JP5872907B2 - シート製造装置及びシート製造方法、並びに、シート貼付装置及びシート貼付方法 - Google Patents

シート製造装置及びシート製造方法、並びに、シート貼付装置及びシート貼付方法 Download PDF

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本発明は、一方向に延出可能な剥離シートと当該剥離シートの一方の面に積層された接着体を有する少なくとも2層構造の原反から接着シートを形成するシート製造装置及びシート製造方法、並びに、前記接着シートを被着体に貼付するシート貼付装置及びシート貼付方法に関する。
従来、上記種のシート貼付装置は例えば特許文献1で知られている。このものでは、剥離シートの一方の面に、予め所定形状に切断された接着シートが所定間隔で仮着された原反を繰り出す繰出しローラと、繰出しローラから繰り出された原反を折り曲げて剥離シートから接着シートを剥離する剥離板と、剥離された接着シートを被着体に押圧して貼付する押圧手段と、剥離シートを巻き取る巻取りローラとを備えている。
また、幅が被着体の外縁からはみ出す大きさであって一方の面に接着剤層を有する帯状シートの他方の面に剥離シートが仮着されたものを原反とし、繰出しローラから当該原反を繰り出し、帯状シートに所定形状の切込みを形成し、当該帯状シートを切込み内側の接着シートと切込み外側の不要接着シートとに分断し、その後、この原反を折り曲げて剥離シートと接着シートとを互いに剥離しながら被着体に接着シートを貼付し、当該不要接着シートを剥離シートと共に巻き取るものも知られている(例えば、特許文献2参照)。ここで、接着シートと剥離シートとを互いに剥離する場合、上記特許文献1を適用して剥離板により原反を折り曲げることで接着シートを剥離することが考えられる。
然しながら、帯状シートが、特に感熱性接着シートのように脆弱なものである場合に、剥離板で折り曲げると、粉塵が発生して周辺環境を汚染することがある。つまり、剥離板で不要接着シートが折り曲げられると、当該不要接着シートが微細にひび割れ、この微細な不要接着シート片が粉塵となる場合がある。
特開2007−158037号公報 特開2007−317886号公報
本発明は、不要接着シートを折り曲げて当該不要接着シートを除去する場合に、粉塵の発生を効果的に抑制することができるシート製造装置及びシート製造方法、並びに、シート貼付装置及びシート貼付方法を提供することをその課題としている。
上記課題を解決するために、一方向に延出可能な剥離シートと当該剥離シートの一方の面に積層された接着体を有する少なくとも2層構造の原反から接着シートを形成する本発明のシート製造装置は、前記原反を繰り出す繰出手段と、前記接着体に所定形状の切込みを形成することで、当該切込みの内側に接着シートを形成すると共に、当該切込みの外側に不要接着シートを形成する切断手段と、前記接着シートと不要接着シートとを相対移動させることで、前記剥離シート上に接着シートを残して前記不要接着シートからなる剥離対象物を剥離する移動手段とを備え、前記剥離対象物を折り曲げる折り曲げ手段を更に含み、当該折り曲げ手段による剥離対象物の折り曲げと同時または折り曲げ前に、前記不要接着シートを加熱可能な加熱手段を有することを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、一方向に延出可能な剥離シートと当該剥離シートの一方の面に積層された接着体を有する少なくとも2層構造の原反から接着シートを形成する本発明のシート製造方法は、前記原反を繰り出す工程と、前記接着体に所定形状の切込みを形成することで、当該切込みの内側に接着シートを形成すると共に、当該切込みの外側に不要接着シートを形成する工程と、 前記接着シートと不要接着シートとを相対移動させることで、前記剥離シート上に接着シートを残して前記不要接着シートからなる剥離対象物を剥離する工程とを備え、前記剥離対象物を折り曲げる折り曲げ工程を更に含み、当該折り曲げ工程における剥離対象物の折り曲げと同時または折り曲げ前に、前記不要接着シートを加熱する工程を有することを特徴とする。
