JP7141355B2 - 電子タグ書き込みシステム - Google Patents
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<第1の態様>
書き込み情報を電子タグに書き込む書き込み装置と、
電子タグと紐づけされる対象物に関する書き込み情報を取得する、情報取得部と、を備え、
前記情報取得部により取得した書き込み情報を、電子タグに対し前記書き込み装置により書き込む、
ことを特徴とする、電子タグ書き込みシステム。
本電子タグの書き込みシステムでは、電子タグと紐づけされる対象物に関する書き込み情報を取得し、対応する電子タグに対し書き込みを行うため、対象物に応じて異なる情報を電子タグに書き込むことができる。例えば、小売店で電子タグを貼付する場合、種類(大きさ、包装等)、数量等がばらばら(少量多品種)の入荷商品に電子タグを付属させるにあたり、対象物に応じて異なる情報を電子タグに書き込むことができる。
前記書き込み情報は、対象物から取得される一次情報の一部又は全部、並びに取得した一次情報に基づいて取得される二次情報の少なくとも一方を含む、
第1の態様の電子タグ書き込みシステム。
書き込み情報を対象物から検出等により取得することで、書き込み情報の準備がより正確で、より容易となるため好ましい。
<第3の態様>
前記書き込み装置に対して電子タグを順次供給する、タグ供給部を備えた、
第1又は2の態様の電子タグ書き込みシステム。
このようなタグ供給部を備えることにより、対象物に応じて異なる情報が書き込まれた電子タグを自動的に順次作製することができる。
電子タグを順次供給するタグ供給部と、
前記タグ供給部から供給される電子タグを、前記対象物に付属させるタグ付属部とを有し、
前記書き込み装置は、前記対象物に付属した電子タグに前記書き込み情報を書き込むものである、
第1又は2の態様の電子タグ書き込みシステム。
本電子タグ書き込みシステムでは、例えば、小売店等で、種類(大きさ、包装等)、数量等がばらばら(少量多品種)の入荷商品に、未書き込みの電子タグを付属させた後、その電子タグに書き込み情報を書き込むことができる。この場合、対象物一つごとに電子タグの付属及び書き込みを行うほか、一度に処理する対象物のすべてに電子タグを付属させた後、各対象物に付属する電子タグに順に書き込みを行うこともできる。
電子タグの供給部を備えず、前記情報取得部により取得した書き込み情報を、前記書き込み装置により対象物に付属の電子タグに書き込みを行うものである、
第1又は2の態様の電子タグ書き込みシステム。
本電子タグ書き込みシステムは、電子タグを供給して対象物に付属させることは行わず、電子タグに書き込み情報を書き込むだけのシステムである。例えば、生産者が商品や、その容器又は包装に未書き込みの電子タグを付属させて商品を出荷する場合、小売店が本システムを使用することにより、入荷商品に付属する電子タグに書き込みを行うことができる。
電子タグと紐づけされる対象物に関する書き込み情報を取得するステップと、
取得した書き込み情報を、対応する電子タグに対し書き込むステップと、
を含むことを特徴とする、電子タグ書き込み方法。
第1の態様と同様の作用効果を奏する。
図1~図7は、電子タグ書き込みシステム1の代表的な例を示している。これらの電子タグ書き込みシステム1は、書き込み情報を電子タグ10に書き込む書き込み装置60と、電子タグ10と紐づけされる対象物50に関する書き込み情報を取得する、情報取得部70と、情報取得部70により取得した書き込み情報を、対応する電子タグ10に対し書き込み装置60により書き込む制御部90とを備えている。
