JP6384212B2 - 内燃機関のブリーザ構造 - Google Patents

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本発明は、ブローバイガスの気液分離を行う内燃機関のブリーザ構造に関し、特に、エンジン内で発生するブローバイガスをエアクリーナ内で気液分離する内燃機関のブリーザ構造に関する。
自動二輪車のエンジンでは、ピストンとシリンダとの隙間から漏れ出たブローバイガスをエンジンの吸気系に還流して再燃焼させることにより大気汚染を防止している。このような還流構造(ブリーザ構造)として、エアクリーナ内に隔壁を設けてブリーザ室を形成したものが提案されている(特許文献1参照)。エアクリーナのブリーザ室は、ブリーザホースを介してエンジンケースに接続されている。エンジン内で発生したブローバイガスは、ブリーザホースを介してエアクリーナのブリーザ室に流入される。そして、ブリーザ室内でブローバイガスが気液分離された後に、クリーンサイドに流入した吸入空気に混合されてエンジンの燃焼室に送られる。
特開2000−145555号公報
ところで、特許文献1のブリーザ構造においては、エアクリーナと一体成型されるリブ(隔壁)によってブリーザ室内の流路が構成される。このリブにより、ブリーザ室内のブローバイガスの流路を形成することができ、エンジン内で発生するブローバイガスの気液分離を実現している。しかしながら、リブをエアクリーナと一体成型する場合、金型形状の都合上、リブを単純な形状にする必要があった。このため、ブローバイガスの気液分離の効果的に行うために流路を複雑にすることが困難であった。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、エンジン内で発生するブローバイガスの気液分離を効果的に行うことができるブリーザ構造を提供することを目的とする。
本発明の内燃機関のブリーザ構造は、内燃機関で発生したブローバイガスをエアクリーナケースのクリーンサイドに還元する内燃機関のブリーザ構造であって、前記エアクリーナケースの前記クリーンサイド内に形成されるブリーザ室と、前記ブリーザ室の開口部を塞ぐと共に、前記ブリーザ室に対して着脱可能に装着されるブリーザキャップとを備え、前記ブリーザキャップは、前記ブリーザ室内に挿入される挿入部を備え、前記挿入部と前記ブリーザ室の内壁とで前記ブローバイガスが流れる流路を形成し、前記エアクリーナケースの前記クリーンサイドには、アウトレットチューブが接続されており、前記ブリーザ室は、前記エアクリーナケースの車体前方であって、前記アウトレットチューブより上方に配置され、前記ブリーザ室の下面は、車体後方から前方に向かって下方に傾斜していることを特徴とする。
この構成によれば、ブローバイガスがブリーザ室内の流路を流れることにより、ブローバイガスの気液分離が促進される。また、エアクリーナケースとブリーザキャップとを別々の構成としたため、エアクリーナケースの金型形状に関係なく、複雑な形状のブリーザキャップを成形することができる。よって、複雑な流路を形成することができ、内燃機関で発生したブローバイガスの気液分離を効果的に行うことが可能になる。また、アウトレットチューブの上方空間にブリーザ室を設けることで、デッドスペースを有効活用することができる。また、ブリーザ室の下面が傾斜していることで、分離されたオイル成分が自重によってエンジン側に戻り易くなる。
また、本発明の内燃機関のブリーザ構造において、前記ブリーザ室は、前記ブローバイガスの吸入口と排出口とを備え、前記挿入部は、前記吸入口と前記排出口とを遮る方向に挿入されることが好ましい。この場合、ブローバイガスの吸入口から排出口までの流路長を、挿入部を迂回させることで長くとることができる。よって、ブローバイガスの気液分離を効果的に行うことが可能になる。
前記挿入部は、前記ブリーザ室の前記開口部と対向する内壁面との間で前記内壁面に沿う流路を形成するように挿入されることが好ましい。この場合、ブローバイガスの流路をブリーザ室の内壁面に沿うように形成することができ、ブローバイガスの気液分離をさらに効果的に行うことが可能になる。
