JP6383647B2 - 測定システムおよび測定方法 - Google Patents

測定システムおよび測定方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6383647B2
JP6383647B2 JP2014234724A JP2014234724A JP6383647B2 JP 6383647 B2 JP6383647 B2 JP 6383647B2 JP 2014234724 A JP2014234724 A JP 2014234724A JP 2014234724 A JP2014234724 A JP 2014234724A JP 6383647 B2 JP6383647 B2 JP 6383647B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
focus ring
sensor
distance
substrate
distance sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014234724A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016100407A (ja
JP2016100407A5 (ja
Inventor
紘司 鎌田
紘司 鎌田
猪狩 浩
浩 猪狩
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Electron Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electron Ltd filed Critical Tokyo Electron Ltd
Priority to JP2014234724A priority Critical patent/JP6383647B2/ja
Priority to US14/941,925 priority patent/US10186402B2/en
Priority to TW104137809A priority patent/TWI677007B/zh
Priority to KR1020150161485A priority patent/KR102422345B1/ko
Publication of JP2016100407A publication Critical patent/JP2016100407A/ja
Publication of JP2016100407A5 publication Critical patent/JP2016100407A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6383647B2 publication Critical patent/JP6383647B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/32Gas-filled discharge tubes
    • H01J37/32917Plasma diagnostics
    • H01J37/32935Monitoring and controlling tubes by information coming from the object and/or discharge
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B7/00Measuring arrangements characterised by the use of electric or magnetic techniques
    • G01B7/02Measuring arrangements characterised by the use of electric or magnetic techniques for measuring length, width or thickness
    • G01B7/023Measuring arrangements characterised by the use of electric or magnetic techniques for measuring length, width or thickness for measuring distance between sensor and object
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B7/00Measuring arrangements characterised by the use of electric or magnetic techniques
    • G01B7/02Measuring arrangements characterised by the use of electric or magnetic techniques for measuring length, width or thickness
    • G01B7/06Measuring arrangements characterised by the use of electric or magnetic techniques for measuring length, width or thickness for measuring thickness
    • G01B7/08Measuring arrangements characterised by the use of electric or magnetic techniques for measuring length, width or thickness for measuring thickness using capacitive means
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/32Gas-filled discharge tubes
    • H01J37/32431Constructional details of the reactor
    • H01J37/32623Mechanical discharge control means
    • H01J37/32642Focus rings
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/32Gas-filled discharge tubes
    • H01J37/32917Plasma diagnostics
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/32Gas-filled discharge tubes
    • H01J37/32917Plasma diagnostics
    • H01J37/3299Feedback systems

