JP3171148B2 - ウエハ−マウント装置 - Google Patents

ウエハ−マウント装置

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JP3171148B2 JP23552697A JP23552697A JP3171148B2 JP 3171148 B2 JP3171148 B2 JP 3171148B2 JP 23552697 A JP23552697 A JP 23552697A JP 23552697 A JP23552697 A JP 23552697A JP 3171148 B2 JP3171148 B2 JP 3171148B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
工程においてウエハ若しくはウエハとダイシングリング
に所定の粘着ラベル部を貼着させるウエハ−マウント方
法およびその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、単結晶ウエハ−から同種の複数
個のICを高速回転のダイヤモンドカッタ−で切断し、
個々のチップを取り出すダイシング工程では、通常、チ
ップの欠けや飛散防止のために、強い粘着力のダイシン
グテープなどを使用して作業性を向上させている。
【0003】このようなダイシング工程では、先ず、カ
ットすべきウエハ−を上記強い粘着力のダイシングテー
プ(粘着テープ)をウエハ−とダイシングリングに貼着
させるウエハマウント工程が実施される。このようなウ
エハ−マウント工程を実施するためのウエハ−マウント
装置は、以下詳細に説明する本発明に係るウエハ−マウ
ント装置と略同様の構成を有している。
【0004】即ち、このようなウエハ−マウント装置1
は、粘着テープと称されるラベルシート層33aと粘着
材層33bとからなる粘着ラベル部34aに設けられた
粘着材層33bを保護する離型紙テープ38aを剥がし
ながら、ダイシングリング形状に予め切断した(プリカ
ット済み)ラベルシート層21を、ウエハ−とダイシン
グリングに貼着する装置である。
【0005】ラベルシート層33aは図1に示すように
ロール状に巻いたテープロール4から引き出され、分離
板17によって離型紙テープ38aを剥がし、ロール8
に巻き取られる。上記分離板17により離型紙テープ3
8aを剥がすことにより分離されたラベルシート層33
aと粘着材層33bとからなる粘着ラベル部34aは、
矢印方向に移動する移動台7に取り付けられたウエハ−
3若しくはウエハ3とダイシングリング2に、押付け貼
着ロ−ラ10によって押付けられ接着され、それによっ
て、所定の形状にカットされている粘着ラベル部34a
の所定の部分21が、当該ウエハ3若しくはウエハ3と
ダイシングリング2に転写される事になる。
【0006】テープロール4の縁端を引き出し展開した
従来の粘着テープの概略図を図6に示す。図6に示した
ように従来のウエハ−マウント用テープは、例えば、ダ
イシングリング2の形状に合わせて切断線Bに沿って予
め切断し、当該ウエハ若しくはウエハとダイシングリン
グとに転写されるべき主要部Aとその他の不要部Cとか
らなる粘着ラベル部34aと、前述の粘着ラベル部34
aの粘着層33bを保護する離型紙テープ38aとから
なる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のウエハ
−マウント方法では、図6に示したテープロール4の幅
方向(X方向)と長手方向(Y方向)のテンションにば
らつきがあり、従って、ウエハ−をダイシングして得ら
れたチップのカットライン幅(カ−フ幅)もばらつき、
均一にならないと言う問題がある。
【0008】その結果、チップの切断面同士が接触して
チッピング(欠け)不良が発生する。また従来のウエハ
−マウント方法ではテープロール4から粘着ラベル部が
蛇行した状態でマウントされる場合がある。このような
テープの蛇行があると、テープの幅方向(X方向)に位