また、本発明の内燃機関のブリーザ構造において、前記ブリーザキャップは、弾性体で形成されることが好ましい。この場合、ブリーザキャップの弾性によってシール性が向上される。
また、本発明の内燃機関のブリーザ構造において、前記ブリーザキャップは、前記ブリーザ室を密閉する蓋部を備えることが好ましい。この場合、ブリーザ室が密閉されることで、気液分離後のオイルがブリーザ室から漏れるのを防止することができる。
また、本発明の内燃機関のブリーザ構造において、前記エアクリーナケースは、前記クリーンサイドとダーティサイドとの境界で分割可能に構成されており、前記ブリーザキャップが前記ブリーザ室に挿入されたとき、前記蓋部は、前記エアクリーナケースの合わせ面と同一平面上に位置することが好ましい。この場合、エアクリーナのクリーンサイドとダーティサイドとを連結するだけでブリーザキャップが固定される。このため、ブリーザキャップの脱落が防止されると共に、ブリーザキャップを溶着やネジ等で固定する必要がなくなる。
また、本発明の内燃機関のブリーザ構造において、前記ブリーザ室は、前記ブリーザキャップの挿入を案内するガイド部を備えることが好ましい。この場合、ブリーザキャップをガイド部に沿って挿入することで組立性が向上される。また、ブリーザキャップがガイド部に沿うことで、ブリーザキャップ自体の変形が抑えられ、ブリーザ室内の流路が一定の形状で保たれる。よって、安定的にブローバイガスの気液分離を行うことが可能になる。
本発明によれば、エアクリーナケースとブリーザキャップとを別々の構成として、ブリーザキャップの形状に自由度を持たせたことにより、ブローバイガスを効果的に気液分離することができる。
本実施の形態に係る自動二輪車のエンジン周辺の概略構成を示す上面図である。 本実施の形態に係るエアクリーナの側面図である。 図2のエアクリーナから左側ケースを取り外した図である。 図3のエアクリーナからフィルタ取付プレートを取り外した図である。 本実施の形態に係るブリーザキャップをブリーザ室に挿入するときの斜視図である。 本実施の形態に係るブリーザ室の拡大図である。 本実施の形態に係るブリーザキャップを先端側から見たときの斜視図である。 本実施の形態に係るブリーザキャップを基端側から見たときの斜視図である。 本実施の形態に係るブリーザ室にブリーザキャップが取り付けられたときの拡大図である。 本実施の形態に係るブリーザ室内を流れるブローバイガスの流路を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。なお、以下においては、本発明に係る内燃機関を自動二輪車のエンジンに適用した例について説明するが、適用対象はこれに限定されることなく変更可能である。例えば、本発明に係る内燃機関を、他のタイプの自動二輪車や、バギータイプの自動三輪車、自動四輪車などに適用してもよい。また、本実施の形態に係る内燃機関のブリーザ構造(還流構造)は、内燃機関及びエアクリーナを備える構成であればよく、例えば、船外機にも適用可能である。また、方向について、車体前方を矢印FR、車体後方を矢印RE、車体左側を矢印L、車体右側を矢印Rでそれぞれ示す。また、以下の各図では、説明の便宜上、一部の構成を省略している。
図1を参照して、本実施の形態に係る自動二輪車の一部の概略構成について説明する。図1は、本実施の形態に係る自動二輪車のエンジン周辺の概略構成を示す上面図である。
図1に示すように、エンジン1は、シリンダブロックやシリンダヘッドで構成されるエンジンケース10内にピストン(不図示)等の構成部品を収容し、エンジンケース10の前端にシリンダヘッドカバー11を取り付けて構成される。エンジンケース10の後方には、クランクシャフト(不図示)を収容するクランクケース12が取り付けられている。クランクケース12の右側には、エンジン1を冷却するクーリングファン(不図示)を覆うクーリングファンカバー13が取り付けられている。クランクケース12の左側には、後方に向かって延びる変速機ケース14が取り付けられている。変速機ケース14内には、クランクシャフトの回転を後輪15に伝達するためのドライブベルトや変速機構(いずれも不図示)が収容されている。
