JP2019014486A - ラベル剥離装置、ラベル自動貼付装置、及びラベル剥離方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ラベルを台紙と共に供給した後、貼付け対象物へ貼り付けるまでに生じる位置ズレを防止するラベル剥離装置を提供する。【解決手段】待機位置において吸着面17と対向するラベル剥離面10、及びラベル剥離面とラベル剥離面の先端縁から基端方向へ鋭角に傾斜してなる傾斜裏面13とによって尖った刃先状に形成されてなる刃先部14を有し、待機位置から基端方向に移動可能な剥離板11と、待機位置において、ラベル剥離面に沿って台紙と共に設置されたラベル片6の先端部分を、傾斜裏面に沿って折り返された台紙部分から捲れさせると共に、ラベル剥離面の先端縁12からわずかに突出させた状態で、ラベル片の表示面を吸着面17に吸着可能に構成された吸着パッド16を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、台紙からラベルを剥離するラベル剥離装置、及びその剥離方法、並びに、剥離したラベルを対象物に貼り付けるラベル自動貼付装置に関する。
従来のラベル貼付装置としては、特許文献1に記載された自動ラベル貼り機があるが、その機構の概略は、枚葉ストックしておいたラベルをラベル供給装置によってラベルセット台の上面に一旦セットし、当該ラベルセット台上のラベルを他のラベル吸着ヘッドで吸着した後に当該ラベルを台紙から剥離するものであった。その後、ラベル吸着ヘッドの吸着面が水平下向きから垂直となるように引き起こして反転させ、ピストンロッドの伸長動作により貼付け対象物であるポリ容器等にラベルを貼り付けるものである。
特開2000−211621号公報
従来技術は、ラベルから台紙を確実に剥がせるようにするため、ラベルをマガジン内に一枚ずつ積み重ねた状態から貼り付け作業行うものであった。
しかし、一枚のラベルを台紙と共に供給した後、ラベル吸着ヘッドへの受け渡しを行った後剥離作業を行う従来技術では、マガジンから取得されたラベルが台紙から剥離された状態でラベル吸着ヘッドへ保持されるまでに、マガジン内やラベルセット台上にセットされたラベルの位置にズレが生じることを防止することが困難であった。
そのため、ラベル吸着ヘッドの位置制御を正確に行ったとしても、貼付け対象となる商品に対する貼り付け位置に前記ズレに由来するばらつきが生じる。そうすると、ラベルが貼り付けられた商品を積み重ねて並べるなどして陳列させた場合、商品の列が真っすぐであるにもかかわらずラベルの列にゆがみが生じ、陳列のメリハリが低下する要因になるという問題があった。さらに、陳列のメリハリが低下すると、その商品に対する需要者の購買意欲を低下させる原因となる恐れがあった。
そこで、上記課題を解決する手段として本発明に係るラベル剥離装置は、文字等が印字される表示面を表面とし、裏面が帯状体に形成された台紙に剥離可能に仮着され、前記台紙の長手方向に沿って直列に配設された複数のラベル片を前記台紙から剥離させるラベル剥離装置であって、前記台紙に仮着されたラベル片の表示面を吸着可能な吸着面を有する吸着パッドと、待機位置において前記吸着面と対向するラベル剥離面、及び当該ラベル剥離面とラベル剥離面の先端縁から基端方向へ鋭角に傾斜してなる傾斜裏面とによって尖った刃先状に形成されてなる刃先部を有し、前記待機位置から基端方向に移動可能な剥離板と、を備え、前記吸着パッドは、前記待機位置において、前記ラベル剥離面に沿って前記台紙と共に設置された前記ラベル片の先端部分を、前記傾斜裏面に沿って折り返された台紙部分から捲れさせると共に、前記ラベル剥離面の先端縁からわずかに突出させた状態で、前記ラベル片の表示面を前記吸着面に吸着可能に構成され、前記剥離板は、前記刃先部に掛け廻されて前記傾斜裏面に沿って基端方向に引き取られる前記台紙と共に基端方向に移動されることによって、前記吸着面に吸着された状態の前記ラベル片を前記台紙から剥離可能に構成され、前記ラベル剥離面の先端縁からわずかに突出された前記ラベル片の先端部分を感知するセンサーを備えることを特徴とする。
また、前記ラベル剥離装置は、前記ラベル片が前記台紙から剥離された際の剥離位置から、前記刃先部に掛け廻された前記台紙のラベル剥離面側の一端部が固定されると共に他端部が開放された状態で、先端方向へ移動して前記待機位置まで復帰する復帰手段と、を有し、前記剥離板が前記待機位置まで戻った後、前記台紙の一端部が解放され、前記台紙を前記傾斜裏面に沿って基端方向に引き取りつつ、前記ラベル剥離面の先端縁から次のラベル片の先端部分が台紙から捲れた状態で前記所定長さ突出したことを頭出しセンサーが感知した時に前記台紙の引き取り動作が停止されるラベル片準備手段を備えることを特徴とするものであっても好ましい。
また、前記剥離板は、基端方向に引っ張られる前記台紙が前記刃先部に加える押圧力によって基端方向に移動可能に設けられてなることが好ましい。
さらに、本発明に係るラベル自動貼付け装置は、上記に示したいずれかに記載のラベル剥離装置を備え、前記吸着パッドが、前記ラベル剥離装置によって剥離されて前記吸着面に吸着された前記ラベル片と共に、貼付対象物表面における所定位置に対して押し付けられることにより、前記ラベル片を貼付対象物に貼り付け可能に設けられてなることを特徴とする。
