JP6414521B2 - 印刷装置 - Google Patents

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Description

本発明は、印刷媒体にキャラクタを印刷する印刷装置に関する。
従来、印刷媒体にキャラクタを印刷する印刷装置が知られている。例えば、特許文献1に開示の印刷装置は、印刷媒体であるフィルムに画像を印刷する。印刷装置は、サーマルヘッド、プラテンローラ、及びガイドを備える。サーマルヘッドとプラテンローラは、対向配置される。ガイドは、サーマルヘッドとプラテンローラに対して、フィルムが搬送される搬送方向の上流側に配置される。ガイドは、サーマルヘッドとプラテンローラとの接触位置に向けて、直線状に延びる。ガイドによって案内されるフィルムは、サーマルヘッドとプラテンローラの間に挟まれ、搬送方向の下流側へ搬送されながら画像を印刷される。
特開平9−216393号公報
上記印刷装置では、ガイドが、サーマルヘッドとプラテンローラとの接触位置に向けて直線状に延びるので、印刷媒体のうちプラテンローラと接触する部位が少なくなる場合がある。従って、プラテンローラが印刷媒体を搬送する力である搬送力が低下し、印刷媒体の搬送性能が劣る場合がある。サーマルヘッドとプラテンローラとの周辺には、各種の部材が配置されるので、印刷媒体の搬送性能の向上は、簡易な構成で実現されることが求められる。
本発明の目的は、ヘッドとプラテンローラの間で挟む印刷媒体の搬送性能を、簡易な構成で向上させた印刷装置を提供することである。
本発明の第一態様に係る印刷装置は、印刷媒体にキャラクタを印刷するヘッドと、前記印刷媒体を前記ヘッドとの間で挟み込んで搬送するプラテンローラと、前記ヘッドを支持する支持部材と、前記支持部材を、前記ヘッドが前記プラテンローラとの間で前記印刷媒体を挟み込む挟持位置と、前記挟持位置にある場合よりも前記ヘッドが前記プラテンローラから離隔する離隔位置との間で移動させる移動手段と、前記プラテンローラよりも、前記印刷媒体が搬送される搬送方向の上流側に設けられた部材であって、前記ヘッドと前記プラテンローラによって挟み込まれて搬送される前記印刷媒体に所定部分で接触し、前記印刷媒体の前記搬送方向と直交する方向の位置を規定する規定部材と、前記支持部材によって支持され、前記移動手段によって前記支持部材が前記挟持位置から前記離隔位置へ移動するときに所定移動経路に沿って移動する部材であって、前記所定移動経路が、前記プラテンローラとの間で前記印刷媒体を挟み込む前記ヘッドと前記所定部分とを結ぶ直線と交差する変位部材とを備え、前記移動手段は、駆動する駆動手段と、弾性変形可能な弾性部材を介して前記支持部材と連結する第一連結部を有し、第一圧解除位置から第一作動位置まで前記駆動手段の駆動により移動することで、前記支持部材を前記離隔位置から前記挟持位置まで移動させる部材であって、前記第一作動位置にある場合、前記第一圧解除位置にある場合よりも、前記第一連結部は、前記弾性部材の弾性変形量を増大させ、且つ前記ヘッドを前記プラテンローラに向けて付勢する移動部材と、前記移動部材から所定方向に延びる延設部と、前記支持部材と前記延設部とを連結し、前記移動部材が前記第一圧解除位置から前記第一作動位置まで移動することで、第二圧解除位置から第二作動位置まで移動する部材であって、前記第二作動位置において、前記第二圧解除位置から前記第二作動位置まで移動する方向である特定方向の側から、前記延設部と対向する対向部を有する連結部材とを備えたことを特徴とする。
本発明の第二態様に係る印刷装置は、印刷媒体にキャラクタを印刷するヘッドと、前記印刷媒体を前記ヘッドとの間で挟み込んで搬送するプラテンローラと、前記ヘッドを支持する支持部材と、前記支持部材を、前記ヘッドが前記プラテンローラとの間で前記印刷媒体を挟み込む挟持位置と、前記挟持位置にある場合よりも前記ヘッドが前記プラテンローラから離隔する離隔位置との間で移動させる移動手段と、前記プラテンローラよりも、前記印刷媒体が搬送される搬送方向の上流側に設けられた部材であって、前記ヘッドと前記プラテンローラによって挟み込まれて搬送される前記印刷媒体に所定部分で接触し、前記印刷媒体の前記搬送方向と直交する方向の位置を規定する規定部材と、前記支持部材によって支持され、前記移動手段によって前記支持部材が前記挟持位置から前記離隔位置へ移動するときに所定移動経路に沿って移動する部材であって、前記所定移動経路が、前記プラテンローラとの間で前記印刷媒体を挟み込む前記ヘッドと前記所定部分とを結ぶ直線と交差し、かつ、前記支持部材が前記挟持位置に位置するとき、前記印刷媒体に対し前記ヘッド側から当接すると共に前記直線よりも前記プラテンローラ側に少なくとも一部が位置する変位部材とを備えたことを特徴とする。
上記構成によれば、移動手段が離隔位置から挟持位置まで支持部材を移動させることで、ヘッドはプラテンローラとの間で印刷媒体を挟む。この場合、変位部材が、直線に沿って配置されていた印刷媒体を屈曲させるので、印刷媒体は、プラテンローラに巻き付く。印刷媒体のうちプラテンローラと接触する部位は、増大する。従って、プラテンローラが印刷媒体を搬送する力である搬送力は、増大する。よって、印刷装置は、ヘッドとプラテンローラの間で挟む印刷媒体の搬送性能を向上できる。また、印刷装置は、支持部材の移動に伴って変位部材を移動させるだけで、印刷媒体を屈曲させることができる。よって、印刷装置の構成は簡易化する。以上より、印刷装置は、ヘッドとプラテンローラの間で挟む印刷媒体の搬送性能を、簡易な構成で向上できる。
カバー12が閉じられた印刷装置1の斜視図である。 カバー12が開かれた印刷装置1の斜視図である。 図2のA−A線の矢視方向におけるリボンカセット90の断面図である。 印刷機構80の拡大斜視図である。 支持部材52が離隔位置にある印刷機構80の平面図である。 カム部材210の平面図である。 支持部材52が離隔位置から挟持位置まで移動する流れを示す説明図である。 カム部材210が初期回転位置から第一回転位置まで回転する流れを示す説明図である。 搬送部20の斜視図である。 移動部材230が第一作動位置から第二付勢回転位置まで回転する流れを示す説明図である。 カム部材210が第一回転位置から第三回転位置まで回転する流れを示す説明図である。 支持部材52が挟持位置にある印刷機構80の平面図である。
<1.印刷装置1の構成の概要>
本発明の実施形態の一例である印刷装置1を、図面を参照して説明する。以下、図1の上方、下方、左上方、右下方、左下方、及び右上方を、各々、印刷装置1の上方、下方、左方、右方、前方、及び後方と定義して説明する。印刷装置1は、筒状の印刷媒体であるチューブ9(図9参照)を印刷する装置である。
図1に示すように、印刷装置1は、本体ケース11及びカバー12を含む筐体10を備える。本体ケース11は、左右方向に長い直方体状の箱状部材である。カバー12は、本体ケース11の上側に配置された板状部材である。カバー12の後端部は、本体ケース11の後端部上側で回転可能に支持される。ロック機構13は、本体ケース11の前端部上側に設けられる。ロック機構13は、本体ケース11に対して閉じられたカバー12の前端部を係止して、カバー12の開放を規制する。
カバー12が本体ケース11に対して閉じられた場合(図1参照)、カバー12は装着面11A(図2参照)を覆う。装着面11Aは、本体ケース11の上面である。ユーザはカバー12を開く場合、ロック機構13を操作してカバー12の係止を解除し、カバー12をロック機構13から上側に回動させる。カバー12が本体ケース11に対して開かれた場合、装着面11Aは上方に露出する(図2参照)。
筐体10の側面には、操作部17、チューブ挿入口15、及びチューブ排出口16(図2参照)が設けられる。操作部17は、電源ボタン及びスタートボタンを含む複数の操作ボタンである。操作部17は、本体ケース11の前面の右側上部に設けられる。チューブ挿入口15は、チューブ9を筐体10の内部に案内するための開口である。チューブ挿入口15は、本体ケース11の右面の後側上部に設けられ且つ上下方向に若干長い矩形状である。チューブ排出口16は、チューブ9を筐体10の外部に排出するための開口である。チューブ排出口16は、本体ケース11の左面の後側上部に設けられ、且つ上下方向に若干長い矩形状である。チューブ排出口16は、チューブ挿入口15よりも若干前側にある。
図2に示すように、装着面11Aには、チューブ装着部40とリボン装着部30とを含む装着部7が設けられる。装着部7は、上方に開口する凹部である。装着部7の底壁部は、本体ケース11の底壁部に対して、支持板14(図5参照)を挟んで上方から対向する。支持板14は、本体ケース11の底壁部の上方で、左右方向及び前後方向に延びる板状材である。
