JP2010116218A - 検品システム及び検品方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】安価な構成で物流面での迅速化と正確性を向上させた物品の検品を実現する。
【解決手段】収納ケースに予定していた物品が収納されているかを検品する検品システムにおいて、前記収納ケースに設けられる少なくとも1つの電子タグと、前記電子タグに対して所定の情報の読み出し、書き込み、又は削除を行うタグリーダ/ライタとを有し、前記タグリーダ/ライタは、前記電子タグに収納予定物品情報を予め記録し、更に物品を収納ケースに収納する度に、収納した物品の情報を前記電子タグに書き込み、収納予定の全ての物品の収納が終了後、前記収納予定物品情報と照合することにより、上記課題を解決する。
【選択図】図1

Description

本発明は、検品システム及び検品方法に係り、特に安価な構成で物流面での迅速化と正確性を向上させた物品の検品を実現するための検品システム及び検品方法に関する。
従来、ダイレクトマーケティングとは、消費者と直接繋がることをベースとして、一人一人の顧客を認識し、マーケティングに反映することを特徴とする。そのなかでも、商品を届ける配送処理は、ブランドの信頼を確立するうえでも大切なフェーズである。また、配送処理は、顧客個別に商品を発送することから、多種多様な顧客の注文を正確に取り揃えて、間違えなく発送することが求められる。
また、物流全般におけるロジスティクス機能に求められるのは、迅速性と正確性である。そのため従来では、物流全般において人手による負荷の大きい各配送ルート等における箱やパレット等への物品の収納と、その収納された物品が正確に収納されているか否かを検品する検品作業等において、正確性等を目的とした様々な技術が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
なお、特許文献1に示されている技術は、照合装置において、ピッキング対象物のそれぞれに備えられピッキング対象物の個体の識別を可能とする識別情報を保持するICタグを用いて検品を行っている。
特開2007−284209号公報
ところで、上述した従来技術では、ICタグ等の電子タグの導入により、従来の検品の正確性の向上や迅速化を飛躍的に向上させることを可能にする一方、物品毎にICタグを貼付する必要があり、ICタグの単価は決して安価とはいえないため、コスト面での問題がある。また、上述のような問題により物品毎にそれぞれICタグを貼付できるのは、ごく限られた高額品に限られてしまい、低額品の購入がメインとなる個人の購買を対象とした情報という面でも普及の妨げになっている。
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであって、安価な構成で物流面での迅速化と正確性を向上させた物品の検品を実現するための検品システム及び検品方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本件発明は、以下の特徴を有する課題を解決するための手段を採用している。
請求項1に記載された発明は、収納ケースに予定していた物品が収納されているかを検品する検品システムにおいて、前記収納ケースに設けられる少なくとも1つの電子タグと、前記電子タグに対して所定の情報の読み出し、書き込み、又は削除を行うタグリーダ/ライタとを有し、前記タグリーダ/ライタは、前記電子タグに収納予定物品情報を予め記録し、更に物品を収納ケースに収納する度に、収納した物品の情報を前記電子タグに書き込み、収納予定の全ての物品の収納が終了後、前記収納予定物品情報と照合することを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、収納予定物品情報と収納ケースに収納する度に電子タグに書き込んだ物品の情報とを照合して検品を行うことができる。したがって、安価な構成で物流面での迅速化と正確性を向上させた物品の検品を実現することができる。
請求項2に記載された発明は、収納ケースに予定していた物品が収納されているかを検品する検品システムにおいて、前記収納ケースに設けられる少なくとも1つの電子タグと、前記電子タグに対して所定の情報の読み出し、書き込み、又は削除を行うタグリーダ/ライタとを有し、前記タグリーダ/ライタは、前記電子タグに収納予定物品情報を予め記録し、更に物品を収納ケースに収納する度に、前記収納予定物品情報の中から収納した物品の情報を削除し、収納予定の全ての物品の収納が終了後、前記収納予定物品情報を用いて照合することを特徴とする。
請求項2記載の発明によれば、収納予定物品情報から収納ケースに収納する度に電子タグに書き込まれた対応する物品の情報を削除し、残った収納予定物品情報を照合して検品を行うことができる。したがって、安価な構成で物流面での迅速化と正確性を向上させた物品の検品を実現することができる。
請求項3に記載された発明は、物品を前記収納ケースに入れる際に物品情報を取得する物品情報取得手段を有し、前記物品情報取得手段により得られる物品情報を、前記タグリーダ/ライタにより前記電子タグに書き込むことを特徴とする。
請求項3記載の発明によれば、収納ケースに収納される物品の情報を正確に電子タグに蓄積することができる。また、電子タグにより、その時点までの収納された物品の情報を容易に把握することができる。
請求項4に記載された発明は、物品を前記収納ケースに入れる際に物品情報を取得する物品情報取得手段を有し、前記物品情報取得手段により得られる物品情報を、前記タグリーダ/ライタにより前記電子タグに蓄積されている前記収納予定物品情報から削除することを特徴とする。
請求項4記載の発明によれば、収納ケースに収納される物品の情報を正確に電子タグの収納予定物品情報から削除することができる。また、電子タグにより、その時点までの収納されていない物品の情報を容易に把握することができる。
