JP2015067283A - テープ貼付装置 - Google Patents

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孝光 田寺
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厚 中本
宏樹 田本
Hiroki Tamoto
宏樹 田本
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Abstract

【課題】テープの腰が弱い場合であっても、完全に台紙からテープを剥離する手段を提供する。【解決手段】剥離機構は、吸着脱着部10と剥離板40とによりテープ6bを挟持した状態を保って、剥離板40によって剥離端6cを形成した後に、吸着脱着部10によってテープ6bを保持したまま剥離板40により台紙6aを剥離端6c側から剥離する。【選択図】図3

Description

本発明は、テープ貼付装置に関する。
印刷面を有するラベルが貼付された台紙からラベルを剥離する従来技術として、例えば特許文献1に開示された技術が知られている。特許文献1の技術では、まず、印刷面を有するラベルが貼付された帯状の台紙を曲げてラベルに剥離端を形成する。そして、ラベルに剥離端を形成した後、ラベルの印刷面を保持してラベルを剥離位置に位置決めする。そして、ラベルの印刷面を保持したまま台紙をラベルの剥離端側から剥離している。このように剥離されたラベルは、貼付対象部材に貼り付けられる。
特開2009− 12851号公報(2009年 1月22日公開)
しかしながら、上述のような従来技術では、テープの台紙に対する粘着力が高くテープの腰が弱い(軟らかい)場合、台紙からテープを剥離することが困難であるという問題がある。
図11の(a)に示されるように、台紙106aのテンションが比較的弱い場合、印刷面を有するラベル106bが貼付された帯状の台紙106aを曲げるに際し、ラベル106bは、台紙106aとともに曲がってしまう。その結果、台紙106aが剥離板140の先端に倣わず、ラベル106bに剥離端を形成することが困難になる。それゆえ、吸着パッド110によってラベル106bの印刷面を保持したまま台紙106aをラベル106bから剥離することができなくなる。
また、台紙106aのテンションが比較的強い場合、図11の(b)に示されるように、出し106aにハーフカット106cを形成し、テンションを調整する方策が考えられる。しかし、この場合、図11の(c)に示されるように、台紙106bにハーフカット106cが形成されているため、台紙106aが剥離板140のエッジ部に引っ掛かる。このため、ラベル106bに剥離端を形成することが困難になる。
本発明は、上記問題に鑑みなされたものであり、その目的は、テープの腰が弱い場合であっても、完全に台紙からテープを剥離することができる剥離機構を備えたテープ貼付装置を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係るテープ貼付装置は、テープが貼付された台紙からテープを剥離する剥離機構と、上記剥離機構によって剥離されたテープを貼付対象部材へ貼付ける貼付機構と、上記テープを吸着する、あるいは脱着する吸着脱着部と、上記テープに対し上記吸着脱着部を押圧する押圧部と、を備え、上記剥離機構は、上記台紙を搬送する搬送手段と、上記台紙を曲げて上記テープに剥離端を形成する曲げ手段と、を有し、上記押圧部により上記吸着脱着部を上記テープに対し押圧し上記吸着脱着部と上記曲げ手段とにより上記テープを挟持した状態を保って、上記曲げ手段によって剥離端を形成した後に、上記吸着脱着部による吸着によって上記テープを保持したまま上記曲げ手段により上記台紙を上記テープの剥離端側から剥離することを特徴としている。
本発明の一態様によれば、テープの腰が弱い場合であっても、完全に台紙からテープを剥離することができるという効果を奏する。
本発明の実施形態1に係るテープ貼付装置における制御系の構成を示す説明図である。 本発明の実施形態1に係るテープ貼付装置における剥離機構の概略構成を示す側面図である。 (a)〜(c)は、図2の剥離機構において、台紙からテープを剥離する際の剥離板の一連の動作の一例を模式的に示す概略側面図である。 (a)〜(c)は、剥離機構において、図3の(a)〜(c)に示す剥離板の一連の動作に連動した搬送手段の動作を示した概略側面図である。 (a)〜(c)は、吸着脱着部におけるテープと対向する端面の面積がテープの印刷面の面積よりも小さい場合における、台紙からテープを剥離する際の一連の動作の一例を模式的に示す概略側面図である。 本発明の実施形態2に係るテープ貼付装置における剥離機構の概略構成を示す断面図である。 (a)〜(c)は、図6の剥離機構において、台紙からテープを剥離する際の一連の動作の一例を模式的に示す概略断面図である。 (a)〜(d)は、本発明の実施形態2に係るテープ貼付装置における貼付機構の概略構成、及び貼付機構において、剥離されたテープを貼付対象部材へ貼り付ける際の一連の動作の一例を模式的に示す概略断面図である。 ベゼルレステープを液晶モジュールに貼り付ける工程を示す斜視図である。 ベゼルレステープを液晶モジュールに貼り付ける工程を示す上面図である。 従来技術の問題点を説明するための断面図であり、(a)は、台紙のテンションが比較的弱い場合における従来技術の問題点を説明する図であり、(b)は、台紙のテンションが比較的強い場合に適用される台紙の構成を示し、(c)は、(b)に示す台紙に貼り付けられたテープを従来技術によって剥離する際に生じる問題点を説明する図である。