また、前記貼付対象物は、前記貼付対象物表面を構成する壁部が前記吸着パッドからの押圧力によって柔軟に変形する構造に成形されてなるものであって、前記吸着パッドが前記貼付対象物表面に押し付けられる際に、前記壁部の前記被貼り付け面とは反対面に当接される変形防止体を備えることが好ましい。
また、前記ラベル自動貼付け装置は、前記貼付対象物表面に貼り付けられたラベル片の一辺から他辺にかけて、前記ラベル片の表面を押圧しながら移動するスキージブレードを備えることが好ましい。
さらにまた、本発明に係るラベル剥離方法は、文字等が印字される表示面を表面とし、裏面が帯状体に形成された台紙に剥離可能に仮着され、前記台紙の長手方向に沿って直列に配設された複数のラベル片を前記台紙から剥離させるラベル剥離方法であって、前記台紙に仮着されたラベル片の表示面を吸着可能な吸着面を有する吸着パッドを設置し、ラベル剥離面とラベル剥離面の先端縁から基端方向へ鋭角に傾斜してなる傾斜裏面によって尖った刃先状に形成されてなる刃先部を有し、前記待機位置から基端方向に移動可能な剥離板を、前記ラベル剥離面が前記吸着面と近接して対向する待機位置に配置し、前記待機位置において、前記ラベル剥離面に沿って前記台紙と共に設置された前記ラベル片の先端部分を、前記傾斜裏面に沿って折り返された台紙部分から剥離させると共に、前記ラベル剥離面の先端縁からわずかに突出させ、前記ラベル片の表示面を前記吸着面に吸着させ、前記刃先部に掛け廻されて前記傾斜裏面に沿って基端方向に引き取られる前記台紙と共に前記剥離板を基端方向に移動させることによって前記ラベル片を前記台紙から剥離させることを特徴とする。
また、前記ラベル剥離方法は、前記剥離板を、前記ラベル片が前記台紙から剥離された際の剥離位置から、前記刃先部に掛け廻された前記台紙のラベル剥離面側の一端部が固定されると共に他端部が開放された状態で、先端方向へ移動して前記待機位置まで復帰させ、前記剥離板が前記待機位置まで戻った後、前記台紙の一端部が解放され、前記台紙を前記傾斜裏面に沿って基端方向に引き取りつつ、前記ラベル剥離面の先端縁から次のラベル片の先端部分が台紙から捲れた状態で前記所定長さ突出したことを頭出しセンサーが感知した時に前記台紙の引き取り動作を停止させることを特徴とする。
さらに前記ラベル剥離方法は、前記剥離板を、基端方向に引っ張られる前記台紙が前記刃先部に加える押圧力によって基端方向に移動させることとしても好ましい。
また、前記ラベル剥離装置、及び前記ラベル剥離方法に係るラベル剥離面は、鉛直面であることが好ましい。
本発明に係るラベル剥離装置によれば、帯状の台紙に仮着されたラベル片、及び次のラベル片の吸着パッドに対する吸着位置のズレを無くすことができる。
これにより、本発明に係るラベル剥離装置の制御機能の及ばない要因によるラベル片の貼付対象への貼り付け位置のズレを無くすことができるため、ラベル片が貼り付けられた商品を積み重ねて並べるなどして陳列させた場合、真っすぐな商品の列に対してラベル片の列も真っすぐな状態で陳列させることができる。
本発明に係るラベル自動貼付け装置によれば、ラベル片が貼り付けられた複数の商品の陳列に対するメリハリを著しく向上させることができ、その商品に対する需要者の購買意欲を向上させる。
本発明に係るラベル剥離装置によれば、帯状の台紙に複数仮着されたラベル片ごとに吸着パッドの吸着面に対する位置を生ずることなく、枚葉ごとに吸着面に対して正確に同じ位置となるようにラベル片を台紙から剥離することができる。
さらに、本発明に係るラベル自動貼付け装置によれば、ラベル片の貼付対象となる面が柔らかく変形しやすい面であっても、平滑な表面状態を保持してラベル片を貼り付けることができる。
特に、本発明に係るラベル自動貼付け装置によれば、貼付対象面が垂直面である場合にあっても、枚葉ごとに正確な位置へ貼り付けることができる。同じく、貼付対象面が垂直面である場合にあっても、ラベル片の貼付対象となる面が柔らかく変形しやすい面に対して、平滑な表面状態を保持してラベル片を貼り付けることができる。
また、ラベル剥離面が鉛直面であることにより、台紙をラベル剥離面上でたわませることなく、さらに、剥離板の先端縁で押し返した台紙を傾斜裏面に接する状態で剥離板に掛け廻すことができる。台紙が傾斜裏面に接して折り返されることによってラベル片の先端部分を確実に捲れさせることができる。ラベル片の先端部分の捲れがなければ剥離時にラベル片へ強い力がかかり、位置ズレを生じるおそれがあるため、確実に捲れを生じさせることで、このような位置ズレの発生を防止する効果がある。また、台紙が剥離面上でたわまないことによって、吸着パッドへの吸着時にラベル片によれが発生することを防止でき、また、たわみに起因した位置ズレの発生を防止することができる。
ラベル自動貼付け装置1の全体の概略を示す正面図である。 ラベル自動貼付け装置1の全体の概略を示す右側面図である。 吸着パッド16の吸着面17を正面に見た部分拡大図である。 ラベル供給部4の概要を示すラベル自動貼付け装置1の右側面から見た縦断面図である。 ラベル剥離装置3及びラベル供給部4の動作による剥離手段35、復帰手段37、及びラベル片準備手段38の詳細をラベル自動貼付け装置1の右側面から見て示した図である。 貼付面変形防止装置48の概要を示すラベル自動貼付け装置1の右側面から見た縦断面図である。 ラベル片6の貼り付け作業を示す図であり、樹脂製容器39が運搬されてくる工程をラベル自動貼付け装置1の右側面から見て示した縦断面図である。 ラベル片6の貼り付け作業を示す図であり、隙間41から壁部52の内面に変形防止版47を当接させる工程をラベル自動貼付け装置1の右側面から見て示した縦断面図である。 ラベル片6の貼り付け作業を示す図であり、吸着パッド16を壁部52に押し付けてラベル片6を貼り付ける工程をラベル自動貼付け装置1の右側面から見て示した縦断面図である。 ラベル片6の貼り付け作業を示す図であり、壁部52に貼り付けられたラベル片6の表面をスキージブレード53でなぞる工程をラベル自動貼付け装置1の右側面から見て示した縦断面図である。
