JP2001223186A - 転写テープマウント装置および転写テープマウント方法 - Google Patents
転写テープマウント装置および転写テープマウント方法Info
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Abstract
護テープが貼着されたウェハを、転写テープ、リングフ
レームに転写する際に、ダイシング幅(カーフ幅)、す
なわち、チップ相互の離間距離を均一に維持しつつ転写
でき、チップにクラックが発生するのを有効に防止でき
るとともに、後工程のダイボンディング工程において、
ピックアップの際のアライメント処理を正確かつ容易に
実施することの可能な転写テープマウント装置および転
写テープマウント方法を提供する 【解決手段】 複数に分割された拡張吸着部を備えるマ
ウントテーブル上に、保護テープが貼着されたウェハを
載置して、拡張吸着部で、保護テープが貼着されたウェ
ハの保護テープ面を吸着し、その状態で、拡張吸着部を
外径方向に拡径移動させて、ウェハのチップ相互の離間
距離を拡張させた後、保護テープが貼着されたウェハの
裏面とリングフレームに転写テープを貼着する。
Description
小型電子部品の製造工程において、ダイシングおよび裏
面研削を行った保護テープが貼られたウェハを、リング
フレームおよび転写テープに転写(貼り替え)し、保護
テープを剥離するウェハ転写方法に用いられる転写テー
プマウント装置および転写テープマウント方法に関す
る。
報に開示されるように、「先ダイシング」と呼ばれる方
法が提案されている。この方法は、ウェハの回路が形成
された表面よりウェハ厚さ方向に所定深さまでダイシン
グして、賽の目状に有底の溝を形成し、ウェハ表面に保
護テープを貼着した後、ウェハ裏面を有底の溝に至るま
で研削して多数のチップに分割する。そして、保護テー
プが貼着されたウェハをリングフレームに転写テープに
て貼着した後、保護テープを剥離し次の工程である洗
浄、乾燥、ダイボンディングなどを行う方法である。
シング法を行った場合、図8に示すように、ウェハWは
多数のチップ102に分割され、柔軟なフィルムからな
る保護テープCで固定されている状態である。ところ
で、図8に示すように、ダイシングラインをx、y方向
とすると、ダイシング幅(カーフ幅)すなわち、チップ
相互の離間距離(以下、単に「カーフ幅」aと言う。)
は、保護テープCの張力(テンション)の影響を受け
て、保護テープCの貼付方向に対し反対側に縮んでしま
う傾向にある。例えば、ハーフカットに用いられるダイ
シングブレードの幅は、約35〜40μm程度であり、
保護テープに係る張力はその材質によっても異なるが一
般的にカーフ幅aは、0〜30μm程度に縮む傾向にあ
る。このような現象は、チップサイズが大きいほど、す
なわち、ウェハ一枚あたりのカーフ幅の数が少ないほど
縮みが顕著にあらわれる。
ン)によって、カーフ幅、すなわち、チップ相互の離間
距離が縮んで小さくなってしまい、チップ同士が接触し
て、チップにクラック及び傷等が発生しやすく好ましく
なかった。さらに、ウェハとリングフレームを転写テー
プに貼着した後、表面の保護テープを剥離する際に、こ
のようにチップ相互の離間距離が小さくなった場合に
は、保護テープに付着している裏面研削の際の研削屑が
チップに接触して、チップにクラックが発生する原因に
もなっていた。
場合には、後工程であるダイボンディング工程におい
て、チップをピックアップする際チップに傷、破損等の
発生がありさらにアライメント(位置決め)の際に、画
像認識カメラなどによるアライメント処理ができない場
合があった。本発明は、このような実情を考慮して、先
ダイシングにて多数のチップに分割され保護テープが貼
着されたウェハを、転写テープにてリングフレームに転
写する際にカーフ幅を均一に維持しつつ転写でき、後工
程のダイボンディング工程においてピックアップの際チ
ップにクラック及び傷等の破損の発生を防止できるとと
もに、アライメント処理を正確かつ容易に実施すること
の可能な転写テープマウント装置および転写テープマウ
ント方法を提供することを目的とする。
技術の課題および目的を達成するために発明なされたも
のであって、本発明の転写テープマウント装置は、多数
のチップに分割され、表面に保護テープが貼着されたウ
ェハを、マウントテーブル上に載置して、転写テープを
前記ウェハの外周部に載置されたリングフレームとウェ
ハ裏面に同時に貼着してリングフレームと一体化する転
写テープマウント装置であって、前記マウントテーブル