Description

本発明の種々の側面及び実施形態は、測定システムおよび測定方法に関する。
プラズマエッチング装置において、被処理基板が載置される下部電極の周囲にフォーカスリングを設けることにより、被処理基板の外周近傍でのプラズマの分布の均一性等が改善されることが知られている。しかし、プラズマを用いたエッチングの過程で、被処理基板と共に、フォーカスリングも徐々に削られてしまう。フォーカスリングが削られると、被処理基板の外周部でのプラズマの分布の均一性が低下する。これにより、処理基板の外周部において、エッチングレートが変動し、デバイスの特性が劣化する場合がある。
フォーカスリングの消耗量を測定するためには、例えば、所定回数のプラズマエッチング処理が終了する度に、プラズマエッチング装置の処理容器を大気圧に開放し、フォーカスリングの厚みをノギス等を用いて測定することが考えられる。しかし、処理容器が一旦大気圧に開放されると、処理を続けるために処理容器内を再び真空状態に戻す必要がある。これには、所定の時間がかかる。
また、フォーカスリングの厚みを測るためにノギス等が処理容器の内部に触れることにより処理容器の内部に付着した副生成物がはがれ、プラズマエッチング処理を再開した場合に汚染物として被処理基板に付着する場合がある。被処理基板の汚染を防止するためには、フォーカスリングの厚みを測った後に、クリーニングやパーティクル測定等の処理を行う必要がある。そのため、フォーカスリングの厚みを測る場合には、これらの処理を行う分だけ、製造ラインが停止し、生産性が低下する。
製造ラインの生産性の低下を抑制するために、処理容器を大気圧に開放することなく、フォーカスリングの消耗量を測定する技術が求められる。これを実現するために、例えば、フォーカスリングにレーザ光を照射し、反射光の角度等に基づいて、フォーカスリングの消耗量を測定する技術が知られている。
特開2006−173223号公報 特開2010−34416号公報
しかし、反射光の角度等に基づいてフォーカスリングの消耗量を測定する方法では、プラズマエッチング装置の処理容器にレーザ光を導入するための窓、および、反射光を導出するための窓を設ける必要がある。そのため、そのような窓を設けるためにプラズマエッチング装置の改造が必要となり、プラズマエッチング装置の製造コストが増加する。また、レーザ光および反射光の光路上には部材を配置することができないため、プラズマエッチング装置の設計の自由度が低下することになる。
本発明の一側面における測定システムは、被処理基板が収容され、その内部が減圧可能な処理容器と、前記処理容器内に設けられ、搬送装置によって前記処理容器内に搬送された前記被処理基板が載置される下部電極と、前記下部電極の周囲を囲むように設けられたフォーカスリングとを有するプラズマエッチング装置における前記フォーカスリングの消耗量を測定する測定システムであって、距離センサが設けられたセンサ基板と、前記フォーカスリングの消耗量を測定する測定装置とを備え、前記測定装置は、前記搬送装置に指示して、前記センサ基板を前記処理容器内に搬送させる搬送指示部と、前記距離センサが測定した、前記距離センサから前記フォーカスリングまでの距離に応じた物理量の情報を取得する取得部と、取得した前記物理量の情報に基づいて、前記フォーカスリングの消耗量を測定する測定部とを有する。
本発明の種々の側面および実施形態によれば、既存のプラズマエッチング装置を改造することなく、処理容器内を減圧状態に保ったままフォーカスリングの消耗量を測定することが可能となる。
図1は、実施形態における処理システムの一例を示す図である。 図2は、プラズマエッチング装置の一例を示す概略断面図である。 図3は、センサ基板の一例を示す図である。 図4は、測定装置の一例を示すブロック図である。 図5は、測定動作の一例を説明する図である。 図6は、測定動作の一例を説明する図である。 図7は、測定動作の一例を説明する図である。 図8は、消耗量が測定されるフォーカスリングの部分の一例を説明するための図である。 図9は、フォーカスリングの初期状態の測定処理の一例を示すフローチャートである。 図10は、フォーカスリングの消耗量の測定処理の一例を示すフローチャートである。 図11は、測定装置の機能を実現するコンピュータの一例を示す図である。 図12は、センサ基板の他の例を示す図である。 図13は、センサ基板の他の例を示す図である。
開示する測定システムは、1つの実施形態において、被処理基板が収容され、その内部が減圧可能な処理容器と、処理容器内に設けられ、搬送装置によって処理容器内に搬送された被処理基板が載置される下部電極と、下部電極の周囲を囲むように設けられたフォーカスリングとを有するプラズマエッチング装置におけるフォーカスリングの消耗量を測定する測定システムであって、距離センサが設けられたセンサ基板と、フォーカスリングの消耗量を測定する測定装置とを備える。測定装置は、搬送装置に指示して、センサ基板を処理容器内に搬送させる搬送指示部と、距離センサが測定した、距離センサからフォーカスリングまでの距離に応じた物理量の情報を取得する取得部と、取得した距離に応じた物理量の情報に基づいて、フォーカスリングの消耗量を測定する測定部とを有する。
また、開示する1つの実施形態において、距離センサは、フォーカスリング上を通過する際に、フォーカスリングの幅方向における複数の位置で、距離センサからフォーカスリングまでの距離に応じた物理量の情報を測定してもよい。
また、開示する1つの実施形態において、搬送指示部は、被処理基板が下部電極に載置される位置よりも、被処理基板が処理容器内に搬入される際に通過するゲートから遠い位置まで、センサ基板を搬入させてもよい。また、距離センサは、少なくとも、フォーカスリングの中心からゲート側におけるフォーカスリングの部分と、フォーカスリングの中心からゲートと反対側におけるフォーカスリングの部分とにおいて、距離センサからフォーカスリングまでの距離に応じた物理量の情報を測定してもよい。
また、開示する1つの実施形態において、搬送指示部は、搬送装置がセンサ基板を処理容器内に搬入する際に、センサ基板上において、距離センサが、センサ基板の中心を通り、センサ基板の搬送方向を示す直線から所定距離以上離れて位置するように、搬送装置にセンサ基板を保持させてもよい。
また、開示する1つの実施形態において、センサ基板には、位置決めのためのオリエンテーションフラットまたはノッチである位置決め部が形成されてもよく、距離センサは、センサ基板の表面において、センサ基板の中心と位置決め部とを通る直線から所定距離以上離れた位置に設けられてもよい。
また、開示する1つの実施形態において、距離センサは、静電容量センサであり、距離センサからフォーカスリングまでの距離に応じた物理量として静電容量を測定してもよい。
また、開示する1つの実施形態において、センサ基板は、距離センサが測定した距離に応じた物理量の情報を無線送信する無線通信装置を有してもよく、取得部は、無線通信装置によって無線送信された、距離に応じた物理量の情報を取得してもよい。
また、開示する測定方法は、1つの実施形態において、被処理基板が収容され、その内部が減圧可能な処理容器と、処理容器内に設けられ、搬送装置によって処理容器内に搬送された被処理基板が載置される下部電極と、下部電極の周囲を囲むように設けられたフォーカスリングとを有するプラズマエッチング装置におけるフォーカスリングの消耗量の測定方法であって、測定装置が、搬送装置に指示して、距離センサが設けられたセンサ基板を処理容器内に搬送させる工程と、距離センサが測定した、距離センサからフォーカスリングまでの距離に応じた物理量の情報を取得する工程と、取得した物理量の情報に基づいて、フォーカスリングの消耗量を測定する工程とを実行する。
以下に、開示する測定システムおよび測定方法の実施形態について、図面に基づいて詳細に説明する。なお、本実施形態により開示される発明が限定されるものではない。また、各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
[処理システム100の構成]
図1は、実施形態における処理システム100の一例を示す図である。処理システム100は、複数のプラズマエッチング装置101(101−1および101−2)、搬送室102、および複数のカセット室103(103−1および103−2)を備える。複数のプラズマエッチング装置101および複数のカセット室103は、搬送室102の周囲に設けられる。処理システム100は、測定システムの一例である。
プラズマエッチング装置101−1と搬送室102との間には、ゲートバルブG−1が設けられており、ゲートバルブG−1は、プラズマエッチング装置101−1と搬送室102との間を気密に閉塞させたり、連通させたりすることができる。同様に、プラズマエッチング装置101−2と搬送室102との間には、ゲートバルブG−2が設けられており、ゲートバルブG−2は、プラズマエッチング装置101−2と搬送室102との間を気密に閉塞させたり、連通させたりすることができる。
また、カセット室103−1と搬送室102との間には、ゲートバルブG−3が設けられており、ゲートバルブG−3は、カセット室103−1と搬送室102との間を気密に閉塞させたり、連通させたりすることができる。同様に、カセット室103−2と搬送室102との間には、ゲートバルブG−4が設けられており、ゲートバルブG−4は、カセット室103−2と搬送室102との間を気密に閉塞させたり、連通させたりすることができる。
また、カセット室103−1には、ドアバルブD−1が設けられており、ドアバルブD−1は、カセット室103−1の外部からカセット室103−1内を気密に閉塞させたり、カセット室103−1内をカセット室103−1の外部と連通させて大気圧に開放させたりすることができる。同様に、カセット室103−2には、ドアバルブD−2が設けられており、ドアバルブD−2は、カセット室103−2の外部からカセット室103−2内を気密に閉塞させたり、カセット室103−2内をカセット室103−2の外部と連通させて大気圧に開放させたりすることができる。
そして、複数の被処理基板である半導体ウエハWが収容されたカセット130は、ドアバルブD−1およびD−2を介して、カセット室103−1および103−2内にそれぞれ搬入される。また、プラズマエッチング装置101−1または101−2で処理された半導体ウエハWが収容されたカセット130を、ドアバルブD−1およびD−2を介して、カセット室103−1および103−2からそれぞれ搬出することができる。また、カセット130には、後述するセンサ基板20が収容される。それぞれのカセット室103には、それぞれ図示しない真空排気装置が設けられており、カセット130が搬入され、ドアバルブD−1およびD−2が閉じられた後、それぞれのカセット室103の内部は、真空排気装置によって所定の真空度に排気される。
搬送室102内には、多関節のアームを有する搬送装置110が設けられている。アームの先端には、半導体ウエハWを保持する基板支持部111aおよび111bが設けられている。搬送装置110は、ゲートバルブG−1、G−2、G−3、およびG−4を開けた状態で、基板支持部111をそれぞれのプラズマエッチング装置101およびそれぞれのカセット室103内に進入させることができる。
そして、搬送装置110は、処理前の半導体ウエハWを基板支持部111に載せてカセット室103内のカセット130から取り出し、プラズマエッチング装置101内に搬入する。そして、処理後の半導体ウエハWを基板支持部111に載せてプラズマエッチング装置101から搬出し、カセット室103内のカセット130内に収容する。また、搬送室102には、図示しない真空排気装置が設けられており、搬送室102内が真空排気装置によって所定の真空度に排気された状態で、搬送装置110は、半導体ウエハWの搬送等を行うことができる。
搬送室102内の搬送装置110には、測定装置30が接続されている。測定装置30は、搬送装置110に指示して、センサ基板20をカセット130から搬出させ、プラズマエッチング装置101内に搬入させる。そして、測定装置30は、プラズマエッチング装置101内に搬入されたセンサ基板20が測定した情報に基づいて、プラズマエッチング装置101内の部品、例えばフォーカスリングの状態を測定する。
[プラズマエッチング装置101の構成]
