JP2597332B2 - ラベル貼付装置 - Google Patents

ラベル貼付装置

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JP2597332B2
JP2597332B2 JP62020950A JP2095087A JP2597332B2 JP 2597332 B2 JP2597332 B2 JP 2597332B2 JP 62020950 A JP62020950 A JP 62020950A JP 2095087 A JP2095087 A JP 2095087A JP 2597332 B2 JP2597332 B2 JP 2597332B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明はラベル貼付装置に関し、特にたとえば2枚
重ねのラベルをワークピースに貼り付けるためのラベル
貼付装置に関する。
(従来技術) 従来のラベルは、その表面に印刷層が形成されその裏
面に接着剤層が形成されたものが主流であった。しかし
ながら、このようなラベルは、その表面に印刷層が形成
されているので、ワークピースに貼り付けられた後、そ
の印刷層がたとえば水などで濡れた場合ににじんだり消
えたりしてしまう。特に、感熱発色ラベルにおいてはそ
の点が顕著となる。そこで、この印刷層を保護するため
に、印刷層の表面にたとえば保護層を形成して2層のラ
ベルとして貼り付けることが提案され、実用に供されて
いる。従来の2層ラベルの貼付装置では、たとえば第11
A図および第11B図に示すような2層のラベル3のラベル
連続体1、すなわち単層ラベル4の裏面とその表面に印
刷層5aが形成された他の単層ラベル5の表面とを接着剤
層6を介して積層し、さらに単層ラベル5の裏面を剥離
台紙2の表面に接着剤層7を介して仮着したものをたと
えばロール状にしてラベル貼付装置に装填した後、この
ように2層のラベル3を順次繰り出してワークピースに
貼付していた。
このように、従来の2層のラベルの貼付装置では、予
め2層のラベルを準備する必要があった。このような2
層のラベルは、単層のラベルに比べてその構造が複雑な
ので、その製造に手間を要し、コスト高となる。
そこで、本発明者は、単層ラベルのラベル連続体を用
いてワークピースに保護層を備えた複数層のラベルを貼
付することができる、ラベル貼付装置を考え出した。こ
のラベル貼付装置は、その裏面に接着剤層が形成された
第1のラベルと、長手方向に延び、第1のラベルがその
長手方向に順次所定間隔を隔てて仮着された第1の支持
台紙と、第1の支持台紙をその長手方向に移送するため
の第1の移送手段と、第1の支持台紙の移送経路上で第
1のラベルの表面に印刷層を形成するための印刷手段
と、第1のラベルの表面に、その裏面に接着剤層が形成
された第2のラベルの裏面を接着して、第1のラベルと
第2のラベルとを積層するための積層手段と、第1の支
持台紙の移送経路に設けられ第1の支持台紙から積層さ
れた第1のラベルおよび第2のラベルを剥離するための
第1の剥離手段とを備え、第1のラベルおよび第2のラ
ベルを積層した状態でワークピースに貼り付けるように
した、ラベル貼付装置である。
(発明が解決しようとする問題点) このようなラベル貼付装置では、たとえば、印刷手段
に対する第1のラベルの位置がずれた場合には、第1の
ラベルに正確に印刷層を形成することができないので、
第1のラベルの位置を調整しなければならない。また、
剥離手段に対する積層された第1のラベルおよび第2の
ラベルの位置がずれた場合には、積層されたラベルをワ
ークピースに正確に貼付けることができないので、積層
されたラベルの位置を調整しなければならない。さら
に、ラベルの移送方向のサイズが変わった場合、ラベル
の位置を調整しなければならない。
このような、ラベル貼付装置ではラベルを移送するに
は、支持台紙全体を保持手段で巻き取り、あるいは引き
出しをしなければならなく、その微調整が容易ではなか
った。したがって、このようなラベル貼付装置では、ラ
ベルを位置決めするには、その調整が煩雑であった。
それゆえに、この発明の主たる目的は、簡単にラベル
を正確な位置に位置決めすることができる、ラベル貼付
装置を提供することである。