〔実施形態1〕
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。図1は、本実施形態に係るテープ貼付装置100における制御系の構成を示す説明図である。図2は、本実施形態に係るテープ貼付装置100における剥離機構101の概略構成を示す側面図である。
本実施形態に係るテープ貼付装置100は、剥離機構101と、貼付機構と、吸着脱着部10と、押圧部20と、を備えている。吸着脱着部10は、テープ6bを吸着する、あるいは脱着するものである。また、押圧部20は、テープ6bに対し吸着脱着部10を押圧するものである。
剥離機構101は、テープ6bが貼付された台紙6aからテープ6bを剥離する機構である。また、貼付機構は、剥離機構101によって剥離されたテープ6bを貼付対象部材へ貼付ける機構である。剥離機構101は、押圧部20により吸着脱着部10をテープ6bへ押圧し、さらに吸着脱着部10によりテープ6bを吸着することによって、台紙6aからテープ6bを剥離する。また、貼付機構は、押圧部20によって、テープ6bが吸着された吸着脱着部10を貼付対象部材へ移載し、さらに押圧した後、吸着脱着部10による脱着によってテープ6bを貼付対象部材へ貼り付ける。ここでは、テープ6bにおける吸着脱着部10が吸着する面を「表面6e」とする。
図1に示されるように、吸着脱着部10には、排気ポンプやエア制御装置などの排気駆動部11が取り付けられている。排気駆動部11による排気のオン/オフによって、吸着脱着部10は、テープ6bを吸着する、あるいは脱着する。
押圧部20は、移載駆動部21a及び押圧駆動部21bを有する、例えばロボットのハンドリング装置に取り付けられている。移載駆動部21aによって、押圧部20は、貼付対象部材へ移載される。また、押圧駆動部21bによって、押圧部20は、吸着脱着部10を押圧するようになっている。なお、押圧駆動部21bは、エアシリンダなどの駆動装置であってもよい。
図2に示されるように、剥離機構101は、曲げ手段としての剥離板40と、台紙6aに貼り付けられたテープ6bを搬送する搬送手段と、を備えている。搬送手段は、テープ供給リール32、ダンサ用固定ローラ33、ダンサ34、固定ローラ35、移動ローラ36、固定ローラ37、及び台紙巻き取りリール38を備えている。
台紙6aに貼り付けられたテープ6b(以下、台紙付テープとする)は、まず、ロール状に巻かれた形態にて、テープ供給リール32に供給される。テープ供給リール32によって巻かれた台紙付テープは、ダンサ用固定ローラ33、ダンサ34、固定ローラ35、剥離板40、移動ローラ36、固定ローラ37を通って、台紙巻き取りリール38によって巻き取られる。すなわち、テープ供給リール32と台紙巻き取りリール38との間にて、帯状の台紙6aが、ダンサ用固定ローラ33、ダンサ34、固定ローラ35、剥離板40、移動ローラ36、固定ローラ37を通って装着されている。台紙6aの表面には、テープ6bが所定の間隔を空けて貼付されている。そして、テープ供給リール32から台紙巻き取りリール38へ搬送される間、台紙付テープは、吸着脱着部10及び剥離板40によって、テープ6bが剥離され、台紙7aのみが台紙巻き取りリール38によって巻き取られる。搬送手段の各種部材(テープ供給リール32、・・・台紙巻き取りリール38)はそれぞれ、モータなどの搬送駆動部31によって、回転するようになっている。それゆえ、搬送駆動部31による搬送手段の各種部材の回転によって、剥離機構101内の台紙付テープの搬送が制御されることになる。
剥離板40は、巻出ローラ30aと巻取ローラ30bとの間の台紙6aの搬送経路内に、配置されている。剥離板40は、台紙6aを曲げることによって台紙6aからテープ6bを剥離できる曲げ手段である。剥離板40は、台紙6aの搬送方向に対して略平行に配置され、台紙6aの裏面を支持する台紙支持部40aと、台紙支持部40aよりも台紙6aの搬送方向前方に配置される台紙曲げ部40bとを有する。また、剥離板40は、エアシリンダ等の剥離板移動駆動部41によって、台紙6aの搬送方向に前進する、あるいは後退するようになっている。
また、剥離板40の台紙曲げ部40bには、台紙6aの幅方向に沿うようにエッジ40cが形成されている。エッジ40cは、台紙6aを巻取ローラ30bによって巻き取るに際し、台紙6aの裏面に対して滑らかに摺動できるとともに、台紙6aを巻き取る際に台紙6aに作用する搬送方向のテンションを利用し、台紙6aをテープ6bの剥離面6dに対して約155度の角度に曲げることができる。なお、剥離板40において、台紙6aに作用するテンションは、ダンサ用固定ローラ33及びダンサ34の動作、並びに固定ローラ35、剥離板40、移動ローラ36、及び固定ローラ37の動作によって制御される。剥離機構101は、剥離動作時に台紙6aに対し所定のテンションを付与するテンション付与手段として、ダンサ用固定ローラ33及びダンサ34、並びに固定ローラ35、剥離板40、移動ローラ36、及び固定ローラ37を備えている。
