JP2006095262A - クッション - Google Patents

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Abstract

【課題】骨盤を正常な位置に保持し、背骨を正常なS字状彎曲の状態に保持する。
【解決手段】椅子の背もたれ部と背中の間に入れるクッション。(a)クッション外包2内の中材3を、背伸ばし部10と、その下の胸椎・腰椎支持部20と、その下の骨盤収容部30から形成する。(b)背伸ばし部10を、溝状の背骨逃がし部11と、その両側に位置して脊柱起立筋を支える背筋支持部12から形成する。(c)胸椎・腰椎支持部20を、背骨逃がし部11に連なる溝状の第2の背骨逃がし部24と、胸椎及び腰椎を支える平盤状の胸椎・腰椎支え部23から形成する。(d)骨盤収容部30を、骨盤を収容する凹み部31と、該凹み部の両側に位置して骨盤を両側から支える骨盤支持部32から形成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、着席姿勢にて椅子の背もたれ部と背中との間に入れて使用するクッションに関するものである。
人間は、約4乃至6kgの重量を有する頭を身体の最上部に乗せて行動しているため、首肩や背中、特に、腰に大きな負担が掛かる。
実際、椅子や床、あるいはソファーに腰掛けると、ほとんどの人は、骨盤が後方に傾斜するような姿勢となり、背筋を丸めて顎を前方に突き出してしまう。この時、首肩から背中、特に、腰に大きな重さ(荷重)が加わり、その負担が原因で肩こりや腰痛になり易い。腰、特に、腰の第3椎間板に掛かる重さを具体的な数字を挙げて説明すると、次のようになる。すなわち、
(a) 立位では、体重の約1.5倍の重さが腰に掛かる。例えば、70kgの体重の人は、約100kgの重さが腰に掛かる。
(b) 骨盤を正しく起こして座った場合は、体重の約2倍の重さが腰に掛かる。例えば、70kgの体重の人は、約140kgの重さが腰に掛かる。
(c) 背筋を丸めて腰を落とした格好、あるいは骨盤が後方に倒れた状態では、体重の約3倍弱の重さが腰に掛かる。例えば、70kgの体重の人は、約190kgの重さが腰に掛かる。
この背骨の歪みは、首肩凝りや頭痛、腰痛のほか、膝や肘などの四肢の神経、あるいは自律神経など、身体に多くに体調不調を起こす原因の一つとなると考えられている。
本願の発明者の経験によれば、背筋を伸ばすように努力したり、背骨の柔軟性が回復すると、上記の症状が軽減する方が多い。それは、脳から出た神経は、脊髄を通り、背骨の間から出て首肩から手、腰から足などの骨格筋に入るからである。したがって、背骨は、身体の大黒柱だけでなく、神経を通している大切な柱なのである。
他方、自律神経は、背骨から出て背骨の脇で神経節を作り、そこから内臓に入る。したがって、背骨の歪みは、自律神経にもさまざまな影響を与えることがあると考えられている。医学本でも、背骨・骨盤と喉、心臓、胃腸、便通、子宮卵巣など、内臓臓器と自律神経とは、密接に関係していることが記載されている。
神経の症状ばかりでなく、筋肉においても、長時間のデスクワーク、会議、PC作業、ソファーなどでくつろぐ時、骨盤が後方に傾斜して背骨が丸まらないようにサポートすることにより、首肩から背中、腰の筋肉の負担が軽減でき、それにより、首肩凝りや腰痛、背中の痛みなどの多くの不定愁訴の軽減も期待できるのである。
ところで、背中に当てて腰椎をサポートするようにしたクッションは、非常に多い(例えば、特許文献1参照。)。
実用新案登録第3014955号明細書(第2頁、図3)
上記クッションは、横長の本体部と、この本体部の左右両端から本体部の延長方向と直交する方向に延長された第1及び第2突出部と、この第1及び第2突出部と反対方向に向けて延長された第3及び第4突出部とから形成され、全体的にH字形を呈している。
使用者は、上記クッションを背中に当ててもたれかかるのであるが、その際、クッションの位置を調節し、上記本体部が腰部よりやや上部の背中を支持するようにしている。
しかし、既に説明したように、背筋を丸めて腰を落とした格好、あるいは骨盤が後方に倒れた状態では、体重の約3倍弱の重さが腰に掛かるので、従来のように、背中の一部を横長の本体部で支えるようにしただけでは、骨盤を正常な位置に保持すると同時に、背骨を正常なS字状生理的彎曲(以下、S字状彎曲と称する。)の状態に保持することが難しい。