変速機ケース14の前端には、ドライブベルトを冷却するためのベルトクーリングダクト16が設けられている。また、変速機ケース14の後端には、後輪15が回転可能に取り付けられる。エンジンケース10(シリンダヘッド)には、エンジン1内に空気を取り込むインテークパイプ17を介してスロットルボディ18が取り付けられている。スロットルボディ18は、エンジン1内への吸気量を調整する。また、スロットルボディ18には、アウトレットチューブ19を介してエアクリーナ3が取り付けられている。図1においては、エアクリーナ3が変速機ケース14の上方に設けられている。また、アウトレットチューブ19には、吸気音を低減するためのレゾネータ20が設けられている。
エアクリーナ3は、前後に延びる箱型に形成されたエアクリーナケース30を有している。エアクリーナケース30は、左側ケース31と右側ケース32とに分割可能に構成されている。詳細は後述するが、左側ケース31と右側ケース32との合わせ面には、フィルタ35(図3参照)が設けられている。左側ケース31にはインレットチューブ21が接続されている。左側ケース31によって形成される空間は、ダーティサイドを構成する。一方、右側ケース32にはアウトレットチューブ19が接続されている。右側ケース32によって形成される内部空間は、クリーンサイドを構成する。インレットチューブ21内に流入する外気は、エアクリーナ3内のダーティサイドからフィルタ35を通過してクリーンサイドに流れ込むことによって濾過される。
また、シリンダヘッドカバー11とエアクリーナ3との間には、シリンダヘッドカバー11からエアクリーナ3の右側ケース32の前端に向かって延びるブリーザホース22が接続されている。ブリーザホース22は、エンジン1内で発生したブローバイガスをエアクリーナ3に送り込む。詳細は後述するが、エアクリーナ3内には、ブローバイガスを気液分離するブリーザ室4(図4参照)が設けられており、ブリーザ室4で分離されたブローバイガスは、アウトレットチューブ19を介して再びエンジン1内に取り込まれる。
このように構成されるエンジン1においては、インレットチューブ21から流入した外気がエアクリーナ3で濾過された後、スロットルボディ18によって外気の吸気量が調整される。そして、外気は、燃料噴射装置(不図示)にて燃料と混合された後、エンジンケース10内の燃焼室(不図示)に送り込まれる。エンジンケース10内で燃焼後の排気ガスは、エンジンケース10に接続されるエキゾーストパイプ及びマフラ(いずれも不図示)を通って外に排出される。
エンジンケース10内では、燃料と外気とが混合された混合気の燃焼によってピストン(不図示)が往復動され、クランクケース12内のクランクシャフトに動力が伝達される。このとき、ピストンとシリンダ(不図示)との隙間から漏れ出たブローバイガスは、ブリーザホース22を通ってエアクリーナ3のクリーンサイドに送られる。そして、ブローバイガスは、エアクリーナ3内のブリーザ室4(図5参照)において、気液分離される。気液分離されたブローバイガスは、エアクリーナ3のクリーンサイドにおいて、新たに取り込まれた吸入空気と混合される。このように、エアクリーナ3のブリーザ構造では、ブローバイガスがクリーンサイドにおいて吸入空気に混合されてエンジン1内で再燃焼される。
次に、図2から図5を参照して、本実施の形態に係るブリーザ構造が適用されるエアクリーナの構成について説明する。図2は、本実施の形態に係るエアクリーナの側面図である。図3は、図2のエアクリーナから左側ケースを取り外した図である。図4は、図3のエアクリーナからフィルタ取付プレートを取り外した図である。図5は、本実施の形態に係るブリーザキャップをブリーザ室に挿入するときの斜視図である。