チューブ装着部40は、チューブ9(図9参照)を着脱可能な部位である。チューブ装着部40は、チューブ挿入口15からチューブ排出口16の右側近傍まで延びる。チューブ排出口16はチューブ挿入口15よりも若干前側にあるため、チューブ装着部40は若干左前側に傾いて略左右方向に延びる。
チューブ挿入口15からチューブ排出口16に向けてチューブ装着部40が延びる方向を、チューブ搬送方向という。チューブ搬送方向は、左右方向及び前後方向と平行であり、上下方向と直交する。ユーザは、チューブ9がチューブ挿入口15からチューブ排出口16までチューブ搬送方向に沿って延びるように、チューブ装着部40に装着する。装着されたチューブ9は、チューブ搬送方向に沿って搬送される。チューブ搬送方向に沿って、チューブ挿入口15からチューブ排出口16に向かう側を、下流側といい、下流側とは反対側を上流側という。
チューブ搬送方向と直交するチューブ装着部40の開口断面は、チューブ装着部40のチューブ搬送方向中央部を除いて、チューブ9の横断面よりも僅かに大きい。チューブ9の横断面は、チューブ9の延伸方向と直交する断面である。
リボン装着部30は、リボンカセット90が着脱可能な部位である。リボン装着部30は、平面視でリボンカセット90と略対応する開口形状で形成される。本例のリボン装着部30は、装着面11Aの左前部に設けられる。リボン装着部30は、チューブ装着部40の前側に位置する。
チューブ装着部40のチューブ搬送方向の中央部のうち前端部に形成される空間と、リボン装着部30の後端部に形成される空間とは、連通する。チューブ装着部40とリボン装着部30とを連通させる空間を、連通空間8という。装着部7の底壁部のうち、連通空間8の下方にある部位には、連通口(図示外)が形成されている。連通口は、平面視で略矩形状であり、装着部7の底壁部を上下方向に貫通する。連通口は、支持板14(図5参照)の左右方向及び前後方向の中央部の上方に位置する。
図2に示すように、本体ケース11の内部における右後部には、基板19が設けられる。基板19は、上下方向及び左右方向に延びる。基板19には、図示外のCPU、ROM、RAM等が設けられる。CPUは、印刷装置1の動作を司る。
図3に示すように、リボン装着部30には、リボンカセット90が装着される。リボンカセット90は、ケース101、リボンスプール81、及び巻取スプール300を備える。ケース101は、リボンスプール81及び巻取スプール300等を収容する箱状体である。リボンスプール81及び巻取スプール300は、それぞれ、上下方向に延びる略円筒状の部材である。リボンスプール81は、巻取スプール300の右方に配置される。巻取スプール300とリボンスプール81は、それぞれ、ケース101に設けられた第一支持孔111と第二支持孔112とによって、上下方向に延びる軸線回りに回転可能に支持される。第一支持孔111は、リボン装着部30の底壁部から上方に延びるリボン巻取軸63によって支持される。リボン巻取軸63は、巻取スプール300と一体的に回転可能である。第二支持孔112は、後述の検出用回転軸71によって支持される。検出用回転軸71は、リボンスプール81と一体的に回転可能である。
リボンスプール81及び巻取スプール300には、インクリボン93が、その幅方向が上下方向と略平行になる姿勢で巻回される。リボンスプール81と巻取スプール300とを架け渡すインクリボン93(以下、特定インクリボン93Aという)は、ケース101の外側に露出しており、連通空間8に配置される(図9参照)。特定インクリボン93Aは、チューブ9のうち連通空間8に配置される部位に対して、前方から対向する。
<2.印刷機構80の構成>
図3〜図6を参照し、印刷機構80を説明する。尚、図4の二点鎖線W1によって囲まれた領域内の図は、図2の二点鎖線W1によって囲まれた図の拡大図である。印刷機構80は、チューブ9と特定インクリボン93Aを重ねた状態で挟み込み、チューブ9にキャラクタを印刷する機構である。キャラクタは、例えば、文字、図形、数字、及び記号等である。印刷機構80は、搬送量検出部70、搬送部20、印刷部50、及びヘッド移動部200等を含む。
<2−1.搬送量検出部70>
図3で示される搬送量検出部70は、印刷動作時におけるインクリボン93の搬送量を検出するための部材である。搬送量検出部70は、検出用回転軸71、検出板72、及びセンサ73を含む。検出用回転軸71は、リボン巻取軸63よりも右方で、リボン装着部30の底壁部から上方に向けて立設される。検出用回転軸71の上端部は、リボンカセット90の第二支持孔112に装着される。
検出板72は、検出用回転軸71の下端近傍から半径方向外側に突出する円板状である。検出板72の中心は、平面視で、検出用回転軸71の軸線と一致する。検出板72には、複数の検出孔(図示外)が設けられる。複数の検出孔は、検出板72の平面視中心の周囲に放射状且つ等間隔で配置された、検出板72を上下方向に貫通する孔である。
センサ73は、発光部73A及び受光部73Bを有する透過型フォトセンサである。発光部73A及び受光部73Bは、検出板72を挟んだ上下両側に対向配置される。基板19のCPU(図示外)は印刷動作時に、発光部73Aから受光部73Bに向けて光を照射させる。発光部73Aから照射された光は、複数の検出孔の何れかを通過すると、受光部73Bによって受光される。このときセンサ73は、ON信号をCPUに出力する。一方、発光部73Aから照射された光は、検出板72で反射されると、受光部73Bによって受光されない。このときセンサ73は、OFF信号をCPUに出力する。なお、センサ73は、検出板72で反射された光を検出可能な反射型フォトセンサでもよい。
<2−2.搬送部20>
図4に示すように、搬送部20は、プラテンローラ23、第一搬送部21、第二搬送部22、駆動モータ(図示外)等を含む。プラテンローラ23は、連通空間8の後方に設けられる。プラテンローラ23は、上下方向に延びる軸線23Aを中心に回転可能である。プラテンローラ23の外周面の一部は、チューブ装着部40の内側に進入する。
第一搬送部21は、プラテンローラ23よりも上流側に間隔を空けて設けられる。第一搬送部21は、駆動ローラ21Aと、従動ローラ21Bとを含む。駆動ローラ21Aは、外周面の一部がチューブ装着部40に後方から進入する位置に設けられる。従動ローラ21Bは、駆動ローラ21Aよりも前方で回転自在に設けられる。
第二搬送部22は、プラテンローラ23よりも下流側に間隔を空けて設けられる。第二搬送部22は、駆動ローラ22Aと、従動ローラ22Bとを含む。駆動ローラ22Aは、外周面の一部がチューブ装着部40に後方から進入する位置に設けられる。従動ローラ22Bは、駆動ローラ22Aよりも前方で回転自在に設けられる。
従動ローラ21B,22Bは、退避位置と、進入位置との間を変位可能である。図4では、退避位置にある従動ローラ21B,22Bを実線によって図示し、進入位置にある従動ローラ21B,22Bを二点鎖線によって図示する。従動ローラ21B,22Bが進入位置にある場合、従動ローラ21B,22Bはそれぞれチューブ装着部40の内側に進入し、駆動ローラ21A,22Aに前方から近接する。このとき、従動ローラ21Bと駆動ローラ21Aとのそれぞれの外周面のうち、互いに最も近接する二つの部位(以下、所定部分21Cという)が、チューブ9を挟み込む。チューブ9を挟み込む二つの所定部分21Cは、微小な隙間を挟んで対向する。同様に、従動ローラ22Bと駆動ローラ22Aとのそれぞれの外周面のうち、互いに最も近接する部位が、チューブ9を挟み込む。一方、従動ローラ21B,22Bが退避位置にある場合、従動ローラ21B,22Bはそれぞれチューブ装着部40よりも前側に配置されて、駆動ローラ21A,22Aから離隔する。
従動ローラ21B,22Bは、レバー79(図2参照)の姿勢の変化に伴って、退避位置と進入位置との間を変位する。レバー79は、本体ケース11の内側であって、チューブ装着部40の後方、且つ、基板19の前方に設けられる。レバー79は、本体ケース11から上方に延びる姿勢である開姿勢と、本体ケース11の内部で左右方向に延びる姿勢である閉姿勢との間を変位する。ユーザが、レバー79を開姿勢から閉姿勢にすると、従動ローラ21B,22Bは、それぞれ、退避位置から進入位置まで変位する。
駆動モータ(図示外)は、本体ケース11の内部に設けられる。駆動モータは、プラテンローラ23、駆動ローラ21A,22A、及びリボン巻取軸63(図3参照)と連結する。駆動モータは、基板19のCPUの制御に従って回転駆動する。
<2−3.印刷部50>
図5に示すように、印刷部50は、支持部材52と、ヘッド60とを含む。支持部材52は、装着部7(図2参照)の底壁部と、支持板14との間に配置される、平面視で略矩形状の板状部材である。支持部材52の右端部は、支持板14から上方に立設する支軸59によって、回転可能に支持される。
