JP2010062270A5 - - Google Patents

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基板への接着テープ貼り付け装置
本発明は、基板への接着テープ貼装置に関する。さらに詳しくは、半導体ウエハ等の基板への接着テープの貼り付け時に貼ローラの外周面全域の加熱温度を均一に保持した状態で接着テープを基板に押圧加熱しながら貼り付ける基板への接着テープ貼装置に関する。
従来より、半導体チップの製造工程で、パターンの形成されたウエハのパターン形成面に保護テープを貼り付けておき、その裏面を研削して薄厚化させた後、その研削面にダイアタッチフィルムを貼り付け、続いてウエハのダイアタッチフィルム貼着面をダイシングテープにマウントして前記保護テープを剥離テープ等で剥離した後、ダイシングしてチップ化することが行なわれている。この半導体チップを前記ダイアタッチフィルムを介してダイパッドにマウントし、封止樹脂で封止して半導体装置が形成されている。
また、ウエハのパターン形成として、ドライフィルムレジストをウエハ表面に貼り付け、露光、エッチングを行なってパターンを形成することも行なわれている。
上記のように半導体の製造工程においては各種の接着テープがウエハに貼り付けられる工程があるが、ダイアタッチフィルムやドライフィルムレジストのウエハへの貼り付けは、加熱により粘着性を発する接着テープを使用するため加熱しながら貼り付けを行なう必要がある。また、上記保護テープの貼り付けは、保護テープの粘着剤を加熱により軟化させて、表面パターンに食い込ませるように貼り付けて密着を良くさせる場合がある。
前記ダイアタッチフィルムの貼り付けは、次のように行なわれている。まず、ヒータ内蔵したテーブル(ヒータユニット)にウエハを吸着保持して、該ウエハを100〜250℃に加熱し、前記テーブル上で加熱されたウエハを前記テーブルとは別途に用意された貼り付けテーブル上に移する。続いて、前記貼り付けテーブル上に保持されたウエハの研削面側にダイアタッチフィルム(接着シート)を耐熱性のシリコーンゴム等で形成された貼ローラで押圧して貼り付ける(例えば特許文献1)。
また、ダイアタッチフィルムの貼り付け、最近ではウエハの薄厚化による加熱時のウエハの熱膨張による破損を防止するため、貼テーブル側を加熱せずに、貼ローラを加熱しながら、ダイアタッチフィルムをウエハに押圧して行なわれている(例えば特許文献2)。
上記の貼ローラは円筒状の金属体の内部にヒータを内蔵し、その金属体の表面に耐熱性のあるフッ素樹脂層を被覆したものや、ローラ本体をプラスチックやゴム等の非金属材料で形成し、外周面に沿って複数本のヒータを内蔵したものが用いられている。
特開平10−112494号公報、図1、図3、図7、図12 特許第4054251号公報、図4、図5
ところで、上記の特許文献1では、ヒータユニットの内臓ヒータは間隔をおいて配置されているため、ウエハにダイアタッチフィルムを貼り付ける前にウエハをヒータユニットで吸着加熱した後、該ウエハを別途用意されたテーブルに移送して貼り付けを行なう場合、加熱後のウエハの熱分布がばらつき、ダイアタッチフィルムを均一に貼り付けることができない問題や、貼り付け後のテープに厚みばらつきが発生し、テープ張力にばらつきが発生して貼り付け後のウエハが反ったりする問題があった。
また、ヒータユニットから貼テーブルへのウエハの移送時に温度低下が発生し、貼テーブルを温風で加熱していても、貼テーブルの熱分布やウエハに温度のばらつきが発生し、上記同様にダイアタッチフィルムを均一に貼り付けることができない問題があった。
さらに、ヒータユニットでウエハを加熱した後、貼テーブルにウエハを移送してダイアタッチフィルムの貼り付けを行なうため、ヒータユニットでの加熱工程が入り、貼り付けに時間を要す問題があった。
また、特許文献2のように、円筒状の金属体にヒータを埋め込む方法は、円筒状の金属体全体に熱が伝播するものの、外周表面は、熱の対流によって特に上下方向に温度分布のばらつきが発生し、貼ローラの上側が下側よりも上昇気流によって高温となるため(例えば、120℃の加熱において10℃前後のばらつきが発生する。)、ダイアタッチフィルムの貼り付けを均一に行なうことができない問題がある。
