JP6034682B2 - シート貼付装置およびシート貼付方法 - Google Patents

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Description

本発明は、シート貼付装置およびシート貼付方法に関する。
従来、半導体製造工程において、半導体ウェハ(以下、単に「ウェハ」という場合がある)に接着シートを貼付するシート貼付装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載のシート貼付装置では、ベースシートとカバーシートとでダイボンディングシートを挟み込んだシート基材を繰り出し、先ず、カバーシートのみを剥離する。次いで、切断刃によってダイボンディングシートにウェハの平面形状に対応する貼付領域(接着シート)を形成し、当該接着シートをウェハに貼付した後、ベースシートを接着シートから剥離するように構成されている。
特開2005−306516号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたような従来のシート貼付装置では、接着シートが貼付されたウェハを別の工程に搬送するときに、当該接着シートが損傷したり、接着シート上に塵埃が付着するという不都合がある。
本発明の目的は、被着体を別の工程に搬送する際に接着シートを保護できるシート貼付装置およびシート貼付方法を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明のシート貼付装置は、帯状の第1シートの一方の面と帯状の第2シートの一方の面とで枚葉の接着シートを挟み込んだ原反を繰り出す繰出手段と、前記原反から第1シートを剥離して前記接着シートの貼付面を表出させる剥離手段と、前記貼付面が表出した接着シートを前記第2シートを介して被着体上で支持可能な接着シート支持手段と、前記接着シート支持手段で支持された接着シートを前記第2シート上から前記被着体に押圧して貼付する押圧手段と、前記被着体に貼付された接着シート上の第2シートを所定形状に切断して保護シートを形成する切断手段とを備え、前記切断手段は、前記保護シートの外縁形状を選択的に変更可能に設けられている、という構成を採用している。
この際、本発明のシート貼付装置では、前記第2シートに対し、前記接着シートの繰り出し方向に交差する方向に張力を付与する幅方向張力付与手段と、前記第2シートに対し、前記接着シートの繰り出し方向に張力を付与する繰出方向張力付与手段とを備え、前記幅方向張力付与手段と前記繰出方向張力付与手段とが第2シートに対して張力を付与している状態で、前記切断手段が前記第2シートを所定形状に切断する、ことが好ましい。
一方、本発明のシート貼付方法は、帯状の第1シートの一方の面と帯状の第2シートの一方の面とで枚葉の接着シートを挟み込んだ原反を繰り出す繰出工程と、前記原反から第1シートを剥離して前記接着シートの貼付面を表出させる剥離工程と、前記貼付面が表出した接着シートを前記第2シートを介して被着体上で支持する接着シート支持工程と、前記支持された接着シートを前記第2シート上から前記被着体に押圧して貼付する押圧工程と、前記被着体に貼付された接着シート上の第2シートを所定形状に切断して保護シートを形成する切断工程とを備え、前記切断工程は、前記保護シートの外縁形状を選択的に変更する、という構成を採用している。
以上のような本発明によれば、被着体に貼付された接着シート上の第2シートを所定形状に切断して保護シートを形成するため、被着体を別の工程に搬送するときに、保護シートによって接着シートを保護することができる。
この際、第2シートに対し、接着シートの繰り出し方向に交差する方向(以下、接着シートの繰り出し方向を単に「繰出方向」、当該繰出方向に交差する方向を単に「交差方向」という場合がある)に張力を付与するようにすれば、例えば、接着シートに繰出方向と交差方向とに同じ大きさの張力または異なる大きさの張力を付与して被着体に貼付することができる。
また、第2シートの幅方向の端部に孔を形成し、当該孔にピン歯車のピンを嵌合させることで第2シートに対し前記張力を付与するようにすれば、孔にピンを嵌合させるだけの簡単な構成で第2シートに対し、交差方向に張力を付与することができる。
