JP6395573B2 - 基板への接着テープ貼り付け装置及び貼り付け方法 - Google Patents

基板への接着テープ貼り付け装置及び貼り付け方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6395573B2
JP6395573B2 JP2014238318A JP2014238318A JP6395573B2 JP 6395573 B2 JP6395573 B2 JP 6395573B2 JP 2014238318 A JP2014238318 A JP 2014238318A JP 2014238318 A JP2014238318 A JP 2014238318A JP 6395573 B2 JP6395573 B2 JP 6395573B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
adhesive tape
substrate
cut
wafer
original
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2014238318A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016100543A (ja
JP2016100543A5 (ja
Inventor
隆樹 谷川
隆樹 谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takatori Corp
Original Assignee
Takatori Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takatori Corp filed Critical Takatori Corp
Priority to JP2014238318A priority Critical patent/JP6395573B2/ja
Publication of JP2016100543A publication Critical patent/JP2016100543A/ja
Publication of JP2016100543A5 publication Critical patent/JP2016100543A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6395573B2 publication Critical patent/JP6395573B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、半導体ウエハ等の基板に各種の接着テープを貼り付ける基板への接着テープの貼り付け装置及び貼り付け方法に関する。さらに詳しくは、半導体ウエハにダイアタッチフィルム等の主に加熱により接着テープを貼り付ける基板への接着テープ貼り付け装置及び貼り付け方法に関する。
従来から、半導体装置の製造に当たり、半導体ウエハ(以下、単にウエハという)の表面に回路パターンを形成し、この回路パターンが形成されたウエハの回路パターン面に保護テープが貼り付けられる。表面に保護テープが貼り付けられたウエハは、裏面側が研削され、薄厚化される。
前記薄厚化されたウエハは、裏面側にダイアタッチフィルム(以下、単にDAFという)が貼り付けられ、続いて、ダイシングフレームにダイシングテープを介してマウントされる。ダイシングフレームにマウントされたウエハは、表面に貼り付けられた保護テープに剥離テープが貼り付けられて、この剥離テープを引っ張ることでウエハ表面から保護テープが剥離される。
表面の保護テープが剥離されたウエハは、ダイシングされ、チップ化される。前記チップは、裏面側のDAFによってダイに加熱接着され、ワイヤボンディング等により配線された後、モールド樹脂で封止されて半導体装置が製造される。
前記DAFは例えば熱可塑性樹脂(ポリイミド系樹脂、アクリル系樹脂等)と熱硬化性樹脂(エポキシ系樹脂、フェノール系樹脂等)を成分とするポリマーアロイ型接着剤を用いたフィルム(またはテープ、シート材)であって、通常は粘着性がなく、これを加熱(例えば、100℃〜160℃)することによって粘着性を示すように形成されている。なお、前記DAFは、主に基材フィルム上に前記接着フィルム(以下、原接着テープという)が形成された1層型DAFと前記1層型DAFの原接着テープの表面がセパレータで覆われた2層型DAFの2つに分けられる。
従来、ウエハへのDAFの貼り付けは、前記ウエハを貼付テーブル上に保持し、ウエハ上に該ウエハよりも広幅のDAFを供給し、前記ウエハを加熱しながら貼付ローラで前記DAFを押圧することで行われる。この後、前記ウエハの外形に沿ってカッターでDAFをくり抜き、前記DAF上の基材を剥離することで行われる(例えば、特許文献1)。