本発明は、このような問題を解消するためになされたものであり、その目的とするところは、骨盤を正常な位置に保持すると同時に、背骨を正常なS字状彎曲の状態に保持することができるクッションを提供することにある。
本発明は、このような目的を達成するため、次のように構成されている。
請求項1に記載の発明に係るクッションは、着席姿勢にて椅子の背もたれ部と背中との間に入れるクッションであって、
(a)クッション外包内の中材を、背伸ばし部と、その下方の胸椎・腰椎支持部と、その下方の骨盤収容部から形成し、
(b)前記背伸ばし部を、溝状の背骨逃がし部と、その両側に位置して脊柱起立筋を支える背筋支持部から形成し、
(c)前記胸椎・腰椎支持部を、前記背骨逃がし部に連なる溝状の第2の背骨逃がし部と、胸椎並びに腰椎を支える平盤状の胸椎・腰椎支え部から形成し、
(d)更に、前記骨盤収容部を、骨盤を収容する凹み部と、該凹み部の両側に位置して骨盤を両側から支える骨盤支持部から形成したことを特徴とするクッションである。
請求項2に記載の発明に係るクッションは、背伸ばし部を硬質のクッション材で形成し、胸椎・腰椎支持部及び骨盤収容部を硬質のクッション材と軟質のクッション材とから複合部材によって形成することを特徴とする請求項1記載のクッションである。
請求項3に記載の発明に係るクッションは、背伸ばし部と、胸椎・腰椎支持部の背面板と、骨盤収容部の背面板とを硬質のクッション材を用いて一体的に成形し、胸椎・腰椎支持部の前面板及び骨盤収容部の前面板とを軟質のクッション材を用いて一体的に成形し、かつ、両者を接着手段を用いて互いに接着することを特徴とする請求項1記載のクッションである。
請求項4に記載の発明に係るクッションは、胸椎・腰椎支持部の前面板の下部に小前面板を設けることを特徴とする請求項3記載のクッションである。
上記のように、請求項1に記載の発明に係るクッションは、着席姿勢にて椅子の背もたれ部と背中との間に入れるクッションであって、
(a)クッション外包内の中材を、背伸ばし部と、その下方の胸椎・腰椎支持部と、その下方の骨盤収容部から形成し、
(b)前記背伸ばし部を、溝状の背骨逃がし部と、その両側に位置して脊柱起立筋を支える背筋支持部から形成し、
(c)前記胸椎・腰椎支持部を、前記背骨逃がし部に連なる溝状の第2の背骨逃がし部と、胸椎並びに腰椎を支える平盤状の胸椎・腰椎支え部から形成し、
(d)更に、前記骨盤収容部を、骨盤を収容する凹み部と、該凹み部の両側に位置して骨盤を両側から支える骨盤支持部から形成したため、骨盤を正常な位置に保持すると同時に、背骨を正常なS字状彎曲の状態に保持することができる。
その結果、長時間のデスクワーク、会議、PC作業、ソファーなどでくつろぐ時、骨盤が後方に傾斜して背骨が丸まらないようにサポートすることができ、首肩から背中、腰の筋肉の負担を軽減することができる。それにより首肩凝りや腰痛、背中の痛みなどの多くの不定愁訴の軽減も期待できる。
首肩や背中、腰にかかる負担をなるべく少なくするには、骨盤の位置、背骨の彎曲をできる限り正しい状態に支えることが大切である。しかし、筋肉に力を入れて背骨をS字状彎曲に保持すればかえって疲労してしまう。この発明のクッションは、上記の如き構成であるから、筋肉に無理な力を使用することなく、背骨を丸めない正常なS字状彎曲に保持することができる。
その上、背中と同時に骨盤の上部も一緒にサポートしなくては効果が出にくい。このクッションは、骨盤をクッションの凹み部に入れて左右の骨盤支持部と凹み部の背面で骨盤が後ろへ倒れないように工夫している。
つまり、身体がクッション内に沈み込めば、背中が丸まってしまうが、このクッションによれば、逆に背筋が伸びる。更に、このクッションは、背骨が丸まり易くなるポイントを支えているので、背筋が伸び、骨盤の位置が安定するのである。加えて、背骨を直接支えるのではなく、背骨の両側にある背柱起立筋を起立させて背骨をS字状彎曲に支えることも大きなポイントである。
請求項2に記載の発明に係るクッションは、背伸ばし部を硬質のクッション材で形成し、胸椎・腰椎支持部及び骨盤収容部を硬質のクッション材と軟質のクッション材とから複合部材によって形成されているため、身体を柔らかく、かつ、しっかりと支えることができる。
