JP2017012324A - 大腿部安定化保持具 - Google Patents
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Abstract
【課題】 着座時であっても、大腿部の開きを防止して姿勢を正しく安定保持すると共に、車椅子等で移動する際にも身体を固定することで落下の危険性を防ぎ、使用者の安全性を、個人差を問わずに要望に応じて快適に確保できる器具を提供する。【解決手段】 大腿部の座面側及び側面側を支え、椅子の肘置に取り付け可能な大腿部支持体(1)と、大腿部の上面側に位置し、大腿部を保持するベルト状の大腿部保持体(2)とを有し、前記大腿部支持体(1)が、大腿部の座面側を支える座面支持部(11a)と、側面側を支える側面支持部(11b)とを有し、前記大腿部保持体(2)が長さ調整可能であって、両端部を、前記大腿部支持体(1)に対して移動自在に組み合わせることで、使用者の個人差に対応して、大腿部の座面側及び側面側における大腿部支持体との接触面積を調整可能にした。【選択図】図1
Description
本発明は大腿部安定化保持具に関し、詳細には、肘掛け付きの椅子や車椅子等に着座時、大腿部の開きを防止して姿勢を正しく安定保持すると共に、落下防止機能を有する器具に関する。
椅子等に着座時、大腿部の開きを防止して姿勢を正しく安定保持する器具としては、特許文献1に、大腿部に下に敷く帯状の座面部と、座面部の両端にそれぞれ続き、大腿部の側方への移動を制止するように形成されたL字状折曲部とを有するものが開示されている。
また、特許文献2には、腰掛けるだけで整体可能な椅子をパーツに分け、単独でもセットでも使用できるようにすることで、左右の筋力差・アンバランス化を予防・調整するための器具が開示されている。
しかしながら、該特許文献1に記載の器具及び特許文献2に記載の器具は、いずれも車椅子で使用した場合に、それらの器具によって身体自体を保持し、落下防止機能を有するものではないので、移動の際に使用者や介助者が落下の不安を感じる場合があった。
さらに、車椅子で移動する場合に、特に路面の状況によって身体が大きく揺さぶられ、身体が固定されないことによる危険性を感じる場合があり、身体を安全な状態に保つことが、介助者の精神的肉体的な負担になることが多かった。
また、特許文献2に記載の器具は、個人差が大きい大腿部を入れる部分の大きさが固定されており、窮屈に感じられた場合には、長時間、大腿部を締め付けられることになり、血行が阻害され、不快に感じられる場合があった。
逆に、隙間が大きいと感じられた場合には、両足を揃えて閉じた状態に維持するには大腿部の内側の筋肉に力を入れる必要があり、本来の効果を生じることができないという課題があった。
ここで、特許文献2に記載の器具においては、大中小などの複数のサイズの物を用意し、使用者の大腿部の大きさに合わせて用いることで、締め付け強度を変えることも可能ではあるが、長時間の使用中に締め付け強度を変えたいと望んでも、容易に調整することができなかった。
逆に、隙間が大きいと感じられた場合には、両足を揃えて閉じた状態に維持するには大腿部の内側の筋肉に力を入れる必要があり、本来の効果を生じることができないという課題があった。
ここで、特許文献2に記載の器具においては、大中小などの複数のサイズの物を用意し、使用者の大腿部の大きさに合わせて用いることで、締め付け強度を変えることも可能ではあるが、長時間の使用中に締め付け強度を変えたいと望んでも、容易に調整することができなかった。
従って、本発明が解決しようとする課題は、着座時であっても、大腿部の開きを防止して姿勢を正しく安定保持すると共に、車椅子等で移動する際にも身体を固定することで落下の危険性を防ぎ、使用者の安全性を、個人差を問わずに要望に応じて快適に確保できる器具を提供することにある。
本発明の課題を解決するための手段は、下記のとおりである。
第1に、
大腿部の座面側及び側面側を支え、椅子の肘置に取り付け可能な大腿部支持体と、
大腿部の上面側に位置し、大腿部を保持するベルト状の大腿部保持体とを有し、
前記大腿部支持体が、大腿部の座面側を支える座面支持部と、側面側を支える側面支持部とを有し、