さらに、切断手段が保護シートに把持部を形成できるようにすれば、別の工程において被着体から保護シートを容易に剥離できる。
本発明の第1実施形態に係るシート貼付装置の側面図。 第1実施形態の動作説明図。 第1、第2実施形態の保護シートを表す平面図。 本発明の第2実施形態に係るシート貼付装置の側面図。 第2実施形態の部分断面図。 本発明の変形例に係る部分断面図。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
なお、第1、第2実施形態におけるX軸、Y軸、Z軸は、それぞれが直交する関係にあり、X軸およびY軸は、水平面内の軸とし、Z軸は、水平面に直交する軸とする。さらに、第1、第2実施形態では、Y軸と平行な図1の手前方向から観た場合を基準とし、方向を示した場合、「上」がZ軸の矢印方向で「下」がその逆方向、「左」がX軸の矢印方向で「右」がその逆方向、「前」がY軸の矢印方向で「後」がその逆方向とする。
図1、2において、シート貼付装置1は、帯状の第1シートRL1の一方の面と帯状の第2シートRL2の一方の面とで接着シートASを挟み込んだ原反RSを繰り出す繰出手段2と、原反RSから第1シートRL1を剥離して接着シートASの貼付面ADを表出させる剥離手段としての剥離板3と、貼付面ADが表出した接着シートASを第2シートRL2を介して被着体としてのウェハWF上で支持可能な接着シート支持手段4と、接着シート支持手段4で支持された接着シートASを第2シートRL2上からウェハWFに押圧して貼付する押圧手段5と、押圧手段5で押圧される第2シートRL2に対し、接着シートASの繰り出し方向に交差する方向に張力を付与する幅方向張力付与手段6(図2)と、ウェハWFに貼付された接着シートAS上の第2シートRL2を所定形状に切断して保護シートRL20を形成する切断手段7とを備え、図示しない減圧ポンプや真空エジェクタ等の吸引手段によってウェハWFを支持する支持面91を備えたテーブル92の上方においてその全体が図示しないフレームに支持されている。
繰出手段2は、原反RSを支持する支持ローラ20と、支持ローラ20から引き出された原反RSを案内するガイドローラ21と、駆動機器としての回動モータ22によって駆動する駆動ローラ23との間に原反RSを挟み込むピンチローラ24と、駆動機器としての回動モータ25によって駆動する駆動ローラ26との間に第1シートRL1を挟み込むピンチローラ27と、図示しない駆動機器によって第1シートRL1を回収する回収ローラ28とを備えている。
接着シート支持手段4は、複数のガイドローラ40と、駆動機器としての直動モータ41の図示しない出力軸に支持されたフレーム42と、フレーム42に支持された駆動機器としての回動モータ43によって駆動する剥離ローラ44と、当該剥離ローラ44との間に保護シートRL20が切り抜かれた第2シート部分RL21を挟み込むピンチローラ45と、駆動機器としての回動モータ46により回転可能に設けられ、第2シート部分RL21を回収する回収ローラ47とを備えている。
押圧手段5は、駆動機器としてのリニアモータ50と、駆動機器としての直動モータ51と、直動モータ51の出力軸52に支持されたブラケット53に回転可能に支持された押圧ローラ54とを備え、リニアモータ50の第1スライダ55および第2スライダ56に、直動モータ51および接着シート支持手段4の直動モータ41が支持されている。
幅方向張力付与手段6は、駆動機器としての前後一対のリニアモータ60の各スライダ61にそれぞれ支持された駆動機器としての直動モータ62と、直動モータ62の出力軸63に支持された下チャック64と、直動モータ62本体下面に支持された上チャック65とを備えている。なお、上、下チャック65、64は、テーブル92の上方に配置されており、本実施形態では、それらの左右方向の長さは、テーブル92の左右方向の長さと同じ長さに設定されているが、それ以上でもそれ以下でもよい。
