JP2549610B2 - 保護ラベルの貼合せ装置 - Google Patents

保護ラベルの貼合せ装置

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JP2549610B2
JP2549610B2 JP62146626A JP14662687A JP2549610B2 JP 2549610 B2 JP2549610 B2 JP 2549610B2 JP 62146626 A JP62146626 A JP 62146626A JP 14662687 A JP14662687 A JP 14662687A JP 2549610 B2 JP2549610 B2 JP 2549610B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は保護ラベルの貼合せ装置に関し、特に、帯
状の支持台紙にその長手方向に所定間隔を隔てて仮着さ
れているたとえば合成樹脂からなる透明な保護ラベルを
その支持台紙から剥離し、その保護ラベルを、別の帯状
の支持台紙にその長手方向に所定間隔を隔てて仮着され
ているラベルの上に貼合せることができる、保護ラベル
の貼合せ装置に関する。
(従来技術) この種の従来の保護ラベルの貼合せ装置では、ラベル
と保護ラベルが同期するようにそれらのラベルのための
支持台紙を移送しながら、保護ラベルを支持台紙から剥
離してラベルの上に貼合せている。
(発明が解決しようとする問題点) ところが、このような従来の保護ラベルの貼合せ装置
では、ラベルに対する保護ラベルの貼合せ位置がずれた
場合、それらの位置合せに多くの手間を要する。つま
り、それらのラベルの位置を合せるためには、ラベルあ
るいは保護ラベルが仮着された支持台紙を巻き戻すかあ
るいは巻き取ってそれらの位置を調整しなければならな
く、その調整作業が煩雑であって、その調整作業に手間
がかかる。
それゆえに、この発明の主たる目的は、ラベルに対す
る保護ラベルの貼合せ位置を簡単に調整することができ
る、保護ラベルの貼合せ装置を提供することである。
(問題点を解決するための手段) この発明は、その長手方向に間隔を隔ててラベルが仮
着された帯状の第1の支持台紙と、この第1の支持台紙
をその長手方向に移送するための第1の移送手段と、ラ
ベルの上に貼合せるべき保護ラベルがその長手方向に所
定間隔を隔てて仮着された第2の支持台紙と、この第2
の支持台紙をその長手方向に移送するための第2の移送
手段と、第2の支持台紙の移送経路上に設けられ、保護
ラベルを第2の支持台紙からラベル側に剥離するための
剥離手段と、剥離された保護ラベルをラベルの上に押圧
するための押圧手段と、第1の支持台紙および第2の支
持台紙の少なくとも一方の移送経路上に設けられ、第1
の支持台紙および第2の支持台紙の少なくとも一方をそ
の厚み方向に変位するための変位手段とを備えた、保護
ラベルの貼合せ装置である。
(作用) 剥離手段によって、保護ラベルが第2の支持台紙から
ラベル側に剥離される。そして、押圧手段によって、保
護ラベルがラベルの上に押圧される。
また、変位手段によって、第1の支持台紙および第2
の支持台紙の少なくとも一方が、その厚み方向に変位さ
れ、それによって、ラベルに対する保護ラベルの貼合せ
位置が調整される。
(発明の効果) この発明によれば、変位手段によって保護ラベルの貼
合せ位置を調整することができるので、簡単に、ラベル
に対する保護ラベルの貼合せ位置を調整することができ
る。
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利
点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明か
ら一層明らかとなろう。
(実施例) 第1図はこの発明の一実施例を示す図解図である。こ
の保護ラベルの貼合せ装置10は、基台12を含み、基台12
には、ガイドローラ14a,14b,14cおよび14dが、間隔を隔
てて回転可能に支持されている。
これらのガイドローラ14a〜14dには、ラベル連続体16
が導かれる。このラベル連続体16は、特に第2A図および
第2B図に示すように、第1の支持台紙としての帯状の剥
離台紙18を含み、剥離台紙18は、たとえば紙,合成樹脂