更に、上記課題を解決するために、一方向に延出可能な剥離シートと当該剥離シートの一方の面に積層された接着体を有する少なくとも2層構造の原反から接着シートを形成し、当該接着シートを被着体に貼付する本発明のシート貼付装置は、前記原反を繰り出す繰出手段と、前記剥離シート側から押圧して前記原反を被着体に貼付する押圧手段と、前記被着体に貼付された原反を貫通する所定形状の切込みを形成することで、当該切込みの内側であって前記接着体及び剥離シートに、接着シート及び内側不要シートを形成すると共に、当該切込みの外側であって前記接着体及び剥離シートに、不要接着シート及び外側不要シートを形成する切断手段と、前記内側不要シートと前記外側不要シートとを繋ぐ繋ぎシートを貼付する繋ぎシート貼付手段と、前記被着体と繋ぎシートとを相対移動させることで、前記被着体上に接着シートを残して前記不要接着シート、内側不要シート及び外側不要シートからなる剥離対象物を剥離する移動手段とを備え、前記剥離対象物を折り曲げる折り曲げ手段を更に含み、当該折り曲げ手段による剥離対象物の折り曲げと同時または折り曲げ前に、前記不要接着シートを加熱して当該不要接着シートを軟化させた状態で前記折り曲げ手段を通過させる加熱手段を有することを特徴とする。
本発明において、前記加熱手段は、前記剥離対象物の剥離の進行に伴って変動する不要接着シートの幅に対応して、当該不要接着シートに対する加熱領域を変更可能な加熱領域変更手段を備える構成を採用することができ、また、前記接着シートが加熱されることを防止する加熱防止手段を更に備える構成を採用することができる。
更に、上記課題を解決するために、一方向に延出可能な剥離シートと当該剥離シートの一方の面に積層された接着体を有する少なくとも2層構造の原反から接着シートを形成し、当該接着シートを被着体に貼付する本発明のシート貼付方法は、前記原反を繰り出す工程と、前記剥離シート側から押圧して前記原反を被着体に貼付する工程と、前記被着体に貼付された原反を貫通する切込みを形成することで、当該切込みの内側であって前記接着体及び剥離シートに、接着シート及び内側不要シートを形成するとともに、当該切込みの外側であって前記接着体及び剥離シートに、不要接着シート及び外側不要シートを形成する工程と、前記内側不要シートと前記外側不要シートとを繋ぐ繋ぎシートを貼付する工程と、前記被着体と繋ぎシートとを相対移動させることで、当該被着体に接着シートを残して前記不要接着シート、内側不要シート及び外側不要シートからなる剥離対象物を剥離する工程とを備え、前記剥離対象物を折り曲げる折り曲げ工程を更に含み、当該折り曲げ工程における剥離対象物の折り曲げと同時または折り曲げ前に、前記不要接着シートを加熱して当該不要接着シートを軟化させた状態で前記折り曲げ工程を実施する工程を有することを特徴とする。
本発明によると、折り曲げ手段による原反の折り曲げと同時または折り曲げ前に、接着シートと分断された不要接着シートが所定温度に加熱される。これにより、不要接着シートは、軟化した状態で折り曲げ手段によって折り曲げられるので、微細にひび割れるようなことがなくなり、当該ひび割れに起因した粉塵の発生を効果的に抑制し、周辺環境を汚染する等の不具合を防止することができる。また、加熱領域変更手段や加熱防止手段を備えていれば、接着シートが必要以上に加熱されることが確実に防止され、接着シートの接着不良が生じるといった不具合は生じない。更に、振動印加手段を備えて当該折り曲げ手段に振動を加えながら剥離対象物を剥離すれば、剥離不良の発生を確実に防止することができる。
本発明の実施形態のシート貼付装置の側面図。 折り曲げ手段での内側不要シートの剥離を説明する斜視図。 剥離板の内部構造を説明する断面図。 (a)〜(c)は、被着体への接着シートの貼付手順を説明する側面図。 (a)〜(c)は、不要接着シートの幅の変化に対応した送風領域の変化を説明する断面図。
以下、図面を参照して、一方向に延出可能な剥離シートRLと当該剥離シートRLの一方の面に積層された接着体AMを有する少なくとも2層構造の原反RSから接着シートASを形成し、当該接着シートASを半導体ウエハ等の略円形の被着体AHに貼付するシート貼付装置SMを例とした実施形態について説明する。なお、本実施形態において基準となる図を挙げることなく、上、下、左、右、といった方向を示した場合は、全て図1を基準としている。また、本実施形態の場合、接着体AMは、単層の感熱接着性の接着シートとする。
