JP5055509B2 - 基板への接着シートの貼付け装置 - Google Patents

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Description

本発明は基板への接着シートの貼付け装置に関する。さらに詳しくは半導体ウエハ等の基板にダイボンドテープ等の接着シートを加熱しながら貼付ける基板への接着シートの貼付け装置に関する。
一般に、半導体装置の製造工程において、表面に回路パターンが形成されたウエハは、回路パターン面に保護テープが貼付けられた後、裏面研磨が行われて薄厚化が行われ、続いて最近ではウエハの裏面研磨面にダイボンドテープが貼付けられている。このダイボンドテープが貼付けられたウエハはダイシングテープを介してリングフレームに回路パターン面を上にしてマウントされ、続いて表面の保護テープ上に剥離テープ等を貼付けて剥離テープと保護テープを一体に剥離した後、ダイシング工程で個々の半導体チップとされる。さらに、半導体チップはリードフレーム等のダイパッド上にダイボンドされた後、ワイヤボンディング等で配線され、モールド樹脂による封止を行なってICやLSIの製品となる。
上記ダイボンドテープはウエハよりも広幅で接着シートとセパレータの2層で構成されており、このダイボンドテープのウエハへの貼付けは、セパレータを剥離しながら接着シートを例えば100〜160℃に加熱したウエハに貼付け、ウエハの外周に沿って接着シートをカッタ刃で切断した後、余剰部分の接着シートを巻き取って行なわれていた。
しかし、ダイボンドテープは加熱されたウエハに貼付けられ、そして加熱状態で切断されるため、この切断されたダイボンドテープの内側切断縁と、外周余剰部分の切断縁同士が互いに付着してしまうという問題があった。
そこで、ウエハを保持する載置テーブルの外周部分に載置テーブルとは間隔を開けてテープサポートテーブルを設け、そのテープサポートテーブルにウエハ外周に沿った吸引凹溝を設けておき、切断後の外周余剰ダイボンドテープの切断縁を吸引凹溝で吸引して立ち上げることで、ウエハに貼付けられたダイボンドテープの切断縁と外周余剰部分の切断縁同士を互いに分離させて再付着しないようにすることが行なわれている(例えば特許文献1)。
ところで、最近では、携帯機器の普及により、半導体ウエハは一層の小型化が求められ、半導体ウエハも50μm程度の薄型化が行なわれている。これに伴い、ダイボンドテープ(接着シートに相当)自体の厚みも薄厚化され、テープ自体の剛性も弱くなり、ウエハへの貼付けもセパレータを残したまま2層の状態でウエハへ貼付けられることも行なわれている(例えば特許文献2、特許文献3)。
上記の特許文献2においてはセパレータ(基材に相当)を残したままリングフレームにマウントし、ダイシング工程の後、セパレータをダイシングテープ上に残して半導体チップをピックアップし、ダイボンドが行なわれるようになっている。
また、特許文献3においては上記特許文献2と同様の工程を経るか、もしくはウエハにセパレータ(カバーフィルムに相当)を残した状態(原シートに相当)でダイボンドテープを貼付け、ウエハを再加熱(例えば180℃程度)してダイボンドテープとウエハの接着性を高めた後、セパレータを剥離させることが行われている。
特開2002−134438 特開平10−112494 特開2003−257898
しかし、上記特許文献1の貼付けは最近のダイボンドテープの薄厚化により、セパレータを残したままの状態でダイボンドテープをウエハに貼付けるとセパレータに剛性があるため、ダイボンドテープをウエハ外周に沿って切断しながらそのダイボンドテープの切断縁を吸引凹溝に吸着させようとしても吸引凹溝に沿った吸着ができずにリークが発生する。
このため、余剰部分のダイボンドテープの切断縁の立ち上げが行なえず、ダイボンドテープの余剰部分の切断縁がウエハに貼付けられたダイボンドテープの外周切断縁と再付着し、ダイボンドテープが糸を引いてウエハに付着するなど、半導体チップの不良につながる問題があった。
