JP6372052B2 - トンネル施工方法 - Google Patents

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本発明は、トンネル工事用ベルトコンベア架台およびトンネル施工方法に関するものであり、具体的には、セントルの移動と連続ベルトコンベア支持手段の移動とを独立に実行可能とし、施工効率を良好なものとする技術に関する。
トンネル工事に伴うズリを切羽から坑口に搬出する手段として、施工中のトンネル内に配置される連続ベルトコンベアがある。この連続ベルトコンベアの配置区間のうち、セントル内を通過する区間においては、連続ベルトコンベアの支持手段が移動架台の稼動を阻害しない手当が必要とされていた。そうした技術としては、例えば、移動架台前後の区間においてトンネル壁面から立設させた支持部材で連続ベルトコンベアを支持する一方、移動架台の存在する区間においては、トンネル床盤上を移動可能に構成した支持台車で連続ベルトコンベアを支持する技術(特許文献1)などが提案されている。
特開2004−300724号公報
ところが、所定箇所での覆工コンクリートの打設や養生の終了後、該当箇所から次の施工箇所にセントルを移動させる際、セントルを構成する移動型枠や移動架台に、上述したような連続ベルトコンベアの支持部材や支持台車が接触することを回避するため、セントルの移動作業と同時に、上述の支持部材の盛替えや各支持台車の移動操作などを行う必要がある。この場合、限られた空間内で複数の作業を同時実行することになるため、各作業が錯綜し、多くの作業時間や作業員が必要であった。
また、稼働中(ズリ出し時)の連続ベルトコンベアに対し、上述した支持部材の盛替え等の作業を行おうとすると、稼働中の連続ベルトコンベアに作業員や機材等が接触する懸念もある。そこでそうした事態を回避すべく、トンネル掘削作業の休止タイミング、すなわち連続ベルトコンベアの停止に合わせてセントル移動作業を行う必要がある。そのため、セントル移動がトンネル掘削の作業状況に拘束され、工事全体における施工効率の低下を招く恐れもある。
しかも、打設サイクル毎の移動範囲が従来型と比べて倍増するテレスコピック型セントルを採用した工事の場合、支持部材の盛替えや各支持台車の移動操作等に伴う手間も倍増し、上述した各問題点は特に顕著なものとなる。
そこで本発明は、セントルの移動と連続ベルトコンベア支持手段の移動とを独立に実行可能とし、施工効率を良好なものとする技術の提供を目的とする。
上記課題を解決するトンネル施工方法は、ンネル工事で用いる覆工コンクリート打設用の移動型枠におけるトンネル進行方向の長さに、前記移動型枠における一回の移動距離を加えた長さ以上の水平部材と、当該水平部材の両端をそれぞれ支持する脚部材とからなり、前記脚部材の下端に移動手段を有するベルトコンベア架台を、覆工コンクリートの打設サイクルに対応する区間に設置して、該当区間における連続ベルトコンベアを支持する第1の行程と、打設サイクルの進行と共に次の打設サイクルに対応する区間に前記ベルトコンベア架台を移動させて、該当区間における前記連続ベルトコンベアを支持した後、前記移動型枠を前記次の打設サイクルに対応する区間に移動させる第2の工程とを備え、前記第2の工程を繰り返すことを特徴とする。
これによれば、連続ベルトコンベアを、移動型枠の長さを含む一回の移動距離以上のスパンで支持する形態となるため、当該スパンの範囲内すなわち一回の打設サイクルに伴う移動型枠の移動に際して、連続ベルトコンベアの支持手段を盛替える作業や移動作業は不要であり、セントル(移動型枠及び移動架台)の移動と連続ベルトコンベアの支持手段の移動とを独立して行える。そのため、限られた空間内で複数作業を同時実行する必要はなく、従来より作業時間及び作業人員を抑制して施工効率を良好なものとできる。
また、稼働中(ズリ出し時)の連続ベルトコンベアに対し、当該連続ベルトコンベアの支持手段を移動させるために作業員や機材等を配置する事態は生じないため、稼働中の連続ベルトコンベアに作業員らが接触する事態は回避される。更に、セントル移動がトンネル掘削の作業状況に拘束されず、トンネル工事期間中、施工効率を良好に維持できる。