切断手段7は、駆動機器としての直動モータ70の出力軸71に支持された駆動機器としての回動モータ72と、回動モータ72の出力軸73に支持されたブラケット74と、ブラケット74の先端に設けられた駆動機器としての直動モータ75の出力軸76の先端から下方に延びる切断刃77とを備えている。
以上のシート貼付装置1において、ウェハWFに接着シートASを貼付する手順を説明する。
先ず、リニアモータ50の第1および第2スライダ55、56が図1中二点鎖線で示す位置で停止している状態で、オペレータが原反RSを図1に示すようにセットする。その後、図示しない操作パネル等を介して運転開始の信号が入力されると、繰出手段2および接着シート支持手段4が回動モータ22、25、43、46を駆動し、原反RSを繰り出すとともに、第2シートRL2を回収する。そして、第2シートRL2に貼付された接着シートASが剥離板3の剥離縁から所定量繰り出されたことが図示しない検知手段に検知されると、繰出手段2および接着シート支持手段4が回動モータ22、25、43、46の駆動を停止しスタンバイ状態となる。
その後、図示しない搬送手段によってテーブル92の支持面91上にウェハWFが載置されると、図示しない吸引手段が駆動し、当該ウェハWFを吸着保持する。
そして、接着シート支持手段4が回動モータ43の駆動を停止させた状態で、押圧手段5がリニアモータ50を駆動し、第1および第2スライダ55、56を図1中実線で示す位置に移動させる。この移動に同期して、繰出手段2が回動モータ22、25を駆動し、接着シートASを繰り出すとともに、接着シート支持手段4が回動モータ46を駆動し、第2シートRL2を回収することで、第2シートRL2に支持された接着シートASが第1シートRL1から剥離される。その後、第2シートRL2に支持された接着シートASがウェハWFの直上に位置したことが図示しない検知手段に検知されると、繰出手段2、接着シート支持手段4および押圧手段5が回動モータ22、25、46およびリニアモータ50を停止する。このとき、繰出手段2と、押圧手段5および接着シート支持手段4の少なくとも一方とが繰出方向張力付与手段となり、第2シートRL2に対して繰出方向に所定の張力を付与し、延いては、接着シートASに張力を付与するように、回動モータ22、25、43、46およびリニアモータ50の内1または複数のトルクを制御する。
次いで、図2(A)の二点鎖線で示す状態から、幅方向張力付与手段6が各リニアモータ60および直動モータ62を駆動し、同図に実線で示すように、上、下チャック65、64で第2シートRL2の前後端部を挟持した後、図2(B)に示すように、各スライダ61を互いに離れる方向に移動する。このとき、幅方向張力付与手段6は、繰出方向張力付与手段が第2シートRL2に対して付与している張力と略等しい張力となるように、当該第2シートRL2に対して交差方向に所定の張力を付与し、延いては、接着シートASに張力を付与するように、各リニアモータ60のトルクを制御する。
そして、押圧手段5が直動モータ51およびリニアモータ50を駆動し、押圧ローラ54を下降させた後、第1スライダ55を図1中二点鎖線で示す位置に移動させることで、第2シートRL2を介して接着シートASを押圧してウェハWFに貼付する。これにより、接着シートASは、繰出方向(左右方向)および交差方向(前後方向)にそれぞれ略等しい張力が付与された状態でウェハWFに貼付されることとなる。
次いで、切断手段7が直動モータ70を駆動し、切断刃77を下降させて第2シートRL2に食い込ませた後、回動モータ72を駆動し、切断刃77を旋回させることで、第2シートRL2を切断し、保護シートRL20を形成する。なお、切断刃77を旋回させている途中、切断手段7が直動モータ75の駆動を停止し、図3(A)に示すように、接着シートASの外縁からはみ出すオーバーカット部RL22を有する保護シートRL20を形成してもよいし、同図(B)に示すように、接着シートASの外縁からはみ出すことのない保護シートRL20を形成してもよいし、同図(C)に示すように、ウェハWFの外縁からはみ出すことのない保護シートRL20を形成してもよいし、第2シートRL2と接着シートASとを一緒に切断し、ウェハWFの外縁からはみ出すことのない接着シートASおよび保護シートRL20を形成してもよい。