JP5250464B2 - シート剥離装置および剥離方法 - Google Patents

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本発明は、被着体に貼付された接着シートを剥離するシート剥離装置および剥離方法に関する。
従来、半導体製造工程においては、半導体ウェハ(以下単にウェハという)の裏面研削工程やダイシング工程があり、ウェハに保護シートやダイシングシート等の接着シートが貼付された状態でこれらの工程が行われ、これら接着シートは、各工程の後にウェハから剥離されることとなる。このような接着シートの剥離方法としては、剥離用テープを接着シート表面の端部に接着し、この剥離用テープをウェハに対して相対移動させることで剥離する方法が利用されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−36111号公報
ところで、特許文献1に記載されたような従来の剥離方法では、押圧ヘッドで剥離用テープを接着シートの外縁近傍の表面に押圧して貼付するようになっている。このような構成では、剥離用テープの貼付領域がウェハ面と平行な接着シート表面に形成されることから、剥離初期段階における接着シートの剥離力が大きくならないように、剥離用テープは、できるだけ接着シートの外縁に近付けて貼付するようになっている。しかし、近年ウェハ外径の大型化およびウェハの薄型化に伴い、搬送時におけるウェハの破損を防止するために接着シートが厚くなる傾向がある。そのため、接着シートの剛性が高まってその剥離力が大きくなり、剥離用テープを引っ張って接着シートを剥離するときに、剥離用テープが接着シートから剥がれてしまう場合があり、その改善が望まれている。
本発明は、以上のような不都合に着目して案出されたものであり、その目的は、剥離用テープが接着シートから剥がれてしまうような不都合を解消し、接着シートの剥離不良を抑制することができるシート剥離装置および剥離方法を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明のシート剥離装置は、表面に接着シートが貼付された被着体から剥離用テープを用いて前記接着シートを剥離するシート剥離装置であって、前記剥離用テープを前記接着シートに対向させて配置するテープ配置手段と、前記剥離用テープを前記接着シートに押圧して貼付する貼付手段と、前記被着体と前記剥離用テープとを相対移動させて当該被着体から前記接着シートを剥離する移動手段とを備え、前記貼付手段は、前記剥離用テープを前記接着シートに当接させて押圧する押圧手段と、前記剥離用テープを前記接着シートの側面に貼付する側面貼付手段とを有して構成され、前記側面貼付手段は、前記剥離用テープとの接触によって前記剥離用テープの一部を変形させて前記接着シートの側面に貼付する変形手段を有して構成されている、という構成を採用している。
この際、本発明のシート剥離装置では、前記側面貼付手段は、前記変形手段を前記剥離用テープと前記接着シートとの当接面に沿った方向または当該当接面と交差する方向に変位させる変位手段を有して構成されていることが好ましい。
また、本発明のシート剥離装置では、前記側面貼付手段は、前記剥離用テープの一部を溶融させて前記接着シートの側面に貼付する溶融手段を有して構成されていることが好ましい。
そして、本発明のシート剥離装置では、前記押圧手段は、加熱手段によって加熱される押圧ヘッドを有し、前記押圧ヘッドの前記剥離用テープとの当接面によって前記溶融手段が構成されていることが好ましい。
また、本発明のシート剥離装置では、前記側面貼付手段は、前記溶融手段を前記剥離用テープと前記接着シートとの当接面に沿った方向または当該当接面と交差する方向に変位させる変位手段を有して構成されていることが好ましい。
一方、本発明のシート剥離方法は、表面に接着シートが貼付された被着体から剥離用テープを用いて前記接着シートを剥離するシート剥離方法であって、前記被着体の表面の前記接着シートに対向させて前記剥離用テープを配置し、前記剥離用テープを前記接着シートに押圧して貼付する際に、変形手段を前記剥離用テープに接触させて前記剥離用テープの一部を変形させることで、前記接着シートの側面にも前記剥離用テープを貼付し、前記被着体と前記剥離用テープとを相対移動させて当該被着体から前記接着シートを剥離することを特徴とする。