(問題点を解決するための手段) この発明は、その裏面に接着剤層が形成された第1の
ラベル、長手方向に延び、第1のラベルがその長手方向
に順次所定間隔を隔てて仮着された第1の支持台紙、第
1の支持台紙をその長手方向に移送可能に保持するため
の保持手段、第1の支持台紙をその長手方向に移送する
ための第1の移送手段、第1の支持台紙の移送経路上で
第1のラベルの表面に印刷層を形成するための印刷手
段、第1のラベルの表面に、その裏面に接着剤層が形成
された第2のラベルの裏面を接着して、第1のラベルと
第2のラベルとを積層するための積層手段、および第1
の支持台紙の移送経路に設けられ第1の支持台紙から積
層された第1のラベルおよび第2のラベルを剥離するた
めの第1の剥離手段を備え、第1のラベルの主面に、少
なくとも第2のラベルを積層した状態でワークピースに
貼り付けるようにした、ラベル貼付装置であって、第1
の支持台紙の移送経路上に設けられ、第1の支持台紙を
その厚み方向に変位し、それにより、印刷手段近傍で第
1の支持台紙をその長手方向に変位し、印刷手段に対す
る支持台紙の位置を調整するための変位手段を含む、ラ
ベル貼付装置である。
(作用) 変位手段によって、支持台紙の移送方向の位置が微調
整される。
(発明の効果) この発明によれば、支持台紙の移送方向の位置を微調
整することができるので、簡単にラベルをたとえば印刷
手段や剥離手段に対する正確な位置に位置決めすること
ができる。しかも、ラベルの移送方向のサイズが変わっ
た場合にも、簡単にラベルを正確な位置に位置決めする
ことができる。
しかも、ラベルの移送方向のサイズが変わった場合に
も、簡単にラベルを正確な位置に位置決めすることがで
きる。
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利
点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明か
ら一層明らかとなろう。
(実施例) 第1図はこの発明の一実施例を示す正面図である。こ
のラベル貼付装置10は基台12を含み、基台12の上部に
は、保持手段としての保持リール14が回転可能に設けら
れている。この保持リール14には、ラベル連続体16がロ
ール状に保持される。
ラベル連続体16は、特に第2A図および第2B図に示すよ
うに、第1の支持台紙としての帯状の剥離台紙18を含
み、剥離台紙18には、その長手方向に間隔を隔てて、第
1のラベル20がその裏面の接着剤層20aによって仮着さ
れている。なお、剥離台紙18は、たとえば紙,合成樹
脂、シート材の表面には、たとえばシリコンなどの剥離
剤が塗布されることによって剥離剤層が形成されてい
る。したがって、ラベル20は、剥離台紙18に一時的にか
つ剥離可能に貼着されている。
このラベル連続体16は、その一端が保持リール14から
ときほどかれて、ガイドローラ22および24を介してラベ
ル検知器26側に導かれる。この場合、ガイドローラ22は
ラベル連続体14にバックテンションを与えるためのアー
ム22aに支持されている。したがって、ラベル連続体16
は、それにアーム22aからバックテンションが与えら
れ、たるまない。
ラベル検知器26は、ラベル20の先端を検知するための
ものであって、光電スイッチを含み制御部(図示せず)
に接続される。そして、ラベル検知器26がラベル20の先
端を検知したとき、制御部からラベル20(剥離台紙18)
を一時停止するための信号が与えられる。
ラベル連続体16は、ガイドローラ28および30を介し
て、印刷手段の一部を構成するプラテンローラ32および
サーマルヘッド34の間に導かれる。
さらに、サーマルリボン36が、ラベル連続体16に積層
されるように、プラテンローラ32およびサーマルヘッド
34の間に導かれる。このサーマルリボン36は、特に第3
図に示すように、帯状のシート材36aを含み、シート材3
6aの表面には、感熱転写層36bが形成されている。そし
て、このサーマルリボン36は、特に第4図に示すよう
に、ガイドローラ30を経て、その感熱転写層36bがラベ
ル連続体16のラベル20の表面に対向するようにして、プ
ラテンローラ32およびサーマルヘッド34の間に導かれ
る。したがって、サーマルヘッド34でサーマルリボン36
の感熱転写層36bをラベル20の表面に加熱転写すること