また、特許文献2のように複数のヒータをプラスチックやゴム等の非金属材料に内蔵する方法は、複数のヒータの設置に間隔が設けられており、ヒータ同士の隙間部分とヒータ設置部分で熱分布のばらつきが発生しダイアタッチフィルムの貼り付けを均一に行なうことができない問題がある。
また、各種の接着テープの貼り付けにおいて、貼ローラの外周がウエハの貼り付け長さよりも小さい場合は、貼り付け途中に貼ローラの一度使用した部分での温度低下が起こり、その部分が再度接着テープを押圧するので、接着テープへの熱の加わり方が均一にならない問題がある。
そこで、請求項1の発明は、その上面に基板を吸着保持する貼テーブルと、該貼テーブルの接着テープ貼始端部と貼終端部との間を該貼り付けテーブルと相対的に往復動可能に、かつ貼テーブル面と相対的に昇降可能に支持された貼ローラとからなり、前記貼テーブルに吸着保持された基板上に前記貼ローラ接着テープを押しながら、該貼ローラと前記貼り付けテーブルを相対的に水平動させて接着テープを基板上に貼り付けるようにした基板への接着テープ貼装置において、
前記貼ローラを回転自在となし、その内部には加熱ヒータを内蔵して該貼ローラの外周部全面を加熱可能に構成するとともに、前記貼テーブルの近傍には、前記接着テープとの離間位置で貼ローラを強制的に回転駆動せしめる回転駆動機構を設け、該回転駆動機構で貼ローラを強制回転させることにより、該貼ローラの外周面全域の加熱温度を均一に保持させるようにした基板への接着テープ貼装置である。
また、請求項2の発明は、前記貼ローラの回転駆動を接着テープの貼り付け待機時に行なうようにした請求項1記載の基板への接着テープ貼装置である。
上記のように接着テープを基板へ貼り付ける前や貼り付けた後の貼ローラの貼り付け待機時に、貼ローラを回転駆動させて回転させるようにしておけば、貼り付け作業に要する時間に影響せずに貼ローラ外周の温度を均一にできる。
また、請求項3の発明は、前記貼ローラの外周を前記基板への接着テープの貼り付け長さ以上となるように設定し、該貼ローラの1回転で基板に接着テープを貼り付けるようにした請求項1または2記載の基板への接着テープの貼装置である。
上記のように貼ローラの外周を基板への接着テープの貼り付け長さ(例えば基板の直径以上)となるように設定すれば、該貼ローラの1回転で基板の全面に均一に接着テープを貼り付けることができる。
回転駆動機構で貼ローラを強制的に回転させておくようにしたので、貼ローラの外周温度が対流等に左右されず、均一化され、接着テープの貼り付け時に一定の温度で押圧でき、接着テープの厚みを均一にして基板に貼り付けることができるので、貼り付けた接着テープの張力が均一となり残存応力も軽減できる。
また、上記のように接着テープの張力や厚みを均一にして基板に貼り付けるので、100μm以下の厚みの基板であっても、貼り付け後の残存応力による基板の反りが発生することがなく、基板を破損することがない。
また、貼り付け作業以外の工程時に貼ローラを回転させるようにしたので、貼り付け作業時間に影響せずに貼ローラの外周面全域の加熱温度を均一に保持できる。
さらに、貼ローラの外周を貼り付けする基板の貼り付け長さ以上となるようにしておき、1回転で貼り付けを完了するようにしておけば、接着テープ押圧の際に貼ローラが接着テープに接触した部分の外周面温度が低下しても、その影響を受けずに均一に接着テープを基板に貼り付けることができる。
以下に本発明の接着テープ貼装置の一実施形態について図1乃至図6に基づいて説明する。
図1のように図中手前には機台12上にウエハ15を多段状に複数枚収納したウエハ収納部26と、ウエハ15のノッチやオリフラを検出して位置決めするアライメント部59と、ウエハ15をウエハ収納部26から1枚ずつ取り出してアライメント部59及び貼テーブル18へと移送するとともに接着テープ3が貼り付けられた貼済ウエハ16を貼済ウエハ収納部27へ収納する搬送ロボット17と、接着テープ3が貼り付けられた後の接着テープ貼付け済ウエハ16を積層して収納する貼済ウエハ収納部27が設けられている。
また、図中後方の機台12上には接着テープ貼ユニット62が設けられ、前記接着テープ貼ユニット62には、広幅の接着テープ3を貼テーブル18上に供給する接着テープ供給リール5、前記接着テープ3の粘着面を保護するセパレータ4を接着テープ3から剥離して巻き取るセパレータ巻リール6、貼テーブル18上に接着テープ3を引き延ばすテープチャック14、貼テーブル18上に供給された接着テープ3を貼テーブル18上に吸着保持されたウエハ15に加熱しながら押圧して貼り付ける貼ローラ8、ウエハ15に貼り付けられた接着テープ3をウエハ15の外形に沿って切断するカッターユニット19、前記切断された余剰部分の接着テープ3を巻き取る接着テープ巻リール7が設けられている。