制御部90は、システムを動作させるために、必要に応じて情報の入出力や演算を行いつつシステムの構成要素と通信を行い、各構成要素を制御するものである。したがって、制御部は、入出力装置、演算装置、通信装置、記憶装置等を有するものとすることができる。このような制御部90は、シーケンサ(PLC)やコンピュータ(PC、マイクロコントローラ)等の公知の産業用制御装置を単独で用いて、又は機能等に応じて複数組み合わせて構成することができる。例えば後述する応用例の場合、コンベヤ、センサやロボット等の基本制御及びインターフェースはシーケンサにより実現し、情報処理やそれに基づくシーケンサに対する指令(モード設定やパラメータ設定、動作開始の指示等)はコンピュータで実現する構成とすることができる。
電子タグ10は、対象物に付属するものであれば、その形状、構造は特に限定されるものではなく、公知の電子タグ10を適宜使用することができる。電子タグ10は、例えば、値札、荷札等のように対象物に外的に付加されるものの他、対象物の容器、蓋、包装箱、搬送用段ボール箱に内蔵されるものであってもよい。対象物に外的に付加される電子タグ10は、粘着面や紐、タグピン等により対象物に固定又は連結されていてもよいが、対象物とともに処理さ(取り扱わ)れる限り、対象物に固定又は連結されておらず、自由に移動可能なものであってもよい。
電子タグ10に対する書き込み情報は、電子タグ10と紐づけされる対象物50に関する情報であって、対象物50に応じて異なる情報を含む。この限りにおいて、書き込み情報は特に限定されないが、対象物50の個別情報51の一部又は全部を含むのは好ましい。個別情報51は、対象物50を他の物と識別するための識別情報の他、その対象物50を他の物と識別することはできないが、その対象物50の特徴や性質等を表す属性情報の両方を含む。識別情報としては、商品コードやシリアルナンバー、製品番号、ロット番号等を例示することができる。また、属性情報としては、出荷順、製造年月日、消費期限、商品名等の商標の他、商品や包装の色、さらには商品重量等を例示することができる。また、書き込み情報は、識別情報や属性情報以外の付属情報を含むことができる。付属情報としては、製造に要した時間等の時間情報、製造時の気温等の温度情報、製造時の湿度等の湿度情報、占いやくじの当り外れ等に関する乱数情報等を例示することができる。
情報取得部70は、書き込み情報の一部又は全部を、対象物50から取得可能な一次情報とすることができる。これにより、書き込み情報の準備がより正確で、より容易となる。例えば、情報取得部70は、対象物50から個別情報51を検出する個別情報センサ71を含むことができる。
情報取得部70は、書き込み情報の全部を対象物50から取得するのではなく、書き込み情報等が記憶された記憶部80から読み出すことができる。また、情報取得部70は、書き込み情報の一部を対象物50から取得するとともに、残りを記憶部80から読み出すことができる。
書き込み装置60は、電子タグ10に対する書き込みが可能なもの(いわゆるリーダライタ)であり、その設置位置等は適宜定めることができる。例えば、電子タグ10に対して一定の距離から書き込みを行う場合には、書き込み装置60は、電子タグ10の移動経路に固定設置し、移動中又は移動の一時停止中の電子タグ10に順次書き込みを行うことができる。この場合、電子タグ10は対象物50に付属された後のものでも、対象物50に付属する前のものでもよい。前者の場合、例えば対象物50を搬送するコンベヤに書き込み装置60を設置することができ、後者の場合、例えばタグ供給部20に書き込み装置60を設置することができる。
本電子タグ書き込みシステム1で電子タグ10を対象物50に付属させるために、タグ付属部を配備することができる。タグ付属部は、粘着面11を有する電子タグ10の場合には、後述する応用例のロボット40や、その他の公知の貼付装置(ラベラー)を採用することができる。タグ付属部は、作業員が手にもって対象物50に押し付けることにより電子タグ10の貼付を行うハンディタイプの貼付装置(ハンディラベラー)であってもよい。粘着面11を有しない電子タグ10の場合、タグ付属部は、紐やタグピン等を介して電子タグ10を衣類等の対象物50に取り付けるタグ付け装置であったり、商品の包装箱内に電子タグ10を投入する投入装置であったりしてもよい。