図2は、プラズマエッチング装置101の一例を示す概略断面図である。プラズマエッチング装置101は、例えば図2に示すように、気密に構成され、電気的に接地電位とされた処理容器1を有する。処理容器1は、例えば表面に陽極酸化被膜が施されたアルミニウム等により、略円筒状に形成されている。処理容器1内には、被処理基板である半導体ウエハWを水平に支持する載置台2が設けられている。
載置台2は、その基材2aが導電性の金属、例えばアルミニウム等で構成されており、下部電極として機能する。この載置台2は、絶縁板3を介して導体の支持台4に支持されている。また、載置台2の上方の外周には、例えば単結晶シリコン等で形成されたフォーカスリング5が設けられている。さらに、載置台2および支持台4の周囲を囲むように、例えば石英等からなる円筒状の内壁部材3aが設けられている。
載置台2の上方には、載置台2と略平行に対向するように、換言すれば、載置台2上に載置された半導体ウエハWと対向するように、上部電極としての機能を有するシャワーヘッド16が設けられている。シャワーヘッド16と載置台2とは、一対の電極(上部電極と下部電極)として機能する。載置台2の基材2aには、整合器11aを介して高周波電源10aが接続されている。また、載置台2の基材2aには、整合器11bを介して高周波電源10bが接続されている。高周波電源10aは、プラズマの発生に用いられる所定の周波数(例えば100MHz)の高周波電力を載置台2の基材2aに供給する。また、高周波電源10bは、イオンの引き込み(バイアス)に用いられる所定の周波数の高周波電力であって、高周波電源10aよりも低い周波数(例えば、13MHz)の高周波電力を載置台2の基材2aに供給する。
載置台2の上面には、半導体ウエハWを静電吸着するための静電チャック6が設けられている。静電チャック6は、絶縁体6bと、絶縁体6bの間に設けられた電極6aとを有し、電極6aには直流電源12が接続されている。そして、静電チャック6は、直流電源12から印加された直流電圧により静電チャック6の表面に発生したクーロン力によって、半導体ウエハWを吸着保持する。
載置台2の内部には、冷媒が流れる流路2bが形成されており、流路2bには、配管2cおよび2dが接続されている。そして、流路2bの中にガルデン等の冷媒を循環させることによって、支持台4および載置台2を所定の温度に制御することができる。また、載置台2には、載置台2を貫通するように、半導体ウエハWの裏面側にヘリウムガス等の冷却ガス(バックサイドガス)を供給するための配管18が設けられている。配管18は、図示しないバックサイドガス供給源に接続されている。これらの構成によって、載置台2の上面に静電チャック6によって吸着保持された半導体ウエハWを、所定の温度に制御することができる。
上記したシャワーヘッド16は、処理容器1の上部に設けられている。シャワーヘッド16は、本体部16aと電極板をなす上部天板16bとを備えており、絶縁性部材17を介して処理容器1の上部に支持されている。本体部16aは、例えば表面が陽極酸化処理されたアルミニウム等により形成され、その下部に上部天板16bを着脱自在に支持する。上部天板16bは、例えば石英等のシリコン含有物質で形成される。
本体部16aの内部には、ガス拡散室16cおよび16dが設けられる。ガス拡散室16cおよび16dの下部に位置するように、本体部16aの底部には、多数のガス通流孔16eが形成されている。ガス拡散室は、中央部に設けられたガス拡散室16cと、周縁部に設けられたガス拡散室16dとに2分割されており、中央部と周縁部とで独立に処理ガスの供給状態を変更できるようになっている。
また、上部天板16bには、当該上部天板16bを厚さ方向に貫通するようにガス導入孔16fが設けられており、それぞれのガス導入孔16fは、上記したガス通流孔16eに連通している。このような構成により、ガス拡散室16cおよび16dに供給された処理ガスは、ガス通流孔16eおよびガス導入孔16fを介して処理容器1内にシャワー状に拡散されて供給される。なお、本体部16a等には、図示しないヒータや、冷媒を循環させるための図示しない配管等の温度調整器が設けられており、プラズマエッチング処理中にシャワーヘッド16を所望の範囲内の温度に制御できるようになっている。
上記した本体部16aには、ガス拡散室16cおよび16dのそれぞれへ処理ガスを導入するための2つのガス導入口16gおよび16hが形成されている。ガス導入口16gには、配管15aの一端が接続されており、配管15aの他端には、弁V1およびマスフローコントローラ(MFC)15cを介して、エッチング用の処理ガスを供給する処理ガス供給源15が接続されている。また、ガス導入口16hには、配管15bの一端が接続されており、配管15bの他端には、弁V2およびMFC15dを介して、処理ガス供給源15が接続されている。
そして、処理ガス供給源15から供給された処理ガスは、配管15aおよび15bを介してガス拡散室16cおよび16dにそれぞれ供給され、それぞれのガス通流孔16eおよびガス導入孔16fを介して処理容器1内にシャワー状に拡散されて供給される。
上記した上部電極としてのシャワーヘッド16には、ローパスフィルタ(LPF)51を介して可変直流電源52が電気的に接続されている。可変直流電源52は、スイッチ53により直流電力の供給および遮断が可能となっている。可変直流電源52の電流および電圧ならびにスイッチ53のオンおよびオフは、後述する制御部60によって制御される。なお、後述のように、高周波電源10aおよび高周波電源10bから高周波電力が載置台2に供給されて処理空間にプラズマが発生する際には、必要に応じて制御部60によりスイッチ53がオンとされ、上部電極としてのシャワーヘッド16に所定の直流電圧が印加される。
処理容器1の底部には、排気口71が形成されている。排気口71には、排気管72を介して排気装置73が接続されている。排気装置73は、真空ポンプを有しており、この真空ポンプを作動させることにより処理容器1内を所定の真空度まで減圧することができる。また、処理容器1の側壁には、開口部74が設けられており、開口部74には、当該開口部74を開閉するゲートバルブGが設けられている。
処理容器1の内壁には、内壁の面に沿って、デポシールド76および77が、着脱自在に設けられている。デポシールド76および77は、処理容器1の内壁にエッチング副生物(デポ)が付着することを防止する機能を有する。また、デポシールド77は、下部電極となる載置台2、内壁部材3a、および支持台4の外周面を覆うように設けられている。静電チャック6上に吸着保持された半導体ウエハWと略同じ高さのデポシールド76の位置には、直流的にグランドに接続された導電性部材(GNDブロック)79が設けられている。導電性部材79により、処理容器1内の異常放電が抑制される。
また、処理容器1の周囲には、同心円状にリング磁石80が配置されている。リング磁石80は、シャワーヘッド16と載置台2との間の空間に磁場を形成する。リング磁石80は、図示しない回転機構により回転自在に保持されている。
上記構成のプラズマエッチング装置101は、制御部60によって、その動作が統括的に制御される。制御部60には、CPU(Central Processing Unit)を備え、プラズマエッチング装置101の各部を制御するプロセスコントローラ61と、ユーザインターフェース62と、記憶部63とが設けられている。ユーザインターフェース62は、工程管理者がプラズマエッチング装置101を管理するためにコマンドの入力操作を行うキーボードや、プラズマエッチング装置101の稼動状況を可視化して表示するディスプレイ等である。
記憶部63には、プラズマエッチング装置101で実行される各種処理をプロセスコントローラ61の制御において実現するための制御プログラム(ソフトウエア)や処理条件データ等が記憶されたレシピが格納されている。そして、ユーザインターフェース62からの指示に応じて任意のレシピが記憶部63から呼び出されてプロセスコントローラ61によって実行されることで、プロセスコントローラ61の制御下で、プラズマエッチング装置101での所望の処理が行われる。また、制御プログラムや処理条件データ等のレシピは、コンピュータで読み取り可能なコンピュータ記録媒体(例えば、ハードディスク、CD、フレキシブルディスク、半導体メモリ等)などに格納された状態のものを利用したり、あるいは、他の装置から、例えば通信回線を介して伝送されたものを利用したりすることも可能である。
[センサ基板20の構成]
図3は、センサ基板20の一例を示す図である。センサ基板20は、例えば図3に示すように、ベース基板21、距離センサ23、無線通信機24、およびバッテリ26を有する。本実施形態において、ベース基板21は、被処理基板である半導体ウエハWと略同一の形状を有する。これにより、搬送装置110は、基板支持部111により、センサ基板20を、半導体ウエハWと同様に取り扱うことができる。また、ベース基板21の外周には、ベース基板21の方向を示す位置決め部22が形成されている。本実施形態において、位置決め部22は、例えばノッチである。なお、位置決め部22は、オリエンテーションフラットであってもよい。
距離センサ23、無線通信機24、およびバッテリ26は、ベース基板21の表面に実装される。バッテリ26は、配線27により距離センサ23および無線通信機24に接続され、配線27を介して距離センサ23および無線通信機24に電力を供給する。距離センサ23は、配線25により無線通信機24に接続される。距離センサ23は、ベース基板21の中心29と位置決め部22とを通る直線から、ΔL1離れたベース基板21上の位置に実装される。
無線通信機24は、測定装置30から無線送信された電波を受信し、受信した電波を復調して、配線25を介して距離センサ23へ送る。また、無線通信機24は、配線25を介して距離センサ23から信号を受け取った場合に、受け取った信号に所定の変調を施して測定装置30へ無線送信する。本実施形態において、無線通信機24は、アナログ無線通信方式により、測定装置30との間で信号を送受信する。なお、無線通信機24は、無線LANやBluetooth(登録商標)等のディジタル無線通信方式により、測定装置30との間で信号を送受信してもよい。
距離センサ23は、配線25を介して無線通信機24から測定指示を示す信号を受け取った場合に、測定対象物との間の距離に応じた物理量を測定する。そして、距離センサ23は、測定した物理量を示す信号を、配線25を介して無線通信機24へ送る。本実施形態において、測定対象物は、処理容器1内に設けられたフォーカスリング5である。また、本実施形態において、距離センサ23は、測定対象物との間の距離に応じた物理量として静電容量を測定する、例えば静電容量センサである。なお、距離センサ23は、測定対象物との間の距離に応じて変化する物理量を測定可能なセンサであれば、他の方式のセンサ(例えば、レーザ距離センサ、超音波センサ等)であってもよい。
ここで、プラズマエッチング装置101内において半導体ウエハWが処理されると、処理容器1内に生成されたプラズマによって、フォーカスリング5がわずかに削られる。そして、半導体ウエハWの処理を繰り返すことにより、処理容器1内のフォーカスリング5が薄くなり、半導体ウエハWの外周付近におけるプラズマの均一性を高めるというフォーカスリング5の効果が低下する。
そこで、本実施形態では、プラズマエッチング装置101による処理の開始前に、センサ基板20を処理容器1内に搬入し、距離センサ23により距離センサ23からフォーカスリング5までの距離を測定する。そして、いくつかの半導体ウエハWが処理された後に、再びセンサ基板20を処理容器1内に搬入し、距離センサ23により距離センサ23からフォーカスリング5までの距離を測定する。そして、処理の開始前に測定した距離との差分から、フォーカスリング5の消耗量を算出し、算出した消耗量を、処理システム100のユーザに通知する。
また、処理の対象である半導体ウエハWには、図3に示したセンサ基板20と同様に、位置決め部22が形成されている。半導体ウエハWに形成された位置決め部22の近傍におけるプラズマの分布は、半導体ウエハWの外周部における他の部分におけるプラズマの分布とはわずかに異なる場合がある。そのため、半導体ウエハWの位置決め部22の近傍におけるフォーカスリング5の消耗量は、他の部分におけるフォーカスリング5の消耗量とは異なる場合がある。そのため、半導体ウエハWの位置決め部22が配置された位置の近傍のフォーカスリング5の消耗量を測定しても、フォーカスリング5の他の部分の消耗量とは異なる値が測定されてしまう場合がある。