特開2002−134438公報
従来の特許文献1のような装置でのDAFの切断は、ウエハの外形に沿ってカッターでくり抜かれる。このため、通常切断されたDAFは、ウエハの外周にはみ出した状態となる。この後、裏面にDAFが貼り付けられたウエハは、裏面のDAF側がダイシングテープに貼り付けられることでダイシングフレームにマウントされる。
図10は、従来の方法でダイシングフレームにマウントされたウエハを表したものである。図10のようにダイシングフレーム80には、ダイシングテープ81が貼り付けられ、このダイシングテープ81上にウエハ84がマウントされている。前記ウエハ84は、表面の回路パターン上に保護テープ82が貼り付けられており、裏面側には従来の特許文献1のような装置でDAF83が貼り付けられている。また、図示のように前記ウエハ84の外周からDAF83が少しはみ出した状態にある(なお、理解が容易なようにDAFのはみ出し量は誇張して描いてある。また、ウエハ、保護テープ、ダイシングテープなどの厚みも理解が容易なように実際より誇張して描いてある。)。
図11は、前記マウント済みのウエハから保護テープを剥離させる際の説明図である。剥離テーブル85上に吸着等で保持されたダイシングフレーム80には、ダイシングテープ81を介してウエハ84がマウントされている。前記ウエハ84の表面上には保護テープ82が貼り付けられている。前記ウエハ84の剥離始端の保護テープ82上に剥離テープ86が貼付ローラ87で押圧されて貼り付けられる。
このとき、ウエハ84の裏面側外周からはみ出したDAF83が、前記剥離テープ86と貼り付く。この状態で、前記剥離テープ86を引っ張って保護テープ82を剥離するとDAF83と共にウエハ84が持ち上がってウエハ84が破損する問題があった。また、ウエハ84が破損しない場合であっても、DAF83のウエハ84からはみ出した部分が糸を引いてダイシング工程で巻き込まれる問題もある。
また、特許文献1の課題に挙げられているようにダイボンドテープ(DAFに相当)をウエハに貼り付け、その後、ウエハ外形に沿って切断した場合、切断したダイボンドテープの切断縁同士が再度加熱により接着してしまう問題がある。
従って、ウエハにDAFを貼り付けた後にDAFを切断する方法は、切断したDAFが再付着する問題を回避したり、ウエハからはみ出したDAFが保護テープ剥離の際の剥離テープと貼り付いたりする問題がある。
また、上記を解決する方法として予めウエハ形状にDAFを形成しておき、これをウエハ上に貼り付ける方法も考えられるが、これもウエハ形状にDAFを形成する手段が必要となったり、予めウエハ形状に形成されたDAFを用意したりする必要があり、汎用性に欠ける問題がある。
本発明は、上記のようにウエハからの接着テープのはみ出しがなく、また、接着テープの切断縁が再付着する問題もない汎用性の高い基板への接着テープの貼り付け装置及び貼り付け方法を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、基材上に仮着された原接着テープを有する接着テープを基板上に繰り出すテープ供給手段と、前記接着テープを押圧する押圧手段とを有し、前記原接着テープを前記基材を介して前記押圧手段で押圧することで前記基板に貼り付ける基板への接着テープ貼り付け装置において、
前記接着テープの基材側から該接着テープを保持する保持プレートと、
前記保持プレートと対向し前記接着テープの基材を残して原接着テープに前記基板の外形形状に形成される第1切込みと、前記外形形状の切り込みと間隔を開けて該第1切込みの外側に形成される第2切込みとを形成する切断手段と、
前記基板を保持する貼付テーブルと、
前記第1切込みと第2切込みとの間の原接着テープを剥離させる剥離ユニットとを備え、
前記第1切込みと第2切込みとの間の原接着テープを剥離後に第1切込みの内側に形成された原接着テープを前記基板に押圧して貼り付けるようにした構成を採用した基板への接着テープ貼り付け装置である。
請求項2の発明は、請求項1の発明において前記接着テープが加熱接着テープである構成を採用した基板への接着テープ貼り付け装置である。
請求項3の発明は、基材上に仮着された原接着テープを有する接着テープを基板上に繰り出し、前記接着テープを前記基材を介して押圧することで前記基板に原接着テープを貼り付ける基板への接着テープ貼り付け方法において、
前記接着テープの基材側から該接着テープを保持プレートで保持し、
前記接着テープの基材を残して原接着テープに前記基板の外形形状の第1切込みを形成し、
前記外形形状の切り込みと間隔を開けて該第1切込みの外側に形成される第2切込みを形成し、
前記第1切込みと第2切込みとの間の原接着テープを剥離した後、
