JP2020057744A - 不要シート除去装置および不要シート除去方法 - Google Patents
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Abstract
Description
また、剥離不良検知手段を備えれば、不要シートの剥離不良を検知した際に張力緩和動作を行うことができる。
なお、本実施形態におけるX軸、Y軸、Z軸は、それぞれが直交する関係にあり、X軸およびY軸は、所定平面内の軸とし、Z軸は、前記所定平面に直交する軸とする。さらに、本実施形態では、Y軸と平行な図1の手前方向から観た場合を基準とし、方向を示した場合、「上」がZ軸の矢印方向で「下」がその逆方向、「左」がX軸の矢印方向で「右」がその逆方向、「前」がY軸と平行な図1中手前方向で「後」がその逆方向とする。
なお、不要シートUSは、原反RSの延出方向に延びる複数の連続部US1と、当該複数の連続部US1のうち少なくとも2つを繋ぐ渡り部US2とを有している。本実施形態の場合、不要シートUSは、2つの連続部US1と、それら2つの連続部US1を繋ぐ渡り部US2とを有している。
張力緩和手段22は、駆動機器としての回動モータ22Aの図示しない出力軸に支持され、ピンチローラ22Bとで不要シートUSを挟み込む張力付与ローラ22Cを備えている。
先ず、図1(A)中実線で示す初期位置に各部材が配置されたシート貼付装置EA1に対し、当該シート貼付装置EA1の使用者(以下、単に「使用者」という)が原反RSを同図に示すようにセットし、操作パネルやパーソナルコンピュータ等の図示しない操作手段を介して自動運転開始の信号を入力する。すると、繰出手段10および不要シート剥離手段20が回動モータ13A、22Aを駆動し、不要シートUSに所定の張力を付与して当該不要シートUSを剥離シートRLから剥離しつつ、原反RSを繰り出す。
不要シート剥離手段20は、1秒間に9回以下の頻度で張力緩和動作を行うようにしてもよいし、1秒間に11回以上の頻度で張力緩和動作を行うようにしてもよいし、不要シートUSを剥離シートRLから剥離している間において、張力緩和動作を1回だけ行ってもよいし2回以上行ってもよいし、例えば、回動モータ22Aの回転速度を遅くしたり、回動モータ22Aの回転トルクを弱めたり、回動モータ22Aの回転方向を反転したりして不要シートUSに加える張力を緩和させてもよく、張力緩和動作を行う頻度や回数、張力を緩和させる時間、張力緩和動作時において不要シートUSを剥離シートRLから剥離する量や時間、回動モータ22Aの回転速度、回転トルクまたは回転方向を使用者が任意に設定することができるし、剥離不良検知手段30が不要シートUSの剥離不良を検知する前段または、部剥離不良を検知しなくなった後段において、張力緩和動作を行ってもよいし、繰出手段10で原反RSを繰り出す際、常に張力緩和動作を行ってもよいし、不要シートUSに付与される張力を検知可能なロードセルや圧力センサ等の張力検知手段を設け、不要シートUSに付与された張力が所定値に達したこと、所定の値を超えそうになったことまたは、所定の値を超えたこと等を当該張力検知手段が検知した際に、張力緩和動作を行うようにしてもよい。
張力緩和手段は、回動モータ22A、ピンチローラ22Bおよび張力付与ローラ22Cを、不要シートUSの繰出方向上流側に移動させることで張力緩和動作を実現したり、回動モータ13A、ピンチローラ13Bおよび駆動ローラ13を、剥離シートRLの繰出方向上流側に移動させることで張力緩和動作を実現したりしてもよいし、シート貼付装置EA1の場合、剥離板40を、原反RSの繰出方向上流側に移動させることで張力緩和動作を実現してもよい。
不要シート除去装置EAは、シート貼付装置EA1以外に、例えば、帯状の剥離シートRLに所定の間隔を隔てて複数の接着シートが仮着された原反RSであって、不要シートUSのない原反RSを形成する原反製造装置や、接着シートASに所定の印刷や印字を行う印刷機械やプリンタ等、不要シートを除去する必要があるものであればどのようなものに採用されてもよい。
前記実施形態では、原反RSの繰出方向に交差する方向(前後方向)両端部にそれぞれ連続部US1が存在し、それら連続部US1同士を繋ぐ渡り部US2を有する不要シートUSを例示したが、不要シートUSは、例えば、原反RSの両端部にそれぞれ連続部US1が存在するとともに、当該原反RSの中央部に1以上の連続部US1が存在し、それら連続部US1のうち少なくとも2つを繋ぐ渡り部US2を有するものでもよいし、原反RSの両端部のうち何れか一方の端部に連続部US1が存在するとともに、当該原反RSの中央部に1以上の連続部US1が存在し、それら連続部US1のうち少なくとも2つを繋ぐ渡り部US2を有するものでもよいし、原反RSの両端部の何れにも連続部US1が存在せず、且つ、当該原反RSの中央部に複数の連続部US1が存在し、それら連続部US1のうち少なくとも2つを繋ぐ渡り部US2を有するものでもよいし、渡り部US2がなく1本または複数本の連続部US1のみからなるものでもよいし、原反RSにおける接着シートASの前方の端部のみに1本だけ連続部US1を有するものでもよいし、原反RSにおける接着シートASの後方の端部のみに1本だけ連続部US1を有するものでもよいし、原反RSにおける接着シートASの中央部に1本だけ連続部US1を有するものでもよい。