以上のような本発明によれば、剥離用テープを積極的に接着シートの側面にも貼付するようにしたことで、剥離用テープを引っ張って接着シートを剥離するときに、接着シートの側面から引っ張り始めることができるので、接着シートの剥離を最も軽い力で開始することができるとともに、接着シート表面側にも剥離用テープが貼付されていることから、所定の貼付面積を確保しつつ接着シート全体を剥離することができる。従って、剥離用テープを引っ張って接着シートを剥離するときに、剥離用テープが接着シートから剥がれてしまうといった不都合を解消することができる。
そして、剥離用テープの一部を機械的に変形させたり溶融させたりすることで、接着シートの側面に確実に剥離用テープを貼付することができる。
また、押圧手段に加熱手段を有する構成とした場合、雰囲気温度に左右されることなく、剥離用テープの貼付に適した温度に保って当該剥離用テープを接着シートに貼付することができる。特に、剥離用テープが感熱接着性の接着テープであれば、感圧接着性の接着テープに比較して高い接着力が得られ、接着シートに対する接着面積を小さくすることができる。また、接着テープを加熱し、その接着剤層を溶融させることで、溶融した接着剤層が接着シートの側面に回り込むようになり、比較的容易かつ確実に接着シートの側面に剥離用テープを貼付することができる。
また、変形手段および溶融手段の少なくとも一方を変位手段によって変位させることで、被着体および接着シートの外縁に沿った所定位置に変形手段や溶融手段を移動させることができ、より一層確実に接着シートの側面に剥離用テープを貼付することができる。
本発明の第1実施形態に係るシート剥離装置を示す側面図。 (A)〜(C)は、図1のシート剥離装置の動作説明図。 (A),(B)は、図1のシート剥離装置の変形例の動作説明図。 (A),(B)は、図3と異なる変形例の動作説明図。 (A),(B)は、第2実施形態に係るシート剥離装置の動作説明図。 (A),(B)は、図5のシート剥離装置の変形例の動作説明図。
以下、本発明の各実施形態を図面に基づいて説明する。
なお、第2実施形態以降において、次の第1実施形態で説明する構成部材と同じ構成部材、および同様な機能を有する構成部材には、第1実施形態の構成部材と同じ符号を付し、それらの説明を省略または簡略化する。
〔第1実施形態〕
図1は、第1実施形態に係るシート剥離装置1を示す側面図である。
図1において、シート剥離装置1は、被着体としてのウェハWの表面に貼付された接着シートSをテープ(剥離用テープ)Tを用いて剥離する装置であって、ウェハWを保持するテーブル2と、テープTを接着シートSに対向させて配置するテープ配置手段3と、繰出されたテープTを接着シートSに押圧して貼付する貼付手段4と、ウェハWとテープTとを相対移動させる移動手段5とを備えて構成されている。ここで、テープTは、基材シートの一方の面に感熱接着性の接着剤層が積層された接着テープであり、接着剤層が接着シートSに対向して配置されるようになっている。
テーブル2は、図示しない複数の吸引口を介してウェハWを吸着保持する平板状のテーブル本体21を有して構成されている。移動手段5は、テーブル本体21の下側に設けられた単軸ロボット51と、そのスライダ52とを有し、これらのスライダ52にテーブル本体21が固定され、単軸ロボット51によってテーブル本体21が図1中左右方向に移動可能に構成されている。
テープ配置手段3は、図示しないフレームに支持され、このフレームには、テープTをロール状に巻回して支持する支持ローラ31と、モータ32Aで駆動されてテープTを繰り出す駆動ローラ32と、駆動ローラ32との間にテープTを挟み込むピンチローラ33と、接着シートSに貼付されたテープTを巻き上げて当該接着シートSをウェハWから剥離するテープ巻上部34と、ウェハWから剥離した接着シートSとともにテープTを回収する回収ローラ35とが設けられている。また、フレームの適宜な位置にはガイドローラ36が設けられてテープTを案内するとともに、支持ローラ31および回収ローラ35は、それぞれモータ31A,35Aで駆動されることで、テープTが弛まないように両側から引っ張るように構成されている。
テープ巻上部34は、図示しないフレームに支持されて図1中上下方向に移動自在に設けられる移動フレーム37と、この移動フレーム37に支持される剥離ローラ38およびピンチローラ39とを有して構成されている。剥離ローラ38は、モータ38Aで駆動され、ピンチローラ39との間に挟み込んだテープTを引っ張ることによって、ウェハWから接着シートSを剥離するように構成されている。
