JP2017137115A - シート供給装置および供給方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】適切な接着力で剥離シートに再仮着させた接着シートを確実に供給位置に供給することができるシート供給装置を提供すること。【解決手段】帯状の剥離シートRLの一方の面に接着シートASが仮着された原反RSを繰り出す繰出手段20と、繰出手段20で繰り出される原反RSにおける剥離シートRLから接着シートASを剥離する第1剥離手段30と、第1剥離手段30で剥離した接着シートASを所定の押圧力で剥離シートRLに再仮着する再仮着手段40とを備え、再仮着手段40は、接着シートASの再仮着を行いつつ、当該再仮着中の接着シートASを所定の供給位置SPに導く。【選択図】図1
Description
本発明は、シート供給装置および供給方法に関する。
従来、帯状の剥離シートに仮着された接着シートを一旦剥離し、当該接着シートを剥離シートに再度仮着して供給するシート供給装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1に記載された従来のシート供給装置では、接着シートを剥離シートに再度仮着する位置と、押圧手段が接着シートを押圧する押圧位置(供給位置)との間に、複数の接着シートが存在するので、剥離シートに再度仮着された接着シートが供給位置に到達する前に、当該接着シートが剥離シートから剥離したり、適切な接着力で接着シートを剥離シートに再度仮着させたとしても、当該接着シートがガイドローラ等によって剥離シートに押圧されることで、当該剥離シートとの接着力が増加して当該剥離シートから剥離し難くなったりするという不都合がある。
本発明の目的は、適切な接着力で剥離シートに再仮着させた接着シートを確実に供給位置に供給することができるシート供給装置および供給方法を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明のシート供給装置は、帯状の剥離シートの一方の面に接着シートが仮着された原反における当該接着シートを所定の供給位置に供給するシート供給装置において、前記原反を繰り出す繰出手段と、前記繰出手段で繰り出される原反における前記剥離シートから前記接着シートを剥離する第1剥離手段と、前記第1剥離手段で剥離した接着シートを所定の押圧力で前記剥離シートに再仮着する再仮着手段とを備え、前記再仮着手段は、前記接着シートの再仮着を行いつつ、当該再仮着中の接着シートを前記所定の供給位置に導くことを特徴とする。
この際、本発明のシート供給装置では、前記再仮着手段は、前記供給位置において前記接着シートを受け取ることが可能な保持手段と相対移動可能に設けられ、当該保持手段から離間する方向に相対移動することで、前記再仮着手段で再仮着された前記接着シートを前記剥離シートから再度剥離して当該接着シートを前記保持手段に受け渡す第2剥離手段を備えていることが好ましい。
また、本発明のシート供給装置では、前記第1剥離手段で剥離される接着シートにおける前記繰出手段の繰出方向の先端部を付勢し、当該接着シートの前記剥離シートからの剥離の補助を行う剥離補助手段を備えていることが好ましい。
また、本発明のシート供給装置では、前記第1剥離手段で剥離される接着シートにおける前記繰出手段の繰出方向の先端部を付勢し、当該接着シートの前記剥離シートからの剥離の補助を行う剥離補助手段を備えていることが好ましい。
一方、本発明のシート供給方法は、帯状の剥離シートの一方の面に接着シートが仮着された原反における当該接着シートを所定の供給位置に供給するシート供給方法において、前記原反を繰り出す繰出工程と、前記繰出工程で繰り出される原反における前記剥離シートから前記接着シートを剥離する第1剥離工程と、前記第1剥離工程で剥離した接着シートを所定の押圧力で前記剥離シートに再仮着する再仮着工程とを有し、前記再仮着工程は、前記接着シートの再仮着を行いつつ、当該再仮着中の接着シートを前記所定の供給位置に導くことを特徴とする。
以上のような本発明によれば、再仮着を行いつつ、当該再仮着中の接着シートを所定の供給位置に導くので、適切な接着力で剥離シートに再仮着させた接着シートを確実に供給位置に供給することができる。
この際、再仮着手段が第2剥離手段を備えれば、剥離シートからの接着シートの剥離を容易に行うことができる。