なお、上述した台紙6aを曲げる角度は、剥離板40の台紙曲げ部40bの寸法形状を変更することによって、例えば90〜170度の角度に適宜調整できる。また、台紙曲げ部40bのエッジ40cの寸法形状を変更することによって、台紙6aやテープ6bの厚さや弾性など、または台紙6aに作用する搬送方向の張力などに適合するようにエッジ40cの形状を調整することができる。例えば、台紙の厚さが0.1mm以下である場合には、半径0.1mm(R0.1)〜0.3mm(R0.3)に相当する鋭角的な円弧状面や楕円弧状面などの曲面を有するようにエッジ40cを形成することが望ましい。
また、剥離機構101において、吸着脱着部10及び押圧部20は、台紙6aからテープ6bを剥離するときにおけるテープ6bの位置に対応する所定位置(以下、剥離位置とする)に、配置されている。吸着脱着部10は、上述した排気駆動部11に連結される複数の吸着部10aを有し、これら吸着部10aによってテープ6bの表面6eを吸着して保持することができる。なお、吸着脱着部10の形状寸法や、吸着部10aの大きさ、個数、配置、吸引力などは、テープ6bのサイズに合わせて適宜選択することができる。押圧部20は、上述した押圧駆動部21bによって、矢印9の方向に前進する、あるいは後退するようになっている。そして、これによって、吸着脱着部10に対し押圧部20が押圧するようになる。
制御部50は、CPUや専用プロセッサなどの演算処理部、および、RAM、ROM、HDDなどの記憶部(いずれも図示せず)などにより構成されるコンピュータ装置であり、上記記憶部に記憶されている各種情報および各種制御を実施するためのプログラムを読み出して実行することにより、テープ貼付装置100の各部(排気駆動部11、移載駆動部21a、押圧駆動部21b、搬送駆動部31、剥離板移動駆動部41等)の動作を制御し、吸着脱着部10、押圧部20、剥離機構101、貼付機構等によって、テープ6bの剥離処理またはテープ6bの貼付処理を行う。
次に、テープ貼付装置100の剥離機構101におけるテープ6bの剥離動作の一例について、図3を用いて説明する。図3の(a)〜(c)は、剥離機構101において、台紙6aからテープ6bを剥離する際の剥離板40の一連の動作の一例を模式的に示す概略側面図である。また、図4の(a)〜(c)は、剥離機構101において、図3の(a)〜(c)に示す剥離板40の一連の動作に連動した搬送手段の動作を示した概略側面図である。なお、図3の(a)〜(c)では、台紙付テープの搬送手段の図示を省略している。また、図4の(a)〜(c)では、テープ供給リール32、ダンサ用固定ローラ33、ダンサ34、及び台紙巻き取りリール38の図示を省略している。
(台紙6a及びテープ6bの搬送)
まず、図3の(a)に示されるように、制御部50は、搬送駆動部31の動作を制御して、テープ供給リール32及び台紙巻き取りリール38を回転させることによって、テープ6bが貼付された台紙6aをテープ供給リール32から巻き出す。巻き出された台紙6aは、矢印Aの方向に搬送され、剥離対象となるテープ6bが図3の(a)に示す剥離位置に到達すると、剥離板40によって曲げられる。制御部50は、剥離対象のテープ6bが剥離位置に到達したとき、搬送駆動部31の動作を制御して巻出ローラ30aの回転を停止し、台紙6aの搬送を停止する。この後、必要に応じて、さらにテープ6b自体を位置決めすることもできる。
制御部50は、剥離対象のテープ6bを剥離位置にて停止した後、押圧駆動部21bの動作を制御して、押圧部20を矢印9の方向に移動させることによって吸着脱着部10を降下させる。そして、剥離位置にあるテープ6bに吸着脱着部10が接触した後も、押圧駆動部21bを制御し、押圧部20を吸着脱着部10に対し押圧させる。そして、テープ6bが剥離板40と吸着脱着部10とによって挟持され剥離位置にて保持されたとき、制御部50は、移載駆動部21aを制御して、押圧部20による押圧を停止する。このように、剥離機構101においては、押圧部20によって、テープ6bを所定の圧力で剥離板40に押え付けて、吸着脱着部10にテープ6bを倣わせる。これによって、剥離板40のエッジ40cにて台紙6aが剥離板40から浮き上がることがなくなる。
なお、図3の(a)に示す動作中、制御部50は、排気駆動部11の動作をオフに制御している。このため、吸着脱着部10は、テープ6bを吸着していない。
(剥離端6cの形成)
図3の(b)に示されるように、剥離対象となるテープ6bを剥離位置において剥離板40と吸着脱着部10とによって挟持した後、制御部50は、搬送駆動部31及び剥離板移動駆動部41を制御して、剥離位置にあるテープ6bに対して剥離端6cを形成する。より具体的には、まず、制御部50は、搬送駆動部31の動作を制御して、搬送手段の各種部材を回転させることによって、台紙付テープにテンションを付与する。そして、これによって、台紙6bを剥離板40のエッジ40cに倣わせて折り曲げる。例えば、ダンサ用固定ローラ33及びダンサ34の動作によって、台紙付テープにテンションを付与することができる。すなわち、台紙巻き取りリール38による巻き取りによって、台紙6bには搬送方向へ引っ張る引張り力がかかる。このとき、この引張り力により、ダンサ34には上方向に移動する。ここで、ダンサ34に所定の下向きの力をかけることによって、台紙付テープにテンションを付与することができる。また、固定ローラ35と固定ローラ37との間にて剥離板40及び移動ローラ36を一体で動作させ、固定ローラ35と固定ローラ37との間にある台紙6bの長さを一定にすることによって、剥離板40が移動しても安定したテンションを台紙付テープに付与することができる。