以下、本発明に係る実施の形態を、図を参照しながら詳しく説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
図1は、本発明に係るラベル自動貼付け装置1の全体の概略を示す正面図である。ラベル自動貼付け装置1は、床面A上に設置可能に設けられた枠体2を各機構構造の支持体として有しており、枠体2のラベル自動貼付け装置1の正面に向かって右側部分には、ラベル剥離装置3及びラベル供給部4が設置されてなる。
ラベル剥離装置3は、文字等が印字される表示面を表面とし、裏面が帯状体に形成された台紙5に剥離可能に仮着されたラベル片6を、台紙5から剥離させる装置である。また、ラベル片6は、台紙5の長手方向に沿って直列に複数配設されてなる。
ラベル剥離装置3は、図2に示すように、枠体2内の下部に設けられてなる剥離用エアシリンダー7、剥離用エアシリンダー7から上方に突設された剥離板支持ロッド8、剥離板支持ロッド8の上端に固定されてなる剥離板保持部9、及び剥離板保持部9に取り付けられ正面に幅広のラベル剥離面10が形成されてなる剥離板11を備えてなる。
剥離板11は、剥離用エアシリンダー7が空圧によって駆動する剥離板支持ロッド8に従って上下に移動することができる。剥離用エアシリンダー7は、その内部において剥離板支持ロッド8を上方に持ち上げる方向に空圧を付勢してなり、剥離板11を基端方向へ移動させる際には前記空圧が低圧に設定され、剥離板11を先端方向へ移動させる際には前記空圧が高圧に設定される。本実施の形態において、床面Aから剥離板11の上端である先端縁を見た先端方向を上方向といい、また、剥離板11の上端から床面Aを見た基端方向を下方向ということがある。また、本実施の形態において、ラベル自動貼付け装置1の正面を前、背面を後ということがある。
剥離板11は、ラベル剥離面10と、ラベル剥離面10の先端縁12から下方向へ鋭角に傾斜してなる傾斜裏面13とによって尖った刃先状に形成されてなる刃先部14を有する。
また、図2に示すように、剥離板11より正面手前側には、吸着パッド16が設置されており、吸着パッド16の背面には吸着面17が形成されている。吸着パッド16は、図1の矢印に示すように、上下左右に移動可能な移動アーム15に保持された移動アーム15によって保持されてなる。吸着パッド16は、剥離板11の正面となる位置に移動することにより、吸着面17をラベル剥離面10と近接して平行となるように対向させることができ、剥離板11と共にラベル剥離装置3を構成する。
なお、本実施の形態において、吸着パッド16は、図2に示すように、上端部において前後方向に弾性を有するヒンジ部16aを介してパッド保持部16bに保持されてなる。このような構造を備えることにより、剥離板11からラベル片6を吸着する際に、吸着面17を近接させた際に、吸着パッド16が剥離板11を押圧してしまった場合にも、押圧の衝撃をヒンジ部16aが吸収して、ラベル片6の位置ズレの発生を防止することができる。さらに、ラベル片6を貼付対象物に貼り付ける際に、吸着パッド16を貼付対象物に押し付けた際の衝撃もヒンジ部16aが吸収することができ、貼付対象物への張り付け時のラベル片6の位置ズレの発生を防止することができる。
移動アーム15は、吸着パッド16を左右方向へ移動させる横レール部20と、吸着パッド16を上下方向へ移動させる縦レール部21とを備える。横レール部20と縦レール部21の駆動はそれぞれサーボモーター22、23によってなされる。
また、吸着パッド16は、吸着パッド用エアシリンダー24によって前後に移動することができ、ラベル片6の剥離時には剥離板11に対して吸着パッド用エアシリンダー24が伸長して吸着面17をラベル剥離面10に近接させることができる。また、移動アーム15によって移動する際には吸着パッド用エアシリンダー24が収縮して剥離板11から吸着パッド16を離すことができる。
吸着面17には、図3に示すように、ラベル片6の表示面の範囲に対して、上下左右に配列された吸着孔18が設けられてなる。吸着パッド16は、図示しない空気吸着源によって空気を前記吸着孔18から吸い込むことによって、吸着面17にラベル片6の表面を吸着することができる吸着手段19を有する。
〔ラベル供給部4に関して〕
また、図4に示すように、枠体2内の剥離板11の下方位置において、剥離板11を前後に挟むようにラベル供給部4が設置されてなる。ラベル供給部4は、剥離板11の前側において、左右方向に沿った回転軸を有するラベルホルダー25と、ラベルホルダー25の斜め上後方に配置されたアイドルローラー26と、アイドルローラー26の回転面に対向して配置されてなるラベルストッパー27とを備えると共に、剥離板11の後側において、パルスモーター28によって台紙5を正確に所定量送ることができるパルスローラー29と、パルスローラー29と共に台紙5を挟み込むことができる保持ローラー30と、パルスローラー29よりも下方に配置されてトルクモーター31によって台紙5を巻取り可能な巻取りローラー32と、を備えてなる。アイドルローラー26は、当該ローラーの後端が剥離板11のラベル剥離面10の直下に位置するように設置されてなる。ラベルストッパー27は、アイドルローラー26の径方向に沿って往復運動させることができ、アイドルローラー26の周面に掛け廻された台紙5を当該周面に押し付けて固定することができる。