また、剥離補助手段を備えれば、第1剥離手段で剥離シートから剥離する接着シートの当該剥離シートからの剥離が簡単になる。
また、剥離補助手段を備えれば、第1剥離手段で剥離シートから剥離する接着シートの当該剥離シートからの剥離が簡単になる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
なお、本実施形態におけるX軸、Y軸、Z軸は、それぞれが直交する関係にあり、X軸およびY軸は、所定平面内の軸とし、Z軸は、前記所定平面に直交する軸とする。さらに、本実施形態では、Y軸と平行な図1中手前方向から観た場合を基準とし、方向を示した場合、「上」がZ軸の矢印方向で「下」がその逆方向、「左」がX軸の矢印方向で「右」がその逆方向、「前」がY軸と平行な図1中手前方向で「後」がその逆方向とする。
なお、本実施形態におけるX軸、Y軸、Z軸は、それぞれが直交する関係にあり、X軸およびY軸は、所定平面内の軸とし、Z軸は、前記所定平面に直交する軸とする。さらに、本実施形態では、Y軸と平行な図1中手前方向から観た場合を基準とし、方向を示した場合、「上」がZ軸の矢印方向で「下」がその逆方向、「左」がX軸の矢印方向で「右」がその逆方向、「前」がY軸と平行な図1中手前方向で「後」がその逆方向とする。
図1において、本願発明のシート供給装置10Aを使用したシート貼付装置10は、帯状の剥離シートRLの一方の面に接着シートASが仮着された原反RSにおける当該接着シートASを所定の供給位置SPに供給する装置であって、原反RSを繰り出す繰出手段20と、繰出手段20で繰り出される原反RSにおける剥離シートRLから接着シートASを剥離する第1剥離手段としての剥離板30と、剥離板30で剥離した接着シートASを所定の押圧力で剥離シートRLに再仮着する再仮着手段40と、接着シートASを保持する保持手段50と、剥離板30で剥離される接着シートASにおける繰出手段20の繰出方向の先端部AS1を付勢し、当該接着シートASの剥離シートRLからの剥離の補助を行う剥離補助手段60とを備え、被着体WKを搬送するベルトコンベアや多関節ロボット等の搬送手段70の上方に配置されている。なお、本願発明のシート供給装置10Aは、繰出手段20と剥離板30と再仮着手段40と剥離補助手段60とで構成される。
繰出手段20は、駆動機器としての回動モータ21Aによって駆動され、原反RSを支持する支持ローラ21と、原反RSを案内するガイドローラ22と、駆動機器としての回動モータ23Aによって駆動され、ピンチローラ24とで剥離シートRLを挟み込む駆動ローラ23と、剥離シートRLを回収する回収ローラ25とを備えている。
再仮着手段40は、駆動機器としての直動モータ41の出力軸41Aに支持されたブラケット42と、ブラケット42に回転自在に支持され、直動モータ41によってその押圧力が調整可能に設けられた押圧ローラ43と、剥離板30を通過した剥離シートRLを剥離板30方向に折り返す折返しローラ44と、供給位置SPにおいて接着シートASを受け取ることが可能な保持手段50と相対移動可能に設けられ、当該保持手段50から離間する方向に相対移動することで、当該再仮着手段40で再仮着された接着シートASを剥離シートRLから再度剥離して当該接着シートASを前記保持手段50に受け渡す第2剥離手段45と、押圧ローラ43の押圧力を受け止める受け板46とを備え、接着シートASの再仮着を行いつつ、当該再仮着中の接着シートASを所定の供給位置SPに導くことが可能に設けられている。
第2剥離手段45は、駆動機器としての直動モータ45Aの出力軸45Bに支持されたブラケット45Cに回転自在に支持された剥離ローラ45Dを備えている。なお、受け板46は、左端側がブラケット45Cに支持され、右端側が直動モータ45Aの上面を転動する支持ローラ46Aを介して当該直動モータ45Aに支持されている。
第2剥離手段45は、駆動機器としての直動モータ45Aの出力軸45Bに支持されたブラケット45Cに回転自在に支持された剥離ローラ45Dを備えている。なお、受け板46は、左端側がブラケット45Cに支持され、右端側が直動モータ45Aの上面を転動する支持ローラ46Aを介して当該直動モータ45Aに支持されている。