第1切込みの内側の原接着テープを前記基板に対向させ、前記原接着テープを前記基板に押圧して貼り付けるようにした構成を採用した基板への接着テープ貼り付け方法である。
請求項4の発明は、請求項3において、前記接着テープが加熱接着テープであり、前記原接着テープを前記基板に押圧する際に前記基板または接着テープの少なくとも一方を加熱しながら貼り付けるようにした構成を採用した基板への接着テープ貼り付け方法である。
本発明によれば、基材上に仮着された原接着テープに基板外形に沿った前記第1切込みを入れ、前記第1切込みの外側に第2切込みを入れた後、第1切込みと第2切込みとの間の原接着テープを剥離し、その後、第1切込みの内側の原接着テープを前記基板に押圧して貼り付けるようにしたので、接着テープが基板の外周からはみ出すことがない。
また、接着テープが基板の外周からはみ出すことがないので、基板の表面から保護テープを剥離する際に剥離テープが基板の外周からはみ出した接着テープに貼り付くことがなく、基板が剥離テープに持ち上げられて破損することがない。
また、接着テープに加熱接着テープを用いても、貼り付け予定部分の外周の接着テープが予め取り除かれているので、加熱接着テープを加熱しながら基板に接着しても接着テープの切断縁同士が再付着することがない。
は、本発明の接着テープ貼り付け装置の正面図である。 は、図1のA−A方向矢視平面図である。 は、図1のB−B方向矢視平面図である。 (a)及び(b)は、接着テープに切込みを入れる際の動作説明図である。 (c)及び(d)は、接着テープに入れられた切込みから不要部分のDAFを取り除く際の動作説明図である。 (e)は、接着テープの不要部分のDAFが取り除かれた状態を表す動作説明図である。 (a)及び(b)は、基板に接着テープを貼り付ける際の動作説明図である。 は、基板に接着テープを貼り付ける際の動作説明図である。 (a)及び(b)は、不要基材を剥離する際の動作説明図である。 は、ダイシングフレームにマウントされたウエハの従来例である。 は、ダイシングフレームにマウント済みのウエハから保護テープを剥離する従来例である。
以下、図1乃至3に基づき、本発明の接着テープ貼り付け装置及び貼り付け方法について説明する。
図1は、本発明の接着テープ貼り付け装置の正面図、図2は、図1のA−A方向矢視平面図、図3は図1のB−B方向矢視平面図である。接着テープ貼り付け装置1は、ベースとなる機台2上に立設された2枚の支持壁7、7と、両支持壁7、7間に設けられた接着テープTの貼付ユニット3と、前記機台2上に水平動自在に設けられた貼付テーブル30と、前記接着テープTに切込みを施す切断手段としてのカッターユニット50と、不要部分の接着テープTを剥離させる剥離ユニット60などを備えて構成されている。
前記貼付ユニット3は、幅広の接着テープTが巻き回されたテープ供給手段としての供給リール4と、前記接着テープTを巻き取る回収リール5と、前記接着テープTを挟持して引き出すテープチャックユニット19と、前記接着テープTに所定の張力を付与するテンションローラ15と、前記接着テープTをウエハWに押圧する押圧手段としての貼付ローラ17と、接着テープTに切込みを施す際に接着テープTを裏側から保持する保持プレート24と、前記接着テープTをウエハWに貼り付ける際に接着テープTの貼り付け位置を検出するセンサ23などを備える。
本実施形態では、前記接着テープTとして1層型DAFを用いた例を基に説明する。当該DAFは、加熱をすることで粘着力を発揮するようになっており、基材Tb上に原接着テープTaが仮着されて形成されている(図8参照)。なお、本発明の実施形態においては、1層型DAFを用いた例について説明するが、2層型DAFやその他の積層型DAFにおいても、別途表面等のセパレータを剥離させる機構を設けることで適用できる。
前記接着テープTは、供給リール4から原接着テープTaが下面となるように繰出され、ガイドローラ10で案内されながら、ピンチローラ11に導かれ、適宜の張力を付与するテンションローラ15と複数のガイドローラ12a、12bを経由した後、テンションローラ13で適宜の張力が付与され、その後ピンチローラ14を経由して回収ローラ5に導かれる。前記ピンチローラ11、14は、それぞれ適宜の駆動源が付与され、接着テープTの送り出しを行うようになっている。
前記テンションローラ15は、上部に設けられたシリンダ16及びガイド26によって上下動可能に構成されている。前記テンションローラ15は、上下動することにより、接着テープTに張力を付与すると共に接着テープTの角度を適宜の貼り付け角度に制御するようになっている。
また、テンションローラ15とガイドローラ12aとの間には、接着テープTをウエハWに貼り付ける貼付ローラ17と、接着テープTを挟持して引き出すテープチャックユニット19が設けられている。
