JP4257902B2 - 内燃機関のブローバイガス還元装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動二輪車あるいは四輪車などの車両に搭載される内燃機関のブローバイガス還元装置に関する。
内燃機関の代表例であるエンジンには、燃焼室からクランクケース内に洩れ出たブローバイガスが大気中に放出されることのないようにするため、ブローバイガスを吸気側に還流させ、そこからもう一度燃焼室へ送り込んで燃焼処理するように構成されたブローバイガス還元装置が設けられている。ブローバイガス還元装置は、例えば、クランクケースと吸気マニホールドとが接続されるとともに、クランクケースと連通するシリンダヘッドカバー(内部)とエアクリーナとが接続される構成のものが知られている。
実開昭61−198512号公報
しかしながら、従来のブローバイガス還元装置においては、クランクケースおよびシリンダヘッドカバー内のブローバイガスを互いに独立した経路を用いて吸気側(吸気マニホールドやエアクリーナ等)へ戻していたため、それぞれに充分な気液分離機能を持たせる必要があった。すなわち、ブローバイガスから分離しきれなかったオイル分が吸気側へ戻されてしまうのを防止するため大型の気液分離装置が必要となり、シリンダヘッド側に大容量のブリーザ室を設けるか、または複雑な形状のラビリンス構造を形成しなければならないことから、シリンダヘッド、すなわちエンジン(内燃機関)の大型化や製造コスト増大の一因となっていた。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、内燃機関の小型化および製造コスト削減が可能なブローバイガス還元装置を提供することを目的とする。
このような目的達成のため、本発明に係る内燃機関のブローバイガス還元装置は、クランクケース内のブローバイガスに含まれるオイル分を分離するケース側ブリーザ室と、シリンダヘッド側のブローバイガスに含まれるオイル分を分離するシリンダヘッド側ブリーザ室と、一端が前記ケース側ブリーザ室と接続されるケース側ブリーザチューブと、一端がシリンダヘッド側ブリーザ室と接続されるシリンダヘッド側ブリーザチューブと、ケース側ブリーザチューブおよびシリンダヘッド側ブリーザチューブの他端とそれぞれ接続される集合部と、一端が前記集合部と接続されるとともに他端がエアクリーナと接続されるエアクリーナ側ブリーザチューブとを備え、集合部は、ケース側ブリーザチューブとケース側ブリーザ室との接続部より上方、かつ、シリンダヘッド側ブリーザチューブとシリンダヘッド側ブリーザ室との接続部およびエアクリーナ側ブリーザチューブとエアクリーナとの接続部より下方に位置して設けられる。
また、上述の発明において、エアクリーナ側ブリーザチューブは、集合部との接続部から上方ヘ向けて接続されることが好ましい。
さらに、上述の発明において、エアクリーナ側ブリーザチューブの内径は、ケース側ブリーザチューブおよびシリンダヘッド側ブリーザチューブの内径より大きいことが好ましい。
本発明によれば、集合部が、ケース側ブリーザチューブとケース側ブリーザ室との接続部より上方、かつ、シリンダヘッド側ブリーザチューブとシリンダヘッド側ブリーザ室との接続部およびエアクリーナ側ブリーザチューブとエアクリーナとの接続部より下方に位置して設けられるため、シリンダヘッド側ブリーザ室から流れるブローバイガスの気液分離装置として機能し、分離されたオイル(液体)を重力の作用によりケース側ブリーザチューブ(およびケース側ブリーザ室)を通じてクランクケースに戻すことができる。従って、シリンダヘッド側ブリーザ室の小型化、もしくはラビリンス構造の簡略化が可能になるため、内燃機関の小型化および製造コスト削減が可能となる。
また、エアクリーナ側ブリーザチューブを集合部との接続部から上方に向けて接続することで、エアクリーナ側ブリーザチューブの内部に付着したオイルを重力の作用により集合部およびケース側ブリーザチューブを通じてクランクケースに戻すことができる。