前記大腿部保持体が長さ調整可能であって、両端部を、前記大腿部支持体に対して移動自在に組み合わせることで、使用者の個人差に対応して、大腿部の座面側及び側面側における大腿部支持体との接触面積を調整可能にしたことを特徴とする、大腿部安定化保持具。
ここで、大腿部の座面側とは、椅子に座った状態で、椅子の座面に接触する大腿部の下面部分のことをいう。
第2に、
前記大腿部支持体が、座面支持部及び側面支持部を有する大腿部支持帯と、肘置取り付け用の環状部を形成可能な固定ベルトとで形成され、
該固定ベルトが、側面支持部に連続して形成されていることを特徴とする、前記第1に記載の大腿部安定化保持具。
ここで、大腿部支持帯は、大腿部に圧迫感や不快感を与えないような接触面積を有する布状物で形成することができるが、幅や材質等は特に限定されるものではない。
また、大腿部支持帯は、固定ベルトと一体の大腿部支持ベルトで形成し、該大腿部支持ベルトの大腿部との接触面に圧迫防止用のクッション等を取り付けることで、大腿部に圧迫感や不快感を与えないような接触面積を有するものとして形成することもできる。
第3に、
前記大腿部保持体が、中央部分に設けたバックルによって開閉自在な保持ベルトの両端に、移動カンを取り付け、該移動カンを前記固定ベルトに対して、移動自在に組み合わせたものであることを特徴とする、前記第2に記載の大腿部安定化保持具。
第4に、
大腿部の座面側及び側面側を支え、椅子の肘置に取り付け可能な大腿部支持体と、
大腿部の上面側に位置し、大腿部を保持するベルト状の大腿部保持体とを有し、
前記大腿部支持体が、大腿部の座面側を支える座面支持部と、側面側を支える側面支持部とを有し、
前記大腿部保持体が長さ調整可能であって、両端部を、前記大腿部支持体に対して移動自在に組み合わせることで、使用者の個人差に対応して、大腿部の座面側及び側面側における大腿部支持体との接触面積を調整可能にしたものであり、
前記大腿部支持体が、座面支持部及び側面支持部を有する大腿部支持帯と、肘置取り付け用の環状部を形成可能な固定ベルトとで形成され、
該固定ベルトが、側面支持部に連続して形成され、
前記大腿部保持体が、バックルによって開閉自在な保持ベルトの両端に、移動カンを取り付け、該移動カンを前記固定ベルトに対して、移動自在に組み合わせたものであり、
前記大腿部支持帯は、固定ベルトと一体の大腿部支持ベルトで形成され、該大腿部支持ベルトの大腿部との接触面に圧迫防止用のクッション材を取り付けたことを特徴とする、大腿部安定化保持具。
大腿部の座面側及び側面側を支え、椅子の肘置に取り付け可能な大腿部支持体と、
大腿部の上面側に位置し、大腿部を保持するベルト状の大腿部保持体とを有し、
前記大腿部支持体が、大腿部の座面側を支える座面支持部と、側面側を支える側面支持部とを有し、
前記大腿部保持体が長さ調整可能であって、両端部を、前記大腿部支持体に対して移動自在に組み合わせることで、使用者の個人差に対応して、大腿部の座面側及び側面側における大腿部支持体との接触面積を調整可能にしたことを特徴とする、大腿部安定化保持具。
ここで、大腿部の座面側とは、椅子に座った状態で、椅子の座面に接触する大腿部の下面部分のことをいう。
第2に、
前記大腿部支持体が、座面支持部及び側面支持部を有する大腿部支持帯と、肘置取り付け用の環状部を形成可能な固定ベルトとで形成され、
該固定ベルトが、側面支持部に連続して形成されていることを特徴とする、前記第1に記載の大腿部安定化保持具。
ここで、大腿部支持帯は、大腿部に圧迫感や不快感を与えないような接触面積を有する布状物で形成することができるが、幅や材質等は特に限定されるものではない。
また、大腿部支持帯は、固定ベルトと一体の大腿部支持ベルトで形成し、該大腿部支持ベルトの大腿部との接触面に圧迫防止用のクッション等を取り付けることで、大腿部に圧迫感や不快感を与えないような接触面積を有するものとして形成することもできる。
第3に、
前記大腿部保持体が、中央部分に設けたバックルによって開閉自在な保持ベルトの両端に、移動カンを取り付け、該移動カンを前記固定ベルトに対して、移動自在に組み合わせたものであることを特徴とする、前記第2に記載の大腿部安定化保持具。
