛みがあるときは、被験者の下半身の重さを利用して腰を引っ張って伸ばす、あるいは被験者の上半身の重力を取り除くなどの方法が有効であるという説があり、被験者の上半身を支持して腰を浮かせ腰部にかかる上半身の重力を取り除き、下半身の重さで腰部の筋肉を伸ばして解す健康器具がある。(特許文献5)被験者の胴部を下から支持する胴保部材を背凭れに設け、被験者の膝裏を支持する膝支持部材を座面部に設け、胴保支持部材で被験者の胴部を支持し、膝支持部材で被験者の膝裏を支持し、被験者の腰部を空中に吊り下げて保持する仕組で構成されて、肘掛状の上体支持部と背凭れ部側の後端部が下方に変位して前端部で脚部の一部を支持する座面部で、被験者を支持し腰部を空中に浮かせて上半身の重力から解放し、下半身の自重によって脊椎を自然に伸ばす椅子型の健康器具である。個人が対象で、ひとりが単独で使用することを特徴としている。健康器具の構造の全部あるいは一部を用いて、病院や公共施設で使用されるベンチ椅子、バスや電車の乗客の座るシートなど、大勢の人が頻繁に入れ替わり使用し、また同時に複数の人が使用するベンチ椅子やシートで使用可能な構造に構成することは困難であるという課題がある。
特許文献1のマッサージ椅子、特許文献4の腰痛予防軽減用補助具、及び特許文献5の健康器具は、座部と背凭れ部にそれぞれ被験者の身体を支持するための機能を設けて、相互に機能して腰痛改善効果を提供するものであって、座部または背凭れは一体の構造、一対で使用される仕組でなっている。座部または背凭れの一方だけをもって使用し効果を得ることができない腰痛改善の専用器具である。一般に会社や事業所で使用される椅子、病院や公共施設で使用されるベンチ椅子、バスや電車の乗客の座るシートなど、これを改造すること無く、被験者の身体を支持するための機能を有する座部または被験者の身体を支持するための機能を有する背凭れの、どちらか一方を使用して腰痛改善効果を得ることはできない。してみると、特許文献1のマッサージ椅子、特許文献4の腰痛予防軽減用補助具、及び特許文献5の健康器具などの構造の全部あるいは一部を用いて、すでに会社や事業所、病院や公共施設、バスや電車などで使用中の椅子、ベンチ椅子、シートなどに後から取り付けて使用可能な仕組を構成することはできないという課題がある。
従来の腰痛改善関連器具は、使用するために時間をスケジュールしたり特別に場所を設けたりしなければならない。管理の煩わしさが原因で被験者がストレスを感じるようになるなどして、使うことを止めてしまい長続きできないという課題がある。
また本発明は、簡単な構成で、基本構造全部あるいは一部を椅子やベンチ椅子、ソファ、あるいは自動車や産業車両用シート、さらには航空機や鉄道車両用シートなどに取り付けて使用可能な腰痛改善器を提供することを課題としている。
被験者の臀部と大腿部の接続部周辺を支持可能な被験者支持部と、被験者の座骨を支持可能な座骨支持部があって、座骨支持部を被験者支持部の斜下方後位置に設けてあり、背凭れを有する椅子やベンチで使用するものであって、被験者が被験者支持部に臀部と大腿部の接続部を位置して座ると、被験者支持部で臀部と大腿部の接続部を支持し、座骨支持部で座骨を座骨支持部の後位置に位置して支持し、さらに、被験者が上体を背凭れにあずけると被験者の背部を支持して、骨盤を吊り下げて保持可能とすることを特徴とする腰痛改善器。
被験者支持部と座骨支持部の間に被験者支持部から座骨支持部の方向に下向し傾斜して形成する斜面であって、被験者が臀部を被験者支持部に位置して座ると、腰部に上半身の重量が負荷されて、上半身の重量で骨盤が斜面に押し付けられ、さらに、臀部が斜面を座骨支持部に向かって滑り落ちるが、臀部と大腿部の接続部が被験者支持部に受持されて止まり、臀部が座骨支持部の後位置に位置されて、さらに、座骨も座骨支持部の後位置に位置されることを特徴とする腰痛改善器。
前枠と、4本の横枠と、被験者支持部と座骨支持部があって、2本の横枠を被験者支持部の両端にそれぞれ取り付けて被験者支持枠を組立て、また、2本の横枠を座骨支持部の両端にそれぞれ取り付けて座骨支持枠を組立て、さらに、前枠に座骨支持枠の前部と被験者支持枠の前部を取り付けて組み立てたフレームであって、被験者支持枠に取付けた被験者支持部の後の位置を下から座骨支持部で支持して、被験者支持部の斜下方後位置に座骨支持部を位置可能としたことを特徴とする腰痛改善器。
本発明の腰痛改善器は、被験者支持部と座骨支持部があって、被験者支持部の斜下方後位置に座骨支持部を設ける構造で、被験者を被験者支持部と座骨支持部及び背凭れで支持し腰臀部を吊下げて保持可能な構成である。次に述べる腰痛改善機能が得られるという効果がある。
(1)座骨が立つと骨盤が立って、背骨が緩やかなS字の生理的湾曲を描く正しい姿勢が形成され、腰痛を予防し改善する効果があるという説がある。本発明の腰痛改善器は、被験者が臀部と大腿部の接続部を被験者支持部に位置すると、被験者の上半身の重みは骨盤に負荷される。腰臀部は上半身の重みで、臀部と大腿部の接続部周辺部で被験者支持部に当接した位置を軸に被験者支持部の下位置に向かって回転する。腰臀部が回転すると、座骨が被験者支持部の概垂直下に潜り込むように骨盤も回転するが、座骨が被験者支持部の斜下方後位置にある座骨支持部に当接すると制止され停止する。すると、座骨点が座骨支持部の斜下方後位置に自然に位置されて座骨と骨盤が立つ。骨盤が立つと背骨が緩やかなS字の生理的湾曲を描いて正しい姿勢が形成される。
(2)本発明の腰痛改善器は、被験者が臀部と大腿部の接続部を被験者支持部に位置すると、被験者の上半身の重みは骨盤に負荷される。腰臀部は上半身の重みで、臀部と大腿部の接続部周辺部で被験者支持部に当接した位置を軸に被験者支持部の下位置に向かって回転する。腰臀部が回転すると、座骨が被験者支持部の概垂直下に潜り込むように骨盤も回転するが、座骨が被験者支持部の斜下方後位置にある座骨支持部に当接すると制止され停止する。すると、座骨点が座骨支持部の後位置に位置される。さらに、被験者が背凭れに上体をあずけると、被験者は、被験者支持部と座骨支持部と背凭れの3箇所で支持され腰臀部が吊下がって保持され、腰部に負荷される上半身の重みが除去され重力から解放される。さらに、骨盤が浮いて吊り下がって保持されて、下半身(骨盤)の自重で腰部の周辺の筋肉が牽引される。
(3)本発明の腰痛改善器は、被験者が臀部と大腿部の接続部を被験者支持部に位置すると、被験者の上半身の重みは骨盤に負荷される。臀部と大腿部の接続部の周辺の筋肉を、被験者支持部と骨盤で挟んで上半身の重みで押圧伸展する。
(4)本発明の腰痛改善器は、被験者が臀部と大腿接続部被験者支持部に位置すると、被験者の上半身の重みは骨盤に負荷される。被験者が背凭れに上体をあずけると骨盤は吊下がって保持されており、骨盤に負荷された被験者の上半身の重みは被験者支持部と座骨支持部と背凭れの3箇所に分担して受持される。