置ずれを生じ、チップ形状等が不良となり、製品不良が
発生する。
【0009】本発明の目的は、上記した従来技術の欠点
を改良し、粘着ラベル部の幅方向と長手方向のテンショ
ンのばらつきを少なくして、ダイシング後のチップ形状
(カ−フ幅)を均一に保持し、製品の品質を向上させ、
製品不良を低減する信頼性あるウエハ−マウント方法、
およびその装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した目的を
達成する為、以下に示す様な基本的な技術構成を採用す
るものである。即ち、本発明に係る第1の態様として
は、ラベルシート層と粘着材層とが積層されて構成され
た粘着ラベル部と当該粘着材層を被覆する離型紙テープ
部とから構成されたウエハ−マウント用テープの当該ラ
ベルシート層に予め定められた所定の形状に切断線部を
設けておき、当該離型紙テープ部を該粘着ラベル部から
剥がしながら、所定の形状を有する当該粘着ラベル部を
ウエハの所定の部位に貼着せしめるウエハ−マウント装
置に於いて、当該粘着ラベル部を少なくとも、ウエハに
押圧せしめる押圧ローラー手段を設けると共に、当該押
圧ローラー手段の一部に少なくとも当該粘着ラベル部を
把持する把持機構が設けられ、且つ当該把持機構は、当
該押圧ローラー手段の軸方向に於ける両端部に設けられ
ていると同時に、当該粘着ラベル部の幅方向に張力を付
与する機構を有しており、且つ当該押圧ローラー手段と
同軸的に回転する様に構成されているウエハ−マウント
装置である。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明ではウエハ−マウント用の
粘着ラベル部の幅方向にテンション(引張り力)が付与
されるため、ウエハ−マウント時にラベルシート層がそ
の長手方向と、幅方向において、緊張されテンションの
ばらつきが緩和される。特に張力付与手段として設けた
ピン歯車の様な突起状物を配置した把持機構を含む押圧
ローラー手段と粘着ラベル部の長手方向に沿った両端部
に等ピッチに設けた複数の孔と歯合させることによって
粘着ラベル部の幅方向にテンション(張力)を効果的に
付与することができ移動中の粘着ラベル部の位置を所定
の位置に安定させることができる。その結果として良好
なダイシングを行なうことができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例を図面を参照
して詳細に説明する。図1は本発明のウエハ−マウント
装置の第1実施例を示す概略側面図であり、図中、ラベ
ルシート層16と粘着材層17とが積層されて構成され
た粘着ラベル部18と当該粘着材層17を被覆する離型
紙テープ部19とから構成されたウエハ−マウント用テ
ープ30の当該ラベルシート層16及び当該粘着材層1
7に予め定められた所定の形状に切断線部Bを設けてお
き、当該離型紙テープ部19を該粘着ラベル部18から
剥がしながら、所定の形状を有する当該ラベルシート層
Aをウエハの所定の部位に貼着せしめるウエハ−マウン
ト装置1に於いて、当該ラベルシート層16と粘着材層
17とからなる粘着ラベル部18を少なくとも、ウエハ
に押圧せしめる押圧ローラー手段10に、当該粘着ラベ
ル部18の幅方向に張力を付与するテンション付与手段
を設けたウエハ−マウント装置1が示されている。
【0013】図1に示すように、本発明のウエハ−マウ
ント装置1は、ダイシングリング2の形状に合わせて予
め適宜の形状となる様に当該粘着ラベル部18に切り込
み或いは切断線Bを設けたウエハ−マウント用テープ3
0を移動させる為に複数のガイドロ−ラ5が設けられて
おり、更に半導体ウエハ−3とダイシングリング2を載
置した移動可能な支持台7と、当該ウエハ−マウント用
テープ30に於ける粘着ラベル部18に設けた、特定の
形状を有する貼着部Aを半導体ウエハ−3とダイシング
リング2の何れか或いは双方に貼着させるための押圧ロ
ーラー手段10を備えたものであって、更には、当該押
圧ローラー手段10に、粘着ラベル部18の幅方向に所