図2から図5に示すように、エアクリーナ3は、合成樹脂によって成形されており、右側が開放された左側ケース31に対して、左側が開放された右側ケース32を取り付けて構成される。左側ケース31及び右側ケース32は、互いの合わせ面を合わせた状態で、外形に沿って固定ネジ33で複数箇所(本実施の形態においては8箇所)をネジ止めすることにより固定される。左側ケース31と右側ケース32との境界部分には、エアクリーナ3の内部空間を左右に仕切るように、フィルタ取付プレート34が取り付けられる(図3参照)。
フィルタ取付プレート34の前後方向の略中央から後方部分には、側面視矩形状のフィルタ35が着脱可能に取り付けられている。フィルタ35は、例えば、目の細かい濾紙を蛇腹状に折りたたんだ乾式タイプのフィルタで構成される。なお、フィルタ35はこの構成に限定されず、スポンジにオイルを染み込ませた湿式タイプのフィルタで構成されてもよい。
フィルタ取付プレート34は、左側ケース31及び右側ケース32の開口形状に沿った外形を有している。また、フィルタ取付プレート34の両面には、フィルタ取付プレート34の外周に沿って厚み方向に突出する環状の凸部34aがそれぞれの面に形成されている。また、左側ケース31及び右側ケース32には、それぞれの合わせ面の外周に沿って、フィルタ取付プレート34の凸部34aが嵌まり込む環状の凹部32a(図4においては、右側ケース32の凹部32aのみ図示する)が形成されている。
左側ケース31と右側ケース32との間にフィルタ取付プレート34を挟み込んだ状態で、左側ケース31と右側ケース32とをネジ止め固定することによりエアクリーナ3が組み立てられ、エアクリーナ3内に密閉された左右2つの内部空間が形成される。上述したように、エアクリーナ3の左側空間がダーティサイドを構成し、右側空間がクリーンサイドを構成する。ここで、ダーティサイドとは、フィルタ35を通過する前の外気が流れる空間を示し、クリーンサイドとは、フィルタ35を通過して浄化された後の外気が流れる空間を示している。
左側ケース31及びフィルタ取付プレート34を取り外した状態において(図4参照)、右側ケース32の前方にアウトレットチューブ19が接続されている。アウトレットチューブ19は、右側ケース32を貫通し、右側ケース32内(クリーンサイド内)において、中央のフィルタ35(図3参照)に向かって延びている。また、図4及び図5に示すように、右側ケース32の前端において、アウトレットチューブ19の上方には、本実施の形態に係るブリーザ構造を構成するブリーザ室4が形成されている。すなわち、右側ケース32の前端側上方にブリーザ室4が形成されているのに対し、アウトレットチューブ19は、右側ケース32の前端側下方に貫通して取り付けられている。この場合、右側ケース32内に貫通したアウトレットチューブ19の上方空間は、デッドスペースとなっている。このため、このデッドスペースにブリーザ室4を設けたことで、デッドスペースを有効活用することができる。
ブリーザ室4は、側面視略矩形状に形成され、後方から前方に向かって下方に傾斜している。また、ブリーザ室4は、左側が開口されており、その開口部分を塞ぐようにブリーザキャップ5が着脱可能に装着される。詳細は後述するが、ブリーザ室4にブリーザキャップ5が挿入されることにより、ブリーザ室4内に、ブローバイガスを気液分離するための迷路構造の流路45(図10参照)が形成される。なお、ここで示す迷路構造とは、ブリーザ室4の吸入口42(図6参照)から排出口44(図9、10参照)まで連通する流路を迂回させるような流路を全て含むものとする。
また、図4に示すように、ブリーザ室4(右側ケース32)の前端(後述する吸入口42(図6参照))には、シリンダヘッドカバー11(図1参照)から延びるブリーザホース22が接続されている。エンジン1(図1参照)で発生したブローバイガスは、ブリーザホース22を通じてブリーザ室4に流入した後、ブリーザ室4内の流路45によって気液分離される。気液分離されたブローバイガスは、ブリーザ室4の後端側の出口(後述する排出口44(図9参照))からクリーンサイド内に流入し、新たに取り込まれた吸入空気と混合される。吸入空気と混合されたブローバイガスは、アウトレットチューブ19を通じて再びエンジン1内に取り込まれる。ブローバイガスを気液分離するブリーザ構造については、後述する。
