JP6401641B2 - 機械式格納庫の動作制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、機械式駐車設備などの機械式格納庫におけるパレットの動作制御方法に関する。
従来、機械式格納庫の一例として機械式駐車設備がある。以下の説明では、機械式格納庫の一例として機械式駐車設備を例に説明する。この機械式駐車設備は、設置条件等により、複数列多段式や平面パズル式などの駐車設備が採用される。例えば、複数列多段式の場合、左右方向の列数と上下方向の段数とを設定することで、限られた設置スペースに複数台の格納スペースを設けることができる。平面パズル式の場合、自走では入庫できないスペースを含む平面に複数台の格納スペースを設けることができる。
この種の先行技術として、例えば、平面空間が格子状に区分けされて形成された複数の棚に移動可能なパレットを有する駐車設備において、予め、各棚の駆動手段がパレットを移動させるために駆動された駆動回数を記憶し、パレットが呼出されると、駆動回数が最小の駆動手段を利用した移動経路を決めて各パレットを動作させるものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、他の先行技術として、格納領域内をマトリックス状に区画したブロック上で、前後左右にスライド可能なパレットを設けた格納庫において、パレットが呼出されると、空スペースと呼出パレットが同一エリアに属するか否かを判定した後、別のエリアの場合は同一エリアに属させた後、呼出パレットの隣接位置に空スペースを確保して呼出パレットを1パレットずつ入出庫口まで移動させるものがある(例えば、特許文献2参照)。
特開2014−51844号公報 特開2011−1760号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の方法では、全ての格納スペースでパレットが個別に前後左右に移動可能となっていることが前提である。また、膨大な移動経路の組合わせから移動経路を決定して移動させるため、処理時間や移動に時間を要し、動力を要する場合がある。しかも、1列に並んだパレットが一緒に移動する動作を含む装置には適用できない。
また、上記特許文献2の方法では、先にエリアに属させる処理を行うので、処理が多くなり制御の複雑化や処理速度低下のおそれがある。しかも、1パレットずつ動作させるので、入出庫口が離れている場合にはパレットの移動に時間を要し、動力も要する。
一方、本出願人は、上下方向と左右方向とにパレットを循環させる複数列多段式の機械式駐車設備を発明して先に出願した。この発明では、縦方向に複数の格納スペースを設けることで、限られた設置スペースに複数台を格納できるようにしている。
そして、本発明者は、上記したようなパレット循環方式の機械式駐車設備などの機械式格納庫において、指定パレットを入出庫口などの目的地に少ない動作回数で移動させることができる動作制御方法を発明した。
本発明に係る機械式格納庫の動作制御方法は、複数列・複数段の格納スペースを平面状に有し、少なくとも1つの格納スペースがパレットのない空スペースとなっており、一部の段が横行可能な横行段で、各列が縦行可能に構成された機械式格納庫における動作制御方法であって、前記格納スペースにおける指定パレットの位置と目的地の位置と前記空スペースの位置とを座標として検知し、前記目的地が一部の横行段にあり、前記指定パレットが前記目的地と異なる横行段の異なる列にいる場合に、前記各座標の位置と前記空スペースの位置とから前記指定パレットの次動作方向を決定し、前記次動作方向を目的地のある横行段への縦行と決定した場合、前記指定パレットの次動作方向に空スペースを配置し、前記指定パレットのいた横行段から前記空スペースまでの全パレットを前記空スペースの方向に縦行させる動作を、前記指定パレットが前記目的地と同じ横行段に移動するまで繰り返し、前記指定パレットが前記目的地と同じ横行段に移動した後は、該指定パレットの前記目的地側に前記空スペースを配置し、前記指定パレットを前記目的地に向けて横行させる動作を行って前記指定パレットを前記目的地まで移動させる、ことを特徴とする。この明細書及び特許請求の範囲の書類中では、格納スペースに向かって左右の横方向を「列」、上下の横方向を「段」という。また、指定パレットの進行方向を「前方」、指定パレットの進行方向の反対方向を「後方」、「列」における移動を「縦行」、「段」における移動を「横行」という。また、この明細書及び特許請求の範囲の書類中における「目的地」は、格納スペースの一部となった入出庫口、外部の入出庫口に移動するための格納スペースなどをいう。