請求項5に記載された発明は、前記収納ケースを前記物品の種類毎に陳列された陳列棚に搬送する搬送手段を有し、前記タグリーダ/ライタは、前記搬送手段により搬送される各物品の陳列棚毎又は前記物品情報取得手段毎に設置され、前記収納ケースが前記搬送手段により通信可能な領域に搬送されたときに前記電子タグから前記収納予定物品情報を取得することを特徴とする。
請求項5記載の発明によれば、各タグリーダ/ライタを用いて収納予定物品情報を取得することにより、収納予定の物品情報をその場で迅速に取得することができる。
請求項6に記載された発明は、前記タグリーダ/ライタから得られる収納予定物品情報に基づいて、対象となる物品が陳列された陳列棚の位置を作業員に通知する通知手段を有することを特徴とする。
請求項6記載の発明によれば、正確な指示を作業員に与えることができる。これにより、作業員は適切な作業を迅速に行うことができる。
請求項7に記載された発明は、前記タグリーダ/ライタにより得られる前記収納予定物品情報と前記収納ケースに収納した物品情報とを照合し、照合結果を画面に表示する表示手段を有し、前記表示手段は、照合の結果、一致していないデータが存在する場合には、該当するデータ部分を強調表示することを特徴とする。
請求項7記載の発明によれば、収納数が不足している物品や超過している物品、商品の間違い等の情報を迅速且つ正確に取得することができる。
請求項8に記載された発明は、収納ケースに予定していた物品が収納されているかを検品する検品方法において、前記収納ケースに設けられる少なくとも1つの電子タグに対して、所定の情報の読み出し、書き込み、又は削除を行うタグリーダ/ライタにより前記電子タグに収納予定物品情報を予め記録する収納予定物品情報記録手順と、物品を収納ケースに収納する度に、収納した物品の情報を前記電子タグに書き込む物品情報書込手順と、収納予定の全ての物品の収納が終了後、前記収納予定物品情報と照合する照合手順とを有することを特徴とする。
請求項8記載の発明によれば、収納予定物品情報と収納ケースに収納する度に電子タグに書き込んだ物品の情報とを照合して検品を行うことができる。したがって、安価な構成で物流面での迅速化と正確性を向上させた物品の検品を実現することができる。
請求項9に記載された発明は、収納ケースに予定していた物品が収納されているかを検品する検品システムにおいて、前記収納ケースに設けられる少なくとも1つの電子タグに対して、所定の情報の読み出し、書き込み、又は削除を行うタグリーダ/ライタにより前記電子タグに収納予定物品情報を予め記録する収納予定物品情報記録手順と、更に物品を収納ケースに収納する度に、前記収納予定物品情報の中から収納した物品の情報を削除する物品情報削除手順と、収納予定の全ての物品の収納が終了後、前記収納予定物品情報を用いて照合する照合手順とを有することを特徴とする。
請求項9記載の発明によれば、収納予定物品情報から収納ケースに収納する度に電子タグに書き込まれた対応する物品の情報を削除し、残った収納予定物品情報を照合して検品を行うことができる。したがって、安価な構成で物流面での迅速化と正確性を向上させた物品の検品を実現することができる。
請求項10に記載された発明は、物品を前記収納ケースに入れる際に物品情報取得手段により物品情報を取得する物品情報取得手順を有し、前記物品情報書込手順は、前記物品情報取得手段により得られる物品情報を、前記タグリーダ/ライタにより前記電子タグに書き込むことを特徴とする。
請求項10記載の発明によれば、収納ケースに収納される物品の情報を正確に電子タグに蓄積することができる。また、電子タグにより、その時点までの収納された物品の情報を容易に把握することができる。
請求項11に記載された発明は、物品を前記収納ケースに入れる際に物品情報取得手段により物品情報を取得する物品情報取得手順を有し、前記物品情報削除手順は、前記物品情報取得手段により得られる物品情報を、前記タグリーダ/ライタにより前記電子タグに書き込まれた収納予定物品情報から削除することを特徴とする。
請求項11記載の発明によれば、収納ケースに収納される物品の情報を正確に電子タグの収納予定物品情報から削除することができる。また、電子タグにより、その時点までの収納されていない物品の情報を容易に把握することができる。
請求項12に記載された発明は、前記収納ケースを前記物品の種類毎に陳列された陳列棚に搬送手段により搬送する搬送手順と、前記搬送手順により搬送される各物品の陳列棚毎又は前記物品情報取得手段毎に設置されたタグリーダ/ライタが、前記搬送手段により通信可能な領域に搬送された前記収納ケースから、前記電子タグに蓄積された前記収納予定物品情報を取得する収納予定物品情報取得手順とを有することを特徴とする。
請求項12記載の発明によれば、各タグリーダ/ライタを用いて収納予定物品情報を取得することにより、収納予定の物品情報をその場で迅速に取得することができる。
請求項13に記載された発明は、前記タグリーダ/ライタから得られる収納予定物品情報に基づいて、対象となる物品が陳列された陳列棚の位置を作業員に通知する通知手順を有することを特徴とする。
請求項13記載の発明によれば、正確な指示を作業員に与えることができる。これにより、作業員は適切な作業を迅速に行うことができる。
請求項14に記載された発明は、前記タグリーダ/ライタにより得られる前記収納予定物品情報と前記収納ケースに収納した物品情報とを照合し、照合結果を画面に表示する表示手順を有し、前記表示手順は、照合の結果、一致していないデータが存在する場合には、該当するデータ部分を強調表示することを特徴とする。
請求項14記載の発明によれば、収納数が不足している物品や超過している物品、商品の間違い等の情報を迅速且つ正確に取得することができる。
本発明によれば、安価な構成で物流面での迅速化と正確性を向上させた物品の検品を実現することができる。
<本発明の概要>
例えば、各種化粧品や、整髪剤等、医療品、電化製品、家庭用品等の物品を所定の配送先に配送するために、収納ケース等に配送先毎に対応する物品を所定数収納して配送する際、電子タグを収納ケースに取り付け、1つの品目を収納する毎にその物品情報をその収納ケースに取り付けた電子タグの記憶部に情報を書き込む。このようにして、全ての物品情報を書き込んだ電子タグと、発注書からのデータ(収納予定物品情報)とを照らし合わせて検品する。