上述のとおり、支持部材の盛替えや各支持台車の移動操作等に伴う手間を従来より大幅に抑制可能であることから、打設サイクル毎の移動範囲が従来型と比べて倍増するテレスコピック型セントルを採用した工事の場合、特に上述の効果は顕著なものとなる。
また、セントルの移動と連続ベルトコンベア支持手段の移動とを独立に実行可能とし、施工効率を良好なものとできる。
なお、上述のベルトコンベア架台は、前記脚部材の間において前記水平部材を支持し、トンネル進行方向への折り畳み可能な補助脚部材を更に備え、前記移動型枠を移動させる際には前記補助脚部材を折り畳んでおくこととしてもよい
これによれば、脚部材の間すなわち上述で述べたスパンにおける連続ベルトコンベアを、補助脚部材で確実に支持することで、連続ベルトコンベアのたわみを防ぐことができる。また、セントル移動に応じて補助脚部材を折り畳んでおくことで、セントル移動を阻害する事態を回避可能であり、トンネル工事の施工効率を更に良好なものとできる。
本発明によれば、セントルの移動と連続ベルトコンベア支持手段の移動とを独立に実行可能とし、施工効率を良好なものとできる。
本実施形態のトンネル工事用ベルトコンベア架台を適用した施工中トンネルを示す平面図である。 本実施形態のトンネル工事用ベルトコンベア架台を適用した施工中トンネルを示す側断面図である。 本実施形態のトンネル工事用ベルトコンベア架台を適用した施工中トンネルの矢視Aでの断面図である。 本実施形態のトンネル工事用ベルトコンベア架台を適用した施工中トンネルの矢視Bでの断面図である。 本実施形態のトンネル工事用ベルトコンベア架台を適用した施工中トンネルの矢視Cでの断面図である。 本実施形態のトンネル工事用ベルトコンベア架台を適用した施工中トンネルの矢視Dでの断面図である。 本実施形態のトンネル工事用ベルトコンベア架台を示す平面図である。 本実施形態のトンネル工事用ベルトコンベア架台を示す側面図である。 本実施形態のトンネル工事用ベルトコンベア架台を示す正面図である。 本実施形態のトンネル工事用ベルトコンベア架台を適用した施工中トンネルにおけるセントル移動工程例1を示す図である。 本実施形態の本実施形態のトンネル工事用ベルトコンベア架台を適用した施工中トンネルにおけるセントル移動工程例2を示す図である。 本実施形態の本実施形態のトンネル工事用ベルトコンベア架台を適用した施工中トンネルにおけるセントル移動工程例3を示す図である。
以下に本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は本実施形態の トンネル工事用ベルトコンベア架台100を適用した施工中トンネル1を示す平面図であり、図2は側断面図である。また、図3〜図6は本実施形態のトンネル工事用ベルトコンベア架台100を適用した施工中トンネルの矢視A〜Dそれぞれでの断面図である。
トンネル施工対象となる地山5に対し、掘削を進めるとズリ3が発生する。このズリ3は、ホイールローダーなどにより連続ベルトコンベア10上まで運搬される。この連続ベルトコンベア10は、その前端11を切羽2の近傍に置き、後端12を施工中のトンネル1の坑口13に置いたベルトコンベアであり、坑口13に配置された適宜なズリ処理設備(不図示)まで連続的にズリ3を搬送する手段となる。
地山5の掘削でズリ3が生じる一方、このズリ3の搬送先である、坑口13を有するトンネル1内では、セントル20を用いた覆工コンクリートの打設が施工される。セントル20は、トンネル進行方向に所定長(例:1回の覆工コンクリートの打設区間に該当する10.5m)を有した全段面の移動型枠21と、この移動型枠21を覆工コンクリートの打設サイクルに応じて移動させる移動架台22とから構成されている。セントル20を用いた覆工コンクリートの打設に際しては、移動型枠21で覆工コンクリートの打設と適宜な養生を行った後、当該移動型枠21をトンネル内空方向に適宜収納した上で前方の次なる打設区間に移動架台22で移動させ、覆工コンクリートの打設を行うことになる。覆工コンクリートの打設サイクルに応じて、こうした移動型枠21を移動させることで、トンネル1の覆工コンクリートの打設作業が進行することになる。