(5)本発明の腰痛改善器は、腰部の筋肉を被験者の骨盤の重みで牽引し、腰にかかる上半身の重みを除去して重力から解放する。また被験者支持部で被験者の腰臀部周辺の筋肉やツボを押圧伸展あるいは揉み解し可能で、さらに骨盤を立てて背骨が緩やかなS字の生理的湾曲を維持する正しい姿勢を形成可能である。複数の腰痛改善機能を有する多機能な腰痛改善器を構成可能である。
本発明の腰痛改善器は、被験者支持部と座骨支持部があって、被験者支持部の斜下方後位置に座骨支持部を設けた簡素な構造で、被験者を被験者支持部と座骨支持部及び背凭れで支持し骨盤7を吊下げて使用する。前述した複数の腰痛改善機能があって次に述べる改善効果がある。
(1)本発明の腰痛改善器は、座骨点が座骨支持部の斜下方後位置に自然に位置されて座骨と骨盤が立ち背骨が緩やかなS字の生理的湾曲を描いて正しい姿勢を形成可能で腰痛を予防し改善する。
(2)本発明の腰痛改善器は、被験者が被験者支持部と座骨支持部と背凭れの3箇所で支持され、腰臀部は吊下がって保持されるので、腰は姿勢を支えない。従って腰部の筋肉に負担がかかることがなく、筋肉が疲労して不快感や痛みを生じることもない。
(3)本発明の腰痛改善器は、被験者が被験者支持部と座骨支持部と背凭れの3箇所で支持され、腰臀部は吊下がって保持されるので、腰部に負荷される上半身の重みが除去され重力から解放される。従って腰部の筋肉に負担がかかることがなく、筋肉が疲労して不快感や痛みを生じることもない。
(4)本発明の腰痛改善器は、被験者が被験者支持部と座骨支持部と背凭れの3箇所で支持され、腰臀部は吊下がって支持される。すると骨盤も吊り下がる。骨盤が吊り下がると腰部の筋肉を略垂直方向に引っ張る重石になり、臀部の筋肉を牽引する。従って腰部の筋肉の疲労による不快感や痛みが改善される。
(5)本発明の腰痛改善器は、被験者が臀部と大腿部の接続部を被験者支持部に位置して背凭れに上体をあずけると、腰臀部が吊下がって保持される。上半身の重みは骨盤に負荷されるが、骨盤も吊り下がっているので被験者の上半身の重みは被験者支持部と座骨支持部と背凭れの3箇所で支持される。特許文献2の自働腰臀揉み器は被験者の腰臀部を押圧伸展するための腰臀揉み器であって、被験者の上半身の重みを一本の被験者支持部材に集中して最大利用して、臀部と大腿部の接続部周辺の筋肉を揉み解す仕組みで構成される。被験者支持部材に掛かる上半身の重みを調整する仕組みがなく、被験者支持部が当接する部位に、被験者の上半身の重みが集中して起こる圧痛を軽減することができる。
(6)本発明の腰痛改善器は、複数の腰痛改善機能を有する多機能の腰痛改善器であって、姿勢や座り方に応じた機能がそれぞれ適時に、また自在に作用して腰の疲労、不快感、痛みを予防する。さらに、長く腰かけることで腰の疲労を回復し、不快感、痛みを改善する。
(7)本発明の腰痛改善器は、複数の腰痛改善機能を有する多機能の腰痛改善器であって、姿勢や座り方に応じた機能がそれぞれ適時に、また自在に作用する。「正しい姿勢」を作ることを腰痛対策とする従来の腰痛改善器は被験者に姿勢を強制するものが多い。しかし、被験者にとって同じ姿勢を長い時間強制されることは苦痛である。本来、体には座っている間、常に動いていたい姿勢を変えたいという欲求があって無意識で体を動かしている。本発明の腰痛改善器は、被験者は姿勢や座り方を自在に変えることができるので快適に腰の疲労、不快感、痛みを予防し改善できる。
(8)従来の腰痛改善器には、特許文献1のマッサージ椅子、特許文献3の腰痛予防補助具、特許文献4の腰痛予防軽減用補助具、及び特許文献5の健康器具をはじめ、姿勢を矯正したり、筋肉を揉んだり、ツボを押したり、あるいは腰臀部に負荷する体圧を制御する、腰部を牽引するなど被験者が身体を搖動操作する、あるいは被験者の身体を制御、拘束して使用する専用器が多い。被験者には姿勢や座り方に好みや癖があって、本願発明の腰痛改善器は被験者の身体を制御、拘束せずに、被験者の好みや癖から形成される座り方、姿勢に合わせて腰痛改善機能が自然に作用して腰の疲労、不快感、痛みを予防し改善できる。
(9)また、人間工学に基づいて開発された椅子で、骨盤が立って背骨が緩やかなS字の生理的湾曲を維持する正しい姿勢に被験者の姿勢を矯正する椅子がある。被験者が椅子に座ると上半身の重みは骨盤で支持され、骨盤(座骨)は椅子の座面に押し付けられる。座面には骨盤を押し付ける力に対する反発する力が生じて、上半身の重みは腰部に負荷される。座面で被験者を支持する椅子は、骨盤(座骨)が座面に押し付けられ生じる反発力を解消することができず、長時間、椅子に座っていると上半身の重みで腰を支える筋肉が疲労して不快感や痛みを生じる。しかも、腰掛ける時間の長さに比例する。本願発明の腰痛改善器は被験者の好みや癖から形成される座り方、姿勢に合わせて腰痛改善機能が自然に作用して腰の疲労、不快感、痛みを予防し改善できるので、腰かける時間に比例して腰の疲労がとれて腰が軽くなる。
本発明の腰痛改善器は、被験者支持部と座骨支持部があって、被験者支持部の斜下方後位置に座骨支持部を設けた簡素な構造で、被験者を被験者支持部と座骨支持部及び背凭れで支持し腰臀部を吊下げて使用する。被験者の体を拘束せず、あるいは運動を制限せずに、前述した腰痛改善機能や改善効果が得られる利便性は高く下記に述べる効果がある。
(1)本発明の腰痛改善器は、腰痛改善機能を複数有する多機能の腰痛改善器であって、座れば自然に、適時、自在に腰痛改善機能が作用する。例えば、普通の椅子として使用し、仕事や作業するために座っている時間を利用して、仕事や作業をしながら「ながら」で腰痛を改善することができる。してみると、特許文献1のマッサージ椅子、特許文献3の腰痛予防補助具、特許文献4の腰痛予防軽減用補助具、及び特許文献5の健康器具をはじめ、従来の腰痛改善器には、姿勢を矯正したり、筋肉を揉んだり、ツボを押したり、あるいは腰臀部に負荷する体圧を制御する、腰部を牽引するなど被験者が身体を搖動操作する、あるいは被験者の身体を制御、拘束して使用するものが多く、被験者が腰かけて仕事や作業をしながら手足を動かす、あるいは、一日に何回も立ったり座ったりの動作が繰り返される普通の椅子のように使えない。また、被験者が身体を搖動操作する、あるいは被験者の身体を制御、拘束する特別の空間と時間が必要で、仕事や作業をしながら腰痛を改善することができないという課題が解決される。
(2)本願発明の腰痛改善器は、被験者は両手の自由を奪われないので、腰かけて作業をしながら使え、作業をしている間に腰部の筋肉を牽引、あるいは筋肉やツボを押圧伸展するなどの効果が得られ、日常生活で椅子やベンチが使われる場所で使えば生活時間を有効に利用できる。また、一日のなかで最も座る時間が長いといわれる会社や事業所で執務や作業をするときの椅子として使えるので、仕事時間を有効に利用できる。してみると、従来の腰痛改善器は特別に時間が必要で、一日の中で座る時間が最も長い作業時間や生活時間を有効に利用できないという課題が解決される。
本発明の腰痛改善器は、被験者支持部と座骨支持部があって、被験者支持部の斜下方後位置に座骨支持部を設けた簡素な構造で、小型、軽量な構造に構成可能で高い利便性があって下記に述べる効果がある。