次に、制御部50は、このように台紙付テープにテンションを付与した状態で、剥離板移動駆動部41の動作を制御して、剥離板40を矢印Cの方向に後退移動させる。
この動作によって、台紙6aは、剥離位置近傍において、剥離板40の台紙曲げ部40bによって、折り曲げられる。テープ6bの剥離面6dに対する台紙6aの曲がり角度θは、約155°である。一方、剥離位置にあるテープ6bは、吸着脱着部10に真空吸着され、かつ剥離板40と吸着脱着部10とによって挟持されているので、台紙6aとともに曲がることがない。その結果、剥離対象のテープ6bの搬送方向前方の一部が剥離し、テープ6bに対して剥離端6cが形成される。
なお、図3の(b)に示す動作中、制御部50は、排気駆動部11の動作をオンに制御している。このため、吸着脱着部10は、テープ6bを吸着している。
(テープ6bの保持及び剥離)
テープ6bの保持は、吸着脱着部10の吸着部10aを介してテープ6bの搬送方向前方及び搬送方向後方の2か所を排気駆動部11にてエア吸引して吸着することによって行われる。吸着部10aは複数箇所に設けて、吸着力をあげてもよい。
剥離端6cを形成したテープ6bの表面6eを吸着脱着部10によって保持した後、制御部50は、テープ6bの表面6eを吸着脱着部10によって保持したまま、搬送駆動部31及び剥離板移動駆動部41を制御して、台紙6aからテープ6bを剥離する(図3の(c)及び図4の(c)参照)。
具体的には、制御部50は、剥離板移動駆動部41の動作を制御して、剥離板40を矢印Cの方向に後退移動させる。このとき、図4の(c)に示されるように、剥離板40とともに移動ローラ36も移動する。これによって、図3の(c)及び図4の(c)に示されるように、剥離対象のテープ6bは、剥離端6c側から剥離され、最終的に、完全に台紙6aから剥離される。テープ6bの受渡完了後、制御部50は、剥離板40をもとの位置に復帰移動させるとともに搬送駆動部31の動作を制御して、台紙巻き取りリール38を回転させることによって、テープ6bを剥離した後の台紙6aは、巻取ローラ30bへ巻き取られる。
制御部50は、移載駆動部21a及び/または押圧駆動部21bの動作を制御し、剥離されたテープ6bを貼付対象部材へ移動させ、上述した貼付機構等によって、貼付対象部材の所望の位置に貼り付ける。
以上のように、テープ貼付装置100の剥離機構101は、押圧部20により吸着脱着部10をテープ6bに対し押圧し吸着脱着部10と剥離板40とによりテープ6bを挟持した状態を保って、剥離板40によって剥離端6cを形成した後に、吸着脱着部10による吸着によってテープ6bの表面6eを保持したまま剥離板40により台紙6aをテープ6bの剥離端8c側から剥離するようになっている。このように剥離板40と吸着脱着部10とによってテープ6bを挟持した状態で剥離板40によってテープ6bに対し剥離端6cを形成しているので、テープ6bの腰が弱い場合であっても、テープ6bは、台紙6aとともに曲がることがない。それゆえ、テープ6bの腰が弱い場合であっても、テープ6bに対し剥離端6cを形成することができるので、テープ6bを剥離端6c側から剥離し、完全に台紙6aから剥離することができる。
本実施形態に係るテープ貼付装置100の剥離機構101は、押圧部20によりテープ6bを剥離板40に押え付け、吸着脱着部10にテープ6bを倣わせた状態にて、テープ6bの剥離動作を行っている。このため、腰が弱いテープ6bであっても確実に剥離端を形成することができ、テープ6bを剥離端6c側から剥離し、完全に台紙6aから剥離することができる。
ここで、押圧部20は、吸着脱着部10をテープ6bのエッジにオーバーハングするように、テープ6bを押圧することが好ましい。テープ6bを剥離板40と吸着脱着部10とによって挟持したとき、吸着脱着部10の搬送方向(矢印Aの方向)の端部は、剥離板40及びテープ6bよりも搬送方向の外側に配置されている。これによって、吸着脱着部10にテープ6bを倣わせることができ、かつ、剥離板40のエッジにてテープ6bが台紙6aに倣わないようになる(剥離板40のエッジにてテープ6bが台紙6aとともに折れ曲がらない)。その結果、より確実に、テープ6bに対し剥離端6cを形成することができる。
図5の(a)〜(c)は、吸着脱着部10におけるテープ6bと対向する端面10bでは、テープ6bのエッジに対し端面10bがオーバーハングしない場合における、台紙6aからテープ6bを剥離する際の一連の動作の一例を模式的に示す概略側面図である。図5の(a)〜(c)に示されるように、吸着脱着部10の端面10bでは、テープ6bのエッジに対し端面10bがオーバーハングしない場合、テープ6bの搬送方向の端部は、搬送中、吸着脱着部10よりも先に剥離板40のエッジにかかることになる。制御部50が搬送駆動部31及び剥離板移動駆動部41を制御して、テープ6bに対して剥離端6cを形成するとき(図5の(b))、テープ6bは、台紙6aから剥離されず、台紙6aとともに台紙巻き取りリール38へ送られ廃棄されるおそれがある。その結果、図5の(c)に示されるように、剥離対象のテープ6bが吸着脱着部10に吸着されず、吸着脱着部10によって保持されなくなるおそれがある。