JP6251090B2 - シート貼付装置および貼付方法 - Google Patents
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Description
特許文献1に記載のシート貼付装置は、一方の面にセパレータ(剥離シート)が仮着された両面粘着テープ(両面接着シート)をウエハ(第1被着体)に押圧して貼付する貼付けローラと、ウエハに貼付された両面粘着テープからセパレータを剥離して回収するセパレータ回収部と、両面粘着テープを挟んでウエハと対向する位置に支持基板(第2被着体)を保持可能な複数の係止爪と、支持基板をウエハに押圧する押圧部材とを備え、両面粘着テープを介してウエハと支持基板とを貼付可能に構成されている。
また、両面接着シートと第2被着体との間に空気が入り込まないように、第2被着体を湾曲させて接着シートに貼付するため、当該第2被着体に加わるストレスが大きくなってしまうという不都合がある。
また、本発明の別の目的は、第2被着体に加わるストレスを軽減することができるシート貼付装置および貼付方法を提供することにある。
本発明のシート貼付装置において、前記両面接着シートは、前記第1接着面における前記仮着部の仮着領域以外の領域に第3剥離シートが仮着され、前記第1接着面から前記第3剥離シートを剥離する第2剥離手段を備えていることが好ましい。
また、本実施形態において、X軸、Y軸、Z軸は、それぞれが直交する関係にあり、X軸およびY軸は、所定平面内の軸とし、Z軸は、前記所定平面に直交する軸とする。さらに、本実施形態では、Y軸と平行な図1の手前方向から観た場合を基準とし、方向を示した場合、「上」がZ軸の矢印方向で「下」がその逆方向、「左」がX軸の矢印方向で「右」がその逆方向、「前」がY軸の紙面に直交する手前方向で「後」がその逆方向とする。
先ず、作業者が原反RSを図1中実線で示すようにセットし、複数の第2被着体WK2をテーブル73上に重ねて収容した後、操作パネルやパーソナルコンピュータ等の図示しない入力手段を介して運転開始の信号を入力すると、繰出手段20が回動モータ24Aを駆動し、原反RSを繰り出す。そして、剥離板20A上に位置する両面接着シートASが所定位置に到達したことを光学センサや撮像手段等の図示しない検知手段が検知すると、繰出手段20が回動モータ24Aの駆動を停止し、当該繰出手段20がスタンバイ状態となる。次いで、第2被着体供給手段70が直動モータ72を駆動し、テーブル73を昇降させ、最上部に位置する第2被着体WK2の上面が検知手段74に検知されると、直動モータ72の駆動を停止する。そして、人手または多関節ロボットやベルトコンベア等の図示しない搬送手段により、図1中実線で示す初期位置にあるテーブル62上に第1被着体WK1を載置すると、第1被着体支持手段60が図示しない減圧手段を駆動し、当該第1被着体WK1を吸着保持した後、リニアモータ61を駆動し、テーブル62を左方向に移動させる。
また、押圧手段40は、減圧ポンプや真空エジェクタ等の減圧手段によって、支持面45Aに第2被着体WK2を引き付けて保持するように構成してもよいし、メカチャックで第2被着体WK2を保持するように構成してもよい。
さらに、押圧手段40は、エア噴き付けにより第2被着体WK2を両面接着シートASに押圧する構成を採用してもよいし、ベースプレート44を介さずに支持部材45を支持してもよい。
また、押圧手段40を設けずに、人手で第2被着体WK2を押圧するようにしてもよい。
また、引抜手段50は、折返し部FPに剥離用テープを貼付し、当該剥離用テープを引っ張って、第1剥離シートRL1を引き抜いたり、メカチャックで折返し部FPを保持し、当該メカチャックを引っ張って、第1剥離シートRL1を引き抜いたりする構成としてもよい。なお、折返し部FPは、仮着部APに当接した状態で当該仮着部APの外縁からはみ出していなくてもよい。すなわち、はみ出し部PRはなくてもよい。
さらに、前記実施形態では、押圧手段40および第1被着体支持手段60がリニアモータ41、61を駆動し、引抜手段50と、支持部材45およびテーブル62とを移動させて第1剥離シートRL1を引き抜いたが、支持部材45およびテーブル62を停止させておいたり、それらを移動させたりしながら引抜手段50をそれらから離間するように移動させて第1剥離シートRL1を引き抜いてもよい。
また、他の装置で第1被着体WK1を移動させる場合、第1被着体支持手段60は不要である。
さらに、押圧手段40によって第2被着体WK2を両面接着シートASに押圧する直前に、折返し部FPが仮着部APから離れてしまうことを防止する図示しない折返し維持手段を設けてもよい。このような折返し維持手段は、空気を吹き付けたり、シャフト部材で押圧したりして、折返し部FPを仮着部AP方向に付勢する構成のものや、吸引やクーロン力によってはみ出し部PRを仮着部AP方向に付勢する構成のものが例示できる。