これを回避するために、本実施形態では、例えば図3に示すように、距離センサ23は、ベース基板21の中心29と位置決め部22とを通る直線から、ΔL1離れたベース基板21上の位置に実装される。そして、センサ基板20をプラズマエッチング装置101の処理容器1内に搬入させる際に、位置決め部22からベース基板21の中心29へ向かう方向へセンサ基板20を移動させる。これにより、距離センサ23がフォーカスリング5の上方を通過する際に、半導体ウエハWの位置決め部22に配置された位置の近傍のフォーカスリング5の部分とは異なる部分の上方を距離センサ23が通過することになる。これにより、距離センサ23によって、半導体ウエハWの位置決め部22に配置された位置の近傍のフォーカスリング5における消耗量が測定されることを防止することができる。
なお、本実施形態では、センサ基板20を方向Bへ移動させてゲートバルブGから処理容器1内に搬入する場合、半導体ウエハWが処理容器1内に搬入されて静電チャック6上に載置される位置よりも、さらにゲートバルブGから遠い位置までセンサ基板20を移動させる。これにより、距離センサ23は、ゲートバルブGに近い側のフォーカスリング5の部分と、ゲートバルブGから遠い側のフォーカスリング5の部分の2か所においてフォーカスリング5の消耗量を測定することができる。
その際、距離センサ23を、ベース基板21上において、中心29と位置決め部22とを通る直線からあまりに遠い位置に実装してしまうと、センサ基板20を方向Bへ移動させて処理容器1内に搬入した場合に、距離センサ23によって消耗量が測定されるフォーカスリング5上の2か所の位置が、互いに近くなってしまう。そのため、距離センサ23によって測定された測定値に基づいて算出されたフォーカスリング5の消耗量と、フォーカスリング5全体の実際の消耗量との差が大きくなる場合がある。そのため、距離センサ23は、ベース基板21上において、中心29と位置決め部22とを通る直線からあまり遠くない位置に実装することが好ましい。例えば、ベース基板21の中心29と位置決め部22とを通る直線から距離センサ23が実装されるベース基板21上の位置までの距離ΔL1は、例えば、ベース基板21の半径の1/4〜1/2倍程度の範囲内であることが好ましい。これにより、フォーカスリング5の消耗量の測定精度を高めることができる。
[測定装置30の構成]
図4は、測定装置30の一例を示すブロック図である。測定装置30は、例えば図4に示すように、アンテナ31、無線通信部32、取得部33、測定指示部34、測定部35、および搬送指示部36を有する。
無線通信部32は、測定指示部34から信号を受け取った場合に、受け取った信号に所定の変調を施してアンテナ31を介してセンサ基板20へ送信する。また、無線通信部32は、アンテナ31を介してセンサ基板20から信号を受信した場合に、受信した信号を復調して取得部33へ送る。
測定指示部34は、測定部35から測定指示を受け取った場合に、測定指示を示す信号を生成し、生成した信号を無線通信部32へ送る。取得部33は、無線通信部32から受け取った信号を、測定値を示す情報に変換して、測定部35へ送る。搬送指示部36は、測定部35からの指示に応じて、センサ基板20の搬送を制御する信号を搬送装置110へ送信する。
測定部35は、マウスやキーボード等の入力装置37を介して、処理システム100のユーザからの指示に応じて、搬送装置110および距離センサ23を制御し、プラズマエッチング装置101の処理容器1内の部品の状態を測定する。例えば、測定部35は、処理システム100のユーザからの指示に応じて、搬送装置110および距離センサ23を制御し、処理容器1内のフォーカスリング5の初期状態の測定を行う。初期状態とは、例えば、フォーカスリング5の交換が行われ、プラズマエッチング装置101によるプラズマエッチング処理が開始される前の状態を指す。
フォーカスリング5の初期状態の測定では、測定部35は、例えば、ゲートバルブGに近い側のフォーカスリング5の上方に距離センサ23が位置する位置まで、センサ基板20をプラズマエッチング装置101の処理容器1内に搬入させる指示を搬送指示部36へ送る。搬送装置110は、例えば図5に示すように、距離センサ23がベース基板21の下面側に位置するようにセンサ基板20を保持し、ゲートバルブGから搬送方向Bに沿って、センサ基板20を処理容器1内に搬入する。そして、距離センサ23がゲートバルブGに近い側のフォーカスリング5の上方位置した場合に、測定部35は、測定指示部34に測定指示を送る。そして、取得部33から測定値を受信した場合に、測定部35は、受信した測定値に対応する距離の情報を保持する。
次に、測定部35は、センサ基板20を処理容器1内に所定距離搬入させる指示を搬送指示部36へ送る。所定距離とは、例えば数ミリメートルである。そして、測定部35は、測定指示部34に測定指示を送り、取得部33から測定値の情報を受信し、受信した測定値に対応する距離dの情報を保持する。測定部35は、例えば図6に示すように、距離センサ23がフォーカスリング5の上方を通過する間、センサ基板20を搬送方向Bへ所定距離移動させて、フォーカスリング5までの距離dに応じた測定値を距離センサ23に測定させる処理を複数回(例えば、十数回程度)繰り返す。
そして、距離センサ23がゲートバルブGに近い側のフォーカスリング5の上方を通過した場合、測定部35は、ゲートバルブGから遠い側のフォーカスリング5の上方に距離センサ23が位置する位置まで、センサ基板20をさらに搬入させる指示を搬送指示部36へ送る。搬送装置110は、例えば図7に示すように、センサ基板20をゲートバルブGから搬送方向Bに沿って、被処理基板である半導体ウエハWが搬入される位置よりもさらに所定距離ΔL2分、ゲートバルブGから遠い位置までセンサ基板20を搬入する。そして、距離センサ23が、例えば図7に示すように、ゲートバルブGから遠い側のフォーカスリング5の上方に位置した場合に、測定部35は、測定指示部34に測定指示を送る。そして、取得部33から測定値を受信した場合に、測定部35は、受信した測定値に対応する距離dの情報を保持する。
そして、測定部35は、距離センサ23がゲートバルブGに近い側のフォーカスリング5の上方に位置した場合と同様に、距離センサ23がゲートバルブGから遠い側のフォーカスリング5の上方を通過する間、センサ基板20を処理容器1内に所定距離移動させて、距離センサ23にフォーカスリング5までの距離dに応じた測定値を測定させる処理を複数回繰り返す。
ここで、センサ基板20において、距離センサ23は、例えば図3に示したように、ベース基板21の中心と位置決め部22とを通る直線から所定距離ΔL1離れたベース基板21上の位置に実装される。そして、搬送装置110は、センサ基板20の位置決め部22を基準として、ベース基板21の中心と位置決め部22とを通る直線がフォーカスリング5および静電チャック6の略中央を通るように、センサ基板20を処理容器1内に搬送方向Bに沿って搬入する。これにより、例えば図8に示すように、センサ基板20の距離センサ23は、フォーカスリング5の略中央を通る直線から所定距離ΔL1離れたフォーカスリング5上の領域5aおよび領域5bを通過する。これにより、ゲートバルブGに近い側のフォーカスリング5の領域5bと、ゲートバルブGから遠い側のフォーカスリング5の領域5aとにおいて、それぞれ、距離センサ23から初期状態におけるフォーカスリング5までの距離dに応じた測定値が複数回測定される。
そして、距離センサ23がゲートバルブGから遠い側のフォーカスリング5の上方を通過した場合、測定部35は、センサ基板20をカセット130に収容する指示を搬送指示部36へ送る。そして、測定部35は、ゲートバルブGに近い側のフォーカスリング5の上方で測定された複数の測定値に対応する距離dと、ゲートバルブGから遠い側のフォーカスリング5の上方で測定された複数の測定値に対応する距離dとに基づいて、距離センサ23から初期状態におけるフォーカスリング5までの距離d0を算出し、算出した距離d0を保持する。測定部35は、例えば、測定値に対応する距離dの平均値を、距離センサ23から初期状態におけるフォーカスリング5までの距離d0として算出する。
また、測定部35は、プラズマエッチング装置101によってプラズマエッチング処理が1回以上実行された後に、処理システム100のユーザからの指示に応じて、搬送装置110および距離センサ23を制御し、処理容器1内のフォーカスリング5の消耗状態の測定を行う。例えば、測定部35は、フォーカスリング5の消耗状態の測定において、図5から図7を用いて説明したフォーカスリング5の初期状態の測定と同様に、ゲートバルブGに近い側のフォーカスリング5の上方と、ゲートバルブGから遠い側のフォーカスリング5の上方とにおいて、それぞれ距離センサ23からフォーカスリング5までの距離dに応じた測定値を複数回測定する。
そして、測定部35は、ゲートバルブGに近い側のフォーカスリング5の上方で測定された複数の測定値に対応する距離dと、ゲートバルブGから遠い側のフォーカスリング5の上方で測定された複数の測定値に対応する距離dとに基づいて、距離センサ23からフォーカスリング5までの距離d1を算出する。そして、測定部35は、保持している距離d0から、算出した距離d1を引いた値を、フォーカスリング5の消耗量として算出する。そして、測定部35は、算出したフォーカスリング5の消耗量を、ディスプレイ等の出力装置38に出力する。
これにより、処理システム100のユーザは、プラズマエッチング装置101の処理容器1を大気圧に開放することなく、フォーカスリング5の消耗量を測定することができる。また、被処理基板である半導体ウエハWと同様の形状のセンサ基板20を用いてフォーカスリング5の消耗量を測定することができるため、側壁に窓を形成する改造を処理容器1に施す必要がなく、既存のプラズマエッチング装置101を用いてフォーカスリング5の消耗量を測定することができる。また、フォーカスリング5の消耗量を測定するための光源の光路を処理容器1内に確保する必要がないため、プラズマエッチング装置101の設計の自由度の低下を抑制することができる。
なお、測定部35は、プラズマエッチング装置101によって実行されたプラズマエッチング処理の回数をカウントし、所定回数に達した場合に、処理システム100のユーザからの指示を待つことなく、フォーカスリング5の消耗量の測定処理を自動的に開始してもよい。この場合、フォーカスリング5の消耗量の測定処理を開始するまでのプラズマエッチング処理の実行回数は、処理システム100のユーザによって任意に設定される。また、測定部35は、処理システム100のユーザから消耗量の閾値を受け付けて保持し、フォーカスリング5の消耗量の測定処理において測定したフォーカスリング5の消耗量が、保持している閾値以上である場合に、フォーカスリング5の消耗量が閾値に達した旨を、測定した消耗量の値に代えて、あるいは、測定した消耗量の値と共に、ディスプレイ等の出力装置38に出力してもよい。
[初期状態の測定処理]
図9は、フォーカスリング5の初期状態の測定処理の一例を示すフローチャートである。例えば、フォーカスリング5の交換が行われ、処理システム100のユーザから初期状態の測定処理を指示された場合に、測定装置30は、本フローチャートに示す処理を開始する。
まず、測定部35は、カセット130内に収容されたセンサ基板20を搬送装置110に保持させる指示を搬送指示部36へ送る。搬送指示部36は、測定部35からの指示を制御信号に変換し、搬送装置110へ送信する。搬送装置110は、基板支持部111によりカセット130からセンサ基板20を取り出して、距離センサ23がベース基板21の下面側に位置するようにセンサ基板20を保持する(S100)。
次に、測定部35は、ゲートバルブGに近い側のフォーカスリング5の上方に距離センサが位置する位置まで、センサ基板20を搬入させる指示を搬送指示部36へ送る。搬送指示部36は、測定部35からの指示を制御信号に変換し、搬送装置110へ送信する。搬送装置110は、ゲートバルブGに近い側のフォーカスリング5の上方に距離センサが位置する位置まで、センサ基板20を搬入する(S101)。