なお、本実施形態におけるセントル20には、一例としてテレスコピック型セントルを示している。テレスコピック型セントルは、移動型枠21が2体の移動型枠21A、21Bから構成されており、一方の移動型枠21Aで現打設区間での覆工コンクリートの打設を行った後、この移動型枠21Aの後方に連結していた他方の移動型枠21B(養生中区間にて覆工コンクリートの養生に供していたもの)をトンネル内空方向に適宜収納した上で移動型枠21A前方の次なる打設区間に移動架台22で移動させることが可能である。
こうした構成のトンネル1において、連続ベルトコンベア10のうち、上述した移動型枠21の所在区間と、この移動型枠21における覆工コンクリートの打設サイクル一回の移動区間とを少なくとも含む区間Wの区間分については、ベルトコンベア架台100(トンネル工事用ベルトコンベア架台)により支持されている。他方、上述の区間W以外の区間における連続ベルトコンベア10は、適宜な従来型足場50(例:ビティ足場)により支持されている。
本実施形態のごとく、セントル20がテレスコピック型セントルの場合、移動型枠21の所在区間とは、図1、2等で示すように、移動型枠21Aおよび移動型枠21Bが所在する現打設区間及び養生中区間であり、覆工コンクリートの打設サイクル一回の移動区間とは、次打設区間となる。従ってこの場合、上述の区間Wは、養生中区間、現打設区間、および次打設区間を含む区間となる。また、セントル20がテレスコピック型セントルではなく通常タイプのセントルである場合、移動型枠21の所在区間とは、図1、2等における現打設区間であり、覆工コンクリートの打設サイクル一回の移動区間とは、次打設区間となる。従ってこの場合、上述の区間Wは、現打設区間および次打設区間を含む区間となる。
上述のベルトコンベア架台100は、移動型枠21におけるトンネル進行方向の長さLに、当該移動型枠21における一回の移動距離Dを加えた長さ以上の水平部材101と、当該水平部材101の両端102をそれぞれ支持する脚部材103とから構成されている。本実施形態の例であれば、水平部材101の長さは、テレスコピック型セントルにおける移動型枠21A、21Bのトンネル進行方向の各長さLに、次打設区間の長さを移動距離Dとして加えたものとなる。他方、セントル20がテレスコピック型セントルでない場合であれば、水平部材101の長さは、移動型枠21のトンネル進行方向の長さLに、次打設区間の長さを移動距離Dとして加えたものとなる。
こうしたベルトコンベア架台100によれば、連続ベルトコンベア10を、移動型枠21の長さLを含む一回の移動距離D以上のスパンで支持する形態となる。従って、当該スパンの範囲内すなわち一回の打設サイクルに伴う移動型枠21の移動に際し、移動架台22は障害物の無い上述のスパン内で何ら移動の妨げをうけることもなく、ベルトコンベア架台100と移動型枠21や移動架台22が接触、衝突するといった事態は生じない。
つまり、一回の覆工コンクリートの打設サイクルに伴う移動型枠21の移動に際し、ベルトコンベア架台100を盛替える作業や移動作業は不要であり、セントル20(移動型枠21及び移動架台22)の移動と連続ベルトコンベア10の支持手段の移動とを独立して行えることになる。
ベルトコンベア架台100のより詳細な構造について説明する。図7は本実施形態のトンネル工事用ベルトコンベア架台100を示す平面図、図8は側面図、図9は正面図をそれぞれ示している。ベルトコンベア架台100における水平部材101は、H型鋼などの、適宜な強度を有し、少なくとも上述の長さLに移動距離Dを加えた長さを備えた鋼材で構成されている。また、この水平部材101の両端102を支持する脚部材103は、車輪105を介してトンネル1の床版等から得た反力で、水平部材101の端部102(両端の一方)を支持する。なお、脚部材103の下部106と水平部材101下面の支点107との間にはブレース部材108を設け、脚部材103による水平部材101の支持をより安定的なものとしている。
また、脚部材103の下部106には、アウトリガー109が備わっていると好適である。アウトリガー109は、水平部材101の端部102から外方に張り出して、トンネル1の床版等から更なる反力を得て、脚部材103による水平部材101の支持をより確実なものとする。図7、8においては、各脚部材103にアウトリガー109が備わる構造を例示したが、補助脚部材110の間に配置されている補助脚部材110にもアウトリガー109が備わっているとしてもよい。