前記貼付ローラ17は、上部に設けられたシリンダ18及びガイド26によって上下動可能に構成されている。なお、貼付ローラ17には、適宜のヒーターが内蔵され、接着テープTを加熱するようになっている(接着テープTに応じてヒーターを内蔵しないものも使用できる)。また、前記貼付ローラ17は、両支持壁7、7の内側に設けられたレール8、8と嵌合するスライダ27を介して摺動可能になっており、前記貼付ローラ17の支持枠が支持壁7の一方の切欠き(図示しない)を介して該支持壁7の外側に張設された駆動ベルト42に接続されている。前記駆動ベルト42には、図示しない駆動源が接続されており、前記駆動ベルト42を駆動することで貼付ローラ17は、レール8に沿ってテンションローラ15とガイドローラ12aとの間を水平動するようになっている。
前記テープチャックユニット19は、シリンダ22及びガイド26によって上下動可能な上部チャック21と、この上部チャック21の下方に設けられた剥離ローラ20を備える。前記テープチャックユニット19は、上部チャック21と剥離ローラ20とで接着テープTを挟持することで、接着テープTを引き出すようになっている。
また、前記剥離ローラ20は、後述する貼り付け後の接着テープTの余剰部分を貼付テーブル30から引き剥がすようになっている。前記テープチャックユニット19は、支持壁7、7の内側に設けられたレール9、9に嵌合するスライダ28を介して水平動自在になっている。前記テープチャックユニット19は、支持壁7の一方の切欠き(図示しない)を介して支持壁7の外側に張設された駆動ベルト41と接続されており、この駆動ベルト41を図示しない駆動源で駆動することにより、水平動自在になっている。
また、接着テープTの上方には、接着テープTの裏面側(基材Tb側)から該接着テープTを吸着保持する保持プレート24が設けられている。前記保持プレート24は、後述するカッターユニット50で接着テープTの接着面に切込みを施す際に前記接着テープTを裏面側から吸着保持する。前記保持プレート24は、図示しない適宜の吸着孔が設けられ、接着テープTを吸着保持するようになっている。また、前記保持プレート24は、昇降シリンダ25により接着テープTを保持する保持位置と、接着テープTから離間した離間位置との間を上下動するようになっている。
前記保持プレート24の近傍には、接着テープTをウエハWに貼り付けする際に後述する原接着テープTaの貼り付け先端部分を例えば光学的な手段で検出する位置決め用のセンサ23が設けられている。前記センサ23は、保持プレート24やテープチャックユニット19などと干渉しないように図示しない駆動機構により適宜移動するようになっている。
前記貼付テーブル30は、テーブル台31上に形成され、前記テーブル台31は、スライダ32を介して機台2上に敷設されたレール6上を摺動可能になっている。前記テーブル台31は、図示しない適宜の駆動源により、機台2上をレール6に沿って、水平動自在になっている。
また、前記貼付テーブル30は、内周テーブル30aと外周テーブル30bとを備え、前記内周テーブル30aは、適宜の吸着手段により、ウエハWを吸着保持するようになっている。また、前記内周テーブル30aは、内部にヒーター37を備え、ウエハWを加熱するようになっている。前記外周テーブル30bは前記内周テーブル30aを取り囲む円形状の開口部とその外側の矩形状のテーブル枠とを備える。前記外周テーブル30bの接着テープTと接する表面には、接着テープTを適宜な保持力で保持し、接着テープTの引き剥がし時には離型性を発揮するシリコーンシート(図示しない)が設けられている。また、前記外周テーブル30bの前後両端には下方に向けて支持枠34、34が設けられ、両支持枠34、34にはそれぞれスライダ35、35が設けられている。
また、前記テーブル台31上には2本の支柱が立設され、両支柱に沿ってレール33、33が設けられている。前記スライダ35、35がレール33、33に摺動可能に嵌合している。また、前記テーブル台31の中央にはシリンダ36が設置され、シリンダ36の軸が貼付テーブル30の下面に接続されている。前記シリンダ36が駆動されると貼付テーブル30が昇降するようになっている。なお、適宜、内周テーブル30aと外周テーブル30bとが相対的に上下するように構成し、ウエハWの厚みに応じて内周テーブル30aと外周テーブル30bとの表面高さを調節するようにすることができる。また、内周テーブル30aには図示しない複数の取り出しピンが内蔵され、ウエハWの受け渡しの際に上下動してウエハWを内周テーブル30aの面から離間させるようになっている。