ロボット40としては、少なくとも水平方向の運動と、垂直方向の運動が可能な自由度が2以上のものであればよいが、コンベヤ30上の対象物50の位置が不規則な場合等に対応するために、X軸方向、Y軸方向、Z軸方向、及びZ軸を中心とする回転方向の運動が可能なように自由度が4以上のロボット40が好適である。これにより、図10(a)(c)に示すように、対象物50の上面に対してあらゆる向きで電子タグ10を貼付することができる。また、6以上の自由度のロボット40を用いると、対象物50の上面だけでなく、図10(b)に示すように、側面にも電子タグ10を貼り付けることができる。したがって、対象物50に応じて、商品に影響しにくい位置や、通信品質が低下しにくい位置に、電子タグ10を貼付することができる。ロボット40としては、図示例のようなパラレルリンクロボットだけでなく、垂直多関節ロボット、水平多関節ロボット、直交ロボット等、公知の産業用ロボットを用いることができる。
本電子タグ書き込みシステム1内に電子タグ10を供給するために、タグ供給部20を配備することができる。タグ供給部20は、電子タグ10を書き込み装置60又はタグ付属部に対して順次供給するものであり、その限りにおいて、公知のあらゆる供給機構(例えば特許文献1~5記載のもの等)を採用することができる。例えば、粘着面11を有する電子タグ10を供給する場合、電子タグ10が繰り返し貼付された帯状の剥離シート16から電子タグ10を順次剥離して供給するタグ供給部20を用いることができる。粘着面11を有しない電子タグ10を供給する場合、電子タグ10となる単位部分が繰り返し続く帯状材を、各単位部分の境界で切り離す又は打ち抜くことにより、電子タグ10を順次形成して供給するタグ供給部20を用いることができる。タグ供給部20はタグ付属部の機器に内蔵されていてもよい
本電子タグ書き込みシステム1では、構成要素のすべてが一つの機器として一体化されていてもよいし、一つ又は複数の構成要素からなる機器が複数組み合わされたシステムであってもよい。特に情報取得部70、制御部90、記憶部80等の構成要素のように、一つの機器上にハードウェア又はソフトウェアの組合せとして構築できるものは、一部又はすべてを一つの機器上に構築することが好ましい。また、構成要素の一部又は全部は、システムとして連動するために、有線又は無線で一方向又は双方向に通信(ネットワークを介しないものの他、ネットワークを介するものを含む)可能とすることができる。さらに、構成要素の一部は、他の構成要素から独立して動作するものであってよい。
<第1の例>
図1は、電子タグ書き込みシステム1の第1の例を示している。本例は、書き込み装置60と、この書き込み装置60に対して電子タグ10を供給するタグ供給部20と、情報取得部70とを有し、情報取得部70により取得した書き込み情報を、タグ供給部20から供給される電子タグ10に対し書き込み装置60により書き込むものである。したがって、本例のシステムでは、対象物50に応じて異なる情報が書き込まれた電子タグ10を自動的に順次作製することができる。
<第2の例>
図2は、電子タグ書き込みシステム1の第2の例を示している。本例は、電子タグ10を対象物50に付属させるタグ付属部と、これに電子タグ10を供給させるタグ供給部20とを有し、書き込み装置60は、対象物50に付属した電子タグ10に、情報取得部70により取得した書き込み情報を書き込むものである。本電子タグ書き込みシステム1では、例えば、小売店等で、種類(大きさ、包装等)、数量等がばらばら(少量多品種)の入荷商品に、未書き込みの電子タグ10を付属させた後、その電子タグ10に書き込み情報を書き込むことができる。この場合、対象物50一つごとに電子タグ10の付属及び書き込みを行うほか、一度に処理する対象物50のすべてに電子タグ10を付属させた後、各対象物50に付属する電子タグ10に順に書き込みを行うこともできる。
