JP7164318B2 - ラベル受渡機構、及びラベル貼付装置 - Google Patents
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Description
終端で折り返されて始端に戻るエンドレスの移動部を有し、粘着部を有するラベルを前記移動部に貼り付けて搬送するコンベヤから、
移動可能に支持された、ラベルを吸着保持する吸着部へ、
ラベルを受け渡す、ラベル受渡機構において、
前記コンベヤの終端における前記移動部の折り返し開始位置よりも前側で、前記移動部に貼り付けられたラベルに前記吸着部を吸着させた後、
前記吸着部を、前記折り返し開始位置までは前記ラベルを吸着したまま前記移動部とともに移動させ、前記折り返し開始位置以降は前記ラベルを吸着したまま前記移動部の移動方向の接線方向に前記移動部と同速度で移動させることにより、前記移動部の折り返しにより前記移動部から剥離した前記ラベルを前記吸着部に受け渡す構成とした、
ことを特徴とするラベル受渡機構。
本ラベル受渡機構は、吸着部を、折り返し開始位置以降はラベルを吸着したまま移動部の移動方向の接線方向に、移動部と同速度で移動させるところに特徴を有するものである。これにより、移動部の折り返しによりラベルに働く剥離力を主に利用し、かつ吸着部が移動部から離れることによる力をほとんど利用せずに、吸着部でラベルと保持して移動部から剥離することができる。よって、非常に簡素な仕組みでありながら、より少ない吸着力で確実なラベルの受け渡しが可能となるものである。
前記吸着部を、前記折り返し開始位置までは前記ラベルを吸着したまま前記移動部とともに移動させ、前記折り返し開始位置以降は前記ラベルを吸着したまま前記移動部の移動方向の接線方向に移動させる、駆動源を備えた、
第1の態様のラベル受渡機構。
吸着部がラベルに吸着した状態では、吸着部、ラベル及び移動部は一体化しているため、移動部の移動力を利用して吸着部を移動させることも可能である。しかし、より確実な動作を可能とするために、本態様のように吸着部を移動するための駆動源を備えていることが望ましい。
前記コンベヤにおける始端と終端との間に、前記ラベルを前記移動部に押し付ける、押し付けローラが設けられている、
第1又は2の態様のラベル受渡機構。
ラベルをコンベヤの移動部に貼り付けて搬送する場合、ラベルが移動部から剥がれてしまうと搬送に失敗することとなる。このため、本押し付けローラを設けるのは一つの好ましい形態である。しかし、この場合、吸着部への受け渡しに際して、移動部からラベルが剥離しにくくなる。よって、本ラベル受渡機構は、このような場合に特に意義を有するものである。
粘着部を有するラベルを対象物に貼り付ける、ラベル貼付装置において、
終端で折り返されて始端に戻るエンドレスの移動部を有するコンベヤと、
前記コンベヤに前記ラベルを供給し、前記粘着部を前記移動部に貼り付ける、ラベル送出部と、
エンドエフェクタが吸引により物を保持する吸着部である、ロボットとを備え、
前記ロボットは、前記移動部に貼り付けられたラベルを前記吸着部により吸着し、この吸着部の移動により、前記ラベルを前記移動部から剥離した後、対象物に貼り付ける、
ラベル貼付装置において、
前記コンベヤの終端における前記移動部の折り返し開始位置よりも前側で、前記移動部に貼り付けられたラベルに前記吸着部を吸着させた後、
前記吸着部を、前記折り返し開始位置までは前記ラベルを吸着したまま前記移動部とともに移動させ、前記折り返し開始位置以降は前記ラベルを吸着したまま前記移動部の移動方向の接線方向に前記移動部と同速度で移動させることにより、前記移動部の折り返しにより前記移動部から剥離した前記ラベルを前記吸着部に受け渡す構成とした、
ことを特徴とする、ラベル貼付装置。
本ラベル貼付装置は、第1の態様のラベル受渡機構を採用するものであり、ラベルの受け渡しをより少ない吸着力で行うことができ、円滑なラベル貼付が可能となるものである。
対象物コンベヤ30は、対象物50を搬送しうる限り公知のあらゆるコンベヤを用いることができ、例えば、上面が積載面となるベルトコンベヤやプレートコンベヤ等を好適に用いることができる。対象物コンベヤ30は、対象物50よりも幅広の積載面を有すると、例えば作業員が大きさの異なる多品種の対象物50を位置や向きを意識せずに載せることができるため好ましい。もちろん、対象物コンベヤ30は、対象物50の種類及び積載位置(向きを含む)が一定のものであってもよい。また対象物コンベヤ30への対象物50の積載を機械的に行うこともできる。
図12に示すように、電子タグ10は、通信品質の低下を防止するために、少なくともアンテナの一部を貼付対象物50から離間させることが望ましい。図10に示すように、電子タグ10の裏面が粘着面11となっている場合、その一つの解決手法は、図11に示すように、電子タグ10のアンテナ10aを含む一部分10Fを折り畳み、粘着面11同士を貼り合わせた粘着不能化部分12と、粘着面11が露出する残粘着部分13とを形成し、図12に示すように、残粘着部分13の粘着面11により対象物50に貼付することである。本例の電子タグ供給装置20は、この折り曲げを行う機能を備えたものとなっている。本例の電子タグ供給装置20は、折り曲げ対象の電子タグ10の構造により特に限定されるものではなく、公知の電子タグ10を適宜使用することができる。
ロボット40は、電子タグ供給装置20から供給される電子タグ10を受け取り、対象物コンベヤ30上を搬送される対象物50に貼付するものであれば特に限定されないが、図示例のように、エンドエフェクタとして空気の吸引により物を保持する吸着部41を有し、第1ベルトコンベヤ21の第1ベルト21B上に貼り付けられた電子タグ10を吸着部41により吸着し、この吸着部41の移動により、電子タグ10をベルトから剥離した後、対象物50に貼付するものであると好ましい。図示例の吸着部41は先端部にラバーカップが取り付けられた管状体であるが、これに限定されず、公知の構造・素材を採用することができる。