によって、ラベル20の表面に印刷層20bを形成すること
ができる。
なお、サーマルリボン36は、ロール状に巻かれた状態
で保持リール37に保持され、その一端がガイドローラ3
0,プラテンローラ32およびサーマルヘッド34を経由した
後、巻き取りリール38にロール状に巻き取られる。
このように、印刷層20bが形成されたラベル20(ラベ
ル連続体16)は、ガイドローラ50,52および54に順に導
かれる。ガイドローラ52は、ガイドローラ50および54の
略中央で上下方向に変位可能に設けられる。
すならち、ガイドローラ52は、第5図に示すように、
支持部材56に支持されている。この支持部材56は、その
両側に上下に貫通する穴56aおよび56bが形成されてい
て、これらの穴56aおよび56bには、ガイド柱58aおよび5
8bが挿通されている。したがって、この支持部材56は、
上下方向に変位可能とされる。なお、ガイド柱58aおよ
び58bは、その上下端が、基台12に固定された固定部材6
0aおよび60bに、それぞれ固定されている。また、支持
部材56の中央には、上下に貫通する雌ねじ部56cが形成
されている。この支持部材56の雌ねじ部56cには、親ね
じないしはボールねじ62が螺合される。このボールねじ
62の上下端は、固定部材60aおよび60bにそれぞれ回転可
能に支持される。さらに、つまみ64が、固定部材60aの
上方でボールねじ62の上端に接続された形で設けられ
る。したがって、このつまみ64を第5図矢印Aで示す方
向に回転することによって、支持部材56およびガイドロ
ーラ52が第5図矢印A′で示す方向すなわち上方に変位
される。これとは逆に、つまみ64を第5図矢印Bで示す
方向に回転することによって、支持部材56およびガイド
ローラ52は第5図矢印B′で示す方向すなわち下方に変
位される。
このように、ガイドローラ52を上下方向に変位させる
ことによって、サーマルヘッド34に対するラベル20の位
置を調整することができる。
たとえば、第6A図1点鎖線で示すように、ラベル20の
位置がサーマルヘッド34に対して移送方向の上流側にあ
れば、つまみ64を第5図矢印A方向に回転して、第6A図
実線で示すように、ガイドローラ52を上方に変位し、ラ
ベル20を移送方向の下流側に変位すればよい。これとは
逆に、第6B図1点鎖線で示すように、ラベル20の位置が
サーマルヘッド34に対して移送方向の下流側にあれば、
つまみ64を第5図矢印B方向に回転して、第6B図実線で
示すように、ガイドローラ52を下方に変位し、ラベル20
を移送方向の上流側に変位すればよい。
したがって、このつまみ64を調整することによって、
ラベル20をサーマルヘッド34に対する正確な位置に変位
させることができる。
また、ラベル20のサイズ、あるいは長手方向に対する
貼付け間隔を変更し、サーマルヘッド34に対するラベル
20の位置が変位した場合でも、つまみ64を調整すること
によって、ラベル20をサーマルヘッド34に対する正確な
位置に変位させることができる。
そして、前記サーマルヘッド34において印刷層が形成
された第1のラベル20は、支持台紙18の移送にともない
接合ローラ70aおよび70bの間に送られる。この接合ロー
ラ70aおよび70bによって、第2のラベル72が積層され
る。
次に、第2のラベル72を接合するための装置について
説明する。
第2のラベルの積層装置74は、第2のラベル72の保持
手段としての保持リール76を含み、この保持リール76
は、基台12に回転可能に取り付けられている。
この保持リール76には、第2のラベル連続体78がロー
ル状に保持されている。
この第2のラベル連続体78は、第1のラベル20のラベ
ル連続体16と同様に、特に第7図に示すように、第2の
支持台紙としての帯状の剥離台紙80を含み、剥離台紙80
には、その長手方向に間隔を隔てて、第2のラベル72が
その裏面の接着剤層72aによって仮着されている。そし
て、この第2のラベル72は、透明な合成樹脂フィルムを
もって形成されており、剥離台紙80は、たとえば紙,合
成樹脂を含み、シート材の表面には、たとえばシリコン
などの剥離剤が塗布されることによって剥離剤層が形成
されている。したがって、第2のラベル72は、剥離台紙
80に一時的にかつ剥離可能に貼着されている。