不要シートUSは、剥離シートRLにおける接着シートASが仮着された面に仮着されていてもよいし、剥離シートRLにおける接着シートASが仮着されていない面に仮着されていてもよいし、剥離シートRLにおける接着シートASが仮着された面および、剥離シートRLにおける接着シートASが仮着されていない面の両方に仮着されていてもよいし、剥離シートRLにおける接着シートASが仮着された面に仮着されている場合、接着シートASと重ならないように当該接着シートASに隣接して仮着されていてもよいし、接着シートASと重ならないように当該接着シートASから離れるようにして仮着されていてもよいし、接着シートASと重なるように仮着されていてもよい。
前記実施形態において、ローラ等の回転部材が採用されている場合、当該回転部材を回転駆動させる駆動機器を備えてもよいし、回転部材の表面や回転部材自体をゴムや樹脂等の変形可能な部材で構成してもよいし、回転部材の表面や回転部材自体を変形しない部材で構成してもよいし、ローラの代わりに回転するまたは回転しないシャフトやブレード等の他の部材を採用してもよいし、押圧ローラや押圧ヘッド等の押圧手段や押圧部材といった被押圧物を押圧するものが採用されている場合、上記で例示したものに代えてまたは併用して、ローラ、丸棒、ブレード材、ゴム、樹脂、スポンジ等の部材を採用したり、大気やガス等の気体の吹き付けにより押圧する構成を採用したりしてもよいし、押圧するものをゴムや樹脂等の変形可能な部材で構成してもよいし、変形しない部材で構成してもよいし、剥離板や剥離ローラ等の剥離手段や剥離部材といった被剥離物を剥離するものが採用されている場合、上記で例示したものに代えてまたは併用して、板状部材、丸棒、ローラ等の部材を採用してもよいし、剥離するものをゴムや樹脂等の変形可能な部材で構成してもよいし、変形しない部材で構成してもよいし、支持(保持)手段や支持(保持)部材等の被支持部材(被保持部材)を支持(保持)するものが採用されている場合、メカチャックやチャックシリンダ等の把持手段、クーロン力、接着剤(接着シート、接着テープ)、粘着剤(粘着シート、粘着テープ)、磁力、ベルヌーイ吸着、吸引吸着、駆動機器等で被支持部材を支持(保持)する構成を採用してもよいし、切断手段や切断部材等の被切断部材を切断または、被切断部材に切込や切断線を形成するものが採用されている場合、上記で例示したものに代えてまたは併用して、カッター刃、レーザカッタ、イオンビーム、火力、熱、水圧、電熱線、気体や液体等の吹付け等で切断するものを採用したり、適宜な駆動機器を組み合わせたもので切断するものを移動させて切断するようにしたりしてもよい。
10…繰出手段
20…不要シート剥離手段
22…張力緩和手段
30…剥離不良検知手段
AS…接着シート
PP…剥離基準位置
RL…剥離シート
RS…原反
US…不要シート
US1…連続部
US2…渡り部
Claims (3)
- 複数の接着シートと帯状の不要シートとが帯状の剥離シートに仮着された原反を繰り出す繰出手段と、
前記不要シートに所定の張力を付与し、当該不要シートを前記剥離シートから剥離する不要シート剥離手段とを備え、
前記繰出手段および前記不要シート剥離手段のうち少なくとも一方は、前記不要シートを前記剥離シートから剥離している間において、当該不要シートに付与している前記所定の張力を緩和させる張力緩和動作を行うことが可能な張力緩和手段を備えていることを特徴とする不要シート除去装置。 - 前記不要シート剥離手段によって前記不要シートが前記剥離シートから剥離される所定の位置を剥離基準位置とし、当該剥離基準位置よりも前記原反の繰出方向下流側へ、前記不要シートが前記剥離シートと共に繰り出される前記不要シートの剥離不良を検知する剥離不良検知手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載の不要シート除去装置。
- 複数の接着シートと帯状の不要シートとが帯状の剥離シートに仮着された原反を繰り出す繰出工程と、
前記不要シートに所定の張力を付与し、当該不要シートを前記剥離シートから剥離する不要シート剥離工程とを実施し、
前記繰出工程および前記不要シート剥離工程のうち少なくとも一方では、前記不要シートを前記剥離シートから剥離している間において、当該不要シートに付与している前記所定の張力を緩和させる張力緩和動作を行う張力緩和工程を実施することを特徴とする不要シート除去方法。
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