以下、支軸59の軸線を、第一軸線59Aといい、第一軸線59Aを中心に平面視で時計回り方向を第一回転方向といい、第一回転方向とは反対方向を第二回転方向という。第一軸線59Aは、プラテンローラ23の軸線23Aと平行である。第一回転方向は、図5で示す矢印A1が向く方向である。第二回転方向は、図5で示す矢印A2が向く方向である。
支持部材52の長手方向の略中央部には、上方に向けて延びる軸部材54が設けられる。軸部材54は、プラテンローラ23の軸線23Aと平行である。軸部材54の上部は、連通口(図示外)を通過して、連通空間8(図4参照)に進入している。軸部材54の上端部には、回転体55が回転自在に設けられている。本例の回転体55は、ローラである。回転体55は、支持板14に対して間隔を空けて上方に配置される。回転体55には、被覆部57が設けられる。被覆部57は、回転体55の外周面を、周方向に亘って被覆する。
支持部材52のうち、第一回転方向(矢印A1方向)端部は、連結壁部53である。連結壁部53は、第一軸線59Aに対して、被覆部57よりも離隔する位置にある。連結壁部53には、連結孔53Aが設けられる。連結孔53Aは、支持部材52を上下方向に貫通する丸孔である。
ヘッド60は、支持部材52の左部によって支持される。ヘッド60は、支持部材52と一体的に、第一軸線59Aを中心に回転可能である。ヘッド60は、ヒートシンク62、発熱体69、及び被覆部材65を含む。
ヒートシンク62は、支持部材52から連通口(図示外)の上方まで立設する金属製の板状部材である。ヒートシンク62は、第一軸線59Aを中心とした回転方向に厚さを有し、且つ支持部材52の長手方向と略平行に延びる矩形状である。ヒートシンク62の上端部は、連通空間8に配置される特定インクリボン93Aよりも前側(即ち、第二回転方向の側)に位置する。
発熱体69は、ヒートシンク62の第一回転方向の端面上部に取り付けられた板状体である。発熱体69は、基板19のCPUの制御に従って発熱可能である。発熱体69の第一回転方向の端面は、印刷面69Aである。印刷面69Aは、プラテンローラ23との間で、特定インクリボン93Aとチューブ9を重ねた状態で挟み込むことが可能である。
被覆部材65は、ヒートシンク62の右面、左面、及び第二回転方向(矢印A2方向)の端面を覆う樹脂製の部材である。ヒートシンク62は、被覆部材65によって覆われることで、前方に向かう力に対する強度を向上できる。被覆部材65は、右ガイド部65Aと左ガイド部65Bを備える。右ガイド部65Aと左ガイド部65Bは、それぞれ、ヒートシンク62の右面及び左面を覆う。右ガイド部65Aと左ガイド部65Bの第一回転方向の端部は、それぞれ、第一回転方向に向けて略円弧状に湾曲する。右ガイド部65Aと左ガイド部65Bの第一回転方向の端部は、ヒートシンク62の長手方向に沿って、発熱体69を挟んで対向する。右ガイド部65Aと左ガイド部65Bの第一回転方向の端部には、連通空間8に配置される特定インクリボン93Aが架け渡される(図9参照)。
右ガイド部65Aの第一回転方向の端部は、発熱体69の印刷面69Aよりも、第一回転方向の側に配置される。左ガイド部65Bの第一回転方向の端部は、ヒートシンク62の第一回転方向の端面よりも第一回転方向の側、且つ、印刷面69Aよりも第二回転方向の側に配置される。
ヘッド60は、支持部材52と一体的に第一軸線59Aを中心に回転することで、ヘッド離隔位置(図4、図5等参照)と、ヘッド挟持位置(図4、図12等参照)との間を回転可能である。ヘッド挟持位置は、発熱体69がプラテンローラ23との間で、特定インクリボン93Aとチューブ9とを重ねた状態で挟み込むヘッド60の回転位置である。ヘッド離隔位置は、連通空間8に配置される特定インクリボン93Aに対して発熱体69が後方に離隔するヘッド60の回転位置である。つまり、ヘッド60は、ヘッド挟持位置にある場合よりもヘッド離隔位置にある場合の方が、プラテンローラ23から離隔する。図4では、ヘッド離隔位置にあるヘッド60を実線によって図示し、ヘッド挟持位置にあるヘッド60を二点鎖線によって図示する。
以下、ヘッド挟持位置にあるヘッド60の印刷面69Aのうちで最もプラテンローラ23に近接する部位と、二つの所定部分21C(図4参照)とを結ぶ仮想的な直線を、仮想直線18(図9参照)という。仮想直線18は、プラテンローラ23の軸線23Aよりも前側に配置される。また、ヘッド60をヘッド挟持位置に位置させる支持部材52の回転位置を挟持位置(図5照)といい、ヘッド60をヘッド離隔位置に位置させる支持部材52の回転位置を離隔位置(図12参照)という。挟持位置は、離隔位置から第一回転方向に変位した位置である。支持部材52が離隔位置にある場合、被覆部57は、仮想直線18に対して前方に離隔する。支持部材52が挟持位置にある場合、被覆部57の後部は、仮想直線18よりも後側に配置される(図12参照)。
支持部材52が挟持位置と離隔位置との間を回転する場合に、被覆部57が通過する領域を移動経路99(図12参照)という。支持部材52の回転に伴って、被覆部57は、移動経路99に沿って移動する。移動経路99は、平面視で仮想直線18に対して交差する。
<2−4.ヘッド移動部200>
図5、図6を参照し、ヘッド移動部200を説明する。ヘッド移動部200は、支持部材52を挟持位置と離隔位置との間で移動させる機構である。ヘッド移動部200は、モータ205、カム部材210、延設部229、移動部材230、及び連結部材280を備える。ヘッド移動部200は、モータ205の回転駆動力を、カム部材210、移動部材230を経由して支持部材52に伝達させる。
モータ205は、支持板14の下面の後部のうち、左右方向略中心部に固定される。モータ205は、基板19のCPUの制御に従って、正方向又は逆方向に回転駆動する。カム部材210は、モータ205の右方で支持板14の下面の後部に設けられる、平面視で略円形状の板状体である。カム部材210は、上下方向に厚さを有する略円板状の部材であり、上下方向に延びる軸線(以下、第二軸線210Aという)を中心に回転可能である。第二軸線210Aは、支持板14の右後部を上下方向に通過する。カム部材210の後部は、平面視で、支持板14の後端よりも後方にある。カム部材210は、モータ205の正方向への回転駆動に伴って平面視で時計回りに回転する一方、モータ205の逆方向への回転駆動に伴って平面視で反時計回りに回転する。
図6に示すように、カム部材210は摺動面250を備える。摺動面250は、第二軸線210Aを中心とした回転方向に沿って形成される面である。摺動面250は、平面視で反時計回り側から時計回り側へ順に、延設面251、特定面261、延設面252、特定面262、延設面253、特定面263、及び延設面254を含む。延設面251〜254は、第二軸線210Aを中心とした回転方向と平行に延びる。延設面251〜254は、第二軸線210Aとの離間距離が順に長くなるように配置される。即ち、延設面251〜254のうち、延設面251が最も第二軸線210Aに接近し、延設面254が第二軸線210Aから最も離隔する。
特定面261は、延設面251,252の互いに接近する方向の端部を接続する。特定面262は、延設面252,253の互いに接近する方向の端部を接続する。特定面263は、延設面253,254の互いに接近する方向の端部を接続する。即ち、特定面261〜263は、それぞれ、第二軸線210Aを中心として、平面視で反時計回り側に向かう程、第二軸線210Aから離隔する方向に延びる。
延設面251のうち、平面視で反時計回り側の端部には、壁部255が設けられる。壁部255は、第一壁部255Aと第二壁部255Bを含む。第一壁部255Aは、延設面251から、カム部材210の径方向の外側へ延びる。第二壁部255Bは、第一壁部255Aの先端部から、第二軸線210Aを中心に平面視で反時計回り側へ延びる。第二壁部255Bは、延設面251と隙間259を挟んで対向する。
図6で示されるカム部材210は、初期回転位置にある。カム部材210が初期回転位置にある場合、第一壁部255Aは、第二軸線210Aの後方にある位置から、第二軸線210Aを中心に平面視で反時計回りに略45°変位した位置に配置される。カム部材210が初期回転位置から平面視で時計回り側へ回転することで、摺動面250は、支持板14(図5参照)の後端よりも平面視で後方にある位置を通過する。より詳細には、延設面251、特定面261、延設面252、特定面262、延設面253、特定面263、及び延設面254が、順に、平面視で支持板14の後端よりも後方にある位置を通過する。
図5に示すように、延設部229は、支持板14の後端部から上方に向けて延びる軸部材である。延設部229は、平面視で、カム部材210の第二軸線210Aよりも右前方に配置される。延設部229の上端部は、装着部7(図4参照)の底壁部よりも下方にある。以下、延設部229を中心とした平面視で時計回り方向を第一所定方向といい、第一回転方向とは反対方向を第二所定方向という。第一所定方向は、図5で示す矢印B1が向く方向である。第二所定方向は、図5で示す矢印B2が向く方向である。