次に、測定部35は、測定指示を送信する(S102)。具体的には、測定部35は、測定指示部34に測定指示を送る。測定指示部34は、測定指示を示す信号を生成し、生成した信号を無線通信部32へ送る。無線通信部32は、測定指示部34から受け取った信号に所定の変調を施してアンテナ31を介してセンサ基板20へ無線送信する。センサ基板20の無線通信機24は、測定装置30から受信した電波を復調して距離センサ23へ送る。
次に、測定部35は、距離センサ23からフォーカスリング5までの距離dに対応する測定値を受信する(S103)。具体的には、距離センサ23は、無線通信機24から受け取った信号が示す測定指示に応じて、距離センサ23からフォーカスリング5までの距離に応じた物理量(本実施形態では静電容量)を測定し、測定値を示す信号を無線通信機24へ送る。無線通信機24は、距離センサ23から受け取った測定値を示す信号に所定の変調を施して測定装置30へ無線送信する。
測定装置30の無線通信部32は、センサ基板20から送信された電波をアンテナ31を介して受信し、受信した電波を復調して取得部33へ送る。取得部33は、無線通信部32によって復調された信号を、測定値を示す情報に変換して測定部35へ送る。測定部35は、取得部33から測定値の情報を受け取り、受け取った測定値に対応する距離dの情報を保持する。
次に、測定部35は、距離センサ23による測定回数が所定回数に達したか否かを判定する(S104)。距離センサ23による測定回数が所定回数に達していない場合(S104:No)、測定部35は、センサ基板20を搬送方向Bに沿って所定距離移動させる指示を搬送指示部36へ送る。搬送指示部36は、測定部35からの指示を制御信号に変換し、搬送装置110へ送信する。搬送装置110は、センサ基板20を搬送方向Bに沿って所定距離移動させる(S105)。そして、測定部35は、再びステップS102に示した処理を実行する。
一方、距離センサ23による測定回数が所定回数に達した場合(S104:Yes)、測定部35は、ゲートバルブGから遠い側のフォーカスリング5の上方に距離センサが位置する位置まで、センサ基板20を搬入させる指示を搬送指示部36へ送る。搬送指示部36は、測定部35からの指示を制御信号に変換し、搬送装置110へ送信する。搬送装置110は、ゲートバルブGから遠い側のフォーカスリング5の上方に距離センサが位置する位置まで、センサ基板20を搬入する(S106)。
次に、測定部35は、測定指示を送信する(S107)。そして、測定部35は、距離センサ23からフォーカスリング5までの距離dに対応する測定値を受信する(S108)。そして、測定部35は、距離センサ23による測定回数が所定回数に達したか否かを判定する(S109)。距離センサ23による測定回数が所定回数に達していない場合(S109:No)、測定部35は、センサ基板20を搬送方向Bに沿って所定距離移動させる指示を搬送指示部36へ送る(S110)。そして、測定部35は、再びステップS107に示した処理を実行する。なお、ステップS107〜S110までの処理は、ステップS102〜S105において説明した処理と同様であるため、詳細な説明を省略する。
一方、距離センサ23による測定回数が所定回数に達した場合(S109:Yes)、測定部35は、センサ基板20をカセット130に戻す指示を搬送指示部36へ送る。搬送指示部36は、測定部35からの指示を制御信号に変換し、搬送装置110へ送信する。搬送装置110は、センサ基板20をカセット130に収容する(S111)。
次に、測定部35は、ゲートバルブGに近い側のフォーカスリング5の上方で測定された複数の測定値に対応する距離dと、ゲートバルブGから遠い側のフォーカスリング5の上方で測定された複数の測定値に対応する距離dとを平均して、距離センサ23から初期状態におけるフォーカスリング5までの距離d0を算出する(S112)。そして、測定部35は、算出した距離d0を測定装置30のメモリに保存し(S113)、測定装置30は、本フローチャートに示した初期状態の測定処理を終了する。
[消耗量の測定処理]
図10は、フォーカスリング5の消耗量の測定処理の一例を示すフローチャートである。例えば、処理システム100のユーザから消耗量の測定処理を指示された場合に、測定装置30は、本フローチャートに示す処理を開始する。
まず、センサ基板20および測定装置30は、図9を用いて説明したステップS100〜S111までの処理を実行する。そして、測定部35は、ゲートバルブGに近い側のフォーカスリング5の上方で測定された複数の測定値に対応する距離dと、ゲートバルブGから遠い側のフォーカスリング5の上方で測定された複数の測定値に対応する距離dとを平均して、距離センサ23からフォーカスリング5までの距離d1を算出する(S120)。
次に、測定部35は、保持している初期状態における距離d0から、ステップS120において算出した距離d1を引いた値を、フォーカスリング5の消耗量として算出する(S121)。そして、測定部35は、算出したフォーカスリング5の消耗量を、ディスプレイ等の出力装置38に出力し(S122)、測定装置30は、本フローチャートに示した消耗量の測定処理を終了する。
[ハードウェア]
図11は、測定装置30の機能を実現するコンピュータ40の一例を示す図である。コンピュータ40は、CPU(Central Processing Unit)41、RAM(Random Access Memory)42、ROM(Read Only Memory)43、補助記憶装置44、無線通信機45、入出力インターフェイス(I/F)46、およびメディアインターフェイス(I/F)47を備える。
CPU41は、ROM43または補助記憶装置44に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM43は、コンピュータ40の起動時にCPU41によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ40のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
補助記憶装置44は、例えばHDD(Hard Disk Drive)またはSSD(Solid State Drive)等であり、CPU41によって実行されるプログラムおよび当該プログラムによって使用されるデータ等を格納する。無線通信機45は、センサ基板20等と無線通信し、センサ基板20等の他の機器からデータを受信してCPU41へ送り、CPU41が生成したデータを、センサ基板20等の他の機器へ送信する。
CPU41は、入出力インターフェイス46を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置38、搬送装置110、および、キーボードやマウス等の入力装置37を制御する。CPU41は、入出力インターフェイス46を介して、入力装置37からデータを取得する。また、CPU41は、生成したデータを、入出力インターフェイス46を介して出力装置38や搬送装置110へ出力する。
メディアインターフェイス47は、記録媒体48に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM42を介してCPU41に提供する。CPU41は、当該プログラムを、メディアインターフェイス47を介して記録媒体48から読み出してRAM42上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体48は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
コンピュータ40のCPU41は、RAM42上にロードされたプログラムを実行することにより、無線通信部32、取得部33、測定指示部34、測定部35、および搬送指示部36の各機能を実現する。コンピュータ40のCPU41は、上記プログラムを、記録媒体48から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から、有線または無線の通信回線を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
以上、実施形態について説明した。本実施形態の処理システム100によれば、既存のプラズマエッチング装置101を改造することなく、処理容器1内を減圧状態に保ったままフォーカスリング5の消耗量を測定することが可能となる。
なお、本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で数々の変形が可能である。
例えば図12に示すように、センサ基板20のベース基板21には、複数の開口部28a〜28dが形成されていてもよい。センサ基板20は、距離センサ23、無線通信機24、およびバッテリ26がベース基板21上に実装されているため、センサ基板20の重量は、被処理基板である半導体ウエハWよりも重くなる場合がある。そのため、センサ基板20の重量によっては、センサ基板20を処理容器1内に搬入するために搬送装置110のアームを伸ばした場合に、センサ基板20の重さによりアームがたわみ、センサ基板20が処理容器1内の部品に接触する可能性がある。そこで、例えば図12に示すように、ベース基板21に複数の開口部28a〜28dを形成することにより、センサ基板20が軽量化され、センサ基板20が処理容器1内の部品に接触することを防止することができる。
また、上記した実施形態において、センサ基板20は、ベース基板21上に距離センサ23が1つ設けられたが、開示の技術はこれに限られない。例えば図13に示すように、ベース基板21上に複数の距離センサ23−1および23−2が設けられてもよい。これにより、フォーカスリング5のより多くの場所の消耗量を測定することができ、消耗量の測定精度を高めることができる。ただし、この場合も、それぞれの距離センサ23は、例えば図13に示すように、ベース基板21の中心29と位置決め部22とを通る直線から、それぞれΔL1離れたベース基板21上の位置に実装されることが好ましい。
また、上記した実施形態において、測定装置30は、距離に応じた物理量の測定値を示す信号をセンサ基板20から無線通信により受信したが、開示の技術はこれに限られない。例えば、センサ基板20の距離センサ23は、距離に応じた物理量の測定値を、ベース基板21上に実装されたメモリ内に記録してもよい。そして、処理システム100のユーザは、測定後のセンサ基板20をカセット室103から取り出し、ケーブル等を介して測定装置30に接続する。そして、測定装置30は、ケーブル等を介して、センサ基板20のメモリから測定値を読み出してもよい。
また、上記した実施形態において、搬送装置110は、半導体ウエハWの搬入方向Bに沿ってセンサ基板20を処理容器1内に搬入し、センサ基板20の搬入過程において、フォーカスリング5の上方を距離センサ23が通過する際に、距離センサ23は、距離センサ23からフォーカスリング5までの距離に応じた測定値を測定したが、開示の技術はこれに限られない。例えば、搬送装置110が、より自由な動きが可能であれば、搬送装置110は、センサ基板20を処理容器1内に搬入した後に、距離センサ23がフォーカスリング5の上方を、フォーカスリング5に沿って移動するように、センサ基板20を処理容器1内で移動させてもよい。これにより、測定装置30は、フォーカスリング5においてより多くの場所の消耗量を測定することができ、消耗量の測定精度を高めることができる。
また、上記した実施形態において、センサ基板20が有するベース基板21の形状は、被処理基板である半導体ウエハWと略同一の形状であったが、他の形態として、ベース基板21の外形は、半導体ウエハWより大きくてもよい。また、この場合、ベース基板21の外縁に近い位置に距離センサ23が実装されることが好ましい。これにより、搬送装置110は、被処理基板である半導体ウエハWを処理容器1内に搬入する場合と同じ範囲の動きで、距離センサ23を、ゲートバルブGから遠い側のフォーカスリング5の上方に位置させることができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者には明らかである。また、そのような変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
W 半導体ウエハ
101 プラズマエッチング装置
110 搬送装置
1 処理容器
2 載置台
5 フォーカスリング
20 センサ基板
23 距離センサ
30 測定装置
33 取得部
35 測定部
36 搬送指示部