この構成により、一部の横行可能な横行段に目的地があり、他の横行段に指定パレットがいる場合に、空スペースの位置に応じて指定パレットを入出庫口などの目的地の横行段まで縦行移動させた後に目的地まで横行させる経路を選択することで、パレットの動作回数を少なくし、動作時間の短縮による機械式格納庫の円滑な運用を図ることができる。しかも、パレットの動作回数が少ないので駆動動力を抑えることができる。この動作制御は、縦方向の平面状に複数の格納スペースを備えた機械式格納庫、水平方向の平面状に複数の格納スペースを備えた機械式格納庫のいずれにも適用でき、水平平面の場合は平面視で左右方向の列と、その列と直交する方向の段とで、同様の動作制御をさせて駆動動力を抑えることができる。
また、前記空スペースが、前記指定パレットに対して前記目的地と反対側の列、又は前記指定パレットと同列で前記目的地側の段にいる場合は、前記指定パレットの次動作方向を縦行と決定する、ようにしてもよい。
このように構成すれば、空スペースの位置が、指定パレットを縦行させる位置に移動させる方が動作回数が少ないと判断した場合に、空スペースを指定パレットの縦行位置に配置して、指定パレットを目的地の横行段まで少ない動作回数で移動させることができる。
また、前記指定パレットが前記目的地と同じ横行段に移動するまで繰り返し縦行させる動作制御が、前記指定パレットの列の前記目的地と同じ横行段に空スペースを配置するステップと、前記空スペースの方向に前記指定パレットのいた横行段から前記空スペースまでの全パレットを1ピッチ縦行させるステップと、前記全パレットの縦行によって配置された横行段の空スペースに隣接列のパレットを1ピッチ横行させるステップと、前記パレットが横行した後の空スペースの方向に前記指定パレットの隣接列における前記目的地と同じ横行段までの全パレットを1ピッチ縦行させるステップと、前記全パレットの縦行によって配置された前記目的地と同じ横行段の空スペースに前記指定パレットの列のパレットを1ピッチ横行させて前記指定パレットの列の前記目的地と同じ横行段に空スペースを配置する前記ステップとを繰り返す、動作制御であってもよい。
このように構成すれば、一部の横行段にいる指定パレットを他の横行段にいる目的地に向けて、少ないパレットの横行動作で移動させることができる。
また、前記空スペースが、前記指定パレットに対して前記目的地側の列にいる場合は、前記指定パレットを縦行させる前に動作方向を横行と決定し、前記空スペースが前記指定パレットと同じ段にいない場合、前記指定パレットと同じ段の前記目的地側に前記空スペースを配置し、前記空スペースに前記指定パレットを横行させた後、前記指定パレットが横行する前の列と前記目的地の列との間にある列で前記指定パレットを縦行させて前記目的地と同じ横行段に移動させる、ようにしてもよい。
このように構成すれば、空スペースの位置が、指定パレットを横行させる位置に移動させる方が、動作回数が少ないと判断した場合に、空スペースを指定パレットと同じ段の目的地側の横行位置に配置して指定パレットを横行させた後、指定パレットが横行する前の列と目的地の列との間にある列で指定パレットを目的地の横行段に向けて縦行させることで、指定パレットを目的地の横行段まで少ない動作回数で移動させることができる。
本発明によれば、一部の段が横行可能で各列が縦行可能に構成された機械式格納庫において、指定パレットを目的地に移動させるときの動作回数を少なくして動作時間の短縮を図り、機械式格納庫の円滑な運用を図ることが可能となる。しかも、駆動動力の省電力化を図ることが可能となる。