(1)本願発明の腰痛改善器は椅子やベンチ、シートの座面に置いて使用する座布団型に構成可能である。会社や事業所で執務や作業をするときに使用される椅子や、病院や公共施設の待合で使用されるベンチ、バスや電車、航空機などで移動する乗客の座るシート、また、人が頻繁に入れ替わる業務用自動車あるいは産業用車両の運転者用シートなど、背凭れのある椅子やベンチ、シートの座面に本願発明の腰痛改善器を置くだけで、簡単に腰痛対策椅子に変えることができる。
(2)本願発明の腰痛改善器は椅子やベンチ、シートの座面に置いて使用する座布団型に構成可能で、軽量、小型で携帯可能に構成することができる。持ち運んで移動先にある椅子やベンチで使うことができる。特許文献1のマッサージ椅子、特許文献4の腰痛予防軽減用補助具、及び特許文献5の健康器具は、座部と背凭れ部にそれぞれ被験者の身体を支持するための部材を有する構造であって、軽量、小型で携帯可能に構成することは困難で、携帯して持ち運んで移動先にある椅子やベンチで使えないという課題が解決される。
(3)腰痛は椅子に腰かけて、会社や事業所で執務や作業をしている時に起こりやすく、バスや電車、航空機などで移動している時、また、業務用自動車あるいは産業用車両を運転している時などに起きやすい。背凭れのある普通の椅子やベンチ、シートの座面に置くだけで使える本願の腰痛改善器は、腰痛の予防にもっとも必要で役に立つ時に使える。しかし、特許文献1のマッサージ椅子、特許文献3の腰痛予防補助具、特許文献4の腰痛予防軽減用補助具、及び特許文献5の健康器具などの従来の腰痛改善器は、姿勢を矯正し、筋肉を揉み、ツボを押し、あるいは腰臀部に負荷する体圧を制御し、腰部を牽引するなど、被験者が身体を搖動操作するあるいは被験者の身体を制御、拘束して使用するもので、座部と背凭れ部にそれぞれ役割があって、座部に機能を集約できず座布団型に構成することができない。してみると従来の腰痛改善器が腰痛の予防にもっとも役に立つ時に使えないという課題が解決される。
(4)本願発明の腰痛改善器は椅子やベンチ、シートの座面に置いて使用する座布団型に構成可能である。会社や事業所、病院や公共施設、バスや電車などで、既に使用されている椅子やベンチ、シートを改造しなくても、座面に置くだけで、簡単に腰痛対策椅子に変えることができる。してみると、特許文献1のマッサージ椅子、特許文献4の腰痛予防軽減用補助具、及び特許文献5の健康器具などは、座部と背凭れ部にそれぞれ被験者の身体を支持するための部材を設けて、相互に機能して腰痛改善効果が得られる仕組みであって、基本構造全部あるいは一部を使用中の椅子やベンチ、シートで使用するには、これを改造しなくてはならないという課題が解決される。
(5)病院や公共施設で使用されるベンチ、バスや電車の乗客の座るシートは、体形の異なる人、腰に悩みを持つ人持たない人、いろんな人が互いに隣り合って座って利用される。本発明の腰痛改善器は、座席を仕切るなどして特別な空間を設ける必要がなく、いろんな人が自由に隣り合わせで座る病院や公共施設で使用されるベンチ、バスや電車の乗客の座るシートなど、いわゆる複座構造にその基本構造全部あるいは一部を使用して、誰でも自由に座れる汎用のベンチやシートを作ることができる。してみると、特許文献4の腰痛予防軽減用補助具、及び特許文献5の健康器具は、被験者の胴背部を抱え、腰を吊り下げて支持可能な構造の腰痛改善の専用器具である。これを複座構造にすることは困難で、病院や公共施設で使用されるベンチやバス、電車のシートには利用できないといった課題が解決される。
(6)本願発明の腰痛改善器は、被験者支持部と座骨支持部があって、被験者支持部の斜下方後位置に座骨支持部を設けた構造である。簡素であって、座布団型や、椅子型、ベンチ型のいずれにも形成可能である。
(7)しかも、小さくコンパクトに構成することができる。専用の場所や特定の広さを必要とせず、家庭や事業所など、椅子やソフャの置ける広さの場所であればどこでも使うことができる。
(8)さらに、家庭や職場で日常に過ごす時間や空間を利用できるので、無理なく、いつでも使うことができる。してみると、被験者は予定を組む面倒や、予定を実行しなければならないといった意識のストレスから解放される。
(9)本願発明の腰痛改善器は、被験者支持部と座骨支持部があって、被験者支持部の斜下方後位置に座骨支持部を設けてなる簡素な構造である。材料を少なくし製作にかかる手間を減らして、製造コストを抑え安く作ることができる。従来の腰痛改善器には、特許文献1のマッサージ椅子、特許文献4の腰痛予防軽減用補助具、及び特許文献5の健康器具をはじめ、姿勢を矯正したり、筋肉を揉んだり、ツボを押し、あるいは腰臀部に負荷する体圧を制御する、腰部を牽引するなど、被験者の身体を拘束して使用するものが多い。故に、構造が複雑になり、部品の数が増え、製造工程が増えて製造コストが高くなるという課題が解決される。
以下本発明の実施形態について説明する。
[第1実施形態]
図1は本発明の第1実施形態を示す外観斜視概略図である。
図2は本発明の第1実施形態を示す側面概略図である。
図3は本発明の第1実施形態を示す外観概略図である。
図4は本発明の第1実施形態で使用状態を示す概略図である。
図5は本発明の第1実施形態で使用状態を示す概略図である。
図6は本発明の第1実施形態で使用状態を示す概略図である。
図7は本発明の第1実施形態で使用状態を示す概略図である。
図8は本発明の第1実施形態で座骨支持部の働きを示す概略図である。
図9は本発明の第1実施形態で骨盤の働きを示す概略図である。
図10は本発明の第1実施形態で骨盤の働きを示す概略図である。
図11は本発明の第1実施形態で被験者支持部の働きを示す概略図である。
図12は本発明の第1実施形態で座骨支持部の働きを示す概略図である。
図13は本発明の第1実施形態で座骨支持部の働きを示す概略図である。
図14は被験者支持部に掛かる体重負担を示す概略図である。
図15は本発明の第1実施形態で座骨支持部の働きを示す概略図である。
図16は本発明の第1実施形態で座骨支持部の働きを示す概略図である。
図17は本発明の第1実施形態で使用状態を示す概略図である。
図18は本発明の第1実施形態で使用状態を示す概略図である。
図19は被験者の腰臀部の側面図である。
図20は被験者の腰背部の背面図である。
図21は本発明の第1実施形態で座骨支持部の働きを示す概略図である。
図22は本発明の第1実施形態で座骨支持部の働きを示す概略図である。
図23は本発明の第1実施形態で座骨支持部の働きを示す概略図である。