貼付手段4は、テープ配置手段3の支持ローラ31と回収ローラ35との間に設けられている。この貼付手段4は、図示しないユニット支持部に固定される押圧用モータ41と、この押圧用モータ41の出力軸42の下端部に設けられる押圧手段としての押圧ヘッド43と、この押圧ヘッド43の内部に設けられる加熱手段としてのヒータ44と、テープTを積極的に接着シートSの側面S2に貼付する側面貼付手段45としての突起部46とを備えて構成されている。押圧ヘッド43は、押圧用モータ41の駆動により昇降可能になっており、押圧ヘッド43下端の突起部46および押圧面部43AがテープTを下方に押し下げ、押圧面部43AによってテープTを接着シートS外縁近傍の表面S1に当接させて押圧するようになっている。
突起部46は、接着シートSの外縁よりも外側に位置し、当該外縁の側面S2に沿った片側円弧状の平面形状を有するとともに、接着シートSの厚みよりも若干小さな突出寸法だけ押圧面部43Aから突出して形成されている。そして、押圧ヘッド43を下降させて押圧面部43AでテープTを接着シートSの表面S1に当接させた際に、突起部46がテープTの一部を機械的に変形させ、当該突起部46の図1中右側面46AでテープTを接着シートSの側面S2に当接させて貼付する変形手段として機能する。なお、突起部46は、接着シートSの外縁に沿って連続して形成され、側面S2に連続的にテープTを貼付するものでもよく、また接着シートSの外縁に沿って互いに離隔した複数箇所に突起部46が設けられ、側面S2に断続的にテープTを貼付するものでもよい。
次に、本実施形態における接着シートSの剥離方法として、シート剥離装置1の動作を図2も参照して説明する。
ウェハWから接着シートSを剥離する手順としては、先ず、図1に示すように、ウェハWがテーブル2の所定位置に保持されるとともに、貼付手段4の押圧ヘッド43が上方に退避した状態において、モータ31A,32A,35A,38Aを駆動し、支持ローラ31から回収ローラ35に向かってテープTを繰り出すことで、テープTが接着シートSの上方に対向して配置される。
次に、図2(A)に示すように、貼付手段4は、押圧用モータ41を作動させて押圧ヘッド43を押し下げ、突起部46および押圧面部43AでテープTを下降させ、押圧面部43Aによって接着シートSの表面S1に当接させたテープTを押圧する。この際、押圧ヘッド43の突起部46は、テープTの一部を変形させてその右側面46AでテープTを接着シートSの側面S2に当接させて貼付する。この際、押圧面部43Aおよび突起部46は、ヒータ44により加熱され、その熱によってテープTの接着剤層を溶融させて接着シートSの表面S1および側面S2に貼付する。その後、貼付手段4は、押圧用モータ41で押圧ヘッド43を上昇させる。
次に、図2(B)に示すように、図示しない直動モータで移動フレーム37が下降した後にテーブル2が単軸ロボット51によって左へ移動し、この移動に同期してモータ31A,32A,35A,38Aを駆動してテープTを回収ローラ35側へ送る。これにより、剥離ローラ38とピンチローラ39とでテープTを挟み、テープTを介して接着シートSを引っ張って、図2(C)に示すように、接着シートSの端部をウェハWから剥離し、その後、単軸ロボット51の左への移動が続行されることで、テープTとウェハWとが相対移動し、テープTで接着シートSの端部を引っ張って順次ウェハWから剥離していく。そして、剥離された接着シートSは、テープTとともに回収ローラ35で回収される。以上のように接着シートSの全体をウェハWから剥離したら、ウェハWを適宜な搬送装置でテーブル2から搬出するとともに、シート剥離装置1の各部を初期位置に復帰させて接着シートSの剥離手順が完了する。
なお、本実施形態において、側面貼付手段45は、前述したように変形手段として機能する突起部46を有したものに限らず、以下の図3、図4にそれぞれ示すように構成されていてもよい。
図3において、側面貼付手段45は、押圧ヘッド43の押圧面部43Aから突没自在に設けられるとともに変形手段として機能する突没部材47を有して構成されている。この突没部材47は、押圧ヘッド43に固定される直動モータ47Aの出力軸47Bに固定され、変位手段としての直動モータ47Aによって突没駆動されるようになっている。そして、図3(A)に示すように、押圧ヘッド43を押し下げて押圧面部43AでテープTを接着シートSの表面S1に当接させた状態から、図3(B)に示すように、直動モータ47Aによって突没部材47を突出させ、突没部材47によってテープTの一部を変形させて当該突没部材47の右側面47Cで接着シートSの側面S2に当接させる。さらに、ヒータ44によって押圧面部43Aおよび突没部材47を加熱することで、テープTを接着シートSの表面S1および側面S2に貼付するように構成されている。なお、突没部材47は、押圧ヘッド43に固定されることなく、押圧用モータ41とは別の駆動手段を介して上下動作を可能とする構成としてもよい。この場合、突没部材47にもヒータが設けられことが好ましい。