また、他の実施形態では、電子タグに収納予定物品情報を記録しておき、1つの品目を収納する毎に該当する物品情報を削除することで、収納された内容をする検品する。したがって、箱の中の商品を1つずつ検品していく作業を回避することができ、安価な構成で物流面での迅速化と正確性を向上させた物品の検品を実現することができる。
以下に、本発明における検品システム及び検品方法を好適に実施した形態について、図面を用いて説明する。
<第1の実施形態>
第1の実施形態における検品システムの概略構成例について図を用いて説明する。図1は、第1の実施形態における検品システムの概略構成の一例を示す図である。
図1に示す検品システム10は、発注サーバ11と、検品管理サーバ12と、タグリーダ/ライタ13と、搬送手段14と、陳列棚15,16と、物品情報取得手段17,18とを有するよう構成されている。ここで、図1に示す収納ケース20には、電子タグ21が収納ケースの表面、内側、又は内部にタグリーダ/ライタ13とのデータの送受信が可能な状態で取り付けられている。
なお、収納ケース20に取り付けられる電子タグ21の数は、1つ以上であればよいが、本実施形態では、一例として収納ケース20にピッキングする全ての物品情報を示したピッキングリストデータ(収納予定物品情報)を記憶しておくための電子タグと、物品22をピンキングする毎にピッキングした物品情報を記憶しておくための電子タグの2つの電子タグ21−1,21−2を用いることとする。また、電子タグ21は、収納ケース20に対して着脱自在に取り付けられていてもよく、また電子タグ21の損傷時に代替する予備のタグを取り付けておいてもよい。
ここで、電子タグの一例としては、例えばIC(Integrated Circuit)タグやRFID(Radio Frequency IDentification)等の非接触型のタグを用いることができる。また、電子タグは、例えばタグリーダからの電波をエネルギー源として動作するパッシブタグ(受動タグ)や、電池を内蔵し自ら電波を発するアクティブタグ(能動タグ)等を使用することができる。また、電子タグにおける電磁波の伝達方式は、例えば電磁誘導方式や電波方式等を用いることができる。
また、仕分け用に物品を収納する収納ケース20は、例えば、ダンボールや樹脂、木、金属等の材質からなる箱やパレット、トレー、コンテナ、袋等からなる。これらの収納ケース20は、目的の物品21を所定数収納して目的の配送先に配送する。また、収納ケース20は、再利用することもできる。
図1に示す検品システム10において、受注サーバ11は、各配送先から依頼のあった目的の物品とその数、重量、単価、配送先や配送ルート等を示して配送情報を検品管理サーバ12に送信する。
検品管理サーバ12は、受注サーバ11から得られる各配送先への配送情報に基づいて、各収納ケース20に対してどの物品を幾つ収納するか、また複数ある陳列棚15,16への搬送手段14による移動経路の検品情報を生成する。また、検品管理サーバ12は、タグリーダ/ライタ13と接続されている。
したがって、検品管理サーバ12は、収納ケース20に取り付けられた電子タグ21−1,21−2に対してタグリーダ/ライタ13により、まず前回の検品システム等で使用されたデータを削除して電子タグ内のメモリを消去して初期化する。その後、検品管理サーバ12−1は、タグリーダ/ライタ13により、複数ある電子タグのうち、一方の電子タグ21−1に対して伝票のピッキングリストデータを書き込む。
なお、ピッキングリストデータとは、例えば収納ケース20に収納される商品情報(物品IDや商品名等)及び数、配送先、配送日時等の伝票情報等を含む収納予定物品情報である。また、ピッキングリストデータは、この他にも物品毎の単価や重量等の情報を含んでいてもよい。
タグリーダ/ライタ13(図1においては、13−1a〜13−4a、13−1b〜13−4b)は、搬送装置14付近に複数設置され、電子タグ21−1,21−2に対してデータの読み出し、書き込み等を行う。なお、タグリーダ/ライタ13は、収納ケース20に設けられる全ての電子タグ21に対して1つのタグリーダ/ライタで読み出しや書き込みを行ってもよく、また各電子タグ21の数に対応させて読み出しや書き込みを行ってもよい。これにより、異なる電子タグに対する読み出しと書き込みが同時に行われる場合には、順序等に関係なく同時に処理できるため、より迅速に処理することができる。なお、タグリーダ/ライタ13は、各電子タグ21の識別情報に基づいて、対応する少なくとも1つの電子タグに対して読み出しや書き込みを行うことができる。
また、タグリーダ/ライタ13は、電子タグ21との無線通信を実現できるように、収納ケース20を搬送する搬送手段14付近(図1においては、搬送装置14の両サイド)に設置されることが好ましい。また、タグリーダ/ライタ13は、搬送装置14により収納ケース20を通過させるゲート等が設けられていてもよい。
搬送手段14は、ベルトコンベアやローラーコンベア等からなり、予め設定された搬送ラインに従って収納対象の物品22が格納されている陳列棚15,16の位置まで対象となる収納ケース20をその位置まで搬送させる。また、搬送手段14は、処理的に全ての物品22を収納したと考えられる収納ケース20を検品エリアに搬送する。なお、搬送手段14による各収納ケース20の搬送先の制御は、検品管理サーバ12等により管理され、搬送手段14により所定の経路で収納ケース20が搬送される。
陳列棚15,16には、予め決められた物品22が格納されている。なお、陳列棚15,16の数については特に制限はない。ここで、陳列棚15,16には、物品毎の各棚にランプやライト(表示手段)、スピーカ(音声出力手段)等の通知手段23が設けられており、例えばその陳列棚15,16から目的となる物品22を収納する収納ケース20が所定位置まで搬送されてくると、その場所に設置されたタグリーダ/ライタ13−2b、13−3b等が電子タグ21−1内の収納予定物品情報を読み取り、陳列棚15,16にあるピッキングの対象物品が置かれている棚に設置されたランプを点灯又は点滅させて、ピンキングを行う作業員に通知することができる。なお、上述したランプやライト等の表示手段としては、例えばLED(Light Emitting Diode)等の光源を用いることができる。