ラベルホルダー25の軸に、複数のラベル片6を直列に仮着してなる帯状の台紙5を筒状に巻いたラベルロール33が取り付けられる。ラベルホルダー25に取り付けられたラベルロール33から引き出された台紙5は、アイドルローラー26の下側面を介して上方へ引き上げられて剥離板11のラベル剥離面10へラベル片6と共に供給される。さらに台紙5は、剥離板11のラベル剥離面10から刃先部14の先端縁12に掛け廻され、刃先部14の傾斜裏面13に沿うように斜め下方向へ延出される。なお、剥離板11とアイドルローラー26との間には台紙誘導板11aが設けられてなる。台紙誘導板11aは、背面がラベル剥離面10の直前となる位置に配置されることにより、アイドルローラー26を介して上方へ引き上げられた台紙5を剥離板11の下端から後方へ弛ませることなくラベル剥離面10へ誘導することができる。さらに、補助ピン34を介した後、パルスローラー29と保持ローラー30との間を通して、巻取りローラー32において他端を固定する。なお、台紙5の一端はラベルロール33側とする。なお、ラベルロール33から台紙5が引き出された直後であって、アイドルローラー26の手前には切断センサー55が設けられてなり、何らかの理由により台紙5が切断させた場合、切断センサー55が台紙5の切断状態の発生を感知して図示しない警報装置から警報を発することができる。切断センサー55から台紙5の切断状態を素早く感知して警報を発することで、作業が停止される時間を短縮し、自動運転の早期復帰を実現することができる。
ラベル片6を剥離させるにあたり、剥離板11は剥離用エアシリンダー7によって伸長された剥離板支持ロッド8によって、所定の待機位置Sに位置する。
台紙5が刃先部14の先端縁12で掛け廻される際に、ラベル剥離面10から傾斜裏面13にかけて鋭角に折り返されることによって、ラベル片6の先端部分36を台紙5から捲れさせることができる。台紙5から捲れた先端部分36は、刃先部14の斜め後方に配置された頭出しセンサー57とパルスローラー29による台紙5の巻取り量制御によって、剥離板11の先端縁12からの突出長さが所定長さDとなるように調節されてなる。
〔吸着手段19に関して〕
吸着パッド16は、図2に示す待機位置Sで待機する剥離板11と離間した状態から、吸着パッド用エアシリンダー24を伸長させて図5(a)に示すように吸着面17を剥離板11に近接させると共に、空気吸着源を駆動させることにより、ラベル剥離面10上で先端部分36が所定量Dだけ先端縁12から突出した状態のラベル片6aを、吸着手段19によって吸着面17にラベル片6の表示面を吸着させる。ラベル片6の先端部分36が刃先部14の先端縁12から、台紙5から捲れた状態で突出してなることにより、吸着パッド16への吸着後の剥離手段35を開始する際に、ラベル片6の吸着時に対する吸着面17上での位置ズレの発生を防止することができる。
〔ラベル剥離手段35に関して〕
次に、図5(a)に示すように、ラベルストッパー27が台紙5の一端側をアイドルローラー26との間に挟持することによって固定される。そして、剥離用エアシリンダー7の空圧が低圧に切り替えられ、パルスローラー29によって巻き取られる台紙5から受ける基端方向への押し下げ力によって、剥離板11も基端方向へ移動可能な状態とされる。さらに、図5(b)に示すように、保持ローラー30との挟み込みによって台紙5を挟持するパルスローラー29が、パルスモーター28によって一定量回転することによって、台紙5を巻取りローラー32に巻き取る。このとき剥離板11は、ラベル片6aが吸着面17に吸着された状態で、巻取りローラー32に巻き取られる台紙5と共に基端方向へ一定長さLだけ移動され、ラベル片6aを台紙5から剥離させることができる。前記一定長さL、即ち待機位置Sからラベル片6aが台紙5から剥離された剥離位置Eまでの長さを剥離板11が移動すると、パルスローラー29は回転を止める。吸着面17に吸着されたラベル片6aに対して、待機位置Sに位置する剥離板11を基端方向へ移動させ、ラベル片6aを剥離させて剥離位置Eに至るまでの機構を剥離手段35という。
なお、剥離用エアシリンダー7の空圧が低圧の場合は、剥離板支持ロッド8へは、パルスローラー29によって巻き取られる台紙5から受ける基端方向への押し下げ力よりも小さい上向きの力がかかっているため、剥離手段35が機能して剥離板11が基端側へ移動している間も、台紙5はアイドルローラー26からパルスローラー29までの間で緩みなく張られている状態を保つことができる。
剥離位置Eは、剥離板11の先端縁12が吸着パッド16の下端より僅か下となる位置であることが好ましい。剥離板11の先端縁12が吸着パッド16の下端より下となる位置まで移動させ、吸着パッド16が吸着面17を剥離板11の方向へ押し込む動作をさせることによって、台紙5からラベル片6aを確実に剥離させることができると共に、吸着されたラベル片6aの吸着面17に対するズレの発生を防止することができるからである。