請求項3に記載の発明に係るクッションは、背伸ばし部と、胸椎・腰椎支持部の背面板と、骨盤収容部の背面板とを硬質のクッション材を用いて一体的に成形し、胸椎・腰椎支持部の前面板及び骨盤収容部の前面板とを軟質のクッション材を用いて一体的に成形し、かつ、両者を接着手段を用いて互いに接着することにより、中材をより簡単に形成することができる。
請求項4に記載の発明に係るクッションは、胸椎・腰椎支持部の前面板の下部に小前面板を設けることにより、長時間の使用でも腰椎部分に負担が少なく不快感や痛みも生じることが殆どなく快適に使用でき、また小前面板で背骨の腰椎部分を適度に前方に押圧し、背骨のカーブを適正に維持、矯正することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。
図1に示すように、この発明のクッション1は、袋状に形成された外包2の中に中材3を装填したものである。尚、説明の都合上、外包2は、二点鎖線で示している。
この中材3は、背伸ばし部10と、その下方の胸椎・腰椎支持部20と、その下方の骨盤収容部30から形成されている。
上記背伸ばし部10は、硬質のクッション材で形成した断面長方形の細長い部材からなり、その前面中央に縦溝状の背骨逃がし部11を設けている。この背骨逃がし部11の両側は、図示しない脊柱起立筋を支える背筋支持部12となっている。
上記胸椎・腰椎支持部20は、硬質のクッション材からなる背面板21の前面に軟質のクッション材からなる前面板22を張り合わせた平盤状の部材からなり、図示しない胸椎並びに腰椎を支える胸椎・腰椎支え部23となっている(図2参照。)。更に詳しくは、胸椎下部並びに腰椎を支える胸椎・腰椎支え部23となっている。より詳しくは、胸椎中部から胸椎下部並びに腰椎を支える胸椎・腰椎支え部23となっている。
この胸椎・腰椎支持部20は、その上部中央に背伸ばし部10の背骨逃がし部11に連なる縦溝状(U字状)の第2の背骨逃がし部24を設けている。この第2の背骨逃がし部24は、軟質のクッション材からなる前面板22の部分に設けられている。
上記骨盤収容部30は、硬質のクッション材からなる背面板31の前面に軟質のクッション材からなる前面板32を張り合わせた複合構造になっており、その前面中央に逆U字状または逆凹字状の凹み部33を設けている(図1参照。)。この凹み部33は、図示しない骨盤(臀部)を収容するためのものであり、その背面34は、胸椎・腰椎支持部20の背面板21の前面21aよりも背面側に位置している(図2参照。)。
しかも、凹み部33の両側に位置している前面板32が骨盤支持部となり(図1参照。)、図示しない骨盤(臀部)を両側から支える役目と、背伸ばし部10および胸椎・腰椎支持部20を支える脚部の役目を持っている。なお、凹み部33の上辺部35は、胸椎並びに腰椎支持部20内に越境している。
上述した背伸ばし部10と、胸椎・腰椎支持部20と、骨盤収容部30とは、接着剤や公知の接合手段を用いて互いに接合され、図1乃至図5に示すように、一体化されている。
ここで、硬質のクッション材としては、例えば、圧縮弾性歪み10%程度、固さ17.1kg程度の硬質ポリウレタンフォームが好ましく使用される。他方、軟質のクッション材としては、例えば、反発弾性率46%程度の軟質ポリウレタンフォームが好ましく使用される。
因みに、上記中材の寸法を列挙すると、次のようになる。
(1)中材の横巾a:約32cm
(2)中材の高さb:約37cm
(3)背伸ばし部の高さc:約5cm+α
(4)背骨逃がし部の横巾d:約6cm
(5)背骨逃がし部の長さe:約13.5cm
(6)凹み部の高さf:約15.5cm
(7)凹み部の横幅g:約21.5cm
(8)凹み部の背面の横巾h:約16cm
(9)中材の奥行きi:約10cm
(10)胸椎・腰椎支持部の背面板の厚さj:約5cm
(11) 骨盤収容部の背面の厚さk:約3cm
(12) 骨盤支持部の厚さm:約9cm
続いて、上記クッションの効能について説明する。
上記クッション1は、図6に示すように、着席姿勢にて椅子の背もたれ部4と使用者5の背中6の間に入れて使用する。なお、図6ではクッション外包2はクッション1の機能を理解し易くするために省略している。