保持手段50は、駆動機器としての直動モータ51の出力軸51Aに支持され、減圧ポンプや真空エジェクタ等の図示しない減圧手段によって接着シートASを吸着保持可能な保持面52Aを有する保持部材52を備え、保持面52Aで吸着保持した接着シートASを被着体WKに押圧して貼付する構成になっている。
剥離補助手段60は、剥離板30を通過して折返しローラ44方向へ向かう剥離シートRLと、折返しローラ44を通過して剥離ローラ45D方向に向かう剥離シートRLとの間に設けられ、大気やガス等の気体を噴出する噴出ノズル61を備えている。
以上のシート貼付装置10において、被着体WKに接着シートASを貼付する手順を説明する。
先ず、各部材が初期位置に配置された図1中実線で示す状態のシート貼付装置10に対し、作業者が原反RSを同図のようにセットし、図示しない操作パネルやパーソナルコンピュータ等の操作手段を介して自動運転開始の信号を入力すると、繰出手段20が回動モータ21A、23Aを駆動し、原反RSを繰り出す。そして、図1に示すように、先頭の接着シートASの先端部AS1が剥離板30で所定長さ剥離されたことがカメラ等の撮像手段や光学センサ等の図示しない検知手段に検知されると、繰出手段20が回動モータ21A、23Aの駆動を停止し、スタンバイ状態となる。このとき、剥離補助手段60が接着シートASの先端部AS1に向けて噴出ノズル61から気体を噴出し、剥離シートRLからの当該接着シートASの剥離の補助を行う剥離補助動作を行ってもよい。
先ず、各部材が初期位置に配置された図1中実線で示す状態のシート貼付装置10に対し、作業者が原反RSを同図のようにセットし、図示しない操作パネルやパーソナルコンピュータ等の操作手段を介して自動運転開始の信号を入力すると、繰出手段20が回動モータ21A、23Aを駆動し、原反RSを繰り出す。そして、図1に示すように、先頭の接着シートASの先端部AS1が剥離板30で所定長さ剥離されたことがカメラ等の撮像手段や光学センサ等の図示しない検知手段に検知されると、繰出手段20が回動モータ21A、23Aの駆動を停止し、スタンバイ状態となる。このとき、剥離補助手段60が接着シートASの先端部AS1に向けて噴出ノズル61から気体を噴出し、剥離シートRLからの当該接着シートASの剥離の補助を行う剥離補助動作を行ってもよい。
その後、搬送手段70が被着体WKを搬送し、当該被着体WKが所定の位置でカメラ等の撮像手段や光学センサ等の図示しない検知手段に検知されると、繰出手段20が回動モータ23Aの駆動をロックさせた状態で、回動モータ21Aを駆動すると共に、再仮着手段40が直動モータ45Aを駆動し、剥離ローラ45Dを左方に移動させる。すると、原反RSが支持ローラ21側から繰り出されて剥離板30で接着シートASが剥離シートRLから剥離され、当該剥離された接着シートASは、押圧ローラ43によって剥離シートRLに再仮着されつつ、保持部材52の保持面52Aの下方である供給位置SPに配置される。このとき、再仮着手段40が直動モータ41を駆動し、押圧ローラ43と受け板46とで接着シートASおよび剥離シートRLを挟み込み、当該剥離シートRLに接着シートASを押圧する押圧力が所定の押圧力となるように制御が行われる。また、剥離補助手段60が上記と同様の剥離補助動作を行ってもよい。なお、図1中二点鎖線で示すように、被着体WKが保持部材52の直下に到達したことが図示しない検知手段に検知された時点で、搬送手段70は被着体WKの搬送を停止している。
その後、保持手段50が直動モータ51および図示しない減圧手段を駆動し、保持面52Aを接着シートASの上面に当接させて当該接着シートASを吸着保持する。そして、繰出手段20が回動モータ21Aの駆動をロックさせた状態で、回動モータ23Aを駆動すると共に、再仮着手段40が直動モータ45Aを駆動し、剥離ローラ45Dを初期位置に復帰させる。これにより、保持面52Aで保持された接着シートASから剥離シートRLが剥離され、剥離された剥離シートRLは、回収ローラ25で回収される。次いで、保持手段50が直動モータ51を駆動し、保持部材52を下降させて接着シートASを被着体WKの上面に押圧した後、図示しない減圧手段の駆動を停止させて保持部材52を初期位置に復帰させる。これにより、接着シートASは、被着体WKの上面に貼付され、この貼付が図示しない検知手段に検知されると、搬送手段70が被着体WKを次工程に搬送し、以降同様の動作が繰り返される。