図3は、電子タグ書き込みシステム1の第3の例を示している。本例は、タグ供給部20及びタグ付属部を備えず、対象物50に予め付属する電子タグ10に書き込みを行う点が第2の例と異なるものである。例えば、生産者が商品や、その容器又は包装に未書き込みの電子タグ10を付属させて商品を出荷する場合、小売店が本システムを使用することにより、入荷商品に付属する電子タグ10に書き込みを行うことができる。
図4は、電子タグ書き込みシステム1の第4の例を示している。本例は、記憶部80に書き込み情報及び処理順が関連付けて記憶されており、情報取得部70により記憶部80から取得した処理順に従って、その処理順と関連付けられた書き込み情報を、書き込み装置60により電子タグ10に書き込む点が、第1の例と異なるものである。本例では、記憶部80から読み出した処理順に従って、その処理順と関連付けられた書き込み情報を電子タグ10に書き込むため、定まった順序で処理さ(取り扱わ)れる複数種の対象物50に対して電子タグ10を付属させる場合に、対象物50に応じて異なる情報を自動的に書き込むことができる。
図5は、電子タグ書き込みシステム1の第4の例を示している。本例は、対象物50の生産及び物流における第1の過程で、その過程にある対象物50の処理順及び各対象物50の書き込み情報が取得されて記憶部80に記憶され、第1の過程よりも下流側における、処理順で対象物50を処理する第2の過程で、処理順に従って処理順と関連付けられた書き込み情報を書き込み装置60により順次電子タグ10に書き込む点で、第4の例と異なる。
図6は、電子タグ書き込みシステム1の第6の例を示している。本例は、電子タグ10を対象物50に付属させるタグ付属部と、これにタグを供給するタグ供給部20とを備え、対象物50の生産及び物流における第1の過程P1で、その過程にある対象物50の処理順及び各対象物50の書き込み情報が取得されて記憶部80に記憶され、対象物50の生産及び物流における第2の過程P2で、タグ付属部により対象物50に電子タグ10を付属させ、第1の過程P1及び第2の過程P2よりも下流側における、同一の処理順で対象物50を処理する第3の過程P3で、その処理順に従ってその処理順と関連付けられた書き込み情報を書き込み装置60により順次対象物50に付属した電子タグ10に書き込むものである。
図7は、電子タグ書き込みシステム1の第3の例を示している。本例は、タグ供給部20及びタグ付属部を備えず、対象物50に付属の電子タグ10に書き込みを行う点が第6の例と異なるものである。すなわち、本電子タグ書き込みシステム1は、電子タグ10を供給して対象物50に付属させることは行わず、生産及び物流における処理順で対象物50を処理する過程で、情報取得部70により取得した処理順に従って、その処理順と関連付けられた書き込み情報を、書き込み装置60により対象物50に付属の電子タグ10に書き込むシステムである。より具体的には、生産者から小売店等に、種類(大きさ、包装等)、数量等がばらばら(少量多品種)の商品を搬送する際、生産者が商品や、その容器又は包装に未書き込みの電子タグ10を付属させて商品を出荷し、小売店又はその物流センターで、定まった順序で商品を取り扱う過程で、対象物50に応じて異なる情報を自動的に書き込むことができる。
第1の例から第7の例までの各例の部分的構成は、他の例の基本的構成を損ねない範囲であれば、他の例に応用することができる。また、後述する応用例の部分的構成も、第2の例から第7の例に対して、その例の基本的構成を損ねない範囲内で応用することができる。
<応用例>
図11及び図12は、上述の第1の例を応用した電子タグ書き込みシステム1を示している。この電子タグ書き込みシステム1は、粘着面11を有する電子タグ10を順次供給するタグ供給部20と、タグ供給部20から供給される電子タグ10を、貼付対象である商品等の対象物50に貼付する貼付部30,40とを備えている。また、この電子タグ書き込みシステム1は、対象物50に関する書き込み情報を、対象物50に貼付するまでの過程にある電子タグ10に書き込む書き込み装置60と、対象物50の個別情報を検出する個別情報センサ71とを備えており、個別情報センサ71により検出した個別情報の一部又は全部、並びに検出した個別情報に関連する関連情報の少なくとも一方を含む書き込み情報を、書き込み装置60により、その個別情報の検出を行った対象物50に貼付することとなる電子タグ10に書き込む制御部90を備えている。