使用者5がクッション1に寄り掛かると、中材3の最下段にある骨盤収容部30の凹み部33が使用者5の臀部7を抱え込むようになる。この部分は、凹型になっており、臀部7の一部が凹み部33内に入り、硬質のクッション材で構成されている凹み部33の背面板31によって支えられる。
その上、この凹み部33の両側に設けられている骨盤支持部32は、背伸ばし部10および胸椎・腰椎支持部20を支えるだけでなく、骨盤8の後方への傾斜を横から支えるサポート役を持っているため、骨盤8が正常な位置にサポートされる。
上記胸椎・腰椎支持部20は、その上部に背骨9が入り込む縦溝状(U字状)の第2の背骨逃がし部24があり、この部分で背骨9の緊張感を緩和する。また、硬質のクッション材からなる背面板21と、その前面に設けた軟質のクッション材からなる前面板22により形成された平盤状の胸椎・腰椎支え部23が図示しない背柱起立筋群を抱え込むと共に、胸椎下部並びに腰椎、より詳しくは、胸椎中部から胸椎下部並びに腰椎を支えるようになる。
既に説明したように、胸椎・腰椎支持部20の下部には、骨盤収容部30の凹み部33の一部(上辺部)35が越境して設けられているが、この部分は、骨盤8と背骨9を支えながら、胸椎・腰椎支持部20との不連続面に起因する不快感を緩和するためにある。この部分が強すぎると、腰椎の過度前彎を生ずる恐れがある。長時間、クッションを使用する時の腰の疲れや不快感を最小限にするための工夫である。
従って、腰椎の前彎彎曲と骨盤を正常な位置に支えられる。また、クッション1に身体が沈み込んでも骨盤の後方への傾斜が少なくて済む。また、腰や腰周囲の筋肉の負担が減るので、腰痛などの予防も期待できる。
既に説明したように、人は、腰掛けると、背中を丸めてしまうが、胸椎・腰椎支持部20で腰椎部位を支えながら、背中の最も丸まる部位の筋肉(脊柱起立筋)を背伸ばし部10の背筋支持部12によって支えることにより、背骨9を正常なS字状彎曲に支えることができる。背骨9を直接支えるより、疲れ易い脊柱起立筋を支えると、安定感があり、とても心地よく、疲労感も少ない。
以上の説明では、背伸ばし部10と、胸椎・腰椎支持部20と、骨盤収容部30とを接着剤などを用いて接合した場合について説明したが、これの限らず、例えば、背伸ばし部10と、胸椎・腰椎支持部20の背面板21と、骨盤収容部30の背面板31とを硬質のクッション材を用いて一体的に成形し、胸椎・腰椎支持部20の前面板23と、骨盤収容部30の前面板32とを硬質のクッション材を用いて一体的に成形し、かつ、両者を接着剤や公知の接着手段を用いて互いに接着することにより、中材を簡単に形成することができる。
また、凹み部33は、制作コストなどを勘案して階段状にしたが、身体に馴染みやすいように角部に丸みを付けてもよい。
次に、本発明のその他の実施の形態における中材3を、図7によって説明する。この形態が、先の実施の形態と異なる点は、胸椎・腰椎支持部20の前面板22に小前面板22a,22bを設けるという構成を採用したことであり、それ以外の構成は全く同じである。
即ち、この小前面板22a,22bは、前面板22の下部に一定の間隔を開けて左右に対となって相互に対応するように接着して取り付けられる。そして、それぞれの小前面板22a,22bは、2枚の軟質のクッション材を上下に接触状態に組み合わせて取り付けられている。
小前面板22a,22bは、それぞれ一枚もので構成することも可能であるが、上記のように2枚に分割されていることが好ましい。2枚に分割する理由は、クッション性を一層向上させるためであり、このように構成することで身体へのフィット感が一層ソフトになり、そのため長時間の使用でも負担が少なく疲労を殆ど生じないという効能がある。更に一層ソフト性を増加させる必要がある場合には、3枚以上の分割によるものも好ましい。なお、2枚乃至3枚以上のクッション材の組み合わせとして、上記の接触状態の組合せの他、若干の隙間を開けて組合せることも可能である。
また、図7で示すところでは、それぞれの小前面板22a,22bは、上下に横分割されているが、左右に縦分割することも可能である。
また、小前面板22a,22bは、前面板22への接着による他、前面板22と一体成形で形成することも可能である。