図1〜図3を参照して、シート貼付装置SMは、原反RSを繰り出す繰出手段1と、剥離シートRL側から押圧して原反RSを被着体AHに貼付する押圧手段2と、被着体AHに貼付された原反RSを貫通する所定形状の切込みを形成することで、当該切込みの内側であって接着体AM及び剥離シートRLに、接着シートAS及び内側不要シートRLiを形成すると共に、当該切込みの外側であって接着体AM及び剥離シートRLに、不要接着シートUS及び外側不要シートRLoを形成する切断手段3と、内側不要シートRLiと外側不要シートRLoとを繋ぐ繋ぎシートCSを貼付する繋ぎシート貼付手段4と、被着体AHと繋ぎシートCSとを相対移動させることで、当該被着体AH上に接着シートASを残して不要接着シートUS、内側不要シートRLi及び外側不要シートRLoからなる剥離対象物RMを剥離する移動手段5と、剥離対象物RMを折り曲げる折り曲げ手段6と、折り曲げ手段6による剥離対象物RMの折り曲げと同時に不要接着シートUSを加熱可能な加熱手段7と、接着シートASが加熱されることを防止する加熱防止手段8とを備える。
繰出手段1は、原反RSを繰出可能に保持する繰出ローラ11と、繰出ローラ11から繰り出された原反RSを、案内するガイドローラ12a、12b、12cと、ガイドローラ12cの直上に位置し、駆動機器としての回転モータDM1により回転駆動される駆動ローラ13と、駆動ローラ13との間に剥離対象物RMを挟み込むニップローラ14と、回転モータDM2により回転駆動され剥離対象物RMを巻き取る巻取軸15とを備えている。
押圧手段2は、駆動機器としての直動モータLM1のスライダ21に回転可能に支持され、左右方向に移動可能な押圧ローラ22を備えている。
切断手段3は、切断刃31と、この切断刃31を支持するアーム32と、このアーム32を回動させる駆動機器としての回動モータDM3と、回動モータDM3をスライダ33で支持し、切断刃31を上下方向に移動可能とする駆動機器としての直動モータLM2を備える。
繋ぎシート貼付手段4は、基材シートBSの一方の面に接着剤層AD1を有する繋ぎシートCSを繰出可能に支持する繰出ローラ41と、直動モータLM1のスライダ42に回転可能に支持され、左右方向に移動可能とする押圧ローラ43とを備えている。なお、繰出ローラ41は図示しないフレームによってスライダ42に支持されている。
移動手段5は、被着体AHを吸着保持可能に設けられ、駆動機器としての直動モータLM3のスライダ51に支持されて左右方向に移動可能なテーブル52を備えている。テーブル52は、駆動機器としての直動モータLM4によって上部テーブル53を上下方向に移動可能に設けられている。なお、上部テーブル53には、図示しないコイルヒータや赤外線ヒータ等の加熱手段が設けられている。
折り曲げ手段6は、剥離板61と、剥離板61をスライダ62で支持し、当該剥離板61を左斜め下方向に移動可能とする駆動機器としての直動モータLM5と、剥離板61を一定の周期で振動させる振動印加手段であり駆動機器としての超音波振動機63とを備えている。剥離板61は、原反RSの幅より広い幅を有する側面視略三角形状とされ、その内部に空間SPが形成されて左下方の頂部に、剥離板61の幅方向にのびる開口部64が開設されている。また接着シートASから内側不要シートRLiを剥離する際に、超音波振動機63によって剥離板61を振動させて剥離を促進するようになっている。
加熱手段7は、図示しないコイルヒータや赤外線ヒータ等の加熱手段によって所定温度(例えば50℃〜120℃)に加熱された気体を送風可能なポンプやタービン等の温風送風手段71と、温風送風手段71から送風された気体を剥離板61の空間SP内に導く配管72と、剥離対象物RMの剥離の進行に伴って変動する不要接着シートUSの幅に対応して、当該不要接着シートUSに対する加熱領域を変更可能な加熱領域変更手段73とを備えている。加熱領域変更手段73は、空間SPの内部を3分割にすることで、開口部64の図3中上下に温風用開口部64a、64bを形成する仕切り板74、75と、両仕切り板74、75を支持するナット部材76、77と、これらナット部材76、77が螺合され、剥離板61の側面で夫々支承される送りねじ78と、送りねじ78を回動させる駆動機器としての回動モータDM4とを備えている。送りねじ78は軸心方向中央で逆ねじとなっている。