さらに、エアクリーナ側ブリーザチューブの内径をケース側ブリーザチューブおよびシリンダヘッド側ブリーザチューブの内径より大きくすることで、ケース側ブリーザチューブおよびシリンダヘッド側ブリーザチューブに導かれたブローバイガスが集合してエアクリーナ側ブリーザチューブ内を流れても、エアクリーナ側ブリーザチューブにおけるガス流量の飽和が回避されることから、ブローバイガスを効率的にエアクリーナへ導くことができる。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照しながら説明する。本発明に係るブローバイガス還元装置を備えた内燃機関の一例である鞍乗型車両用4サイクルエンジン1を図1に示している。このエンジン1は、クランク軸2が車両の左右方向に向けられた横置きエンジンであり、図1中の左方が車両進行方向の前方となるように鞍乗型車両の車体B(図2を参照)の中央下部に搭載される。
クランクケース11は、左ケース(図示せず)と、右ケース13とからなる左右2つ割り構造であり、クランクケース11内にクランク軸2を収容可能なクランク室19が形成されて、このクランク室19内にクランク軸2が回転自在に収容保持されるようになっている。また、左ケースの左側は図示しない左カバーで覆われるとともに、右ケース13の右側は右カバーおよびクラッチカバー(図示せず)で覆われており、これらによってパワーユニットケース10が構成される。
左および右ケース(クランクケース11)の側壁部には、図示しないクランク軸支持孔や各種回転部材用の支持孔、凹部等が形成され、クランクケース11の前上端部にはシリンダブロック3が結合される。また、クランク軸2には、シリンダブロック3内に往復移動自在に収容されるピストン4がコンロッド5により連結される。シリンダブロック3の上端部には、シリンダブロック3の頭部を塞ぐシリンダヘッド6や、シリンダヘッド6の上方を覆うシリンダヘッドカバー7等が結合される。
図2に示すように、シリンダヘッド6の後部にはキャブレター8(気化器)が結合されるとともに、キャブレター8の後部にはエアクリーナ9が結合されており、エアクリーナ9により清浄化されたエアがキャブレター8を通過して、ピストン4とシリンダヘッド6およびシリンダブロック3とに囲まれた燃焼室69内に供給されるようになっている。シリンダヘッド6には、図示しないスパークプラグや、吸気バルブ62および排気バルブ63が配設されており、シリンダヘッドカバー7の内部には、各バルブ62,63を作動させるカム軸71が回転自在に保持されている。また、詳細図示しないが、パワーユニットケース10の下部にはオイル溜室(図示せず)が設けられており、所定量の潤滑および冷却用オイルが溜められている。
次に、以上のように概略構成されるエンジン1に設けられたブローバイガス還元装置50について説明する。このブローバイガス還元装置50は、クランク室19に連通して設けられたケース側ブリーザ室51と、シリンダヘッドカバー7に連通して設けられたシリンダヘッド側ブリーザ室52と、ケース側ブリーザ室51内のブローバイガスをエアクリーナ9へ導くケース側ブリーザチューブ53と、シリンダヘッド側ブリーザ室52内のブローバイガスをエアクリーナ9へ導くシリンダヘッド側ブリーザチューブ54と、ケース側ブリーザチューブ53およびシリンダヘッド側ブリーザチューブ54にそれぞれ導かれたブローバイガスを集合させる集合部55と、集合部55に集合したブローバイガスをエアクリーナ9(図2を参照)へ導くエアクリーナ側ブリーザチューブ56とを備えて構成される。
ケース側ブリーザ室51は、クランクケース11の上部後方に設けられ、ケース側ブリーザ室51の内部に流入したブローバイガスに含まれるオイル分を分離できるようになっている。ケース側ブリーザ室51の上端部にはケース側接続パイプ57が取り付けられており、ケース側ブリーザチューブ53がこのケース側接続パイプ57と嵌合し、ケース側接続パイプ57を介してケース側ブリーザ室51とケース側ブリーザチューブ53とが接続される(連通する)ようになっている。