貼付部30,40は、電子タグ10供給部から供給される電子タグ10を、貼付対象である対象物50に貼付しうる限り、ハンディタイプのラベラーのように作業員が操作するものであってもよく、この場合、個別情報センサ71や書き込み装置60を内蔵するものが好ましいが、電子タグ10供給部及び貼付部と、個別情報センサ71及び書き込み装置60の少なくとも一方を別体とすることもできる。図示例の貼付部30,40は、電子タグ10の貼付対象である対象物50を搬送するコンベヤ30と、タグ供給部20から供給される電子タグ10を受け取り、コンベヤ30上を搬送される対象物50に貼付する、ロボット40とを有するものとなっている。このように、コンベヤ30により対象物50を搬送しつつ、その搬送中の対象物50にロボット40により電子タグ10を貼付すると、多数の対象物50を自動で連続処理することができる。
コンベヤ30は、駆動源の駆動力により移動体を搬送方向に移動し、移動体上の対象物50を搬送しうる限り公知のあらゆるコンベヤを用いることができ、例えば、上面が積載面となるベルトコンベヤやプレートコンベヤ等を好適に用いることができる。コンベヤ30は、対象物50よりも幅広の積載面を有すると、例えば作業員が大きさの異なる多品種の対象物50を位置や向きを意識せずに載せることができるため好ましい。もちろん、コンベヤ30は、対象物50の種類及び積載位置(向きを含む)が一定のものであってもよい。またコンベヤ30への対象物50の積載を機械的に行うこともできる。
個別情報センサ71は、対象物50のあらゆる面を検出できることが好ましい。このため、対象物50をコンベヤ30により搬送しつつ個別情報センサ71による検出を行う場合、図11等に示す装置構成とするのは好ましい。すなわち、この電子タグ書き込みシステム1は、対象物50を搬送する第1コンベヤ31と、この第1コンベヤ31の下流側に隙間を空けて連なり、第1コンベヤ31から送り出される対象物50を受け取り搬送する第2コンベヤ32と、を有し、個別情報センサ71は、第1コンベヤ31と第2コンベヤ32との隙間を通して、対象物50の下方から対象物50の個別情報を検出する下方センサ71Lと、ロボット40の貼付可能範囲よりも上流側で対象物50の上方から対象物50の個別情報を検出する上方センサ71Uとを含むものである。
タグ供給部20は特に限定されるものではなく、貼付部30,40に対して電子タグ10を供給できる限り、公知のあらゆる供給機構(例えば特許文献1~5記載のもの等)を採用することができる。図13は、電子タグロール23Rを取り付けて使用するタグ供給部20の一例を示している。電子タグロール23Rは、連続帯状の電子タグシート15がロール状に巻き取られたものであり、電子タグシート15は連続帯状の剥離シート16の連続方向に所定の間隔で繰り返し貼り付けられた電子タグ10を有するものである。電子タグロール23Rは、図示しない回転軸に回転可能に支持される。
ロボット40により対象物50に電子タグを貼付する場合、ロボット40は、タグ供給部20から供給される電子タグ10を受け取り、コンベヤ30上を搬送される対象物50に貼付するものであれば特に限定されないが、図示例のように、エンドエフェクタとして空気の吸引により物を保持する吸着部41を有し、第1ベルトコンベヤ21の第1ベルト21B上に貼り付けられた電子タグ10を吸着部41により吸着し、この吸着部41の移動により、電子タグ10をベルトから剥離した後、対象物50に貼付するものであると好ましい。図示例の吸着部41は先端部にラバーカップが取り付けられた管状体であるが、これに限定されず、公知の構造・素材を採用することができる。