図1は、本発明を適用する機械式駐車設備の一実施形態を示す正面図である。 図2は、図1に示す指定パレットを入出庫口に移動させる動作制御を始める初期位置の一例を示す略図である。 図3は、図2に示す初期位置から指定パレットを目的地まで移動させる動作制御の一例を示す動作図である。 図4は、図2に示す初期位置から指定パレットを目的地まで本発明で移動させる動作制御の動作図である。 図5は、本発明の動作制御フローチャートである。 図6は、図5に示す動作制御フローチャートから縦行するときの縦行フローチャートである。 図7は、図5に示す動作制御フローチャートから横行するときの横行フローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。以下の実施形態では、上下方向に4段、左右方向に5列の格納スペース50を平面状に備えた縦循環方式の機械式駐車設備(機械式格納庫)1を例にして説明する。この実施形態では、縦循環方式であるため、「縦行」を「昇降」と表現して説明する。また、以下に説明する縦循環方式では、段数の基準となる段を最下段として段数を下から上へ数えており、下側から上側への移動を「上昇」、その逆で上側から下側への移動を「下降」という。なお、水平循環方式の場合は、段数を手前側から奥側へ数えるのであれば、「上昇」は奥側への移動であり、「下降」はその逆で手前側への移動をいう。さらに、この明細書及び特許請求の範囲の書類中における上下左右方向の概念は、図1に示す機械式駐車設備1に向かった状態における上下左右方向の概念と一致するものとする。
[機械式駐車設備の説明]
図1に示すように、この実施形態の機械式駐車設備1は、地上乗入型で、前後位置で鉛直に設けられた柱材2と、この柱材2を前後方向に連結する前後梁材3と、左右方向に連結する左右梁材(図示略)とを有する枠体4を備えている。この機械式駐車設備1は、最下段の1段目10から、2段目11、3段目12、最上段の4段目13と、左端列の1列目20から2列目21、3列目22、4列目23、右端列の5列目24となった4段×5列であり、20箇所の格納スペース50を備えている。そして、1箇所の格納スペース50が空スペース40となっており、自動車Vを格納するパレット30は1つ少ない19個で、19台の自動車Vが格納可能となっている。図示する状態では、右端列である5列目24の最上段である4段目13の格納スペース50が、1箇所の空スペース40となっている。他の各格納スペース50には、パレット30が配置されている。最下段である1段目10の5列目24が、入出庫口(目的地)60となっている。なお、図に二点鎖線で示す入出庫口61は、外部の入出庫口61の一例であり、この場合は外部の入出庫口61に移動するための格納スペース50が目的地(60)となる。外部の入出庫口61としては、この例のように地下(下方)に設置する他、上下左右、どの方向に設置されたものでもよい。
図示する格納スペース50の最下段である1段目10と最上段である4段目13では、各パレット30が個別に矢印Wで示すように横行可能となっている。これら1段目10と4段目13が、「横行段」である。この横行段における各パレットの横行は、横行駆動部(図示略)によって各パレット30を各列20〜24の間で1ピッチ毎(1列毎)に横行させることが可能となっている。また、格納スペース50の各列(1列目20〜5列目24)では、昇降駆動部(図示略)によって、横行段である1段目10と4段目13との間で、その列の全てのパレット30を一緒(同時)に矢印Hで示すように昇降させることが可能となっている。なお、段数が多い場合など、横行段は中間段にあってもよい。
上記各パレット30を昇降及び横行させる動作は、制御装置5によって制御される。この制御装置5には、上記空スペース40の位置と、上記各格納スペース50に格納されているパレット30の位置が、ある点(例えば、入出庫口60の位置)を原点とし、座標で記憶されている。この実施形態の場合、例えば、入出庫口60の座標は(1,1)、空スペース40の座標が(1,4)、指定パレット35の座標は(4,4)となる。座標としては、「(A−1)(A−2)・・・」などを用いてもよい。
また、制御装置5では、指定パレット35の次動作方向の決定に、指定パレット35の座標位置と、空スペース40の座標位置、入出庫口(目的地)60の座標位置情報を用いている。この制御装置5では、動作制御の際に、空スペース40の座標位置に応じた動作制御を行っている。また、制御装置5は、指示動作終了毎に、指定パレット35、空スペース40、入出庫口60の座標位置関係を検知して記憶している。
