JP2013227967A - 鞍乗型車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】エンジンの性能を良好に保ちつつ、キャッチタンクの容積を低減できる鞍乗型車両を提供すること。
【解決手段】鞍乗型車両は、エンジン40と、エンジン40に接続された吸気通路30と、吸気通路30に接続されたエアクリーナ80と、エアクリーナ80の内部に設けられ、孔が形成されたキャッチタンク70と、エンジン40に接続された入口102とキャッチタンク70に接続された出口104とを有し、燃料およびオイルを含むブローバイガスが流れるブローバイガス通路100と、を備え、ブローバイガス通路100は、外気に晒され、出口104は、入口102よりも低い位置に配置されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、鞍乗型車両に関する。
自動二輪車等の鞍乗型車両において、エンジンの燃焼室に送られた燃料の一部が、燃焼せずにシリンダとピストンとの間を通過してクランクケース内に流れ込むことがある。この燃料は、クランクケース内の高温のオイルと混ざることにより、気化する。気化したガス(以下、気化したガスを「ブローバイガス」と呼ぶ。)は、微粒化されたオイルを含んでいる。ブローバイガスに含まれる燃料は、オイルと分離されてから吸気通路に戻され、再びエンジンの燃焼室に供給される。
特許文献1には、ブローバイガスからオイルを分離するためのキャッチタンクが記載されている。キャッチタンクは、エアクリーナの周囲に配置されている。キャッチタンクは、第1ホースを介してエンジンのシリンダ部に接続され、第2ホースを介してエアクリーナに接続されている。ブローバイガスは、エンジンのシリンダ部から第1ホースを通ってキャッチタンク内に流入する。ブローバイガスに含まれる燃料の一部は、キャッチタンク内において液化される。ブローバイガスに含まれる残りの燃料は、液化された燃料およびオイルから分離され、キャッチタンクから第2ホースを通ってエアクリーナに流入する。エアクリーナに流入した燃料は、エアクリーナ内の空気と共にエンジンの燃焼室に供給される。
近年、鞍乗型車両用の燃料として、アルコールを含む燃料が用いられる場合がある。アルコールは、沸点が低いため、気化しやすい性質を有している。また、アルコールの沸点の範囲は、ガソリンの沸点の範囲よりも狭い。例えば、ガソリンの沸点が約30℃〜200℃であるのに対し、アルコールの一例としてのエタノールの沸点は、約78℃〜80℃である。アルコールは沸点に達すると、一気に気化する性質を有している。そこで、特許文献1に記載された自動二輪車では、大量の気化したアルコールをキャッチタンクで液化できるよう、キャッチタンクの容積を大きくしている。上記自動二輪車によれば、気化したアルコールの一部がキャッチタンク内で液化され、ブローバイガスから分離されるため、一度に大量のアルコールがエンジンの燃焼室に戻ることを抑制することができる。そのため、エンジンに供給される混合気の空燃比が目標値から大きく外れてしまうことを抑制でき、エンジンの性能を良好に保つことができる。
特開2011−38505号公報
しかし、キャッチタンクの容積を低減できれば、鞍乗型車両の更なるコンパクト化または他の車両部品の設置スペースの確保を図ることができるため、好ましい。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、エンジンの性能を良好に保ちつつ、キャッチタンクの容積を低減できる鞍乗型車両を提供することにある。
本発明に係る鞍乗型車両は、エンジンと、前記エンジンに接続された吸気通路と、前記吸気通路に接続されたエアクリーナと、前記エアクリーナの内部に設けられ、孔が形成されたタンクと、前記エンジンに接続された入口と前記タンクに接続された出口とを有し、燃料およびオイルを含むブローバイガスが流れるブローバイガス通路と、を備え、前記ブローバイガス通路は、外気に晒され、前記出口は、前記入口よりも低い位置に配置されている。
本発明に係る鞍乗型車両では、ブローバイガスは、ブローバイガス通路を通過する際に外気によって冷却される。このため、ブローバイガスの少なくとも一部が液化する。ブローバイガス通路の出口は入口よりも低い位置に配置されているので、液化した燃料は重力によって出口に容易に導かれる。ブローバイガスおよび液化した燃料は、エアクリーナ内のタンクに流入し、タンク内において分離される。分離後のブローバイガスは、タンクに形成された孔を通過してエアクリーナ内に流入し、エアクリーナ内の空気と共に吸気通路に供給される。上記鞍乗型車両では、ブローバイガス通路およびタンク内でブローバイガスを液化することができるため、一度に大量のブローバイガスがエンジンに供給されることを防止することができる。従って、エンジンに供給される混合気の空燃比が目標値から大きく外れてしまうことを抑制でき、エンジンの性能を良好に保つことができる。さらに、上記鞍乗型車両では、ブローバイガスの少なくとも一部は、タンクに流入する前に液化される。そのため、タンク内で大量のブローバイガスを液化する必要がないので、タンクの容積を低減することができる。
本発明の一態様によれば、前記エンジンは、クランクケースと、前記クランクケースの上方に配置されたシリンダ部とを有し、前記エアクリーナは、前記シリンダ部よりも後方に配置され、前記ブローバイガス通路の前記入口は、前記シリンダ部に接続され、前記ブローバイガス通路の少なくとも一部は、前記エアクリーナの前方に配置されている。
このように、ブローバイガス通路の少なくとも一部がエアクリーナの前方に配置されているので、鞍乗型車両の走行時において、ブローバイガス通路の少なくとも一部には、エアクリーナに邪魔されることなく前方からの空気が当たる。このため、ブローバイガス通路においてブローバイガスをより液化しやすくなる。
本発明の一態様によれば、前記出口は、前記ブローバイガス通路の下端に形成されている。