以上のような実施形態によれば、再仮着を行いつつ、当該再仮着中の接着シートASを所定の供給位置SPに導くので、適切な接着力で剥離シートRLに再仮着させた接着シートASを確実に供給位置SPに供給することができる。
本発明における手段および工程は、それら手段および工程について説明した動作、機能または工程を果たすことができる限りなんら限定されることはなく、まして、前記実施形態で示した単なる一実施形態の構成物や工程に全く限定されることはない。例えば、繰出手段は、帯状の剥離シートの一方の面に接着シートが仮着された原反を繰り出すことが可能なものであれば、出願当初の技術常識に照らし合わせ、その技術範囲内のものであればなんら限定されることはない(他の手段および工程についての説明は省略する)。
繰出手段20は、剥離シートRLに仮着された帯状の接着シート基材に複数の閉ループ状の切込が形成されることで、その内側が接着シートASとされた原反を繰り出してもよいし、帯状の接着シート基材が剥離シートRLに仮着された原反が採用された場合、カッター刃、カッターローラ、レーザカッタ、イオンビーム、火力、熱、水圧、電熱線、気体や液体等の吹付け等の切断部材により、接着シート基材を所定形状に切断してその内側を接着シートASとしてもよいし、多関節ロボットや適宜な駆動機器を組み合わせたもので切断部材を移動させて切断するようにしてもよいし、剥離板30で接着シートASを剥離シートRLから剥離するとき、原反RSに所定の張力が付与されるように回動モータ21Aや直動モータ45Aのトルク制御を行ってもよいし、回動モータ21Aがなくてもよい。
第1剥離手段は、剥離板30に代えて、丸棒や回転可能または回転不能なローラ部材やシャフト部材で構成してもよい。
再仮着手段40は、押圧ローラ43に代えて、丸棒、ブレード材、ゴム、樹脂、スポンジ等で接着シートASを剥離シートRLに再仮着してもよいし、エアの吹き付けで再仮着してもよいし、押圧ローラ43の表面をゴムや樹脂等の弾性変形が可能な部材で構成してもよいし、弾性変形しない部材で構成してもよいし、直動モータ41を採用しなくてもよいし、押圧ローラ43を適宜な駆動機器で回転駆動させてもよいし、折返しローラ44に代えて、丸棒や板状部材やシャフト部材等で剥離板30を通過した剥離シートRLを剥離板30方向に折り返してもよいし、受け板46に代えてローラ部材やエアの吹き付けで押圧ローラ43の押圧力を受け止める構成としてもよい。
再仮着手段40が接着シートASを剥離シートRLに再仮着するときの押圧力は、接着シートASや剥離シートRLの特性、特質、性質、材質、組成および構成や作業者の経験値等によって適宜に設定することができる。
第2剥離手段45は、剥離ローラ45Dに代えて、丸棒や板状部材やシャフト部材等を採用してもよいし、直動モータ45Aを採用しなくてもよい。第2剥離手段45が直動モータ45Aを採用しない場合、図2に示すように、直動モータ51をそのスライダ53Aで支持する駆動機器としてのリニアモータ53を保持手段50に採用し、繰出手段20が回動モータ21A、23Aを駆動し、原反RSを繰り出しながら、保持手段50がリニアモータ53を駆動し、第2剥離手段としての剥離板47で剥離シートRLから剥離される接着シートASを保持面52Aで吸着保持すればよい。このとき、再仮着手段40は、押圧ローラ43との間に接着シートASおよび剥離シートRLを挟み込み、押圧ローラ43からの押圧力を受ける受けローラ48を備えてもよいし、受けローラ48に代えて、板状部材やエアの吹き付けで押圧ローラ43の押圧力を受け止める構成としてもよい。なお、第2剥離手段は、剥離板47に代えて、丸棒や回転可能または回転不能なローラ部材やシャフト部材で構成してもよい。
再仮着手段40が接着シートASを剥離シートRLに再仮着するときの押圧力は、接着シートASや剥離シートRLの特性、特質、性質、材質、組成および構成や作業者の経験値等によって適宜に設定することができる。