加熱防止手段8は、図示しないフロンやペルチェ等を利用した冷却手段によって所定温度(例えば0℃〜20℃)に冷却された気体を送風可能なポンプやタービン等の冷風送風手段81と、冷風送風手段81から送風された気体を剥離板61の空間SP内に導く配管82とを備えている。なお、加熱防止手段8から送風される気体は、強制的に冷却されることのない気体でもよい。本実施形態の場合、加熱領域変更手段73は、剥離対象物RMの剥離の進行に伴って変動する接着シートASの幅に対応して、当該接着シートASに対する加熱防止領域を変更可能な加熱防止領域変更手段としての機能を果たし、開口部64の図3中上下方向中央に加熱防止用開口部64cを形成する。これにより、回動モータDM4を一方向に回転すると、両仕切り板74、75が互いに近接する方向に移動し、回動モータDM4を他方向に回転すると、両仕切り板74、75が互いに離間する方向に移動する。これにより、温風用開口部64a、64bと加熱防止用開口部64cとの通路幅を変更して開口部64から吹き出す温風または冷風の領域を変化させることができる。温風用の気体及び加熱防止用の気体は、大気でもよいし、混合ガスやアルゴンガスや窒素ガス等の不活性ガス等であって良いよい。
次に、上記実施形態のシート貼付装置SMを用いたシート貼付方法を説明する。
先ず、図1中実線で示すように、原反RSが繰出ローラ11から巻取軸15に繰り出された状態で、直動モータLM4が駆動されて上部テーブル53が下方に下がり、図示しない搬送手段によって被着体AHが上部テーブル53の上面に載置されて保持される。次いで、直動モータLM4が駆動され、上部テーブル53が上方に移動される。このとき原反RSと被着体AHとは接触することのない間隔に保たれる。なお、被着体AHは、上部テーブル53の上面であって、切断刃31の回転中心にその中心が位置するように載置される。
上部テーブル53が上方に移動されたことが検知されると、押圧ローラ22が図1中実線で示す位置から右方に移動され、押圧ローラ22が剥離シートRL側から押圧して原反RSを被着体AHの上表面に貼付する。このとき接着体AMが上部テーブル53に設けられた加熱手段によって所定の温度に加熱されて接着する。そして、押圧ローラ22が被着体AHを超え図4(a)に示す位置に到達すると、切断手段3が図1中実線で示す待機位置から原反RSを貫通する切断位置まで切断刃31を下降し、この状態で回動モータDM3が駆動されアーム32を回動することで、原反RSに被着体AHの輪郭に沿う所定形状の切込みを形成する。この切断により、接着シートAS、内側不要シートRLi、不要接着シートUS及び外側不要シートRLoが形成される。
上記のように切込みが形成された後、切断手段3が初期位置に戻ると、直動モータLM1が駆動され、押圧ローラ43が図1中実線で示す位置から右方に向かって移動され、図4(a)に示すように、押圧ローラ43が、基材シートBS側から押圧して繋ぎシートCSを内側不要シートRLiと外側不要シートRLoとを繋ぐように貼付する。そして、押圧ローラ43が被着体AHを超え図4(a)に示す位置に到達すると、図4(b)に示すように、直動モータLM5が駆動され、剥離板61が左下方に移動され温風送風手段71及び冷風送風手段81が作動され、温風用開口部64a、64bから温風が噴出される。このとき、図4(a)に示すように、仕切り板74、75が配管82の空間SP内の開口部(図3中中央)に位置することで、当該開口部を塞ぐので、加熱防止用開口部64cは形成されない上、冷風送風手段81から送風された気体が空間SP内に送風されることはない。
その後、直動モータLM1及びLM3が駆動され、各押圧ローラ22、43とテーブル52とが同期して左方向に移動されると同時に、回動モータDM1及びDM2も同期して駆動され、剥離対象物RMが巻き取られる。
そして、図4(b)に示すように、切込みの左端が剥離板61の左下端部に到達すると、剥離対象物RMは、剥離板61によって折り曲げられて上方へ導かれるとともに、接着シートASは、被着体AHの上面に貼付された状態で内側不要シートRLiから剥離される。このとき、超音波振動機62を作動させて剥離板61を振動させることで、剥離を促進させることができる。