このように、ブローバイガス通路の下端に出口が形成されていると、ブローバイガス通路において液化した燃料が出口に向かって流れやすくなる。このため、液化した燃料をタンクに円滑に導くことができる。
本発明の一態様によれば、前記ブローバイガス通路は、鉛直方向に延びる鉛直部を有している。
このように、ブローバイガス通路が鉛直部を有していると、液化した燃料は鉛直部を通って出口に流れやすくなる。そのため、液化した燃料をタンクに円滑に導くことができる。
本発明の一態様によれば、前記吸気通路は、スロットルバルブが内蔵されたスロットルボディを有し、前記入口は、前記スロットルボディの上端よりも上方に配置され、前記出口は、前記スロットルボディの下端よりも下方に配置されている。
これによると、ブローバイガス通路の入口と出口との高低差が大きいので、ブローバイガス通路内で液化した燃料は、出口に向かって流れやすくなる。そのため、液化した燃料をタンクに円滑に導くことができる。
本発明の一態様によれば、前記エアクリーナは、前壁を有し、前記タンクの一部は、前記前壁によって区画されている。
エアクリーナの前部は、鞍乗型車両の走行時に前方から流れる空気が当たるので、エアクリーナの後部と比較して冷却されやすい。従って、エアクリーナの前部にタンクを形成することによって、タンク内においてブローバイガスはより液化しやすくなる。
本発明の一態様によれば、前記エアクリーナには、前記吸気通路が接続された接続口が形成され、前記タンクは、前記接続口よりも下方に形成されている。
これによると、タンクはエアクリーナ内の比較的低い位置に設けられるので、ブローバイガス通路内で液化した燃料はタンクに流入しやすくなる。また、タンクに流入したブローバイガスは、液化した燃料に邪魔されることなく、孔を通ってエアクリーナ内に流れ、接続口を介して吸気通路に流れやすくなる。
本発明の一態様によれば、前記タンクの前記孔は、前記出口よりも上方に形成されている。
これによると、タンクに流入したブローバイガスは、液化した燃料に邪魔されることなく、孔を通ってエアクリーナ内に流れやすくなる。
本発明の一態様によれば、前記タンクの鉛直方向長さは、前記タンクの前後方向長さよりも長い。
これによると、タンクが鉛直方向に縦長なので、タンク内においてブローバイガスと液化した燃料とが分離しやすくなる。
本発明の一態様によれば、前記エアクリーナは、前部と、前記前部よりも横幅の大きな後部とを有し、前記タンクは、前記前部の内部に形成されている。
タンクの容積は比較的小さくてもよいので、エアクリーナのうち横幅の小さな前部にタンクを形成することができる。また、エアクリーナが横幅の大きな後部を有していることにより、エアクリーナの容積を十分に確保することができる。
本発明の一態様によれば、前記前部の側方且つ前記後部の前方には、フレーム部材が配置され、前記ブローバイガス通路の一部は、前記フレーム部材の前方に配置されている。
このことにより、ブローバイガス通路の一部には、フレーム部材に邪魔されることなく前方からの空気が当たりやすくなる。
本発明の一態様によれば、前記ブローバイガス通路は、鉛直方向に延びる鉛直部を有し、前記鉛直部は、前記フレーム部材の前方または斜め前方に配置されている。
このことにより、ブローバイガス通路の鉛直部には、フレーム部材に邪魔されることなく前方からの空気が当たりやすくなる。このため、鉛直部において、ブローバイガスが液化しやすくなる。液化した燃料は、鉛直部を通って円滑にタンクへと流入する。
本発明の一態様によれば、前記ブローバイガス通路は、車両上方から見て、前記エンジンから後方に延びてから前記フレーム部材の前において側方に曲がっている。
このことにより、ブローバイガス通路の長さを十分に確保することができると共に、ブローバイガス通路に空気が当たりやすくなる。そのため、ブローバイガス通路においてブローバイガスが液化しやすくなる。
本発明の一態様によれば、前記燃料はアルコールを含んでいる。
アルコールを含んだ燃料(一部または全部がアルコールからなる燃料)は、温度が上昇してアルコールの沸点に達すると、一気に気化する性質を有している。そのため、前述の効果がより顕著に発揮される。
本発明の一態様によれば、前記エアクリーナは、前記タンクが内蔵されたケースと、前記タンクの後方に配置され、前記ケースの内部を第1室と第2室とに仕切るエレメントと、前記ケースの前記第1室に形成され、前記第1室に前記エアクリーナの外部の空気を吸い込む空気吸込口と、前記ケースの前記第2室に形成され、前記吸気通路が接続された接続口と、を備え、前記ケースの内壁には、前記タンクと前記エレメントとの間に配置され、且つ前記接続口よりも下方に配置された車幅方向に延びる突起部が設けられている。
これによると、ケースの内壁には車幅方向に延びる突起部が設けられているため、タンクからケース内に液化された燃料等が流出するような場合であっても、該燃料等がエレメントに接触することを防止することができる。
本発明の一態様によれば、前記突起部の少なくとも一部は、前記エレメントの下端部よりも下方に配置されている。
これにより、タンクからケース内に液化された燃料等が流出するような場合であっても、該燃料等がエレメントに接触することをより効果的に防止することができる。
本発明の一態様によれば、前記突起部は、前記ケースの内壁から前斜め上方に向けて突出するように形成されている。
これにより、タンクからケース内に液化された燃料等が流出するような場合であっても、該燃料等がエレメントに接触することをより効果的に防止することができる。
本発明の一態様によれば、前記突起部の前端部は、下方に向けて突出するように形成されている。
これにより、タンクからケース内に液化された燃料等が流出するような場合であっても、該燃料等がエレメントに接触することをより効果的に防止することができる。