この第2のラベル連続体78は、その一端が保持リール
76からときほどかれて、ガイドローラ82、84および86を
介して、ラベル検知器88側に導かれる。
この場合、ガイドローラ82は、第2のラベル連続体78
にバックテンションを与えるためのアーム82aに支持さ
れている。したがって、第2のラベル連続体78は、それ
にアーム82aからバックテンションが与えられ、たるま
ない。
ラベル検知器88は、第2のラベル72の先端を検知する
ためのものであって、リミットスイッチから構成され、
制御部(図示せず)に接続される。そして、このラベル
検知器88が、第2のラベル72の先端を検知したとき、制
御部から第2のラベル連続体78を一時停止するための信
号が与えられる。この第2のラベル72(第2のラベル連
続体78)は、ガイドローラ89を経て、前述の接合ローラ
70aおよび70bの近傍に設けられた剥離器90に導かれる。
この剥離器90によって、第2のラベル連続体78の剥離台
紙80より第2のラベル72が剥離され、第2のラベル72の
みが前記接合ローラ70aおよび70bの間に繰り出される。
一方、剥離器90によって第2のラベル72が剥離された
後の剥離台紙80は、第2のラベル72の進行方向とはほぼ
反対の方向に移送され、ガイドローラ92を経て、送りロ
ーラ94およびその送りローラ94と対向して設けられたニ
ップローラ96の間を経て、第2の巻き取りリール98に導
かれる。この第2の巻き取りリール98に、剥離台紙80が
巻き取られる。
ガイドローラ86、ラベル検知器88、剥離器90、ガイド
ローラ92、送りローラ94、ニップローラ96および接合ロ
ーラ70a,70bは、第1のラベル20と第2のラベル72とが
正確な位置に積層されるように調節するための変位可能
手段を構成する変位支持体100に、設けられている。
この変位支持体100は、特に第1図および第10図に示
すように、基台12に固定された固定部102aおよび102b間
に架け渡された支持ガイド104に、移動可能に取り付け
られている。
すなわち、この変位支持体100は、第9図に示すよう
に、その上部に支持ガイド104を嵌装するためのガイド
孔106が穿設され、そのガイド孔106に支持ガイド104が
乾燥されている。
さらに、この変位支持体100の前記ガイド孔106の下部
において、ネジ孔108が形成され、このネジ孔108には、
変位ネジ棒110が螺合されている。
この変位ネジ棒110は、前記固定部102aおよび102bに
回転可能に支持され、その一端は、固定部102aの外側に
突き出され、突き出された部分には、この変位ネジ棒11
0を回転させるためのつまみ112が固定されている。
また、変位支持体100の下部には、第9図に示すよう
に、ガイド片114が突き出し設けられ、このガイド片114
は、基台12に固定されたガイド体116のガイド溝118に、
移動可能に嵌装されている。
したがって、変位支持体100は、その上部が支持ガイ
ド104によって支持され、下部がガイド体116によって支
持されている。
そして、変位支持体100を移動させるには、つまみ112
を第1図の矢印C方向あるいは矢印D方向に回転させる
ことにより、ワークピース、すなわち、第1のラベル20
のラベル連続体16の搬送方向に変位可能に形成されてい
る。すなわち、第2のラベル72が上流側、すなわち、第
8図2点鎖線で示す位置にあれば、第1図に示すよう
に、つまみ112をC方向に回転させることにより、変位
ネジ棒110が回転し、その変位ネジ棒110の回転にともな
い、変位支持体100のガイドローラ86および送りローラ9
4間に架け渡された第2のラベル72が、接合ローラ70a,7
0b,剥離器90を含む変位支持体100とともに、C′方向に
変位し、第2のラベル72の貼り付け位置を変更すること
ができる。逆に、第2のラベル72が下流側、すなわち、
第8図1点鎖線で示す位置にあれば、第1図に示すよう
に、つまみ112をD方向に回転させることにより、変位
ネジ棒110が回転し、その変位ネジ棒110の回転にともな
い、変位支持体100のガイドローラ86および送りローラ9
4間に架け渡された第2のラベル72が、接合ローラ70a,7
0b、剥離器90を含む変位支持体100とともに、D′方向
に変位し、第2のラベル72の貼り付け位置を変更するこ