第2剥離手段45は、剥離ローラ45Dに代えて、丸棒や板状部材やシャフト部材等を採用してもよいし、直動モータ45Aを採用しなくてもよい。第2剥離手段45が直動モータ45Aを採用しない場合、図2に示すように、直動モータ51をそのスライダ53Aで支持する駆動機器としてのリニアモータ53を保持手段50に採用し、繰出手段20が回動モータ21A、23Aを駆動し、原反RSを繰り出しながら、保持手段50がリニアモータ53を駆動し、第2剥離手段としての剥離板47で剥離シートRLから剥離される接着シートASを保持面52Aで吸着保持すればよい。このとき、再仮着手段40は、押圧ローラ43との間に接着シートASおよび剥離シートRLを挟み込み、押圧ローラ43からの押圧力を受ける受けローラ48を備えてもよいし、受けローラ48に代えて、板状部材やエアの吹き付けで押圧ローラ43の押圧力を受け止める構成としてもよい。なお、第2剥離手段は、剥離板47に代えて、丸棒や回転可能または回転不能なローラ部材やシャフト部材で構成してもよい。
保持手段50は、保持部材52を固定しておき、被着体WKを移動させたり、保持部材52と被着体WKとの両方を移動させたりして接着シートASを被着体WKに押圧して貼付する構成としてもよいし、作業者の手で貼付してもよいし、なくてもよい。
保持部材52は、メカチャックやチャックシリンダ等のチャック手段、クーロン力、接着剤、粘着剤、磁力、ベルヌーイ吸着、駆動機器等で接着シートASを直接または間接的に保持する構成でもよい。
保持部材52は、メカチャックやチャックシリンダ等のチャック手段、クーロン力、接着剤、粘着剤、磁力、ベルヌーイ吸着、駆動機器等で接着シートASを直接または間接的に保持する構成でもよい。
剥離補助手段60は、接着シートASが剥離板30で剥離シートRLから剥離されるタイミングで気体を噴出してもよいし、常時気体を噴出していてもよいし、水や混合液等の液体やジェル等を噴出する構成でもよいし、丸棒や板状部材やシャフト部材等で接着シートASの先端部AS1を押し上げて剥離シートRLからの剥離の補助を行う構成でもよいし、なくてもよい。
搬送手段70は、被着体WKを固定しておき、シート貼付装置10を移動させたり、被着体WKとシート貼付装置10との両方を移動させたりしてもよいし、シート貼付装置10に対し、他の装置で被着体WKを相対移動させる場合、なくてもよい。
シート貼付装置10は、第2剥離手段45と保持手段50の両方を移動させ、剥離板30で剥離した接着シートASを保持手段50で保持するようにしてもよいし、天地反転して配置したり横置きに配置したりして、被着体WKの下面や側面等に接着シートASを貼付するように構成してもよい。
シート供給装置10Aは、シート貼付装置10としてではなく単体で使用してもよいし、例えば、接着シートASの形状や状態を検査する検査装置や、接着シートASに印字を施す印刷装置等として使用してもよいし、天地反転して配置したり横置きに配置したりして、接着シートASを供給するように構成してもよい。
供給位置SPは、保持手段50が接着シートASを受け取ることが可能な位置に限らず、上述のようなチャック手段、クーロン力、接着剤、粘着剤、磁力、ベルヌーイ吸着、駆動機器等で接着シートASを直接または間接的に保持するものが当該接着シートASを保持できる位置でもよいし、作業者が手を伸ばして接着シートASを保持できる位置でもよく、供給位置SPが作業者が手を伸ばして接着シートASを保持できる位置の場合、当該作業者が接着シートASを剥離シートRLから再度剥離できるので、再仮着手段40は、第2剥離手段45や剥離板47を備えていなくてもよい。
シート供給装置10Aは、シート貼付装置10としてではなく単体で使用してもよいし、例えば、接着シートASの形状や状態を検査する検査装置や、接着シートASに印字を施す印刷装置等として使用してもよいし、天地反転して配置したり横置きに配置したりして、接着シートASを供給するように構成してもよい。
供給位置SPは、保持手段50が接着シートASを受け取ることが可能な位置に限らず、上述のようなチャック手段、クーロン力、接着剤、粘着剤、磁力、ベルヌーイ吸着、駆動機器等で接着シートASを直接または間接的に保持するものが当該接着シートASを保持できる位置でもよいし、作業者が手を伸ばして接着シートASを保持できる位置でもよく、供給位置SPが作業者が手を伸ばして接着シートASを保持できる位置の場合、当該作業者が接着シートASを剥離シートRLから再度剥離できるので、再仮着手段40は、第2剥離手段45や剥離板47を備えていなくてもよい。