前記カッターユニット50は、支持台51上に形成され、該支持台51は、下面にスライダ52が設けられている。前記スライダ52は、機台2上に敷設されたレール6、6と摺動可能に嵌合している。また、前記支持台51は、支持壁7に設けられた切欠きを介して駆動ベルト67に接続されている。従って、前記カッターユニット50は、図示しない適宜の駆動源により前記駆動ベルト67を駆動することでレール6、6に沿って水平動するようになっている。
前記カッターユニット50は、2枚の円形カッター57、57を有し、前記両カッター57、57は、カッター台56上に設けられた2つのホルダーにそれぞれ軸支されている。前記、両円形カッター57、57は、接着テープTに所定の間隔を開けて2本の切込みを入れるようにそれぞれが、所定の間隔(本実施形態では、例えば5mmである)を開けて設けられている。なお、本実施形態においては2枚の円形カッターを用いたが、切断手段としては各種のものが使用でき、適宜の間隔を開けて切込みを施せるものであれば使用できる。また、カッターも2枚設ける必要はなく、1本であっても一度切断後に所定間隔移動してもう1本の切込みを施すようにしても良い。また、ダイカットローラに基板形状の2枚の刃物を設け、このダイカットローラに接着テープを挟持して2本の切込みを適宜の間隔を開けて設けるようにしても良い。なお、2本の切込みの間隔は、使用する接着テープの材質などに応じて、本実施形態に限定されず、各種の設定を行うことができる。
前記支持台51上には、回転モータ53が設置され、該回転モータ53は、支持板59に接続されている。前記支持板59上にはシリンダ54が設置され、前記支持台58を昇降するようになっており、前記支持台58の昇降に伴ってカッターユニット50が昇降するようになっている。また、前記支持台58上にはバネなどの弾性部材55が立設され、前記弾性部材55によって前記カッター台56が、上方に向けて付勢されている。従って、前記カッター57が上昇した際、前記カッター57が接着テープTの表面に追従しながら適宜の押圧力で該接着テープTに所定深さの切込みを施すようになっている。
また、前記支持台51のカッターユニット50と隣接してカッターユニット50とは干渉しないように剥離ユニット60が立設されている。前記剥離ユニット60は、前記支持台51上に立設されたシリンダ61と、該シリンダ61に接続された支持枠65と、前記支持枠65の軸62に固定された吸着パッド63とを有する。また、前記剥離ユニット60と近接して、後述する不要部分の原接着テープTaを廃棄する廃棄ボックス40が設けられている。
前記吸着パッド63には図示しない真空ポンプなどの吸引源が接続され、原接着テープTaの不要部分を吸着するようになっている。また、前記軸62は、モータ64が接続され(図2参照)、回動可能になっている。前記吸着された原接着テープTaの不要部分は、前記軸62をモータ64により回転させることで吸着パッド63を前記廃棄ボックス40方向へと回転させた後、前記吸着パッド63の吸着を解除することで前記廃棄ボックス40内に廃棄される。
以上が、本発明の一実施形態の構成であり、次に図4乃至図6に基づいて接着テープTに切込みを施し、不要部分を除去する方法について説明する。なお、図4乃至図6は、保持プレート24を下方から見た概略説明図であり、上下逆方向に描いてあることに留意されたい。
図4(a)は、接着テープTに切込みを施す状態を表す。まず、この図4(a)の状態とするに先立ってテープチャックユニット19の上部チャック21をシリンダ22の作用で閉じ、接着テープTを剥離ローラ20と前記上部チャック21とで挟持する。続いて、供給リール4で接着テープTを繰り出しながら、テープチャックユニット19で接着テープTを所定量引き出す。前記吸着プレート24がシリンダ25の作用で下降し、該吸着プレート24が前記引き出された接着テープTの背面側を吸着保持する。
続いて、カッターユニット50が吸着プレート24の下方(図示上方)に位置する(接着テープTの引き出しと同時に移動するようにしても良い。)。次にカッター57をシリンダ54によって上昇(図示下降)させ、図4(a)のようにカッター57を接着テープTに押し付けながら前記カッターユニット50を回転させてカッター57を旋回させる。
続いて図4(b)のように前記カッター57を旋回させることで、接着テープTにウエハWの外形より少し小さい第1切込み70とウエハWの外形よりやや大きい第2切込み71が形成される。なお、第1切込み70と第2切込み71は、接着テープTの基材Tbのみを残して原接着テープTaのみに形成される。
次に図5(c)のように、吸着パッド64が第1切込み70と第2切込み71との間の不要領域73と対向するように位置し、前記吸着パッド64が上昇(図示下降)することで該吸着パット64が前記不要領域73を吸着する。