第4に、
大腿部の座面側及び側面側を支え、椅子の肘置に取り付け可能な大腿部支持体と、
大腿部の上面側に位置し、大腿部を保持するベルト状の大腿部保持体とを有し、
前記大腿部支持体が、大腿部の座面側を支える座面支持部と、側面側を支える側面支持部とを有し、
前記大腿部保持体が長さ調整可能であって、両端部を、前記大腿部支持体に対して移動自在に組み合わせることで、使用者の個人差に対応して、大腿部の座面側及び側面側における大腿部支持体との接触面積を調整可能にしたものであり、
前記大腿部支持体が、座面支持部及び側面支持部を有する大腿部支持帯と、肘置取り付け用の環状部を形成可能な固定ベルトとで形成され、
該固定ベルトが、側面支持部に連続して形成され、
前記大腿部保持体が、バックルによって開閉自在な保持ベルトの両端に、移動カンを取り付け、該移動カンを前記固定ベルトに対して、移動自在に組み合わせたものであり、
前記大腿部支持帯は、固定ベルトと一体の大腿部支持ベルトで形成され、該大腿部支持ベルトの大腿部との接触面に圧迫防止用のクッション材を取り付けたことを特徴とする、大腿部安定化保持具。
本発明の大腿部安定化保持具によれば、以下の効果を奏することができる
椅子の肘置に取り付け可能な大腿部支持体により、大腿部の座面側及び側面側を支えることができるので、着座時であっても、大腿部の開きを防止して姿勢を正しく安定保持することができる。
また、大腿部の上面側に、大腿部を保持するためのベルト状の大腿部保持体が位置し、該大腿部保持体の両端部が大腿部支持体に対して移動自在に組み合わせられているので、使用者の体格に応じて調整して大腿部の保持が可能となり、車椅子等で移動する際にも身体を固定することで落下の危険性を防ぎ、使用者の安全性を、個人差を問わずに要望に応じて快適に確保できる。
さらに、本発明の大腿部安定化保持具は、容易に折り畳むことができ、携帯可能なものである。
また、大腿部の上面側に、大腿部を保持するためのベルト状の大腿部保持体が位置し、該大腿部保持体の両端部が大腿部支持体に対して移動自在に組み合わせられているので、使用者の体格に応じて調整して大腿部の保持が可能となり、車椅子等で移動する際にも身体を固定することで落下の危険性を防ぎ、使用者の安全性を、個人差を問わずに要望に応じて快適に確保できる。
さらに、本発明の大腿部安定化保持具は、容易に折り畳むことができ、携帯可能なものである。
以下、本発明を実施するための形態を、図面を参照しつつ具体的に説明する。
ここで、添付図面において同一の部材には同一符号を付しており、また重複した説明は省略されている。
なお、ここでの説明は本発明が実施される一形態であることから、本発明は該当形態に限定されるものではない。
ここで、添付図面において同一の部材には同一符号を付しており、また重複した説明は省略されている。
なお、ここでの説明は本発明が実施される一形態であることから、本発明は該当形態に限定されるものではない。
図1から5に示す第1実施形態の大腿部安定化保持具は、大腿部支持体1と大腿部保持体2とから構成されている。
前記大腿部支持体1は、特に図5に示すように使用状態において大腿部の座面側を支える座面支持部11a及び大腿部の側面側を支える側面支持部11bを有する大腿部支持帯11と、該大腿部支持帯11の側面支持部11bにおける三角台錐状部分に連続して、車椅子Bの肘置B1への取り付け用の環状部を形成可能な固定ベルト12とで構成されている。
該大腿部支持帯11は、使用者Aの両大腿部を揃えた場合の幅より大きな長さを有し、大腿部に圧迫感や不快感を与えないような接触面を有する幅の布状物で形成されている。
該大腿部支持帯11は、使用者Aの両大腿部を揃えた場合の幅より大きな長さを有し、大腿部に圧迫感や不快感を与えないような接触面を有する幅の布状物で形成されている。
図中11cは、大腿部との接触面に通気性をもたせるために形成したメッシュ部である。
車椅子Bの肘置B1への取り付けは、大腿部支持帯11の固定ベルト12の先端側を肘置B1で折り返してから位置調整固定カン13へ差し入れて環状部を形成することで行うことができる。