ケース側ブリーザ室51の下端部左側には、導入パイプ58が取り付けられており、この導入パイプ58を介してケース側ブリーザ室51の内部とクランク室19とが連通するようになっている。導入パイプ58は、ケース側ブリーザ室51から左方へ延びた後、その左端部において略前方へ曲げられたL字型のパイプであり、ラビリンス構造の一部として機能して、ケース側ブリーザ室51の内部にオイルが直接侵入するのを防止している。
シリンダヘッド側ブリーザ室52は、シリンダヘッドカバー7の上部に設けられ、シリンダヘッド側ブリーザ室52の内部に流入したブローバイガスに含まれるオイル分を分離できるようになっている。また、シリンダヘッド側ブリーザ室52には図示しない連通口が形成されており、この連通口を介してシリンダヘッドカバー7の内部とシリンダヘッド側ブリーザ室52の内部とが連通するようになっている。シリンダヘッド側ブリーザ室52の後端部にはシリンダヘッド側接続パイプ59が取り付けられており、シリンダヘッド側ブリーザチューブ54がこのシリンダヘッド側接続パイプ59と嵌合し、シリンダヘッド側接続パイプ59を介してシリンダヘッド側ブリーザ室52とシリンダヘッド側ブリーザチューブ54とが接続される(連通する)ようになっている。
ケース側ブリーザチューブ53は、下端部がケース側接続パイプ57を介してケース側ブリーザ室51と接続されるとともに、上端部が集合部55と接続されており、ケース側ブリーザ室51内のブローバイガスが集合部55へ導かれるようになっている。なお、ケース側ブリーザチューブ53は上下方向へ延びた形状になっている。
シリンダヘッド側ブリーザチューブ54は、上端部がシリンダヘッド側接続パイプ59を介してシリンダヘッド側ブリーザ室52と接続されるとともに、下端部が集合部55と接続されており、シリンダヘッド側ブリーザ室52内のブローバイガスが集合部55へ導かれるようになっている。なお、シリンダヘッド側ブリーザチューブ54は、上下方向へ延びて上端部で前方へ曲げられるとともに、下端部で右方へ曲げられた形状となっている。
集合部55は、図3に示すように、中心から上下方向および左上方へ延びる三叉のパイプであり、下端部がケース側ブリーザチューブ53と嵌合するとともに、左上端部がシリンダヘッド側ブリーザチューブ54と嵌合し、ケース側ブリーザチューブ53およびシリンダヘッド側ブリーザチューブ54にそれぞれ導かれたブローバイガスが集合部55に集合するようになっている。そして、集合部55の上端部はエアクリーナ側ブリーザチューブ56と嵌合し、集合部55で集合したブローバイガスがエアクリーナ側ブリーザチューブ56へ導かれるようになっている。
エアクリーナ側ブリーザチューブ56は、前端部が集合部55と接続されるとともに、図2に示すように、後端部がエアクリーナ側接続パイプ60を介してエアクリーナ9と接続されて(連通して)おり、集合部55に集合したブローバイガスがエアクリーナ9へ導かれるようになっている。なお、エアクリーナ側ブリーザチューブ56は、前後方向へ延びた形状となっており、図1(および図2)に示すように、集合部55の接続部(上端部)から上方ヘ向けて延びるように集合部55と接続されるようになっている。これにより、エアクリーナ側ブリーザチューブ56の内部に付着したオイルを重力の作用により集合部55およびケース側ブリーザチューブ53(およびケース側ブリーザ室51)を通じてクランクケース11に戻すことができる。
また、エアクリーナ側ブリーザチューブ56の内径は、ケース側ブリーザチューブ53およびシリンダヘッド側ブリーザチューブ54の内径より大きくなっている。これにより、ケース側ブリーザチューブ53およびシリンダヘッド側ブリーザチューブ54に導かれたブローバイガスが集合してエアクリーナ側ブリーザチューブ56内を流れても、エアクリーナ側ブリーザチューブ56におけるガス流量の飽和が回避されることから、ブローバイガスを効率的にエアクリーナ9へ導くことができる。