上記ウエハ収納部26は、複数枚のウエハ15を多段上に収納するカセットが設けられ、図示しない適宜な昇降機構によりウエハ15が1枚ずつ搬送ロボット17で取り出されるようになっている。また、搬送ロボット17は、先端に吸着ハンドが設けられ、ウエハ15を下方から吸着するようになっており、旋回と伸縮が自在に構成されている。前記吸着ハンドは、ウエハ収納部26からウエハ15を1枚ずつ吸着しての取り出しとアライメント部59へのウエハ15の移送、アライメント後のウエハ15の貼テーブル18上への移送、貼済ウエハ16の貼済ウエハ収納部27への収納が可能になっている。
また、上記アライメント部59は、搬送ロボット17で搬送されるウエハ15を吸着保持する吸着テーブル60が設けられており、この吸着テーブル60は図示しない適宜の機構で回転が可能になっている。また、吸着テーブル60の近傍には適宜な光学手段でウエハ15のノッチやオリフラを検出する光学センサ61が設けられており、吸着テーブル60により回転されるウエハ15のノッチやオリフラを検出して位置決めするようになっている。
次に接着テープ貼ユニット62について、図1乃至図4に基づいて説明する。本実施形態では接着テープ3として3層のドライフィルムレジストを例として用いるが、これに限定されず、ウエハ15のパターン形成面に貼り付ける保護テープやウエハ15の裏面に貼り付けるダイアタッチフィルムなど基板に貼り付ける各種のテープが好ましく利用できる。
接着テープ貼ユニット62は、図2のように機枠2の右上に接着テープ供給リール5とセパレータ巻き取りリール6が設けられるとともに図示左上に接着テープ巻き取りリール7が設けられている。前記接着テープ供給リール5からは、広幅の接着テープ3がガイドローラ28を経由してテンションローラ29と剥離ローラ30に掛け渡され、剥離ローラ30で前記接着テープ3の粘着面上のセパレータ4が剥離されるようになっている。前記セパレータ4が剥離された接着テープ3は、ガイドローラ31を経て、該接着テープ3の供給途中部分がテープチャック14で保持され、その保持された前方部分(図示左側)がガイドローラ28群を経由して接着テープ巻リール7に巻き取られるようになっている。
前記テンションローラ29は、テンションアームに設けられており、繰り出される接着テープ3による張力変動をテンションアームが水平に保たれるように適宜の機構で制御することで接着テープ3の張力を適正に保つようになっている。
また、上記剥離ローラ30で剥離されたセパレータ4はガイドローラ63群を経由してテンションローラ35で張力が調整されながらセパレータ巻リール6に巻き取られるようになっている。
また、機枠2の中央部にはウエハ15に貼り付けられた接着テープ3をウエハ15の外周方向に沿って切断するカッターユニット19が設けられている。前記カッターユニット19にはカッター20が設けられ、このカッター20は、モータ21による回転が可能になっている。また、カッターユニット19は、支持板22の背面に設けられたスライダ25(図1参照)が機枠2の鉛直方向に設けられたレール23と摺動可能に嵌合することで昇降シリンダ24により上下動するようになっている。
次に上記貼ローラ8について図3及び図4に基づいて説明する。貼ローラ8は、接着テープ3の幅よりやや長いロール状の金属体と、前記金属体の外周に設けられた耐熱性のシリコーンゴム、フッ素ゴム等の弾性体13と、前記金属体の内部に内蔵されたウエハ15の外径以上の長さを有するカートリッジ状の加熱ヒータ10とで構成され、金属体の両側面から突出したローラ軸64、64がベアリングを介して支持枠46に回転可能に軸支されている。なお、加熱ヒータ10の外周を、ウエハ15の直径以上の長さに設定しておけば、ウエハ15に接着テープ3を貼り付ける際に貼ローラ8の貼り付けに使用する部分の全体を均一に加熱する面で好ましい。さらには、接着テープ3全体に熱を均一に与える面で接着テープ3の幅以上の長さの加熱ヒータ10を用いることがより好ましい。