また、陳列棚15,16は、例えば自動販売機の仕組みを利用して格納された場所から所定数の物品を排出できる場合には、タグリーダ/ライタ13−2a、13−3a等がデータを読み取り、対応する物品22が格納された陳列15,16から所定の物品を収納ケースに収納させることができる。なお、上述した処理は、検品管理サーバ12により制御される。
物品情報取得手段17,18は、陳列棚15,16から抽出された物品を収納ケース20に入力する際、例えばゲートの中を通過させて、物品の情報を取得する。この場合、物品の表面に設けられているバーコード等を通過時に非接触で読み取るセンサを設けていてもよく、また物品の形状等から物品の内容を計測する形状を特定するセンサ等を設けていてもよい。
また、物品情報取得手段17,18は、取得した物品情報を検品管理サーバ12に出力する。検品管理サーバ12は、タグリーダ/ライタ13−2a,13−3a等を利用してピッキングした物品情報を記録する他方の電子タグ21−2に書き込む。これにより、その時点で収納ケース20に収納されている物品の内容を電子タグ21−2から容易に把握することができる。
また、物品情報取得手段17,18は、タグリーダ/ライタ13−2a,13−3a等を介して電子タグ21−2に直接物品情報を書き込むようにしてもよい。これにより、検品管理サーバ12を介さないため迅速な処理を行うことができる。
また、物品情報取得手段17,18から物品情報を取得した時点で、陳列棚15,16に設けられている上述した通知手段23による通知を停止させる。なお、ここでの制御は、例えば検品管理サーバ12等が行うことができる。また、通知手段23の停止は、直接作業員がピッキング作業の終了後に行ってもよい。
更に、物品情報取得手段17,18は、タグリーダ/ライタ13−2a,13−3a等を介して電子タグ21−2に直接物品情報を書き込むようにしてもよい。これにより、検品管理サーバ12を介さないため迅速な処理を行うことができる。
なお、図1に示す実施形態における物品情報取得手段17,18は、陳列棚15,16から得られる物品22が搬送手段14により搬送される収納ケース20に収納される間に物品情報を取得できるような位置に、システム規模や物品の種類、数、大きさ等に応じて適切な数が設置される。しかしながら、本発明においてはこれに限定されるものではなく、例えば物品情報取得手段を搬送手段14により収納ケース20と同様に搬送させてもよい。具体的には、例えば物品情報取得手段にタグリーダ/ライタを取り付け、収納ケース20と一体となって搬送ラインを流れていき、収納対象の物品を収納ケース20に収納する際、物品情報取得手段により取得した物品情報を物品情報取得手段に取り付けたタグリーダ/ライタから収納ケース20の電子タグ21−2に書き込む。
また、本実施形態では、全ての物品が収納したと思われる収納ケース20について、物品が正確に収納されているかの検品処理を行う。具体的には、図1に示すタグリーダ/ライタ13−4a,13−4bにより、電子タグ21−1及び21−2に記録(蓄積)されている複数のデータ(収納予定物品情報と収納ケースに収納した物品の情報等)を抽出し、2つの物品情報や数を照合することにより、正確に物品が収納されているかの検品を行う。
また、照合結果により不足している物品がある場合等のエラーがあれば、検品管理サーバ12を介して、通知手段23により作業員に通知することができる。また、その他にも、例えばタグリーダ/ライタ13−4a,13−4b等に音声出力手段等を設けておき、照合結果にエラー等があれば、その旨を知らせるための音を出力して周辺にいる作業員等に通知することもできる。また、照合結果にエラー等があれば、タグリーダ/ライタ13−4a,13−4b等から対象の収納ケース20を搬送ラインから外す指令を出力して、その信号に基づいて検品管理サーバ12が搬送手段14を制御して対象の収納ケース20を搬送ラインから外す処理を行うことができる。
これにより、収納ケース20に収納される物品の情報を正確に電子タグ21に蓄積することができる。また、電子タグ21−2により、その時点までの収納された物品の情報を容易に把握することができる。
なお、図1に示す実施形態を用いた検品手法は上述の内容に限定されず、例えば物品情報取得手段17,18から物品情報を取得した場合に、物品情報取得手段17,18又は検品管理サーバ12により、電子タグ21−1に記録されている収納予定物品情報から物品情報取得手段17,18で取得した物品情報を削除し、全ての収納予定物品の収納完了時に、収納予定物品情報内にデータがないことを照合することにより検品を行うことができる。これにより、収納ケースに収納される物品の情報を正確に電子タグの収納予定物品情報から削除することができる。また、電子タグ21−1により、その時点までの収納されていない物品の情報を容易に把握することができる。
上述したシステム構成により、低コストで物流面における迅速化と正確性を向上させたシステムを提供することができる。具体的には、物品毎に電子タグを取り付けずに、使い回しが可能な収納ケースに電子タグを取り付け、各物品を物品IDで管理することで安価な検品システムを提供することができる。
<第2の実施形態>
ここで、上述した第1の実施形態における検品システムの概略構成例では、検品管理サーバ12での検品処理をタグリーダ/ライタ13−4a,13−4bにより行っていたが、他の実施形態としてタグリーダ/ライタ13−4a,13−4b付近に検品を行う検品管理サーバを設けてもよい。