図1、図2、図3に示すように、第1実施形態に示す腰痛改善器1は、被験者支持部2と座骨支持部3があって、座骨支持部3を被験者支持部2の斜下方後位置に設け、被験者支持部2から被験者方向前に下向して傾斜する座面部4を形成し、また、被験者支持部2から被験者方向後に下向して傾斜する斜面5を形成してなる座体である。背もたれを有する椅子やベンチの座面に置いて使用する。被験者Hが臀部と大腿部の接続部を被験者支持部2に位置して座ると、被験者支持部2で臀部と大腿部の接続部を支持し、座骨支持部3に座骨8の前部が当接して支持し、座骨8が座骨支持部3の後に位置する。被験者Hが上体を背凭れ6にあずけると骨盤7が吊り下がって保持される。背筋が伸びた姿勢を形成し、被験者支持部2や座骨支持部3で筋肉やツボを押圧伸展あるいは揉み解し可能であるといった仕組が可能となる。
例えばウレタン樹脂などの高分子化合物や木材、紙(例えば板紙)などから形成されて、十分の強度を有する座体である。
本実施形態に示す腰痛改善器1の骨盤を吊り下げる仕組みについて以下に詳細を説明する。
(1)図1に示すように、本実施形態に示す腰痛改善器1は座布団型であって、背凭れを有する椅子やベンチの座面に置いて使用する。
(2)被験者Hが臀部と大腿部の接続部に被験者支持部2を当接して着座し、臀部と大腿部の接続部を支点に大腿部を動かして大腿部又は臀部との接続部周辺を被験者方向前に下向して傾斜する座面部4に当接させると、図5に示すように臀部と大腿部の接続部を支点にして大腿部が梃子になって骨盤7が持ち上がる。
(3)被験者Hが臀部と大腿部の接続部を被験者支持部2に位置して座り、背凭れ6に上体をあずけると斜面5に座骨前部が当接して座骨前部を斜め下から受持する。
(4)臀部と大腿部の接続部を支点に大腿部を動かして大腿部又は臀部との接続部周辺を被験者方向前に下向して傾斜する座面部4に当接させると臀部と大腿部の接続部を支点に大腿部を梃子にして骨盤7を持ち上げて、さらに、背凭れ6に上体をあずけて斜面5に座骨前部を当接して座骨前部を斜め下から受持すると、図5に示すように、被験者支持部2と斜面部5と背凭れ6で、被験者Hの臀部と大腿部の接続部と座骨前部と背中を支持して、骨盤7を吊り下げて保持することができる。
図4、図5に示すように、被験者Hが臀部と大腿部の接続部を被験者支持部2に位置して座ると、被験者の腰部に上半身の重みが負荷されて、臀部が被験者支持部2と座骨支持部3の間に形成される斜面5を矢印10で示すように滑り落ちる。滑落は臀部と大腿部の接続部が被験者支持部2に受持されると止まる。被験者が背部を背凭れ6に預けると上半身を被験者支持部2と座骨支持部3と背凭れ6の3箇所で支持されて腰臀部が吊り下がる。腰臀部が吊り下がると骨盤7は、座骨支持部3の後位置に吊り下がって支持される。
被験者支持部2と座骨支持部3及び被験者支持部2と座骨支持部3の間に形成される斜面5で、図15の矢印32に示すように、被験者Hの上半身の重量を一部は斜面5に受持しつつ一部を斜面5の傾斜でいなして受け流しながら分散して被験者支持部2に掛かる体重負担を少なくすることができる。
本実施形態に示す腰痛改善器1の背筋を伸ばして座る仕組みについて以下に詳細を説明する。
図8に示すように、被験者Hが臀部と大腿部の接続部を被験者支持部2に位置して座り上半身を 背凭れ6に預けると、被験者Hの体重と重力の働きで骨盤7が略垂直下方向に押し下げられる。
被験者支持部2と臀部と大腿部の接続部の当接する位置を支点にして骨盤7が回転する。
矢印14に示すように、座骨8は回転しながら被験者支持部2の略垂直下に向かうが、被験者支持部2の斜下方後位置にある座骨支持部3に当接して制止される。
すると、座骨8は座骨支持部3の後位置に自然に位置され、座骨点9も座骨支持部3の斜下方後に位置される。すると、骨盤が立つと背筋が伸びるといわれるが、図12に示す背骨が緩やかなS字の生理的湾曲19を描いた姿勢が形成されて保持される。
本実施形態に示す腰痛改善器1の筋肉やツボを押圧伸展あるいは揉み解す仕組みについて以下に詳細を説明する。
(1)骨盤7が座骨支持部3の後位置に位置されると、図6に示すように、座骨点9は座骨支持部3の斜下方後位置に位置される。
(2)図7に示すように、被験者Hが被験者支持部2と座骨支持部3に位置して、さらに上半身を矢印11に示すように後ろに傾けて背凭れ6に預けると、梃子の原理で背凭れ6が支点になって、被験者Hが上半身を傾けた力で、矢印12に示すように骨盤7が被験者方向前に押し出される。骨盤7は矢印13に示すように、さらに押し出されて被験者支持部2や座骨支持部3あるいは被験者支持部2と座骨支持部3の間に形成される斜面5に押し付けられる。
(3)さらに図8に示すように、重力の働きで骨盤7が略垂直下方向に押し下げられると、被験者支持部2と臀部と大腿部の接続部が当接する位置を支点にして腰臀部が回転する。そして骨盤7も矢印14に示すように回転するが、座骨支持部3に座骨8が押し付けられて当接すると制止される。座骨8が座骨支持部3の後位置に位置されるので、座骨点9も座骨支持部3の斜下方後に位置される。
(4)図17に示すように、被験者Hが起座する(矢印35を参照)、捻る(矢印36を参照)、前屈する(矢印37,矢印38を参照)、後屈する(矢印39,矢印40を参照)など体の動きに応じて、被験者Hの上半身の重量は角度を様々に変えて(矢印41,矢印42,矢印43,矢印44を参照)被験者支持部2と座骨支持部3、そして被験者支持部2と座骨支持部3の間に形成される斜面5に負荷されて被験者Hの腰臀部周辺の押圧範囲Pにある筋肉やツボを押圧伸展あるいは揉み解し可能な仕組みである。
(5)また、被験者Hの上半身の重量はいつでも被験者支持部2と座骨支持部3、そして被験者支持部2と座骨支持部3の間に形成される斜面5のどこかで受持され被験者Hの腰臀部周辺の押圧範囲Pにある筋肉やツボを押圧伸展あるいは揉み解し可能な仕組みである。
図1、図2、図3に示すように、本実施形態の腰痛改善器1は、被験者Hの臀部と大腿部の接続部を支持する被験者支持部2と、被験者支持部2から被験者方向前に下向して傾斜する座面部4と、被験者支持部2から被験者方向後に下向して傾斜する斜面5と斜面5の斜下方後位置に座骨支持部3で構成する座体であって、被験者Hの上半身の重量を被験者支持部2と座骨支持部3で受持し、被験者支持部2と座骨支持部3さらに背凭れ6で被験者Hの体を支持し、座骨8を座骨支持部3の後位置に位置して支持し骨盤7を吊り下げて支持する座体であって、骨盤7を吊り下げて保持し、背筋が伸びた姿勢を形成し、筋肉やツボを押圧伸展あるいは揉み解し可能であるといった仕組がある。こうした仕組みから得られる効果及び利便性について以下に詳細を説明する。
図1、図2、図3に示すように、第1実施形態に示す腰痛改善器1は、被験者支持部2と座骨支持部3があって、座骨支持部3を被験者支持部2の斜下方後位置に設け、被験者支持部2から被験者方向前に下向して傾斜する座面部4を形成し、また、被験者支持部2から被験者方向後に下向し て傾斜する斜面5を形成してなる座体である。被験者Hが臀部と大腿部の接続部を被験者支持部2に位置して座ると、被験者支持部2で臀部と大腿部の接続部を支持され、座骨支持部3に座骨8の前部が当接して支持され、座骨8が座骨支持部3の後に位置される。被験者Hが上体を背凭れ6にあずけると骨盤7が吊り下がって保持される。背筋が伸びた姿勢を形成し、被験者支持部2や座骨支持部3で筋肉やツボを押圧伸展あるいは揉み解し可能であるといった仕組が可能となる。