また、上記ローラ軸64の一端には耐熱性のゴムリング11が外嵌され、貼ローラ8と一体に回転するようになっており、ローラ軸64の他端側は貼ローラ8に内蔵された加熱ヒータ10に接続されたヒータ線が貼ローラ8の回転と分断するように適宜な部材(スリップリング等)を通じて外方に引き出され図示しない制御回路に接続されている。
なお、貼ローラ8の外周が、貼り付けを行なうウエハ15への接着テープ3の貼り付け長さ(例えばウエハ15の直径)以上となるように設定することが好ましく、8インチウエハであれば例えば貼ローラ8の外径を80mmに設定する。このようにすれば、貼り付け時に貼ローラ8の回転1回で貼り付けが行なえ、一度貼り付けに使用された部分の温度低下の影響を受けずに接着テープ3を均一に貼り付けすることができる。
上記支持枠46は上方に設けられた支持枠44にシリンダ47及びガイド45を通じて上下動可能に接続されており、シリンダ47を作用させることで貼ローラ8が接着テープ3の背面側から貼テーブル18上に吸着保持されたウエハ15接着テープ3を押圧するようになっている。
また、支持枠44の両側部にはスライダ43が設けられており、両機枠2、2の内側面貼り付けテーブル18面に沿って敷設されたレール41、41と嵌合し、レール41、41に沿って支持枠44と一体に貼ローラ8が貼り付けテーブル18上を水平動自在になっている。
また、図1、図4のように支持枠44の一端は、ベルト40と接続され、このベルト40は、駆動プーリ38と従動プーリ39に掛け渡されており、駆動プーリ38に接続されたモータ37を駆動することでベルト40を介して貼ローラ8が支持枠44と一体に上記レール41、41に沿って水平動するようになっている。
また、貼ローラ8の(図示右側)にはガイドローラ31が、貼ローラ8の最下端よりも低位置に位置するように設けられ、このガイドローラ31は支持枠44の両側面から鉛直下方に延びた支持板に軸支されており、支持枠44を介して貼ローラ8とともに水平動自在になっている。
また、図1、図2、図4のように貼ローラ8は、接着テープ貼始端部32と貼終端部33との間を往復動可能になっており、前記貼終端部33の近傍には、回転ローラ34が設けられている。
前記回転ローラ34は、モータ36と接続され回転自在となっており、このモータ36は、図3のように機台12手前側の機枠2の下方に延設された支持枠42に固定されて回転駆動機構9を構成している。なお、このモータ36や回転ローラ34は適宜、昇降動可能に設けても良い。
前記回転ローラ34は、貼ローラ8が上昇位置で回転ローラ34上に位置する時に貼ローラ8のローラ軸64の一端に設けられたゴムリング11と接して係合するようになっており、ゴムリング11と回転ローラ34が係合した際にモータ36を駆動して回転ローラ34を回転させ、この回転力をゴムリング11に伝達して貼ローラ8を回転させるようになっている。なお、この回転ローラ34の回転は絶えず回転させておいても良いし、省電力化から、ゴムリング11と係合した際にだけセンサ等で検知し、回転させるようにしても良い。
次に、貼テーブル18の詳細について図2及び図3に基づいて説明する。
テーブル18は、その上面に載置されたウエハ15を吸着保持する円形の内周テーブル50とその外周に設けられ、内周テーブル50の部分がくり貫かれた矩形状の外周テーブル51とから構成されている。この内周テーブル50鉛直下方向けて2本のレール54、54が延設され、これら両レール54、54の下端は、機台12に沿って水平に設けられた支持板53に固定されている。
また、前記外周テーブル51の鉛直下方向けて2枚の支持板が対向するように延設され、これらの支持板の下方にそれぞれスライダ55、55が設けられており、これらスライダ55、55前記両レール54、54のそれぞれに摺動可能に嵌合されている。
また、前記外周テーブル51の下方には2つのシリンダ52が接続されており、外周テーブル51は、前記シリンダ52、52を作用させることで、前記両レール54、54に沿って内周テーブル50に対して上下動可能になっている。
また、機台12上には間隔をおいて機台12と平行にベース板48が設けられ、このベース板48は、貼テーブル18部分に開口が設けられており、その開口に2個のスライダ49、49が対向するように設けられている。
前記支持板53の鉛直下方に向けて2本のレール56、56が延設され、これら両レール56、56が、前記スライダ49、49と摺動可能に嵌合している。また、前記支持板53の下面には機台12上に設けられたシリンダ57が接続されている。