ここで、上述の内容を第2の実施形態として、図を用いて説明する。図2は、第2の実施形態における検品システムの概略構成の一例を示す図である。なお、図2においては、上述した図1と略同様の構成については、同一の番号を付するものとし、ここでの詳細な説明は省略する。
図2に示す検品システム24は、上述した第1の実施形態と比較すると、タグリーダ/ライタ13−4a,13−4bと接続される検品管理サーバ25が設けられている。つまり、検品管理サーバ25は、上述したように電子タグ21−1及び21−2に記録されている複数のデータ(収納予定物品情報と収納ケースに収納した物品の情報等)を抽出し、2つの物品情報や数を照合することにより、正確に物品が収納されているかの判定を行うことができる。
また、第2の実施形態においても、ピッキング時に電子タグ21−1に記録されている収納予定物品情報から物品情報取得手段17,18で取得した物品情報を削除し、全ての収納予定物品の収納完了時に、収納予定物品情報内にデータがないことを照合することにより検品を行うことができる。
また、第2の実施形態では、照合結果により不足している物品がある場合等のエラーがあれば、検品管理サーバ12を介して、通知手段23により作業員に通知することができる。その他にも、第1の実施形態に記載した照合結果の通知方法と同様な方法で通知することができる。更に、第2の実施形態では、照合結果は、検品管理サーバ25に設けられたディスプレイ等の表示手段により表示されてもよい。
なお、上述した検品管理サーバ12,25は、同一のサーバであってもよく、更に受注サーバ11についても検品管理サーバ12,25にその機能を含めて、検品管理サーバとしてもよい。
<検品管理サーバ12,25:機能構成例>
次に、上述した検品管理サーバ12,25の機能構成例について図を用いて説明する。図3は、検品管理サーバの機能構成の一例を示す図である。図3に示す検品管理サーバ12,25は、入力手段31と、出力手段32と、蓄積手段33と、タグ読取手段34と、タグ書込手段35と、物品情報取得手段36と、照合手段37と、照合結果出力手段38と、送受信手段39と、制御手段40とを有するよう構成されている。
図3において、入力手段31は、使用者等からの検品指示やリーダ/ライタ指示、照合指示の各種指示の開始/終了等の入力を受け付ける。なお、入力手段31は、例えばキーボードや、マウス等のポインティングデバイス等からなる。
出力手段32は、入力手段31により入力された内容や、入力内容に基づいて実行された内容等の表示・出力を行う。なお、出力手段32は、ディスプレイやスピーカ等からなる。更に、出力手段32としてプリンタ等の機能を有していてもよく、その場合には、照合結果等を紙等の印刷媒体に印刷して、使用者等に提供することもできる。
なお、入力手段31と出力手段32とは、例えばタッチパネル等のように一体型の入出力手段であってもよく、この場合には使用者の指やペン型の入力装置等を用いて所定の位置をタッチして入力を行うことができる。
また、蓄積手段33は、入力手段31により得られる入力手段31により入力されるデータやタグ読取手段34により読み取られる情報、タグ書込手段35により書き込む情報、物品情報取得手段36や照合手段37、照合結果出力手段38により得られる情報等、本実施形態における検品処理を実現するための各種情報を蓄積する。また、蓄積手段33は、必要に応じて蓄積されている各種データを読み出すことができる。
タグ読取手段34は、制御手段40における制御により、上述したタグリーダ/ライタ13を介して収納ケース20に取り付けられた電子タグ21のうち、電子タグ毎の識別情報に基づいて、特定の電子タグ又は収納ケースに取り付けられた全ての電子タグからの情報を取得する。
タグ書込手段35は、制御手段40における制御により、上述したタグリーダ/ライタ13を介して収納ケース20に取り付けられた電子タグ21のうち特定の電子タグに物品情報等の所定の情報を書き込む。また、タグ書込手段35は、電子タグ21に対して記録されている各種情報の削除を行うことができる。更に、タグ書込手段35は、ピッキングする全ての物品情報(ピッキングリストデータ)を特定の電子タグに書き込む。
物品情報取得手段36は、上述したように陳列棚15,16から収納対象の物品22を収納ケース20に収納させる際、その物品情報を取得する。
照合手段37は、予め収納ケース20毎に設けられる電子タグ21からピッキングリストデータと、収納ケース20に収納された物品情報と数を照合する。また、照合手段37は、照合の結果、数が不足したり、超過したり、目的とは異なる物品が収納されている場合には、その管理者や作業員等に通知する。これにより、制御手段40は、照合結果から正確なピッキングが行われるように、搬送手段14により対象の収納ケース20を目的の物品の場所に搬送したり、対応する作業員に通知することができる。
照合結果出力手段38は、照合の結果、正確にピッキングが行われたか否かの検品結果を出力手段32に表示するための画面を生成する。また、照合結果出力手段38は、ディスプレイ等により表示されている照合結果を、CSV(Comma Separated Values)形式やEXCEL形式、WORD形式、HTML(HyperText Markup Language)形式等のファイルフォーマットで保存することができる。
送受信手段39は、例えばSCSI(Small Computer System Interface)ケーブルやUSB(Universal Serial Bus)ケーブル、LAN(Local Area Network)ケーブル等により、インターネット等の通信ネットワーク等と接続することにより、実行プログラムを通信ネットワークに接続されデータの送受信が可能な他の端末等から取得したり、プログラムを実行することで得られた実行結果又は本発明における実行プログラムを他の端末等に提供することができる。
制御手段40は、検品管理サーバ12,25の各構成部全体の制御を行う。具体的には、制御手段40は、ユーザ等による入力手段31からの指示等に基づいて、タグ読み取りやタグ書き込み処理、物品情報取得処理、照合処理、照合結果出力処理、送受信処理等の各制御を行う。上述した各種機能を有することにより、低コストで物流面における迅速化と正確性を向上させたシステムを提供することができる。