図5(d)のように、吸着パッド64が下方に旋回(図示上方に旋回)することで不要領域73が基材Tbから剥離される。図6(e)は、不要領域73が剥離された接着テープTを表す。前記接着テープTは、ウエハWの外形より少し小さい閉ループ状の貼付領域72(原接着テープTa)と、その外周のドーナツ状に露出した基材Tbとが形成される。
次に上記図6(e)で形成された貼付領域72(原接着テープTaに相当)をウエハWに貼り付ける方法について図7及び図8に基づいて説明する。なお、図7は、通常通り上下が図示の通りであることに留意されたい。
図7(a)のようにウエハWが上面に吸着保持された貼付テーブル30が接着テープTに形成された貼付領域72(原接着テープTa)と対向するように位置する。ウエハWは、本実施形態においては裏面が上面として保持されている。続いて、センサ23が移動し、貼付領域72とウエハWの位置決めを行う。なお、この位置決めに際し、接着テープTを巻き送りで位置決めしても良いし、貼付テーブル30を移動させて位置決めしても良い(相対的に位置決めすれば良い。)。
図7(b)、図8のように貼付ローラ1を貼付始端側に下降させ、貼付ローラ1を水平に押圧転動させて、前記貼付領域72をウエハWに押圧する。なお、このときウエハWは、貼付ローラ1に内蔵されたヒーター37によって加熱される。また、適宜貼付ローラ1も加熱するようにしても良い。また、外側貼付テーブル30のウエハWの外周に位置する部分に適宜シリコーンシートを設け、接着テープTの貼り付けの際に貼付テーブル30面に接着テープTが密着保持されるようにしても良い。このシリコーンシートは、余剰部分の接着テープTを貼付テーブル30から剥離する際に離型シートとしても作用する。
なお、このとき接着テープTが加熱されるが、ウエハWの外周部分に位置する原接着テープTaは、不要領域73として除去されているので、ウエハWに貼り付けられた原接着テープTaが溶融してもウエハWからはみ出すことがない。従って、次の工程でウエハWがダイシングフレームにマウントされ、表面の保護テープ74が剥離される際に原接着テープTaが剥離テープと貼り付くことがなく、ウエハWを破損することがない。
次にウエハWに貼り付けられた接着テープTの余剰部分を貼付テーブル30から剥離させる方法について図9(a)及び(b)に基づいて説明する。
図9(a)は、ウエハWへの接着テープTの貼り付けが完了し、貼付ローラ1が後退した状態を表した概略説明図である。この状態では、ウエハWの外周部分において接着テープTの余剰部分が外側テーブル30bと貼り付いている。
続いて、図9(b)のように上部チャック21が貼付ローラ1から離間し、二点鎖線位置から実線位置へと水平動することで、剥離ローラ20の押圧によって貼付テーブル30に貼り付いた接着テープTが剥離される。原接着テープTaが貼り付けられたウエハWは、次の例えばダイシング工程へと搬送される。上記動作を繰り返すことで、ウエハWに順次接着テープTが貼り付けられる。
以上が、本発明の接着テープ貼り付け装置及び貼り付け方法の一実施形態であるが、適宜発明の範囲内で、変更することができる。例えば、本実施形態においては貼り付けに加熱の必要なDAFを例に説明したが、DAF以外の加熱接着テープを用いることができる。また、適宜加熱を必要としない各種のテープを貼り付けすることもできる。また、本発明の実施形態においてはウエハWの裏面側に接着テープTを貼り付けることについて説明したが、ウエハWの表面に貼り付けるように適用することもできる。また、円形のウエハだけではなく、矩形や各種多角形の基板に適用することもでき、この場合、切断手段での切込み形状も各種基板の外形に応じて変更すれば良い。また、ダイシングフレームにマウントする前にウエハから保護テープを剥す場合にも適用できる。
また、本実施形態においては、原接着テープTaの不要部分の剥離に吸着パッド63を用いたが、前記吸着パッド63に代えて、粘着テープなどを用いて、前記原接着テープTaの不要部分を剥離させるようにしても良い。この場合、粘着テープと不要部分のTaを一体に巻き取ったり、別途粘着テープから不要部分のTaを除去したりするようにすれば良い。剥離ユニット60としては、第1切込み70と第2切込み71との間の不要な原接着テープTaを剥離できるものであれば各種の剥離方法が適用できる。
W ウエハ(基板)
T 接着テープ
Ta 原接着テープ
Tb 基材
1 接着テープ貼り付け装置
2 機台
3 貼付ユニット
3a 基材
3b 原接着テープ
4 供給リール
5 回収リール
6 レール
7 支持壁
10 ガイドローラ
11 ピンチローラ
12a ガイドローラ
12b ガイドローラ
13 テンションローラ
14 ピンチローラ
15 テンションローラ
16 シリンダ
17 貼付ローラ
18 シリンダ
19 テープチャックユニット
20 剥離ローラ
21 上部チャック
22 シリンダ
23 位置決めセンサ
24 保持プレート
25 昇降シリンダ
26 ガイド
30 貼付テーブル