次に、図6から図10を参照して、本実施の形態に係るエアクリーナのブリーザ構造を構成するブリーザキャップ及びブリーザ室について詳細に説明する。図6は、本実施の形態に係るブリーザ室の拡大図である。図7は、本実施の形態に係るブリーザキャップを先端側から見たときの斜視図である。図8は、本実施の形態に係るブリーザキャップを基端側から見たときの斜視図である。図9は、本実施の形態に係るブリーザ室にブリーザキャップが取り付けられたときの拡大図である。図10は、本実施の形態に係るブリーザ室内を流れるブローバイガスの流路を示す図である。なお、図10においては、説明の便宜上、右側ケース(ブリーザ室)を二点鎖線で示している。
先ず、ブリーザ室4について説明する。図6に示すように、右側ケース32の前端部上方には、右側ケース32の開口端側に側面視矩形状の開口部46が形成されたブリーザ室4が形成されている。ブリーザ室4は、右側ケース32の内壁から開口端側(フィルタ取付プレート34側)に突出した隔壁部40により外周壁が構成されている。具体的には、前後上下の4つの隔壁が(前隔壁40a、下隔壁40b、後隔壁40c、上隔壁40dがこの順番に)連なることにより、右側ケース32の前後方向に長い側面視略矩形状のブリーザ室4が形成される。また、ブリーザ室4の下隔壁40bは、後方から前方に向かって下方に傾斜するように形成されている。これにより、ブリーザ室4内で分離されたブローバイガス中のオイル成分が自重によってブリーザホース22(図4参照)側に移動し易くなっている。
前隔壁40aの開口端側には、エンジン1(図1参照)内で発生するブローバイガスの吸入口42が形成されている。吸入口42は、ブリーザホース22(図4参照)に接続される。一方、後隔壁40cの開口側には、切欠き43が形成されている。この切欠き43は、後述するブリーザキャップ5がブリーザ室4に挿入されて開口部46が塞がれることにより、ブローバイガスの排出口44を形成する(図9参照)。この排出口44は、クリーンサイドに連通される。
また、4つの隔壁で囲まれたブリーザ室4の内部空間には、吸入口42側の空間(前室41a)と排出口44(切欠き43)側の空間(後室41b)とに分けるように内隔壁41が形成されている。内隔壁41は、上隔壁40dの前後方向略中間位置から下隔壁40b側に向かって下隔壁40bの近傍まで突出している。内隔壁41の下端と下隔壁40bとの間に形成される隙間によって、前室41aと後室41bとが連通される。内隔壁41は、右側ケース32の開口端側から内壁側に向かって前後方向の厚みが大きくなるように傾斜している。この内隔壁41は、ブリーザキャップ5の溝部52(図7参照)に嵌まり込み、ブリーザ室4に対するブリーザキャップ5の挿入を案内するガイド部として機能する。
次に、ブリーザキャップについて説明する。図7及び図8に示すように、ブリーザキャップ5は、例えば、ゴムなどの弾性体で形成され、ブリーザ室4(図6参照)の開口部46を塞ぐ板状の蓋部50と、蓋部50の一方の面から突出する突起部51とによって略T字状に形成される。このブリーザキャップ5は、突起部51がブリーザ室4の内部空間に挿入され、蓋部50がブリーザ室4の開口部46(図6参照)を塞ぐように、ブリーザ室4に取付けられる。このように、突起部51は、ブリーザ室4内に挿入される挿入部を構成する。蓋部50は、ブリーザ室4の開口部46の形状と相補形状に形成されており、突起部51の基端側から見て前後方向に長い側面視略矩形状を有している。これにより、ブリーザ室4の開口部46が塞がれ、後述するオイル成分が開口部46から漏れるのを防ぐことができる。
突起部51は、ブリーザ室4内への挿入方向に延びるように形成されている。蓋部50の上下方向に対する突起部51の高さは、ブリーザ室4の上下方向の高さと略同一の高さを有している。また、蓋部50の長手方向に対する突起部51の幅は、ブリーザ室4の長手方向(前後方向)に幅より小さい幅を有している。また、蓋部50及び突起部51の上面中央には、ブリーザ室4の内隔壁41(図6参照)と相補形状の溝部52が形成されている。すなわち、溝部52は、突起部51の延在方向に延びると共に、ブリーザ室4の開口部46側に比べて内壁側(突起部51の先端側)が幅広になるように傾斜している。この溝部52に、ブリーザ室4の内隔壁41が嵌まり込むことで、ブリーザキャップ5がブリーザ室4内で固定される。