さらに、上記の吸引凹溝にダイボンドテープの切断縁をセパレータと共に吸引できたとしても、ダイボンドテープの切断後、剥離ローラで余剰部分のダイボンドテープを剥離していくと吸引凹溝の一部分でリークが発生し、余剰部分のダイボンドテープの切断縁が平坦に戻ってウエハに貼付けられたダイボンドテープの外周切断縁と再付着する問題があった。
また、特許文献2や特許文献3の方法は吸引凹溝を備えておらず、ダイボンドテープの切断後に余剰部分のダイボンドテープの切断縁がウエハに貼付けられたダイボンドテープの外周切断縁と再付着し、半導体チップの不良につながる問題があった。
さらに、特許文献3の方法はダイボンドテープ貼付け後、再加熱を行なってからセパレータを剥離させており、セパレータに耐熱性が要求される問題があるため、コストが高くつく問題があった。
そこで本発明の目的は、広幅のダイボンドテープ等の接着シートをウエハ等の基板に貼付けて切断した後に余剰部分の接着シートの切断縁と基板に貼付けられた接着シートの外周切断縁とが再付着しないようにすることを目的とする。
上記のような課題を解決するために請求項1の発明は、接着シートとセパレータの少なくとも2層構造からなり、かつ基板よりも広幅に形成された原接着シートを貼付けテーブルに吸着保持された基板上に貼付けローラで貼付けた後、原接着シートを基板外周に沿って切断し、切断後、原接着シートの切断縁部分を基板外周縁から分離するようにした基板への接着シート貼付け装置において、前記貼付けテーブルを昇降可能に機台上に配設し、この貼付けテーブルを前記基板を加熱し吸着保持する基板載置テーブルと、該基板載置テーブルの外周側に適宜な間隔を在して配置され、基板載置テーブルに対して上昇可能に設けられた外周テーブルとから構成するとともに、前記外周テーブル面には、その全周縁に沿って吸引凹溝を形成し、前記基板に貼付けられた原接着シートの切断時に前記吸引凹溝内に作用させた吸引力によって切断途上の原接着シートの切断縁付近を吸着し、切断後、前記外周テーブルを前記基板載置テーブルから上昇せしめることによって原接着シートの切断縁部分を基板外周縁から分離するようにした基板への接着シート貼付け装置である。
以上のように本発明によれば、貼付けテーブルを基板載置テーブルと、外周テーブルとから構成するとともに、その外周テーブル面に吸引凹溝を形成し、基板に貼付けられた原接着シートの切断時に吸引凹溝に切断途上の原接着シートの切断縁付近を吸着させ、前記外周テーブルを前記基板載置テーブルから上昇させることにより、原接着シートの切断縁を基板外周縁から分離するようにしたので、余剰部分の原接着シートの切断縁部分と基板に貼付けられた原接着シートの外周切断縁が再付着せず、基板の不良も発生しない。
さらに、吸引凹溝の吸引がリークしても、外周テーブルを基板載置テーブルに対して上昇させているので、余剰部分の原接着シートの切断縁と基板外周縁が再付着せず、基板の不良が発生しない。
また、加熱する基板載置テーブルと外周テーブルが分離されているので接着シート貼付け時に必要以外の部分に熱が伝わらず、剥離時に余剰部分の接着シートを容易に剥せる。
また、セパレータを残した状態で基板に接着シートを貼付ける事ができ、接着シートの剛性を保った状態で貼付けができるので接着シートが薄厚化してもしわや気泡無く基板に貼付ける事ができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。
図1は本発明の接着シート貼付け装置を適用したウエハマウント装置の概略平面図であり、図1に基づいてウエハWに接着シートを貼付けてリングフレームにマウントするまでの工程を以下に説明する。