Claims (7)

  1. 被処理基板が収容され、その内部が減圧可能な処理容器と、前記処理容器内に設けられ、搬送装置によって前記処理容器内に搬送された前記被処理基板が載置される下部電極と、前記下部電極の周囲を囲むように設けられたフォーカスリングとを有するプラズマエッチング装置における前記フォーカスリングの消耗量を測定する測定システムであって、
    距離センサが設けられ、位置決めのためのオリエンテーションフラットまたはノッチである位置決め部が形成されたセンサ基板と、
    前記フォーカスリングの消耗量を測定する測定装置と
    を備え、
    前記測定装置は、
    前記搬送装置に指示して、前記センサ基板を前記処理容器内に搬送させる搬送指示部と、
    前記距離センサが測定した、前記距離センサから前記フォーカスリングまでの距離に応じた物理量の情報を取得する取得部と、
    取得した前記物理量の情報に基づいて、前記フォーカスリングの消耗量を測定する測定部と
    を有し、
    前記距離センサは、
    前記センサ基板の表面において、前記センサ基板の中心と前記位置決め部とを通る直線から、前記センサ基板の半径の1/4〜1/2倍の距離、離れた位置に設けられていることを特徴とする測定システム。
  2. 前記距離センサは、
    前記フォーカスリング上を通過する際に、前記フォーカスリングの幅方向における複数の位置で、前記距離センサから前記フォーカスリングまでの距離に応じた物理量の情報を測定することを特徴とする請求項1に記載の測定システム。
  3. 前記搬送指示部は、
    前記被処理基板が前記下部電極に載置される位置よりも、前記被処理基板が前記処理容器内に搬入される際に通過するゲートから遠い位置まで、前記センサ基板を搬入させ、
    前記距離センサは、
    少なくとも、前記フォーカスリングの中心から前記ゲート側における前記フォーカスリングの部分と、前記フォーカスリングの中心から前記ゲートと反対側における前記フォーカスリングの部分とにおいて、前記距離センサから前記フォーカスリングまでの距離に応じた物理量の情報を測定することを特徴とする請求項1または2に記載の測定システム。
  4. 前記搬送指示部は、
    前記搬送装置が前記センサ基板を前記処理容器内に搬入する際に、前記センサ基板上において、前記距離センサが、前記センサ基板の中心を通り、前記センサ基板の搬送方向を示す直線から所定距離以上離れて位置するように、前記搬送装置に前記センサ基板を保持させることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の測定システム。
  5. 前記距離センサは、静電容量センサであり、前記距離センサから前記フォーカスリングまでの距離に応じた物理量として静電容量を測定することを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の測定システム。
  6. 前記センサ基板は、
    前記距離センサが測定した前記物理量の情報を無線送信する無線通信装置を有し、
    前記取得部は、
    前記無線通信装置によって無線送信された前記物理量の情報を取得することを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の測定システム。
  7. 被処理基板が収容され、その内部が減圧可能な処理容器と、前記処理容器内に設けられ、搬送装置によって前記処理容器内に搬送された前記被処理基板が載置される下部電極と、前記下部電極の周囲を囲むように設けられたフォーカスリングとを有するプラズマエッチング装置における前記フォーカスリングの消耗量の測定方法であって、
    測定装置が、
    前記搬送装置に指示して、距離センサが設けられ、位置決めのためのオリエンテーションフラットまたはノッチである位置決め部が形成されたセンサ基板を前記処理容器内に搬送させる工程と、
    前記距離センサが測定した前記距離センサから前記フォーカスリングまでの距離に応じた物理量の情報を取得する工程と、
    取得した前記物理量の情報に基づいて、前記フォーカスリングの消耗量を測定する工程と
    を実行し、
    前記距離センサは、
    前記センサ基板の表面において、前記センサ基板の中心と前記位置決め部とを通る直線から、前記センサ基板の半径の1/4〜1/2倍の距離、離れた位置に設けられていることを特徴とする測定方法。
JP2014234724A 2014-11-19 2014-11-19 測定システムおよび測定方法 Active JP6383647B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014234724A JP6383647B2 (ja) 2014-11-19 2014-11-19 測定システムおよび測定方法
US14/941,925 US10186402B2 (en) 2014-11-19 2015-11-16 Measurement system and measurement method
TW104137809A TWI677007B (zh) 2014-11-19 2015-11-17 測定系統及測定方法
KR1020150161485A KR102422345B1 (ko) 2014-11-19 2015-11-18 측정 시스템 및 측정 방법