などの帯状のシート材を含み、シート材の表面には、た
とえばシリコンなどの剥離剤が塗布されることによっ
て、剥離剤層(図示せず)が形成されている。この剥離
台紙18には、その長手方向に所定間隔を隔てて、ラベル
20が、たとえば感圧接着剤からなる接着剤層20aによっ
て、仮着されている。なお、ラベル20の表面には、そこ
にたとえば文字,図形などを印刷することによって、印
刷層20bが形成されている。
このラベル連続体16は、第1図に示すように、変位手
段の一部を構成するローラ22およびガイドローラ24を介
して、第1の移送手段および押圧手段の一部を構成する
フィーダローラ26およびニップローラ28間に導かれる。
このフィーダローラ26は、たとえばベルトなどを介し
て、モータ(図示せず)に連結されている。また、ニッ
プローラ28は、スプリング30によって、フィーダローラ
26側に付勢されている。したがって、フィーダローラ26
を回転することによって、ラベル連続体16をその長手方
向に移送することができる。
なお、上述のガイドローラ14bは、上下に変位可能に
基台12に支持され、ラベル連続体16が通常の引張力で移
送されている場合には、その自重によって下に配置され
る。したがって、ラベル連続体16が異常に大きい力で引
張られた場合、たとえばラベル連続体16が移送されてこ
ないような場合には、ガイドローラ14bは、上に変位さ
れる。さらに、ガイドローラ14bの移動路には、リミッ
トスイッチ(図示せず)が設けられている。このリミッ
トスイッチはラベル連続体16を移送するための上述のモ
ータに接続されている。したがって、ラベル連続体16が
異常に大きい力で引張られた場合には、リミットスイッ
チが作動してラベル連続体16の移送が停止され、それに
よって、ラベル連続体16が異常に大きい引張力で切断さ
れてしまうことを防止することができる。
この実施例の保護ラベルの貼合せ装置10では、ローラ
22を含む変位手段によってラベル連続体16をその移送方
向に変位することができるので、次に、その変位手段に
ついて説明する。
ローラ22は、第3図に示すように、軸32に回転可能に
設けられている。この軸32には、その一端側につば34が
形成され、その一端に雄ねじ部36が形成されている。そ
して、軸32の雄ねじ部36は、基台12の下部に形成された
縦長の孔12aに、挿通されている。そして、この雄ねじ
部36は、基台12の裏側で矩形板状の雌ねじ部材38の雌ね
じ部38aに螺合される。したがって、この軸32およびロ
ーラ22は、基台12に取り付けられる。
また、基台12の裏面には、孔12aの両側にストッパ部
材が形成されていて、これらのストッパ部材によって、
雌ねじ部材38が、回転しないように保持されている。一
方、軸32の他端には、軸32を回転するためのつまみ42が
形成されている。したがって、つまみ42を回転すること
によって、軸32の雄ねじ部36を雌ねじ部材38の雌めじ部
38aから緩めることができる。その状態で、ローラ22
を、基台12の孔12aに沿って第1図の矢印AおよびBで
示す方向(上下方向)に変位することができる。
ローラ22を上下方向に変位すれば、それに従って、ロ
ーラ22に引っ掛けられているラベル連続体16は、その厚
み方向に変位され、したがって、フィーダローラ26およ
びニップローラ28間で、その移送方向に変位される。た
とえば、ローラ22を第1図の矢印Aで示す方向(上方
向)に変位すれば、ラベル連続体16はその移送方向の進
み方向に変位される。逆に、ローラ22を第1図の矢印B
で示す方向(下方向)に変位すれば、ラベル連続体16は
その移送方向の戻り方向に変位されるのである。なお、
ラベル連続体16を変位する際には、スプリング30のばね
力に抗して、ニップローラ28をフィーダローラ26から離
せばよい。この場合、ニップローラ28とスプリング30と
の間に設けたカム31を、カム31に固着した軸31aで回転
することによって行われる。
さらに、この保護ラベルの貼合せ装置10には、その基
台12の上部に、保持リール44が設けられている。そし
て、この保持リール44には、保護ラベル連続体46がロー
ル状に保持される。この保護ラベル連続体46は、特に、
第4A図および第4B図に示すように、第2の支持台紙とし