この制御装置5により、呼び出す指定パレット35の動作方向に空スペース40を配置し、その空スペース40を利用して指定パレット35を入出庫口60の方向に移動させる動作を繰り返して、指定パレット35を入出庫口(目的地)60に配置するように動作制御される。
なお、制御装置5において記憶するそれぞれのパレットと座標の関係は、それぞれのパレットに個別のパレット番号を付し、そのパレット番号に対して段・列のデータを関連付けたり、段・列に対してパレット番号を関連付けて記憶することができる。例えば、前者の場合、それぞれの動作(開始または完了)毎に、動作したパレット番号に対応する段・列の番号を加算・減算すればよい。後者の場合、それぞれの動作毎に段・列に対するパレット番号のデータを入替えればよい。また、空スペース40も、仮想パレットとして特定の番号を付与したり、パレット番号を空白(又は0)にして空スペース40とみなしてもよい。さらに、この明細書及び特許請求の範囲の書類中における「検知」は、それぞれの座標をセンサなどの公知の手段によって検出することや、記憶した座標を記憶手段から読み出すことを含む。
[動作制御の流れ]
次に、上記機械式駐車設備1における動作制御を説明する。図2は、図1に示す指定パレット35を入出庫口60に移動させる動作制御を始める初期位置の一例を示す略図である。図3は、図2に示す初期位置から指定パレット35を入出庫口60まで移動させる動作制御の一例を示す動作図であり、図4は、図2に示す初期位置から指定パレット35を入出庫口60まで本発明で移動させる動作制御の動作図である。なお、格納スペース50の位置などは、図1に示す符号で説明する。
図2に示すように、以下の説明では、図1に着色して示す自動車Vの指定パレット35を、1段目10の入出庫口60に移動させる動作制御を説明する。図示する黒丸は指定パレット35の位置を示し、斜線部分は空スペース40の位置を示している。二重の枠は、入出庫口(目的地)60を示している。この例は、指定パレット35を到達させたい場所である目的地(入出庫口60)が、指定パレット35とは別の横行段で、かつ別の列にある例である。
次に、図3,4に基づいて、指定パレット35の動作制御を説明する。図3は、図4に示す本発明と対比させる例である。これらの図では、図2に示す初期位置の関係から動作させる手順を、図の左横に数字で示している。以下の説明において、空スペース40の配置とは、空スペース40に別のパレット30を移動させ、移動させたパレット30の元々の位置に空スペース40を配置することをいう。
図3に示す動作制御は、指定パレット35を入出庫口60の列まで横行させた後、入出庫口60まで下降させる例である。この動作制御では、指定パレット35の前後隣接列を利用して横行させることで、指定パレット35の移動時に動作させるパレットの数を少なくしている。
まず、図2に示す空スペース40の方向に、指定パレット35と前方列におけるパレット30を横行させて、空スペース40を指定パレット35後方列に配置する(1)。その後、後方列の全パレット30を上記空スペース40に向けて上昇させて1段目に空スペース40を配置し(2)、その空スペース40の方向に3列目22と4列目23のパレット30を横行させて4列目23の1段目10に空スペース40を配置する(3)。そして、4列目23の全パレット30を上記空スペース40に向けて下降させて指定パレット35の前方列である4列目23に空スペース40を配置する(4)。その後、上記したように指定パレット35の横行と、他のパレット30の昇降及び横行を繰り返して(5)〜(8)、指定パレット35を入出庫口60の列に移動させる(9)。そして、入出庫口60の列と、その隣接列とにおいて、空スペース40の配置と指定パレット35の昇降とを繰り返し(10)〜(19)、指定パレット35を入出庫口60に配置する(20)。
このように動作制御して指定パレット35を入出庫口60まで移動させた場合、動作回数は「20回」、移動パレット数は「44」となる。