図中左端中央にウエハ供給部2が設けられ、回路形成面に保護テープ38が貼付けられたウエハWが収納カセットに多段状に収められており、多関節ロボット12の先端に設けられた吸着ハンドで1枚ずつウエハWが取り出されるようになっている。前記多関節ロボット12は、先端に設けられた吸着ハンドでウエハWを吸着するようになっており、ウエハWをウエハ供給部2からウエハ載置台3へと搬送するようになっている。
上記取り出されたウエハWは、前記多関節ロボット12の吸着ハンドで一旦ウエハ載置台3に載置された後、ウエハWより小径の吸着搬送体13で吸着保持された状態でアライメント部71に搬送される。前記アライメント部71は、吸着搬送体13を回転させることでウエハW外周端に設けられたノッチやオリフラ部を適宜な手段のアライメントセンサ14で検知し、位置決めを行なうようになっており、前記ウエハWが位置決めされる。
上記位置決めされたウエハWは裏面を上にして図中中央下の原接着シート貼付け部4に設けられた貼付けテーブル20上に吸着保持され貼付けテーブル20内に設けられた適宜の加熱手段(図示しない)によって加熱される(貼付けテーブル20の詳細は後述する)。
図1及び図2のようにこの加熱されたウエハW上には、ウエハWよりも広幅でセパレータ62と接着シート61が重ねられて一体となった原接着シート43がテープチャック18によって挟持されながら引出される。上記ウエハW上に引出された原接着シート43は、貼付けローラ16が原接着シート43の引出し方向に水平動しながら該接着シート43を押圧することで貼付けられる。
上記ウエハWに貼付けられた原接着シート43はカッタ19によってウエハWの外周に沿って切断され、余剰な原接着シート43を剥離ローラ17の作用で剥離した後、原接着シート巻取部21に巻き取られる。
原接着シート43の貼付けが完了したウエハWは、貼付けテーブル20上に吸着保持された状態で図中右方向の二点鎖線位置まで適宜手段(図示しない)により水平動し、上方の吸着搬送体22にウエハWが受け渡された後、貼付けテーブル20は原接着シート貼付け部4に戻る。
上記吸着搬送体22に吸着保持されたウエハWは、図中右下のセパレータ剥離部5の剥離テーブル23が吸着搬送体22の下方の二点鎖線位置まで水平動し、剥離テーブル23に受け渡され吸着保持される。
上記剥離テーブル23が二点鎖線位置から右方向の実線位置に戻る際に上方の剥離ユニット24が作用してウエハWに貼付けられた原接着シート43からセパレータ62が剥離される。なお、剥離ユニット24は、例えば剥離テープをセパレータ62上に貼付け、セパレータ62を剥離テープと一体に剥離するように構成すれば良い。
上記セパレータ62の剥離が完了したウエハWは吸着搬送体22によってウエハ再加熱部6の加熱テーブル25上に搬送された後、前記加熱テーブル25上に吸着保持される。前記ウエハWは、適宜手段(図示しない)で加熱テーブル25を加熱(例えば180℃で1分程度)することにより加熱される。このウエハWの加熱により、貼付けられた接着シート61のウエハWへの密着性が高められ、ダイボンド工程を行なう際の信頼性が向上させられる。
再加熱の完了したウエハWは吸着搬送体26によって図中中央の下チャンバ7に搬送され下チャンバ7内のマウントテーブル27上に載置された後、下チャンバ7は上チャンバ72の下方に適宜手段(図示しない)によって移動する。
また、上記の接着シート61の貼付けと並行して、リングフレームRにダイシングテープ31が貼付けられるようになっており、このリングフレームRへのダイシングテープ31の貼付けは次のように行なわれる。
まず、リングフレームRが多段収納されたリングフレーム供給部8からエレベータ機構(図示しない)によって供給され、搬送アーム28によって1枚ずつ取り出されてダイシングテープ貼付け部73に搬送される。