図4において、側面貼付手段45は、押圧ヘッド43の押圧面部43Aに沿ってスライド自在に設けられるとともに変形手段として機能する進退部材48を有して構成されている。この進退部材48は、押圧ヘッド43に固定される直動モータ48A(変位手段)によって進退駆動されるようになっている。そして、図4(A)に示すように、押圧面部43AでテープTを接着シートSの表面S1に当接させた状態において、進退部材48は、接着シートSの側面S2から離れた位置でテープTを下方に変形させ、図4(B)に示すように、直動モータ48Aで側面S2向かって移動されることで、進退部材48の右側面48Bで変形させたテープTを側面S2に当接させる。さらに、ヒータ44によって押圧面部43Aおよび進退部材48を加熱することで、テープTを接着シートSの表面S1および側面S2に貼付するように構成されている。
以上のような本実施形態によれば、次のような効果がある。
すなわち、積極的に接着シートSの側面S2にも貼付したテープTを引っ張ることで、接着シートSの側面S2から引っ張り始めることができるので、テープTを引っ張って接着シートSを剥離するときに、接着シートSの剥離を最も軽い力で開始することができるとともに、テープTが接着シートSから剥がれてしまうといった不都合を解消することができる。さらに、接着シートSの表面S1にもテープTが貼付されていることから、所定の貼付面積を確保してウェハW中間部における剥離力に抵抗できるようになり、接着シートS全体を円滑に剥離することができる。
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態を図5、図6に基づいて説明する。
図5は、第2実施形態に係るシート剥離装置1Aの部分側面図である。
本実施形態のシート剥離装置1Aは、突起部46や突没部材47、進退部材48など、テープTの一部を機械的に変形させる変形手段に代えて、テープTの一部を溶融させて積極的に接着シートSの側面S2に貼付する溶融手段を有して側面貼付手段45Aが構成される点で前記第1実施形態のシート剥離装置1と相違する。すなわち、押圧ヘッド43は、テープTを接着シートSに当接させて押圧する押圧面部43Aと、押圧面部43Aに隣接して接着シートSの外縁よりも外側に位置する溶融手段としての突出面部43Bとを有して形成されている。この突出面部43Bは、接着シートSの側面S2からオーバーハングした状態でテープTに当接し、ヒータ44によって加熱されてテープTの接着剤層を溶融させることで、図5(B)に示すように、溶融した接着剤層を接着シートSの側面S2に貼付するようになっている。
また、突出面部43Bとしては、押圧ヘッド43に一体的に設けられるものに限らず、図6に示すように、押圧ヘッド43から接着シートSの外縁よりも外側に向かって突出移動可能に設けられた副ヘッド43Cに設けられていてもよい。副ヘッド43Cは、押圧ヘッド43内部の直動モータ43D(変位手段)によって突没駆動される。そして、副ヘッド43Cは、ヒータ44によって加熱されることでテープTを溶融させ、溶融した接着剤層を接着シートSの側面S2に貼付するようになっている。なお、副ヘッド43Cは、接着シートSの外縁に沿って連続的に設けられてもよいし、互いに離隔した複数箇所に設けられてもよい。
このような本実施形態によれば、前記第1実施形態と同様に、接着シートSの側面S2に積極的にテープTを貼付することで、接着シートSの側面S2から引っ張り始めることができ、テープTを引っ張って接着シートSを剥離するときに、テープTが接着シートSから剥がれてしまうといった接着シートSの剥離不良を抑制することができる。
以上のように、本発明を実施するための最良の構成、方法等は、前記記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。また、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