定の張力を有するテンション付与手段12(以下、図2
〜図4で詳細に説明)を設けた構成を採っている。
【0014】尚、当該ウエハ−マウント装置1には従来
と同様に、押圧ローラー手段10には、ウエハ−マウン
ト用テープ30に於ける当該粘着ラベル部18の一部を
ダイシングリング2とウエハ−3に押し付ける機構(図
示せず)が別途設けられており、剥離シ−ト(離型紙テ
ープ)19と該離型紙テープ部19を引き出すための複
数のガイドロ−ラ9、および当該粘着ラベル部18から
粘着材層ウエハ離型紙テープ部19を分離するための分
離板15が設けられている。
【0015】一方、当該粘着ラベル部18に於ける当該
特定の形状を有する貼着部Aは半導体ウエハ−3とダイ
シングリング2に貼着されて、適宜の手段により図1の
左側の方向に引き取られ、又離型紙テープ部19は当該
粘着ラベル部18に於ける当該特定の形状を有する貼着
部Aを除く不要部分と共に、ローラ9を経てロール8に
巻き取られる。
【0016】図1に示した第1実施例に用いる本発明に
係るウエハ−マウント用テープ30の概略図を図2に示
し、また、第1実施例に用いる本発明に係るテンション
付与手段12を図3および図4に示す。図2は本発明に
於て使用されるウエハ−マウント用テープ30の一具体
例の構成を示すものであり、上記した様にラベルシート
層16と粘着材層17で構成された粘着ラベル部18と
離型紙テープ部19とから構成されているものである。
【0017】つまり、本発明に係るウエハ−マウント装
置1としては、ラベルシート層16と粘着材層17とが
積層されて構成された粘着ラベル部18と当該粘着材層
17を被覆する離型紙テープ部19とから構成されたウ
エハ−マウント用テープ30の当該ラベルシート層16
及び該粘着材層17に予め定められた所定の形状に切断
線部Bを設けておき、当該離型紙テープ部19を該粘着
ラベル部18から剥がしながら、所定の形状を有する当
該粘着ラベル部Bをウエハ2若しくはウエハとダイシン
グリング3の所定の部位に貼着せしめるウエハ−マウン
ト装置1に於いて、当該粘着ラベル部18を少なくと
も、ウエハ3に押圧せしめる押圧ローラー手段10とは
別に、当該押圧ローラー手段10の上流側に、当該粘着
ラベル部18の幅方向に張力を付与する機構を別に設け
た構成を有していても良い。
【0018】上記本発明に係るウエハ−マウント装置1
に於いては、当該押圧ローラー手段10の一部に少なく
とも当該粘着ラベル部18を把持する把持機構28が設
けられている事が好ましい。当該把持機構28は、例え
ば、当該押圧ローラー手段10の軸方向に於ける両端部
に設けられたもので有っても良く、更に当該押圧ローラ
ー手段10と同軸的に回転する様に構成されている事が
望ましい。
【0019】本発明に於ける当該把持機構28は、当該
粘着ラベル部18の少なくとも両側縁部を把持して、所
定の張力付与機構により互いに離反する方向にバイアス
力を付加されている事が望ましく、それによって、当該
把持機構28は、当該粘着ラベル部18を外側方向に伸
長する様なバイアス力を与える事が可能になり、当該粘
着ラベル部18に於ける弛みや皺の発生は防止出来る。
【0020】具体的には、図2に示す様に、当該把持機
構は、少なくとも該粘着ラベル部18を貫通しえる複数
個の突起状部から構成されている事が望ましく、例え
ば、針状体、歯状態、ピン状体を有する構造物によって
構成されている事が望ましい。従って、上記した本発明
に係るウエハ−マウント装置1に於て使用される当該ウ
エハ−マウント用テープ30としては、例えば、ラベル
シート層16と粘着材層17とが積層されて構成された
粘着ラベル部18と当該粘着材層17を被覆する離型紙
テープ部19とから構成されたウエハ−マウント用テー
プであって、当該テープ30の少なくとも両端縁部に等
間隔で上記突起状物が嵌入しえる孔部26が設けられて
いる事が好ましい。
【0021】即ち、図2及び図3に示す様に、本発明に
係る当該粘着ラベル部18に於いては、前記した様に、