本発明における接着シートASおよび被着体WKの材質、種別、形状等は、特に限定されることはない。例えば、接着シートASは、円形、楕円形、三角形や四角形等の多角形、その他の形状であってもよいし、感圧接着性、感熱接着性等の接着形態のものであってもよく、感熱接着性の接着シートASが採用された場合は、当該接着シートASを加熱する適宜なコイルヒータやヒートパイプの加熱側等の加熱手段を設けるといった適宜な方法で接着されればよい。また、このような接着シートASは、例えば、接着剤層だけの単層のもの、基材シートと接着剤層との間に中間層を有するもの、基材シートの上面にカバー層を有する等3層以上のもの、更には、基材シートを接着剤層から剥離することのできる所謂両面接着シートのようなものであってもよく、両面接着シートは、単層又は複層の中間層を有するものや、中間層のない単層又は複層のものであってよい。また、被着体WKとしては、例えば、食品、樹脂容器、シリコン半導体ウエハや化合物半導体ウエハ等の半導体ウエハ、回路基板、光ディスク等の情報記録基板、ガラス板、鋼板、陶器、木板または樹脂板等、任意の形態の部材や物品なども対象とすることができる。なお、接着シートASを機能的、用途的な読み方に換え、例えば、情報記載用ラベル、装飾用ラベル、保護シート、ダイシングテープ、ダイアタッチフィルム、ダイボンディングテープ、記録層形成樹脂シート等の任意の形状の任意のシート、フィルム、テープ等を前述のような任意の被着体WKに貼付することができる。
前記実施形態における駆動機器は、回動モータ、直動モータ、リニアモータ、単軸ロボット、多関節ロボット等の電動機器、エアシリンダ、油圧シリンダ、ロッドレスシリンダおよびロータリシリンダ等のアクチュエータ等を採用することができる上、それらを直接的又は間接的に組み合せたものを採用することもできる(実施形態で例示したものと重複するものもある)。
10A…シート供給装置
20…繰出手段
30…剥離板(第1剥離手段)
40…再仮着手段
45…第2剥離手段
50…保持手段
60…剥離補助手段
AS…接着シート
AS1…先端部
RL…剥離シート
RS…原反
SP…供給位置
20…繰出手段
30…剥離板(第1剥離手段)
40…再仮着手段
45…第2剥離手段
50…保持手段
60…剥離補助手段
AS…接着シート
AS1…先端部
RL…剥離シート
RS…原反
SP…供給位置
Claims (4)
- 帯状の剥離シートの一方の面に接着シートが仮着された原反における当該接着シートを所定の供給位置に供給するシート供給装置において、
前記原反を繰り出す繰出手段と、
前記繰出手段で繰り出される原反における前記剥離シートから前記接着シートを剥離する第1剥離手段と、
前記第1剥離手段で剥離した接着シートを所定の押圧力で前記剥離シートに再仮着する再仮着手段とを備え、
前記再仮着手段は、前記接着シートの再仮着を行いつつ、当該再仮着中の接着シートを前記所定の供給位置に導くことを特徴とするシート供給装置。 - 前記再仮着手段は、前記供給位置において前記接着シートを受け取ることが可能な保持手段と相対移動可能に設けられ、当該保持手段から離間する方向に相対移動することで、前記再仮着手段で再仮着された前記接着シートを前記剥離シートから再度剥離して当該接着シートを前記保持手段に受け渡す第2剥離手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載のシート供給装置。
- 前記第1剥離手段で剥離される接着シートにおける前記繰出手段の繰出方向の先端部を付勢し、当該接着シートの前記剥離シートからの剥離の補助を行う剥離補助手段を備えていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のシート供給装置。
- 帯状の剥離シートの一方の面に接着シートが仮着された原反における当該接着シートを所定の供給位置に供給するシート供給方法において、
前記原反を繰り出す繰出工程と、
前記繰出工程で繰り出される原反における前記剥離シートから前記接着シートを剥離する第1剥離工程と、
前記第1剥離工程で剥離した接着シートを所定の押圧力で前記剥離シートに再仮着する再仮着工程とを有し、
前記再仮着工程は、前記接着シートの再仮着を行いつつ、当該再仮着中の接着シートを前記所定の供給位置に導くことを特徴とするシート供給方法。
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Cited By (4)
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