移動部材230は、上下方向に厚さを有する略矩形状の板状部材であり、延設部229によって回転可能に支持される。移動部材230は、基体部231、摺動ピン232(図8参照)、突出部233、ボス235、及び連結部237を備える。基体部231は、平面視で略矩形状の板状部材である。基体部231の長手方向の一端部は、支持板14に対して上方から対向しており、延設部229によって回転可能に支持される。
摺動ピン232(図8参照)は、基体部231の第一所定方向(矢印B1方向)の端部から、支持板14の後方を通過して下方に突出する。摺動ピン232は、平面視で、カム部材210の第二軸線210Aに対して、延設部229とは略反対側に配置される。摺動ピン232は、カム部材210の摺動面250に対して、カム部材210の径方向外側から接触する。摺動ピン232は、カム部材210の隙間259に配置可能である(図8(a)参照)。
突出部233は、基体部231から上方に突出する円柱体であり、摺動ピン232に対して同軸上に配置される。ボス235は、基体部231のうち、カム部材210の第二軸線210Aよりも第一所定方向(矢印B1方向)側の部位から上方に突出する。
連結部237は、基体部231の第二所定方向(矢印B2方向)の端部から、上方に突出する円柱体である。連結部237には、弾性部材201が取り付けられる。本例の弾性部材201は、略上下方向に沿って弾性変形可能な引張バネであり、弾性部材201の上端部が連結部237に取り付けられる。弾性部材201の下端部は、支持部材52の連結孔53Aに取り付けられる。従って、連結部237は、弾性部材201を介して支持部材52と連結する。以下、連結部237の平面視中心と、連結孔53Aの平面視中心との最短距離を、所定距離という。図5では、所定距離を寸法Lによって示す。
上記構成を有する移動部材230は、延設部229を中心に回転可能である。図5で示される移動部材230は、第一圧解除位置に配置される。移動部材230が第一圧解除位置にある場合、摺動ピン232は、初期回転位置にあるカム部材210の隙間259に配置され、且つ、第一壁部255Aに対して第二軸線210Aを中心に平面視で反時計回り側から接触する(図8(a)参照)。
連結部材280は、上下方向に厚さを有する板状部材であり、且つ延設部229と支持部材52とを連結する部材であり、移動部材230よりも高い位置に配置される。連結部材280は、基部282と、対向部285とを備える。基部282は、略前後方向に長い矩形状である。基部282の前端部は、回転体55の下方にて、支持部材52の軸部材54によって回転可能に支持される。基部282の後端部は、前後方向において、ボス235よりも後方に配置される。基部282の後部は、移動部材230の基体部231のうち、延設部229と連結部237との間にある部位に対して、上方から対向する。換言すると、連結部材280の基部282の一部と、移動部材230の基体部231の一部とは、上下方向に対向する。対向部285は、基部282の右面の後部から、軸部材54を中心に平面視で時計回り側へ向けて突出する壁部である。対向部285は、平面視で略矩形状である。以下、基部282の右面のうち、対向部285よりも前側にある部位を、特定部位282Bという。特定部位282Bは、平面視で直線状に延びる。
基部282の下部は、軸部材54に設けられたトーションバネ209によって、軸部材54を中心に平面視で時計回り側へ付勢されている。連結部材280は、突出部233又は延設部229と当接する位置にて、時計回り側への回転を規制される。これにより、連結部材280は、支持部材52と移動部材230とを連結させる。
図5で示す連結部材280は、第二圧解除位置にある。第二圧解除位置は、連結部材280の可動範囲の前端位置である。連結部材280が第二圧解除位置にある場合、連結部材280は、離隔位置にある支持部材52と、第一圧解除位置にある移動部材230とを連結させる。
上記構成を有する連結部材280の動作態様は、以下の通りである。弾性部材201を介して移動部材230と連結する支持部材52は、移動部材230の第一所定方向(矢印B1方向)への回転に伴って、第一回転方向(矢印A1方向)に回転する。軸部材54によって回転可能に支持される連結部材280は、支持部材52の回転に伴って、略前後方向に変位する。
以下、第二圧解除位置にある連結部材280が、移動部材230の第一所定方向への回転に伴って変位する方向を、特定方向という。特定方向は、図7(a)で示す矢印Cが向く方向である。特定方向は、前後方向及び左右方向のそれぞれと交差する方向である。尚、連結部材280が第二圧解除位置にある場合、基部282の後端部は、特定方向とは反対方向の側から、移動部材230の突出部233に接触する。
<3.印刷装置1の動作説明>
図4〜図12を参照し、印刷装置1の動作を説明する。尚、図9では、駆動ローラ22Aの図示を省略し、図7、図10、図12では、弾性部材201の図示を省略する。動作前の印刷装置1は、初期状態(図2、図4、図5参照)にある。印刷装置1が初期状態にある場合、カム部材210は初期回転位置にあり、移動部材230は第一圧解除位置にあり、連結部材280は第二圧解除位置にあり、支持部材52は離隔位置にあり、ヘッド60はヘッド離隔位置にある。
印刷装置1が初期状態にある場合に、ユーザは、カバー12を本体ケース11に対して開かれた状態にし、レバー79を閉姿勢から開姿勢に変位させる。その後、ユーザは、リボン装着部30にリボンカセット90を装着し、チューブ装着部40にチューブ9を装着してから、レバー79を開姿勢から閉姿勢に変位させる。従動ローラ21B,22Bは、それぞれ、退避位置から進入位置まで変位し、駆動ローラ21A,22Aとの間にあるチューブ9を挟み込む。これにより、チューブ9は、チューブ装着部40の深さ方向と、チューブ装着部40の溝幅方向とにおける位置が規定される。チューブ装着部40の深さ方向は、上下方向であり、チューブ搬送方向と直交する方向である。チューブ装着部40の溝幅方向は、チューブ搬送方向と、チューブ装着部40の深さ方向とのそれぞれに対して直交する方向である。
従動ローラ21B,22Bが、それぞれ退避位置から進入位置まで変位した場合、チューブ9のうち、プラテンローラ23と二つの所定部分21Cとの間にある部位は、仮想直線18に沿って直線状に延びる姿勢となる。図9では、仮想直線18に沿って延びるチューブ9を、二点鎖線によって図示する。
ユーザが、カバー12を本体ケース11に対して閉じられた状態にした後、印刷装置1は、チューブ挟持動作、荷重調整動作、印刷動作、及びチューブ開放動作を順に実行する。チューブ挟持動作は、ヘッド60をヘッド離隔位置からヘッド挟持位置まで移動させる印刷装置1の動作である。挟持荷重変更は、挟持荷重を調整する印刷装置1の動作である。挟持荷重は、ヘッド離隔位置にあるヘッド60の発熱体69が、プラテンローラ23との間で、特定インクリボン93Aとチューブ9を挟み込む荷重である。印刷動作は、印刷装置1がチューブ9にキャラクタを印刷する動作である。チューブ開放動作は、ヘッド60をヘッド離隔位置からヘッド挟持位置まで移動させる印刷装置1の動作である。以下、これら四つの印刷装置1の動作を順に説明する。
<3−1.チューブ挟持動作>
図5、図7〜図9を参照し、印刷装置1のチューブ挟持動作を説明する。ユーザが操作部17にチューブ挟持動作を開始する指示を入力すると、初期状態にある印刷装置1は、チューブ挟持動作を開始する。尚、図7(a)は図8(a)に対応する。同様に、図7(b)は図8(b)に、図7(c)は図8(c)に、図7(d)は図8(d)に、それぞれ対応する。また、図7(a)、図8(a)で示される移動部材230の状態は、図5で示される移動部材230の状態と一致する。また、図7では、チューブ9及び摺動ピン232の図示を省略し、ヘッド60のうち発熱体69のみを概念的に図示する(図10も同様)。
図7、図8に示すように、基板19のCPU(図示外)の制御に従って、モータ205が正方向に回転駆動し、カム部材210は初期回転位置から平面視で時計回りに回転する(図7(a)、(b)参照)。カム部材210の回転に伴って、延設面251は摺動ピン232に対して摺動する。これにより、移動部材230は、第一圧解除位置から第一所定方向(矢印B1方向)に回転する(図8(a)、(b)参照)。第一所定方向に回転する移動部材230は、弾性部材201を介して、支持部材52を離隔位置から第一回転方向(矢印A1方向)に回転させる(図7(a)、(b)参照)。被覆部57は、支持部材52と共に第一回転方向へ回転し、チューブ9のうち仮想直線18に沿って延びる部位に対して前側から接触する(図示外)。