<検品管理サーバ12,25:ハードウェア構成例>
次に、検品管理サーバ12,25におけるハードウェア構成例について図を用いて説明する。図4は、検品管理サーバにおけるハードウェア構成の一例を示す図である。図4におけるコンピュータ本体には、入力装置41と、出力装置42と、ドライブ装置43と、補助記憶装置44と、メモリ装置45と、各種制御を行うCPU(Central Processing Unit)46と、ネットワーク接続装置47とを有するよう構成されており、これらはシステムバスBで相互に接続されている。
入力装置41は、ユーザ等が操作するキーボード及びマウス等のポインティングデバイスを有しており、ユーザ等からのプログラムの実行等、各種操作信号を入力する。
出力装置42は、本発明における処理を行うためのコンピュータ本体を操作するのに必要な各種ウィンドウやデータ等を表示するディスプレイを有し、CPU46が有する制御プログラムによりプログラムの実行経過や結果等を表示することができる。
なお、入力装置41と出力装置42とは、例えばタッチパネル等のように一体型の入出力手段であってもよく、この場合にはユーザの指やペン型の入力装置等を用いて所定の位置をタッチして入力を行うことができる。
ここで、本発明においてコンピュータ本体にインストールされる実行プログラムは、例えばUSBメモリやCD−ROM等の可搬型の記録媒体48等により提供される。プログラムを記録した記録媒体48は、ドライブ装置43にセット可能であり、記録媒体48に含まれる実行プログラムが、記録媒体48からドライブ装置43を介して補助記憶装置44にインストールされる。
補助記憶装置44は、ハードディスク等のストレージ手段であり、本発明における実行プログラムや、コンピュータに設けられた制御プログラム等を蓄積し、必要に応じて入出力を行うことができる。
メモリ装置45は、CPU46により補助記憶装置44から読み出された実行プログラム等を格納する。なお、メモリ装置45は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等を用いることができる。
CPU46は、OS(Operating System)等の制御プログラム、及びメモリ装置45に格納されている実行プログラムに基づいて、各種演算や各ハードウェア構成部とのデータの入出力等、コンピュータ全体の処理を制御して、検品処理における各種処理を実現することができる。なお、プログラムの実行中に必要な各種情報等は、補助記憶装置44から取得することができ、また実行結果等を格納することもできる。
ネットワーク接続装置47は、通信ネットワーク等と接続することにより、実行プログラムを通信ネットワークに接続されている他の端末等から取得したり、プログラムを実行することで得られた実行結果又は本発明における実行プログラム自体を他の端末等に提供することができる。
上述したようなハードウェア構成により、本発明における検品処理を実行することができる。また、プログラムをインストールすることにより、汎用のパーソナルコンピュータ等で本発明における検品処理を容易に実現することができる。
<検品処理手順:第1の検品例>
次に、本実施形態における検品処理手順について説明する。図5は、本実施形態における検品処理手順(第1の検品例)を示すフローチャートである。図5に示す検品処理手順では、まず受注サーバ11等から得られる配送情報から収納ケース毎の請求書データ及びピッキングリストデータ(収納予定物品情報)を生成する(S01)。
次に、生成された請求書データ及び収納ケース毎の識別情報(コード)をサーバで紐付けして関連付ける(S02)。また、収納ケースに取り付けられた少なくとも1つの電子タグにピッキングリストデータを書き込む(S03)。
次に、ピッキンングエリア毎に収納ケース情報を読み込み、ピッキングを指示する(S04)。また、ピッキング什器に対して、ピッキング情報を送信し(S05)、コンベア等の搬送手段により収納ケースをピッキンング対象の物品の格納地点に搬送する(S06)。ここで、ピッキング対象の物品が格納されている陳列棚に収納ケースが近づくと、通知手段であるランプを点滅させ(S07)、作業員等に所定の物品のピッキングを指示する。
また、作業員等は、点滅したランプの情報に基づいて対象となる物品を所定数収納ケースに収納するピッキング処理を行う(S08)。ここで、S08のピッキング処理では、ピッキング時に物品情報取得手段であるセンサ等にて物品を認識させ、物品情報を取得する。
次に、S08の処理で得られた収納ケースに収納した物品情報を電子タグに書き込み(S09)、ランプを自動又は手動で消灯させる(S10)。このとき、予定の全物品に対して収納が終了したか否かを判断し(S11)、予定の全物品の収納が終了していない場合(S11において、NO)、S06の処理に戻り、まだ収納していない物品に対して後述の処理を繰り返し行う。
また、S11の処理において、予定の全物品の収納が終了した場合(S11において、YES)、検品を行う(S12)。なお、S12の処理では、収納ケースに取り付けられた電子タグから2つの物品情報(ピッキングリストデータの物品情報、センサにより認識された物品情報)を取得し、一致しているか否かにより照合を行う。また、S12の処理により得られる照合結果を表示し(S13)、処理を終了する。
これにより、検品処理の際、作業員等が収納ケースに収納した物品を1つずつ検品していく作業を回避することができる。また、物品毎に電子タグを取り付ける必要がないため、安価な構成で適切な検品処理を迅速に行うことができる。
<検品処理手順:第2の検品例>
次に、本実施形態における検品処理手順について説明する。図6は、本実施形態における検品処理手順(第2の検品例)を示すフローチャートである。なお、図6に示す検品処理手順の第2の検品例では、上述した第1の検品例と同様な処理については、同一のステップ番号を付するものとしここでの詳細な説明は省略する。