(1)図4、図5に示すように、被験者Hが臀部と大腿部の接続部を被験者支持部2に位置して座り、背部を背凭れ6に預けると被験者Hは上半身を被験者支持部2と座骨支持部3と背凭れ6の3箇所で支持されて、骨盤7が吊り下がって保持される。すると、図9に示すように、骨盤7が重石になり、骨盤7の重みと重力で矢印16に示すように略垂直下方向に引っ張られて牽引され腰部周辺の伸展範囲Sの筋肉が進展される。
(2)図4、図5に示すように、被験者Hが臀部と大腿部の接続部を被験者支持部2に位置して座り、背部を背凭れ6に預けると被験者Hは上半身を被験者支持部2と座骨支持部3と背凭れ6の3箇所で支持される。上半身の体重と重力によって骨盤7は略垂直下方向に押し下げられる。しかし、骨盤7は吊り下がって支持されていて、図10(A)に示すように、上半身の重量と重力は矢印17に示すように略垂直下方向に流れて受持されないので骨盤7に負荷されない。また、図10(B)に示すように、被験者Hが矢印11に示すように上半身を背凭れ6に押し付けると梃子の原理が働いて矢印12に示すように骨盤7が被験者方向前に押し出されて被験者支持部2と座骨支持部3の間に形成される斜面5に押し付けられる。しかし上半身の重量は重力で矢印18に示すように流れて受持されないので骨盤7に負荷されない。つまり、座骨8が被験者支持部2と座骨支持部3の間に形成される斜面5で受持されると、上半身の重量に対する反発力が生じて上半身の重量は腰部に負荷される。しかし、骨盤7が吊り下がり、座骨8も座骨支持部3の後位置に位置して浮いていて受持されないので、上半身の重量に対する反発力は生じない。つまり、上半身の重量は腰部に負荷されないので腰部と周辺の伸展範囲S(重力解放範囲)にある筋肉は重力から解放される。
(3)図17(A〜D)に示すように、被験者Hが起座する、捻る、前屈する、後屈するなど体の動きや姿勢に応じて、被験者支持部2や座骨支持部3や被験者支持部2と座骨支持部3の間に形成される斜面5のどこかで被験者Hの腰臀部周辺の筋肉を受持可能な仕組みである。
特に図17(C)に示すように、被験者Hが臀部と大腿部の接続部を被験者支持部2に位置して座り、臀部と大腿部の接続部を支点に大腿部を動かして、大腿部又は臀部との接続部周辺を被験者方向前に下向して傾斜する座面部4に当接して、さらに、上体を前に傾けると、臀部と大腿部の接続部を支点に被験者Hの上体が梃子になって、大腿部が座面部4に強く押し付けられて骨盤が持ち上がり骨盤7が吊げられるので、背凭れ6を使わなくても骨盤7を吊り下げて保持することができる。この場合でも、上半身の重量は腰部に負荷されないので腰部と周辺の伸展範囲S(重力解放範囲)にある筋肉は重力から解放される。
(4)座骨8が立つと骨盤7が立ち、骨盤7が立つと背骨が緩やかなS字の生理的湾曲19を描いた姿勢が形成されるという説がある。図12に示すように、被験者Hが臀部と大腿部の接続部を被験者支持部2に位置して座ると、被験者Hの上半身は被験者支持部2と座骨支持部3と背凭れ6に支持されて、座骨8が座骨支持部3の後位置に、座骨点9が座骨支持部3の斜下方後位置に位置されるので、座骨8が立ち、骨盤7も立って背骨が緩やかなS字の生理的湾曲19を描いた姿勢が形成される。
(5)さらに、図8に示すように、被験者Hが臀部と大腿部の接続部を被験者支持部2に位置して座り上半身を背凭れ6に預けると、臀部と大腿部の接続部が被験者支持部2に当接した位置を軸に腰臀部は回転し、骨盤7も回転する。さらに座骨8が被験者支持部2の略垂直下に潜り込もうとするが、座骨8が被験者支持部2の斜下方後位置にある座骨支持部3に強く押し付けられて回転を制止され座骨点9が座骨支持部3の斜下方後位置に位置される。図12に示す背骨が緩やかなS字の生理的湾曲19を描いた姿勢は崩れず維持される。
(6)被験者Hは被験者支持部2と座骨支持部3、それと背凭れ6の3箇所で上半身を支持される。骨盤7は座骨8が座骨支持部3に当接して座骨支持部3の後位置に位置されて吊り下がり保持される。しかし、図13に示すように、被験者Hの体形や椅子やベンチのデザインによっては、座骨点9が座面25に接して骨盤7を吊り下げて保持できない場合がある。被験者Hが着座すると座骨点9は座面上を滑り動くが、座骨支持部3に座骨8が当接して制止され、座面25と座骨支持部3、座骨8に挟まれて座骨離間空間部26が形成されて座骨点9が座骨支持部3の斜下方後位置に位置される。すると、座骨8が立ち骨盤7が立って、背骨が緩やかなS字の生理的湾曲19を描いた姿勢が形成される。座骨離間空間部26が形成されないと、座骨点9は被験者支持部2と座骨支持部3の間に形成された斜面5を滑りあがり、座面25の上を滑り動いてしまう。座骨8は立てないので背骨が緩やかなS字の生理的湾曲19を形成できない。
(7)図11に示すように、被験者Hが臀部と大腿部の接続部を被験者支持部2に位置して座ると、被験者Hの上半身の重量は被験者支持部2に負荷される。臀部と大腿部の接続部周辺の押圧範囲Pにある筋肉やツボは被験者支持部2と骨盤7に挟まれて、矢印13に示すように被験者の上半身の重量で押圧、伸展されて揉み解される。
(8)例えば特許文献2の自働腰臀持揉み器では、図14に示すように、被験者Hが臀部と大腿部の接続部を被験者支持材28に位置して座り、上半身を背凭れ6に預けると、被験者Hの上半身は被験者支持材28と背凭れ6で支持されて骨盤7が吊り下がる。被験者Hの上半身の重量は被験者支持部材28で支持されるが、これには、「被験者Hの体形によっては、被験者支持材28に当接する部位に圧痛が起こる。」、あるいは「長時間座っていると、被験者支持材28に当接する部位に圧痛が起こる。」といったことが、被験者Hの上半身の重量が「矢印29に示すように一本の被験者支持部材28に集中して負荷される」ことによって起こるという課題が明らかであった。本願の腰痛改善器は、図15に示すように、被験者支持部2と座骨支持部3及び被験者支持部2と座骨支持部3の間に形成される斜面5で被験者Hの上半身の重量を受持し、矢印32に示すように被験者支持部2に負荷される被験者Hの上半身の重量を分散して、被験者支持部2に掛かる体重負担を少なくして被験者支持部2に当接する部位の筋肉に生じる痛みを軽減することができる。
(9)腰が不安定だと姿勢がくずれやすく、腰が自分で踏ん張って姿勢を保とうとして、疲れて痛くなるという説がある。図16に示すように、被験者Hが臀部と大腿部の接続部を被験者支持部2に位置して座って上半身を背凭れ6に押し付けると、梃子の原理で骨盤7が座骨支持部3に向かって押し出されて、左右の座骨8が座骨支持部3に当接して、座骨8と座骨支持部3が当接する位置33の斜下方後位置に座骨点9が位置して支持される。骨盤7は左右の座骨8で支持されるのでぶれずに安定する。骨盤7が安定すると腰も安定し姿勢はくずれ難く、姿勢を保とうとして腰7が自分で踏ん張る必要もなくなり、痛くならない。