なお、この動作制御でも、移動パレット数としては、図2の状態から、指定パレット35を4段目13で入出庫口60の列まで移動させる動作を、指定パレット35の段における全パレット30の空スペース40に向けた横行と、パレット30の横行によって4段目13に配置された空スペース40に向けた1列目20における全パレット30の上昇と、パレット30の上昇によって1段目10に配置された空スペース40に向けた1段目20における全パレット30の横行と、パレット30の横行によって入出庫口60に配置された空スペース40に向けた5列目24における全パレット30の下降と、を最も外周で繰り返して移動させる動作に比べて、少なくできる。
一方、図4に示すように、本発明の動作制御方法によれば、図2に示す空スペース40の方向に、指定パレット35と前方列におけるパレット30を横行させて、空スペース40を指定パレット35後方列に配置する(1)。その後、後方列の全パレット30を上記空スペース40に向けて上昇させて1段目に空スペース40を配置し(2)、その空スペース40の方向に3列目22のパレット30を横行させ、指定パレット35の列の横行段である1段目10に空スペース40を配置する(3)。その後、3列目22の全パレット30を上記空スペース40に向けて下降させて指定パレット35を下降させる(4)。つまり、指定パレット35を、入出庫口60の位置する横行段である1段目10に向けて下降させる動作を行う。そして、指定パレット35の列と、その隣接列とにおいて、空スペース40の配置と指定パレット35の下降とを繰り返して(5)〜(11)、指定パレット35を入出庫口60の段に移動させる(12)。その後、指定パレット35の列と、その前後隣接列とにおいて、空スペース40の配置と指定パレット35の横行とを繰り返し(13)〜(18)、指定パレット35を入出庫口60に配置する(19)。
このように動作制御して指定パレット35を入出庫口60まで移動させた場合、動作回数は「19回」、移動パレット数は「40」となる。
つまり、指定パレット35を入出庫口60に向けて移動させるためには、指定パレット35の動作方向に空スペース40を配置する必要があるが、上記図3に示す動作制御では、この空スペース40を作るためには、指定パレット35を移動させてから次の位置に移動させるまでに、直前の動作と同―方向であると4手を必要とするのに対し、図4に示す動作制御のように、横行から昇降(逆に、昇降から横行、もある)のように直前の動作から切り替えて移動させる場合には3手となり、指定パレット35を入出庫口60に移動させる動作制御で指定パレット35の動作回数を減らすことができる。
このように、図4に示す動作制御とすれば、上記図3に示す動作制御に比べて昇降動作が一回少なくなってパレット30の総動作回数を一回分減らすことができ、移動パレットの枚数も4枚を減らすことができる。しかも、横行動作に比べ昇降動作の方が大重量を移動させるので大動力を必要とするが、昇降動作を減らすことにより、駆動動力の省電力化を図ることができる。
なお、次動作方向を決定する際、図4(1)〜(3)に示すように空スペース40の位置が指定パレット35の後方列または同一列にある場合は、その位置に応じて図4(2)〜(4)のいずれかに準じた縦行動作から開始することで、横行動作から開始するよりも、指定パレット35の動作回数を減らすことができる。
このような動作制御における各制御を、以下にフローチャートで説明する。
[動作制御フローチャート]
図5〜図7は、上記動作制御を説明するフローチャートである。以下のフローチャートは、上記図4に示す各動作のいずれが実行されるかを決定するフローチャートと、指定パレット35の昇降及び横行のフローチャートである。以下のフローチャートにおける各動作の実行は、動作前にそれぞれのパレット35,30の座標及び空スペース40の座標の検知が行われるが、例えば、以下に説明する[H1]の動作終了後は、順序通りに動作を行えば入出庫口(目的地)60に向けて指定パレット35を移動させることができ、動作前の座標検知を必要としない。そのため、各動作の実行前における座標の検知は、最初の動作前だけの検知でもよい。なお、シーケンサなどによって毎回フィードバック制御を行っている場合には、それぞれのパレット35,30の座標及び空スペース40の座標の検知を動作毎に行うようにすればよい。このような座標検知は、機械式駐車設備1の条件などに応じて決定すればよい。