第2の検品例では、S08の処理が終了後、電子タグに書き込まれているピッキングリストデータからS08のピッキング処理で得られる収納ケースに収納した物品の物品情報を削除する(S21)。この作業は、予定の全物品の収納が終了するまで繰り返し行う。
そして、S11の処理において、予定の全物品の収納が終了した場合(S11において、YES)、検品を行う(S22)。なお、S22の処理では、収納ケースに取り付けられた電子タグからピッキングリストデータを取得し、物品情報が残っていないか否かにより照合を行う。また、S22の処理により得られる照合結果を表示し、処理を終了する。
これにより、検品処理の際、作業員等が収納ケースに収納した物品を1つずつ検品していく作業を回避することができる。また、物品毎に電子タグを取り付ける必要がないため、安価な構成で適切な検品処理を迅速に行うことができる。
<照合結果出力例>
次に、本実施形態における上述した照合による照合結果出力例について図を用いて説明する。図7は、電子タグから読み込まれたデータと照合結果の一例を示す図である。ここで、図7(a)は、上述したピッキングリストデータ(収納予定物品情報)の一例を示す表であり、図7(b)は、実際の収納ケースに収納した物品情報の一例を示す表であり、図7(c)は、照合結果を作業員に分かり易く簡単に表示したものである。
なお、図7に示す照合対象のデータ項目としては、一例として物品を識別するための「物品ID」、「商品名」、「個数」等の情報が蓄積されているが、本発明において、電子タグに蓄積され照合対象となり得るデータについてはこれに限定されるものではなく、例えば単価や重量等のデータも照合対象とすることができる。
照合手段37は、収納ケース20に取り付けられた電子タグ21から、タグリーダ/ライタ13を用いて図7(a)と図7(b)の2つのデータを取得し、取得した内容から物品の内容を各項目単位で比較する。ここで、図7(b)に示すリストデータにおいて、図7(a)に示す収納予定データと一致しない項目がある場合には、その該当部分を特定の色や点滅、模様、ハイライト等の強調表示を行うことにより、収納ミスの部分と内容を明確にすることができる。
また、上述した第2の検品例に示すように、図7(a)に示すピッキングリストデータから、収納ケースに収納した物品情報を削除する例では、物品情報が数も含めて一致していないと削除しないようにすることで、ピッキングリストデータに残った内容が、収納数が不足している物品や超過している物品であることを容易に把握することができる。また、不足又は超過等の異なるエラーの理由により特定の色や点滅、模様、ハイライト等の強調表示の内容を変えることで、収納ミスの部分と内容を明確にすることができる。
また、照合結果においては、音声やメッセージ等によりエラー等の警告情報を管理者や作業員等に対して行うことができる。更に、照合結果については、ミスの内容(例えば、物品の間違え、数の不足、超過等)に応じて表示される色やメッセージ、警告音の内容等を変更して通知することにより、作業員等はどの内容でエラーとなっているかを容易に把握することができる。
なお、エラー時の処理としては、例えば作業員がその対象となる収納ケースを搬送手段による自動ラインから外し、印刷されたピッキングリスト等を用いて収納された物品を確認して修正したり、一度収納ケース内の全ての物品を取り出し、自動ラインの最初から再度ピッキング処理を行うといった処理等を行う。
これにより、低コストで物流面における迅速化と正確性を向上させたシステムを提供することができる。また、作業員等は、迅速で正確な対応を行うことができる。
上述したように、本発明によれば、低コストで物流面における迅速化と正確性を向上させたシステムを提供することができる。具体的には、物品毎に電子タグを取り付けずに、使い回しが可能な収納ケースに電子タグを取り付け、各物品を物品IDで管理することで安価な検品システムを提供することができる。
なお、本発明における検品手法は、収納予定物品情報とは別に、収納される商品情報を電子タグに書き込んで、両情報が合致するかにより検品するか、又は予め蓄積された収納予定物品情報に対して、収納ケースに収納された物品情報を随時削除し、その最終的な結果により検品する。これにより、箱(収納ケース)の中の商品を1つずつ検品していく作業を回避することができ、安価な構成で物流面での迅速化と正確性を向上させた物品の検品を実現することができる。
したがって、倉庫等での物品の収集後の検品の効率化を実現することができる。なお、本発明における検品システムは、ダイレクトマーケティングのみならずロジスティクス業務全般に適用可能である。
以上本発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
第1の実施形態における検品システムの概略構成の一例を示す図である。 第2の実施形態における検品システムの概略構成の一例を示す図である。 検品管理サーバの機能構成の一例を示す図である。 検品管理サーバにおけるハードウェア構成の一例を示す図である。 本実施形態における検品処理手順(第1の検品例)を示すフローチャートである。 本実施形態における検品処理手順(第2の検品例)を示すフローチャートである。 電子タグから読み込まれたデータと照合結果の一例を示す図である。
符号の説明
10,24 検品システム
11 発注サーバ
12,25 検品管理サーバ
13 タグリーダ/ライタ
14 搬送手段
15,16 陳列棚
17,18 物品情報取得手段
20 収納ケース
21 電子タグ
22 物品
23 通知手段
31 入力手段
32 出力手段
33 蓄積手段
34 タグ読取手段
35 タグ書込手段
36 物品情報取得手段
37 照合手段
38 照合結果出力手段
39 送受信手段
40 制御手段
41 入力装置
42 出力装置
43 ドライブ装置
44 補助記憶装置
45 メモリ装置
46 CPU
47 ネットワーク接続装置
48 記録媒体

Claims (14)

  1. 収納ケースに予定していた物品が収納されているかを検品する検品システムにおいて、