前記支持板53はシリンダ57を駆動することにより、前記両レール56、56に沿って機台12に対して上下動可能になっており、前記支持板53を上下動させることにより、支持板53と一体に内周テーブル50と外周テーブル51が上下動するようになっている。すなわち、貼テーブル18は、機台12に対しての全体の上下動と外周テーブル51の内周テーブル50に対する独立した上下動とが可能になっている。
以上が、本発明の接着テープ貼装置の構成であり、次に接着テープの貼り付け動作について、図5及び図6に基づいて説明する。なお、本実施形態においては、接着テープ3として保護フィルム66、ドライフィルムレジスト67、セパレータ4の3層で構成されたものを用いる。
図5(a)の二点鎖線のように、初期位置として貼ローラ8は上昇位置で貼終端部33の右側方に位置し、加熱ヒータ10により加熱された(例えば100℃)状態にある。また、ゴムリング11が回転ローラ34に係合した状態にあり、モータ36の駆動により回転ローラ34が回転されて、貼ローラ8が強制的に回転駆動されて外周面全域の加熱温度が均一に保持されている。
また、アライメント部59で位置決めされたウエハ15が内周テーブル50上に搬送され吸着保持される。この時、外周テーブル51をシリンダ52で昇降させてウエハ15の上面と外周テーブル51の上面とを一致させる。
続いて、剥離ローラ30でセパレータ4が剥離された接着テープ3をテープチャック14でチャックしながら、テープチャック14と貼ローラ8が実線位置の貼始端部32側に移動することで接着テープ3が貼テーブル18上に引き出される。この時、図示しないセンサにより、回転ローラ34は貼ローラ8のゴムリング11が係合していないことを検知して回転を停止する。
図5(b)のように貼ローラ8をシリンダ47の作用で貼始端部32に下降させ、接着テープ3の上面位置と一致するようにするとともに、貼テーブル18が貼り付け高さまでシリンダ57の作用で上昇する。なお、この時の貼テーブル18の上昇端を接着テープ3の粘着面よりも適宜な量高くなるように設定すれば、一定の貼ローラ8の押込み量を持って接着テープ3をウエハ15に貼り付けることができる。
また、図示しないが、ウエハ15の上面を外周テーブル51の上面より突出するように内周テーブル50の高さを調節しておき、貼テーブル18の上昇端を接着テープ3の粘着面よりも適宜な量高くなるように設定すれば、貼けローラ8の押圧力が高まり、凹凸のあるウエハ15の凹凸に接着テープ3を埋め込むように貼り付けることができる。
図5(c)のように加熱されたローラ8が、ウエハ15上を始端部32から貼終端部33に向けて押圧転動し、接着テープ3をウエハ15上に貼り付ける。
図6(d)のように貼ローラ8は貼テーブル18からシリンダ47の作用で上方に離間し、水平動して貼終端部33の右側方の回転ローラ34上に移動する。この時、貼ローラ8の前方に位置するガイドローラ31が接着テープ3をガイドするようになっているので貼ローラ8は接着テープ3から離間した状態となる。また、貼ローラ8のローラ軸64に取り付けられたゴムリング11は、回転ローラ34と接して係合した状態となる。
次に図6(e)のようにカッターユニット19がシリンダ24の作用で下降し、カッター20がモータ21により回転してウエハ15の外周に沿って接着テープ3を切断する。また、貼ローラ8のゴムリング11が回転ローラ34に係合したことが検知され、回転駆動機構9のモータ36を駆動して回転ローラ34を回転させることにより、貼ローラ8がゴムリング11を介して回転を始める。
図6(f)のように貼テーブル18が下降し、余剰部分の接着テープ3が貼テーブル18に密着して貼テーブル18とともに下降する。なお、貼ローラ8は加熱状態で回転ローラ34の回転により回転が続けられる。
図6(g)のようにテープチャック14が開放し、貼テーブル18上をテープチャック14のローラが矢印方向に水平動することで、余剰部分の接着テープ3が貼テーブル18から剥離される。
上記工程が繰り返され、複数枚のウエハ15に接着テープ3が連続的に貼り付けられる。
また、上記のように、貼ローラ8は貼り付け動作を行なっていない間は加熱されながら回転駆動機構9で回転され、次の貼り付け動作に備えて外周面の加熱温度の均一化が行なわれる。