書き込み装置60は、対象物50に貼付するまでの過程にある電子タグ10に書き込み可能である限り、その設置位置は特に限定されるものではない。例えば、図11及び図12に示すように、タグ供給部20とコンベヤ30との間(図示例ではコンベヤ30の脇)に、対象物50に関する書き込み情報を電子タグ10に書き込む書き込み装置60を設置し、ロボット40は、図15に示すように、タグ供給部20から供給される電子タグ10を受け取り、その電子タグ10を書き込み装置60による書き込み可能位置に移動させて一定時間保持し、この間に書き込み装置60はその電子タグ10に対象物50に関する情報を書き込み、しかる後、図18に示すように、ロボット40がその電子タグ10を書き込み装置60から対象物50に移動し、対象物50に貼付することができる。
ロボット40により電子タグ10の貼付を行う場合、対象物50の種類に応じて異なる適切な貼付位置を指定し、その指定貼付位置に貼付することが望ましい。これにより、例えば、対象物50に応じて、商品に影響しにくい位置や、通信品質が低下しにくい位置に、電子タグ10を貼付することができる。また、作業員がコンベヤ30上の対象物50の位置(向きを含む)を意識せずに、コンベヤ30上に対象物50を不規則に載せたとしても、対象物50の指定貼付位置に電子タグ10を貼付することができる。電子タグ10の貼付位置は、図10(a)(b)に示すように個別情報51の検出面と同一面かつ個別情報51と重ならない位置とすると、電子タグ10の貼付後に電子タグ10で個別情報51が隠れることがないため、電子タグ10の記憶内容と対象物50の個別情報51との比較確認が容易となるが、図10(c)に示すように個別情報51の検出面と異なる面としたり、図示しないが個別情報51と一部又は全部が重なる位置としたりすることもできる。
本電子タグ書き込みシステム1は、作業員が対象物50をコンベヤ30の供給位置に載せるステップと、コンベヤ30により搬送される対象物50の個別情報を個別情報センサ71により検出するステップと、コンベヤ30により搬送される対象物50の位置情報を検知するステップと、個別情報センサ71により検出した個別情報の一部又は全部、並びに検出した個別情報に基づいて取得される関連情報の少なくとも一方を含む書き込み情報を、電子タグ10に書き込むステップと、情報を書き込んだ電子タグ10を、コンベヤ30により搬送される対象物50に貼付するステップとを含むことを基本とする。これらのステップを実行可能である限り、各部の動作タイミング等、詳細な制御は適宜行うことができる。
Claims (5)
- 書き込み情報を電子タグに書き込む書き込み装置と、
電子タグと紐づけされる対象物に関する書き込み情報を取得する、情報取得部と、
前記対象物を搬送するコンベヤと、
粘着部を有する電子タグを順次供給するタグ供給部と、
前記タグ供給部から供給される電子タグを受け取り、前記コンベヤ上を搬送される前記対象物に貼付するロボットと、を備え、
前記ロボットに、前記タグ供給部から供給された電子タグを受け取らせた後、その電子タグを前記書き込み装置に近接させて、前記情報取得部により取得した書き込み情報を書き込みしてから、前記対象物に貼付させるように構成し、前記コンベヤによる前記対象物の搬送空間以外に、前記ロボットが受け取った前記電子タグを廃棄のために貼り付ける仮貼付部を設けた、
ことを特徴とする、電子タグ書き込みシステム。 - 前記電子タグの書き込みエラーが発生したとき、前記ロボットが受け取った前記電子タグを前記仮貼付部に貼付させるとともに、その電子タグを貼付することが予定されていた対象物は電子タグを貼付せずに前記コンベヤから排出させるように構成した、
請求項1記載の電子タグ書き込みシステム。 - 前記コンベヤにおける、前記ロボットの貼付可能範囲よりも上流側に、前記コンベヤ上を搬送される前記対象物を撮像する撮像装置を有し、
前記対象物の画像情報と、その対象物における指定貼付位置とが関連付けて記憶された、記憶部を有し、