剥離手段35が行われた後、吸着パッド16は、対象物へラベル片6aを貼り付けるために移動アーム15によって正面左方向へ移動していく。一方で、剥離板11は、次のラベル片6bを剥離するための準備を行うので、その工程を説明する。
〔復帰手段37に関して〕
剥離板11が剥離位置Eへ移動した後、剥離用エアシリンダー7の空圧が高圧に切り替えられる。そして、図5(c)に示す復帰手段37により、ラベルストッパー27が台紙5の一端側をアイドルローラー26との間に挟持した状態で、パルスローラー29が逆回転して台紙5を逆送りすることによって、剥離板11が待機位置Sまで一定長さL戻される。剥離板11が戻される際において、ラベル剥離面10側に配置される次のラベル片6bは、台紙5の一端側がラベルストッパー27によって挟持されてなることにより、位置を変えずに保持される。このとき、剥離用エアシリンダー7において高圧に設定された空圧は、剥離手段35における低圧よりも高い圧力で剥離板支持ロッド8を上方へ押し上げるが、パルスローラー29によって逆送りに引き出される台紙5を破損させない圧力に調整される。
〔ラベル片準備手段38に関して〕
剥離板11が待機位置Sに戻ると、剥離板支持ロッド8は剥離用エアシリンダー7に対して固定される。そして、図5(d)に示すラベル片準備手段38により、ラベルストッパー27がアイドルローラー25から離れ、台紙5の一端側が解放される。また、パルスローラー29と保持ローラー30が台紙5を保持したまま巻き上げると同時に巻取りローラー32を駆動するトルクモーター31が回転することによって、台紙5の他端側が巻き取られながら次のラベル片6bがラベル剥離面10に沿って剥離板11の先端側へ送られる。ここでトルクモーター31によって巻取りローラー32が台紙5の他端側を巻き取られながらラベル片6bを剥離板11の先端側へ送ることにより、台紙5の一端側が解放された状態であっても、台紙5を張った状態で送ることができ、次の頭出しセンサー57によって台紙5を停止させる位置のズレをなくすことができる。
パルスローラー29によって剥離板11の先端側へ送られてきた次のラベル片6bの先端部分36は、台紙5が刃先部14の先端縁12で傾斜裏面13に沿って折り返されると、折り返された台紙5の長さ分だけ台紙5から捲れて、先端縁12から上方に突出する。
ここで、剥離板11の先端縁12よりも僅かに上の位置であって、剥離板11よりも裏面側には、頭出しセンサー57が設置されてなる。先端縁12から所定長さDだけ次のラベル片6bの先端部分36が突出すると、頭出しセンサー57から放出されるセンサー光57bが感知し、パルスモーター28への図示しない制御装置へ停止信号を送ることでパルスモーター28及びパルスローラー29が停止し、次のラベル片6bも停止する。なお、この時パルスローラー29の停止によって所定値以上のトルクを感知したトルクモーター31も停止することで巻取りローラー32の巻取り動作も停止する。
その後、ラベルストッパー27が台紙5の一端側をアイドルローラー26との間に挟持することによって固定され、パルスローラー29が保持ローラー30から離間する方向にわずかに後退して台紙5を開放した後、トルクローラー32がわずかに台紙5を巻き取る方向へ引っ張ることで台紙5が張った状態とする。台紙5が張った状態とされると、パルスローラー29は再び前方へ移動して、台紙5を保持ローラー30との間で保持する。これにより、次の剥離手段35を行う際に、パルスローラー29による巻き取る力を確実に台紙5に伝え、正確な巻き取り量を巻き取るための準備を完了することができる。
そして、待機位置Sで待機する剥離板11のラベル剥離面10上において、次のラベル片6bの先端部分36が所定長さD突出した状態で維持され、前のラベル片6aの貼り付け作業を終えた吸着パッド16が戻ってくると、図5(a)に示す工程から繰り返すことによって次のラベル片6bの吸着手段19及び剥離手段35を行うことができる。
次に、ラベル片6を台紙5から剥離して、吸着面17に吸着させた吸着パッド16の動作について説明する。
〔貼付面変形防止装置48に関して〕
ラベル剥離装置3の正面視左側には、後方から貼付対象物である樹脂製容器39をラベル貼付位置まで運搬するベルトコンベヤー40が設けられてなる。樹脂製容器39は、図6に示すように、一端面が解放された解放部46を有してなる直方体の容器であり、図7に示すように、前記解放部46を下方に向けた状態でベルトコンベヤー40に載置され、図7中の矢印の方向に沿って運搬されてくる。ベルトコンベヤー40の前端から前方に向かって僅かに隙間41を空けた位置であって、ベルトコンベヤー40の上端面とほぼ同じ高さ位置には、後方からベルトコンベヤー40によって運搬されてきた樹脂製容器39の前端39aを受け止める側面視L型の断面形状を備える前端ストッパー42が設けられてなる。図8に示すように、ベルトコンベヤー40によって運搬されてきた樹脂製容器39の前端39aを前端ストッパー42に当接させることにより、樹脂製容器39を所定の前後位置に配置することができる。
また、ベルトコンベヤー40の左側面に沿った位置であって、ベルトコンベヤー40の上端面とほぼ同じ高さ位置には、図1に示すように、前端ストッパー42によって、制止された樹脂製容器39の右側面を左方向へ押圧する側面押圧装置43によって押圧された樹脂製容器39の左側端を受け止める棒体状の側端ストッパー44が設けられてなる。側面押圧装置43によって左方向へ押圧された樹脂製容器39の左側端を側端ストッパー44に当接させることにより、樹脂製容器39を所定の左右位置に配置することができる。側面押圧装置43は、前端ストッパー42で制止された樹脂製容器39の左側端を側端ストッパー44に当接させた後、樹脂製容器39を右側方から軽く押圧した状態を保持することにより、樹脂製容器39を固定位置に固定することができる。