前記大腿部保持体2は、特に図5に示すように使用状態において大腿部の上面側に位置し、中央部分に設けたバックル23によって長さ調整かつ開閉自在とした保持ベルト21と、該保持ベルトの両端に取り付けた移動角カン22とで形成されている。
該移動角カン22は、前記大腿部支持帯11の固定ベルト12に取り付けられている。
その結果、大腿部保持体2は、大腿部支持体1に対して移動自在に組み合わせられている。
ここで、大腿部保持体2の長さを、バックル23における保持ベルト21の折り返し長さの調整によって行うことで、使用者Aが車椅子Bに座った際に、大腿部の座面側及び側面側を支えた状態で大腿部が圧迫されないように、使用者Aの体格に応じて自由に行うことができる。
該移動角カン22は、前記大腿部支持帯11の固定ベルト12に取り付けられている。
その結果、大腿部保持体2は、大腿部支持体1に対して移動自在に組み合わせられている。
ここで、大腿部保持体2の長さを、バックル23における保持ベルト21の折り返し長さの調整によって行うことで、使用者Aが車椅子Bに座った際に、大腿部の座面側及び側面側を支えた状態で大腿部が圧迫されないように、使用者Aの体格に応じて自由に行うことができる。
次に、上記の大腿部安定化保持具の使用例について説明する。
大腿部支持帯11の各側面支持部11bに連続して形成された固定ベルト12の先端側を、各々、車椅子Bの肘置B1で折り返し、位置調整固定カン13に差し入れることで、環状部を形成する。
このようにして、該環状部を肘置B1に架けることで、大腿部安定化保持具の車椅子Bへの取り付けが完了する。
このようにして、該環状部を肘置B1に架けることで、大腿部安定化保持具の車椅子Bへの取り付けが完了する。
なお、図示は省略するが、肘置を有する椅子であれば、車椅子に限らず、設置できる。
また、肘置がない椅子の場合には、別途、肘置を取り付けることで、本発明の大腿部安定化保持具の使用が可能となる。
また、肘置がない椅子の場合には、別途、肘置を取り付けることで、本発明の大腿部安定化保持具の使用が可能となる。
設置後、バックル23を外した状態で、使用者Aが車椅子Bに座り、足置B3に足を乗せることで、大腿部の座面側が肘置B2間に吊られた状態の座面支持部11aによって支えられる。
同時に、一対の側面支持部11bが大腿部の自重によって互いに近づき、自然に大腿部を適切な力で両側から押すようになる。
ここで、使用者Aの体格によって、大腿部の大きさが大小することがあるが、多少大きい場合でも小さい場合でも、両側の側面支部部11bによる大腿部を抑える力が大きく変化することなく、一定の作用効果を発揮できる。
例えば、大腿部が太いと大腿部支持体1に作用する位置は外側になり側面支持部11bが内部に向かう力が多少強くなり、大腿部が細いと大腿部支持体1に作用する位置は内側になり側面支持部11bが内部に向かう力が多少弱くなる。
よって、大腿部を両側から押す力は大腿部の太さによって大きく変化せず、大腿部が太い人が特別窮屈であるとか、逆に大腿部の細い人が緩すぎるということがない。
すなわち、本発明に係る大腿部安定化保持具は、大腿部の自重が大腿部支持体1を押し下げる力で発生する張力により大腿部を固定するので、使用者の体格によらずに長時間の使用でも固定する力が変化することがない。
また、本発明に係る大腿部安定化保持具を、膝に近い位置で用いるか、股に近い位置で用いるかによっても、締め付け力が大幅に変化することがない。
同時に、一対の側面支持部11bが大腿部の自重によって互いに近づき、自然に大腿部を適切な力で両側から押すようになる。
ここで、使用者Aの体格によって、大腿部の大きさが大小することがあるが、多少大きい場合でも小さい場合でも、両側の側面支部部11bによる大腿部を抑える力が大きく変化することなく、一定の作用効果を発揮できる。
例えば、大腿部が太いと大腿部支持体1に作用する位置は外側になり側面支持部11bが内部に向かう力が多少強くなり、大腿部が細いと大腿部支持体1に作用する位置は内側になり側面支持部11bが内部に向かう力が多少弱くなる。
よって、大腿部を両側から押す力は大腿部の太さによって大きく変化せず、大腿部が太い人が特別窮屈であるとか、逆に大腿部の細い人が緩すぎるということがない。