画像認識により前記撮像装置による撮像情報と前記記憶部に記憶された前記対象物の画像情報とを比較し、前記コンベヤ上に前記対象物を認識したときには、その認識した対象物と関連付けられた指定貼付位置を前記記憶部から読み出すとともに、前記コンベヤ上における前記対象物の位置を検知し、前記指定貼付位置と前記対象物の位置とに基づいて、前記ロボットは、前記電子タグを、前記コンベヤ上を搬送される対象物における指定貼付位置に貼付するように構成し、
前記情報取得部は、前記コンベヤにおける、前記ロボットの貼付可能範囲よりも上流側に設けられた、前記対象物の個別情報を検出する個別情報センサを含むとともに、前記書き込み情報として、前記個別情報の一部又は全部、並びに取得した前記個別情報に基づいて取得される二次情報の少なくとも一方を含む情報を取得するものであり、
前記コンベヤにおける、前記個別情報センサよりも上流側に対象物の通過を検出する通過センサを有し、
前記個別情報センサにより前記個別情報を検出した後、前記対象物が前記ロボットの貼付可能範囲を通過するまで前記指定貼付位置の読み出しがなかったときに、前記ロボットが受け取った前記電子タグを前記仮貼付部に貼付させるとともに、その電子タグを貼付することが予定されていた対象物は電子タグを貼付せずに前記コンベヤから排出させるように構成した、
請求項1又は2記載の電子タグ書き込みシステム。 - 書き込み情報を電子タグに書き込む書き込み装置と、
電子タグと紐づけされる対象物に関する書き込み情報を取得する、情報取得部と、
前記対象物を搬送するコンベヤと、
粘着部を有する電子タグを順次供給するタグ供給部と、
前記タグ供給部から供給される電子タグを受け取り、前記コンベヤ上を搬送される前記対象物に貼付するロボットと、を備え、
前記ロボットに、前記タグ供給部から供給された電子タグを受け取らせた後、その電子タグを前記書き込み装置に近接させて、前記情報取得部により取得した書き込み情報を書き込みしてから、前記対象物に貼付させるように構成し、
前記情報取得部は、前記コンベヤにおける、前記ロボットの貼付可能範囲よりも上流側に設けられた、前記対象物の個別情報を検出する個別情報センサを含むとともに、前記書き込み情報として、前記個別情報の一部又は全部、並びに取得した前記個別情報に基づいて取得される二次情報の少なくとも一方を含む情報を取得するものであり、
前記コンベヤにおける、前記個別情報センサよりも上流側に対象物の通過を検出する通過センサを有し、
この通過センサにより対象物の通過を検知してから所定時間経過するまでに、前記個別情報センサにより前記個別情報が検出されないとき、個別情報の検出エラーと判断する制御部を備えた、
ことを特徴とする、電子タグ書き込みシステム。 - 前記通過センサにより対象物の通過を検知してから所定時間経過するまでに、前記個別情報センサにより前記個別情報が検出されないとき、
前記制御部は、少なくとも前記コンベヤを停止させるか、又は前記対象物を前記コンベヤから排出可能な時間だけ前記コンベヤの駆動のみ継続する、
請求項4記載の電子タグ書き込みシステム。
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JP (1) | JP7141355B2 (ja) |
Citations (5)
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JP2001175814A (ja) | 1999-12-21 | 2001-06-29 | Sony Corp | 情報の転記方法および情報処理システム |
JP2005104521A (ja) | 2003-09-30 | 2005-04-21 | Sato Corp | ラベル貼付装置 |
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2019
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Patent Citations (5)
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