本発明によれば、エンジンの性能を良好に保ちつつ、キャッチタンクの容積を低減できる鞍乗型車両を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る自動二輪車を示す側面図である。 本発明の一実施形態に係るエンジンを示す内部断面図である。 本発明の一実施形態に係る自動二輪車の内部構造を示す側面図である。 本発明の一実施形態に係るブローバイガス通路周りの構造を示す側面図である。 本発明の一実施形態に係るブローバイガス通路周りの構造を一部断面図で描く平面図である。 図5のVI‐VI線に沿う断面図であり、本発明の一実施形態に係るエアクリーナおよび吸気通路の断面図である。 本発明の一実施形態に係るブリーザホースを示す正面図である。 本発明の一実施形態に係るブリーザホースを示す左側面図である。 本発明の他の一実施形態に係るブローバイガス通路周りの構造を一部断面図で描く平面図である。 図9のX‐X線に沿う断面図であり、本発明の他の一実施形態に係るエアクリーナおよび吸気通路の断面図である。
(第1実施形態)
以下、本発明の実施形態について説明する。図1に示すように、本実施形態に係る鞍乗型車両は自動二輪車1である。自動二輪車1の形式は何ら限定されず、いわゆるスクータ型、モペット型、オフロード型、またはオンロード型等の型式の自動二輪車であってもよい。また、本発明に係る鞍乗型車両は、自動二輪車に限定される訳ではなく、ATV(All Terrain Vehicle)等であってもよい。なお、鞍乗型車両とは、乗員が跨って乗車する車両のことである。
自動二輪車1は、燃料として、ガソリン、エタノール等のアルコール、およびガソリンとアルコールとが混合されてなる混合燃料を使用することができる。本実施形態では、燃料として、アルコールを含む燃料を用いる場合を例として説明する。
以下の説明において、前、後、左、右は、それぞれ自動二輪車1の乗員から見た前、後、左、右を意味するものとする。図面に付した符号F、Re、L、Rは、それぞれ前、後、左、右を表す。
図1に示すように、自動二輪車1は、燃料タンク2と、乗車シート3と、内燃機関であるエンジン40と、それらを支持する車体フレーム5とを備えている。車体フレーム5の前方にはヘッドパイプ6が設けられ、ヘッドパイプ6にはステアリングシャフト(図示せず)が支持され、ステアリングシャフトの上部にはハンドル12が設けられている。また、ステアリングシャフトの下部にはフロントフォーク7が設けられている。フロントフォーク7の下端部には、前輪8が回転自在に支持されている。車体フレーム5にはスイングアーム9が揺動自在に支持され、スイングアーム9の後端部には後輪10が回転自在に支持されている。車体フレーム5は、図3に示すように、ヘッドパイプ6から後斜め下向きに延びる上メインフレーム部材5Aと、下メインフレーム部材5Bとを有する。
図3に示すように、エンジン40は、クランクケース44と、クランクケース44から前斜め上向きに延びるシリンダブロック48と、シリンダブロック48の上部に接続されたシリンダヘッド50と、シリンダヘッド50の上部に接続されたシリンダヘッドカバー52とを備えている。本明細書では、シリンダブロック48、シリンダヘッド50、およびシリンダヘッドカバー52の全体をシリンダ部46と言うこととする。シリンダ部46は、クランクケース44から前斜め上向きに延びている。シリンダヘッドカバー52には、図2に示すように、クランクケース44およびシリンダ部46を流れるブローバイガスを外部へと排出する排気口51が形成されている。排気口51は、後述するブローバイガス通路100の入口102(図4参照)と接続している。
シリンダヘッド50には、凹部53と、この凹部53につながる図示しない吸気ポートおよび排気ポートとが形成されている。この吸気ポートには吸気通路30(図1参照)が接続され、排気ポートには排気通路54(図1参照)が接続されている。排気通路54は、排気管56(図1参照)と図示しないマフラーとを備えている。ピストン59の頂面とシリンダブロック48の内周壁と上記凹部53とにより、燃焼室57が形成されている。上記ピストン59は、コンロッド58を介してクランク軸45に連結されている。クランク軸45は左方および右方に延びており、クランクケース44内に収容されている。クランクケース44内には潤滑用のオイルが貯蔵されており、かかるオイルは図示しないオイルポンプによって搬送され、エンジン40内を循環している。
図3に示すように、エンジン40には吸気通路30が接続されている。吸気通路30にはエアクリーナ80が接続されている。吸気通路30は、第1吸気管32と、スロットルボディ36と、第2吸気管34とを備えている。第1吸気管32はエンジン40とスロットルボディ36とを接続している。スロットルボディ36は、エンジン40のシリンダヘッド50に接続されている。スロットルボディ36は、スロットルバルブ38(図6参照)を内蔵している。スロットルバルブ38の開度が変更されることにより、エンジン40の吸気量が調整される。空気は、エアクリーナ80、第2吸気管34、スロットルボディ36、第1吸気管32、およびエンジン40へと順に流れる。第1吸気管32には、燃料を噴射するインジェクタ39が設けられている。インジェクタ39は、図示しない燃料供給ホースを介して燃料タンク2(図1参照)に接続されている。インジェクタ39は、吸気通路30においてスロットルバルブ38とエンジン40との間に配置されている。第2吸気管34は、スロットルボディ36とエアクリーナ80とを接続している。なお、ここでいう吸気通路30は、複数の部材が組み合わされたものに限られず、単一の部材からなるものであってもよい。
図3に示すように、エアクリーナ80は、吸気通路30よりも空気の流れの上流側に設けられている。エアクリーナ80は、エンジン40と前後方向に並んで配置されており、シリンダ部46よりも後方に配置されている。図5に示すように、エアクリーナ80は、前部84と、前部84よりも車両幅方向の長さが長い後部86とを有している。後部86の左右方向の長さは、前部84の左右方向の長さよりも長くなっている。エアクリーナ80の前部84の側方且つ後部86の前方には、上メインフレーム部材5Aが配置されている。