枠体2には、前記隙間41の下方から、図6の矢印に沿って、固定位置に固定された樹脂製容器39の解放部46内へ出没可能に構成されてなる板状の変形防止板47を備えた貼付面変形防止装置48が設けられてなる。変形防止装置48は、隙間41の下方に設置された変形防止用エアシリンダー49、変形防止用エアシリンダー49から上方に突設された変形防止板支持ロッド50、変形防止板支持ロッド50の上端に固定されてなる基板58、基板58の上端に固定されてなる変形防止板保持部51、及び変形防止保持部51の正面に取り付けられてなる薄板状の変形防止板47を備えてなる。また、変形防止用エアシリンダー49の左右にはそれぞれスライドブッシュ59を備えたシャフト60設けられて基板58の下面に固定されており、変形防止板47の上下運動を案内する。
変形防止板47は、樹脂製容器39を傷つけないように樹脂製容器39と同等の固さを備える樹脂板によって成形されていることが好ましい。変形防止板保持部51は、変形防止板47を平坦に保持するために金属製の板状体で形成されてなることが好ましい。また、変形防止板保持部51はラベル片6の貼り付け位置の変更に合わせて、変形防止板47の位置を変更できるように、変形防止板47の取り付け面が、変形防止板47よりも大きな面積を備えてなることが好ましい。
変形防止板47は、図6に示すように、変形防止用エアシリンダー49内の空圧を制御して変形防止板支持ロッド50を駆動することによって、上下に移動することができる。変形防止板47が下端位置に配置されている際には、変形防止板47の上端は前端ストッパー41よりも下方に位置しており、ベルトコンベヤー40によって運搬されてきた樹脂製容器39の前端が衝突しないように配置される。樹脂製容器39が前端ストッパー42で制止されて、側面押圧装置43によって固定されると、図9に示すように、変形防止板47は上方に移動し、解放部46から樹脂製容器39の内部へ進入すると共に、樹脂製容器39の正面側の壁部52の内面に当接する。変形防止板47が壁部52の内面に当接することにより、壁部52が吸着パッド16による押圧力によって撓んで変形するような柔軟な構造に構成されていても、前記撓みによる変形を抑制し、ラベル片6を平滑に貼り付けることができる。
なお、前端ストッパー42と側端ストッパー44とによって固定位置に配置された樹脂製容器39は、図9の下向き矢印に沿って、上方から下方に向かって樹脂製容器39を押圧する上部押さえ装置45によって、次に説明するスキージブレード53の上下方向の動作に対しても樹脂製容器39が動かないようにベルトコンベヤー40との間で固定することができる。前端ストッパー42、側端ストッパー44、側面押圧装置43、及び上部押さえ装置45によって、樹脂製容器39へのラベル片6の貼り付け作業が完了するまで、樹脂製容器39が固定位置からズレないように確実に保持することができる。
〔ラベル片6の貼り付け工程に関して〕
ラベル片6を吸着保持した吸着パッド16は、図8に示すように、移動アーム15によって、固定位置に固定された樹脂製容器39の正面における所定位置と向かい合う位置にラベル片6を移動させる。そして、変形防止板47を、図8中の矢印に沿って上方へ移動させると共に、ラベル片6を貼り付ける所定位置に相当する壁部52の内面部分に当接させる。その後、吸着パッド16は図9の矢印に沿って吸着パッド用エアシリンダー24を伸長させてラベル片6の粘着面を樹脂製容器39の正面に押し付けて、ラベル片6を所定位置に貼り付ける。
本実施の形態において、図9に示すように、吸着パッド16の直下に、吸着パッド16と共に縦レール部21に保持されてなるスキージブレード53が設けられてなる。スキージブレード53は、左右に長細い薄板状に形成され、スキージブレード53を前後方向に移動可能とするブレード保持エアシリンダー54を備えてなる。ブレード保持エアシリンダー54を後方向に伸長すると、スキージブレード53を樹脂製容器39に貼り付けられたラベル片6の表面にブレード端辺を当接させることができる。本実施の形態において、ブレード端辺は薄板状に形成されてなるが、スキージブレード53は回転可能なローラーに形成されていてもよい。
ラベル自動貼付け装置1は、吸着パッド16を樹脂製容器39の正面に向けて移動させ、ラベル片6を所定位置に貼り付けた後、吸着パッド16による吸着孔18の吸引を止めて、ラベル片6から吸着面17を離間させたのち吸着パッドを樹脂製容器39の正面から離れる方向へ移動させる。続いて、吸着パッド16を縦レール部21に沿って上方へ移動させ、スキージブレード53のブレード端辺が樹脂製容器39に貼り付けられたラベル片6の上端よりも僅かに上方となる位置に移動させる。
その後、図10に示すように、スキージブレード53を後方へ移動させてブレード端辺を樹脂製容器39の正面に当接させると、図10の二点鎖線に示すように、スキージブレード53を垂直下方へ移動させながらラベル片6の下端辺から上端辺まで押圧しながらなぞり、粘着面と樹脂製容器39の表面との間に閉じ込められた空気をラベル片6の外部へ排出させる。