ダイシングテープ貼付け部73に搬送されたリングフレームRの上方にダイシングテープ31が引出され、前記ダイシングテープ31が貼付けローラ32で押圧されながらリングフレームRに貼付けられる。続いて、カッタユニット30の作用によりリングフレームR形状にダイシングテープ31が切り抜かれる。なお、広幅のダイシングテープ31に代えて予めリングフレームRの形状に形成されたプリカットタイプのダイシングテープを貼付けるようにしても良い。
上記ダイシングテープ31が貼付けられたリングフレームRは、上チャンバ9の下方に移動した下チャンバ7内のウエハW周囲の適宜テーブル(図示しない)上に傾斜状態で載置される。
次に上チャンバ9が下チャンバ7と合わさって閉じた後、チャンバ内を真空状態とし、傾斜配置されたリングフレームRを揺動させながらスポンジ等の柔軟な貼付けローラ(図示しない)の軽い押圧によって、ウエハWの接着シート61が貼付けられた面とリングフレームRがダイシングテープ31を介して貼付けられる。
さらに、チャンバ内を大気圧に戻しながら差圧をもってウエハWとダイシングテープ31が密着されてマウント済ウエハ74が完成される。続いて、マウント済みウエハ74は吸着搬送アーム34によって剥離テーブル36上に搬送され、吸着搬送アーム34に設けられたモータ35によって反転されて、マウント済ウエハ74の保護テープ38が貼付けられた側が上面となるよう剥離テーブル36上に載置される。
記マウント済ウエハ74は保護テープ剥離部10へ移し、保護テープ38を適宜手段(例えば剥離テープを保護テープ38上に貼付け、保護テープ38を剥離テープと一体に巻き取って剥離させる)で剥離させる。
保護テープ38の剥離されたマウント済ウエハ75はマウント済ウエハ収納部11に順次押し込まれ収納される。
続いて、本発明の接着シート貼付け装置の実施形態について図2乃至図10に基づいて説明する。
図2は図1のA−A方向の断面矢視図であり、機台58上にレール59が設けられ、このレール59は、図1の原接着シート貼付け部4から吸着搬送体22の下方の二点鎖線位置に渡って敷設されている。
前記底板67の下面にはガイド60が設けられ、このガイド60がレール59と嵌合することで底板67がレール59上を水平動自在になっている。この底板67の左右には上方部に向けて支持枠77、77が立設されており、これら支持枠77、77の上端に外側に向けてガイド68、68が設けられている。これらガイド68、68と嵌合するようにレール56、56が両側壁78、78に沿って設けられている。
また、テーブルベース53が、前記レール59と間隔を有して平行に設けられており、前記テーブルベース53の左右下方には鉛直方向に向けて前記両側壁78、78が対向するように固定されている。また、前記テーブルベース53は、底板67に立設された昇降シリンダ57によって上記レール56に沿って上下動自在になっている。
上記テーブルベース53上には貼付けテーブル20が固定されており、その貼付けテーブル20はテーブルベース53と一体となって上下動自在に構成されると共にレール59に沿って適宜な駆動手段(図示しない)により水平動自在に構成されている。
また、上記貼付けテーブル20は、載置されたウエハWを吸着部39によってその上面で吸着保持するとともに適宜手段(図示しない)で載置されたウエハWの加熱が可能な基板載置テーブル40と、この基板載置テーブル40を取り囲むように分離独立させた外周テーブル42とで構成されている。なお、吸着部39は吸着孔が複数設けられたものや、多孔質のポーラス状のもの等で構成すれば良い。
以下、図2、図3、図5を参照してこの外周テーブル42の構造を説明する。
外周テーブル42は、中央に円形穴が形成されている。前記外周テーブル42の円形穴に沿って基板載置テーブル40を取り囲むように円形に吸引凹溝41が設けられ、この吸引凹溝41の底部には複数の吸引孔63が設けられている。これらの各吸引孔63は連通して、その少なくとも1箇所が図示しない真空ポンプと接続され、吸引孔63を通じて吸引凹溝41内を吸引するようになっている。