図6に示すように、エアクリーナ80は、空気吸込口88と、エレメント90と、ケース92とを有する。エレメント90は、ケース92内に配置されており、該エレメント90を通過する空気を浄化する。エレメント90は、ケース92の内部を第1室93と第2室94とに仕切っている。本実施形態では、図5に示すように、エレメント90はケース92の後部86に配置されているが、前部84と後部86の境界または境界を跨ぐように配置してもよいし、前部84に配置してもよい。エレメント90は、オイルを染み込ませた湿式のエレメントであってもよいし、オイルを染み込ませていない乾式のエレメントであってもよい。
空気吸込口88はケース92の第1室93に形成されている。外部の空気は空気吸込口88からエアクリーナ80内に流入する。エアクリーナ80の外部の空気は、空気吸込口88から第1室93に吸い込まれる。ケース92の第2室94には、吸気通路30に接続された接続口95が形成されている。接続口95には、第2吸気管34が取り付けられており、第2吸気管34はスロットルボディ36と接続している。外部の空気は空気吸込口88を通過してケース92の第1室93に流入する。そして、流入した空気は、エレメント90を通過する際に浄化されて第2室94内に流入し、第2吸気管34を介してエンジン40へと供給される。
図6に示すように、エアクリーナ80の前部84の内部には、キャッチタンク70が形成されている。キャッチタンク70は、ブローバイガス通路100内で液化した燃料(アルコール)と、ブローバイガスとを分離する分離装置である。キャッチタンク70は、ケース92の前壁92Aと前部84の内部に設けられた内部壁72とによって区画された内部空間を有する。キャッチタンク70の鉛直方向(図6における上下方向)長さは、キャッチタンク70の前後方向(図6における左右方向)長さよりも長い。本実施形態のキャッチタンク70の横断面形状は半円形状であるが、かかる形状に限定されず、円形状や長方形状等であってもよい。図5に示すように、エアクリーナ80のケース92は、左ケース92Lと右ケース92Rとを組み合わせることによって形成されている。キャッチタンク70は、左ケース92Lの一部と右ケース92Rの一部とが組み合わされることによって形成されている。このように、2つの部材を組み合わせることによってキャッチタンク70を形成している場合には、シール性を考慮すると半円形状や円形状が好ましい。角張った部分があると、部材同士を密接に組み合わせ難いからである。キャッチタンク70は、前部84の前方に形成されている。図6に示すように、キャッチタンク70は、接続口95よりも下方に形成されていることが好ましい。なお、キャッチタンク70の配置位置はエアクリーナ80内であれば特に限定されないが、エレメント90よりも下流側であることが好ましい。
キャッチタンク70の内部には、仕切り壁73が形成されており、該仕切り壁73によってキャッチタンク70の内部は、第1キャッチ室74と第2キャッチ室75とに分けられている。第1キャッチ室74には、ブローバイガス通路100の出口104に接続された第1通気孔77Aが形成されている。仕切り壁73には、第1キャッチ室74と第2キャッチ室75を連通する第2通気孔77Bが形成されている。第2キャッチ室75には、第2室94と連通する第3通気孔77Cが形成されている。第3通気孔77Cは、第1通気孔77Aよりも上方に形成されている。第1通気孔77Aは、第1キャッチ室74内の下方に形成されているが、かかる位置に限定されない。例えば、第1キャッチ室74内の上方に形成することによって、ブローバイガスと液化した燃料とをより効果的に分離することができる。
なお、本実施形態のキャッチタンク70は、第1キャッチ室74と第2キャッチ室75とを有しているが、複数のキャッチ室を設けることに限定されず一つのキャッチ室を有するものであってもよい。また、第1キャッチ室74の容積と第2キャッチ室75の容積とは同程度であってもよいし、何れか一方の容積が他方の容積よりも大きいものであってもよい。例えば、第1キャッチ室74の容積は第2キャッチ室75の容積よりも大きくてもよい。これにより、液化したエタノールをより効果的に気化させることができる。
図5の一部は、図4のV‐V線に沿う断面図である。図5に示すように、燃料およびオイルを含むブローバイガスが流れるブローバイガス通路100は、エンジン40およびエアクリーナ80と接続している。ブローバイガス通路100はブリーザホース110を備えている。ブリーザホース110はキャッチタンク70と接続している。ブローバイガス通路100は、エンジン40のシリンダ部46に接続された入口102を有している。具体的には、入口102はシリンダヘッドカバー52に形成された排気口51(図2参照)と接続している。ブローバイガス通路100は、エアクリーナ80の内部に設けられたキャッチタンク70に接続された出口104を有している。具体的には、出口104は第1キャッチ室74の第1通気孔77Aと接続している。ブリーザホース110は外気に晒されているため、ブリーザホース110内を通過するブローバイガスは外気によって冷却されやすい。ブリーザホース110としては、例えば、燃料としてエタノール含む燃料を用いる場合には、エタノールによる腐食を防止するために内面にフッ素の膜が形成されたゴムホースを用いることができる。また、ブリーザホース110内のブローバイガス通路100における冷却効果を高めるために、アルミニウム、銅、ステンレス等の金属パイプを適宜用いることができる。
図5に示すように、ブローバイガス通路100は、車両上方から見て、エンジン40から後方(図5における右方向)に延びてから、上メインフレーム部材5Aの前において側方(図5における下方向)に曲がっている。図7及び図8に示すように、ブローバイガス通路100は、鉛直方向に延びる鉛直部115を有している。ブローバイガス通路100の出口104は、該ブローバイガス通路100の下端に形成されている。