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について、図6〜図8に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。図6は、本実施形態に係るテープ貼付装置における剥離機構101Aの概略構成を示す断面図である。図7の(a)〜(c)は、剥離機構101Aにおいて、台紙6aからテープ6bを剥離する際の一連の動作の一例を模式的に示す概略断面図である。また、図8の(a)〜(d)は、本実施形態のテープ貼付装置における貼付機構102の概略構成、及び貼付機構102において、剥離されたテープ6bを貼付対象部材70へ貼り付ける際の一連の動作の一例を模式的に示す概略断面図である。本実施形態のテープ貼付装置は、吸着脱着部及び押圧部、並びに貼付機構の構成が実施形態1のテープ貼付装置100を異なる。
図6に示されるように、本実施形態に係るテープ貼付装置において、吸着脱着部10Aは、吸着脱着部本体12と、吸着脱着部本体12の外周を取り囲む外周部材13とによって構成されている。ずなわち、吸着脱着部10Aは、吸着脱着部本体12と外周部材13とに分割可能になっている。また、押圧部20Aは、吸着脱着部10Aを押し付ける押付バネ22を備えている。
吸着脱着部本体12は、例えばロボットのハンドリング部60に取り付けられており、その内部に上述した吸着部としての排気孔12aが形成されている。また、吸着脱着部本体12には、上述の排気駆動部11に連結する排気管14が設けられている。排気孔12aと排気管14とは、連通するように構成されている。外周部材13には、吸着脱着部本体12が挿入される挿通穴13aが形成されている。
また、押付バネ22は、外周部材13におけるテープ6bと反対側の上面13cに接触しており、外周部材13を矢印9の方向へ押圧するよう付勢して配置されている。
吸着脱着部本体12及び外周部材13の両方、またはこれらのうち一方の部材には、吸着脱着部本体12及び外周部材13それぞれにおけるテープ6bと対向する端面12b及び端面13bが面一になるように係止する係止部(不図示)が設けられている。それゆえ、本実施形態に係るテープ貼付装置においては、外周部材13の端面13b側から矢印9と反対方向の力がかかると、吸着脱着部本体12及び外周部材13のうち外周部材13のみが矢印9と反対方向に移動するようになっている。
次に、本実施形態に係るテープ貼付装置の剥離機構101Aにおけるテープ6bの剥離動作の一例について、図7を用いて説明する。本実施形態に係るテープ貼付装置の制御系は、図1に示す制御系と同様であるので、以下では、一部図1を参照して説明する。また、なお、図7の(a)〜(c)では、台紙付テープの搬送手段の図示を省略している。
まず、図7の(a)に示されるように、制御部50は、搬送駆動部31の動作を制御して、巻出ローラを回転させることによって、テープ6bが貼付された台紙6aを巻出ローラ30aから巻き出す。巻き出された台紙6aは、矢印Aの方向に搬送され、剥離対象となるテープ6bが図7の(a)に示す剥離位置に到達すると、剥離板40によって曲げられる。制御部50は、剥離対象のテープ6bが剥離位置に到達したとき、搬送駆動部31の動作を制御して巻出ローラ30aの回転を停止し、台紙6aの搬送を停止する。
次いで、図7の(b)に示されるように、制御部50は、剥離対象のテープ6bを剥離位置にて停止した後、押圧駆動部21bの動作を制御して、押付バネ22が取り付けられたハンドリング部60を矢印9の方向に移動させることによって吸着脱着部10Aを降下させ、剥離位置にあるテープ6bに吸着脱着部10Aが接触させる。このとき、吸着脱着部10Aは、吸着脱着部本体12の端面12b及び外周部材13の端面13bの両方がテープ6bに接触した状態になっている。そして、制御部50は、剥離位置にあるテープ6bに吸着脱着部10Aが接触した後も、押圧駆動部21bを制御し、押付バネ22を吸着脱着部10に対し押圧させる。そして、テープ6bが剥離板40と吸着脱着部10Aとによって挟持され剥離位置にて保持されたとき、制御部50は、移載駆動部21aを制御して、押圧部20Aによる押圧を停止する。
その後、制御部50は、搬送駆動部31及び剥離板移動駆動部41を制御して、剥離位置にあるテープ6bに対して剥離端を形成する。剥離端を形成する動作は、図3の(b)と同様であるので、説明を省略する。
次いで、制御部50は、排気駆動部11の動作をオンに制御して、吸着脱着部10Aによりテープ6bを吸着して保持する。そして、搬送駆動部31及び剥離板移動駆動部41を制御して、剥離対象のテープ6bを、剥離端側から剥離する。テープ6bを剥離する動作は、図3の(c)と同様であるので、説明を省略する。
そして、図7の(c)に示されるように、最終的に、吸着脱着部10Aによって保持された剥離対象のテープ6bは、完全に台紙6aから剥離される。また、テープ6bを剥離した後の台紙6aは、巻取ローラ30bへ巻き取られる。
制御部50は、移載駆動部21a及び/または押圧駆動部21bの動作を制御し、剥離されたテープ6bを貼付対象部材へ移動させ、貼付機構102によって、貼付対象部材70の所望の位置に貼り付ける。
ここで、図8の(a)〜(d)を参照して、本実施形態に係るテープ貼付装置の貼付機構102の構成について、説明する。