    前記収納ケースに設けられる少なくとも1つの電子タグと、
    前記電子タグに対して所定の情報の読み出し、書き込み、又は削除を行うタグリーダ/ライタとを有し、
    前記タグリーダ/ライタは、前記電子タグに収納予定物品情報を予め記録し、更に物品を収納ケースに収納する度に、収納した物品の情報を前記電子タグに書き込み、収納予定の全ての物品の収納が終了後、前記収納予定物品情報と照合することを特徴とする検品システム。
  2. 収納ケースに予定していた物品が収納されているかを検品する検品システムにおいて、
    前記収納ケースに設けられる少なくとも1つの電子タグと、
    前記電子タグに対して所定の情報の読み出し、書き込み、又は削除を行うタグリーダ/ライタとを有し、
    前記タグリーダ/ライタは、前記電子タグに収納予定物品情報を予め記録し、更に物品を収納ケースに収納する度に、前記収納予定物品情報の中から収納した物品の情報を削除し、収納予定の全ての物品の収納が終了後、前記収納予定物品情報を用いて照合することを特徴とする検品システム。
  3. 物品を前記収納ケースに入れる際に物品情報を取得する物品情報取得手段を有し、
    前記物品情報取得手段により得られる物品情報を、前記タグリーダ/ライタにより前記電子タグに書き込むことを特徴とする請求項1に記載の検品システム。
  4. 物品を前記収納ケースに入れる際に物品情報を取得する物品情報取得手段を有し、
    前記物品情報取得手段により得られる物品情報を、前記タグリーダ/ライタにより前記電子タグに蓄積されている前記収納予定物品情報から削除することを特徴とする請求項3に記載の検品システム。
  5. 前記収納ケースを前記物品の種類毎に陳列された陳列棚に搬送する搬送手段を有し、
    前記タグリーダ/ライタは、前記搬送手段により搬送される各物品の陳列棚毎又は前記物品情報取得手段毎に設置され、前記収納ケースが前記搬送手段により通信可能な領域に搬送されたときに前記電子タグから前記収納予定物品情報を取得することを特徴とする請求項3又は4に記載の検品システム。
  6. 前記タグリーダ/ライタから得られる収納予定物品情報に基づいて、対象となる物品が陳列された陳列棚の位置を作業員に通知する通知手段を有することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の検品システム。
  7. 前記タグリーダ/ライタにより得られる前記収納予定物品情報と前記収納ケースに収納した物品情報とを照合し、照合結果を画面に表示する表示手段を有し、
    前記表示手段は、照合の結果、一致していないデータが存在する場合には、該当するデータ部分を強調表示することを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の検品システム。
  8. 収納ケースに予定していた物品が収納されているかを検品する検品方法において、
    前記収納ケースに設けられる少なくとも1つの電子タグに対して、所定の情報の読み出し、書き込み、又は削除を行うタグリーダ/ライタにより前記電子タグに収納予定物品情報を予め記録する収納予定物品情報記録手順と、
    物品を収納ケースに収納する度に、収納した物品の情報を前記電子タグに書き込む物品情報書込手順と、
    収納予定の全ての物品の収納が終了後、前記収納予定物品情報と照合する照合手順とを有することを特徴とする検品方法。
  9. 収納ケースに予定していた物品が収納されているかを検品する検品システムにおいて、
    前記収納ケースに設けられる少なくとも1つの電子タグに対して、所定の情報の読み出し、書き込み、又は削除を行うタグリーダ/ライタにより前記電子タグに収納予定物品情報を予め記録する収納予定物品情報記録手順と、
    更に物品を収納ケースに収納する度に、前記収納予定物品情報の中から収納した物品の情報を削除する物品情報削除手順と、
    収納予定の全ての物品の収納が終了後、前記収納予定物品情報を用いて照合する照合手順とを有することを特徴とする検品方法。
  10. 物品を前記収納ケースに入れる際に物品情報取得手段により物品情報を取得する物品情報取得手順を有し、
    前記物品情報書込手順は、
    前記物品情報取得手段により得られる物品情報を、前記タグリーダ/ライタにより前記電子タグに書き込むことを特徴とする請求項8に記載の検品方法。
  11. 物品を前記収納ケースに入れる際に物品情報取得手段により物品情報を取得する物品情報取得手順を有し、
    前記物品情報削除手順は、
    前記物品情報取得手段により得られる物品情報を、前記タグリーダ/ライタにより前記電子タグに書き込まれた収納予定物品情報から削除することを特徴とする請求項9に記載の検品方法。
  12. 前記収納ケースを前記物品の種類毎に陳列された陳列棚に搬送手段により搬送する搬送手順と、
    前記搬送手順により搬送される各物品の陳列棚毎又は前記物品情報取得手段毎に設置されたタグリーダ/ライタが、前記搬送手段により通信可能な領域に搬送された前記収納ケースから、前記電子タグに蓄積された前記収納予定物品情報を取得する収納予定物品情報取得手順とを有することを特徴とする請求項10又は11に記載の検品方法。
  13. 前記タグリーダ/ライタから得られる収納予定物品情報に基づいて、対象となる物品が陳列された陳列棚の位置を作業員に通知する通知手順を有することを特徴とする請求項8乃至12の何れか1項に記載の検品方法。
  14. 前記タグリーダ/ライタにより得られる前記収納予定物品情報と前記収納ケースに収納した物品情報とを照合し、照合結果を画面に表示する表示手順を有し、
    前記表示手順は、照合の結果、一致していないデータが存在する場合には、該当するデータ部分を強調表示することを特徴とする請求項8乃至13の何れか1項に記載の検品方法。
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