なお、接着シートASが内側不要シートRLiから剥離されるとき、図5(b)及び図5(c)に示すように、不要接着シートUSの幅は変化する。このように不要接着シートUSの幅が変化するにも関わらず、開口部64全域から温風を送風し続けると接着シートASにも温風が吹き付けられ、当該接着シートASが必要以上に加熱されて強固に接着されてしまう。これを防止するために、回動モータDM4が駆動され、不要接着シートUSの幅に応じて仕切り板74、75が互いに離間する方向に一旦移動され、再度近接するように移動される。このとき、仕切り板74、75が互いに離間する方向に移動されて加熱防止用開口部64cに通じる空間SPが形成され、冷風送風手段81から送風された気体が当該空間SP内に送風されて加熱防止用開口部64cから接着シートASの加熱を防止する気体が吹き付けられることになる。これにより、不要接着シートUSに対応する外側不要シートRLoには温風が、内側不要シートRLiには冷風が夫々吹き付けられる。その後、繋ぎシートCS及び剥離対象物RMが同時に巻取軸15に巻き取られ、図1に示す状態に戻り、以降上記同様の動作が繰り返される。なお、内側不要シートRLiに冷風を吹き付けることで、当該内側不要シートRLiと接着シートASとの接着力を弱め、それらの剥離を容易にさせる効果もある。
以上の実施形態によると、折り曲げ手段6の剥離板61による原反RSの折り曲げと同時に、接着シートASから分断された不要接着シートUSが所定温度に加熱されるため、当該不要シートUSが軟化した状態で不要接着シートUSが折り曲げられることで、当該不要接着シートUSが微細にひび割れることを防止することができる。その結果、粉塵の発生が効果的に抑制され、周辺環境を汚染する等の不具合が生じない。また、接着シートASからの内側不要シートRLiの剥離の進行に伴って、不要接着シートUSの加熱領域と接着シートASの冷却領域とを変更することで、接着シートASが必要以上に加熱されることが確実に防止され、接着シートASの接着不良が生じるといった不具合は生じない。更に、剥離板61を微振動させつつ接着シートASから剥離シートRLを剥離するため、剥離不良の発生を防止することができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、一方向に延出可能な剥離シートRLと当該剥離シートRLの一方の面に積層された接着体AMを有する少なくとも2層構造の原反RSから接着シートASを形成するシート製造装置に適応することもできる。即ち、原反RSを繰り出す繰出手段1と、接着体AMに所定形状の切込みを形成することで、当該切込みの内側に接着シートASを形成すると共に、当該切込みの外側に不要接着シートUSを形成する切断手段3と、接着シートASと不要接着シートUSとを相互移動させることで、剥離シートRL上に接着シートASを残して不要接着シートUSからなる剥離対象物RMを剥離する移動手段5と、剥離対象物RMを折り曲げる折り曲げ手段6と、当該折り曲げ手段6による剥離対象物RMの折り曲げと同時に不要接着シートUSを加熱可能な加熱手段7とでシート製造装置を構成することもできる。この場合、繰出手段1は、前記実施形態とは上下反転させた状態で原反RSを繰り出すように構成すると共に、切断手段3は、剥離シートRLを分断しないように構成し、巻取軸15で不要接着シートUSのみを巻き取るようにすればよい。
また、上記実施形態では、被着体AHに接着体AMを貼付した後、切断手段3で接着シートASと不要接着シートUSとに分断したものを例に説明したが、接着シートASと不要接着シートUSとに分断した後、折り曲げ手段6で原反RSを折り曲げながら接着シートASを被着体AHに貼付し、剥離対象物RMを巻取軸15に巻き取るものにも本発明は適用できる。
また、加熱手段は、剥離板61の頂部に、例えばサーマルヘッド等の加熱プレートを組み付けた構成としてもよい。
また、折り曲げ手段6とは別体で温風を吹き付ける加熱手段を設け、剥離対象物RMの折り曲げ前に不要接着シートUSを加熱するようにしてもよい。
更に、加熱領域変更手段及び加熱防止手段は、空間SPを複数に分割し、分割された空間SP毎に開閉弁を備えた加熱気体供給管及び冷却気体供給管を接続し、この開閉弁を開閉制御して、加熱領域や加熱防止領域を変更するようにしてもよい。
また、振動印加手段は、変心モータや公知のバイブレータ等で構成してもよい。
更に、切り込みの形状は、円形、多角形、楕円形、又はそれらが組み合わさった形状のもの等であってもよい。
また、折り曲げ手段6は、ローラ等で剥離シートRLを折り曲げる構成としてもよい。