また、外周テーブル42の上面には吸引凹溝41を取り囲むようにシリコーン等で形成された密着シート64が設けられ、接着シート61の貼付け時に接着シート61と外周テーブル42が密着して、気泡の混入を防止したり、接着シート61を切断する際に接着シート61がずれたりすることを防止する。また、吸引凹溝41の周囲に貼付けられた接着シート61が外周テーブル42の吸引凹溝41の周囲と密着することで吸引凹溝41の吸引力も高めることができる。
また、外周テーブル42の貼付け開始端側には接着シート61の引出し方向と垂直に面取り部66が設けられ、接着シート61の余剰部分が外周テーブル42と接触することで次に貼付ける部分にテーブル角部が押し当てられて型が付かないようになっている。このことにより、余剰部分の接着シート61の間隔を短くでき、接着シート61の無駄を低減できる。
図5のように外周テーブル42の下面四隅のそれぞれにはネジ部材52が設けられ、このネジ部材52は、テーブルベース53にベアリング69を介して回動可能に設けられたナット部材77と螺合している。また、これらのナット部材77は下方に設けられた上下2連のプーリ51に嵌合して固定されている。
上記プーリ51は、モータ48(図2、図3参照)の駆動によりモータ48の軸に固定されたプーリ49が回転することで、ベルト50を通じて回転するようになっており、このプーリ51の回転によりプーリ51に固定されたナット部材77がプーリ51と一体に回転するようになっている。前記ナット部材77が回転することでこのナット部材77に螺合されたネジ部材52が上下動し、このネジ部材52を通じて外周テーブル42が基板載置テーブル40とは独立して上下動するようになっている。
また、前記プーリ51と外周テーブル42の残り3箇所の角部に設けられた3つのプーリ65にベルト54が掛け渡され、このベルト54は適正な張力が保たれており、モータ48の駆動力を各プーリ65に伝達するようになっている。
図2のように上記貼付けテーブル20の上方には、接着シート61とセパレータ62が重ねられた原接着シート43を供給する接着シート供給部15が設けられ、供給される原接着シート43はガイドローラ46、貼付けローラ16、剥離ローラ17、テープチャック18を経由し、巻取側に位置するガイドローラ70、ダンサローラ76、ガイドローラ47を経て原接着シート巻取部21に巻き取られるようになっている。
また、貼付けテーブル20上の原接着シート43を介して上方にはカッタ刃19が設けられている。前記カッタ刃19は、適宜な機構(図示しない)による上下動とモータ44による回転が可能になっており、ウエハWの外周に沿った原接着シート43を切断するようになっている。
上記貼付けローラ16は、シリンダ45の作用により貼付けテーブル20への原接着シート43の押圧が可能になっており、適宜な駆動源(図示しない)による貼付けテーブル20上の水平動が可能になっている。
また、剥離ローラ17は上下2個のローラで原接着シート43を挟持して、回動しながら巻取側へと水平動するようになっており、貼付け時には貼付けローラ16の前方で張力を保ち、剥離時には上側のローラが上動して挟持を開放した状態で上下のローラが初期位置に戻りながら余剰部分の原接着シート43を前記外周テーブル42から剥離するようになっている。
また、テープチャック18は適宜手段(図示しない)で開閉自在で原接着シート43の引出し時にテープチャック18を閉じて原接着シート43を挟持しながら巻取側へ水平動し、原接着シート43を貼付けテーブル20上に引出すようになっている。
また、原接着シート43の巻取側にはダンサローラ76が設けられており、原接着シート43の張力変動を上下動することで吸収し、原接着シート43の張力を適正に保つようになっている。
前記ダンサローラ76で張力を適正に保たれた原接着シート43は、ガイドローラ47を経由して原接着シート巻取部21に巻き取られるようになっている。