なお、上述のベルトコンベア架台100は、脚部材103の間において水平部材101を支持し、トンネル進行方向への折り畳み可能な補助脚部材110を更に備えている。補助脚部材110における折り畳み動作を実現する折り畳み機構111は、補助脚部材頂部を水平部材101下面に固定したヒンジ112と、補助脚部材110と水平部材101の下面の間を屈曲しつつ支持する屈曲アーム材114とから構成される。ヒンジ112および屈曲アーム材114は、構成する部材同士の摩擦やバネ等の弾性材によって、折り畳み動作に対して適宜に抵抗する機能を有し、折り畳み動作を妨げずに、補助脚部材110と水平部材101との間の位置関係を適宜固定可能となっている。こうした補助脚部材110は、水平部材101の長手方向、つまりトンネル進行方向に一定間隔で配置される部材となる。こうした補助脚部材110が備わることで、脚部材103の間すなわち上述で述べたスパンにおける連続ベルトコンベア10をより確実に支持することが可能となり、連続ベルトコンベア10のたわみを防ぐことができる。
脚部材103の間には、覆工コンクリートの打設サイクルに応じて移動する、移動型枠21及び移動架台22に衝突する部材が存在すべきではない。そのため、この移動型枠21及び移動架台22の移動に先立ち、補助脚部材110は折り畳み機構111によりトンネル進行方向に折り畳み、水平部材101の下面に沿って収納しておくことになる。こうして補助脚部材110を折り畳んでおくことで、移動型枠21等の移動を阻害する事態を回避可能であり、トンネル工事の施工効率を更に良好なものとできる。
また、ベルトコンベア架台100は、水平部材101の上面116において、当該水平部材101の延長方向と直交する回転軸117を有し、連続ベルトコンベア10に対して水平移動可能に支持するローラー部材118を更に備えている。例えば、覆工コンクリートの打設サイクルが1回終了し、次の打設サイクルに入る際、移動架台22による移動型枠21の移動範囲は、上述した水平部材101のスパンを越えることになる。その場合には、ベルトコンベア架台100を、より前方に移動させて次の打設サイクルに備える必要がある。従ってベルトコンベア架台100の移動が行われることになるが、当該ベルトコンベア架台100とこれが支持している連続ベルトコンベア10とは、ローラー部材118により互いに水平移動可能な関係にあるため、連続ベルトコンベア10を別途機材にて仮支えする作業無しに、円滑な移動が実現出来る。
続いて、本実施形態のベルトコンベア架台100を適用した施工中トンネルにおけるセントル移動工程について説明する。図10は本実施形態のトンネル工事用ベルトコンベア架台を適用した施工中トンネルにおけるセントル移動工程例1を示す図であり、図11は本実施形態のトンネル工事用ベルトコンベア架台を適用した施工中トンネルにおけるセントル移動工程例2を示す図である。図10に示すように、現打設区間において移動型枠21Aが移動架台22により支持され、養生中区間においては前回打設に用いた移動型枠21Bがセットされているものとする(工程A)。
現打設区間の移動型枠21Aを用いた覆工コンクリートの打設が完了した場合、移動架台22から伸びて移動型枠21Aを押圧し、移動型枠21Aを支持していた油圧ジャッキ等の支持手段を引き戻して、移動架台22を移動型枠21Aから切り離し、移動可能な状態とする。また、移動架台22が現打設区間から養生中区間に移動する間に存在する補助脚部材110については、折り畳み機構111によりベルトコンベア架台100の水平部材101に沿って折り畳んで収納しておく。この状態において、上述の移動架台22を養生中区間に移動させる(工程B)。
養生中区間への移動架台22の移動後、移動架台22における油圧ジャッキ等の支持手段を伸長させて、養生中区間にセットされている移動型枠21Bを支持する(工程C)。この状態において、養生中区間の移動型枠21Bをトンネル内空方向に向けて適宜屈曲させるなどし、移動型枠21Aの内空より小サイズ化した上で、移動架台22により次打設区間に移動させる(工程D)。なお、こうした移動型枠21Bおよびこれを支持する移動架台22の移動の直前には、次打設区間にかかる補助脚部材110を、折り畳み機構111によりベルトコンベア架台100の水平部材101に沿って折り畳んで収納し、移動を阻害しない状態とする。