連結部材280は、支持部材52の第一回転方向への回転に伴って、第二圧解除位置から特定方向(矢印C方向)に向けて変位する(図7(a)、(b)参照)。この場合、連結部材280は、基部282の後端部が第二所定方向の側から突出部233と接触する状態を維持して、特定方向に向けて変位する。つまり、トーションバネ209によって付勢される連結部材280は、移動部材230の第一所定方向への回転に伴って、軸部材54を中心に平面視で時計回りに徐々に変位しながら、特定方向に向けて変位する。この場合、対向部285は、延設部229に対して徐々に後方に変位する。
カム部材210の回転に伴って、特定面261が摺動ピン232に対して接触したとき(図7(c)参照)、移動部材230は中間位置(図8(c)参照)まで回転する。本例では、移動部材230が中間位置にある場合、摺動ピン232は、第二所定方向に僅かに変位した位置にある。移動部材230が中間位置まで移動すると、支持部材52は挟持位置(図7(c)参照)まで回転し、ヘッド60はヘッド挟持位置(図7(c)参照)まで移動する。発熱体69の印刷面69Aは、プラテンローラ23との間でチューブ9と特定インクリボン93Aを挟み込む(図9参照)。支持部材52が挟持位置まで回転すると、連結部材280は後端位置(図7(c)参照)まで変位する。後端位置は、連結部材280の可動範囲の後端となる位置である。連結部材280が後端位置にある場合、基部282の後端部が第二所定方向の側から突出部233と接触し、且つ、対向部285の右端部が第二所定方向の側からボス235と接触する。
図9に示すように、支持部材52が挟持位置まで回転することで、被覆部57の後部は、仮想直線18に対して後方となる位置まで移動する。この場合、被覆部57は、弾性部材201(図5参照)を挟んでプラテンローラ23に対して近接する。チューブ9のうち仮想直線18に沿って延びていた部位は、延設方向の両端部を支点として、後側に向けて屈曲する。チューブ9は、支持部材52が離隔位置にある場合よりも、プラテンローラ23に巻き付く。
図7、図8に示すように、モータ205(図5参照)は継続して正方向に回転駆動し、カム部材210は更に平面視で時計回りに回転する(図8(c)、(d)参照)。移動部材230は、中間位置から第一所定方向に更に回転する。突出部233とボス235のうちで突出部233が、連結部材280から第一所定方向に離隔する。プラテンローラ23が発熱体69に対して第一回転方向への回転を規制するので、移動部材230が第一所定方向に回転しても、挟持位置にある支持部材52は、第一回転方向への回転を規制される(図7(c)、(d)参照)。従って、軸部材54は静止した状態を維持する。トーションバネ209によって付勢される連結部材280は、移動部材230の第一所定方向への回転に伴って、対向部285がボス235に接触する状態を維持する。従って、連結部材280は、軸部材54を中心に、後端位置から平面視で時計回りに変位する(図7(c)、(d)参照)。
カム部材210は、第一回転位置(図8(d)参照)まで回転する。第一回転位置は、第一壁部255Aが第二軸線210Aの略右方に配置されるカム部材210の回転位置である。第一回転位置は、初期回転位置よりも平面視で時計回りに変位した回転位置である。
カム部材210が第一回転位置まで回転すると、移動部材230は、第一作動位置(図7(d)参照)まで回転する。移動部材230が第一作動位置にある場合、摺動ピン232は、延設部229の後方となる位置から第一所定方向に僅かに変位した位置にある。このとき、摺動ピン232は、第一回転位置にあるカム部材210の延設面252の、平面視で時計回り方向の端部と接触する(図8(d)参照)。移動部材230が第一作動位置まで移動した場合、連結部材280は、第二作動位置(図7(d)参照)まで変位する。第二作動位置は、後端位置から軸部材54を中心に平面視で時計回りに僅かに変位した位置である。第二作動位置にある連結部材280は、第一作動位置にある移動部材230と、挟持位置にある支持部材52とを連結する。連結部材280が第二作動位置まで変位した場合、対向部285は、特定方向(矢印C)の側から延設部229に対して対向し、特定部位282Bは、延設部229に対して左方から接触し、対向部285の右端部は、ボス235に対して第二回転方向の側から接触する。
移動部材230が中間位置から第一作動位置まで回転することで、所定距離は増大する。従って、弾性部材201の弾性変形量が増大する。これにより、発熱体69は、特定インクリボン93A及びチューブ9をプラテンローラ23に向けて付勢し、被覆部57は、チューブ9のうち屈曲する部位を第一回転方向の側に向けて付勢する。この場合、支持部材52は第二回転方向に向けた反力を受ける。しかしながら、対向部285が特定方向の側から延設部229に対して対向するので、第二作動位置にある連結部材280は、前方に向けた変位を規制される。従って、支持部材52は第二回転方向に向けた回転を規制される。よって、発熱体69及び被覆部57は、第二回転方向に向けて回転しない。
発熱体69が特定インクリボン93A及びチューブ9を付勢することで、ヒートシンク62は、前方を向く反力を受ける。この場合であっても、被覆部材65が、ヒートシンク62の前方に向かう力に対する強度を向上させるので、ヒートシンク62は、前方に向けて傾きにくい。
カム部材210が上述した第一回転位置まで回転すると、基板19のCPU(図示外)は、モータ205の回転駆動を停止させる。印刷装置1は、チューブ挟持動作を終了する。
図7(d)を参照し、移動部材230が第一作動位置にある場合における、ボス235及び突出部233と、連結部材280との位置関係を説明する。ボス235は、第二作動位置にある連結部材280の対向部285の右端部に、第一所定方向の側から対向して接触する。一方、突出部233は、第二作動位置にある連結部材280の基部282の後端部に対して、第一所定方向に離隔する。つまり、第一作動位置にある移動部材230のボス235から、第二作動位置にある連結部材280の対向部285まで、延設部229を中心とした回転方向に沿って至る最短の第一回転距離(本例では0)は、第一作動位置にある移動部材230の突出部233から、第二作動位置にある連結部材280まで、延設部229を中心とした回転方向に沿って至る最短の第二回転距離よりも短い。
<3−2.荷重調整動作>
図10〜図12を参照し、印刷装置1の荷重調整動作を説明する。ユーザが操作部17を操作して、例えば「小挟持荷重」、「中挟持荷重」、及び「大挟持荷重」のいずれかを選択する。これにより、印刷装置1は、荷重調整動作を開始する。尚、図10(a)は図11(a)に対応する。同様に、図10(b)は図11(b)に、図10(c)は図11(c)に、それぞれ対応する。図10(a)、図11(a)で示される移動部材230の状態は、図7(d)、図8(d)で示される移動部材230の状態と一致する。図10(c)、図11(c)で示される移動部材230の状態は、図12で示される移動部材230の状態と一致する。図10(a)では、移動部材230が第一作動位置にある場合の所定距離を寸法L1によって図示する。
図10、図11に示すように、基板19のCPU(図示外)の制御に従って、モータ205が正方向に回転駆動する。カム部材210が第一回転位置から平面視で時計回りに回転する(図11(a)、(b)参照)。カム部材210の回転に伴って、延設面252及び特定面262が順に摺動ピン232に対して摺動する。移動部材230は、第一作動位置から第一所定方向に回転する(図11(a)参照)。プラテンローラ23が発熱体69に対して第一回転方向への回転を規制し、且つ、延設部229が特定部位282Bに対して軸部材54を中心とした平面視で時計回り側への回転を規制する。従って、移動部材230が第一作動位置から第一所定方向に回転しても、支持部材52は、挟持位置にある状態を維持し、連結部材280は第二作動位置にある状態を維持する(図10(a)、(b)参照)。
カム部材210が、第二回転位置(図11(b)参照)まで回転すると、モータ205は回転駆動を停止する。第二回転位置は、延設面253の平面視で時計回り側の端部が摺動ピン232と接触するカム部材210の回転位置である。カム部材210が第二回転位置まで回転したとき、移動部材230は、第一付勢回転位置(図11(b)参照)まで回転する。第一付勢回転位置は、第一作動位置よりも第一所定方向の側に変位した位置である。移動部材230が、第一作動位置から第一付勢回転位置まで回転することで、所定距離は増大する。図10(b)では、移動部材230が第一付勢回転位置にある場合の所定距離を寸法L2によって図示する。寸法L2は、寸法L1((図10(a)参照))よりも長い。