以上が本発明の接着シート貼付け装置の構成であり、次に接着シート61の貼付け方法を図6乃至図10に基づいて説明する。
まず、図6(a)のように基板載置テーブル40上に保護テープ38の貼付け面を下側にしてウエハWを載置し、吸着部39によってウエハWを吸着保持すると共に基板載置テーブル40を適宜手段(図示しない)で加熱(例えば130℃)しておき、外周テーブル42の上面をウエハWの裏面と同じ高さにしておく。続いてテープチャック18が図示矢印方向に水平動することによってセパレータ62と接着シート61が重ねられた原接着シート43がウエハW上に引出される。
図6(b)のように引出された原接着シート18は貼付けローラ16と剥離ローラ17が二点鎖線位置から実線位置に移動することによって貼付けローラ16の押圧でウエハWに原接着シート43が圧着されながら貼付けられる。なお、この時、貼付けローラ16も加熱するようにしても良い(この場合、貼付け時以外は貼付けローラ16と原接着シート43を離間させるようにしておく)。
図6(c)のように貼付けローラ16はウエハWに原接着シート43を圧着した後、初期位置に再度原接着シート43を圧着しながら後退する。この貼付けローラ16の後退途中で吸引孔63を吸引し、吸引凹溝41内に負圧を発生させる。
続いて、図7(d)及び図9(a)のようにカッタ刃19が下降し、カッタ刃19を回転駆動させることで基板載置テーブル40と外周テーブル42の間隙部分の原接着シート43をウエハWの外周に沿って切断してくり貫く。
図7(e)及び図9(b)実線部のように上記原接着シート43の切断と同時に吸引凹溝41内の負圧によって、原接着シート43の切断した余剰部分の切断縁付近が吸引凹溝41内に吸着されて立ち上げられ、ウエハW側に貼付けられた原接着シート43の外周縁から分離される。
この後、図7(f)及び図9(b)二点鎖線部のように外周テーブル42をモータ48の駆動により上昇させ、ウエハW側に貼付けられた原接着シート43の外周縁部分と切断された余剰部分の原接着シー43の切断縁部分とを分離して遠ざけることで原接着シート43の吸着がリークして解けても余剰部分の接着シート61の切断された切断縁部分とウエハWに貼付けられた接着シート61の外周縁部分とが再付着することがない。
続いて、図8(g)のようにテープチャック18の開放と上側の剥離ローラ17の上昇により、前記テープチャック18による原接着シート43の挟持を開放し、テープチャック18と剥離ローラ17が実線の初期位置に戻る。この時、剥離ローラ17の作用により貼付けテーブル20上に貼り付いた余剰部分の原接着シート43が剥離される。なお、図10(c)のように剥離ローラ17が吸引凹溝41の近傍上方に位置した時、吸引凹溝41の吸引がリークし始め、原接着シート43が平坦に戻ることになるが、外周テーブル42を上昇させてウエハW側の原接着シート43の外周縁部分から分離させているので再付着することがない。
原接着シート43の貼付けが完了したウエハWは上記のようにセパレータ剥離部5に搬送されてその表面のセパレータ62が剥離され、接着シート再加熱部6で再加熱(例えば180℃で1分程度)された後、リングフレームRへのマウントに供される。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、発明の範囲の中で適宜変更できる。
例えば、接着シートとしてレジストフィルムにも適用でき、また各種粘着テープ類であっても再付着防止が必要なものであれば適用できる。また、接着シートの表面及び裏面にセパレータが設けられた3層構造の接着シートの場合は、セパレータを1層剥離しながら供給し、接着シートの表面側にセパレータが1層残るように貼付けを行なえば良い。
また、使用する基板も半導体ウエハだけではなく、MEMS用基板やガラス基板等、各種の基板を使用することができる。