また、切断刃77を旋回させている途中、切断手段7が直動モータ75を駆動し、同図(D)に示すように、オーバーカット部RL22の一部から外側に突出する把持部RL23を有する保護シートRL20を形成してもよいし、同図(E)に示すように、接着シートASの外縁の一部から外側に突出する把持部RL23を有する保護シートRL20を形成してもよいし、同図(F)に示すように、ウェハWFの外縁からはみ出すことのない外縁の一部から外側に突出する把持部RL23を有する保護シートRL20を形成してもよいし、第2シートRL2と接着シートASとを一緒に切断し、ウェハWFの外縁からはみ出すことのない外縁の一部から外側に突出する把持部RL23を有する保護シートRL20を形成してもよい。なお、接着シートASの外径は、ウェハWFの外径よりも小さくてもよい。また、把持部RL23は複数設けられていてもよい。このように、切断刃77を旋回させて保護シートRL20を形成する際、幅方向張力付与手段6と繰出方向張力付与手段とが第2シートRL2に対して張力を付与していることで、当該第2シートRL2が撓み、切断不良が発生することを防止できる。
その後、切断手段7が直動モータ70を駆動し、切断刃77を上昇させる。
次いで、幅方向張力付与手段6が直動モータ62およびリニアモータ60を駆動し、上、下チャック65、64での第2シートRL2の挟持を解除した後、各スライダ61を互いに離れる方向に移動する。その後、接着シート支持手段4が直動モータ41および回動モータ43を駆動し、フレーム42を下降させた後、剥離ローラ44を回転させると同時に、押圧手段5がリニアモータ50を駆動し、第2スライダ56を図1中二点鎖線で示す位置に移動させる。これにより、第2シート部分RL21が支持面91から剥離され、保護シートRL20付きの接着シートASがウェハWFに貼付される。その後、接着シート支持手段4が回動モータ43を停止した後、直動モータ41を駆動し、フレーム42を上昇させ、押圧手段5が直動モータ51を駆動し、押圧ローラ54を上昇させる。
次いで、図示しない吸引手段が停止し、ウェハWFの吸着保持を解除した後、保護シートRL20付きの接着シートASが貼付されたウェハWFは、図示しない搬送手段等によって次工程へ搬送され、以降上述と同様の動作が繰り返される。
以上のような第1実施形態によれば、ウェハWFに貼付された接着シートAS上の第2シートRL2を所定形状に切断して保護シートRL20を形成するため、ウェハWFを別の工程に搬送するときに、保護シートRL20によって接着シートASを保護することができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
なお、第1実施形態と同様の構成および動作については、詳細な説明を省略する。
図4、図5に示すように、第2実施形態のシート貼付装置1Aは、第1実施形態のシート貼付装置1に対し、接着シート支持手段4、押圧手段5、幅方向張力付与手段6の代わりに接着シート支持手段4A、押圧手段5A、幅方向張力付与手段6A(図5)を設けるとともに、第2シートRL2における交差方向の両端部(前後両端部)に孔SH2(図5)を形成する孔形成手段10Aをさらに設け、リニアモータ94Aのスライダ93Aに支持されたテーブル92の上方に配置されている点が相違する。
接着シート支持手段4Aは、フレーム42が駆動機器としてのリニアモータ48Aのスライダ49Aに支持されていること、および、ガイドローラ40が単数であること以外は、接着シート支持手段4と同様の構成を有している。
押圧手段5Aは、図示しないフレームに支持されたブラケット53に押圧ローラ54が回転可能に支持されている。