図5に示すように、本発明の基本フローチャートとしては、指定パレット35が呼び出されると、指定パレット35の座標(段位置、列位置)が検知される(S1)。そして、指定パレット35と入出庫口60の座標が同じ(指定パレット35が入出庫口60に位置する)か否かが判定され(S2)、同じ座標であれば終了する(S3)。指定パレット35と入出庫口60との座標が異なる場合、指定パレット35が横行段にいるか否かが判定される(S4)。横行段にいない場合、指定パレット35を入出庫口60の段まで昇降させるために(S5)、後述する[V1]〜[V4]のいずれかが実行される。
指定パレット35が横行段にいる場合、指定パレット35が入出庫口60とは別の段か否かが判定される(S6)。同じ段の場合、指定パレット35を入出庫口60の列まで横行させるために(S7)、後述する[H1]〜[H4]のいずれかが実行される。指定パレット35が入出庫口60とは別の段の場合、指定パレット35が入出庫口60とは別の列か否かが判定される(S8)。同じ列の場合、指定パレット35を入出庫口60の段まで昇降させるために(S9)、後述する[V2]〜[V4]のいずれかが実行される。指定パレット35が入出庫口60とは別の列の場合、空スペース40の列が指定パレット35の列から見て入出庫口60側の列か否かが判定される(S10)。入出庫口60側の列でない場合、指定パレット35を入出庫口60の段まで昇降させるために(S11)、後述する[V2]〜[V4]のいずれかが実行される。
空スペース40が指定パレット35の列から見て入出庫口60側の列に位置する場合、空スペース40が指定パレット35と同じ段か否かが判定される(S12)。同じ段ではない場合、空スペース40の列が昇降させられ(S13)、空スペース40が指定パレット35と同じに移動していない場合は空スペース40が指定パレット35と同じに移動するまで繰り返される。そして、空スペース40が指定パレット35と同じ段に配置されると、指定パレット35及び空スペース40までの間にある全パレット30が横行させられる(S14)。その後、上記(S10)に戻り、空スペース40の列が指定パレット35の列から見て入出庫口60側の列か否かの判定で「NO」となり、指定パレット35を入出庫口60の段まで昇降させるために(S11)、後述する[V2]〜[V4]のいずれかが実行される。
[昇降フローチャート]
次に、図6に基づいて、図5の基本フローチャートから指定パレット35を昇降させるときの昇降フローチャートについて説明する。この昇降フローチャートは、上記図5の(S5)、(S9)及び(S11)において、指定パレット35を入出庫口60の段まで昇降させるときに実行される。この昇降フローチャートは、空スペース40の位置によって異なる動作から始る。
[V1]は、空スペース40が指定パレット35の列と同じ列の進行方向とは逆方向にある場合であり、この場合には、空スペース40を指定パレット35の隣接列に移動させる(S21)。その後は、以下が実行される。[V2]は、空スペース40が指定パレット35の進行方向と逆方向の横行段における指定パレット35の列以外にある場合であり、この場合には、空スペース40の列の全パレット30を昇降させる(S22)。その後は、以下が実行される。[V3]は、空スペース40が指定パレット35の進行方向の横行段における指定パレット35の列以外にある場合であり、この場合には、空スペース40を指定パレット35の列に移動させる(S23)。その後は、以下が実行される。[V4]は、空スペース40が指定パレット35の列と同じ列の進行方向にある場合であり、この場合には、指定パレット35の列の昇降可能な全パレット30を昇降させる(S24)。
このようなフローチャートは、指定パレット35が入出庫口60と同じ段に移動するまで繰り返される(S25)。例えば、上述した図4の(2)〜(12)まで繰り返される。そして、指定パレット35が入出庫口60と同じ段に移動すると、指定パレット35が入出庫口60と同じ列か否かが判定される(S26)。同じ列であれば終了する(S27)。図5の(S5)及び(S11)から実行されて列が異なる場合、以下の横行フローチャートの[H2]から実行される。