(10)被験者Hの体形や椅子やベンチのデザインによっては、座骨点9が椅子やベンチの座面25に接して骨盤7を吊り下げて保持できない場合がある。座骨点9が座面25に接していると座面上を滑動して姿勢が不安定になるので、腰は踏ん張って姿勢を保とうとする。図13に示すように、臀部は被験者支持部2の斜下方後位置にある座骨支持部3に当接して滑動を制止される。座骨支持部3に臀部が当接すると左右2個ある座骨点9が支持される。被験者の体が揺れて動いても2個の座骨点9が互いに支えあい腰の安定を保つことができる。腰は踏ん張って姿勢を保つ必要がないので疲れない。
(11)図17に示すように、被験者Hの上半身の重量はいつでも被験者支持部2と座骨支持部3、そして被験者支持部2と座骨支持部3の間に形成される斜面5のどこかで受持される。被験者Hは腰臀部周辺の押圧範囲Pにある筋肉やツボを押圧伸展するために意識して体を操作して動かす必要がなく、腰臀部周辺の押圧範囲Pにある筋肉やツボを押圧伸展する時間を特別に設ける必要もなく手間をかけずに簡単に腰臀部周辺の押圧範囲Pにある筋肉やツボを押圧伸展することができる。
(12)図1に示すように、簡素な構造の座体であって、図18に示すように、背凭れを有する普通の椅子45や車のシート46、電車やバスの座席47などの座面に置いて使用して骨盤7を吊り下げて簡単に腰部を牽引することができる。
(13)図4、図5、図6、図9、図10に示すように、被験者Hが座ると、臀部と大腿部の接続部を被験者支持部2で支持され、座骨8を座骨支持部3で支持され、背部を背凭れ6で支持され、座骨8が座骨支持部3に当接して座骨点9が座骨支持部3の斜下方後位置に位置され骨盤7が吊下がり保持される。さらに、腰部の筋肉を被験者Hの骨盤7の重みで牽引し、腰にかかる被験者Hの上半身の重量を除去して重力から解放する。また図11、図17に示すように、被験者Hの姿勢、体の動き、体重を利用して被験者支持部2で被験者Hの腰臀部周辺の押圧範囲Pにある筋肉やツボを押圧伸展あるいは揉み解し可能で、さらに図12、図13に示すように、骨盤7を立てて背骨が緩やかなS字の生理的湾曲24を維持する正しい姿勢を形成可能であるなど、複数の腰痛改善機能を有する多機能腰痛改善器である。かつ図1に示すように、簡素で簡単な構造で、しかも姿勢や座り方に応じてそれぞれに適した機能が折良く、自在に作用して筋肉の緊張を解くことができる。
(14)体は拘束され動きを制限されることが苦痛であって、座っている間はいつも動いていたいという欲求があり、いつも無意識で動いているという説がある。図4、図5、図6、図9、図10に示すように、被験者Hが座ると、臀部と大腿部の接続部を被験者支持部2で支持され、座骨8を座骨支持部3で支持され、背部を背凭れ6で支持され、座骨8が座骨支持部3に当接して座骨点9が座骨支持部3の斜下方後位置に位置され骨盤7が吊下がり保持される。さらに、腰部の筋肉を被験者Hの骨盤7の重みで牽引し、腰にかかる上半身の重量を除去して重力から解放する。また図11、図17に示すように、被験者Hの姿勢、体の動き、体重を利用して被験者支持部2で被験者Hの腰臀部周辺の押圧範囲Pにある筋肉やツボを押圧伸展あるいは揉み解し可能で、さらに図12、図13に示すように、骨盤7を立てて背骨が緩やかなS字の生理的湾曲24を維持する正しい姿勢を形成可能であるなど、複数の腰痛改善機能を有し、姿勢や座り方に応じてそれぞれに適した機能が折良く、自在に作用して筋肉の緊張を解くことができる。つまり被験者Hの筋肉やツボはいつも押圧伸展されて揉み解されているのであって、被験者Hの筋肉やツボを押圧伸展するために体を拘束し動きを制限する必要がない。体が拘束され動きを制限される苦痛が生じない。
(15)長い時間、椅子に座っていると、上半身の重量で腰を支える一部の筋肉に負荷が継続して集中するので、疲労して腰痛が起こるという説がある。しかし、図4、図5、図6、図9、図10に示すように、被験者Hが座ると、臀部と大腿部の接続部を被験者支持部2で支持され、座骨8を座骨支持部3で支持され、背部を背凭れ6で支持され、座骨8が座骨支持部3に当接して座骨点9が座骨支持部3の斜下方後位置に位置され骨盤7が吊下がり保持される。さらに、腰部の筋肉を被験者の骨盤7の重みで牽引し、腰にかかる上半身の重量を除去して重力から解放する。また図11、図17に示すように、被験者Hの姿勢、体の動き、体重を利用して被験者支持部2で被験者Hの腰臀部周辺の押圧範囲Pにある筋肉やツボを押圧伸展あるいは揉み解し可能で、さらに図12、図13に示すように、骨盤7を立てて背骨が緩やかなS字の生理的湾曲24を維持する正しい姿勢を形成可能であるなど、複数の腰痛改善機能を有し、姿勢や座り方に応じてそれぞれに適した機能が折良く、自在に作用して筋肉の緊張を解くことができる。つまり被験者Hの筋肉やツボはいつも押圧伸展されて揉み解されているのであって、座っていれば自然に、適時、自在に腰痛改善機能が作用する。長く座ればそれだけ腰痛を改善することができる。
(16)図4、図5、図6、図9、図10に示すように、被験者Hが座ると、臀部と大腿部の接続部を被験者支持部2で支持され、座骨8を座骨支持部3で支持され、背部を背凭れ6で支持され、座骨8が座骨支持部3に当接して座骨点9が座骨支持部3の斜下方後位置に位置され骨盤7が吊下がり保持される。さらに、腰部の筋肉を被験者の骨盤7の重みで牽引し、腰にかかる上半身の重量を除去して重力から解放する。また図11、図17に示すように、被験者Hの姿勢、体の動き、体重を利用して被験者支持部2で被験者Hの腰臀部周辺の押圧範囲Pにある筋肉やツボを押圧伸展あるいは揉み解し可能で、さらに図12、図13に示すように、骨盤7を立てて背骨が緩やかなS字の生理的湾曲24を維持する正しい姿勢を形成可能であるなど、複数の腰痛改善機能を有し、姿勢や座り方に応じてそれぞれに適した機能が折良く、自在に作用して筋肉の緊張を解くことができる。例えば、仕事や作業するために座っている時間を利用して、「ながら」で腰痛を改善できる。手間要らずであって継続して使い続けることは容易である。
(17)図4、図5、図6、図9、図10に示すように、被験者Hが座ると、臀部と大腿部の接続部を被験者支持部2で支持され、座骨8を座骨支持部3で支持され、背部を背凭れ6で支持され、座骨8が座骨支持部3に当接して座骨点9が座骨支持部の斜下方後位置に位置され骨盤7が吊下がり保持される。さらに、腰部の筋肉を被験者の骨盤7の重みで牽引し、腰にかかる上半身の重量を除去して重力から解放する。また図11、図17に示すように、被験者Hの姿勢、体の動き、体重を利用して被験者支持部2で被験者Hの腰臀部周辺の押圧範囲Pにある筋肉やツボを押圧伸展あるいは揉み解し可能で、さらに図12、図13に示すように、骨盤7を立てて背骨が緩やかなS字の生理的湾曲24を維持する正しい姿勢を形成可能であるなど、複数の腰痛改善機能を有しながら、図1に示すように、簡素で簡単な構造で小さく、携帯して持ち運び可能で、背凭れを有する椅子やベンチがあればどこでも使うことができる。特許文献1のマッサージ椅子、特許文献3の腰痛予防補助具、特許文献4の腰痛予防軽減用補助具、及び特許文献5の健康器具など、腰部の筋肉を押圧伸展する、あるいは牽引する腰痛改善機器は、単機能で重くて大きく、持ち運びすることができない。