30a 内側テーブル
30b 外側テーブル
31 テーブル台
32 スライダ
33 レール
34 支持枠
35 スライダ
36 シリンダ
37 ヒーター
40 廃棄ボックス
41 駆動ベルト
42 駆動ベルト
50 カッターユニット(切断手段)
51 支持台
52 スライダ
53 回転モータ
54 シリンダ
55 弾性部材
56 カッター台
57 カッター
58 支持台
59 支持板
60 剥離ユニット
61 シリンダ
62 軸
63 吸着パッド
64 モータ
65 支持枠
67 ベルト
70 第1切込み
71 第2切込み
72 貼付領域
73 不要領域
74 保護テープ
80 ダイシングフレーム
81 ダイシングテープ
82 保護テープ
83 DAF(ダイアタッチフィルム)
84 ウエハ
85 貼付テーブル
86 剥離テープ
87 貼付ローラ

Claims (4)

  1. 基材上に仮着された原接着テープを有する接着テープを基板上に繰り出すテープ供給手段と、前記接着テープを押圧する押圧手段とを有し、前記原接着テープを前記基材を介して前記押圧手段で押圧することで前記基板に貼り付ける基板への接着テープ貼り付け装置において、
    前記接着テープの基材側から該接着テープを保持する保持プレートと、
    前記保持プレートと対向し前記接着テープの基材を残して原接着テープに前記基板の外形形状に形成される第1切込みと、前記第1切込みと間隔を開けて該第1切込みの外側に形成される第2切込みとを形成する切断手段と、
    前記基板を保持する貼付テーブルと、
    前記第1切込みと第2切込みとの間の原接着テープを剥離させる剥離ユニットとを備え、
    前記第1切込みと第2切込みとの間の原接着テープを剥離後に第1切込みの内側に形成された原接着テープを前記基板に押圧して貼り付けるようにしたことを特徴とする基板への接着テープ貼り付け装置。
  2. 前記接着テープが加熱接着テープであることを特徴とする請求項1に記載の基板への接着テープ貼り付け装置。
  3. 基材上に仮着された原接着テープを有する接着テープを基板上に繰り出し、前記接着テープを前記基材を介して押圧することで前記基板に原接着テープを貼り付ける基板への接着テープ貼り付け方法において、
    前記接着テープの基材側から該接着テープを保持プレートで保持し、
    前記接着テープの基材を残して原接着テープに前記基板の外形形状の第1切込みを形成し、
    前記外形形状の切り込みと間隔を開けて該第1切込みの外側に形成される第2切込みを形成し、
    前記第1切込みと第2切込みとの間の原接着テープを剥離した後、
    第1切込みの内側の原接着テープを前記基板に対向させ、前記原接着テープを前記基板に押圧して貼り付けるようにしたことを特徴とする基板への接着テープ貼り付け方法。
  4. 前記接着テープが加熱接着テープであり、前記原接着テープを前記基板に押圧する際に前記基板または接着テープの少なくとも一方を加熱しながら貼り付けるようにしたことを特徴とする請求項3に記載の基板への接着テープ貼り付け方法。
JP2014238318A 2014-11-26 2014-11-26 基板への接着テープ貼り付け装置及び貼り付け方法 Expired - Fee Related JP6395573B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014238318A JP6395573B2 (ja) 2014-11-26 2014-11-26 基板への接着テープ貼り付け装置及び貼り付け方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014238318A JP6395573B2 (ja) 2014-11-26 2014-11-26 基板への接着テープ貼り付け装置及び貼り付け方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2016100543A JP2016100543A (ja) 2016-05-30
JP2016100543A5 JP2016100543A5 (ja) 2018-02-01
JP6395573B2 true JP6395573B2 (ja) 2018-09-26

Family

ID=56078045

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014238318A Expired - Fee Related JP6395573B2 (ja) 2014-11-26 2014-11-26 基板への接着テープ貼り付け装置及び貼り付け方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6395573B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108470692B (zh) * 2017-02-23 2023-08-18 日东电工株式会社 粘合带粘贴方法和粘合带粘贴装置