ダイシングリング2の形状に合わせた形状を有する主要
部Aが、切断線Bに沿って予め打ち抜かれ切り離された
状態(プリカットシ−ト)になっており、また、このテ
ープの幅方向(X方向)の両端部に等ピッチpの複数の
孔26が設けられている。
【0022】図中Yはテープの長手方向を示す。図3の
斜視図およびその長軸に沿って切った断面図である図4
に示された本実施例のテンション付与手段12は、ウエ
ハ−3とダイシングリング2に粘着ラベル部18を押し
付け、特定の形状に分離された粘着ラベル部18をウエ
ハ等に貼着する押圧ローラー手段10に設けられたもの
であり、当該押圧ローラー手段10の、テープ幅X方向
の両側に装着されている。
【0023】このテンショ付与手段12は、例えば押圧
ローラー手段10の軸20と同一軸で回転する2個のピ
ン歯車28からなっている。押圧ローラー手段10に装
着されたテンション付与手段12の内部構造が図4に示
されている。即ち、2個のピン歯車28は当該軸20に
それぞれ固定され、又当該軸20は適宜のベアリング手
段を介して、回転自在に、若しくは積極回転状態に支持
されている。
【0024】また2個のピン歯車28の間隔Wの中心位
置が常に一定に保たれるように保持機構(図示せず)が
設けられている。該回転軸20の間には、例えばスプリ
ング21が設けられており、上記ピン歯車28の間隔W
を拡張する方向に予圧(付勢力)を作用させる。またこ
のスプリングの予圧を調節するために調節ねじ棒23が
設けられている。
【0025】該2個のピン歯車28の間隔Wを拡張する
スプリング21は、押圧ローラー手段10の外側に取り
付けることもできる。又、押圧ローラー手段10は、軸
20の周囲のベアリング24により回転自在でしかも軸
方向に移動自在に支持されている。図2のように構成さ
れたウエハ−マウント用テープ30と図3および図4に
示されたテンション付与手段12(特にピン歯車28お
よびスプリング21)とを使用し、当該ウエハ−マウン
ト用テープ30に設けた孔26に該ピン歯車28の突起
状物を嵌合歯合させるように組み合わせればスプリング
21の拡張作用によって粘着ラベル部18の幅方向にテ
ンションが付与されることになる。
【0026】次に、上記第1実施例のウエハ−マウント
装置1の動作を図1により説明する。テープロール4か
らウエハ−マウント用テープ30を引き出し、複数のロ
ール5を介して、分離板15でウエハ−マウント用テー
プ30の粘着ラベル部18の粘着材層17を保護する離
型紙テープ19を剥離して離型紙テープロール8に巻き
取る。
【0027】一方、分離板15で分離された予め切断さ
れている粘着ラベル部18の主要部Aを押付け押圧ロー
ラー手段10によって、矢印方向に移動する移動台7に
取り付けられたウエハ−3とダイシングリング2に押し
付け、これに転写して貼り付ける。一方、当該移動台7
の移動はウエハ−マウント用テープ30の搬送速度に同
期されており、粘着ラベル部18の主要部Aが所定のウ
エハ−とダイシングリングに貼り付けられるウエハ−マ
ウントプロセスが行なわれる。
【0028】前に説明したように、押圧ローラー手段1
0にはウエハ−マウント用テープの幅方向に対応する両
側にテンション付与手段12が設けられているため、こ
のウエハ−マウントプロセス時に粘着テープの幅方向に
テンションがかけられ、ウエハ−3に対し均一なテンシ
ョンで粘着ラベル部18が貼着される。次に、図5を参
照して本発明のウエハ−マウント装置の第2実施例を説
明する。
【0029】図5に示したウエハ−マウント装置31
は、図1に示したウエハ−マウント装置1における押圧
ローラー手段10とテンション付与手段12を分離して
配置した実施例である。すなわち、図5の実施例ではウ
エハ−3とダイシングリング2に粘着テープを貼り付け
るための従来と同様の押圧ローラー手段10と、その押
圧ローラー手段に隣接する直前のガイドロール5にテン
ション付与手段12を取り付けたロール32とが設けら
れている。
【0030】このような構成のウエハ−マウント装置3