つまり、移動部材230が第一作動位置から第一付勢回転位置まで回転することで、弾性部材201(図5参照)の弾性変形量は増大する。挟持荷重は、移動部材230が第一作動位置にある場合よりも増大する。
カム部材210が第二回転位置まで回転した後、モータ205は正方向への回転駆動を再開する。カム部材210の回転に伴って、延設面253及び特定面263が順に、摺動ピン232に対して摺動する。これにより、移動部材230は、第一付勢回転位置から、第一所定方向に更に回転する(図11(b)、(c)参照)。
カム部材210が、第三回転位置(図11(c)参照)まで回転すると、モータ205は、正方向への回転駆動を停止する。第三回転位置は、延設面254の平面視で時計回り側の端部が摺動ピン232と接触するカム部材210の回転位置である。カム部材210が第三回転位置まで回転したとき、移動部材230は、第二付勢回転位置(図11(c)、図12参照)まで回転する。第二付勢回転位置は、第一付勢回転位置よりも、第一所定方向に変位した位置である。移動部材230が、第一付勢回転位置から第二付勢回転位置まで回転することで、所定距離は更に増大する。図10(c)では、移動部材230が第二付勢回転位置にある場合の所定距離を寸法L3によって図示する。寸法L3は、寸法L2よりも長い。
つまり、移動部材230が第一付勢回転位置から第二付勢回転位置まで回転することで、弾性部材201の弾性変形量は更に増大する。挟持荷重は、移動部材230が第一付勢回転位置にある場合よりも増大する。
基板19のCPU(図示外)は、ユーザが選択した挟持荷重に応じて、カム部材210を、第一回転位置、第二回転位置、又は第三回転位置に位置させる。例えば、ユーザが「小挟持荷重」を選択した場合、チューブ挟持動作を終えた印刷装置1は、カム部材210を回転させることなく、荷重調整動作を終了する。ユーザが「中挟持荷重」を選択した場合、印刷装置1は、カム部材210を第二回転位置まで回転させて、荷重調整動作を終了する。ユーザが「大挟持荷重」を選択した場合、印刷装置1は、カム部材210を第三回転位置まで回転させて、荷重調整動作を終了する。
<3−3.印刷動作>
図2〜図4、図9を参照し、印刷装置1の印刷動作を説明する。ユーザが操作部17に印刷開始の指示を入力すると、荷重調整動作を終了した印刷装置1は、印刷動作を開始する。
基板19のCPU(図示外)の制御に従って、駆動モータ(図示外)は回転駆動する。駆動モータの回転駆動に伴って、プラテンローラ23、駆動ローラ21A,22A、及びリボン巻取軸63は回転する。プラテンローラ23、駆動ローラ21A,22Aの回転に伴って、チューブ9は、チューブ搬送方向の下流側に搬送される。従って、チューブ9のうちで、プラテンローラ23と二つの所定部分21Cの間にある屈曲する部位は、プラテンローラ23と印刷面69Aとの間に引き込まれる。この場合、被覆部57と回転体55は、軸部材54を中心に平面視で反時計回りに回転する。従って、チューブ9と被覆部57との間で生じる摩擦力は、低減する。
リボン巻取軸63の回転に伴って、巻取スプール300が巻取り方向(本例では、平面視で反時計回り方向)に回転する。巻取スプール300の回転に伴って、リボンスプール81が検出用回転軸71と共に引出し方向(本例では、平面視で反時計回り方向)に回転する。これによりインクリボン93は、リボンスプール81から引き出される。引き出されたインクリボン93は、ケース101の外側まで搬送されて、右ガイド部65Aを経由して、印刷面69Aとチューブ9との間にまで引き込まれる。右ガイド部65Aの第一回転方向の端部が、印刷面69Aよりも第一回転方向の側に配置されている。従って、右ガイド部65Aを経由するインクリボン93(即ち特定インクリボン93A)は、発熱体69の右側且つ第一回転方向側の角部と接触しにくい。よって、印刷装置1は、インクリボン93に皺が形成されること、及びインクリボン93の折れが発生することを抑制できる。
CPUは発熱体69を発熱させる。発熱体69は、特定インクリボン93Aを加熱して、チューブ9にキャラクタを印刷する。印刷面69Aは、その後側を経由するチューブ9の前部にキャラクタを正像印刷する。
チューブ9のうち連通空間8を通過して下流側に搬送される部位は、キャラクタを印刷される。印刷面69Aとチューブ9との間を経由したインクリボン93は、巻取スプール300によって、巻き取られる。キャラクタがチューブ9に印刷された後、発熱体69は発熱をやめ、駆動モータ(図示外)は回転駆動を停止する。印刷装置1は、印刷動作を停止する。
尚、印刷装置1が印刷動作を適正に実行する間、検出用回転軸71が回転し、センサ73は、ON信号及びOFF信号を交互に出力する。従って、印刷装置1が印刷動作を実行する間、CPUは、センサ73が出力する信号を監視することで、チューブ9とインクリボン93が適正に搬送されているか否かを判断できる。
例えば、チューブ9の搬送が突発的な要因によって停止された場合、リボン巻取軸63が回転しても、特定インクリボン93Aは、巻取スプール300に向けた搬送を、規制される。これにより、リボンスプール81及び検出用回転軸71の回転が停止し、センサ73は、ON信号及びOFF信号のいずれか一方を継続して出力する。この場合、CPUは、発熱体69の発熱を停止させ、且つ駆動モータ(図示外)の回転駆動を停止させる。プラテンローラ23及び駆動ローラ21A,22Aは、回転を停止する。よって、印刷装置1は、チューブ9とインクリボン93の搬送不良を検出でき、且つ、搬送不良を検出した場合には印刷動作を停止できる。
特定インクリボン93Aが搬送を規制された状態で、リボン巻取軸63が回転することがない。従って、印刷面69Aと巻取スプール300との間にあるインクリボン93は、リボン巻取軸63の回転に伴って、長手方向に沿って伸張されることはない。よって、印刷装置1は、チューブ9とインクリボン93の搬送不良に伴う、インクリボン93の破断を抑制できる。
<3−4.チューブ開放動作>
図2、図5、図7、図8、図10〜図12を参照し、チューブ開放動作を説明する。印刷装置1は、印刷動作を終えた後、チューブ開放動作を説明する。以下、移動部材230が第二付勢回転位置にある状態で印刷動作が実行されたことを前提として、説明する。
図10〜図12に示すように、基板19のCPU(図示外)の制御に従って、モータ205は逆方向に回転駆動する。カム部材210は、第三回転位置(図12参照))から、第二回転位置を経由して、第一回転位置まで回転する(図11(b)、(a)参照)。カム部材210の回転に伴って、移動部材230は、第二付勢回転位置(図12参照)から、第一付勢回転位置を経由して、第一作動位置まで回転する(図11(b)、(a)参照)。カム部材210が第一作動位置まで回転する間、支持部材52は、挟持位置にある状態を維持し、連結部材280は第二作動位置にある状態を維持する(図10(c)、(b)、(a)参照)。移動部材230が第一作動位置まで回転すると、ボス235は、第二作動位置にある連結部材280の対向部285に対して、第一所定方向の側から接触する(図7(d))。
モータ205は、継続して逆方向に回転駆動する。カム部材210は、第一回転位置から初期回転位置へ向けて回転する(図8(d)、(c)参照)。カム部材210の初期回転位置に向けた回転に伴って、移動部材230は、第一作動位置から中間位置に向けて移動する(図7(d)、(c)参照)。移動部材230の回転に伴って、ボス235は、連結部材280の対向部285を第二所定方向に向けて付勢する。これにより、連結部材280は、対向部285の前端部を延設部229に対して摺動させながら、軸部材54を中心に平面視で反時計回りに変位する。特定部位282Bは、延設部229から左方に離隔する。移動部材230が中間位置まで回転すると(図7(c)参照)、連結部材280が後端位置まで変位し、対向部285の右端部は、延設部229の左後方まで変位する。これにより、連結部材280は、特定方向(矢印C方向)とは反対方向に移動可能となる。このとき、移動部材230の突出部233は、特定方向の側から、連結部材280の基部282の後端部に接触する(図7(c)参照)。
移動部材230が中間位置から更に第二所定方向に回転するとで、突出部233は基部282を、特定方向とは反対方向に向けて付勢する。連結部材280は、後端位置から第二圧解除位置へ向けて変位する(図7(c)、(b)参照)。連結部材280の変位に伴って、支持部材52は挟持位置から離隔位置に向けて回転し、ヘッド60はヘッド挟持位置からヘッド離隔位置に向けて回転する。被覆部57は、支持部材52と共に、第二回転方向に回転する。