次打設区間への移動後、小サイズ化された状態の移動型枠21Bの屈曲を解いて通常形態に戻した上で、移動架台22における油圧ジャッキ等の支持手段を再び伸長させて次打設区間にセットする(工程E)。こうして移動型枠21Bを次打設区間に移動させ、セットしたならば、それまで収納していた補助脚部材110を再び展開し、脚部材103の間の連続ベルトコンベア10を支持する。図11に例示した工程Eにおいては、補助脚部材110を再び展開した後の状態を示している。
この工程E以降、上述の工程Dまでの養生中区間は打設サイクルから外れ、それまでの現打設区間は新たな養生中区間となり、同様に次打設区間は新たな現打設区間となり、覆工コンクリートの次なる打設サイクルが開始されることになる。この状態を、図12において工程Fとして示している。この次なる打設サイクルにおける現打設区間の前方には、上述の工程Eまでと同様に次打設区間が存在する。従って、ベルトコンベア架台100におけるスパンがこの新たな次打設区間も包含するようにベルトコンベア架台100の移動が必要となる。
そこで、新たな次打設区間に対応する連続ベルトコンベア10をベルトコンベア架台100で支持すべく、該当区間の従来型足場50を撤去すると共に、補助脚部材110を折り畳んだ上でベルトコンベア架台100を前方に移動させ、ベルトコンベア架台100の先頭部分が次打設区間より前方に位置するよう配置する(工程G)。これにより、新たな打設サイクルにおける、養生中区間、現打設区間、および次打設区間の連続ベルトコンベア10がベルトコンベア架台100で支持されることになる。一方、上述の工程Eまでの養生中区間に対応する連続ベルトコンベア10は、従来型足場50を設置して支持する。 上述のように、ベルトコンベア架台100を次打設区間まで移動させ、セットしたならば、それまで収納していた補助脚部材110を再び展開し、脚部材103の間の連続ベルトコンベア10を支持する(工程H)。図12に例示した工程Hにおいては、補助脚部材110を再び展開した後の状態を示している。
こうして、セントル移動がベルトコンベア架台100により阻害される事態を回避しつつ、覆工コンクリートの打設サイクルを円滑に繰り返すことが可能となり、ひいてはトンネルの施工効率を良好なものとできる。
以上、本発明の実施の形態について、その実施の形態に基づき具体的に説明したが、これに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
1 トンネル
2 切羽
3 ズリ
5 地山
10 連続ベルトコンベア
11 連続ベルトコンベアの前端
12 連続ベルトコンベアの後端
13 坑口
20 セントル
21 移動型枠
22 移動架台
50 従来型足場
100 ベルトコンベア架台(トンネル工事用ベルトコンベア架台)
101 水平部材
102 水平部材の両端
103 脚部材
105 車輪
106 脚部材の下部
107 水平部材下面の支点
108 ブレース部材
109 アウトリガー
110 補助脚部材
111 折り畳み機構
112 ヒンジ
114 屈曲アーム材
115 屈曲アーム材の屈曲点
116 水平部材の上面
117 回転軸
118 ローラー部材

Claims (2)

  1. トンネル工事で用いる覆工コンクリート打設用の移動型枠におけるトンネル進行方向の長さに、前記移動型枠における一回の移動距離を加えた長さ以上の水平部材と、当該水平部材の両端をそれぞれ支持する脚部材とからなり、前記脚部材の下端に移動手段を有するベルトコンベア架台を、覆工コンクリートの打設サイクルに対応する区間に設置して、該当区間における連続ベルトコンベアを支持する第1の工程と、打設サイクルの進行と共に次の打設サイクルに対応する区間に前記ベルトコンベア架台を移動させて、該当区間における前記連続ベルトコンベアを支持した後、前記移動型枠を前記次の打設サイクルに対応する区間に移動させる第2の工程とを備え、前記第2の工程を繰り返すことを特徴とするトンネル施工方法。
  2. 前記ベルトコンベア架台は、前記脚部材の間において前記水平部材を支持し、トンネル進行方向への折り畳み可能な補助脚部材を更に備え、
    前記移動型枠を移動させる際には前記補助脚部材を折り畳んでおくことを特徴とする請求項1に記載のトンネル施工方法。
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