吸引凹溝の形状もV字、U字形状など基板側に貼付けられた接着シートと切断された余剰部分の接着シートが分離できるものであれば各種の形状を使用でき、接着シートやセパレータの厚さに応じて適宜な深さや大きさにすることができる。
また、本実施例では外周テーブル42を上昇させるようにしたが、内周に位置する基板載置テーブル40側を下降させても良い。
本発明の接着シート貼付け装置を適用したウエハマウント装置の概略平面図である。 図1のA−A方向の断面矢視図である 本発明の接着シート貼付け装置の貼付けテーブル部の平面図である。 図3のB−B方向の矢視断面図である。 図3のC−C方向の拡大断面矢視図である。 (a)乃至(c)は接着シートの貼付け動作を示す説明図である。 (d)乃至(f)は接着シートの貼付け動作を示す説明図である。 (g)は接着シートの貼付け動作を示す説明図である。 (a)、(b)は接着シート貼付け動作を示す要部拡大説明図である。 (c)は接着シート貼付け動作を示す要部拡大説明図である。
W ウエハ(基板)
R リングフレーム
1 ウエハマウント装置
2 ウエハ供給部
3 ウエハ載置台
4 原接着シート貼付け部
5 セパレータ剥離部
6 接着シート再加熱部
7 下チャンバ
8 リングフレーム供給部
9 上チャンバ
10 保護テープ剥離部
11 マウント済ウエハ収納部
12 多関節ロボット
13 吸着搬送体
14 アライメントセンサ
15 接着シート供給部
16 貼付けローラ
17 剥離ローラ
18 テープチャック
19 カッタ
20 貼付けテーブル
21 原接着シート巻取部
22 吸着搬送体
23 剥離テーブル
24 剥離ユニット
25 加熱テーブル
26 吸着搬送体
27 マウントテーブル
28 吸着搬送アーム
29 ダイシングテープ巻取部
30 カッタユニット
31 ダイシングテープ
32 貼付けローラ
33 ダイシングテープ供給部
34 吸着搬送アーム
35 モータ
36 剥離テーブル
37 剥離ユニット
38 保護テープ
39 吸着部
40 基板載置テーブル
41 吸引凹溝
42 外周テーブル
43 原接着シート
44 モータ
45 シリンダ
46 ガイドローラ
47 ガイドローラ
48 モータ
49 プーリ
50 ベルト
51 プーリ
52 ネジ部材
53 テーブルベース
54 ベルト
56 レール
57 昇降シリンダ
58 機台
59 レール
60 ガイド
61 接着シート
62 セパレータ
63 吸引孔
64 密着シート
65 プーリ
66 面取り部
67 支持板
68 ガイド
69 ベアリング
70 ガイドローラ
71 アライメント部
72 ウエハマウント部
73 ダイシングテープ貼付け部
74 マウント済ウエハ
75 マウント済ウエハ
76 ダンサローラ
77 支持枠
78 側壁

Claims (1)

  1. 接着シートとセパレータの少なくとも2層構造からなり、かつ基板よりも広幅に形成された原接着シートを貼付けテーブルに吸着保持された基板上に貼付けローラで貼付けた後、原接着シートを基板外周に沿って切断し、切断後、原接着シートの切断縁部分を基板外周縁から分離するようにした基板への接着シート貼付け装置において、
    前記貼付けテーブルを昇降可能に機台上に配設し、この貼付けテーブルを前記基板を加熱し吸着保持する基板載置テーブルと、該基板載置テーブルの外周側に適宜な間隔を在して配置され、基板載置テーブルに対して上昇可能に設けられた外周テーブルとから構成するとともに、前記外周テーブル面には、その全周縁に沿って吸引凹溝を形成し、前記基板に貼付けられた原接着シートの切断時に前記吸引凹溝内に作用させた吸引力によって切断途上の原接着シートの切断縁付近を吸着し、切断後、前記外周テーブルを前記基板載置テーブルから上昇せしめることによって原接着シートの切断縁部分を基板外周縁から分離するようにしたことを特徴とする基板への接着シート貼付け装置。
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