すなわち、本発明に係る大腿部安定化保持具は、大腿部の自重が大腿部支持体1を押し下げる力で発生する張力により大腿部を固定するので、使用者の体格によらずに長時間の使用でも固定する力が変化することがない。
また、本発明に係る大腿部安定化保持具を、膝に近い位置で用いるか、股に近い位置で用いるかによっても、締め付け力が大幅に変化することがない。
更に、座った状態で、図5に示すように、使用者Aの体格に応じて大腿部の座面側及び側面側において圧迫感や不快感を与えないように、保持ベルト21の長さを調整することで、大腿部保持体2の長さを調整する。
調整後、バックル23を閉めることで、大腿部の座面側及び側面側を支えることができるので、着座時であっても、大腿部の開きを防止して姿勢を正しく安定保持することができる。
また、大腿部の上面側には、大腿部保持体2が大腿部を使用者Aの体格に応じて保持するので、移動の際にも身体を固定することで落下の危険性を防ぎ、使用者Aの安全性を、個人差を問わずに要望に応じて快適に確保できる。
また、大腿部の上面側には、大腿部保持体2が大腿部を使用者Aの体格に応じて保持するので、移動の際にも身体を固定することで落下の危険性を防ぎ、使用者Aの安全性を、個人差を問わずに要望に応じて快適に確保できる。
次に、図6から7に示す第2実施形態の腿部安定化保持具について、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
図6から7に示す第2実施形態の大腿部安定化保持具は、大腿部支持体3と大腿部保持体2とから構成されている。
大腿部支持体3は、使用状態において大腿部の座面側を支える座面支持部31a及び大腿部の側面側を支える側面支持部31bを有する大腿部支持ベルト31と、該大腿部支持ベルト31の側面支持部31bに連続して、車椅子Bの肘置B1への取り付け用の環状部を形成可能な固定ベルト12とで構成されている。
該大腿部支持ベルト31は、固定ベルト12と一体に形成され、大腿部との接触面側には圧迫防止用のクッション32が取り付けられている。
該大腿部支持ベルト31は、固定ベルト12と一体に形成され、大腿部との接触面側には圧迫防止用のクッション32が取り付けられている。
図6中、33はクッション32を椅子等に固定するためのクッション固定紐である。
次に、上記第2実施形態の大腿部安定化保持具の使用例について説明する。
大腿部支持ベルト31の各側面支持部31bに連続して形成された固定ベルト12の先端側を、各々、車椅子Bの肘置B1で折り返し、位置調整固定カン13に差し入れることで、環状部を形成する。
このようにして、該環状部を肘置B1に架けることで、大腿部安定化保持具の車椅子Bへの取り付けが完了する。
この際、クッション固定紐33を車椅子Bの背面側のフレーム等に縛り付けることで、使用者Aの使用状況による、大腿部安定化保持具の位置ずれを防止できるようになる。
このようにして、該環状部を肘置B1に架けることで、大腿部安定化保持具の車椅子Bへの取り付けが完了する。
この際、クッション固定紐33を車椅子Bの背面側のフレーム等に縛り付けることで、使用者Aの使用状況による、大腿部安定化保持具の位置ずれを防止できるようになる。
設置後、バックル23を外した状態で、使用者Aが車椅子Bに座る。
座った状態で、使用者Aの体格に応じて大腿部の座面側及び側面側において圧迫感や不快感を与えないように、保持ベルト21の長さを調整することで、大腿部保持体2の長さを調整する。
座った状態で、使用者Aの体格に応じて大腿部の座面側及び側面側において圧迫感や不快感を与えないように、保持ベルト21の長さを調整することで、大腿部保持体2の長さを調整する。
調整後、バックル23を閉めることで、大腿部の座面側及び側面側をクッション32の広範囲の接触面によって支えることができるので、第一実施形態の大腿部安定化保持具よりも、更に快適に使用できる。
1 大腿部支持体
11 大腿部支持帯
11a 座面支持部
11b 側面支持部
11c メッシュ部
12 固定ベルト
13 位置調整固定カン
2 大腿部保持体
21 保持ベルト
22 移動角カン
23 バックル
3 大腿部支持体
31 大腿部支持ベルト
31a 座面支持部