さて、図1および図2に示すように、集合部55は、ケース側ブリーザチューブ53とケース側ブリーザ室51との接続部(ケース側接続パイプ57)より上方、かつ、シリンダヘッド側ブリーザチューブ54とシリンダヘッド側ブリーザ室52との接続部(シリンダヘッド側接続パイプ59)およびエアクリーナ側ブリーザチューブ56とエアクリーナ9との接続部(エアクリーナ側接続パイプ60)より下方に位置して設けられている。これにより、集合部55がシリンダヘッド側ブリーザ室52から流れるブローバイガスの気液分離装置として機能し、分離されたオイル(液体)を重力の作用によりケース側ブリーザチューブ53(およびケース側ブリーザ室51)を通じてクランクケース11に戻すことができる。従って、シリンダヘッド側ブリーザ室52の小型化、もしくはラビリンス構造の簡略化が可能になるため、エンジン1の小型化および製造コスト削減が可能となる。
以上のように構成される鞍乗型車両用4サイクルエンジン1において、該エンジン1を始動させると、クランク室19内に洩れ出たブローバイガスは、導入パイプ58を通過してケース側ブリーザ室51内へ流入し、ケース側接続パイプ57およびケース側ブリーザチューブ53を通過して集合部55へ導かれる。このとき、ケース側ブリーザ室51においてブローバイガスに含まれるオイル分が分離される。
また、シリンダヘッドカバー7の内部へ流入したブローバイガスは、図示しない連通口を通過してシリンダヘッド側ブリーザ室52内へ流入し、シリンダヘッド側接続パイプ59およびシリンダヘッド側ブリーザチューブ54を通過して集合部55へ導かれる。このとき、シリンダヘッド側ブリーザ室52においてブローバイガスに含まれるオイル分が分離される。
ケース側ブリーザチューブ53およびシリンダヘッド側ブリーザチューブ54にそれぞれ導かれたブローバイガスは集合部55で集合し、エアクリーナ側ブリーザチューブ56およびエアクリーナ側接続パイプ60を通過してエアクリーナ9の内部に吸入される。このとき、集合部55がシリンダヘッド側ブリーザ室52から流れるブローバイガスの気液分離装置として機能し、分離されたオイル(液体)が重力の作用によりケース側ブリーザチューブ53(およびケース側ブリーザ室51)を通じてクランクケース11に戻される。また、エアクリーナ側ブリーザチューブ56が集合部55の接続部(上端部)から上方ヘ向けて延びるように集合部55と接続されるため、エアクリーナ側ブリーザチューブ56の内部に付着したオイルは、重力の作用により集合部55およびケース側ブリーザチューブ53(およびケース側ブリーザ室51)を通じてクランクケース11に戻される。
そして、エアクリーナ9に吸入されたブローバイガスは、再びキャブレター8を通過して燃焼室69内に導かれ、燃焼処理される。このようにして、クランク室19内やシリンダヘッドカバー7の内部に洩れ出たブローバイガスは、大気中に放出されることなくもう一度燃焼室へ戻される。
以上のような構成のエンジンのブローバイガス還元装置50によれば、集合部55が、ケース側ブリーザチューブ53とケース側ブリーザ室51との接続部(ケース側接続パイプ57)より上方、かつ、シリンダヘッド側ブリーザチューブ54とシリンダヘッド側ブリーザ室52との接続部(シリンダヘッド側接続パイプ59)およびエアクリーナ側ブリーザチューブ56とエアクリーナ9との接続部(エアクリーナ側接続パイプ60)より下方に位置して設けられるため、集合部55がシリンダヘッド側ブリーザ室52から流れるブローバイガスの気液分離装置として機能し、分離されたオイル(液体)を重力の作用によりケース側ブリーザチューブ53(およびケース側ブリーザ室51)を通じてクランクケース11に戻すことができる。従って、シリンダヘッド側ブリーザ室52の小型化、もしくはラビリンス構造の簡略化が可能になるため、エンジン1の小型化および製造コスト削減が可能となる。