スキージブレード53がラベル片6の下端辺まで移動した後、スキージブレード53は前方へ移動してラベル片6から離れる。その後、変形防止板47が隙間41を通って、下端位置まで戻ると、上部押さえ装置45が樹脂製容器39から離れ、側端ストッパー44が樹脂製容器39の側端への当接状態を解放すると、ラベル片6の貼り付けが完了した樹脂製容器39は側面押圧装置43によって左方向へ押し出され、図示しない搬出用ベルトコンベヤーによって搬出される。
スキージブレード53が樹脂製容器39から離れた後、吸着パッド16は移動アーム15によって、前のラベル片6の吸着手段19を開始した当初の位置へ戻り、次のラベル片6の吸着手段19を開始する。
本発明に係るラベル剥離装置3によれば、帯状の台紙5に複数仮着されたラベル片6ごとに吸着パッド16の吸着面17に対する位置ズレを生ずることなく、枚葉ごとに吸着面17に対して正確に同じ位置となるようにラベル片6を台紙5から剥離することができる。
さらに、本発明に係るラベル自動貼付け装置1によれば、ラベル片6の貼付対象となる面が柔らかく変形しやすい面であっても、平滑な表面状態を保持してラベル片6を貼り付けることができる。
特に、本発明に係るラベル自動貼付け装置1によれば、貼付対象面が垂直面である場合にあっても、枚葉ごとに正確な位置へ貼り付けることができる。同じく、貼付対象面が垂直面である場合にあっても、ラベル片6の貼付対象となる面が柔らかく変形しやすい面に対して、平滑な表面状態を保持してラベル片6を貼り付けることができる。
1 ラベル自動貼付け装置
3 ラベル剥離装置
4 ラベル供給部
5 台紙
6 ラベル片
10 ラベル剥離面
11 剥離板
12 先端縁
13 傾斜裏面
14 刃先部
16 吸着パッド
17 吸着面
19 吸着手段
28 パルスモーター
31 トルクモーター
35 剥離手段
36 先端部分
39 樹脂製容器
46 解放部
47 変形防止版
53 スキージブレード
57 頭出しセンサー
L 一定長さ
D 所定長さ
S 待機位置
E 剥離位置
そこで、上記課題を解決する手段として本発明に係るラベル剥離装置は、文字等が印字される表示面を表面とし、裏面が帯状体に形成された台紙に剥離可能に仮着され、前記台紙の長手方向に沿って直列に配設された複数のラベル片を前記台紙から剥離させるラベル剥離装置であって、前記台紙に仮着されたラベル片の表示面を吸着可能な吸着面を有する吸着パッドと、待機位置において前記吸着面と対向するラベル剥離面、及び当該ラベル剥離面とラベル剥離面の先端縁から基端方向へ鋭角に傾斜してなる傾斜裏面とによって尖った刃先状に形成されてなる刃先部を有し、前記待機位置から基端方向に移動可能な剥離板と、を備え、前記吸着パッドは、前記待機位置において、前記ラベル剥離面に沿って前記台紙と共に設置された前記ラベル片の先端部分を、前記傾斜裏面に沿って折り返された台紙部分から捲れさせると共に、前記ラベル剥離面の先端縁からわずかに突出させた状態で、前記ラベル片の表示面を前記吸着面に吸着可能に構成され、前記剥離板は、前記待機位置から基端方向に移動する際に、前記刃先部に掛け廻された前記台紙に対して先端方向に付勢する力を弱めることにより、前記刃先部に掛け廻されて前記傾斜裏面に沿って基端方向に引き取られる前記台紙と共に基端方向に引っ張られる前記台紙が前記先端方向に付勢する力に抗して前記刃先部に加える押圧力により基端方向に移動されることによって、前記吸着面に吸着された状態の前記ラベル片を前記台紙から剥離可能に構成され、前記ラベル剥離面の先端縁からわずかに突出された前記ラベル片の先端部分を感知する頭出しセンサーを備えることを特徴とする。
さらにまた、本発明に係るラベル剥離方法は、文字等が印字される表示面を表面とし、裏面が帯状体に形成された台紙に剥離可能に仮着され、前記台紙の長手方向に沿って直列に配設された複数のラベル片を前記台紙から剥離させるラベル剥離方法であって、前記台紙に仮着されたラベル片の表示面を吸着可能な吸着面を有する吸着パッドを設置し、ラベル剥離面とラベル剥離面の先端縁から基端方向へ鋭角に傾斜してなる傾斜裏面によって尖った刃先状に形成されてなる刃先部を有し、前記待機位置から基端方向に移動可能な剥離板を、前記ラベル剥離面が前記吸着面と近接して対向する待機位置に配置し、前記待機位置において、前記ラベル剥離面に沿って前記台紙と共に設置された前記ラベル片の先端部分を、前記傾斜裏面に沿って折り返された台紙部分から剥離させると共に、前記ラベル剥離面の先端縁からわずかに突出させ、前記ラベル片の表示面を前記吸着面に吸着させ、前記待機位置から基端方向に移動する際に、前記剥離板が前記台紙に対して先端方向に付勢する力を弱めることにより、前記刃先部に掛け廻されて前記傾斜裏面に沿って基端方向に引き取られる前記台紙と共に前記剥離板を基端方向に引っ張られる前記台紙が前記先端方向に付勢する力に抗して前記刃先部に加える押圧力によって基端方向に移動させることを特徴とする。

Claims (11)

  1. 文字等が印字される表示面を表面とし、裏面が帯状体に形成された台紙に剥離可能に仮着され、前記台紙の長手方向に沿って直列に配設された複数のラベル片を前記台紙から剥離させるラベル剥離装置であって、
    前記台紙に仮着されたラベル片の表示面を吸着可能な吸着面を有する吸着パッドと、