その後、カム部材210の第一壁部255Aは、摺動ピン232に対して、第二軸線210Aを中心に平面視で反時計回り側へ付勢する(図8(b)、(a)参照)。これにより、カム部材210が初期回転位置まで移動したときに、移動部材230は第一圧解除位置まで移動する。連結部材280は第二圧解除位置まで変位し、支持部材52は離隔位置まで回転し、ヘッド60はヘッド離隔位置まで回転する。被覆部57が仮想直線18(図12)に対して前方に離隔するので、駆動ローラ21Aとプラテンローラ23との間にあるチューブ9は、仮想直線18に沿って延びる。印刷装置1は、チューブ開放動作を終了する。
図2に示すように、印刷装置1がチューブ開放動作を実行した後、ユーザは、カバー12を、本体ケース11に対して開かれた状態にする。ユーザがレバー79を閉姿勢から開姿勢に変位させることで、従動ローラ21B,22Bは、それぞれ進入位置から退避位置まで移動する。ユーザは、印刷されたチューブ9をチューブ装着部40から取出すことができる。
<4.本開示の作用効果の一例>
以上説明したように、支持部材52が離隔位置から挟持位置まで移動する。被覆部57は、二つの所定部分21Cと、ヘッド挟持位置にあるヘッド60の発熱体69との間で直線状に延びていたチューブ9を、仮想直線18に対して後側に屈曲させる。チューブ9は、支持部材52が離隔位置にある場合と比べて、プラテンローラ23に巻き付く。チューブ9とプラテンローラ23との接触面積が増大するので、プラテンローラ23がチューブ9を搬送する力である搬送力は増大する。よって、印刷装置1は、ヘッド60とプラテンローラ23との間で挟むチューブ9の搬送性能を向上できる。また、支持部材52が挟持位置まで移動するだけで、被覆部57は、チューブ9を屈曲させる位置まで移動する。よって、印刷装置1の構成は簡易化する。以上より、印刷装置1は、ヘッド60とプラテンローラ23との間で挟むチューブ9の搬送性能を、簡易な構成で向上できる。
被覆部57は、回転体55の外周面を周方向に亘って被覆する。ヘッド挟持位置にあるヘッド60と、駆動ローラ21Aとの間で屈曲するチューブ9が搬送方向の下流側へ搬送される場合、チューブ9を屈曲させる被覆部57は、回転体55と共に回転する。従って、チューブ9が搬送される場合において、チューブ9と被覆部57とが接触することで発生する摩擦力は、低減する。よって、印刷装置1は、チューブ9の搬送性能を更に鈎状できる。
チューブ9を屈曲させる被覆部57は、前側を向く反力をチューブ9から受ける。しかしながら、第二作動位置では、対向部285が特定方向の側から延設部229に対向する。これにより、第二作動位置にある連結部材280は、第二圧解除位置への変位が規制される。従って、被覆部57は、屈曲するチューブ9から反力を受けても、前側に移動しにくい。よって、印刷装置1は、屈曲するチューブ9を安定して搬送させることができる。
移動部材230は、仮想直線18に対して、プラテンローラ23の軸線23Aが配置される後側に配置される。移動部材230は、仮想直線18よりも前側に配置される部材等から離隔した位置に設けられる。仮想直線18よりも前側に配置される部材は、例えば、リボン巻取軸63と駆動モータ(図示外)とを連結するギヤ部材、及び回転軸等である。故に印刷装置1は、機構を簡易化できる。
支持部材52の連結壁部53は、第一軸線59Aに対して、被覆部57よりも離隔する。これにより、屈曲するチューブ9から反力を受ける被覆部57は、弾性部材201の弾性力に抗って前側に変位しにくい。よって、印刷装置1は、屈曲するチューブ9を更に安定して搬送させることができる。
移動部材230が第一作動位置から第一圧解除位置へ回転する場合、ボス235が対向部285を、左右方向において延設部229よりも左方となる位置まで変位させる。これにより、連結部材280は、第二作動位置から第二圧解除位置へ向けた移動が許容される。よって、印刷装置1は、連結部材280の第二圧解除位置に向けた変位が規制された状態と、連結部材280の第二圧解除位置に向けた変位が許可された状態との切替えを、簡易な構成で実現できる。
第一回転距離は、第二回転距離よりも短い。従って、ボス235が対向部285を第一所定方向の側から第二所定方向の側へ押圧して、連結部材280の第二圧解除位置へ向けた変位が許容された後に、突出部233は、連結部材280の基部282を第二圧解除位置に向けて付勢する。よって、印刷装置1は、連結部材280の第二作動位置から第二圧解除位置に向けた変位を安定化できる。
カム部材210が第一回転位置と第二回転位置との間を回転することで、移動部材230の摺動ピン232は、延設面252、特定面262、及び延設面253に対して摺動する。これにより、移動部材230が第一作動位置と第一付勢回転位置との間で回転するので、印刷装置1は、挟持荷重を調整できる。発熱体69がチューブ9に押圧される力が調整されることで、印刷装置1は、チューブ9に対する印刷品質(例えば、チューブ9に印刷されるキャラクタの濃さ等)を調整できる。
延設面252,253は、第二軸線210Aを中心とした回転方向に沿って延びる。従って、カム部材210が第一回転位置と第二回転位置との間を繰り返し回転する場合において、カム部材210の停止する回転位置が変動する場合であっても、延設面252、253は、安定して摺動ピン232に対して接触できる。つまり、第一回転位置から第二回転位置に向けて回転するカム部材210が、図11(b)で示す回転位置よりも平面視で時計回り側に変位した位置で停止しても、摺動ピン232は延設面253に対して安定して接触できる。同様に、第二回転位置から第一回転位置に向けて回転するカム部材210が、図11(a)で示す回転位置よりも平面視で時計回り側に変位した位置で停止しても、摺動ピン232は延設面252に対して安定して接触できる。これにより、カム部材210の回転位置が変動しても、摺動ピン232の第二軸線210Aとの離間距離が安定化するので、移動部材230の回転位置は、変動しにくい。よって、印刷装置1は、挟持荷重の変動を抑制できる。
支持部材52が挟持位置まで移動した場合、被覆部57は、プラテンローラ23に対して、弾性部材201を挟んで近接する。これにより、被覆部57によって屈曲されるチューブ9は、プラテンローラ23に更に巻き付き易くなる。よって、印刷装置1は、チューブ9の搬送性能を更に向上できる。
支持部材52が離隔位置にある場合、被覆部57は、仮想直線18に対して前側に離隔する。よって、印刷装置1の印刷動作前において、ユーザは、チューブ装着部40にチューブ9を装着させ易い。
チューブ9は、挟持位置にあるヘッド60よりも上流側で、駆動ローラ21Aと従動ローラ21Bとによって挟み込まれる。これにより、チューブ9は、チューブ装着部40の深さ方向と、チューブ装着部40の溝幅方向とのそれぞれの方向における位置を規定される。駆動ローラ21Aと従動ローラ21Bは、仮想直線18を挟んで対向配置される一対のローラであるので、印刷装置1は、被覆部57によって屈曲させられたチューブ9を、更に安定して搬送させることができる。
上記実施形態において、チューブ9は、本発明の「印刷媒体」の一例である。ヘッド移動部200は、本発明の「移動手段」の一例である。駆動ローラ21Aと従動ローラ21Bは、本発明の「規定部材」、「一対のローラ」の一例である。移動経路99は、本発明の「所定移動経路」の一例である。仮想直線18は、本発明の「直線」の一例である。被覆部57は、本発明の「変位部材」の一例である。モータ205は、本発明の「駆動手段」の一例である。連結部237は、本発明の「第一連結部」の一例である。連結壁部53は、本発明の「第二連結部」の一例である。ボス235は、本発明の「第一突出部」の一例である。突出部233は、本発明の「第二突出部」の一例である。摺動ピン232は、本発明の「第三突出部」の一例である。摺動面250は、本発明の「カム面」の一例である。延設面252は、本発明の「第一カム面」の一例である。延設面253は、本発明の「第二カム面」の一例である。特定面262は、本発明の「第三カム面」の一例である。第一所定方向の側は、本発明の「一方側」の一例である。第二所定方向の側は、本発明の「他方側」の一例である。
尚、上記実施形態は、種々の変形が可能である。印刷装置1は、チューブ9に代えて、シート状のテーを印刷可能であってもよい。移動部材230は、第一付勢回転位置及び第二付勢回転位置に移動可能でなくてもよい。即ち、移動部材230は、初期回転位置と第一作動位置との間でのみ移動可能であってもよい。
支持部材52が離隔位置にある場合に、被覆部57は、仮想直線18に対して前側に配置されなくてもよい。支持部材52が離隔位置にある場合に、例えば、被覆部57後部が仮想直線18よりも後側に配置されてもよい。この場合であっても、支持部材52が離隔位置から挟持位置まで移動することで、被覆部57が後側へ移動する。これにより、被覆部57は、チューブ9を屈曲させることができる。