ての帯状の剥離台紙48を含む。この剥離台紙48は、たと
えば紙,合成樹脂などの帯状のシート材を含み、シート
材の表面には、たとえばシリコンなどの剥離剤が塗布さ
れることによって、剥離剤層(図示せず)が形成されて
いる。そして、剥離台紙48には、その長手方向に所定間
隔を隔てて、上述のラベル20の表面を保護するための保
護ラベル50が、たとえば感圧接着剤からなる接着剤層50
aによって仮着されている。なお、この保護ラベル50
は、それを透してラベル20の印刷層20bが見えるように
するために、たとえば合成樹脂などの透明あるいは半透
明な材料で形成されている。
この保護ラベル連続体46は、第1図に示すように、そ
の一端が保持リール44からときほどかれて、ガイドロー
ラ52a,52b,52cを介して、変位手段の一部を構成するロ
ーラ54に導かれ、さらに、ガイドローラ56を介して、剥
離手段としての剥離プレート58に導かれる。
剥離プレート58では、第5図に示すように、保護ラベ
ル連続体46の剥離台紙48のみが急激に折り返され、それ
によって、保護ラベル50が、剥離台紙48から上述のラベ
ル20側に剥離される。
そして、フィーダローラ26およびニップローラ28間
で、保護ラベル50が、第6A図および第6B図に示すよう
に、ラベル20の上に貼合される。
また、急激に折り返された剥離台紙48は、第1図に示
すように、ガイドローラ60を介して、第2の移送手段の
一部を構成するフィーダローラ62およびニップローラ64
間に導かれる。このフィーダローラ62は、たとえばベル
ト(図示せず)を介して、モータ(図示せず)に連結さ
れている。さらに、ニップローラ64は、スプリング66に
よって、フィーダローラ62側に付勢されている。したが
って、剥離台紙48は、フィーダローラ62およびニップロ
ーラ64間に挟まれた状態で、その長手方向に移送され
る。そして、移送された剥離台紙48は、ガイドローラ68
を介して、基台12の上部に設けた巻取りリール70に導か
れ、そこでロール状に巻取られる。
また、この実施例の保護ラベルの貼合せ装置10では、
ローラ54を含む変位手段によって保護ラベル連続体46を
その移送方向に変位することができるので、次に、その
変位手段について説明する。
ローラ54も、上述のローラ22と同様に、第1図の矢印
CおよびDで示す方向(上下方向)に変位可能に基台12
に取り付けられている。すなわち、このローラ54は、第
7図に示すように、軸80に回転可能に取り付けられてい
る。この軸80にも、その一端側につば82が形成され、さ
らに、その一端に雄ねじ部84が形成されている。そし
て、この軸80の雄ねじ部84は、基台12の上部に形成され
た縦長の孔12bに、挿通されている。
さらに、この雄ねじ部84は、基台12の裏側で、矩形板
状の雌ねじ部材86の雌ねじ部86aに螺合され、それによ
って、軸80およびローラ54が基台12に取り付けられてい
る。また、基台12の裏面には、孔12bの両側に、雌ねじ
部材86が回転しないようにするためのストッパ部材が形
成されている。さらに、軸80の他端には、軸80を回転す
るためのつまみ90が形成されている。
したがって、つまみ90で軸80の雄ねじ部84を雌ねじ部
材86の雌ねじ部86aから緩めることによって、ローラ54
も、基台12の孔12bに沿って上下方向に変位することが
できる。
ローラ54を上下方向に変位することによって、ローラ
54を引っ掛けられている保護ラベル連続体46を、その厚
み方向に変位することができ、フィーダローラ26および
ニップローラ28間で、その移送方向に変位することがで
きる。たとえば、ローラ54を第1図の矢印Cで示す方向
(下方向)に変位すれば、保護ラベル連続体46はその移
送方向の進み方向に変位される。逆に、ローラ54を第1
図の矢印Dで示す方向(上方向)に変位すれば、保護ラ
ベル連続体46はその移送方向の戻り方向に変位される。
なお、保護ラベル連続体46を変位する際には、スプリン
グ66のばね力に抗して、ニップローラ64をフィーダロー
ラ62から離せばよい。
このラベル貼着装置10では、ラベル20の位置に対する
保護ラベル50の位置がずれた場合、それらの位置を簡単
に調整することができる。