が、前記保護テープが貼着されたウェハの保護テープ面
を吸着する複数に分割された拡張吸着部を備えるととも
に、前記拡張吸着部で、前記保護テープが貼着されたウ
ェハの保護テープ面を吸着した状態で、前記拡張吸着部
を外径方向に拡径移動させて、前記ウェハのチップ相互
の離間距離を拡張させる拡径装置を備えることを特徴と
する。
トテーブルの複数に分割された拡張吸着部で、保護テー
プが貼着されたウェハの保護テープ面を吸着した状態
で、拡張吸着部を外径方向に拡径移動するだけで、ウェ
ハのチップ相互の離間距離すなわちカーフ幅を拡張する
ことができる。従って、カーフ幅を均一に維持した状態
で、転写テープをリングフレームとウェハ裏面に同時に
貼着してリングフレームと一体化することができる。
触したり、保護テープに付着している裏面研削の際の研
削屑がチップに接触するなどして、チップにクラックが
発生するのを有効に防止できる。しかも、後工程のダイ
ボンディング工程において、ピックアップの際のアライ
メント処理を正確かつ容易に実施することができる。ま
た、本発明の転写テープマウント装置は、前記拡張吸着
部が、2つに分割された拡張吸着部から構成され、前記
2つに分割された前記拡張吸着部が、相互に対向する2
方向に外径側に拡径移動するように構成されていること
を特徴とする。
が、相互に対向する2方向に外径側に拡径移動するの
で、保護テープが縮む方向に対して、ウェハのチップ相
互の離間距離を均一に拡張することができる。さらに、
本発明の転写テープマウント装置は、前記拡張吸着部
が、4つの分割された前記拡張吸着部から構成され、前
記拡張吸着部が、相互に直交する4方向に外径側に拡径
移動するように構成されていることを特徴とする。
て、また、これに直交する方向に対しても、ウェハのチ
ップ相互の離間距離をより均一に拡張することができ、
カーフ幅を均等に拡げることができる。また、本発明の
転写テープマウント装置は、前記マウントテーブルが、
前記拡張吸着部の内径側に配設した、移動不能で、前記
保護テープが貼着されたウェハの保護テープ面を吸着す
る固定用テーブルを備えることを特徴とする。
着部を外径方向に拡径移動させて、ウェハのチップ相互
の離間距離を拡張させた後、転写テープを貼着する際
に、保護テープが貼着されたウェハを固定できるので、
ウェハが移動して転写テープが捲れたりすることなく、
その貼着を確実に行うことができる。また、本発明の転
写テープマウント方法は、多数のチップに分割され、表
面に保護テープが貼着されたウェハを前記ウェハの外周
部に載置されたリングフレームとウェハ裏面に同時に貼
着して前記リングフレームと一体化する前記転写テープ
マウント方法であって、複数に分割された拡張吸着部を
備えるマウントテーブル上に、前記保護テープが貼着さ
れた前記ウェハを載置して、前記拡張吸着部で、前記保
護テープが貼着された前記ウェハの保護テープ面を吸着
し、その状態で、前記拡張吸着部を外径方向に拡径移動
させて、前記ウェハのチップ相互の離間距離を拡張させ
た後、前記保護テープが貼着された前記ウェハの裏面と
前記リングフレームに転写テープを貼着することを特徴
とする。
割された拡張吸着部で、保護テープが貼着されたウェハ
の保護テープ面を吸着した状態で、拡張吸着部を外径方
向に拡径移動するだけで、ウェハのチップ相互の離間距
離を拡張することができる。従って、カーフ幅を均一に
維持した状態で、転写テープをリングフレームとウェハ
裏面に同時に貼着してリングフレームと一体化すること
ができる。
実施の形態(実施例)について、添付図面に基づいて説
明する。図1は、本発明の転写テープマウント装置5の
マウントテーブル拡張機構部10の拡大斜視図である。
10は、前述した先ダイシング方法によって、ウェハW
の回路が形成された表面よりウェハW厚さ方向に所定深
さまでダイシングして、賽の目状に有底の溝を形成し、
ウェハ回路側面に保護テープTを貼着した後、ウェハ裏
面を有底の溝に至るまで研削して多数のチップに分割し
た保護テープTが貼着されたウェハWを取り扱うように
なっている。
って、裏面研削後上記のように処理され保護テープCが
貼着されたウェハWは、図示しない搬送装置によって、
マウントテーブル拡張機構10に搬送、移載される。マ
ウントテーブル拡張機構10は、図1に示すように、基
台フレーム12に軸14とボールブシュ16を介して、
図示しない上下シリンダにより上下動可能に装着された
マウントテーブル基台18を備えている。そして、この
マウントテーブル基台18上には、マウントテーブル2
0が装着されている。
に、内径側に配設した固定用テーブル22と、この固定
用テーブル22の外径側に配設され4個に分割された
(中心角が90°になるように分割された)拡張吸着部
24とを備えている。これらの拡張吸着部24はそれぞ
れ、図1に示すように、その下方の基端部26に形成し
た案内部材28を介して、マウントテーブル基台18上
に径方向に延設したスライドレール30上を摺動できる
ようになっている。
れぞれ、その内径側にフランジ32が突設されるととも
に、このフランジ32に固定軸34を介して回転可能に
回転部材36が装着されている。この拡張吸着部24の
基端部26と、マウントテーブル基台18との間には、
それぞれネジなどの締結部材38、40を介して、圧縮
バネ42が介装されており、これにより、拡張吸着部2
4を常時、中心方向に付勢するようになっている。
その中心部分に開口部44が形成されており、この開口
部44に、基台フレーム12に固定したシリンダ46の
ロッド48の先端部50が突設している。この先端部5
0は、図1に示すように、略裁頭円錐形状であり、その
テーパ面52が、回転部材36に当接した状態となって
いる。
て、シリンダ46を作動させて、ロッド48の先端部5
0を上方向に移動させることによって、ロッド48の先
端部50のテーパ面52にそって、回転部材36が、圧
縮バネ42に抗して、図1および図2に示すように、外
径方向Aに移動する。これにともない、スライドレール
30上を案内部材28を介して、拡張吸着部24はそれ
ぞれ、外径方向Aに移動するようになっている。
させて、ロッド48の先端部50を下方向に移動させる
ことによって、圧縮バネ42の作用によって、回転部材
36が、逆に内径方向に移動する。これにともない、ス
ライドレール30上を案内部材28を介して、4分割さ
れた拡張吸着部24はそれぞれ、内径方向に移動するよ
うになっている。尚、本実施例では4分割となっている
が、必要に応じた分割数に対応した拡張吸着部24であ
ってももちろんよい。
図示しない真空源に接続されるエアー吸引回路55の配
管端部に接続部54が形成され、この接続部54は、マ
ウントテーブル20のエアー吸引路56を介して、図2
に示すように、拡張吸着部24の上面に形成された複数
の吸引孔58に連結されている。これにより、負圧によ
って、保護テープCが貼着されたウェハWの保護テープ
C面を吸着できるようになっている。
ならびに負圧の設定は、特に限定されるものではなく、
後述する拡張動作の際に、ウェハWの吸着保持を維持で
き、しかも、ウェハWの破損が発生しないように、適宜
設定できるものである。さらに、固定用テーブル22に
は真空室チヤンバー21が設けられその上面には、全面
にわたり多数の小孔23を有し固定部材64で、マウン
トテーブル基台18に固定されているとともに、図示し
ない真空源に接続され、負圧によりウェハの保護テープ
C側の面を吸着保持できるようになっている。
に、ヒータなどの加熱装置を付設しておけば、後述する
拡張作業の際に、保護テープCの拡張が容易となり、チ
ップ102を破損することがないので好ましい。このよ
うに構成される本発明のマウントテーブル拡張機構10
を用いて、転写テープTをリングフレームRとウェハW
裏面に同時に貼着してリングフレームRと一体化する転
写テープマウント方法について、以下に説明する。
プCが貼着された多数のチップ102に分割したウェハ
W(図3)を、マウントテーブル20上に、その保護テ
ープC側が、マウントテーブル20及び拡張吸着部24
の上面に位置するように、図示しない搬送装置によって
載置する。次に、図示しない真空源を作動して、拡張吸
着部24の上面に形成された複数の吸引孔58及び固定
用テーブル22に真空室チヤンバー21が形成されその
上面の小孔23を介して、負圧状態にして、保護テープ
Cが貼着されたウェハWの保護テープC面を吸着する。
空圧は、拡張吸着部24の吸引孔58の真空圧より弱い
真空圧に設定してあり、その差圧は拡張動作に合わせ適
宜設定できるように図示しない真空圧調整弁が設けられ
ている。上記動作により吸着された保護テープCは次に
シリンダ46を作動させて、ロッド48の先端部50を
上方向に移動させ、先端部50のテーパ面52に沿っ
て、回転部材36を、圧縮バネ42に抗して、図1およ
び図2に示すように、外径方向Aに移動させる。これに
ともなって、スライドレール30上を案内部材28を介
して、拡張吸着部24がそれぞれ、外径方向Aに移動す
る。
プ102相互の離間距離が均一に拡張される。また、こ
のように、ウェハWの外周部分のみを拡張吸着部24で
吸着して拡張するので、ウェハWの割れを起こすことが
ない。なお、この場合、図8においてウェハWが予めダ
イシングされたダイシングライン方向x又はyと保護テ
ープの貼付方向x1とが、拡張吸着部24の拡張方向A
との方向(図1、図2、図6、図7)が合致するよう
に、マウントテーブル20上にウェハWを載置しておく
のが、カーフ幅aを均等に拡張させるためには望まし
い。
ハWの割れがが発生しないように、好ましくは、20〜
25μm、より好ましくは、25〜35μm程度まで拡
張するのが望ましい。そして、別途図示しない搬送装置
によって、マウントテーブル20上に吸着保持されたウ
ェハWの外周側のリングフレーム受け104の所定の位
置に、リングフレームRを移載する。
に、予めダイシングされ回路面に保護テープCが貼着さ
れたウェハWとその外周側に設けられたリングフレーム
受け104にリングフレームRを吸着保持した後、これ
らの上面に予めリングフレームRの形状にプリカットさ
れた転写テープTが、転写テープマウント装置5によっ
て貼着される。
ントテーブル20を、図示しない移動機構によって、ピ
ールプレート60に接近する方向(図4(a)の左側か
ら右側に移動させて、ピールプレート60の先端部近傍
の所定の位置に、そのリングフレームRの一端部が位置
するようにする。そして、ピールプレート60の先端部
で鋭角的に急激に折り返すことによって、台紙Dから転
写テープTを剥離させるが、この際、転写テープTの先
端部をエアブローなどによって補助し、台紙への巻き込
みを防止する。
トテーブル20とリングフレーム受け104を図示しな
い上下シリンダにより上昇させ、転写テープTの先端部
をプレスローラ62によって、リングフレームRに圧着
する。さらに、図4(c)に示すように、マウントテー
ブル20を、ピールプレート60から離反する方向(右
から左方向)に移動させるとともに、プレスローラ62
によって、転写テープTが、ウェハWの裏面側とその外
周の所定位置に載置されたリングフレームRに貼着し
て、ウェハWとリングフレームRが一体化される(図5
参照)。
ル22上面のウェハWの吸着保持を解除して、別途図示
しない搬送装置によって、キャリヤボックス又は後工程
の保護テープ剥離工程などへ搬送されるようになってい
る。そして、図1のシリンダ46を作動させて、ロッド
48の先端部50を下方向に移動させることによって、
圧縮バネ42の作用によって、回転部材36が、逆に内
径方向に移動する。これにともない、スライドレール3
0上を案内部材28を介して、拡張吸着部24はそれぞ
れ、内径方向に移動して、更にマウントテーブル20及
びリングフレーム受け104は図示しないシリンダーに
より下降し初期状態に復帰する。
る。なお、本実施例では、図1および図2に示したよう
に、拡張吸着部24を固定用テーブル22に対して、小
幅の吸着面積となるようにしたが、図6に示したよう
に、これをほぼ同一の面積になるようにするなど、ウェ
ハWの割れが発生しない範囲で適宜変更は可能である。
5のマウントテーブル20を2分割した第2の実施例の
部分拡大斜視図である。この実施例は、前述した図1お
よび図2に示した第1の実施例と基本的には、同様な構
成であり、同じ構成部材には、同じ参照番号を付し、そ
の詳細な説明は省略する。
に分割された、すなわち、中心角が180°になるよう
に分割されており、外径方向Aに移動するようになって
いる。この場合、図8に示すように、保護テープ貼付方
向x1と、拡張吸着部24の外径方向Aの移動方向とが
合致するようにする。これによって、保護テープCの張
力(テンション)の影響を受けて保護テープCの縮み方
向x2の方向に縮んだカーフ幅aを拡張することができ
る。
されるものではなく、例えば、拡張吸着部24を8個に
分割することも可能であり、また、固定用テーブル22
に小孔23を設けることなく、拡張吸着部24で吸着す
るなど本発明の範囲を逸脱しない範囲での種々の変更が
可能である。また、本発明では固定用テーブル22を使
用したが、固定テーブル22を設けることなく、拡張吸
着部24のみで構成してもよい。
数に分割して拡張吸着部で、保護テープが貼着されたウ
ェハの保護テープ面を吸着した状態で、拡張吸着部を外
径方向に拡径移動するだけで、ウェハのチップ相互の離
間距離を拡張することができる。
方向に対して、また、これに直交する方向に対しても、
ウェハのチップ相互の離間距離をより均一に拡張するこ
とができ、カーフ幅を均等に拡げることができる。さら
に、本発明によれば、分割された拡張吸着部が、相互に
対向する2方向に外径側に拡径移動するので、保護テー
プが縮む方向に対して、ウェハのチップ相互の離間距離