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014234724A JP6383647B2 (ja) 2014-11-19 2014-11-19 測定システムおよび測定方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2016100407A JP2016100407A (ja) 2016-05-30
JP2016100407A5 JP2016100407A5 (ja) 2017-09-21
JP6383647B2 true JP6383647B2 (ja) 2018-08-29

Family

ID=55962329

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014234724A Active JP6383647B2 (ja) 2014-11-19 2014-11-19 測定システムおよび測定方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US10186402B2 (ja)
JP (1) JP6383647B2 (ja)
KR (1) KR102422345B1 (ja)
TW (1) TWI677007B (ja)

Families Citing this family (36)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3082632A4 (en) 2013-12-20 2018-01-10 Crossroads Extremity Systems, LLC Polyaxial locking hole
US11202626B2 (en) 2014-07-10 2021-12-21 Crossroads Extremity Systems, Llc Bone implant with means for multi directional force and means of insertion
US10014198B2 (en) * 2015-08-21 2018-07-03 Lam Research Corporation Wear detection of consumable part in semiconductor manufacturing equipment
JP6651994B2 (ja) * 2016-06-17 2020-02-19 東京エレクトロン株式会社 基板処理装置、メンテナンス用治具、基板処理装置のメンテナンス方法及び記憶媒体
JP6635888B2 (ja) * 2016-07-14 2020-01-29 東京エレクトロン株式会社 プラズマ処理システム
US20180061696A1 (en) * 2016-08-23 2018-03-01 Applied Materials, Inc. Edge ring or process kit for semiconductor process module
EP3315948B1 (de) * 2016-10-26 2019-09-04 Heraeus Quarzglas GmbH & Co. KG Verfahren zur ermittlung des brechzahlprofils eines zylinderförmigen optischen gegenstandes
US11864753B2 (en) 2017-02-06 2024-01-09 Crossroads Extremity Systems, Llc Implant inserter
EP3579762A4 (en) 2017-02-07 2021-04-07 Crossroads Extremity Systems, LLC COUNTER TORQUE IMPLANT
JP6797079B2 (ja) * 2017-06-06 2020-12-09 東京エレクトロン株式会社 プラズマ処理装置、プラズマ制御方法、及びプラズマ制御プログラム
US10978333B2 (en) * 2017-11-14 2021-04-13 Taiwan Semiconductor Manufacturing Co., Ltd. Systems and methods for robotic arm sensing
CN111466019A (zh) * 2017-12-05 2020-07-28 朗姆研究公司 用于边缘环损耗补偿的系统和方法
JP7029983B2 (ja) * 2018-03-09 2022-03-04 東京エレクトロン株式会社 測定器及び測定器のずれ量を求める方法
US11935773B2 (en) * 2018-06-14 2024-03-19 Applied Materials, Inc. Calibration jig and calibration method
US10847393B2 (en) * 2018-09-04 2020-11-24 Applied Materials, Inc. Method and apparatus for measuring process kit centering
US10794681B2 (en) 2018-09-04 2020-10-06 Applied Materials, Inc. Long range capacitive gap measurement in a wafer form sensor system
US11521872B2 (en) 2018-09-04 2022-12-06 Applied Materials, Inc. Method and apparatus for measuring erosion and calibrating position for a moving process kit
US11342210B2 (en) 2018-09-04 2022-05-24 Applied Materials, Inc. Method and apparatus for measuring wafer movement and placement using vibration data
US11404296B2 (en) * 2018-09-04 2022-08-02 Applied Materials, Inc. Method and apparatus for measuring placement of a substrate on a heater pedestal
JP7076351B2 (ja) * 2018-10-03 2022-05-27 東京エレクトロン株式会社 プラズマ処理装置、及びリング部材の厚さ測定方法
JP7129325B2 (ja) * 2018-12-14 2022-09-01 東京エレクトロン株式会社 搬送方法及び搬送システム
US11393663B2 (en) * 2019-02-25 2022-07-19 Tokyo Electron Limited Methods and systems for focus ring thickness determinations and feedback control
KR102147775B1 (ko) * 2019-03-11 2020-08-25 (주)드림솔 에지링 측정 장치
US11913777B2 (en) * 2019-06-11 2024-02-27 Applied Materials, Inc. Detector for process kit ring wear
KR20210002175A (ko) * 2019-06-26 2021-01-07 삼성전자주식회사 센서 모듈 및 이를 구비하는 식각 장치
TWI730486B (zh) * 2019-11-01 2021-06-11 財團法人工業技術研究院 流場可視化觀測裝置與流場可視化觀測方法
US11668553B2 (en) * 2020-02-14 2023-06-06 Applied Materials Inc. Apparatus and method for controlling edge ring variation
US11924972B2 (en) 2020-06-02 2024-03-05 Applied Materials, Inc. Diagnostic disc with a high vacuum and temperature tolerant power source
US11589474B2 (en) 2020-06-02 2023-02-21 Applied Materials, Inc. Diagnostic disc with a high vacuum and temperature tolerant power source
JP2022042122A (ja) 2020-09-02 2022-03-14 東京エレクトロン株式会社 基板処理システム及び状態監視方法
CN114496689A (zh) * 2020-11-11 2022-05-13 中国科学院微电子研究所 一种顶环被蚀刻量检测系统及方法、检测调整系统及方法
USD961081S1 (en) 2020-11-18 2022-08-16 Crossroads Extremity Systems, Llc Orthopedic implant
EP4024034A1 (en) * 2021-01-05 2022-07-06 The Boeing Company Methods and apparatus for measuring fastener concentricity
JP2022116644A (ja) 2021-01-29 2022-08-10 東京エレクトロン株式会社 基板処理システム及び状態監視方法
US11788927B2 (en) 2021-02-26 2023-10-17 Heraeus Quartz North America Llc Evaluation of preforms with non-step-index refractive-index-profile (RIP)
JP7229444B1 (ja) * 2022-07-25 2023-02-27 三菱電機株式会社 プラズマ処理装置および劣化判定方法