図4に示すように、ブローバイガス通路100の出口104は、入口102よりも低い位置に配置されている。入口102は、スロットルボディ36の上端よりも上方に配置されている。出口104は、スロットルボディ36の下端よりも下方に配置されている。ここでは、スロットルボディ36が第1吸気管32および第2吸気管34を介してエンジン40およびエアクリーナ80に取り付けられた状態において、スロットルボディ36自体の鉛直方向の最も高い位置をスロットルボディ36の上端とし、スロットルボディ36自体の鉛直方向の最も低い位置をスロットルボディ36の下端としている。
図5に示すように、ブローバイガス通路100の少なくとも一部は、エアクリーナ80の前方に配置されている。ブローバイガス通路100の全体は、エアクリーナ80の後部86の前方に配置されている。さらに、ブローバイガス通路100は、上メインフレーム部材5Aの前方に配置されている。鉛直部115は、上メインフレーム部材5Aの斜め前方に配置されている。なお、鉛直部115は、上メインフレーム部材5Aの前方に配置されていてもよい。
次に、自動二輪車1においてエタノールを含む燃料が用いられた場合のブローバイガスの処理について、図面を参照しつつ説明する。なお、エタノールは、ガソリンと異なり沸点の範囲が狭いため、沸点に達すると一気に気化する特性を有している。
図2に示すように、エンジン40の燃焼室57に送られた燃料の一部は、燃焼せずにシリンダブロック48の内周壁とピストン59との間を通過して、クランクケース44内に流れ込む。クランクケース44内に流れ込んだ燃料は、クランクケース44内を循環する潤滑用のオイルに混ざり込む。そして、エンジン40の運転によりオイルの温度が上昇してエタノールの沸点に到達すると、オイルと混ざり合っているエタノールは一気に気化する。特に、シリンダヘッド50の近傍に燃焼室57があるため、シリンダヘッド50は温度が上昇しやすく、オイル内に含まれているエタノールは気化しやすい。気化したエタノール(以下、ブローバイガスとする。)は、微粒化されたオイルを含んでいる。
ブローバイガスは、クランクケース44およびシリンダ部46を移動し、シリンダヘッドカバー52に設けられた排気口51およびブローバイガス通路100の入口102を通過してブローバイガス通路100内に流れ込む。ブローバイガス通路100を構成するブリーザホース110は、外気に晒されており風が直接あたるので、ブローバイガス通路100を通過するブローバイガスは外気によって間接的に冷却される。このため、ブローバイガスの少なくとも一部は、ブローバイガス通路100内で液化され、ブローバイガスから分離される。例えば、液化したエタノールはブローバイガス通路内に結露する。図4に示すように、ブローバイガス通路100の出口104は入口102よりも低い位置に配置されているので、液化したエタノールは重力によって出口104に円滑に導かれる。
図6に示すように、ブローバイガス通路100内を流れるブローバイガスおよび液化したエタノールは、エアクリーナ80内のキャッチタンク70の第1キャッチ室74内に流入し、キャッチタンク70内において分離される。分離後のブローバイガスの一部は、第1キャッチ室74内で液化され、他の一部は、キャッチタンク70内に形成された第2通気孔77Bを通過して第2キャッチ室75に流入する。その後、ブローバイガスは、キャッチタンク70に形成された第3通気孔77Cを通過してエアクリーナ80内の第2室94に流入する。
エアクリーナ80内に流入したブローバイガスは、空気吸込口88から流入した外部の空気と共に吸気通路30に供給される。一方、第1キャッチ室74内に流入した液化したエタノールは、第1キャッチ室74内で徐々に気化される。気化されたエタノールは、第3通気孔77Cを通過して吸気通路30に供給される。このように、第1キャッチ室74は、液化したエタノールを一時的に溜めておくことができる。また、ブローバイガス通路100においてブローバイガスが液化されるため、第1キャッチ室74内で大量のブローバイガスを液化する必要がない。このため、第1キャッチ室74の容積を比較的小さくすることができる。これにより、エアクリーナ80の浄化性能を維持しつつエアクリーナ80自体の容積を大きくすることなく、エアクリーナ80内にキャッチタンク70を設けることができる。
このように本実施形態に係る自動二輪車1では、ブローバイガス通路100およびキャッチタンク70内でブローバイガスを液化することができるため、一度に大量のブローバイガスがエンジン40に供給されることを防止することができる。従って、エンジン40に供給される混合気の空燃比が目標値から大きく外れてしまうことを抑制でき、エンジン40の性能を良好に保つことができる。
上述したように、本実施形態に係る自動二輪車1では、ブローバイガスは、ブローバイガス通路100を通過する際に外気によって冷却される。このため、ブローバイガスの少なくとも一部がブローバイガス通路100の内部において液化する。ブローバイガス通路100の出口104は入口102よりも低い位置に配置されているので、液化した燃料は重力によって出口104に容易に導かれる。ブローバイガスおよび液化した燃料は、エアクリーナ80内のキャッチタンク70に流入し、キャッチタンク70内において分離される。分離後のブローバイガスは、キャッチタンク70に形成された第3通気孔77Cを通過してエアクリーナ80内に流入し、エアクリーナ80内の空気と共に吸気通路30に供給される。このように、ブローバイガス通路100およびキャッチタンク70内でブローバイガスを液化することができるため、一度に大量のブローバイガスがエンジン40に供給されることを防止することができる。従って、エンジン40に供給される混合気の空燃比が目標値から大きく外れてしまうことを抑制でき、エンジン40の性能を良好に保つことができる。さらに、本実施形態の自動二輪車1では、ブローバイガスの少なくとも一部は、キャッチタンク70に流入する前に液化される。そのため、キャッチタンク70内で大量のブローバイガスを液化する必要がないので、キャッチタンク70の容積を低減することができる。