幅方向張力付与手段6Aは、押圧ローラ54の前後両端に設けられ、当該押圧ローラ54の回転軸を中心に回転可能に設けられた一対のピン歯車60Aを備えている。ピン歯車60Aは、押圧ローラ54と略等しい直径を有する円盤状の本体部61Aと、当該本体部61Aの外周面において孔SH2における繰出方向の間隔と略等しい間隔で設けられた複数のピン62Aとを備えている。ピン62Aは、本体部61Aから突出し孔SH2に挿抜可能な外径を有する円柱状の円柱部63Aと、当該円柱部63Aの先端に設けられた円錐状の円錐部64Aとを備えている。円柱部63Aにおける交差方向の外側間隔DA1は、図5(B)に示すように、交差方向に張力が付与されていない第2シートRL2における孔SH2の外側間隔DBよりも長く設定されている。これにより、前後両側の孔SH2が各円柱部63Aに挿入されたときに、第2シートRL2は、それらの外側間隔の差によって交差方向への張力が付与され、延いては、接着シートASに張力が付与されるようになっている。
孔形成手段10Aは、駆動機器としての直動モータ11Aの出力軸12Aに支持されたブラケット13Aと、ブラケット13Aに支持された駆動機器としての回動モータ14Aによって駆動し、第2シートRL2に孔SH2を形成する打抜刃15Aを備えたダイカットローラ16Aと、駆動機器としての回動モータ17Aによって駆動し、原反RSを挟んでダイカットローラ16Aと対向配置されたプラテンローラ18Aとを備えている。
以上のシート貼付装置1Aにおいて、ウェハWFに接着シートASを貼付する手順を説明する。
先ず、リニアモータ48Aのスライダ49Aが図4中実線で示す位置で停止している状態で、オペレータが原反RSを図4に示すようにセットする。
その後、図示しない操作パネル等を介して運転開始の信号が入力されると、孔形成手段10Aが直動モータ11Aを駆動し、打抜刃15Aをプラテンローラ18Aに押し付けて第2シートRL2に孔SH2を形成する。次いで、繰出手段2が回動モータ22、25を駆動し、原反RSを繰り出すとともに、その繰り出しに同期して、接着シート支持手段4Aおよび孔形成手段10Aが回動モータ43、46、14A、17Aを駆動することで、第2シートRL2に孔SH2を形成しながら原反RSを繰り出す(以下、このような原反RSの繰り出しと孔SH2の形成を単に「第2同期動作」という場合がある)。そして、第2シートRL2に貼付された接着シートASが剥離板3の剥離縁から所定量繰り出されたことが図示しない検知手段に検知されると、繰出手段2、接着シート支持手段4Aおよび孔形成手段10Aが第2同期動作を停止してスタンバイ状態となる。このとき、ピン歯車60Aのピン62Aに第2シートRL2の孔SH2が挿通されることで、第2シートRL2に交差方向への張力を付与することとなる。
その後、図示しない吸引手段でウェハWFを支持したテーブル92が図4右側の二点鎖線で示す位置から左方向に搬送され、当該ウェハWFが所定位置に達したことが図示しない検知手段に検知されると、テーブル92の搬送に同期して、繰出手段2、接着シート支持手段4Aおよび孔形成手段10Aが回動モータ22、25、46、14A、17Aを駆動するとともに、リニアモータ48Aを駆動し、スライダ49Aを左方向へ移動させる。
これにより、接着シートASが第2シートRL2に支持されて第1シートRL1から剥離されるとともに、押圧ローラ54が第2シートRL2を介して接着シートASをウェハWFに押圧して貼付する。このとき、繰出手段2、接着シート支持手段4Aおよび孔形成手段10Aの少なくとも1が繰出方向張力付与手段となり、第2シートRL2に対して接着シートASの繰出方向に所定の張力を付与し、延いては、接着シートASに張力を付与するように、回動モータ22、25、46、14A、17A、リニアモータ48Aの内1または複数のトルクを制御する。つまり、繰出方向張力付与手段が接着シートASに付与する繰出方向の張力は、ピン歯車60Aにおける円柱部63Aの外側間隔DA1と、孔SH2における外側間隔DBとの差によって接着シートASに付与される交差方向への張力と略同じ張力となるように設定されている。これとは逆に、ピン歯車60Aにおける円柱部63Aの外側間隔DA1と、孔SH2における外側間隔DBとの差によって接着シートASに付与される交差方向への張力が、繰出方向張力付与手段が接着シートASに付与する繰出方向の張力と略同じ張力となるように、ピン62A間隔が設定されている。
その後、テーブル92およびスライダ49Aが図4左側の二点鎖線で示す位置に到達し、ウェハWFが切断手段7の直下に位置したことが図示しない検知手段に検知されると、繰出手段2、接着シート支持手段4Aおよび孔形成手段10Aが回動モータ22、25、46、14A、17A、リニアモータ48Aの駆動を停止するとともに、テーブル92が停止する。