Family Cites Families (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5194743A (en) * 1990-04-06 1993-03-16 Nikon Corporation Device for positioning circular semiconductor wafers
WO1998053484A1 (en) * 1997-05-20 1998-11-26 Tokyo Electron Limited Processing apparatus
WO2000068986A1 (en) * 1999-05-07 2000-11-16 Tokyo Electron Limited Method and apparatus for vacuum treatment
JP2001230239A (ja) * 2000-02-15 2001-08-24 Tokyo Electron Ltd 処理装置及び処理方法
JP4554037B2 (ja) * 2000-07-04 2010-09-29 東京エレクトロン株式会社 消耗品の消耗度予測方法及び堆積膜厚の予測方法
US7135852B2 (en) * 2002-12-03 2006-11-14 Sensarray Corporation Integrated process condition sensing wafer and data analysis system
TW200416801A (en) * 2003-01-07 2004-09-01 Tokyo Electron Ltd Plasma processing apparatus and focus ring
JP2005303099A (ja) * 2004-04-14 2005-10-27 Hitachi High-Technologies Corp プラズマ処理装置およびプラズマ処理方法
US20060043063A1 (en) * 2004-09-02 2006-03-02 Mahoney Leonard J Electrically floating diagnostic plasma probe with ion property sensors
JP2006173223A (ja) 2004-12-14 2006-06-29 Toshiba Corp プラズマエッチング装置およびそれを用いたプラズマエッチング方法
JP2006196716A (ja) * 2005-01-14 2006-07-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体製造装置および半導体装置の製造方法
US20060171848A1 (en) * 2005-01-31 2006-08-03 Advanced Energy Industries, Inc. Diagnostic plasma sensors for endpoint and end-of-life detection
US7477960B2 (en) * 2005-02-16 2009-01-13 Tokyo Electron Limited Fault detection and classification (FDC) using a run-to-run controller
EP1780499A1 (de) * 2005-10-28 2007-05-02 Hch. Kündig & Cie. AG Verfahren zum Messen der Dicke von Mehrschichtfolien
US20070169700A1 (en) * 2006-01-26 2007-07-26 Gert-Jan Sniders Sensing system and method for determining the alignment of a substrate holder in a batch reactor
US20080066868A1 (en) * 2006-09-19 2008-03-20 Tokyo Electron Limited Focus ring and plasma processing apparatus
JP5317424B2 (ja) * 2007-03-28 2013-10-16 東京エレクトロン株式会社 プラズマ処理装置
JP4956328B2 (ja) * 2007-08-24 2012-06-20 東京エレクトロン株式会社 搬送アームの移動位置の調整方法及び位置検出用治具
JP2010034416A (ja) 2008-07-30 2010-02-12 Hitachi High-Technologies Corp プラズマ処理装置およびプラズマ処理方法
JP5595795B2 (ja) * 2009-06-12 2014-09-24 東京エレクトロン株式会社 プラズマ処理装置用の消耗部品の再利用方法
JP2011210853A (ja) * 2010-03-29 2011-10-20 Tokyo Electron Ltd 消耗量測定方法
KR101899784B1 (ko) * 2011-09-01 2018-09-21 세메스 주식회사 공정 챔버 모니터링 장치 및 방법

Also Published As

Publication number Publication date
TWI677007B (zh) 2019-11-11
TW201633360A (zh) 2016-09-16
US10186402B2 (en) 2019-01-22
JP2016100407A (ja) 2016-05-30
KR20160059976A (ko) 2016-05-27
US20160141154A1 (en) 2016-05-19
KR102422345B1 (ko) 2022-07-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6383647B2 (ja) 測定システムおよび測定方法
US20210132575A1 (en) Temperature control method
US20230282460A1 (en) Focus ring replacement method and plasma processing system
JP5188385B2 (ja) プラズマ処理装置及びプラズマ処理装置の運転方法
JP5709505B2 (ja) プラズマ処理装置、プラズマ処理方法、および記憶媒体
JP2019114612A (ja) プラズマエッチング装置及びプラズマエッチング方法
JP4777790B2 (ja) プラズマ処理室用構造物、プラズマ処理室、及びプラズマ処理装置
US9530657B2 (en) Method of processing substrate and substrate processing apparatus
JP2019176031A (ja) プラズマ処理装置、及び被処理体の搬送方法
JP2016201394A (ja) 温度制御装置、温度制御方法およびプログラム
KR20140092257A (ko) 플라즈마 처리 방법 및 플라즈마 처리 장치
JP7106358B2 (ja) プラズマ処理装置及び温度制御方法
JP5503503B2 (ja) プラズマ処理装置
US20180122620A1 (en) Plasma processing apparatus
US20210175055A1 (en) Measuring device, measuring method, and vacuum processing apparatus
JP2014187231A (ja) プラズマエッチング方法及びプラズマエッチング装置
JP2020057712A (ja) プラズマ処理装置、及びリング部材の厚さ測定方法
TWI772356B (zh) 基板處理裝置、溫度控制方法及溫度控制程式
JP2007243020A (ja) プラズマ処理装置
US20230343567A1 (en) Semiconductor processing tool and methods of operation
JP2021012985A (ja) 処理方法、載置台、プラズマ処理装置、およびプログラム
JP7214021B2 (ja) プラズマ処理装置、及び被処理体の搬送方法
JP2009212178A (ja) プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法
JP2023042028A (ja) 基板搬送位置のずれ量検知方法及び基板処理装置
JP2016086040A (ja) 半導体製造装置の出力検査方法及び半導体製造装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170809

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170809

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180518

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180529

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180710

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180724

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180806

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6383647

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250