たとえば、第8図の1点鎖線で示すように、保護ラベ
ル50に対してラベル20が進み過ぎた場合やラベル20に対
する保護ラベル50が遅れ過ぎた場合には、変位手段のロ
ーラ22を第1図の矢印Bで示す方向に変位してラベル連
続体16を移送方向の戻り方向に変位したり、変位手段の
ローラ54を第1図の矢印Cで示す方向に変位して保護ラ
ベル連続体46を移送方向の進み方向に変位したりすれば
よい。こうすることによって、ラベル連続体16のラベル
20に保護ラベル50を貼合せることができる。
逆に、第8図の2点鎖線で示すように、保護ラベル50
に対してラベル20が遅れ過ぎた場合やラベル20に対する
保護ラベル50が進み過ぎた場合には、変位手段のローラ
22を第1図の矢印Aで示す方向に変位してラベル連続体
16を移送方向の進み方向に変位したり、変位手段のロー
ラ54を第1図の矢印Dで示す方向に変位して保護ラベル
連続体46を移送方向の戻り方向に変位したりすればよ
い。
なお、上述の実施例では、変位手段がラベル連続体16
の移送経路と保護ラベル連続体46の移送経路とにそれぞ
れ設けられているが、この変位手段は、ラベル連続体16
の剥離台紙18および保護ラベル連続体の剥離台紙の一方
の移送経路に設けられていればよい。この場合、ラベル
20に対する保護ラベル50の位置を調整するためには、ラ
ベル連続体16および保護ラベル連続体46の一方の移送方
向の位置を調整することによって行われる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す図解図である。 第2A図および第2B図は、それぞれ、第1図実施例に用い
られるラベル連続体を示し、第2A図はその斜視図であ
り、第2B図は第2A図の線II B−II Bにおける断面図であ
る。 第3図は第1図実施例のラベル連続体の移送経路に設け
られる変位手段を示す図解図である。 第4A図および第4B図は、それぞれ、第1図実施例に用い
られる保護ラベル連続体を示し、第4A図はその斜視図で
あり、第4B図は第4A図の線IV B−IV Bにおける断面図で
ある。 第5図は第1図実施例の剥離プレートおよびその周辺部
分を示す図解図である。 第6A図はラベル連続体のラベルの上に保護ラベルを貼合
せた状態を示す斜視図であり、第6B図は第6A図の線VI B
−VI Bにおける断面図である。 第7図は第1図実施例の保護ラベル連続体の移送経路に
設けられた変位手段を示す図解図である。 第8図はラベルと保護ラベルとがずれた状態を示す図解
図である。 図において、10は保護ラベルの貼合せ装置、16はラベル
連続体、18は剥離台紙、20はラベル、22はローラ、26は
フィダローラ,28はニップローラ、46は保護ラベル連続
体、48は剥離台紙、50は保護ラベル、54はローラ、58は
剥離プレート、62はフィーダローラ、64はニップローラ
を示す。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】その長手方向に間隔を隔ててラベルが仮着
    された帯状の第1の支持台紙、前記第1の支持台紙をそ
    の長手方向に移送するための第1の移送手段、 前記ラベルの上に貼合せるべき保護ラベルがその長手方
    向に所定間隔を隔てて仮着された第2の支持台紙、 前記第2の支持台紙をその長手方向に移送するための第
    2の移送手段、 前記第2の支持台紙の移送経路上に設けられ、前記保護
    ラベルを前記第2の支持台紙から前記ラベル側に剥離す
    るための剥離手段、 剥離された前記保護ラベルを前記ラベルの上に押圧する
    ための押圧手段、および 前記第1の支持台紙および前記第2の支持台紙の少なく
    とも一方の移送経路上に設けられ、前記第1の支持台紙
    および前記第2の支持台紙の少なくとも一方をその厚み
    方向に変位するための変位手段を備えた、保護ラベルの
    貼合せ装置。
  2. 【請求項2】前記変位手段は前記第1の支持台紙および
    前記第2の支持台紙の少なくとも一方の厚み方向に変位
    可能に設けられるローラを含む、特許請求の範囲第1項
    記載の保護ラベルの貼合せ装置。
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