貼り付けが完了した貼済ウエハ16は、保護フィルム66が剥離され、露光やエッチング等に供される。
なお、上記の貼ローラ8の回転数は、使用する貼ローラ8の材質や径にも依存するため特に限定はされないが、2〜5rpmで行なうことが好ましく、これより低速となると加熱ヒータ10からの熱の拡散が不十分となり貼ローラ8の温度分布が均一化し難く、また、高速となると、冷却効果により貼り付け温度よりも低温となり易い。
また、上記回転時間も使用する貼ローラ8の材質や径にもよるため特に限定しないが、30〜40秒程度回転させることが好ましく、ウエハ15の1枚の貼付け毎に要する時間を考慮して、貼ローラ8が待機している間に回転させておけば良い。
また、回転駆動機構9は本実施形態においては、貼終端部33の右側方に設けたが、これに限定されるものではなく、接着テープ貼り付け作業時に貼ローラ8やカッターユニット19の動作の妨げにならない範囲で適宜の位置に設けることが可能である。
また、接着テープ3として上記のドライフィルムレジストだけでなく、各種サイズ、各種形状の基板に加熱しながら貼り付けるもの(例えばダイアタッチフィルム、保護テープ、ダイシングテープ)であれば、使用できる。
本発明の接着テープ貼装置の平面図である。 図1のA−A方向矢視図である。 図1のB−B方向矢視図である。 本発明の接着テープ貼装置の要部拡大説明図である。 (a)乃至(c) 本発明の接着テープの貼り付け動作を表す説明図である。 (d)乃至(g) 本発明の接着テープの貼り付け動作を表す説明図である。
1 接着テープ貼装置
2 機枠
3 接着テープ
4 セパレータ
5 接着テープ供給リール
6 セパレータ巻リール
7 接着テープ巻リール
8 貼ローラ
9 回転駆動機構
10 加熱ヒータ
11 ゴムリング
12 機台
13 弾性体
14 テープチャック
15 ウエハ(基板)
16 貼済ウエハ
17 搬送ロボット
18 貼テーブル
19 カッターユニット
20 カッター
21 モータ
22 支持板
23 レール
24 昇降シリンダ
25 スライダ
26 ウエハ収納部
27 貼済ウエハ収納部
28 ガイドローラ
29 テンションローラ
30 剥離ローラ
31 ガイドローラ
32 貼始端部
33 貼終端部
34 回転ローラ
35 テンションローラ
36 モータ
37 モータ
38 駆動プーリ
39 従動プーリ
40 ベルト
41 レール
42 支持枠
43 スライダ
44 支持枠
45 ガイド
46 支持枠
47 シリンダ
48 ベース板
49 スライダ
50 内周テーブル
51 外周テーブル
52 シリンダ
53 支持板
54 レール
55 スライダ
56 レール
57 シリンダ
58 支持枠
59 アライメント部
60 吸着テーブル
61 光学センサ
62 接着テープ貼ユニット
63 ガイドローラ
64 ローラ軸
65 レール
66 保護フィルム
67 ドライフィルムレジスト

Claims (3)

  1. その上面に基板を吸着保持する貼テーブルと、該貼テーブルの接着テープ貼始端部と貼終端部との間を該貼り付けテーブルと相対的に往復動可能に、かつ貼テーブル面と相対的に昇降可能に支持された貼ローラとからなり、前記貼テーブルに吸着保持された基板上に前記貼ローラ接着テープを押しながら、該貼ローラと前記貼り付けテーブルを相対的に水平動させて接着テープを基板上に貼り付けるようにした基板への接着テープ貼装置において、
    前記貼ローラを回転自在となし、その内部には加熱ヒータを内蔵して該貼ローラの外周部全面を加熱可能に構成するとともに、前記貼テーブルの近傍には、前記接着テープとの離間位置で貼ローラを強制的に回転駆動せしめる回転駆動機構を設け、該回転駆動機構で貼ローラを強制回転させることにより、該貼ローラの外周面全域の加熱温度を均一に保持させるようにしたことを特徴とする基板への接着テープ貼装置。
  2. 前記貼ローラの回転駆動を接着テープの貼り付け待機時に行なうようにしたことを特徴とする請求項1記載の基板への接着テープ貼装置。
  3. 前記貼ローラの外周を前記基板への接着テープの貼り付け長さ以上となるように設定し、該貼ローラの1回転で基板に接着テープを貼り付けるようにしたことを特徴とする請求項1または2記載の基板への接着テープの貼装置。
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