本実施形態によれば、図3に示すように、エンジン40は、クランクケース44と、クランクケース44の上方に配置されたシリンダ部46とを有し、エアクリーナ80は、シリンダ部46よりも後方に配置され、ブローバイガス通路100の入口102は、シリンダ部46に接続され、ブローバイガス通路100の少なくとも一部は、エアクリーナ80の前方に配置されている。このように、ブローバイガス通路100の少なくとも一部がエアクリーナ80の前方に配置されているので、自動二輪車1の走行時において、ブローバイガス通路100の少なくとも一部には、エアクリーナ80に邪魔されることなく前方からの空気が当たる。このため、ブローバイガス通路100においてブローバイガスをより液化しやすくなる。
本実施形態によれば、図4に示すように、ブローバイガス通路100の出口104は、ブローバイガス通路100の下端に形成されている。このように、ブローバイガス通路100の下端に出口104が形成されていると、ブローバイガス通路100において液化した燃料が出口104に向かって流れやすくなる。このため、液化した燃料をキャッチタンク70に円滑に導くことができる。
本実施形態によれば、図4に示すように、ブローバイガス通路100は、鉛直方向に延びる鉛直部115を有している。このように、ブローバイガス通路100が鉛直部115を有していると、液化した燃料は鉛直部115を通って出口104に流れやすくなる。そのため、液化した燃料をキャッチタンク70に円滑に導くことができる。
本実施形態によれば、図4に示すように、吸気通路30は、スロットルバルブ38が内蔵されたスロットルボディ36を有し、入口102は、スロットルボディ36の上端よりも上方に配置され、出口104は、スロットルボディ36の下端よりも下方に配置されている。これによると、ブローバイガス通路100の入口102と出口104との高低差が大きいので、ブローバイガス通路100内で液化した燃料は、出口104に向かって流れやすくなる。そのため、液化した燃料をキャッチタンク70に円滑に導くことができる。
本実施形態によれば、図6に示すように、エアクリーナ80は前壁92Aを有し、キャッチタンク70の一部は前壁92Aによって区画されている。エアクリーナ80の前部84は、自動二輪車1の走行時に前方から流れる空気が当たるので、エアクリーナ80の後部86と比較して冷却されやすい。従って、エアクリーナ80の前部84にキャッチタンク70を形成することによって、キャッチタンク70内においてブローバイガスはより液化しやすくなる。
本実施形態によれば、図6に示すように、エアクリーナ80には、吸気通路30が接続された接続口95が形成され、キャッチタンク70は、接続口95よりも下方に形成されている。このように、キャッチタンク70はエアクリーナ80内の比較的低い位置に設けられているので、ブローバイガス通路100内で液化した燃料はキャッチタンク70に流入しやすくなる。また、キャッチタンク70に流入したブローバイガスは、液化した燃料に邪魔されることなく、第3通気孔77Cを通ってエアクリーナ80内に流れ、接続口95を介して吸気通路30に流れやすくなる。
本実施形態によれば、図6に示すように、キャッチタンク70の第3通気孔77Cは、出口104よりも上方に形成されている。これによると、キャッチタンク70に流入したブローバイガスは、液化した燃料に邪魔されることなく、第3通気孔77Cを通ってエアクリーナ80内に流れやすくなる。
本実施形態によれば、図6に示すように、キャッチタンク70の鉛直方向長さは、キャッチタンク70の前後方向長さよりも長い。これによると、キャッチタンク70が鉛直方向に縦長なので、キャッチタンク70内においてブローバイガスと液化した燃料とが分離しやすくなる。
本実施形態によれば、図5に示すように、エアクリーナ80は、前部84と、前部84よりも横幅の大きな後部86とを有し、キャッチタンク70は、前部84の内部に形成されている。キャッチタンク70の容積は比較的小さくてもよいので、エアクリーナ80のうち横幅の小さな前部84にキャッチタンク70を形成することができる。また、エアクリーナ80が横幅の大きな後部86を有していることにより、エアクリーナ80の容積を十分に確保することができる。
本実施形態によれば、図5に示すように、前部84の側方且つ後部86の前方には、上メインフレーム部材5Aが配置され、ブローバイガス通路100の一部は、上メインフレーム部材5Aの前方に配置されている。このことにより、ブローバイガス通路100の一部には、上メインフレーム部材5Aに邪魔されることなく前方からの空気が当たりやすくなる。
本実施形態によれば、ブローバイガス通路100は、鉛直方向に延びる鉛直部115を有し、鉛直部115は、上メインフレーム部材5Aの前方または斜め前方に配置されている。このことにより、ブローバイガス通路100の鉛直部115には、上メインフレーム部材5Aに邪魔されることなく前方からの空気が当たりやすくなる。このため、鉛直部115において、ブローバイガスが液化しやすくなる。液化した燃料は、鉛直部115を通って円滑にキャッチタンク70へと流入する。
本実施形態によれば、図5に示すように、ブローバイガス通路100は、自動二輪車1の上方から見て、エンジン40から後方に延びてから上メインフレーム部材5Aの前において側方に曲がっている。このことにより、ブローバイガス通路100の長さを十分に確保することができると共に、ブローバイガス通路100に空気が当たりやすくなる。そのため、ブローバイガス通路100においてブローバイガスが液化しやすくなる。
(第2実施形態)