また、突起部51は溝部52により、二又に分けられている。突起部51の先端部分において、溝部52によって二又に分けられた突起部51の下半部は、切り欠かれている。これにより、突起部51の先端には、下半部に突起部51の突出方向に窪んだ段部53が形成される一方、上半部に一対の突出部54が形成される。詳細は後述するが、一対の突出部54がブリーザ室4の内壁面4a(図10参照)に当接し、段部53と内壁面4aとの隙間によってブリーザ室4の前室41aと後室41bとを連通する連通路41cが形成される(図10参照)。
そして、図9に示すように、ブリーザキャップ5を挿入する際には、ガイド部としての内隔壁41にブリーザキャップ5の溝部52(図7参照)を嵌め込んで、内隔壁41に沿って蓋部50を押し込んでいく。ブリーザ室4にブリーザキャップ5を奥まで挿入すると、蓋部50によってブリーザ室4の開口部46が塞がれて、蓋部50と切欠き43とによってブローバイガスの排出口44が形成される。ブリーザ室4の開口部46が蓋部50によって塞がれることにより、ブローバイガスが気液分離された後のオイル成分が、ブリーザ室4から漏れるのを防止することができる。さらに、ブリーザキャップ5が弾性を有していることにより、ブリーザ室4のシール性が向上される。
また、ブリーザ室4にブリーザキャップ5が奥まで挿入されたとき、蓋部50の表面と右側ケース32の合わせ面とが同一平面上に位置付けられる。このため、フィルタ取付プレート34(図3参照)を介して右側ケース32と左側ケース31(図2参照)とを連結するだけで、ブリーザキャップ5を固定することができる。また、ブリーザキャップ5は、フィルタ取付プレート34によって挿入方向に押し付けられている。これらにより、ブリーザキャップ5の脱落が防止されると共に、ブリーザキャップ5を溶着やネジ等で固定する必要がなくなる。
また、上述したように、ブリーザキャップ5の溝部52は、幅方向(溝部52の深さ方向に対して直交する方向)において、基端から先端に向かって溝幅が広がるように傾斜して形成されている。一方、ブリーザ室4の内隔壁41は、右側ケース32の開口側から右側(外壁側)に向かって前後方向の厚みが大きくなるように傾斜している。これらにより、ブリーザ室4に対するブリーザキャップ5の挿入位置が規制される。よって、ブリーザキャップ5の突出部54(図6参照)が押し潰されて、ブリーザ室4の前室41aと後室41bとを連通する連通路41c(図10参照)が分断されるの防止することができる。
また、ブリーザ室4の前後方向の幅に対してブリーザキャップ5の突起部51の幅が小さく形成されているため、ブリーザキャップ5は、ブリーザ室4の内壁面4aに対して隙間を空けて挿入される。これにより、ブリーザ室4内に、ブリーザ室4の内壁面4aに沿ったブローバイガスの流路45が形成される(図10参照)。また、ブリーザキャップ5を内隔壁41に沿って挿入することにより、組立性が向上される。ブリーザキャップ5が内隔壁41に沿うことで、ブリーザキャップ5自体の変形が抑えられ、ブリーザ室4内の流路45が一定の形状で保たれる。よって、安定的にブローバイガスの気液分離を行うことができる。
次に、ブリーザキャップ5とブリーザ室4とによって形成されるブローバイガスの流路について説明する。図10に示すように、ブリーザ室4内にブリーザキャップ5が完全に挿入されることにより、ブリーザ室4は、ブリーザキャップ5の突起部51によって前室41aと後室41bとに仕切られる。なお、図6においては、内隔壁41の下方において、前室41aと後室41bとが連通された状態になっていたが、ブリーザ室4にブリーザキャップ5が挿入されることにより、内隔壁41の下方の隙間がブリーザキャップ5の突起部51によって塞がれる。