電子タグ10に書き込む情報は、特に限定されないが、例えば商品に貼付する電子タグ10であれば、製品名、製造情報、トラック積載情報、在庫情報、販売情報、ロス情報、配送情報、消費期限情報、消費情報等を書き込むことができる。
上記例の受渡機構は、電子タグ10に限られず、例えばバーコード等の一次元コードや二次元コードが印刷されたラベル等、粘着部を有するラベルであれば特に限定なく適用可能であることはいうまでもない。したがって、上記説明中の電子タグをラベルに読み替えることが可能である。
Claims (4)
- 終端で折り返されて始端に戻るエンドレスの移動部を有し、粘着部を有するラベルを前記移動部に貼り付けて搬送するコンベヤから、
移動可能に支持された、ラベルを吸着保持する吸着部へ、
ラベルを受け渡す、ラベル受渡機構において、
前記吸着部を移動させる駆動源を備え、
前記コンベヤの終端における前記移動部の折り返し開始位置よりも前側で、前記移動部及びこれに貼り付けられた前記ラベルを停止した状態で、前記移動部に貼り付けられたラベルに前記吸着部を吸着させた後、
前記吸着部を、前記折り返し開始位置までは前記ラベルを吸着したまま前記移動部とともに移動させ、前記折り返し開始位置以降は前記ラベルを吸着したまま前記移動部の移動方向の接線方向に前記移動部と同速度で移動させることにより、前記移動部の折り返しにより前記移動部から剥離した前記ラベルを前記吸着部に受け渡す構成とした、
ことを特徴とするラベル受渡機構。 - 前記吸着部は先端部にラバーカップが取り付けられた管状体であり、前記ラバーカップを前記ラベルに接触させつつ前記ラバーカップを介した空気の吸引により、前記ラベルに前記吸着部を吸着させる構成とした、
請求項1記載のラベル受渡機構。 - 前記移動部に貼り付けられた前記粘着部の寸法は、前記移動部の移動方向よりも、前記移動部の移動方向と直交する直交方向の方が長く、
前記直交方向における前記移動部の寸法は、前記直交方向における前記粘着部の寸法よりも短い、
請求項1又は2記載のラベル受渡機構。 - 粘着部を有するラベルを対象物に貼り付ける、ラベル貼付装置において、
終端で折り返されて始端に戻るエンドレスの第1移動部を有する第1コンベヤと、
終端で折り返されて始端に戻るエンドレスの第2移動部を有する第2コンベヤと、
前記第1コンベヤ及び前記第2コンベヤにまたがるように前記ラベルを供給して、前記粘着部を前記第1移動部及び前記第2移動部にまたがって貼り付ける、ラベル送出部と、
エンドエフェクタが吸引により物を保持する吸着部である、ロボットとを備え、
前記第1移動部の移動範囲の終端は、前記第2移動部の移動範囲の終端よりも先に位置しており、
前記第1移動部及び前記第2移動部に貼り付けられたラベルは、前記第1移動部及び前記第2移動部とともに前記第2移動部の移動範囲の終端に至った後、前記第1移動部とともに前記第2移動部の移動範囲の終端よりも先に移動する過程で、前記第2移動部が無くなることにより前記第2移動部から剥離されるようになっており、
前記ロボットは、前記第2移動部の移動範囲の終端と前記第1移動部の移動範囲の終端との間で、前記第1移動部に貼り付けられたラベルを前記吸着部により吸着し、この吸着部の移動により、前記ラベルを前記移動部から剥離した後、対象物に貼り付けるものであり、
前記ラベルを前記第1移動部から前記吸着部に受け渡すにあたり、
前記第1コンベヤの終端における前記第1移動部の折り返し開始位置よりも前側で、前記第1移動部に貼り付けられたラベルに前記吸着部を吸着させた後、
前記吸着部を、前記折り返し開始位置までは前記ラベルを吸着したまま前記第1移動部とともに移動させ、前記折り返し開始位置以降は前記ラベルを吸着したまま前記第1移動部の移動方向の接線方向に前記第1移動部と同速度で移動させることにより、前記第1移動部の折り返しにより前記第1移動部から剥離した前記ラベルを前記吸着部に受け渡す構成とした、
ことを特徴とする、ラベル貼付装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018080995A JP7164318B2 (ja) | 2018-04-19 | 2018-04-19 | ラベル受渡機構、及びラベル貼付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018080995A JP7164318B2 (ja) | 2018-04-19 | 2018-04-19 | ラベル受渡機構、及びラベル貼付装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2019189246A JP2019189246A (ja) | 2019-10-31 |
JP7164318B2 true JP7164318B2 (ja) | 2022-11-01 |
Family
ID=68389011
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018080995A Active JP7164318B2 (ja) | 2018-04-19 | 2018-04-19 | ラベル受渡機構、及びラベル貼付装置 |
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Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008062965A (ja) | 2006-09-07 | 2008-03-21 | Sato Corp | ラベル受渡装置及びラベル貼付装置 |
JP2009062087A (ja) | 2007-09-07 | 2009-03-26 | Toshiba Tec Corp | プリンタラベラ装置及びラベラ |
JP2017137115A (ja) | 2016-02-05 | 2017-08-10 | リンテック株式会社 | シート供給装置および供給方法 |
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