とができる。このように、変位可能手段を操作すること
により、第1のラベル20と第2のラベル72とが、正確な
位置に貼り付けられることになる。
ひき続き、第1のラベル20のラベル連続体16の移送手
段について説明する。
ラベル連続体16は、接合ローラ70aおよび70bの間に導
かれ、この接合ローラ70aおよび70bの働きによって、前
記剥離器90によって剥離台紙80より剥離された第2のラ
ベル72と、前記第1のラベル20とが接合され、第2のラ
ベル72の裏面の接着剤層72aの働きによって、第1のラ
ベル20の表面に第2のラベル72が重ね合わされ、両者は
接着される。
この接合ローラ70bには、送り駆動がかけられ、もう
一方の接合ローラ70aは、接合ローラ70bと離合自在に基
台12に設けられている。したがって、ラベル連続体16の
装填が容易に行える。
そして、この接合ローラ70aおよび70bの働きによっ
て、第1のラベル20の表面に第2のラベル72が積層され
た状態で、次に設けられた第1のラベル剥離器130に送
りこまれる。そして、この第1のラベル剥離器130によ
って、ラベル連続体16を構成する剥離台紙18により、第
2のラベル72が積層された状態の第1のラベル20は、剥
離台紙18より剥離されて、第1のラベル剥離器130の先
端近傍に設けられた、真空吸引装置によりラベルを吸い
付け、ブロアによってラベルを吹き付け被貼着体にラベ
ルを貼り付ける、真空貼着器150に送りこまれる。
一方、この第1のラベル剥離器130によって第1のラ
ベル20が剥離された後の剥離台紙18は、前記第1のラベ
ル20の進行方向とはほぼ逆の方向に移送され、基台12に
回転自在に設けられたガイドローラ132を経て、剥離台
紙18を送る送りローラ134の作用によって、第1の巻き
取りリール136に巻き取られる。
この送りローラ134に対向して、ニップローラ138が形
成され、剥離台紙18の送りを確実にしている。このニッ
プローラ138は、送りローラ134に離合自在に、基台12に
設けられ、剥離台紙18の装填を容易にしている。
したがって、保持リール14から引き出されたラベル連
続体16の移送途次において、サーマルヘッド34の作用に
よって、第1のラベル20の主面に必要な印刷が施され、
さらに移送されたラベル連続体16の第1のラベル20の主
面に、第2のラベルの積層装置74の作用によって、保持
リール76から引き出された第2のラベル72が積層され、
第1のラベル剥離器130によって剥離台紙18から第1の
ラベル20が剥離される。そして、真空貼着器150の働き
によって、その下方に設けられたベルトコンベヤ(図示
せず)によって送られてきた被貼着体、たとえばダンボ
ール箱の表面に、第2のラベル72が積層された状態の第
1のラベル20が、接着される。
また、剥離器130先端位置におけるラベル20の位置が
ずれ、真空貼着器150に対して正確な位置にラベル20を
調整する必要がある場合、つまみ64を回転することによ
り、ガイドローラ52を上下方向に変位させる。
たとえば、第7図において、ラベル20の位置をA″方
向に変位させる場合、つまみ64を第5図矢印A方向に回
転して、第6A図実線で示すように、ガイドローラ52を上
方に変位し、ラベル20を移送方向の下流側に変位すれば
よい。また逆に、ラベル20の位置を第7図B″方向に変
位させる場合、つまみ64を第5図矢印B方向に回転し
て、第6B図実線で示すように、ガイドローラ52を下方に
変位し、ラベル20を移送方向の上流側に変位すればよ
い。
なお、この実施例においては、サーマルリボン36をも
って、第1のラベル20の表面に転写印刷を施すように構
成したが、第1のラベル20として、その表面に感熱発色
剤を塗布してなる感熱発色層を形成した感熱発色ラベル
を選択し、サーマルヘッド34の働きによって第1のラベ
ル20が感熱発色するように構成してもよい。その他、他
の構造の印刷装置に代えることも可能である。
したがって、サーマルリボン36を用いない印刷手段を
採用すれば、サーマルリボン36を第1のラベル20の表面
に送りこむ装置、すなわち、保持リール37、ガイドロー
ラ30および巻き取りリール38などは不要となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一実施例であるラベル貼り付け装