また、第1剥離シートRL1を間に挟んで、両面接着シートASに第2被着体WK2を押圧する直前に、折返し部FPが仮着面AP1の反対側の面方向に折り返された状態を形成する折り曲げ手段を設けてもよい。
また、前記実施形態における駆動機器は、回動モータ、直動モータ、リニアモータ、単軸ロボット、多関節ロボット等の電動機器、エアシリンダ、油圧シリンダ、ロッドレスシリンダおよびロータリシリンダ等のアクチュエータ等を採用することができる上、それらを直接的又は間接的に組み合せたものを採用することもできる(実施形態で例示したものと重複するものもある)。
20 繰出手段
20A 剥離板(剥離手段)
30 押圧ローラ(貼付手段)
40 押圧手段
50 引抜手段
80 第2剥離手段
AP 仮着部
AP1 仮着面
AS 両面接着シート
FP 折返し部
RL1 第1剥離シート
RL2 第2剥離シート
RS 原反
SA1 第1接着面
SA2 第2接着面
WK1 第1被着体
WK2 第2被着体
Claims (5)
- 一方の面が第1接着面とされ、他方の面が第2接着面とされた両面接着シートを介して第1被着体と第2被着体とを貼付するシート貼付装置であって、
仮着部および当該仮着部に連接した折返し部を有する第1剥離シートが前記両面接着シートの第1接着面に仮着されるとともに、帯状の第2剥離シートが前記第2接着面に仮着された原反を繰り出す繰出手段と、
前記繰出手段で繰り出された原反から前記第2剥離シートを剥離する剥離手段と、
前記剥離手段で前記第2剥離シートが剥離された両面接着シートを前記第1剥離シート側から前記第1被着体に押圧して貼付する貼付手段とを備え、
前記第2被着体は、前記第1接着面に仮着された仮着面の反対側の面方向に前記折返し部が折り返された状態の前記第1剥離シートを間に挟んで、前記両面接着シートに押圧され、
前記第2被着体と前記両面接着シートとの間から前記折返し部を介して前記第1剥離シートを引き抜く引抜手段を備えることを特徴とするシート貼付装置。 - 一方の面が第1接着面とされ、他方の面が第2接着面とされた両面接着シートを介して第1被着体と第2被着体とを貼付するシート貼付装置であって、
仮着部および当該仮着部に連接した折返し部を有する第1剥離シートが前記両面接着シートの第1接着面に仮着されるとともに、帯状の第2剥離シートが前記第2接着面に仮着された原反を繰り出す繰出手段と、
前記繰出手段で繰り出された原反から前記第2剥離シートを剥離する剥離手段と、
前記剥離手段で前記第2剥離シートが剥離された両面接着シートを前記第1剥離シート側から前記第1被着体に押圧して貼付する貼付手段と、
前記第1接着面に仮着された仮着面の反対側の面方向に前記折返し部が折り返された状態の前記第1剥離シートを間に挟んで、前記両面接着シートに前記第2被着体を押圧する押圧手段と、
前記第2被着体と前記両面接着シートとの間から前記折返し部を介して前記第1剥離シートを引き抜く引抜手段とを備えることを特徴とするシート貼付装置。 - 前記引抜手段は、前記第1接着面から前記第1剥離シートを部分的に剥離する部分剥離が可能に設けられ、当該部分剥離で表出した前記第1接着面の一部に前記第2被着体を押圧して貼付してから、前記第1剥離シートを引き抜く制御が可能に設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のシート貼付装置。
- 前記両面接着シートは、前記第1接着面における前記仮着部の仮着領域以外の領域に第3剥離シートが仮着され、
前記第1接着面から前記第3剥離シートを剥離する第2剥離手段を備えていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のシート貼付装置。 - 一方の面が第1接着面とされ、他方の面が第2接着面とされた両面接着シートを介して第1被着体と第2被着体とを貼付するシート貼付方法であって、
仮着部および当該仮着部に連接した折返し部を有する第1剥離シートが前記両面接着シートの第1接着面に仮着されるとともに、帯状の第2剥離シートが前記第2接着面に仮着された原反を繰り出す工程と、
繰り出された原反から前記第2剥離シートを剥離する工程と、
前記第2剥離シートが剥離された両面接着シートを前記第1剥離シート側から前記第1被着体に押圧して貼付する工程と、
前記第1接着面に仮着された仮着面の反対側の面方向に前記折返し部が折り返された状態の前記第1剥離シートを間に挟んで、前記両面接着シートに前記第2被着体を押圧する工程と、
前記第2被着体と前記両面接着シートとの間から前記折返し部を介して前記第1剥離シートを引き抜く工程とを備えることを特徴とするシート貼付方法。
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