このとき、ブリーザキャップ5の一対の突出部54は、右側ケース32の内壁面4aに当接しており、突起部51の下半部に形成された段部53よって前室41aと後室41bとを連通する連通路41cが形成される。また、上述したように、ブリーザキャップ5は、ブリーザ室4の内壁面4aに対して隙間を空けて挿入される。このように、ブリーザ室4とブリーザキャップ5との隙間によって形成される空間(前室41a、後室41b、連通路41c等)によって、ブリーザ室4の内壁面4aに沿うブローバイガスの流路45が形成される。
これにより、ブリーザ室4内には、吸入口42からブリーザ室4の内壁面に沿って排出口44に向かう、左右方向に折り返す迷路構造の流路45が形成される(図中矢印参照)。このように、流路45を左右方向で折り返す形状としたことにより、流路を長くすることができ、流路45内でブローバイガスがブリーザ室4内の内壁面4a及びブリーザキャップ5の突起部51の外側面55に衝突する面積を増やすことができる。よって、ブローバイガスの気液分離効果を向上することができる。
また、ブリーザキャップ5(突起部51)の形状を適宜変更し、流路の折り返し回数を増やして複雑な迷路構造を形成することも可能である。このように、ブリーザ室4(右側ケース32)に対してブリーザキャップ5を別部品にし、ブリーザキャップ5の形状に自由度を持たせたことにより、ブリーザ室4内のブローバイガスの流路を自由に変更することができる。
このように構成されるブリーザ構造において、エンジン1(図1参照)内で発生したブローバイガスは、ブリーザホース22(図1参照)を通って、吸入口42からブリーザ室4内に流入する。ブリーザ室4内に流入したブローバイガスは、突起部51の外側面55及び前隔壁40aに沿って前室41a内を左から右に(突起部51の基端から先端に向かって)移動し、連通路41cを通って後室41bに流れ込む。後室41bに流入したブローバイガスは、後隔壁40cに衝突して折り返され、後隔壁40c及び突起部51の外側面55に沿って右から左(突起部51の先端から基端に向かって)に流れ込む。そして、ブローバイガスは排出口44から排出される。
このように、ブローバイガスが迷路構造の流路45を流れることにより、ブローバイガスの気液分離が促進される。また、ブリーザ室4の下隔壁40b(図6参照)が後方から前方に向かって傾斜しており、排出口44に対して吸入口42が低い位置に形成されている。このため、ブリーザ室4内で気液分離されたオイル成分は、自重によって前方に向かって移動し、吸入口42からブリーザホース22(図1参照)を介してエンジン1内に戻される。よって、ブローバイガスが排出口44からクリーンサイド内に漏れ出すことがない。
以上のように、本実施の形態に係るエンジン1のブリーザ構造によれば、エンジン1内で発生したブローバイガスがブリーザ室4内の流路45を流れることにより、ブローバイガスの気液分離が促進される。また、エアクリーナケース30とブリーザキャップ5とを別々の構成としたため、エアクリーナケース30の金型形状に関係なく、複雑な形状のブリーザキャップ5を成形することができる。よって、複雑な流路を形成することができ、エンジン1内で発生したブローバイガスの気液分離を効果的に行うことが可能になる。
また、突起部51が、吸入口42と排出口44とを遮る方向に挿入されるため、ブローバイガスの吸入口42から排出口44までの流路長を、突起部51を迂回させることで長くとることができる。さらに、突起部51は、ブリーザ室4の開口部46と対向する内壁面4aとの間にわずかに隙間を形成するまで挿入される。このため、ブローバイガスの流路をブリーザ室4の内壁面4aに沿うように形成することができ、流路45を隙間の部分で折り返すような形状にすることができる。これらにより、ブローバイガスの気液分離をさらに効果的に行うことが可能になる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されず、種々変更して実施することが可能である。上記実施の形態において、添付図面に図示されている大きさや形状などについては、これに限定されず、本発明の効果を発揮する範囲内で適宜変更することが可能である。その他、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施することが可能である。