    待機位置において前記吸着面と対向するラベル剥離面、及び当該ラベル剥離面とラベル剥離面の先端縁から基端方向へ鋭角に傾斜してなる傾斜裏面とによって尖った刃先状に形成されてなる刃先部を有し、前記待機位置から基端方向に移動可能な剥離板と、を備え、
    前記吸着パッドは、
    前記待機位置において、前記ラベル剥離面に沿って前記台紙と共に設置された前記ラベル片の先端部分を、前記傾斜裏面に沿って折り返された台紙部分から捲れさせると共に、前記ラベル剥離面の先端縁からわずかに突出させた状態で、前記ラベル片の表示面を前記吸着面に吸着可能に構成され、
    前記剥離板は、
    前記刃先部に掛け廻されて前記傾斜裏面に沿って基端方向に引き取られる前記台紙と共に基端方向に移動されることによって、前記吸着面に吸着された状態の前記ラベル片を前記台紙から剥離可能に構成され、
    前記ラベル剥離面の先端縁からわずかに突出された前記ラベル片の先端部分を感知する頭出しセンサーを備える
    ことを特徴とするラベル剥離装置。
  2. 前記ラベル片が前記台紙から剥離された際の剥離位置から、前記刃先部に掛け廻された前記台紙のラベル剥離面側の一端部が固定されると共に他端部が開放された状態で、先端方向へ移動して前記待機位置まで復帰する復帰手段と、
    前記剥離板が前記待機位置まで戻った後、前記台紙の一端部が解放され、前記台紙を前記傾斜裏面に沿って基端方向に引き取りつつ、前記ラベル剥離面の先端縁から次のラベル片の先端部分が台紙から捲れた状態で前記所定長さ突出したことを前記頭出しセンサーが感知した時に前記台紙の引き取り動作が停止されるラベル片準備手段と、を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載のラベル剥離装置。
  3. 前記剥離板は、基端方向に引っ張られる前記台紙が前記刃先部に加える押圧力によって基端方向に移動可能に設けられてなる
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のラベル剥離装置。
  4. 前記ラベル剥離面は、鉛直面であること
    を特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のラベル剥離装置。
  5. 前記請求項1から4のいずれかに記載のラベル剥離装置を備え、
    前記吸着パッドが、前記ラベル剥離装置によって剥離されて前記吸着面に吸着された前記ラベル片と共に、貼付対象物表面における所定位置に対して押し付けられることにより、前記ラベル片を貼付対象物に貼り付け可能に設けられてなる
    ことを特徴とするラベル自動貼付け装置。
  6. 前記貼付対象物は、前記貼付対象物表面を構成する壁部を備え、
    前記吸着パッドが前記貼付対象物表面に押し付けられる際に、前記壁部の前記被貼り付け面とは反対面に当接される変形防止体を備える
    ことを特徴とする請求項5に記載のラベル自動貼付け装置。
  7. 前記貼付対象物表面に貼り付けられたラベル片の一辺から他辺にかけて、前記ラベル片の表面を押圧しながら移動するスキージブレードを備える
    ことを特徴とする請求項5、又は6に記載のラベル自動貼付け装置。
  8. 文字等が印字される表示面を表面とし、裏面が帯状体に形成された台紙に剥離可能に仮着され、前記台紙の長手方向に沿って直列に配設された複数のラベル片を前記台紙から剥離させるラベル剥離方法であって、
    前記台紙に仮着されたラベル片の表示面を吸着可能な吸着面を有する吸着パッドを設置し、
    ラベル剥離面とラベル剥離面の先端縁から基端方向へ鋭角に傾斜してなる傾斜裏面によって尖った刃先状に形成されてなる刃先部を有し、前記待機位置から基端方向に移動可能な剥離板を、前記ラベル剥離面が前記吸着面と近接して対向する待機位置に配置し、
    前記待機位置において、前記ラベル剥離面に沿って前記台紙と共に設置された前記ラベル片の先端部分を、前記傾斜裏面に沿って折り返された台紙部分から剥離させると共に、前記ラベル剥離面の先端縁からわずかに突出させ、
    前記ラベル片の表示面を前記吸着面に吸着させ、
    前記刃先部に掛け廻されて前記傾斜裏面に沿って基端方向に引き取られる前記台紙と共に前記剥離板を基端方向に移動させることによって前記ラベル片を前記台紙から剥離させる
    ことを特徴とするラベル剥離方法。
  9. 前記剥離板を、前記ラベル片が前記台紙から剥離された際の剥離位置から、前記刃先部に掛け廻された前記台紙のラベル剥離面側の一端部が固定されると共に他端部が開放された状態で、先端方向へ移動して前記待機位置まで復帰させ、
    前記剥離板が前記待機位置まで戻った後、前記台紙の一端部が解放され、前記台紙を前記傾斜裏面に沿って基端方向に引き取りつつ、前記ラベル剥離面の先端縁から次のラベル片の先端部分が台紙から捲れた状態で前記所定長さ突出したことを頭出しセンサーが感知した時に前記台紙の引き取り動作を停止させる
    ことを特徴とする請求項8に記載のラベル剥離方法。
  10. 前記剥離板を、基端方向に引っ張られる前記台紙が前記刃先部に加える押圧力によって基端方向に移動させる
    ことを特徴とする請求項8、又は9に記載のラベル剥離方法。
  11. 前記ラベル剥離面が、鉛直面であること
    を特徴とする請求項8から10のいずれかに記載のラベル剥離方法。
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