更に、接着体AMや接着シートASは、接着剤層単層のものでもよいし、単数又は複数の層からなる基材シートに接着剤層が積層されたものでもよい。
また、接着体AMは、感熱接着性の接着シートであってもよい。
また、被着体AHとしては、半導体ウエハ、ガラス板、鋼板、陶器、木板、半導体基板または樹脂板等、その他の被着体も対象とすることができ、更に、ウエハは、シリコーン半導体ウエハや化合物半導体ウエハであってもよく、被着体が適宜な物品(例えば、段ボールケースや樹脂容器等)であって、接着シートASがラベルであってもよく、被着体AHが半導体ウエハであって、接着シートASが保護シート、ダイアタッチフィルムなどであってもよい。また、接着シートASは、上記に限らず、その他の任意のシート、フィルム、テープ等、任意の用途、形状の接着シート等が適用できる。
更に、上記実施形態における駆動機器は、回動モータ、直動モータ、リニアモータ、単軸ロボット、多関節ロボット等の電動機器、エアシリンダ、油圧シリンダ、ロッドレスシリンダ及びロータリシリンダ等のアクチュエタ等を採用することができる上、それらを直接的又は間接的に組み合せたものを採用することもできる。
AH…被着体、AM…接着体、AS…接着シート、CS…繋ぎシート、RL…剥離シート、RLi…内側不要シート、RLo…外側不要シート、RM…剥離対象物、RS…原反、US…不要接着シート、1…繰出手段、2…押圧手段、3…切断手段、4…繋ぎシート貼付手段、5…移動手段、6…折り曲げ手段、7…加熱手段、73…加熱領域変更手段、8…加熱防止手段。

Claims (2)

  1. 一方向に延出可能な剥離シートと当該剥離シートの一方の面に積層された接着体を有する少なくとも2層構造の原反から接着シートを形成し、当該接着シートを被着体に貼付するシート貼付装置において、
    前記原反を繰り出す繰出手段と、
    前記剥離シート側から押圧して前記原反を被着体に貼付する押圧手段と、
    前記被着体に貼付された原反を貫通する所定形状の切込みを形成することで、当該切込みの内側であって前記接着体及び剥離シートに、接着シート及び内側不要シートを形成すると共に、当該切込みの外側であって前記接着体及び剥離シートに、不要接着シート及び外側不要シートを形成する切断手段と、
    前記内側不要シートと前記外側不要シートとを繋ぐ繋ぎシートを貼付する繋ぎシート貼付手段と、
    前記被着体と繋ぎシートとを相対移動させることで、前記被着体上に接着シートを残して前記不要接着シート、内側不要シート及び外側不要シートからなる剥離対象物を剥離する移動手段とを備え、
    前記剥離対象物を折り曲げる折り曲げ手段を更に含み、当該折り曲げ手段による剥離対象物の折り曲げと同時または折り曲げ前に、前記不要接着シートを加熱して当該不要接着シートを軟化させた状態で前記折り曲げ手段を通過させる加熱手段を有することを特徴とするシート貼付装置。
  2. 一方向に延出可能な剥離シートと当該剥離シートの一方の面に積層された接着体を有する少なくとも2層構造の原反から接着シートを形成し、当該接着シートを被着体に貼付するシート貼付方法において、
    前記原反を繰り出す工程と、
    前記剥離シート側から押圧して前記原反を被着体に貼付する工程と、
    前記被着体に貼付された原反を貫通する切込みを形成することで、当該切込みの内側であって前記接着体及び剥離シートに、接着シート及び内側不要シートを形成するとともに、当該切込みの外側であって前記接着体及び剥離シートに、不要接着シート及び外側不要シートを形成する工程と、
    前記内側不要シートと前記外側不要シートとを繋ぐ繋ぎシートを貼付する工程と、
    前記被着体と繋ぎシートとを相対移動させることで、当該被着体に接着シートを残して前記不要接着シート、内側不要シート及び外側不要シートからなる剥離対象物を剥離する工程とを備え、
    前記剥離対象物を折り曲げる折り曲げ工程を更に含み、当該折り曲げ工程における剥離対象物の折り曲げと同時または折り曲げ前に、前記不要接着シートを加熱して当該不要接着シートを軟化させた状態で前記折り曲げ工程を実施する工程を有することを特徴とするシート貼付方法。
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