そして、一対の小前面板22a,22bの間には、所定の空間22cを設けているが、これは部材が腰椎に直接当たる状態が長時間続くと腰椎部分に不快感を生じ、場合によっては痛みも生じるため、腰椎への当たりを避ける腰椎逃がしとして設けたもので、一対の小前面板22a,22bが腰椎を避け、その両側部の腰部の背柱起立筋を安定的に支持するためのものである。
小前面板22a,22bの標準的な外形寸法を示すと、縦横ともに約10cm、厚み約1.5cmそして2つの小前面板の間の空間22cの幅は約6cmである。
なお、小前面板22a,22bは、図7及び図8の示すところでは平板状に形成されているが、これを円柱状や円錐台状などに形成することも可能である。
更に、小前面板22a,22bを小型化して腰部の背柱起立筋に集中的に当たるよう配置するとともに、硬質のプラスチックなどで形成すると、腰椎の両側部への指圧効果が期待できる。この場合、小前面板22a,22bの形状を、半球形又は円錐形に構成すると一層の指圧効果が期待できる。
続いて、上記小前面板22a,22bを設けたクッション1による効能について、図8に示す使用状態に基づき具体的に説明する。
クッション1は、着席姿勢にて椅子の背もたれ部4と使用者5の背中6の間に入れて使用する(クッション外包2は説明の都合上省略している)。
このとき、小前面板22a,22bはクッション1の中材2では前方に最も突出した部分となり、これが、骨盤の上部、すなわち背骨9のS状カーブにおいて前方に凸状に反り返った彎曲部を、背骨(腰椎)9の両側部から背骨(腰椎)9への不快な当たりを避けつつ支持し、かつ前方に適度にかつソフトに押圧する。
そのため、クッション1を快適に長時間使用でき、またクッション1によって使用者5の姿勢ないしは背骨9の形状を適正に維持し、更には矯正するという効能をも発揮する。
また、この腰部の押圧によって、自然に下腹部(丹田)に適度の張りが生じるため、自然に複式呼吸を促して、気分が爽快になり、疲労の回復や精神の安定などの効用も期待できる。
本発明に係るクッションの正面図である。 中材の縦断面図である。 中材の上面図である。 中材の底面図である。 中材の斜視図である。 本発明に係るクッションの使用状態の説明図である。 その他の実施の形態の中材の斜視図である。 その他の実施の形態に係るクッションの使用状態の説明図である。
符号の説明
1 クッション
2 クッション外包
3 中材
4 椅子の背もたれ部
5 背中
8 骨盤
10 背伸ばし部
11 背骨逃がし部
12 背筋支持部
20 胸椎・腰椎支持部
23 腰椎支え部
24 第2の背骨逃がし部
30 骨盤収容部
32 骨盤支持部
33 凹み部

Claims (4)

  1. 着席姿勢にて椅子の背もたれ部と背中との間に入れるクッションであって、
    (a)クッション外包内の中材を、背伸ばし部と、その下方の胸椎・腰椎支持部と、その下方の骨盤収容部から形成し、
    (b)前記背伸ばし部を、溝状の背骨逃がし部と、その両側に位置して脊柱起立筋を支える背筋支持部から形成し、
    (c)前記胸椎・腰椎支持部を、前記背骨逃がし部に連なる溝状の第2の背骨逃がし部と、胸椎並びに腰椎を支える平盤状の胸椎・腰椎支え部から形成し、
    (d)更に、前記骨盤収容部を、骨盤を収容する凹み部と、該凹み部の両側に位置して骨盤を両側から支える骨盤支持部から形成したことを特徴とするクッション。
  2. 背伸ばし部を硬質のクッション材で形成し、胸椎・腰椎支持部及び骨盤収容部を硬質のクッション材と軟質のクッション材とから複合部材によって形成することを特徴とする請求項1記載のクッション。
  3. 背伸ばし部と、胸椎・腰椎支持部の背面板と、骨盤収容部の背面板とを硬質のクッション材を用いて一体的に成形し、胸椎・腰椎支持部の前面板及び骨盤収容部の前面板とを軟質のクッション材を用いて一体的に成形し、かつ、両者を接着手段を用いて互いに接着することを特徴とする請求項1記載のクッション。
  4. 胸椎・腰椎支持部の前面板の下部に小前面板を設けることを特徴とする請求項3記載のクッション。
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