JP7355568B2 (ja) 2019-09-17 2023-10-03 株式会社ディスコ ウエーハの加工方法
CN112201600B (zh) * 2020-10-14 2024-03-08 北京中科镭特电子有限公司 一种晶圆劈裂扩片装置及晶圆裂片扩片方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3021645U (ja) * 1995-08-12 1996-02-27 リンテック株式会社 半導体製造工程用粘着シート
JP4637057B2 (ja) * 2006-05-25 2011-02-23 リンテック株式会社 シート貼付装置及び貼付方法
KR101006526B1 (ko) * 2008-10-22 2011-01-07 주식회사 하이닉스반도체 웨이퍼 마운트 테이프, 이를 이용한 웨이퍼 가공 장치 및 방법
JP4845063B2 (ja) * 2009-12-18 2011-12-28 古河電気工業株式会社 ウエハ加工用テープ及びその製造方法
JP6007071B2 (ja) * 2012-11-07 2016-10-12 リンテック株式会社 刃型、接着シート製造装置、剥離方法および接着シート製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016100543A (ja) 2016-05-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4326519B2 (ja) 保護テープ剥離方法およびこれを用いた装置
TWI408740B (zh) 保護帶剝離方法及使用此方法之裝置
JP3956084B2 (ja) 半導体ウェーハへのダイボンドテープ貼り付け方法及び装置
JP5273791B2 (ja) 基板への接着テープ貼り付け装置
JP5055509B2 (ja) 基板への接着シートの貼付け装置
JP5750632B2 (ja) 基板へのシート貼付装置
JP2009094132A (ja) 保護テープ剥離方法およびこれを用いた装置
JP4417028B2 (ja) ダイシングフレームへのダイシングテープの貼り付け装置
JP6395573B2 (ja) 基板への接着テープ貼り付け装置及び貼り付け方法
JP2013219087A (ja) 保護テープ剥離方法および保護テープ剥離装置
JP2001319906A (ja) ウエハ表面保護テープの剥離装置
JP2014049626A (ja) 粘着テープ貼付け方法および粘着テープ貼付け装置
JP2004047976A (ja) 保護テープ貼付方法およびその装置
JP6247075B2 (ja) 保護テープ剥離方法および保護テープ剥離装置
JP2014133616A (ja) 粘着テープ接合方法および粘着テープ接合装置
JP2012028591A5 (ja)
JP4988640B2 (ja) シート貼付装置及び貼付方法
JP5714318B2 (ja) ウエハマウント作製方法
JP2010062270A5 (ja)
JP2010147123A (ja) シート剥離装置及び剥離方法
JP5159650B2 (ja) シート貼付装置および貼付方法
JP5250464B2 (ja) シート剥離装置および剥離方法
JP6027324B2 (ja) シート貼付装置およびシート貼付方法
JP6177622B2 (ja) シート貼付装置及びシート貼付方法
JP2011066102A (ja) シート剥離装置及び剥離方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171030

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171207

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180711

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180806

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180828

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6395573

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees