JP2005159044A - リングフレームへの粘着テープ貼り付け方法とその装置及びリングフレームへの基板マウント装置 - Google Patents

リングフレームへの粘着テープ貼り付け方法とその装置及びリングフレームへの基板マウント装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 リングフレームへのプリカット方式の粘着テープの貼付時において、貼付ローラへの粘着テープの巻き込み等の事故を防ぐことのできる貼付方法を提供する。
【解決手段】 リングフレームの外形形状に予めカットされたプリカット粘着テープ1を所定間隔で複数貼り付けた広幅のフィルム2を一方向に走行させ、その走行路の途中で広幅フィルム2を剥離板38で鋭角に折り返すことにより広幅フィルム2からプリカット粘着テープ1を剥離して粘着面を露出させ、剥離したプリカット粘着テープ1の先端部を小径ローラ40でリングフレームに押圧し、続いて大径ローラ41でリングフレーム全体にわたって押圧して貼り付けるリングフレームへの粘着テープ貼り付け方法。
【選択図】 図4

Description

この発明は、半導体製品の製造工程において、粘着テープをリングフレームに貼り付けるリングフレームへの粘着テープ貼付方法とその装置、及びこれらの装置により粘着テープ貼付済リングフレームへ基板をマウントする装置に関し、さらに詳しくは、離型フィルム上に予めリングフレーム外形形状に形成した粘着テープ、すなわちプリカット方式の粘着テープの貼付時における問題点を解決し、加えて上記プリカット方式の粘着テープや広幅方式の粘着テープを選択してリングフレームに貼り付けることができ、更に、これらの装置により粘着テープを貼り付けられたリングフレームに対して基板を破損することなしにマウントできる基板のマウント装置に関する。
一般に、半導体装置の製造工程は、回路が形成された基板(半導体ウエーハ等)に回路面の保護用の保護フィルムや支持基板等を貼り付け、バックグラインド工程を経た後、続いてリング形状のリングフレーム(ダイシングフレーム)に粘着テープ(ダイシングテープ等)を介して前記基板をマウントし、保護フィルム等を剥離した後、回路パターンに沿って各機能素子毎に切断(ダイシング工程)することによりチップ化している。
チップ化された基板は、リングフレームの粘着テープから紫外線照射等により剥離されリードフレーム上に銀ペースト等の接着剤もしくはダイボンドテープ等を通じてダイボンドされた後、樹脂モールドされてICやLSI化される。
ダイシング工程に先立ってリングフレームに貼り付けされるダイシング用粘着テープは大別して次の2種類が知られ、貼り付けには粘着テープに応じた2種類のタイプの装置が用いられている。
(1)プリカット方式の粘着テープ
広幅の離型フィルム2上に予めリングフレームの外形形状に形成されたプリカット粘着テープ1を多数連続的に並べて形成したロール状粘着テープ(図14(a))、及び該ロール状粘着テープのプリカット粘着テープ1と離型フィルム2の間に予め基板形状に形成したダイボンドテープ3が設けられた、所謂ダイシング・ダイボンドテープ(図14(b))。
その他、上記図14(a),(b)に示すテープのプリカット粘着テープ1部分の周囲に、プリカット時に周囲の部分も残したリリースフィルム4が形成されたロール状粘着テープ(図14(c),(d))もある。
(2)広幅のロール方式粘着テープ
リングフレームよりも広幅に形成された粘着テープ5の粘着面側に離型フィルム6が形成された2層構造のロール状粘着テープ(図15(e))、及び該ロール状粘着テープの広幅粘着テープ5と離型フィルム6の間に予め基板形状に形成したダイボンドテープ3が設けられたダイシング・ダイボンドテープ(図14(f))がある。
図16は、図14又は図15で示した粘着テープを貼付済のリングフレーム7を示しており、リングフレーム7は粘着テープの粘着面を利用して図中二点鎖線で示す半導体ウエハ等の基板8をマウントする。なお、9は基板マウント時やダイシング時の位置決め用切り欠きである。
図17(a)は、図14(a),(c)又は図15(e)で示す粘着テープを貼付済のリングフレーム7の断面図であり、図17(b)は保護テープ10を一方主面に貼り付けた基板8をマウントした状態、図17(c)は、図14(b),(d)又は図15(f)で示すダイシング・ダイボンドテープを貼付済のリングフレーム7に基板8をマウントした状態を示す。
従来より、上記粘着テープのリングフレーム7への貼り付けは、使用する粘着テープの種類に応じた装置で次のように行なわれている。
(1)プリカット方式の粘着テープの使用
図18に示すように、リングフレーム7と基板8を同一平面上となるように貼付テーブル11上に載置し、その上に予めプリカット粘着テープ1を乗せた離型フィルム2を剥離板12の先端に向かって供給し、剥離板12の先端部分で離型フィルム2を折り返すことによりプリカット粘着テープ1の粘着面を露出させながら剥離板12の先端付近に設けた貼付ローラ13で押圧しながら貼付テーブル11を貼り付け方向に移動させることによりリングフレーム7及び基板8にプリカット粘着テープ1を貼り付けるようになっている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
(2)広幅のロール方式の粘着テープの使用
図19に示すように、リングフレーム7、もしくは基板8とリングフレーム7を貼付テーブル11上に載置し、その上にリングフレーム7より広い幅の広幅粘着テープ5を離型フィルム(図示せず)を剥離しながら供給して貼付ローラ13で貼り付け、続いてリングフレーム7上をカッター刃14が円周走行することによりリングフレーム形状に広幅粘着テープ5を切り抜くようになっている(例えば、特許文献3参照)。
上記のように、リングフレームへの粘着テープの貼り付けと、該リングフレームへの基板のマウントを同時に行なう場合は、貼付ローラで粘着テープを基板に押圧しながらマウントされていた。
また、リングフレームへの粘着テープの貼り付けと、該リングフレームへの基板のマウントを別の工程で行なう場合は、基板と粘着テープ貼付済リングフレームを真空下で貼付ローラで押圧し、大気圧を利用してマウントする方法が知られている(例えば、特許文献4参照)。
特許第3174917号公報、図1、図13、図14 特許第2759590号公報、図1 特開平2−142156号公報、第3図 特公平2−34175号公報
(1)貼付ローラへの粘着テープの巻き込み等
ところで、プリカット粘着テープ1の貼付工程の要部を拡大した図20で示すように、プリカット粘着テープ1をリングフレーム7へ押圧する貼付ローラ13はプリカット粘着テープ1の幅より大きな幅を有しており剛性確保の観点からあまりそのローラ径を小さくできないため、プリカット粘着テープ1を貼り付ける際においては、貼付ローラ13がテープ供給先端となる剥離板12から距離S1だけ離れた場所に位置することになる。従ってテープ先端部分の接着がテープ剛性に依存するとともにテープ先端部分の接着ミスによる貼付不良や貼付ローラ13へのプリカット粘着テープ1の巻き込みを生じたりする場合があった。
ここで、上記問題を解消しようとして距離S1を小さくすると、貼付ローラと粘着テープ供給先端が近付き過ぎ、プリカット粘着テープ1がうまく引き出せなかったり、貼り付け不良が生じたりする問題があった。
一方、貼付ローラ13の径を小径にすることでS1を小さくすることも考えられるが、貼付ローラ13はプリカット粘着テープ1の幅以上の長さを有しているために、貼付ローラ13の径に対する長さが大きくなりすぎて剛性が不足し、その長さ方向中央部のたわみによってプリカット粘着テープ1先端の狭い範囲の押圧力が弱くなり、結果プリカット粘着テープ1の貼り付けが不十分となり、プリカット粘着テープ1が貼付ローラ13に巻き込まれることがあった(図示の状態)。
(2)使用テープの品種毎に装置を導入する煩雑さ及びコストの問題
また、上記した広幅のロール方式粘着テープを使用する貼り付け装置と、プリカット方式の粘着テープを使用する貼り付け装置とは別装置となり、両テープを使い分けて使用する場合、各種テープに応じてそれぞれに対応した貼り付け装置が必要となり、その分装置コストがかさむと共に複数の装置を設置する場所が必要であった。
そこで、広幅ロール方式の粘着テープ及びプリカット方式の粘着テープのどちらか―方を選択して貼り付けできる装置、すなわち1台の装置で両方式の貼り付けを使い分けできる装置が望まれてきている。
(3)基板の破損
従来のプリカット方式の粘着テープの貼付装置は、基板とリングフレームに同時に粘着テープを貼り付けており、薄型基板や凹凸面がある基板(回路形成面の凹凸やバンプ基板等)に適用すると、貼付ローラでの基板の押圧により基板が破損する場合があった。
また、前記特許文献4のように、リングフレームへの粘着テープの貼り付けと、該リングフレームへの基板のマウントを別の工程で行なう方法においても、基板マウント時の貼付ローラでの押圧や、基板の全面が支持されていないことによる基板中央部のたわみの発生により基板が破損する場合があった。
そこでこの発明の課題は、プリカット方式の粘着テープの貼付時において、粘着テープの接着ミスによる貼付不良や貼付ローラへの粘着テープの巻き込み等の事故を防ぐことのできるリングフレームへの粘着テープ貼付方法と装置を提供することにある。
また、上記プリカット方式粘着テープの貼付装置において、広幅ロール方式の粘着テープも選択して貼り付けすることができる装置を提供することにある。
さらに、上記課題に加えて、基板の破損を防止するような基板のマウント装置を提供することを課題とする。
上記のような課題を解決するため、請求項1の発明は、リングフレームの外形形状に予めカットされたプリカット粘着テープを所定間隔で複数貼り付けた広幅のフィルムを一方向に走行させ、その走行路の途中で広幅フィルムを剥離板で鋭角に折り返すことにより広幅フィルムからプリカット粘着テープを剥離して粘着面を露出させ、貼付ローラでこの粘着テープの粘着面をリングフレームに押圧しながら貼り付けるリングフレームへの粘着テープの貼り付け方法において、剥離板によりフィルムから剥離したプリカット粘着テープの先端部を小径ローラでリングフレームに押圧し、続いて大径ローラでリングフレーム全体にわたって押圧して貼り付ける、リングフレームへの粘着テープ貼り付け方法である。
また、請求項2の発明は、リングフレームの外形形状に予めカットされたプリカット粘着テープを所定間隔で複数貼り付けた広幅フィルムを一方向に走行させる機構と、広幅テープの走行路の途中でテープを鋭角に折り返す剥離板と、この折り返し部分でフィルムから剥離して突出したプリカット粘着テープの粘着面をリングフレームに押圧する貼付ローラとからなるリングフレームへの粘着テープの貼り付け装置において、剥離板の広幅フィルムの折り返し部分に近い方から小径貼付ローラと、粘着テープ全幅をリングフレーム全体にわたって押圧する大径貼付ローラとを配置した、リングフレームへの粘着テープ貼り付け装置である。
また、請求項3の発明は、上記請求項2に記載のリングフレームへの粘着テープ貼り付け装置において、上記広幅フィルムの走行経路の延長線上に、広幅ロール方式の粘着テープ供給リールと、広幅の粘着テープをリングフレームに押圧する貼付ローラと、リングフレームに貼り付いた広幅粘着テープをリングフレーム形状に切断するカッター装置とを配置し、リングフレーム貼り付けテーブルは、プリカット粘着テープ貼り付け位置と広幅粘着テープ貼り付け位置とを移動自在とし、プリカット粘着テープを剥がした後のフィルムと、カッター装置での切断後の広幅粘着テープとの巻き取りを同じリールで共用した、リングフレームへの粘着テープ貼り付け装置である。
また、請求項4の発明は、上面に基板を適宜手段で固定可能で適宜昇降手段により昇降自在で昇降手段との間に緩衝材を設けた基板マウントテーブルと、この基板マウントテーブルを取り囲むように設けられたリングフレーム載置テーブルと、上記請求項2又は3に記載のリングフレームへの粘着テープ貼り付け装置によって粘着テープを貼付済のリングフレームを上記リングフレーム載置テーブルに移送する適宜手段と、これら基板マウントテーブルとリングフレーム載置テーブルを内部に密閉し真空減圧可能なチャンバーからなり、チャンバーを真空減圧下で、前記リングフレーム載置テーブルに粘着テープの粘着面を下にして載置した状態で、基板を載置した状態の基板マウントテーブルを上昇動させることにより、粘着テープに基板を貼り付けるようにした、リングフレームへの基板マウント装置である。
以上のように、請求項1又は2に記載の発明によると、プリカット方式の粘着テープの貼り付けに際し、小径かつ長さの短い貼付ローラを設けたことにより、剥離板の先端部と貼付ローラを接近させることができ、必要な貼付ローラの剛性の確保も容易となるとともに、粘着テープを貼付ローラに巻き込むことなく安定的な貼り付けを行なうことが可能となった。
また、リングフレームへの貼付ローラ押圧開始時の粘着テープ先端の突出量を少なくできるため、剥離板先端部で粘着テープが正確に剥離され、また、粘着テープが突出する先端位置が安定するため、リングフレームへの精度の良い貼り付けが可能となった。
さらに、粘着テープの材質に依存することがなくなり、多種多様な粘着テープの貼り付けが可能となった。
次に、請求項3の発明によると、広幅の粘着テープとプリカット方式の粘着テープといった多種多様な粘着テープを、別々の装置を用意することなく同一装置で貼り付けることが可能となったので、広幅ロール方式及びプリカット方式の両者を用途に応じて選択して貼り付けが可能となり、複数台の装置を用意することなく、装置導入の簡略化が図れた。
また、プリカット粘着テープを貼り付けた後の離型フィルムの巻き取りリールと、リングフレームに貼り付けられた広幅の粘着テープをリングフレーム外形形状に切り抜いた後の余剰粘着テープの巻き取りリールを共有化し、さらに両方式の粘着テープの貼付テーブルを共有化したことで装置面積を縮小できると共に、コストの低減が図れた。
次に、請求項4の発明によると、粘着テープの貼り付けられたリングフレームへの基板のマウントを独立させ、該リングフレームへの基板のマウントは後の別工程で行なうようにしたので、リングフレームへの粘着テープ貼り付け時に、貼付ローラ等で基板が押圧されることによる基板の破損がなくなった。
さらに、先の工程でのリングフレームへの粘着テープ貼り付け時に、貼付ローラの押圧力に基板を破損しないような制限を与えることなく適度な押圧力を与えることが可能になり、粘着テープの貼り付け安定化が図れた。
また、リングフレームへの基板のマウント時においては、真空チャンバ内で貼付ローラを使用せずにマウントするようにしたので、基板の破損及び粘着テープの伸縮がなく、さらに粘着テープと基板の密着性も良くなり、次工程での安定したダイシングが可能となった。
以下、この発明の実施の形態を図示例と共に説明するが、背景技術で説明したものと同一の部品は同一の符号を付して説明する。
図1は、この発明に係るリングフレームへ粘着テープを貼り付け、更にこの粘着テープを利用してリングフレームに基板をマウントする装置の全体構造を示す平面図であり、図2は、図1のA−Aに沿う矢視図であり、図3は、図1のB−Bに沿う矢視図である。
図1の機台15上の左側から、リングフレーム7を上下多段に収納して上下動するリングフレーム供給部16と、供給されたリングフレーム7に対して広幅ロール方式の粘着テープを貼り付ける粘着テープ貼付部17と、同じくリングフレームに対してプリカット方式の粘着テープを貼り付ける粘着テープ貼付部18とが同一線上に並んで設けられており、リングフレーム供給部16から供給されたリングフレーム7は、上記両粘着テープ貼付部17,18のいずれかで粘着テープを貼り付けられる。
また、図2に示すように、前記リングフレーム供給部16と前記粘着テープ貼付部17にわたって設けられたレール19に沿って適宜駆動機構で往復移動し、シリンダ20による上下昇降動が自在で、下面側に設けた複数の吸着パッド21によりリングフレーム供給部16のリングフレーム7を吸着して貼付テーブル22に供給するリングフレーム吸着・搬送アーム23が設けられている。
貼付テーブル22は、右側のプリカット方式の粘着テープのテープ貼付部18と、左側の広幅ロール方式の粘着テープ貼付部17とにわたっての横移動と、それぞれの粘着テープ貼付部17,18での粘着テープ貼付位置までの上昇及び下降が可能となっている。
貼付テーブル22の横移動の制御は、第1支持枠24に設けたスライダ25がレール26に嵌合することによってレール26に沿っての移動を自在とし、レール26と平行して設けられたボールネジ27に第1支持枠24に設けられたナット部材28が螺合され、ボールネジ駆動モータ29の正逆回転に伴いベルト30を介してボールネジ27が正逆回転することにより、第1支持枠の移動が制御され、第1支持枠24に設けた昇降シリンダ31の上端部に第2支持枠32を設け、この第2支持枠32に貼付テーブル22が固定されており、昇降シリンダ31の昇降動により貼付テーブル22の上下昇降動が制御される。
また、貼付テーブル22の上面は供給されたリングフレーム7を位置決めする適宜な位置決め機構(図示しない)と吸着等の適宜な手段で固定する固定機構(図示しない)が設けられるとともにフロン等で非粘着性の処理が施され、貼り付けられた粘着テープの貼り付け余剰部分が貼付テーブル22の上面に貼り付かないようになっている。
図2右側の粘着テープ貼付部18の上部において、プリカット方式粘着テープは、供給リール33に巻き取られており、巻き取りリール34に巻き取られて移行する途中において適宜配置された複数の対となった駆動ローラ35と従動ローラ36やガイドローラ37、剥離板38、テープ押さえ39により規定された走行経路を走行するようになっている。
プリカット粘着テープ1は、剥離板38の部分で離型フィルム2より剥がされ、小径貼付ローラ40及び大径貼付ローラ41により貼付テーブル22上のリングフレーム7に押圧されて接着され、粘着テープ1を取り去った離型フィルム2は、巻き取りリール34に巻き取られる。
広幅方式の粘着テープの粘着テープ貼付部17は、広幅ロール方式の粘着テープを使用する際に用いられ、この場合、前述のプリカット方式の粘着テープを取り外した後、図2中二点鎖線で示すように、広幅ロール方式の粘着テープの走行経路を設定する。
図2左側のリングフレーム供給部16の上部において、広幅ロール粘着テープ5は、供給リール42に巻き取られており、巻き取りリール34に巻き取られて移行する途中において適宜配置された剥離ローラ43、テンションローラ44、複数の対となった駆動ローラ35と従動ローラ36やガイドローラ37により規定された走行経路を走行するようになっている。
粘着テープ5と共に二層構造をなす離型フィルム6は、粘着テープ5の経路途中の剥離ローラ43により剥離されて、離型フィルム巻き取りリール45に巻き取られる。
なお、プリカット方式の粘着テープの貼付部18にあるスライド機構46を延長させて可変ガイドローラ47を二点鎖線位置まで下降させ、広幅ロール方式の粘着テープ貼付部17において、テンションローラ44から粘着フィルム5が若干右下がりの走行経路をなすようにしておく。
この貼付部17には、左右に移動自在で、貼付テーブル22上に載置されたリングフレーム7に粘着テープ5を押圧する貼付ローラ48と、更にその上側に、リングフレーム7に貼り付けた粘着テープ5をリングフレーム7の外径に納まる状態で切断するためのカッターユニット49が配置されている。
このカッターユニット49は、シリンダ50による昇降手段で固定枠51に対して垂直のレール52に沿って上下動し、回転モータ53で駆動される回転アーム54を、回転軸心が貼付テーブル22上の定位置に供給されたリングフレーム7と同軸心の配置となるよう取り付け、この回転アーム54の下部一端側にカッター刃55を、他端側にテープ押さえローラ56を設け、貼付ローラ48でリングフレーム7に広幅ロール方式の粘着テープ5を貼り付けると下降動し、カッター刃55の回転により、粘着テープ5をリングフレーム7の形状に沿った円形に切り抜くようになっている。
図1のリングフレーム供給部16の後方には基板供給部57が設けられ、上記プリカット方式の粘着テープ貼付部18の後方には基板マウント部58が設けられ、この基板供給部57と基板マウント部58との間に基板アライメント領域59が配置されており、ウエハ吸着・搬送ロボット60により基板供給部57より取り出された基板8は、基板アライメント領域59において位置決めされた後、同じくウエハ吸着・搬送ロボット60により、基板マウント部58に送られる。
図3に示すように、前記粘着テープ貼付部18と前記基板マウント部58にわたって設けられたレール61に沿って適宜駆動機構で往復移動し、シリンダ62による上下昇降動が自在で、下面側に設けた複数の吸着パッド63により粘着テープ貼付済のリングフレーム7を吸着して基板マウント部58に供給するリングフレーム吸着・搬送アーム64が設けられている。
基板マウント部58において、下部チャンバー65内には、円形の基板マウントテーブル66と、この貼付テーブル66の外側に位置する環状のリングフレーム載置テーブル67とが設けられており、この下部チャンバー65の上側では上部チャンバー68が、上部チャンバ支持枠69から下方に延びるシリンダ軸70の下端で支持されて上下動可能に設けられ、この上部チャンバー68と下部チャンバー65とが、シリンダ軸70の作用により互いに接近して開口が閉じた状態で、上部チャンバー68に接続した真空ホースアダプタ71を介して吸引源で上部チャンバー68と下部チャンバー65の間の空間内を真空状態にするようになっている。
基板マウントテーブル66は、スプリング72を介して下部チャンバー65の下側に設けられているシリンダ73と連動しており、該シリンダ73の作用により上下に昇降動を行うようになっており、図1で示すウエハ吸着・搬送ロボット60により基板アライメント領域59より運ばれてきた基板8を、この基板8を上にして吸引等の適宜手段にて吸着保持するようになっている。
リングフレーム載置テーブル67は、図2右側からリングフレーム吸着・搬送アーム64により運ばれてきたリングフレーム7を、適宜手段にて吸着保持する。
この基板マウント部58で基板8が貼り付けられたリングフレーム7は、レール74に沿って基板マウント部58から左側のレール75の位置までの間を移動し、シリンダ76の作用で上下に昇降動し吸着パッド77によりリングフレーム7を吸着し、かつ、反転モータ78の駆動によりリングフレーム7を反転させるリングフレーム反転アーム79により、基板マウント部58からレール75上まで反転して移送され、更に、レール80に沿って移動するリングフレーム押し込みアーム81によりレール75上を図1で示す貼付完了品収納部82まで押し込められて収納される。
なお、図3中83は、巻き取りリール34を駆動する巻き取りモータである。
貼付完了品収納部に収納された基板マウント済のリングフレームは、ダイシング工程等の次工程に送られる。
次に、図14(a)乃至(d)で示したプリカット方式の粘着テープを貼り付ける粘着テープ貼付部18での作動の詳細について図4乃至図10に基づいて説明する。
複数のプリカット粘着テープ1が一定間隔で並んで接着された状態の離型フィルム2は、複数の駆動ローラ35及び従動ローラ36に挟まれて駆動ローラ35の駆動及び巻き取りリール34の巻き取りモータ83の駆動により走行し、更に複数のガイドローラ37、剥離板38とテープ押さえ39の隙間及び可変ガイドローラ47により一定の走行経路に沿って走行している。
走行経路途中の剥離板38は傾斜角を有して固定枠93に固定されており、離型フィルム2は剥離板38とテープ押さえ39に挟まれて、プリカット粘着テープ1を上面側にして剥離板38の上面に沿って走行し、剥離板38の下方先端部の端辺にて鋭角に折り返されるようになっており、この剥離板38先端折り返し部分付近に、剥離板38に近い方から小径貼付ローラ40と大径貼付ローラ41がシリンダ84、85により固定枠92に対して昇降動自在に配置されている。
剥離板38の先端折り返し部分で、離型フィルム2が走行すると、離型フィルム2上に粘着固定されていたプリカット粘着テープ1は鋭角に折り返された離型フィルム2を離れ、プリカット粘着テープ1の先端部は剥離板38上面の延長線上に突出するようになる。
図5は、上記剥離板38先端部から突出したプリカット粘着テープ1の端部を貼付テーブル22上に固定されたリングフレーム7に貼り付ける状態を示しており、剥離板38先端部付近まで上昇した貼付テーブル22上のリングフレーム7に対し、小径貼付ローラ40及び大径貼付ローラ41がシリンダ84と85の作用により下降し、まず小径貼付ローラ40が離型フィルム2から離れたプリカット粘着テープ1の端部を下方に押し付ける。
小径貼付ローラ40と大径貼付ローラ41とは、図6に示すように、シリンダ84と85によって別々にガイド86に沿って昇降動し、小径貼付ローラ40は、剥離板38先端部で離型フィルム2から離れたプリカット粘着テープ1の先端部を押圧する役目を持ち、大径貼付ローラ41に比較して径と長さが小さく形成されている(例えば大径貼付ローラ41に比較して径が1/2程度、長さが1/3程度)が、プリカット粘着テープ1の先端部を押さえるのに十分なだけの幅を有しており、大径貼付ローラ41はプリカット粘着テープ1全体を押圧する役目を持ち、その全長はプリカット粘着テープ1の長さより大きく形成されている。
プリカット粘着テープ1をリングフレーム7に貼り付ける作用は、離型フィルム2の走行によりプリカット粘着テープ1を剥離板38先端部から剥がすと同時に、剥離板38先端部付近まで上昇していた貼付テーブル22をプリカット粘着テープ1の突出方向に横移動させながら小径貼付ローラ40及び大径貼付ローラ41にてプリカット粘着テープ1を貼付テーブル22上のリングフレーム7上に押圧してゆく。
なお、図7に示すように、貼付テーブル22の上昇及び下降は、第1支持枠24に設けた昇降シリンダ31の作用と第2支持枠32の内側に上下方向に設けたレール90と第1支持枠外側のスライダ91の嵌合により、第2支持枠32が第1支持枠24に対して上下方向に昇降動することにより行われ、貼付テーブル22の横移動は、ボールネジ27の回転による第1支持枠24のレール26に沿った移動によって行われる。
図8は、プリカット粘着テープ1のリングフレーム7への貼付工程の後半段階を上から見たもので、テープ押さえ39の検知孔87の上方に設けられたセンサ88は、次に貼るプリカット粘着テープ1の先端位置を検出して、次の貼付作業に備えるようにするものである。なお、テープ押さえ39は、検知時にテープが浮き上がって検出位置がずれることを防止するものである。
なお、用いられるセンサ88は光学センサやCCDカメラ等が利用でき、プリカット粘着テープの先端を検出しても良いし、プリカット粘着テープ1若しくは離型フィルム2上に適宜なアライメントマーク等を設け上記センサ88で検出するようにしても良い。
次に図9,図10にて、貼付作業の詳細を説明すると、まず、離型フィルム2を剥離板38先端部からプリカット粘着テープ1の端部が突出する程度まで走行させて停止し、位置合わせした後のリングフレーム7を搭載した貼付テーブル22を、二点鎖線で示すこのプリカット粘着テープ1の先端突出部付近まで上昇動させるが、その際、リングフレーム7表面はプリカット粘着テープ1にのみ当接し、剥離板38先端で折り返された離型フィルム2には接触しないようにする(図9(a))。
次に、小径貼付ローラ40と大径貼付ローラ41を下降させ、小径貼付ローラ40がプリカット粘着テープ1先端部をリングフレーム7表面に押圧するようにする(図9(b))。
更に、離型フィルム2を走行させてプリカット粘着テープ1を剥離板38先端部から押し出しながら、貼付テーブル22をプリカット粘着テープ1の突出方向に連動させて横移動させてゆくが、この際、剥離板38先端部から小径貼付ローラ40の押圧部までの距離S2が小さい、即ちプリカット粘着テープ1が支えられていない距離が従来の大径貼付ローラのみの場合より小さいため、プリカット粘着テープ1の貼付位置のずれによる精度を損なうことがなく、また、小径ローラの長さが短いので、押圧部分の剛性不足による貼付不良が生じず、プリカット粘着テープ1の剥がれによる事故が生じない(図9(c))。
更に貼付作業を進行すると、プリカット方式粘着テープが大径貼付ローラにより押圧されるようになるので、この時点で小径貼付ローラを上昇動させて小径貼付ローラでの押圧をやめ(図10(d))、その後は、大径貼付ローラのみで貼付作業を進行する(図10(e))。
次に、粘着テープ貼付部17におけるリングフレーム7への広幅粘着テープ5の貼付工程を図11の工程図を中心として説明する。
まず、貼付テーブル22上に、リングフレーム供給部16より供給されたリングフレーム7を載置した上で吸着等の手段で固定すると共に、広幅粘着テープ5の離型フィルム6を剥離ローラ43により剥離しながら供給し、テンションローラ44の図示左側から二点鎖線で示す右方向への移動により、広幅粘着テープ5の走行経路を若干右上がりとなる略水平の状態に維持しながら張力を加える(図11(a))。
次に、貼り付け位置にリングフレーム5が載置された貼付テーブル22がテープ走行経路位置まで上昇し(図11(b))、続いて貼付ローラ48が貼り付け位置に進行して粘着テープ5上からリングフレーム7側へ押圧し、粘着テープ5をリングフレーム7へ貼り付ける(図11(c))。
更に、貼付ローラ48は粘着テープ5をリングフレーム5に押し付けながら右方向へ移動し、リングフレーム7上面全体に粘着テープ5を押し付けて接着する(図11(d))。
貼り付け工程後、貼付ローラ48が初期位置に後退動する。続いてカッターユニット49の回転アーム54が下降し、カッター刃55と押さえローラ56の回転により粘着テープはリングフレーム5に沿って円形に切り取られ押し付けられる(図11(e))。
次に、基板マウント部58における、粘着テープ貼付済リングフレームへの基板の貼付工程の詳細について図12、図13の工程図を中心として説明する。
基板供給部57にある保護テープ10付き基板8を、ウエハ吸着・搬送ロボット60で取り出し、先ず、基板アライメント領域59の吸着回転テーブル89上に載置して吸着固定し(図1の二点鎖線で示す)、回転させつつ適宜検出装置により基板8オリフラの位置を検出しつつ基板8の位置決めをした後、同じくウエハ吸着・搬送ロボット60で、基板8を保護テープ10が下になるよう基板マウント部58へ吸着搬送し、基板マウントテーブル66上に載置する(図12(a))。
次に、基板マウントテーブル66上の基板8を吸着固定しつつシリンダ73の作用により基板マウントテーブル66を下降させ、更に、リングフレーム吸着・搬送アーム64で、粘着テープ貼付位置18にある粘着テープ貼付済のリングフレーム7をリングフレーム載置テーブル67の上に載置して、基板6の上側に粘着テープを臨ませる(図12(b))。
次に、リングフレーム載置テーブル67上のリングフレーム7を吸着等の適宜手段で固定し、上部チャンバー68をシリンダ軸70の作用で下降させて下部チャンバー65と共に基板マウント部58を密閉し、更に、真空ホースアダプタ71を介して内部の空気を抜いて内部を真空減圧させる(図12(c))。
真空減圧下で、シリンダ73の作用により基板マウントテーブル66を上昇動させることにより、リングフレーム7の粘着テープを基板8上面に密着させる(図13(d))。
粘着テープを基板8に密着させた後、真空ホースアダプタ71から空気を導入して内部の減圧を解くことにより、粘着テープと基板8の密着面に大気圧を加え、粘着テープと基板8を接着する(図13(e))。
次に、基板マウントテーブル66上の基板8の吸着を解いて基板マウントテーブル66を下降させる動作と、上部チャンバー68を上昇させると共にリングフレーム反転アーム79を基板マウント部58内に進入させてリングフレーム7を吸着する動作を行い、リングフレーム7を基板マウント部58から取り出す(図13(f))。
この発明の装置の平面図 図1のA−A矢視図 図1のB−B矢視図 プリカット方式粘着テープ貼付要部拡大図 プリカット方式粘着テープ貼付要部一部拡大図 プリカット方式粘着テープ貼付ローラ右側側面図 図1のC−C矢視図 プリカット方式粘着テープ貼付部平面説明図 (a)乃至(c)はプリカット方式粘着テープ貼付工程図 (d)乃至(e)はプリカット方式粘着テープ貼付工程図 (a)乃至(e)は広幅ロール方式粘着テープ貼付工程図 (a)乃至(c)はリングフレームへの基板マウント工程図 (d)乃至(f)はリングフレームへの基板マウント工程図 (a)乃至(d)はプリカット方式粘着テープの一例を示す斜視図 (e)及び(f)は広幅ロール方式粘着テープの一例を示す斜視図 粘着テープ貼付済リングフレームの平面図 (a)は粘着テープ貼付済リングフレームの断面図、(b)及び(c)は粘着テープ貼付済リングフレームに基板を接着した状態の断面図 従来のプリカット方式粘着テープの貼付工程図 従来の幅広ロール方式粘着テープの貼付工程図 従来のプリカット方式粘着テープの貼付ミスの例を示す正面図
符号の説明
1 プリカット粘着テープ
2 離型フィルム
3 ダイボンドテープ
4 リリースフィルム
5 広幅粘着テープ
6 離型フィルム
7 リングフレーム
8 基板
9 切り欠き
10 保護テープ
11 貼付テーブル
12 剥離板
13 貼付ローラ
14 カッター刃
15 機台
16 リングフレーム供給部
17,18 粘着テープ貼付部
19 レール
20 シリンダ
21 吸着パッド
22 貼付テーブル
23 リングフレーム吸着・搬送アーム
24 第1支持枠
25 スライダ
26 レール
27 ボールネジ
28 ナット部材
29 ボールネジ駆動モータ
30 ベルト
31 昇降シリンダ
32 第2支持枠
33 プリカット方式粘着テープ供給リール
34 巻き取りリール
35 駆動ローラ
36 従動ローラ
37 ガイドローラ
38 剥離板
39 テープ押さえ
40 小径貼付ローラ
41 大径貼付ローラ
42 広幅ロール方式粘着テープ供給リール
43 剥離ローラ
44 テンションローラ
45 離型フィルム巻き取りリール
46 スライド機構
47 可変ガイドローラ
48 貼付ローラ
49 カッターユニット
50 シリンダ
51 固定枠
52 レール
53 回転モータ
54 回転アーム
55 カッター刃
56 押さえローラ
57 基板供給部
58 基板マウント部
59 基板アライメント領域
60 ウエハ吸着・搬送ロボット
61 レール
62 シリンダ
63 吸着パッド
64 リングフレーム吸着・搬送アーム
65 下部チャンバー
66 基板マウントテーブル
67 リングフレーム載置テーブル
68 上部チャンバー
69 上部チャンバー支持枠
70 シリンダ軸
71 真空ホースアダプタ
72 スプリング
73 シリンダ
74 レール
75 レール
76 シリンダ
77 吸着パッド
78 反転モータ
79 リングフレーム反転アーム
80 レール
81 リングフレーム押し込みアーム
82 貼付完了品収納部
83 巻き取りモータ
84,85 シリンダ
86 ガイド
87 検出孔
88 センサ
89 吸着回転テーブル
90 レール
91 スライダ
92 固定枠
93 固定枠

Claims (4)

  1. リングフレームの外形形状に予めカットされたプリカット粘着テープを所定間隔で複数貼り付けた広幅のフィルムを一方向に走行させ、その走行路の途中で広幅フィルムを剥離板で鋭角に折り返すことにより広幅フィルムからプリカット粘着テープを剥離して粘着面を露出させ、貼付ローラでこの粘着テープの粘着面をリングフレームに押圧しながら貼り付けるリングフレームへの粘着テープの貼り付け方法において、
    剥離板によりフィルムから剥離したプリカット粘着テープの先端部を小径ローラでリングフレームに押圧し、続いて大径ローラでリングフレーム全体にわたって押圧して貼り付けることを特徴とするリングフレームへの粘着テープ貼り付け方法。
  2. リングフレームの外形形状に予めカットされたプリカット粘着テープを所定間隔で複数貼り付けた広幅フィルムを一方向に走行させる機構と、広幅テープの走行路の途中でテープを鋭角に折り返す剥離板と、この折り返し部分でフィルムから剥離して突出したプリカット粘着テープの粘着面をリングフレームに押圧する貼付ローラとからなるリングフレームへの粘着テープの貼り付け装置において、
    剥離板の広幅フィルムの折り返し部分に近い方から小径貼付ローラと、粘着テープ全幅をリングフレーム全体にわたって押圧する大径貼付ローラとを配置したことを特徴とするリングフレームへの粘着テープ貼り付け装置。
  3. 上記請求項2に記載のリングフレームへの粘着テープ貼り付け装置において、上記広幅フィルムの走行経路の延長線上に、広幅ロール方式の粘着テープ供給リールと、広幅の粘着テープをリングフレームに押圧する貼付ローラと、リングフレームに貼り付いた広幅粘着テープをリングフレーム形状に切断するカッター装置とを配置し、リングフレーム貼り付けテーブルは、プリカット粘着テープ貼り付け位置と広幅粘着テープ貼り付け位置とを移動自在とし、プリカット粘着テープを剥がした後のフィルムと、カッター装置での切断後の広幅粘着テープとの巻き取りを同じリールで共用したことを特徴とする請求項2記載のリングフレームへの粘着テープ貼り付け装置。
  4. 上面に基板を適宜手段で固定可能で適宜昇降手段により昇降自在で昇降手段との間に緩衝材を設けた基板マウントテーブルと、この基板マウントテーブルを取り囲むように設けられたリングフレーム載置テーブルと、上記請求項2又は3に記載のリングフレームへの粘着テープ貼り付け装置によって粘着テープを貼付済のリングフレームを上記リングフレーム載置テーブルに移送する適宜手段と、これら基板マウントテーブルとリングフレーム載置テーブルを内部に密閉し真空減圧可能なチャンバーからなり、チャンバーを真空減圧下で、前記リングフレーム載置テーブルに粘着テープの粘着面を下にして載置した状態で、基板を載置した状態の基板マウントテーブルを上昇動させることにより、粘着テープに基板を貼り付けるようにしたことを特徴とするリングフレームへの基板マウント装置。
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