(18)背凭れを有する普通の椅子、ベンチ、シートであれば、被験者の骨盤7を吊り下げて支持するための仕組・構造に改造する必要がない。図18に示すように、座布団やクッションのように座面の上に置いて腰痛改善椅子あるいは腰痛改善ベンチ、腰痛改善シートとして使用することができる。
(19)図1に示すように、腰部を牽引するために電動機器など特別な機器を使わず骨盤の重みと重力を利用して、被験者Hの腰部周辺の筋肉やツボを牽引あるいは押圧し伸展する構造であって、部品の数が少なく組立にかける工数も少なく製造にかかる費用を少なくすることができる。
図19では、図7、図11に示すように、大腿部から座骨にかけて任意の位置を被験者支持部2で支持可能で、押圧あるいは伸展可能な押圧範囲Pを示す。
図20では、図9に示すように、被験者Hの骨盤の重みと重力で、牽引可能で、図10に示すように、被験者Hの骨盤の重みを取り除き重力から解放可能な伸展範囲Sを示す。
座骨8が立つと骨盤7が立ち、背骨が緩やかなS字の生理的湾曲19を描いた姿勢が形成されるといわれるが、緩やかなS字の生理的湾曲19を描く姿勢を形成する座り方もいろいろある。図21に示す正座座り48、図22に示す足を開いて姿勢を作る相撲取りが四股を踏んだような四股座り49、図23に示す膝を曲げ馬に乗っている時の姿勢に似た乗馬座り50などの座り方に大別される。腰痛改善器1は臀部と大腿部の接続部を被験者支持部2で支持し座骨8を座骨支持部3で支持し、さらに、骨盤7を座骨支持部3の後位置に位置し、座骨点9を座骨支持部3の斜下方後位置に位置して座骨8を立たせる仕組であって、正座座り48、四股座り49、乗馬座り50のどの姿勢でも座ることができる。被験者の座り方を強制する必要がない。従来の姿勢を矯正する椅子は座り方を固定するものが多い。
[第2実施形態]
図24は本発明の第2実施形態を示す外観斜視概略図である。
図24に示すように、本実施形態に示す腰痛改善器51は座布団型であって、背凭れを有する椅子やベンチの座面に置いて使用する。
本実施形態に示す腰痛改善器51は、例えばウレタン樹脂などの高分子化合物や紙(例えば板紙)などから形成されて、十分の強度を有する座体である。
被験者支持部2を有する座面部4と、座骨支持部3、左右の横枠52及び被験者支持補助部材53で構成される。被験者支持部2、座面部4、座骨支持部3、左右の横枠52はそれぞれの機能に応じた柔軟性、硬度あるいは強度を持った材料を選択して製作して、例えば接着剤で貼り付けて組立てることができる。また、組立は他に公知の任意の構成を使用可能である。
[第3実施形態]
図25は本発明の第3実施形態を示す外観斜視概略図である。
図25に示すように、本実施形態に示す腰痛改善器60は座布団型であって、背凭れを有する椅子やベンチの座面に置いて使用する。
図25に示すように、フレーム66と緩衝部材65で構成する座体である。
図25Aに示すように、左右の横枠64に、前枠63、被験者支持枠61、座骨支持枠62があって、左右の横枠64の前部に前枠63を被験者支持部61の斜下方前位置に取り付け、後部に座骨支持部62を被験者支持部61の斜下方後位置に取り付けてフレーム66組立て、さらに、図25Bに示すように、 緩衝部材65を取り付けると、被験者支持部2から被験者方向後に下向して傾斜する斜面5と被験者支持部2から被験者方向前に下向して傾斜する座面部4が形成される。
緩衝部材65は、例えばウレタンなどを布地のカバーで被覆して使用する。
緩衝部材65はフレーム66に例えば紐やベルクロテープなど公知の任意の技術を用いて取り付けることができる。
[第4実施形態]
図26は本発明の第4実施形態を示す外観斜視概略図である。
図27は本発明の第4実施形態を示す上面概略図である。
図28は本発明の第4実施形態を示す側面概略図である。
図29は本発明の第4実施形態を示す概略図である。
第4実施形態に示す腰痛改善器70は、図26、図29に示すように、前枠75と、横枠76、77と、両端にスライド部材78を有する座骨支持部72と被験者支持部71と、緩衝部材79がある。
(1)2本の横枠77に被験者支持部71を取り付けて被験者支持枠73を組み立て、2本の横枠76に座骨支持部72を取り付けて座骨支持枠74を組み立てて、さらに、前枠75に被験者支持枠73の前端と座骨支持枠74の前端を取り付けてフレーム90を組み立てる。
(2)図27、図28に示すようにフレーム90に、例えば紐やベルクロテープなどの公知の任意の技術を使用して緩衝部材79を取付ける。
(3)図示しないが、被験者Hが被験者支持部71に位置して腰を下ろして緩衝部材79がフレーム90に押し付けられると、被験者支持部71から前枠75に向かって下向して傾斜する座面部と被験者支持部71から座骨支持部72に向かって下向して傾斜する斜面が形成可能である。
本実施形態の腰痛改善器70は、図26、図29に示すように、座骨支持部72を被験者支持部71の斜下方後位置に位置して被験者支持枠73を下から支持可能な仕組みであって、被験者支持部71の斜下方後位置に座骨支持部72を位置するための特別な技術・部品を必要とせず、座骨支持部72をスライドして調整して簡単に位置することができる。
フレーム90は前枠と、被験者支持部71と座骨支持部72に分解可能で、被験者支持枠73と座骨支持枠74は、さらに、左右の横枠76、77と被験者支持部71と座骨支持部72に分解可能である。
(1)部品単位に分解して持ち運び、随時に組み立て使用することができる。
(2)部品単位の大きさまで分解すればかさばらずに持ち運べるので便利である。
(3)被験者支持枠73と座骨支持枠74は分解せず、前枠75と被験者支持枠73と座骨支持枠74の三つのパーツに分解して持ち運び、また組み立てることもできる。また、被験者支持枠73と座骨支持枠74はスライド部材78を使わずそれぞれ横枠76、77に固定しても良い。
図27、図28に示すように、例えばウレタンなどを布地のカバーで被覆したものを緩衝部材79としてフレーム90に取り付けて使用する
[第5実施形態]
図30は本発明の第6実施形態を示す外観斜視図である。
図30に示すように、本実施形態に示す腰痛改善器は、例えば高分子化合物(例えばウレタンゴム、プラスチックなど)や木材、紙(例えば板紙)などから形成されて、十分の強度を有する座体である。
図30の矢印84に示すように、座面部4は被験者Hの体の重みと動きで緩やかに撓む。臀部と大腿部の接続部に被験者支持部2が当接する角度や強さ、あるいは座骨8に座骨支持部3が押し当たる角度や強さがなど変化して、当たりを柔らかくすることができる。
[第6実施形態]
図31は本発明の第6実施形態を示す概略図である。