図9は、第2実施形態に係るブローバイガス通路100周りの構造を一部断面図で描く平面図である。図10は、図9のX‐X線に沿う断面図であり、第2実施形態に係るエアクリーナ180および吸気通路30の断面図である。なお、図9および図10において、第1実施形態の部材と同一の作用効果を奏する部材には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図9に示すように、エアクリーナ180のケース192は、左ケース192Lと右ケース192Rとを組み合わせることによって形成されている。キャッチタンク170は、ケース192に内蔵されている。キャッチタンク170は、左ケース192Lの一部と右ケース192Rの一部とが組み合わされることによって形成されている。右ケース192Rの内部壁172Rは、左ケース192Lの内部壁172Lよりも前方に配置され、内部壁172Rと内部壁172Lとの間には隙間が形成されている。内部壁172Rと内部壁172Lとは、車両前方から見てその一部が相互に重なっている。なお、左ケース192Lの内部壁172Lが右ケース192Rの内部壁172Rよりも前方に配置されていてもよい。また、内部壁172Rと内部壁172Lとは、車両前方から見てその一部が相互に重なっておらず、内部壁172Rと内部壁172Lとの間に隙間が形成されていてもよい。
エアクリーナ180は、エレメント190を備えている。エレメント190は、キャッチタンク170の後方に配置されている。エレメント190は、ケース192の内部を第1室193と第2室194とに仕切っている。図10に示すように、第1室193には、エアクリーナ180の外部の空気を吸い込む空気吸込口188が形成されている。第2室194には、吸気通路30が接続された接続口195が形成されている。
本実施形態のエレメント190は、シール部材191に取り付けられている。シール部材191は、エレメント190の全周を覆っている。シール部材191をケース192内に設けられた係合部(図示せず)に嵌め込むことによって、エレメント190はケース192内に取り付けられている。シール部材191は、第1室193と第2室194との間をシールして、第1室193の空気がエレメント190を通過せずに直接第2室194に流入することを防止している。
図10に示すように、ケース192の内壁185には、キャッチタンク170とエレメント190との間に配置された突起部200が設けられている。突起部200は、接続口195よりも下方に配置されている。突起部200は、車幅方向に延びるように形成されている。突起部200は、ケース192の左壁から右壁に延びるように、すなわち左ケース192Lの内壁から右ケース192Rの内壁に延びるように形成されている。突起部200の少なくとも一部は、エレメント190の下端部よりも下方に配置されている。突起部200の少なくとも一部は、シール部材191の下端部よりも下方に配置されている。突起部200は、ケース192の内壁185から前斜め上方に向けて突出するように形成されている。突起部200の前端部202は、下方に向けて突出するように形成されている。なお、突起部200は、ケース192と一体的に形成してもよいし、別体の突起部200をケース192の内壁185に取り付けてもよい。また、突起部200の形状は上記形状に限定されず、液化した燃料がエレメント190やシール部材191に接触することを防止できる形状であればよい。
燃料として、エタノール等のアルコール(例えばエタノール比率が100%の燃料)を使用する自動二輪車において、本実施形態のようにクランクケース44およびシリンダ部46を流れるブローバイガスをエアクリーナ180内のキャッチタンク170内に戻し、ブローバイガスと液化した燃料(典型的には水分を多く含む燃料)とを分離する構造を採用する場合には、キャッチタンク170内で分離された液化した燃料は、図9の矢印Xおよび図10の矢印Xで示すように、キャッチタンク170を形成する内部壁172Rと内部壁172Lとの間に形成された隙間からケース192の第2室194内に流入し、第2室194に溜まる。自動二輪車1の走行時、特に加速時や減速時には、第2室194内に溜まった液化した燃料の液面は大きく揺れ動くため、該液化した燃料がケース192内に配置されたエレメント190やシール部材191に接触することがある。
液化した燃料がエレメント190やシール部材191に接触すると、エレメント190の目詰まりが発生したり、シール部材191のシール性が低下することがある。しかし、本実施形態のエアクリーナ180は突起部200を備えているため、ケース192の第2室194に溜まった液化した燃料の移動は、突起部200によって妨げられる。すなわち、図10の矢印Yで示すように、自動二輪車1の走行時に液化した燃料が車両後方に移動しても、液化した燃料は突起部200を越えてエレメント190やシール部材191に接触することが防止される。
本実施形態によれば、エアクリーナ180は、キャッチタンク170が内蔵されたケース192と、キャッチタンク170の後方に配置され、ケース192の内部を第1室193と第2室194とに仕切るエレメント190と、ケース192の第1室193に形成され、第1室193にエアクリーナ180の外部の空気を吸い込む空気吸込口188と、ケース192の第2室194に形成され、吸気通路30が接続された接続口195と、を備えている。ケース192の内壁185には、キャッチタンク170とエレメント190との間に配置され、且つ接続口195よりも下方に配置された車幅方向に延びる突起部200が設けられている。これによると、ケース192の内壁185には車幅方向に延びる突起部200が設けられているため、キャッチタンク170からケース192内に液化された燃料等が流出するような場合であっても、該燃料等がエレメント190に接触することを防止することができる。
本実施形態によれば、突起部200の少なくとも一部は、エレメント190の下端部よりも下方に配置されている。これにより、キャッチタンク170からケース192内に液化された燃料等が流出するような場合であっても、該燃料等がエレメント190に接触することをより効果的に防止することができる。