図8の(a)〜(d)に示されるように、貼付機構102は、貼付対象部材70を保持する保持体80を備えている。この保持体80は、壁部81と基体部82とによって構成されている。壁部81は、貼付対象部材70の側面70cに接触して保持する。また、基体部82は、貼付対象部材70におけるテープ6bを貼り付ける貼付面70aと反対側の下面70bを支持する。また、壁部81は、貼付対象部材70の貼付面70aよりも上方に突出し、テープ6bを貼り付けるときにおいて、吸着脱着部本体12及び外周部材13のうち外周部材13のみに当接するように設けられている。
保持体80によって保持された貼付対象部材70は、貼付面70aが上方に露出し、かつ、テープ6bを貼り付けるときにおける貼付対象部材70の所定の位置(以下、貼付位置とする)に配置されている。
次に、同じく図8の(a)〜(d)を参照して、貼付機構102におけるテープ6bの貼付動作の一例について、説明する。本実施形態に係るテープ貼付装置の制御系は、図1に示す制御系と同様であるので、以下では、一部図1を参照して説明する。
(剥離されたテープ6bの貼付機構102への移載)
まず、図8の(a)に示されるように、制御部50は、移載駆動部21aの動作を制御して、ハンドリング部60に取り付けられた押付バネ22及び吸着脱着部10Aを、移動させる。そして、吸着脱着部10Aによって保持されたテープ6bが貼付位置に到達したとき、移載駆動部21aの動作を制御して、押付バネ22及び吸着脱着部10Aの移動を停止する。この後、必要に応じて、さらにテープ6b自体を位置決めすることもできる。
制御部50は、テープ6bを貼付位置にて停止した後、押圧駆動部21bの動作を制御して、押付バネ22を矢印9の方向に移動させることによって吸着脱着部10Aを降下させる。このように吸着脱着部10Aを降下させると、図8の(b)に示されるように、吸着脱着部本体12及び外周部材13のうち外周部材13にあるテープ6bのみが、保持体80の壁部81に当接する。
(貼付対象部材70の貼付面70aへのテープ6bの配置)
図8の(c)に示されるように、制御部50は、外周部材13にあるテープ6bのみが保持体80の壁部81に当接した後も、押圧駆動部21bを制御し、押付バネ22を吸着脱着部10Aに対し押圧させる。このとき、保持体80の壁部81は、外周部材13に対して矢印9と反対方向に押圧することになる。外周部材13には、矢印9と反対方向の力がかかり、押付バネ22が収縮する。その結果、吸着脱着部本体12及び外周部材13のうち外周部材13のみが矢印9と反対方向に移動する。一方、吸着脱着部本体12は、移載駆動部21aの駆動によって、矢印9の方向へ移動し、貼付対象部材70を押圧する。その結果、テープ6bは、吸着脱着部本体12と貼付対象部材70とによって挟持され、貼付対象部材70の貼付面70aに配置される。
(貼付対象部材70の貼付面70aへのテープ6bの貼付)
テープ6bを貼付対象部材70の貼付面70aに配置した後、制御部50は、排気駆動部11の動作をオフに制御し、テープ6bを吸着脱着部10Aから脱着する。これによって、吸着脱着部10Aによって保持されたテープ6bは、貼付対象部材70の貼付面70aに貼り付けられる。なお、テープ6bを吸着脱着部10Aから脱着した後、制御部50は、押圧駆動部21bの動作を制御して、吸着脱着部10A及び押付バネ22が取り付けられたハンドリング部60を上昇させる。
このように本実施形態に係るテープ貼付装置において、吸着脱着部10Aは、吸着脱着部本体12と、吸着脱着部本体12の外周を取り囲む外周部材13とによって分割されて構成されている。そして、剥離機構101Aによって台紙6aからテープ6bを剥離するときには、吸着脱着部本体12及び外周部材13がともにテープ6bに接触した状態を保って、押圧部20Aによってテープ6bに対し押圧する。一方、貼付機構102によって剥離されたテープ6bを貼付対象部材70へ貼付けるときには、吸着脱着部本体12が外周部材13に対し突出した状態を保って、押圧部20Aによってテープ6bに対し吸着脱着部本体12を押圧する。
それゆえ、テープ6bの腰が弱い場合であっても、テープ6bを剥離端6c側から剥離し、完全に台紙6aから剥離することができるとともに、テープ6bを確実に貼付対象部材70の貼付面70aへ貼付けることができる。例えば、テープ6bに対し貼付対象部材70の貼付面70aの面積が極めて小さい場合、本実施形態に係るテープ貼付装置は、有効である。
〔実施形態3〕
テープ貼付装置100の制御部50は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、テープ貼付装置100は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムおよび各種データがコンピュータ(またはCPU)で読み取り可能に記録されたROM(Read Only Memory)または記憶装置(これらを「記録媒体」と称する)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などを備えている。そして、コンピュータ(またはCPU)が上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
〔本発明に適用可能なテープ6bについて〕