図31に示すように、本実施形態に示す腰痛改善器は、例えば高分子化合物(例えばウレタンなど)などから形成されて、十分の強度を有する座体である。
図31(B、C)に示すように、上下反転して使用することができる。被験者支持部2の屈曲と屈曲によって生じる反発力で、臀部と大腿部の接続部に被験者支持部2に当接する、あるいは座骨8に座骨支持部3が当接する角度や強さを変えて使うことができる。
図示していないが、本実施形態に示す腰痛改善器は、例えば基布の少なくとも片側表面が樹脂で被覆されたエアバッグ用基布などで形成されて、十分の強度を有する空気袋構造とすることが可能である。
[第7実施形態]
図32は本発明の第7実施形態を示す概略図である。
図33は本発明の第7実施形態を示す概略図である。
図32、図33に示すように、本実施形態に示す腰痛改善器は、被験者支持部2と座骨支持部3を有し、座骨支持部3を被験者支持部2の斜下方後位置に設けた椅子型である。椅子を使用する環境、条件に合わせて自由にデザインすることができる。
[第8実施形態]
図34は本発明の第8実施形態を示す概略図である。
図34に示すように、本実施形態に示す腰痛改善器は、被験者支持部2と座骨支持部3を有し、座骨支持部3を被験者支持部の斜下方後位置に設けたベンチ型である。ベンチを使用する環境、条件に合わせて自由にデザインすることができる。
は本発明の第1実施形態を示す外観斜視概略図である。 は本発明の第1実施形態を示す側面概略図である。 は本発明の第1実施形態を示す外観概略図である。 は本発明の第1実施形態で使用状態を示す概略図である。 は本発明の第1実施形態で使用状態を示す概略図である。 は本発明の第1実施形態で使用状態を示す概略図である。 は本発明の第1実施形態で使用状態を示す概略図である。 は本発明の第1実施形態で座骨支持部の働きを示す概略図である。 は本発明の第1実施形態で骨盤の働きを示す概略図である。 は本発明の第1実施形態で骨盤の働きを示す概略図である。 は本発明の第1実施形態で被験者支持部の働きを示す概略図である。 は本発明の第1実施形態で座骨支持部の働きを示す概略図である。 は本発明の第1実施形態で座骨支持部の働きを示す概略図である。 は被験者支持部に負荷する体重負担を示す概略図である。 は本発明の第1実施形態で座骨支持部の働きを示す概略図である。 は本発明の第1実施形態で座骨支持部の働きを示す概略図である。 は本発明の第1実施形態で使用状態を示す概略図である。 は本発明の第1実施形態で使用状態を示す概略図である。 は被験者の腰臀部の側面図である。 は被験者の腰背部の背面図である。 は本発明の第1実施形態で座骨支持部の働きを示す概略図である。 は本発明の第1実施形態で座骨支持部の働きを示す概略図である。 は本発明の第1実施形態で座骨支持部の働きを示す概略図である。 は本発明の第2実施形態を示す外観斜視概略図である。 は本発明の第3実施形態を示す外観斜視概略図である。 は本発明の第4実施形態を示す外観斜視概略図である。 は本発明の第4実施形態を示す上面概略図である。 は本発明の第4実施形態を示す側面概略図である。 は本発明の第4実施形態を示す概略図である。 は本発明の第5実施形態を示す外観斜視図である。 は本発明の第6実施形態を示す外観斜視図である。 は本発明の第7実施形態を示す概略図である。 は本発明の第7実施形態を示す概略図である。 は本発明の第8実施形態を示す概略図である。
1 腰痛改善器
2 被験者支持部
3 座骨支持部
4 座面部
5 斜面
6 背凭れ
7 骨盤
8 座骨
9 座骨点
10 矢印(体の動き)
11 矢印(上半身の動き)
12 矢印(腰の動き)
13 矢印(臀部・骨盤の動き)
14 矢印(腿の動き)
15 垂直基準線
16 矢印(骨盤の動き)
17 矢印 重力
18 矢印 重力
19 S字湾曲
20 矢印 重力
25 座面
26 座骨離間空間部
27 矢印(骨盤の滑動)
28 被験者支持部材
29 矢印(体重負荷)
30 垂直基準線(被験者支持部)
31 矢印(臀部、骨盤の動き)
32 矢印(体重)
33 当接位置(支持ポイント)
35 矢印(体の起居)
36 矢印(体の回旋)
37 矢印(体の前屈)
38 矢印(体の前屈)
39 矢印(体の後傾)
40 矢印(体の後傾)
41 矢印(体重)
42 矢印(体重)
43 矢印(体重)
44 矢印(体重)
45 椅子
46 シート
47 座席(ベンチ)
48 姿勢(正座座り)
49 姿勢(四股座り)
50 姿勢(乗馬座り)
51 腰痛改善器
52 横枠
53 被験者支持補助部材
60 腰痛改善器
61 被験者支持枠
62 座骨支持枠
63 前枠
64 横枠
65 緩衝部材
66 フレーム
70 腰痛改善器(組立仕様)
71 被験者支持部
72 座骨支持部
73 被験者支持枠
74 座骨支持枠
75 前枠
76 横枠(座骨支持枠)
77 横枠(被験者支持枠)
78 スライド部材
79 緩衝部材
80 固定具
81 巻き付け部1
82 巻き付け部2
86 矢印(撓み)
87 腰痛改善器
90 フレーム
P 押圧範囲
S 伸展範囲

Claims (3)

  1. 被験者の臀部と大腿部の接続部周辺を支持可能な被験者支持部と、被験者の座骨を支持可能な座骨支持部があって、座骨支持部を被験者支持部の斜下方後位置に設けてあり、背凭れを有する椅子やベンチで使用するものであって、被験者が被験者支持部に臀部と大腿部の接続部を位置して座ると、被験者支持部で臀部と大腿部の接続部を支持し、座骨支持部で座骨を座骨支持部の後位置に位置して支持し、さらに、被験者が上体を背凭れにあずけると被験者の背部を支持して、骨盤を吊り下げて保持可能とすることを特徴とする腰痛改善器。
  2. 被験者支持部と座骨支持部の間に、被験者支持部から座骨支持部の方向に下向し傾斜して形成する斜面であって、被験者が臀部を被験者支持部に位置して座ると、腰部に上半身の重量が負荷されて、上半身の重量で骨盤が斜面に押し付けられ、さらに、臀部が斜面を座骨支持部に向かって滑り落ちるが、臀部と大腿部の接続部が被験者支持部に受持されて止まり、臀部が座骨支持部の後位置に位置されて、さらに、座骨も座骨支持部の後位置に位置されることを特徴とする請求項1記載の腰痛改善器。
  3. 前枠と、4本の横枠と、被験者支持部と座骨支持部があって、2本の横枠を被験者支持部の両端にそれぞれ取り付けて被験者支持枠を組立て、また、2本の横枠を座骨支持部の両端にそれぞれ取り付けて座骨支持枠を組立て、さらに、前枠に、座骨支持枠の前部と被験者支持枠の前部を取り付けて組み立てたフレームであって、被験者支持枠に取付けた被験者支持部の後の位置を下から座骨支持部で支持して、被験者支持部の斜下方後位置に座骨支持部を位置可能としたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の腰痛改善器。
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