本実施形態によれば、突起部200は、ケース192の内壁185から前斜め上方に向けて突出するように形成されている。これにより、キャッチタンク170からケース192内に液化された燃料等が流出するような場合であっても、該燃料等がエレメント190に接触することをより効果的に防止することができる。
本実施形態によれば、突起部200の前端部202は、下方に向けて突出するように形成されている。これにより、キャッチタンク170からケース192内に液化された燃料等が流出するような場合であっても、該燃料等がエレメント190に接触することをより効果的に防止することができる。
なお、自動二輪車1の燃料はアルコールを含んだ燃料に限定される訳ではないが、上述した各実施形態のように、アルコールを含んだ燃料は、ある温度に達すると一気に気化する性質を有している。そのため、アルコールを含んだ燃料を用いた場合、エンジン40から一度に大量のブローバイガスが流出する傾向がある。したがって、アルコールを含んだ燃料を用いた場合、前述の効果がより効果的に発揮されることになる。
1 自動二輪車(鞍乗型車両)
5A 上メインフレーム部材
30 吸気通路
32 第1吸気管
34 第2吸気管
36 スロットルボディ
38 スロットルバルブ
40 エンジン
44 クランクケース
46 シリンダ部
70 キャッチタンク(タンク)
74 第1キャッチ室
75 第2キャッチ室
77A 第1通気孔
77C 第3通気孔
80 エアクリーナ
84 前部
86 後部
92A 前壁
100 ブローバイガス通路
102 入口
104 出口
110 ブリーザホース
115 鉛直部
170 キャッチタンク(タンク)
180 エアクリーナ
190 エレメント
192 ケース
200 突起部

Claims (18)

  1. エンジンと、
    前記エンジンに接続された吸気通路と、
    前記吸気通路に接続されたエアクリーナと、
    前記エアクリーナの内部に設けられ、孔が形成されたタンクと、
    前記エンジンに接続された入口と前記タンクに接続された出口とを有し、燃料およびオイルを含むブローバイガスが流れるブローバイガス通路と、を備え、
    前記ブローバイガス通路は、外気に晒され、
    前記出口は、前記入口よりも低い位置に配置されている、鞍乗型車両。
  2. 前記エンジンは、クランクケースと、前記クランクケースの上方に配置されたシリンダ部とを有し、
    前記エアクリーナは、前記シリンダ部よりも後方に配置され、
    前記ブローバイガス通路の前記入口は、前記シリンダ部に接続され、
    前記ブローバイガス通路の少なくとも一部は、前記エアクリーナの前方に配置されている、請求項1に記載の鞍乗型車両。
  3. 前記出口は、前記ブローバイガス通路の下端に形成されている、請求項1に記載の鞍乗型車両。
  4. 前記ブローバイガス通路は、鉛直方向に延びる鉛直部を有している、請求項1に記載の鞍乗型車両。
  5. 前記吸気通路は、スロットルバルブが内蔵されたスロットルボディを有し、
    前記入口は、前記スロットルボディの上端よりも上方に配置され、
    前記出口は、前記スロットルボディの下端よりも下方に配置されている、請求項1に記載の鞍乗型車両。
  6. 前記エアクリーナは、前壁を有し、
    前記タンクの一部は、前記前壁によって区画されている、請求項1に記載の鞍乗型車両。
  7. 前記エアクリーナには、前記吸気通路が接続された接続口が形成され、
    前記タンクは、前記接続口よりも下方に形成されている、請求項1に記載の鞍乗型車両。
  8. 前記タンクの前記孔は、前記出口よりも上方に形成されている、請求項1に記載の鞍乗型車両。
  9. 前記タンクの鉛直方向長さは、前記タンクの前後方向長さよりも長い、請求項1に記載の鞍乗型車両。
  10. 前記エアクリーナは、前部と、前記前部よりも横幅の大きな後部とを有し、
    前記タンクは、前記前部の内部に形成されている、請求項1に記載の鞍乗型車両。
  11. 前記前部の側方且つ前記後部の前方には、フレーム部材が配置され、
    前記ブローバイガス通路の一部は、前記フレーム部材の前方に配置されている、請求項10に記載の鞍乗型車両。
  12. 前記ブローバイガス通路は、鉛直方向に延びる鉛直部を有し、
    前記鉛直部は、前記フレーム部材の前方または斜め前方に配置されている、請求項11に記載の鞍乗型車両。
  13. 前記ブローバイガス通路は、車両上方から見て、前記エンジンから後方に延びてから前記フレーム部材の前において側方に曲がっている、請求項11に記載の鞍乗型車両。
  14. 前記燃料はアルコールを含んでいる、請求項1に記載の鞍乗型車両。
  15. 前記エアクリーナは、
    前記タンクが内蔵されたケースと、
    前記タンクの後方に配置され、前記ケースの内部を第1室と第2室とに仕切るエレメントと、
    前記ケースの前記第1室に形成され、前記第1室に前記エアクリーナの外部の空気を吸い込む空気吸込口と、
    前記ケースの前記第2室に形成され、前記吸気通路が接続された接続口と、を備え、
    前記ケースの内壁には、前記タンクと前記エレメントとの間に配置され、且つ前記接続口よりも下方に配置された車幅方向に延びる突起部が設けられている、請求項1に記載の鞍乗型車両。
  16. 前記突起部の少なくとも一部は、前記エレメントの下端部よりも下方に配置されている、請求項15に記載の鞍乗型車両。
  17. 前記突起部は、前記ケースの内壁から前斜め上方に向けて突出するように形成されている、請求項15に記載の鞍乗型車両。
  18. 前記突起部の前端部は、下方に向けて突出するように形成されている、請求項17に記載の鞍乗型車両。
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