[横行フローチャート]
次に、図7に基づいて、図5の基本フローチャートから指定パレット35を横行させるときの横行フローチャートについて説明する。この横行フローチャートは、上記図5の(S7)において、指定パレット35を入出庫口60の列まで横行させるときと、上記図6の[H2]からの流れで実行される。この横行フローチャートも、横行段に備えられる空スペース40の位置によって異なる動作から始まる。
[H1]は、空スペース40が指定パレット35の段と同じ段で、指定パレット35の進行方向とは逆の後方にある場合であり、この場合には、空スペース40の列のパレット30を昇降させる(S31)。その後は、以下が実行される。[H2]は、空スペース40が指定パレット35の段と異なる段で、指定パレット35の列から進行方向後方列にある場合であり、この場合には、空スペース40を指定パレット35の進行方向隣接列まで移動させる(S32)。その後は、以下が実行される。[H3]は、空スペース40が指定パレット35の段と異なる段で、指定パレット35の進行方向の次列から進行方向の次列以上前方列にある場合であり、この場合には、空スペース40の列の全パレット30を昇降させて、指定パレット35の前方列に空スペース40を配置する(S33)。その後は、以下が実行される。[H4]は、空スペース40が指定パレット35の段と同じ段における進行方向の前方列にある場合であり、この場合には、指定パレット35及び空スペース40までの間にある全パレット30を空スペース40の方向に横行させる(S34)。
このような横行フローチャートは、指定パレット35が入出庫口60と同じ列に移動するまで繰り返される(S35)。例えば、上述した図4の(13)〜(19)まで繰り返される。そして、指定パレット35が入出庫口60と同じ列に移動すると終了する(S36)。
以上のようなフローチャートの組合わせによって、上記図4に示したように、指定パレット35を入出庫口60に移動させる動作制御が実行される。
[総括]
以上のように、上記動作制御方法によれば、複数列・複数段の格納スペース50を平面状に有し、少なくとも1つの格納スペース50が空スペース40となっており、一部の段においては横行可能であるが、その他の段においては各列において昇降のみが可能で横行できない構成の機械式駐車設備(機械式格納庫)1において、空スペース40の位置に応じて横行と縦行を適切に組み合わせることで、例えば、指定パレット35を横行させた後、入出庫口(目的地)60の横行段まで縦行移動させ、その後に入出庫口20まで横行させる経路を選択することにより、指定パレット35を入出庫口(目的地)60に移動させる動作回数を少なくできるので、指定パレット35の動作時間の短縮(例えば、数十秒)を図ることが可能となる。これにより、指定パレット35の移動が円滑に行える機械式駐車設備(機械式格納庫)1を構成することが可能となる。しかも、指定パレット35を座標検知のみで入出庫口60まで少ない動作回数で移動させるので、制御が容易に行える。その上、駆動動力を抑えて省電力化を図ることが可能となる。
また、1つの動作ごとに指定パレット35の現在位置と入出庫口60の位置の相対関係のみで動作させるパレット30(35)と、その移動方向が一意的に決まるので、非常停止や停電などで途中停止しても、その停止位置からの再開が容易に可能である。
さらに、機械の動作回数が減るため、経年使用による故障の確率を下げ、機械式駐車設備(機械式格納庫)1の長寿命化を図ることも可能である。
また、上記した駆動動作は、格納スペース50が水平方向に配置された平面式の機械式駐車設備(機械式格納庫)においても同様であり、平面視で左右方向の列と、その列と直交する方向の段とで、同様の駆動動作をさせることで、駆動動力を抑えて省電力化を図ることができる。
なお、上記した実施形態では、5列、4段の縦型循環方式の機械式駐車設備1を例にしたが、縦と横を置換えた構成や、平面状に格納スペースを備えた機械式駐車設備などの機械式格納庫であれば適用でき、また、列数、段数は設置条件等に応じて設定すればよく、上記実施形態に限定されるものではない。特に、3列、2段以上を有し、指定パレット35と入出庫口(目的地)60との間に少なくとも1列を挟む場合において効果を発揮することができる。