例えば、前記実施形態では、被着体が半導体ウェハである場合を示したが、被着体は半導体ウェハWに限定されるものではなく、ガラス板、鋼板、または、樹脂板等、その他の被着体も対象とすることができ、半導体ウェハとしては、シリコンウエハや化合物ウエハ等が例示でき、この被着体に貼付された接着シート(シート、フィルム、テープ等)を剥離する剥離装置や剥離方法にも本発明を適用することができる。
また、前記実施形態では、剥離用テープとして感熱接着性の接着テープであるテープTを用いたが、これに限らず、剥離用テープが感圧接着性の接着テープ等で構成されてもよい。この場合、ヒータ44は設けなくてもよく、ヒータ44を設けた場合、雰囲気温度に左右されることなく、剥離用テープの貼付に適した温度に保って当該剥離用テープを接着シートに貼付することができる。また、剥離対象の接着シートとして接着シートSを示したが、これに限らず、適宜なシート、フィルム、テープ等であってもよい。
また、前記実施形態では、テープ配置手段として、帯状のテープTを供給するように図示、説明したが、テープTは帯状のものに限らず、例えば、テープTを適宜な長さにカットした枚葉のテープを採用してもよい。
さらに、前記実施形態では、テープ巻上部34を固定した状態で、テーブル2を移動させてウェハWとテープTとを相対移動させることで、接着シートSをウェハWから剥離したが、テープ巻上部34とテーブル2との少なくとも一方が接着シートSの剥離方向に移動する構成であれば足りる。
1,1A シート剥離装置
3 テープ配置手段
4 貼付手段
5 移動手段
43 押圧ヘッド(押圧手段)
43B 突出面部(溶融手段)
43D 直動モータ(変位手段)
44 ヒータ(加熱手段)
45,45A 側面貼付手段
46 突起部(変形手段)
47 突没部材(変形手段)
47A 直動モータ(変位手段)
48 進退部材(変形手段)
48A 直動モータ(変位手段)
S 接着シート
S2 側面
T テープ(剥離用テープ)
W ウェハ(被着体)

Claims (6)

  1. 表面に接着シートが貼付された被着体から剥離用テープを用いて前記接着シートを剥離するシート剥離装置であって、
    前記剥離用テープを前記接着シートに対向させて配置するテープ配置手段と、
    前記剥離用テープを前記接着シートに押圧して貼付する貼付手段と、
    前記被着体と前記剥離用テープとを相対移動させて当該被着体から前記接着シートを剥離する移動手段とを備え、
    前記貼付手段は、前記剥離用テープを前記接着シートに当接させて押圧する押圧手段と、前記剥離用テープを前記接着シートの側面に貼付する側面貼付手段とを有して構成され
    前記側面貼付手段は、前記剥離用テープとの接触によって前記剥離用テープの一部を変形させて前記接着シートの側面に貼付する変形手段を有して構成されていることを特徴とするシート剥離装置。
  2. 前記側面貼付手段は、前記変形手段を前記剥離用テープと前記接着シートとの当接面に沿った方向または当該当接面と交差する方向に変位させる変位手段を有して構成されていることを特徴とする請求項1に記載のシート剥離装置。
  3. 前記側面貼付手段は、前記剥離用テープの一部を溶融させて前記接着シートの側面に貼付する溶融手段を有して構成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のシート剥離装置。
  4. 前記押圧手段は、加熱手段によって加熱される押圧ヘッドを有し、前記押圧ヘッドの前記剥離用テープとの当接面によって前記溶融手段が構成されていることを特徴とする請求項に記載のシート剥離装置。
  5. 前記側面貼付手段は、前記溶融手段を前記剥離用テープと前記接着シートとの当接面に沿った方向または当該当接面と交差する方向に変位させる変位手段を有して構成されていることを特徴とする請求項または請求項に記載のシート剥離装置。
  6. 表面に接着シートが貼付された被着体から剥離用テープを用いて前記接着シートを剥離するシート剥離方法であって、
    前記被着体の表面の前記接着シートに対向させて前記剥離用テープを配置し、
    前記剥離用テープを前記接着シートに押圧して貼付する際に、変形手段を前記剥離用テープに接触させて前記剥離用テープの一部を変形させることで、前記接着シートの側面にも前記剥離用テープを貼付し、
    前記被着体と前記剥離用テープとを相対移動させて当該被着体から前記接着シートを剥離することを特徴とするシート剥離方法。
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