1によってロール32でウエハ−マウント用テープ30
に予め粘着ラベル部18の幅方向にテンションを与えた
後、押圧ローラー手段10でウエハ−3とダイシングリ
ング2に粘着テープ4aを貼り付けることができる。こ
のため実施例1と同様の効果を得ることができる。上記
した各具体例の構成から理解される様に、本発明に係る
ウエハ−マウント方法は、ラベルシート層と粘着材層と
が積層されて構成された粘着ラベル部と当該粘着材層を
被覆する離型紙テープ部とから構成されたウエハ−マウ
ント用テープの当該ラベルシート層と該粘着材層に予め
定められた所定の形状に切断線部を設けておき、当該離
型紙テープ部を該粘着ラベル部から剥がしながら、所定
の形状を有する当該粘着ラベル部をウエハの所定の部位
に貼着せしめるウエハ−マウント方法に於いて、少なく
とも、当該粘着ラベル部の幅方向に張力を付与しながら
当該ウエハに当該粘着ラベル部を貼着する様に構成され
たウエハ−マウント方法であり、特には、上記構成に於
て、当該粘着ラベル部と該離型紙テープ部の双方の幅方
向に張力を付与しながら当該ウエハに当該粘着ラベル部
を貼着する様に構成される事が望ましい。
【0031】更に、当該所定の形状を有する当該ラベル
シート層は、ウエハ及びダイシングリングに貼着せしめ
られるものである事が好ましく、又、当該粘着ラベル部
に幅方向の張力を付与する操作は、当該粘着ラベル部の
少なくとも一部が当該ウエハに押しつけられる時点に於
て実行される様に構成されている事も望ましい。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によればウ
エハ−マウント工程において、粘着シ−ト(テープ)の
長手方向と幅方向のテンションのばらつきを少なくする
ことができる。その結果、ダイシング後のダイシングラ
イン幅(カ−フ幅)が均一に保持され、半導体製品の品
質が向上すると共に製品歩留を向上させることができ
る。
【0033】さらに本発明によれば、粘着シ−トの長手
方向と幅方向の位置ずれを防止することができる。その
結果、ダイシングリングへの貼着(貼付け)精度が向上
し、調整作業の簡略化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明のウエハ−マウント装置の第1
実施例を示す概略側面図。
【図2】図2は、本発明に係るウエハ−マウント用テー
プをウエハ−マウントする前のウエハ−マウント用テー
プの形態図である。
【図3】図3は、第1実施例に用いる本発明に係るテン
ション付与手段12の構成の一例を説明するための斜視
図である。
【図4】図4は、図3に占めるテンション付与手段12
の断面図である。
【図5】図5は、本発明のウエハ−マウント装置の第2
実施例を示す概略側面図。
【図6】図6は、従来の粘着テープをウエハ−マウント
する前の粘着テープロールの形態図である。
【符号の説明】
1,31…ウエハ−マウント装置 2…ダイシングリング 3…ウエハ− 4…粘着テープロール 5…ガイドロ−ラ 7…移動手段 8…離型紙テープ巻取り手段 10…押圧ローラー手段 12…テンション付与手段 15…分離板 16…ラベルシート層 17…粘着材層 18…粘着ラベル部 19…離型紙テープ部 26…孔部 28…把持機構 30…ウエハ−マウント用テープ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−51249(JP,A) 特開 平4−340746(JP,A) 特開 平7−211675(JP,A) 特開 平9−100052(JP,A) 特開 平6−302572(JP,A) 特開 平6−216242(JP,A) 特開 平2−142156(JP,A) 特開 平10−112494(JP,A) 実開 平3−33845(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/301 B65H 20/20 B65H 23/025