また、上記した実施形態における指定パレット35の動作制御は一例であり、入出庫口(目的地)60と、指定パレット35の位置に応じて、上記した実施形態の動作制御を組み合わせればよい。
さらに、上記した実施形態は一例を示しており、本発明の要旨を損なわない範囲での種々の変更は可能であり、本発明は上記した実施形態に限定されるものではない。
1 機械式駐車設備(機械式格納庫)
2 柱材
3 前後梁材
4 枠体
5 制御装置
10 1段目(横行段)
11 2段目
12 3段目
13 4段目(横行段)
20 1列目
21 2列目
22 3列目
23 4列目
24 5列目
30 パレット
35 指定パレット
40 空スペース
50 格納スペース
60 入出庫口(目的地)

Claims (3)

  1. 複数列・複数段の格納スペースを平面状に有し、少なくとも1つの格納スペースがパレットのない空スペースとなっており、一部の段が複数のパレットを個別に横行できる横行段で、各列が複数のパレットを同時に縦行できる縦行列で、目的地を横行段に設置するように構成された機械式格納庫における動作制御方法であって、
    記指定パレットが前記目的地と異なる横行段の異なる列にいる場合に、
    前記指定パレットと前記目的地と前記空スペースとのそれぞれの位置から前記指定パレットの次動作方向を決定し、
    前記空スペースが、前記指定パレットに対して前記目的地側の列にいる場合は、前記指定パレットの動作方向を横行と決定し、
    前記空スペースが前記指定パレットと同じ段にいない場合、前記指定パレットと同じ段の前記目的地側に前記空スペースを配置し、
    前記空スペースに前記指定パレットを横行させる、
    ことを特徴とする機械式格納庫の動作制御方法。
  2. 複数列・複数段の格納スペースを平面状に有し、少なくとも1つの格納スペースがパレットのない空スペースとなっており、一部の段が複数のパレットを個別に横行できる横行段で、各列が複数のパレットを同時に縦行できる縦行列で、目的地を横行段に設置するように構成された機械式格納庫における動作制御方法であって、
    前記指定パレットが前記目的地と異なる横行段の異なる列にいる場合に、
    前記指定パレットと前記目的地と前記空スペースとのそれぞれの位置から前記指定パレットの次動作方向を決定し、
    前記空スペースが、前記指定パレットに対して前記目的地と反対側の列、又は前記指定パレットと同列で前記目的地側の段にいる場合は、前記指定パレットの次動作方向を目的地のある横行段へ縦行と決定し、
    前記空スペースが前記指定パレットと同じ列にいない場合、前記指定パレットと同じ列の前記目的地のある横行段に前記空スペースを配置し、
    前記空スペースに前記指定パレットを縦行させる、
    ことを特徴とする機械式格納庫の動作制御方法。
  3. 前記指定パレットが前記目的地と同じ横行段に移動するまで繰り返し縦行させる動作制御が、
    前記指定パレットの列の前記目的地と同じ横行段に空スペースを配置するステップと、
    前記空スペースの方向に前記指定パレットのいた横行段から前記空スペースまでの全パレットを1ピッチ縦行させるステップと、
    前記全パレットの縦行によって配置された横行段の空スペースに隣接列のパレットを1ピッチ横行させるステップと、
    前記パレットが横行した後の空スペースの方向に前記指定パレットの隣接列における前記目的地と同じ横行段までの全パレットを1ピッチ縦行させるステップと、
    前記全パレットの縦行によって配置された前記目的地と同じ横行段の空スペースに前記指定パレットの列のパレットを1ピッチ横行させて前記指定パレットの列の前記目的地と同じ横行段に空スペースを配置する前記ステップとを繰り返す、
    動作制御である、
    請求項2に記載の機械式格納庫の動作制御方法。
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