例えば、本実施の形態において、ブローバイガスの流路45は、ブリーザ室4内で一回折り返される構成としたが、この構成に限定されない。ブリーザキャップ5(突起部51)の形状を適宜変更することにより、流路45をブリーザ室4内で複数回折り返す構成としてもよい。
また、本実施の形態において、迷路構造の流路45をブリーザ室4内で一回折り返される構成として説明したが、この構成に限定されない。上述したように、ここで示す迷路構造とは、ブリーザ室4の吸入口42から排出口44まで連通する流路を迂回させるような流路を全て含むものとする。
また、本実施の形態において、ブリーザ室4は、内隔壁41を備える構成としたが、この構成に限定されない。ブリーザ室4内でブローバイガスの流路を形成することができればよく、ブリーザ室4は、内隔壁41を備えなくてもよい。
以上説明したように、本発明は、ブローバイガスを効果的に気液分離することができるという効果を有し、特に、エンジン内で発生するブローバイガスをエアクリーナ内で気液分離する内燃機関のブリーザ構造に有用である。
1 エンジン(内燃機関)
19 アウトレットチューブ
3 エアクリーナ
30 エアクリーナケース
4 ブリーザ室
41 隔壁部(ガイド部)
45 流路
5 ブリーザキャップ
51 突起部(挿入部)
50 蓋部

Claims (7)

  1. 内燃機関で発生したブローバイガスをエアクリーナケースのクリーンサイドに還元する内燃機関のブリーザ構造であって、
    前記エアクリーナケースの前記クリーンサイド内に形成されるブリーザ室と、
    前記ブリーザ室の開口部を塞ぐと共に、前記ブリーザ室に対して着脱可能に装着されるブリーザキャップとを備え、
    前記ブリーザキャップは、前記ブリーザ室内に挿入される挿入部を備え、
    前記挿入部と前記ブリーザ室の内壁とで前記ブローバイガスが流れる流路を形成し、
    前記エアクリーナケースの前記クリーンサイドには、アウトレットチューブが接続されており、
    前記ブリーザ室は、前記エアクリーナケースの車体前方であって、前記アウトレットチューブより上方に配置され、
    前記ブリーザ室の下面は、車体後方から前方に向かって下方に傾斜していることを特徴とする内燃機関のブリーザ構造。
  2. 前記ブリーザ室は、前記ブローバイガスの吸入口と排出口とを備え、
    前記挿入部は、前記吸入口と前記排出口とを遮る方向に挿入されることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関のブリーザ構造。
  3. 前記挿入部は、前記ブリーザ室の前記開口部と対向する内壁面との間で前記内壁面に沿う流路を形成するように挿入されることを特徴する請求項2に記載の内燃機関のブリーザ構造。
  4. 前記ブリーザキャップは、弾性体で形成されることを特徴する請求項1から請求項3のいずれかに記載の内燃機関のブリーザ構造。
  5. 前記ブリーザキャップは、前記ブリーザ室を密閉する蓋部を備えることを特徴する請求項1から請求項4のいずれかに記載の内燃機関のブリーザ構造。
  6. 前記エアクリーナケースは、前記クリーンサイドとダーティサイドとの境界で分割可能に構成されており、
    前記ブリーザキャップが前記ブリーザ室に挿入されたとき、前記蓋部は、前記エアクリーナケースの合わせ面と同一平面上に位置することを特徴する請求項5に記載の内燃機関のブリーザ構造。
  7. 前記ブリーザ室は、前記ブリーザキャップの挿入を案内するガイド部を備えることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載に内燃機関のブリーザ構造。
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