を均一に拡張することができる。
方向に拡径移動させて、ウェハのチップ相互の離間距離
を拡張させた後、転写テープを貼着する際に、保護テー
プが貼着されたウェハを固定できるので、ウェハが移動
して転写テープが捲れたりすることなく、その貼着を確
実に行うことができる。従って、本発明によれば、カー
フ幅、すなわち、チップ相互の離間距離を均一に維持し
た状態で、転写テープをリングフレームとウェハ裏面に
同時に貼着してリングフレームと一体化することができ
る。
同士が接触したり、保護テープに付着している裏面研削
の際の研削屑がチップに接触するなどして、チップにク
ラックが発生するのを有効に防止できる。しかも、後工
程のダイボンディング工程において、ピックアップの際
のアライメント処理を正確かつ容易に実施することがで
きるなど幾多の特有で顕著な作用効果を奏する極めて優
れた発明である。
ーブル拡張機構の断面図である。
ーブルの部分拡大斜視図である。
ップに分割したウェハの拡大断面図である。図3(B)
は、拡張吸着部が作動してカーフ幅aが拡張したウエハ
の拡大断面図である。
明の転写テープマウント装置の動作を説明する概略図で
ある。
ム一体化された状態を説明する概略図である。
テーブルの他の実施例の部分拡大斜視図である。
施例の部分拡大斜視図である。
たウェハの状態を説明する斜視図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 多数のチップに分割され、表面に保護テ
ープが貼着されたウェハを、マウントテーブル上に載置
して、転写テープを前記ウェハの外周部に載置されたリ
ングフレームとウェハ裏面に同時に貼着してリングフレ
ームと一体化する転写テープマウント装置であって、 前記マウントテーブルが、前記保護テープが貼着された
ウェハの保護テープ面を吸着する複数に分割された拡張
吸着部を備えるとともに、 前記拡張吸着部で、前記保護テープが貼着されたウェハ
の保護テープ面を吸着した状態で、前記拡張吸着部を外
径方向に拡径移動させて、前記ウェハのチップ相互の離
間距離を拡張させる拡径装置を備えることを特徴とする
転写テープマウント装置。 - 【請求項2】 前記拡張吸着部が、2つに分割された前
記拡張吸着部から構成され、前記拡張吸着部が、相互に
対向する2方向に外径側に拡径移動するように構成され
ていることを特徴とする請求項1に記載の転写テープマ
ウント装置。 - 【請求項3】 前記拡張吸着部が、4つに分割された前
記拡張吸着部から構成され、前記拡張吸着部が、相互に
直交する4方向に外径側に拡径移動するように構成され
ていることを特徴とする請求項1に記載の転写テープマ
ウント装置。 - 【請求項4】 前記マウントテーブルが、前記拡張吸着
部の内径側に配設した、移動不能で、前記保護テープが
貼着された前記ウェハの保護テープ面を吸着する固定用
テーブルを備えることを特徴とする請求項1から3のい
ずれかに記載の転写テープマウント装置。 - 【請求項5】 多数のチップに分割され、表面に保護テ
ープが貼着されたウェハを前記ウェハの外周部に載置さ
れたリングフレームとウェハ裏面に同時に貼着して前記
リングフレームと一体化する転写テープマウント方法で
あって、 複数に分割された拡張吸着部を備えるマウントテーブル
上に、前記保護テープが貼着されたウェハを載置して、 前記拡張吸着部で、前記保護テープが貼着された前記ウ
ェハの保護テープ面を吸着し、 その状態で、前記拡張吸着部を外径方向に拡径移動させ
て、前記ウェハのチップ相互の離間距離を拡張させた
後、 前記保護テープが貼着された前記ウェハの裏面と前記リ
ングフレームに前記転写テープを貼着することを特徴と
する転写テープマウント方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000031732A JP2001223186A (ja) | 2000-02-09 | 2000-02-09 | 転写テープマウント装置および転写テープマウント方法 |
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JP2000031732A JP2001223186A (ja) | 2000-02-09 | 2000-02-09 | 転写テープマウント装置および転写テープマウント方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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