次いで、切断手段7が各モータ70、72、75を制御して、切断刃77により第1実施形態と同様の保護シートRL20がウェハWFに残るように第2シートRL2を切断し、切断刃77を上昇させる。
この後、接着シート支持手段4Aが回動モータ43を駆動し、剥離ローラ44を回転させると同時にリニアモータ48Aを駆動し、スライダ49Aを右方向に移動させる。これにより、第2シート部分RL21が接着シートASから剥離され、保護シートRL20および接着シートASがウェハWFに貼付される。その後、スライダ49Aが図4中二点鎖線で示す位置に到達したことが図示しない検知手段に検知されると、接着シート支持手段4Aがリニアモータ48Aおよび回動モータ43の駆動を停止する。
次いで、図示しない吸引手段が停止し、ウェハWFの吸着保持を解除した後、保護シートRL20および接着シートASが貼付されたウェハWFは、図示しない搬送手段等によって次工程へ搬送される。そして、テーブル92が図4右側の二点鎖線で示す位置に復帰し、以降上述と同様の動作が繰り返される。
以上のような第2実施形態によっても、第1実施形態の効果を奏することができる。
以上のように、本発明を実施するための最良の構成、方法等は、前記記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。また、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
また、図5におけるピン62Aの代わりに、図6に示すピン62Dとしてもよく、ピン62Dは、本体部61Aから突出し孔SH2に挿抜可能な外径を有する円柱状の円柱部63Dと、当該円柱部63Dを斜めに切断した傾斜部64Dとを備えている。このような構成にすることで、図5(B)で示す各円錐部64Aの頂点65A間隔よりも各傾斜部64Dの頂点65Dの間隔を大きくすることができるので、円柱部63Dにおける交差方向の外側間隔DA2を大きくし、第2シートRL2に対する交差方向への張力を図5で示す張力よりも大きくすることができる。
さらに、幅方向張力付与手段が第2シートに張力を付与する方向は、1方向だけでなく、複数の方向であってよい。この場合、例えば、第1実施形態の幅方向張力付与手段6を、張力を付与する方向をずらして複数配置すればよい。
さらに、第1実施形態において、幅方向張力付与手段6の代わりに、押圧ローラ54と同軸で回転可能なピン歯車60Aを有する幅方向張力付与手段6Aを設けるとともに、孔形成手段10Aをさらに設け、直動モータ51およびリニアモータ50の駆動によって、ピン歯車60Aのピン62Aを第2シートRL2の孔SH2に嵌合させて第2シートRL2に張力を付与するとともに、右方向に移動する押圧ローラ54によって接着シートASを第2シートRL2上から押圧してウェハWFに貼付してもよい。
また、第2実施形態において、シート貼付装置1Aに孔形成手段10Aを設けずに、第2シートRL2に孔SH2が形成された原反RSを繰出手段2から繰り出すようにしてもよい。
さらに、第2実施形態において、孔SH2の形状としては、円形に限らず、多角形、楕円形であってもよく、ピン62A、62Dの形状としては、孔SH2に嵌合する形状であれば、いかなる形状であってもよい。
また、第2実施形態において、ピン歯車60A、60Dは、押圧ローラ54とは異なるブラケットで回転可能に支持されていてもよい。
さらに、繰出方向張力付与手段が第2シートRL2に付与する張力と、幅方向張力付与手段6、6Aが第2シートRL2に付与する張力とは、同じであってもよいし、同じでなくてもよい上、それらの内少なくとも一方が第2シートRL2に張力を付与しなくてもよい。