また、エアクリーナ側ブリーザチューブ56を集合部55との接続部(上端部)から上方に向けて接続することで、エアクリーナ側ブリーザチューブ56の内部に付着したオイルを重力の作用により集合部55およびケース側ブリーザチューブ53を通じてクランクケース11に戻すことができる。
さらに、エアクリーナ側ブリーザチューブ56の内径をケース側ブリーザチューブ53およびシリンダヘッド側ブリーザチューブ54の内径より大きくすることで、ケース側ブリーザチューブ53およびシリンダヘッド側ブリーザチューブ54に導かれたブローバイガスが集合してエアクリーナ側ブリーザチューブ56内を流れても、エアクリーナ側ブリーザチューブ56におけるガス流量の飽和が回避されることから、ブローバイガスを効率的にエアクリーナ9へ導くことができる。
なお、上述の実施形態において、本発明に係るブローバイガス還元装置を備えた内燃機関として鞍乗型車両用4サイクルエンジン1を用いているが、これに限られるものではなく、シリンダヘッドおよびクランクケースにブリーザ室を備える内燃機関であれば、本発明を適用することができる。
本発明に係るブローバイガス還元装置を備えた内燃機関の一例である鞍乗型車両用4サイクルエンジンの左側面拡大図(部分断面図)である。 上記エンジンが車体に搭載された状態を示す拡大左側面図(部分断面図)である。 図1中の矢印IIIの方向から見た矢視図(拡大断面図)である。
符号の説明
1 鞍乗型車両用4サイクルエンジン(内燃機関)
2 クランク軸
6 シリンダヘッド
7 シリンダヘッドカバー
9 エアクリーナ
10 パワーユニットケース
11 クランクケース
50 ブローバイガス還元装置
51 ケース側ブリーザ室
52 シリンダヘッド側ブリーザ室
53 ケース側ブリーザチューブ
54 シリンダヘッド側ブリーザチューブ
55 集合部
56 エアクリーナ側ブリーザチューブ
57 ケース側接続パイプ
59 シリンダヘッド側接続パイプ
60 エアクリーナ側接続パイプ

Claims (3)

  1. クランクケース内のブローバイガスに含まれるオイル分を分離するケース側ブリーザ室と、
    シリンダヘッド側のブローバイガスに含まれるオイル分を分離するシリンダヘッド側ブリーザ室と、
    一端が前記ケース側ブリーザ室と接続されるケース側ブリーザチューブと、
    一端が前記シリンダヘッド側ブリーザ室と接続されるシリンダヘッド側ブリーザチューブと、
    前記ケース側ブリーザチューブおよび前記シリンダヘッド側ブリーザチューブの他端とそれぞれ接続される集合部と、
    一端が前記集合部と接続されるとともに他端がエアクリーナと接続されるエアクリーナ側ブリーザチューブとを備え、
    前記集合部は、前記ケース側ブリーザチューブと前記ケース側ブリーザ室との接続部より上方、かつ、前記シリンダヘッド側ブリーザチューブと前記シリンダヘッド側ブリーザ室との接続部および前記エアクリーナ側ブリーザチューブと前記エアクリーナとの接続部より下方に位置して設けられることを特徴とする内燃機関のブローバイガス還元装置。
  2. 前記エアクリーナ側ブリーザチューブは、前記集合部との接続部から上方ヘ向けて接続されることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関のブローバイガス還元装置。
  3. 前記エアクリーナ側ブリーザチューブの内径は、前記ケース側ブリーザチューブおよび前記シリンダヘッド側ブリーザチューブの内径より大きいことを特徴とする請求項1もしくは請求項2に記載の内燃機関のブローバイガス還元装置。
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