本発明において、テープ6bは、台紙6aに貼付可能な構成であれよく、テープ6bの貼付対象部材70の種類等に応じて適宜適用することができる。特に、貼付対象部材70が液晶モジュール(液晶パネルとバックライトとを組み合わせたもの)である場合、テープ6bとして、ベゼルレステープが好適に用いられる。ベゼルレステープは、液晶モジュールの外周に貼り付けられるテープである。
以下に、ベゼルレステープを液晶モジュールに貼り付ける工程について、図9及び図10を参照して説明する。図9は、ベゼルレステープを液晶モジュールに貼り付ける工程を示す斜視図である。また、図10は、ベゼルレステープを液晶モジュールに貼り付ける工程を示す上面図である。なお、以下に説明する動作は、上述したテープ貼付装置100の制御部50によって制御される。
図9及び図10に示される、貼付対象部材としての液晶モジュール200は、液晶パネル202と図示しないバックライトとを組み合わせたものである。また、液晶パネル202の表示面には偏光板201が設けられている。
図9及び図10に示されるように、液晶モジュール200に対するベゼルレステープの貼付工程において、まず、長辺テープ6cを液晶モジュール200の長辺部分に貼り付け動作を行う。次いで、長辺部分において、液晶モジュール200を包み込むように長辺テープ6cを折り曲げることによって、液晶パネル200及びバックライト(不図示)を一体化する動作を行う。さらに、短辺テープ6dを液晶モジュール200の短辺部分に貼り付け動作を行う。次いで、短辺部分において、液晶モジュール200を包み込むように短辺テープ6dを折り曲げることによって、液晶パネル200及びバックライト(不図示)を一体化する動作を行う。
このようにベゼルレステープ(長辺テープ6c及び短辺テープ6d)が貼り付けられた液晶モジュール200は、周縁部に金属製の額縁形状部材が設けられた、従来の液晶モジュールよりも薄型化することができる。
ここで、ベゼルレステープは、ポリエチレンテレフタレート(PET)膜、または、アルミニウム若しくは銅からなる金属箔が材料として用いられる。それゆえ、ベゼルレステープは、腰が弱く、台紙に対する粘着力が高いものとなっている。従って、従来のテープ剥離装置では、ベゼルレステープを台紙から剥離するきっかけとなる剥離端を形成することは困難である。
一方、本発明のテープ貼付装置100では、テープの腰が弱い場合であっても、剥離機構101によってテープに対し剥離端を形成することができるので、ベゼルレステープを台紙から剥離することが可能である。
なお、本発明に適用可能なテープ6bは、ベゼルレステープに限定されず、印刷面を有するラベルであってもよい。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係るテープ貼付装置100は、テープ6bが貼付された台紙6aからテープ6bを剥離する剥離機構101、101Aと、上記剥離機構101によって剥離されたテープ6bを貼付対象部材70へ貼付ける貼付機構102と、上記テープ6bを吸着する、あるいは脱着する吸着脱着部10、10Aと、上記テープ6bに対し上記吸着脱着部10、10Aを押圧する押圧部20、20Aと、を備え、上記剥離機構101、101Aは、上記台紙6aを搬送する搬送手段(巻出ローラ30a、巻取ローラ30b)と、上記台紙6aを曲げて上記テープ6bに剥離端6cを形成する曲げ手段(剥離板40)と、を有し、上記押圧部20、20Aにより上記吸着脱着部10、10Aを上記テープ6bに対し押圧し上記吸着脱着部10、10Aによって上記テープ6bを吸着し、かつ上記吸着脱着部10、10Aと上記曲げ手段(剥離板40)とにより上記テープ6bを挟持した状態を保って、上記曲げ手段(剥離板40)により上記台紙6aを上記テープ6bの剥離端6c側から剥離する構成である。
上記の構成によれば、上記吸着脱着部10、10Aによって上記テープ6bを吸着し、かつ上記曲げ手段と上記吸着脱着部とによってテープを挟持した状態で上記曲げ手段によってテープに対し剥離端を形成しているので、貼付対象部材に貼り付ける貼付領域に対しテープ全体の面積が大きい(テープの腰が弱い)場合であっても、テープは、台紙とともに曲がることがない。それゆえ、テープの腰が弱い場合であっても、テープに対し剥離端を形成することができるので、テープを剥離端側から剥離し、完全に台紙から剥離することができる。
本発明の態様2に係るテープ貼付装置100では、上記態様1において、上記吸着脱着部10,10Aの台紙搬送方向(矢印Aの方向)の端部は、上記テープの台紙搬送方向(矢印Aの方向)の端部よりも先に、上記曲げ手段の先端を通過することが好ましい。
これによって、より確実に、テープに対し剥離端を形成することができる。
本発明の態様3に係るテープ貼付装置100では、上記剥離機構101は、剥離動作時に上記台紙6aに対し所定のテンションを付与するテンション付与手段(ダンサ用固定ローラ33、ダンサ34、固定ローラ35、剥離板40、移動ローラ36、固定ローラ37)を備えたことが好ましい。
上記の構成によれば、台紙6aに対し所定のテンションが付与された状態にて剥離動作が行われるので、より確実にテープ6bを完全に台紙6aから剥離することができる。