また、本発明における接着シートAS、第1および第2シートRL1、RL2および被着体の材質、種別、形状等は、特に限定されることはない。例えば、接着シートAS、第1および第2シートRL1、RL2は、感圧接着性、感熱接着性等の接着形態に限定されることはなく、感熱接着性のものが採用された場合は、当該接着シートAS、第1および第2シートRL1、RL2を加熱する適宜な加熱手段を設ければよい。また、このような接着シートAS、第1および第2シートRL1、RL2は、例えば、接着剤層だけの単層のもの、基材シートと接着剤層との間に中間層を有するもの、基材シートの上面にカバー層を有する等3層以上のもの、更には、基材シートを接着剤層から剥離することのできる所謂両面接着シートのようなものであってもよく、両面接着シートは、単層又は複層の中間層を有するものや、中間層のない単層又は複層のものであってよい。また、被着体としては、例えば、食品、樹脂容器、シリコン半導体ウェハや化合物半導体ウェハ等の半導体ウェハ、回路基板、光ディスク等の情報記録基板、ガラス板、鋼板、陶器、木板または樹脂板等、任意の形態の部材や物品なども対象とすることができる。なお、接着シートASを機能的、用途的な読み方に換え、例えば、情報記載用ラベル、装飾用ラベル、保護シート、ダイシングテープ、ダイアタッチフィルム、ダイボンディングテープ、記録層形成樹脂シート等の任意の形状の任意のシート、フィルム、テープ等を前述のような任意の被着体に貼付するができる。
さらに、第1および第2シートRL1、RL2は、濡れ性や静電気等で接着シートASを支持する樹脂やエラストマ等で構成してもよい。
前記実施形態における駆動機器は、回動モータ、直動モータ、リニアモータ、単軸ロボット、多関節ロボット等の電動機器、エアシリンダ、油圧シリンダ、ロッドレスシリンダおよびロータリシリンダ等のアクチュエータ等を採用することができる上、それらを直接的又は間接的に組み合せたものを採用することもできる(実施形態で例示したものと重複するものもある)。
1、1A…シート貼付装置
2…繰出手段
3…剥離板(第1剥離手段)
4…接着シート支持手段
5、5A…押圧手段
6、6A…幅方向張力付与手段
7…切断手段
10A…孔形成手段
60A、60D…ピン歯車
62A、62D…ピン
AD…貼付面
AS…接着シート
RS…原反
SH2…孔
RL23…把持部
RL1、RL2…第1、第2シート

Claims (3)

  1. 帯状の第1シートの一方の面と帯状の第2シートの一方の面とで枚葉の接着シートを挟み込んだ原反を繰り出す繰出手段と、
    前記原反から第1シートを剥離して前記接着シートの貼付面を表出させる剥離手段と、
    前記貼付面が表出した接着シートを前記第2シートを介して被着体上で支持可能な接着シート支持手段と、
    前記接着シート支持手段で支持された接着シートを前記第2シート上から前記被着体に押圧して貼付する押圧手段と、
    前記被着体に貼付された接着シート上の第2シートを所定形状に切断して保護シートを形成する切断手段とを備え
    前記切断手段は、前記保護シートの外縁形状を選択的に変更可能に設けられていることを特徴とするシート貼付装置。
  2. 前記第2シートに対し、前記接着シートの繰り出し方向に交差する方向に張力を付与する幅方向張力付与手段と、
    前記第2シートに対し、前記接着シートの繰り出し方向に張力を付与する繰出方向張力付与手段とを備え、
    前記幅方向張力付与手段と前記繰出方向張力付与手段とが第2シートに対して張力を付与している状態で、前記切断手段が前記第2シートを所定形状に切断することを特徴とする請求項1に記載のシート貼付装置。
  3. 帯状の第1シートの一方の面と帯状の第2シートの一方の面とで枚葉の接着シートを挟み込んだ原反を繰り出す繰出工程と、
    前記原反から第1シートを剥離して前記接着シートの貼付面を表出させる剥離工程と、
    前記貼付面が表出した接着シートを前記第2シートを介して被着体上で支持する接着シート支持工程と、
    前記支持された接着シートを前記第2シート上から前記被着体に押圧して貼付する押圧工程と、
    前記被着体に貼付された接着シート上の第2シートを所定形状に切断して保護シートを形成する切断工程とを備え
    前記切断工程は、前記保護シートの外縁形状を選択的に変更することを特徴とするシート貼付方法。
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