31b 側面支持部
32 クッション
33 クッション固定紐
A 使用者
B 車椅子
B1 肘置
B2 座面
B3 足置
11 大腿部支持帯
11a 座面支持部
11b 側面支持部
11c メッシュ部
12 固定ベルト
13 位置調整固定カン
2 大腿部保持体
21 保持ベルト
22 移動角カン
23 バックル
3 大腿部支持体
31 大腿部支持ベルト
31a 座面支持部
31b 側面支持部
32 クッション
33 クッション固定紐
A 使用者
B 車椅子
B1 肘置
B2 座面
B3 足置
Claims (1)
- 大腿部の座面側及び側面側を支え、椅子の肘置に取り付け可能な大腿部支持体と、
大腿部の上面側に位置し、大腿部を保持するベルト状の大腿部保持体とを有し、
前記大腿部支持体が、大腿部の座面側を支える座面支持部と、側面側を支える側面支持部とを有し、
前記大腿部保持体が長さ調整可能であって、両端部を、前記大腿部支持体に対して移動自在に組み合わせることで、使用者の個人差に対応して、大腿部の座面側及び側面側における大腿部支持体との接触面積を調整可能にしたものであり、
前記大腿部支持体が、座面支持部及び側面支持部を有する大腿部支持帯と、肘置取り付け用の環状部を形成可能な固定ベルトとで形成され、
該固定ベルトが、側面支持部に連続して形成され、
前記大腿部保持体が、バックルによって開閉自在な保持ベルトの両端に、移動カンを取り付け、該移動カンを前記固定ベルトに対して、移動自在に組み合わせたものであり、
前記大腿部支持帯は、固定ベルトと一体の大腿部支持ベルトで形成され、該大腿部支持ベルトの大腿部との接触面に圧迫防止用のクッション材を取り付けたことを特徴とする、
大腿部安定化保持具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015130500A JP2017012324A (ja) | 2015-06-29 | 2015-06-29 | 大腿部安定化保持具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015130500A JP2017012324A (ja) | 2015-06-29 | 2015-06-29 | 大腿部安定化保持具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017012324A true JP2017012324A (ja) | 2017-01-19 |
Family
ID=57827968
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015130500A Pending JP2017012324A (ja) | 2015-06-29 | 2015-06-29 | 大腿部安定化保持具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2017012324A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2585862A (en) * | 2019-07-18 | 2021-01-27 | Proto Magic Innovations Ltd | An adjustable client retention strap for use with a client moving equipment |
-
2015
- 2015-06-29 JP JP2015130500A patent/JP2017012324A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2585862A (en) * | 2019-07-18 | 2021-01-27 | Proto Magic Innovations Ltd | An adjustable client retention strap for use with a client moving equipment |
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