本発明の態様4に係るテープ貼付装置100では、上記態様1から3において、上記吸着脱着部10Aは、吸着脱着部本体12と、該吸着脱着部本体12の外周を取り囲む外周部材13とによって構成されており、上記剥離機構101Aによって上記台紙6aから上記テープ6bを剥離するときには、上記吸着脱着部本体12及び上記外周部材13がともに上記テープ6bに接触した状態を保って、上記押圧部20Aによって上記テープ6bに対し押圧する一方、上記貼付機構102によって剥離された上記テープ6bを貼付対象部材70へ貼付けるときには、上記吸着脱着部本体12が上記外周部材13に対し突出した状態を保って、上記押圧部20Aによって上記テープ6bに対し吸着脱着部本体12を押圧するようになっていることが好ましい。
上記の構成によれば、テープの腰が弱い場合であっても、テープを剥離端側から剥離し、完全に台紙から剥離することができるとともに、テープを確実に貼付対象部材の貼付面へ貼付けることができる。例えば、テープに対し貼付対象部材の貼付面の面積が極めて小さい場合、本実施形態に係るテープ貼付装置は、有効である。
本発明の態様5に係るテープ貼付装置100では、上記態様1から4において、上記押圧部20Aは、上記吸着脱着部10Aを押圧するための弾性部材(押付バネ22)を備えたことが好ましい。
上記の構成によれば、上記押圧部による押圧動作を簡潔にすることができる。
本発明の態様6に係るテープ貼付装置100では、上記態様1から5において、上記曲げ手段は、台紙6aの裏面を支持する台紙支持部40aと、上記台紙支持部40aよりも台紙6aの搬送方向前方に配置される台紙曲げ部40bとを有する剥離板40であってもよい。
また、本発明の態様7に係るテープ貼付装置100では、上記態様1から6において、剥離機構101、101Aは、上記吸着脱着部10、10Aと上記曲げ手段(剥離板40)とにより上記テープ6bを挟持した状態を保って、上記台紙6aを搬送方向(矢印Bの方向)に移動させるとともに上記曲げ手段(剥離板40)を上記搬送方向と反対方向(矢印Cの方向)に後退移動させることによって、上記テープ6bに剥離端6cを形成することが好ましい。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
本発明は、テープを台紙から剥離し、剥離したテープを貼付対象部材に貼り付ける技術全般に利用することができる。
6a 台紙
6b テープ
6c 剥離端
6d 剥離面
6e 表面
10、10A 吸着脱着部
10b 端面
20、20A 押圧部
22 押付バネ(弾性部材)
32 テープ供給リール(搬送手段)
33 ダンサ用固定ローラ(テンション付与手段、搬送手段)
34 ダンサ(テンション付与手段、搬送手段)
35 固定ローラ(テンション付与手段、搬送手段)
36 移動ローラ(テンション付与手段、搬送手段)
37 固定ローラ(テンション付与手段、搬送手段)
38 台紙巻き取りリール(搬送手段)
40 剥離板(曲げ手段)
50 制御部
70 貼付対象部材
80 保持体
100 テープ貼付装置
101、101A 剥離機構
102 貼付機構

Claims (5)

  1. テープが貼付された台紙からテープを剥離する剥離機構と、
    上記剥離機構によって剥離されたテープを貼付対象部材へ貼付ける貼付機構と、
    上記テープを吸着する、あるいは脱着する吸着脱着部と、
    上記テープに対し上記吸着脱着部を押圧する押圧部と、を備え、
    上記剥離機構は、上記台紙を搬送する搬送手段と、上記台紙を曲げて上記テープに剥離端を形成する曲げ手段と、を有し、
    上記押圧部により上記吸着脱着部を上記テープに対し押圧し上記吸着脱着部によって上記テープを吸着し、かつ上記吸着脱着部と上記曲げ手段とにより上記テープを挟持した状態を保って、上記曲げ手段によって剥離端を形成し上記曲げ手段により上記台紙を上記テープの剥離端側から剥離することを特徴とするテープ貼付装置。
  2. 上記吸着脱着部の台紙搬送方向の端部は、上記テープの台紙搬送方向の端部よりも先に、上記曲げ手段の先端を通過することを特徴とする請求項1に記載のテープ貼付装置。
  3. 上記剥離機構は、剥離動作時に上記台紙に対し所定のテンションを付与するテンション付与手段を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載のテープ貼付装置。
  4. 上記吸着脱着部は、吸着脱着部本体と、該吸着脱着部本体の外周を取り囲む外周部材とによって構成されており、
    上記剥離機構によって上記台紙から上記テープを剥離するときには、上記吸着脱着部本体及び上記外周部材がともに上記テープに接触した状態を保って、上記押圧部によって上記テープに対し押圧する一方、
    上記貼付機構によって剥離された上記テープを貼付対象部材へ貼付けるときには、上記吸着脱着部本体が上記外周部材に対し突出した状態を保って、上記押圧部によって上記テープに対し吸着脱着部本体を押圧するようになっていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のテープ貼付装置。
  5. 上記押圧部は、上記吸着脱着部を押圧するための弾性部材を備えたことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載のテープ貼付装置。
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