第一搬送部21と、離隔位置にあるヘッド60の発熱体69との間において、チューブ9と接触可能な接触壁部が設けられてもよい。接触壁部は、例えばチューブ装着部40と一体的に形成される。この場合、チューブ装着部40に装着されるチューブ9は、接触壁部と接触することで、チューブ装着部40の深さ方向と溝幅方向とのそれぞれの方向における位置を規定される。接触壁部と、ヘッド挟持位置にあるヘッド60の発熱体69との間にあるチューブ9は、直線状に延びる。その後、支持部材52が離隔位置から挟持位置まで移動する。被覆部57は、ヘッド60と接触壁部との間で直線状に延びるチューブ9を後側に向けて屈曲させる。本変形例において、「接触壁部」が本発明の「規定部材」の一例となる。
1 印刷装置
9 チューブ
18 仮想直線
21A 駆動ローラ
21B 従動ローラ
21C 所定部分
23 プラテンローラ
23A 軸線
52 支持部材
53 連結壁部
54 軸部材
55 回転体
57 被覆部
59A 第一軸線
60 ヘッド
99 移動経路
200 ヘッド移動部
201 弾性部材
205 モータ
210 カム部材
210A 第二軸線
229 延設部
230 移動部材
231 基体部
232 摺動ピン
233 突出部
235 ボス
237 連結部
250 摺動面
252 延設面
253 延設面
262 特定面
280 連結部材

Claims (13)

  1. 印刷媒体にキャラクタを印刷するヘッドと、
    前記印刷媒体を前記ヘッドとの間で挟み込んで搬送するプラテンローラと、
    前記ヘッドを支持する支持部材と、
    前記支持部材を、前記ヘッドが前記プラテンローラとの間で前記印刷媒体を挟み込む挟持位置と、前記挟持位置にある場合よりも前記ヘッドが前記プラテンローラから離隔する離隔位置との間で移動させる移動手段と、
    前記プラテンローラよりも、前記印刷媒体が搬送される搬送方向の上流側に設けられた部材であって、前記ヘッドと前記プラテンローラによって挟み込まれて搬送される前記印刷媒体に所定部分で接触し、前記印刷媒体の前記搬送方向と直交する方向の位置を規定する規定部材と、
    前記支持部材によって支持され、前記移動手段によって前記支持部材が前記挟持位置から前記離隔位置へ移動するときに所定移動経路に沿って移動する部材であって、前記所定移動経路が、前記プラテンローラとの間で前記印刷媒体を挟み込む前記ヘッドと前記所定部分とを結ぶ直線と交差する変位部材とを備え
    前記移動手段は、
    駆動する駆動手段と、
    弾性変形可能な弾性部材を介して前記支持部材と連結する第一連結部を有し、第一圧解除位置から第一作動位置まで前記駆動手段の駆動により移動することで、前記支持部材を前記離隔位置から前記挟持位置まで移動させる部材であって、前記第一作動位置にある場合、前記第一圧解除位置にある場合よりも、前記第一連結部は、前記弾性部材の弾性変形量を増大させ、且つ前記ヘッドを前記プラテンローラに向けて付勢する移動部材と、
    前記移動部材から所定方向に延びる延設部と、
    前記支持部材と前記延設部とを連結し、前記移動部材が前記第一圧解除位置から前記第一作動位置まで移動することで、第二圧解除位置から第二作動位置まで移動する部材であって、前記第二作動位置において、前記第二圧解除位置から前記第二作動位置まで移動する方向である特定方向の側から、前記延設部と対向する対向部を有する連結部材と
    を備えたことを特徴とする印刷装置。
  2. 前記移動部材は、前記直線に対して、前記プラテンローラの回転中心が配置される側に設けられることを特徴とする請求項に記載の印刷装置。
  3. 前記支持部材は、前記弾性部材と連結する第二連結部を備え、且つ、前記プラテンローラの回転中心となる軸線と平行に延びる第一軸線を中心に回転移動可能であり、
    前記移動手段は、前記支持部材を、前記離隔位置と前記挟持位置との間で回転移動させ、
    前記第二連結部は、前記第一軸線に対して、前記変位部材よりも離隔した位置に設けられることを特徴とする請求項又はに記載の印刷装置。
  4. 前記延設部は、前記移動部材を回転可能に支持し、
    前記駆動手段は、前記移動部材を、前記延設部を中心に回転移動させ、
    前記連結部材は、前記支持部材に対して回転可能に連結し、且つ、前記延設部に対して摺動可能に接触し、
    前記移動部材は、
    前記連結部材と前記所定方向に対向する部位を含み、前記延設部によって回転可能に支持される基体部と、
    前記基体部から前記所定方向に沿って突出し、前記第二作動位置にある前記連結部材の前記対向部に対して、前記延設部を中心とした回転方向の一方側から対向する第一突出部と
    を備えたことを特徴とする請求項からのいずれかに記載の印刷装置。
  5. 前記移動部材は、前記基体部から前記所定方向に沿って突出し、且つ前記第二作動位置にある前記連結部材に対して前記一方側から対向する第二突出部であって、前記第一作動位置にある前記移動部材が前記一方側とは反対の他方側へ回転移動する場合に、前記第二作動位置にある前記連結部材に対して、前記特定方向の側から接触する第二突出部を備え、
    前記第一作動位置にある前記移動部材の前記第一突出部から、前記第二作動位置にある前記連結部材の前記対向部まで、前記延設部を中心とした回転方向に沿って至る最短の第一回転距離は、前記第一作動位置にある前記移動部材の前記第二突出部から、前記第二作動位置にある前記連結部材まで、前記延設部を中心とした回転方向に沿って至る最短の第二回転距離よりも短いことを特徴とする請求項に記載の印刷装置。
  6. 前記移動部材は、前記基体部のうち前記延設部とは離隔する部位から、前記第一突出部の突出する方向とは反対方向へ突出する第三突出部を備え、
    前記移動手段は、前記第三突出部と前記延設部の間で前記所定方向に延びる第二軸線を中心に、前記駆動手段の駆動により回転する部材であって、前記第一作動位置にある前記移動部材の前記第三突出部に対して摺動可能なカム面を有するカム部材を備え、
    前記カム面は、
    第一カム面と、
    前記第二軸線に対して前記第一カム面よりも離隔する第二カム面と、
    前記第一カム面と前記第二カム面とを接続する第三カム面と
    を含むことを特徴とする請求項又はに記載の印刷装置。
  7. 前記第一カム面と前記第二カム面は、いずれも、前記第二軸線を中心とした回転方向と平行に延びることを特徴とする請求項に記載の印刷装置。
  8. 印刷媒体にキャラクタを印刷するヘッドと、
    前記印刷媒体を前記ヘッドとの間で挟み込んで搬送するプラテンローラと、
    前記ヘッドを支持する支持部材と、
    前記支持部材を、前記ヘッドが前記プラテンローラとの間で前記印刷媒体を挟み込む挟持位置と、前記挟持位置にある場合よりも前記ヘッドが前記プラテンローラから離隔する離隔位置との間で移動させる移動手段と、
    前記プラテンローラよりも、前記印刷媒体が搬送される搬送方向の上流側に設けられた部材であって、前記ヘッドと前記プラテンローラによって挟み込まれて搬送される前記印刷媒体に所定部分で接触し、前記印刷媒体の前記搬送方向と直交する方向の位置を規定する規定部材と、
    前記支持部材によって支持され、前記移動手段によって前記支持部材が前記挟持位置から前記離隔位置へ移動するときに所定移動経路に沿って移動する部材であって、前記所定移動経路が、前記プラテンローラとの間で前記印刷媒体を挟み込む前記ヘッドと前記所定部分とを結ぶ直線と交差し、かつ、前記支持部材が前記挟持位置に位置するとき、前記印刷媒体に対し前記ヘッド側から当接すると共に前記直線よりも前記プラテンローラ側に少なくとも一部が位置する変位部材と
    を備えたことを特徴とする印刷装置。
  9. 前記変位部材は、前記支持部材が前記挟持位置にある場合、前記プラテンローラに対して近接することを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の印刷装置。
  10. 前記変位部材は、前記支持部材が前記離隔位置にある場合に、前記直線から離隔することを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の印刷装置。
  11. 前記規定部材は、前記印刷媒体を挟み込んで搬送する一対のローラであることを特徴とする請求項1から1のいずれかに記載の印刷装置。
  12. 前記支持部材に設けられ、前記プラテンローラの回転中心となる軸線と平行に延びる軸部材と、
    前記軸部材に回転可能に回転自在に設けられる回転体と
    を備え、
    前記変位部材は、前記回転体の外周面を周方向に亘って被覆することを特徴とする請求項1から11のいずれかに記載の印刷装置。
  13. 前記印刷媒体は、チューブであることを特徴とする請求項1から12のいずれかに記載の印刷装置。
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