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラベルシート層と粘着材層とが積層され
    て構成された粘着ラベル部と当該粘着材層を被覆する離
    型紙テープ部とから構成されたウエハ−マウント用テー
    プの当該ラベルシート層に予め定められた所定の形状に
    切断線部を設けておき、当該離型紙テープ部を該粘着ラ
    ベル部から剥がしながら、所定の形状を有する当該粘着
    ラベル部をウエハの所定の部位に貼着せしめるウエハ−
    マウント装置に於いて、当該粘着ラベル部を少なくと
    も、ウエハに押圧せしめる押圧ローラー手段を設けると
    共に、当該押圧ローラー手段の一部に少なくとも当該粘
    着ラベル部を把持する把持機構が設けられ、且つ当該把
    持機構は、当該押圧ローラー手段の軸方向に於ける両端
    部に設けられていると同時に、当該粘着ラベル部の幅方
    向に張力を付与する機構を有しており、且つ当該押圧ロ
    ーラー手段と同軸的に回転する様に構成されている事を
    特徴とするウエハ−マウント装置。
  2. 【請求項2】 当該把持機構は、所定の張力付与機構に
    より互いに離反する方向にバイアス力を付加されている
    事を特徴とする請求項1記載のウエハ−マウント装置。
  3. 【請求項3】 当該把持機構は、少なくとも該粘着ラベ
    ル部を貫通しえる複数個の突起状部から構成されている
    事を特徴とする請求項1又は2に記載のウエハ−マウン
    ト装置。
  4. 【請求項4】 当該押圧ローラー手段と当該把持機構の
    回転軸との間にベアリングが設けられている事を特徴と
    する請求項1乃至3の何れかに記載のウエハ−マウント
    装置。
  5. 【請求項5】 当該一対の把持機構の間にスプリングが
    設けられている事を特徴とする請求項1乃至4の何れか
    に記載のウエハ−マウント装置。
  6. 【請求項6】 ラベルシート層と粘着材層とが積層され
    て構成された粘着ラベル部と当該粘着材層を被覆する離
    型紙テープ部とから構成されたウエハ−マウント用テー
    プの当該ラベルシート層及び該粘着材層に予め定められ
    た所定の形状に切断線部を設けておき、当該離型紙テー
    プ部を該粘着ラベル部から剥がしながら、所定の形状を
    有する当該粘着ラベル部をウエハの所定の部位に貼着せ
    しめるウエハ−マウント装置に於いて、当該粘着ラベル
    部を少なくとも、ウエハに押圧 せしめる押圧ローラー手
    段とは別で、当該押圧ローラー手段の上流側に設けられ
    たガイドローラに、当該粘着ラベル部を把持する把持機
    構が設けられ、且つ当該把持機構は、当該ガイドローラ
    ー手段の軸方向に於ける両端部に設けられていると同時
    に、当該粘着ラベル部の幅方向に張力を付与する機構を
    有しており、且つ当該ガイドーラー手段と同軸的に回転
    する様に構成されている事を特徴とするウエハ−マウン
    ト装置。
  7. 【請求項7】 当該把持機構は、所定の張力付与機構に
    より互いに離反する方向にバイアス力を付加されている
    事を特徴とする請求項6記載のウエハ−マウント装置。
  8. 【請求項8】 当該把持機構は、少なくとも該粘着ラベ
    ル部を貫通しえる複数個の突起状部から構成されている
    事を特徴とする請求項6又は7に記載のウエハ−マウン
    ト装置
  9. 【請求項9】 当該押圧ローラー手段と当該把持機構の
    回転軸との間にベアリングが設けられている事を特徴と
    する請求項6乃至8の何れかに記載のウエハ−マウント
    装置。
  10. 【請求項10】 当該一対の把持機構の間にスプリング
    が設けられている事を特徴とする請求項6乃至9の何れ
    かに記載のウエハ−マウント装置。
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