置を示す正面図である。 第2A図は、第1のラベル連続体を示す斜視図であり、第
2B図は第2A図II B−II B線断面図である。 第3図は、サーマルリボンを示す斜視図である。 第4図は、第1のラベルに印刷を施す印刷手段近傍の図
解図である。 第5図は、第1のラベル連続体の移送距離を変えるため
の装置の斜視図である。 第6A図および第6B図は、第1のラベル連続体の移送距離
の変更状態を示す図解図である。 第7図は、第1のラベルと第2のラベルとの積層装置の
要部を示す図解図である。 第8図は、第1のラベルと第2のラベルとの接合状態を
示す図解図である。 第9図は、第2のラベル連続体の変位手段の要部を示す
図解図である。 第10図は、第2のラベル連続体の変位手段の要部の斜視
図である。 第11A図は、ラベルの従来例を示す斜視図であり、第11B
図は線XI B−XI Bにおける断面図である。 図において、10はラベル貼付装置、12は基台、14は保持
リール、16はラベル連続体、18は剥離台紙、20は第1の
ラベル、20aは接着剤層、22,24はガイドローラ、26はラ
ベル検知器、22aはアーム、28,30はガイドローラ、32は
プラテンローラ、34はサーマルヘッド、36はサーマルリ
ボン、36aはシート材、36bは感熱転写層、37は保持リー
ル、50,52,54はガイドローラ、56は支持部材、58a,58b
はガイド柱、60a,60bは固定部材、56cは雌ねじ部、62は
ボールネジ、64はつまみ、70a,70bは接合ローラ、72は
第2のラベル、74は第2のラベルの積層装置、76は保持
リール、78は第2のラベル連続体、80は剥離台紙、82,8
4,86はガイドローラ、88はラベル検知器、90は剥離器、
92はガイドローラ、94は送りローラ、96はニップロー
ラ、98は第2の巻き取りリール、100は変位支持体、102
a,102bは固定部、104は支持ガイド、106はガイド孔、10
8はネジ孔、110は変位ネジ棒、112はつまみ、114はガイ
ド片、116はガイド体、118はガイド溝、130は第1のラ
ベル剥離器、132はガイドローラ、134は送りローラ、13
6は第1の巻き取りリール、150は真空貼着器を示す。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】その裏面に接着剤層が形成された第1のラ
    ベル、 長手方向に延び、前記第1のラベルがその長手方向に順
    次所定間隔を隔てて仮着された第1の支持台紙、 前記第1の支持台紙をその長手方向に移送可能に保持す
    るための保持手段、 前記第1の支持台紙をその長手方向に移送するための第
    1の移送手段、 前記第1の支持台紙の移送経路上で前記第1のラベルの
    表面に印刷層を形成するための印刷手段、 前記第1のラベルの表面に、その裏面に接着剤層が形成
    された第2のラベルの裏面を接着して、前記第1のラベ
    ルと前記第2のラベルとを積層するための積層手段、お
    よび 前記第1の支持台紙の移送経路に設けられ前記第1の支
    持台紙から前記積層された第1のラベルおよび第2のラ
    ベルを剥離するための第1の剥離手段を備え、 前記第1のラベルの主面に、少なくとも前記第2のラベ
    ルを積層した状態でワークピースに貼り付けるようにし
    た、ラベル貼付装置であって、 第1の支持台紙の移送経路上に設けられ、前記第1の支
    持台紙をその厚み方向に変位し、それにより、前記印刷
    手段近傍で前記第1の支持台紙をその長手方向に変位
    し、前記印刷手段に対する支持台紙の位置を調整するた
    めの変位手段を含む、ラベル貼付装置。
  2. 【請求項2】前記変位手段は、前記第1の支持台紙の厚
    みの方向に変位可能に設けられるローラを含む、特許請
    求の範囲第1項記載のラベル貼付装置。
  3. 【請求項3】前記ローラは、移送可能な支持部に固定さ
    れ、前記支持部を移動させることにより、前記第1の支
    持台紙が変位される、特許請求の範囲第1項または第2
    項記載のラベル貼付装置。
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