JP6200703B2 - トンネル工事用ベルトコンベア架台およびトンネル施工方法 - Google Patents

トンネル工事用ベルトコンベア架台およびトンネル施工方法 Download PDF

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本発明は、トンネル工事用ベルトコンベア架台およびトンネル施工方法に関するものであり、具体的には、セントルの移動と連続ベルトコンベア支持手段の移動とを独立に実行可能とし、施工効率を良好なものとする技術に関する。
トンネル工事に伴うズリを切羽から坑口に搬出する手段として、施工中のトンネル内に配置される連続ベルトコンベアがある。この連続ベルトコンベアの配置区間のうち、セントル内を通過する区間においては、連続ベルトコンベアの支持手段がセントルの移動架台や移動型枠の稼動を阻害しない手当が必要とされていた。そうした技術としては、例えば、移動架台前後の区間においてトンネル壁面から立設させた支持部材で連続ベルトコンベアを支持する一方、移動架台の存在する区間においては、トンネル床盤上を移動可能に構成した支持台車で連続ベルトコンベアを支持する技術(特許文献1)などが提案されている。
特開2004−300724号公報
ところが、所定箇所での覆工コンクリートの打設や養生の終了後、該当箇所から次の施工箇所にセントルを移動させる際、セントルを構成する移動型枠や移動架台に、上述したような連続ベルトコンベアの支持部材や支持台車が接触することを回避するため、セントルの移動作業と同時に、上述の支持部材の盛替えや各支持台車の移動操作などを行う必要がある。この場合、限られた空間内で複数の作業を同時実行することになるため、各作業が錯綜し、多くの作業時間や作業員が必要であった。
また、稼働中(ズリ出し時)の連続ベルトコンベアに対し、上述した支持部材の盛替え等の作業を行おうとすると、稼働中の連続ベルトコンベアに作業員や機材等が接触する懸念もある。そこでそうした事態を回避すべく、トンネル掘削作業の休止タイミング、すなわち連続ベルトコンベアの停止に合わせてセントル移動作業を行う必要がある。そのため、セントル移動がトンネル掘削の作業状況に拘束され、工事全体における施工効率の低下を招く恐れもある。
しかも、打設サイクル毎の移動範囲が従来型と比べて倍増するテレスコピック型セントルを採用した工事の場合、支持部材の盛替えや各支持台車の移動操作等に伴う手間も倍増し、上述した各問題点は特に顕著なものとなる。
そこで本発明は、セントルの移動と連続ベルトコンベア支持手段の移動とを独立に実行可能とし、施工効率を良好なものとする技術の提供を目的とする。
上記課題を解決するトンネル工事用ベルトコンベア架台は、トンネル工事に使用される連続ベルトコンベアの支持架台であって、覆工コンクリート打設用の移動型枠におけるトンネル掘進方向の長さに、当該移動型枠における一回の移動距離を加えた長さ以上の水平部材と、当該水平部材の両端をそれぞれ移動可能に支持する脚部材と、前記脚部材の移動機能を停止させる固定手段とを有する第一架台と、前記第一架台における両端の脚部材の間に位置するよう設けられ、前記第一架台の水平部材より短い長さの水平部材と、当該水平部材の両端をそれぞれ移動可能に支持する脚部材と、前記脚部材の移動機能を停止させる固定手段とを有する第二架台とを含み、前記第一架台における脚部材と前記第二架台における脚部材との間の離間距離を変化させる離間変化機構を備えることを特徴とする。
これによれば、連続ベルトコンベアを、移動型枠の長さを含む一回の移動距離以上のスパンの第一架台で支持すると共に、前述のスパン内における移動型枠の移動を阻害しないよう第二架台を第一架台から予め相対移動させておく形態となるため、当該スパンの範囲内すなわち一回の打設サイクルに伴う移動型枠の移動に際して、連続ベルトコンベアの支持手段を盛替える作業等は不要であり、セントル(移動型枠及び移動架台)の移動と連続ベルトコンベアの支持手段の移動とを独立して行える。そのため、限られた空間内で複数作業を同時実行する必要はなく、従来より作業時間及び作業人員を抑制して施工効率を良好なものとできる。なお、第一架台及び第二架台の移動は、離間変化機構により実行され、第一架台及び第二架台はそれぞれ自走可能であるため、架台移動用の別途の駆動機構等は不要であり、作業の効率性は良好なものとなる。
また、上述のスパンが長大であっても、第二架台が該当スパン内のいずれかの位置にて支点となり、第一架台と共に連続ベルトコンベアを支持する構成となっているため、補助的な支持手段を別途設置してセントル移動に応じて収納や展開等の作業を行う必要がない。
また、稼働中(ズリ出し時)の連続ベルトコンベアに対し、当該連続ベルトコンベアの支持手段を移動させるために作業員や機材等を配置する事態は生じないため、稼働中の連続ベルトコンベアに作業員らが接触する事態は回避される。更に、セントル移動がトンネル掘削の作業状況に拘束されず、トンネル工事期間中、施工効率を良好に維持できる。
上述のとおり、支持部材の盛替えや各支持台車の移動操作等に伴う手間を従来より大幅に抑制可能であることから、打設サイクル毎の移動範囲が従来型と比べて倍増するテレスコピック型セントルを採用した工事の場合、特に上述の効果は顕著なものとなる。
なお、前記第一架台および前記第二架台の各水平部材の間において、各水平部材の延長方向と直交する回転軸を有し、前記各水平部材同士を摺動可能とする第一ローラー部材を備えるとすれば好適である。
これによれば、離間変化機構により第一架台と第二架台とを相対移動させる際、架台間の摺動動作が円滑なものとなり、ひいてはトンネル工事の施工効率を更に良好なものとできる。
また、前記第一架台における水平部材の上面において、当該水平部材の延長方向と直交する回転軸を有し、連続ベルトコンベアに対して水平移動可能に支持する第二ローラー部材を備えるとしてもよい。
これによれば、セントル移動に応じてトンネル工事用ベルトコンベア架台を移動させる必要が生じた際、連続ベルトコンベアを別途機材にて仮支えする作業無しに、トンネル工事用ベルトコンベア架台の移動を円滑に実行可能であり、トンネル工事の施工効率を更に良好なものとできる。
また、前記第二架台における水平部材が、前記移動型枠におけるトンネル掘進方向の長さより長いものであるとしてもよい。
これによれば、前述のスパン内における移動型枠の移動を阻害しない形態となるため、当該スパンの範囲内すなわち一回の打設サイクルに伴う移動型枠の移動に際して、連続ベルトコンベアの支持手段を盛替える作業等は不要であり、セントル(移動型枠及び移動架台)の移動と連続ベルトコンベアの支持手段の移動とを独立して行える。また、移動型枠における上述の長さより長い水平部材を有した第二架台が、第一架台と共に連続ベルトコンベアを支持する構成となるため、トンネル工事用ベルトコンベア架台としての剛性が良好なものとなり、補助的な支持手段の追加的な設置等を不要とし、全体の施工効率向上や施工コスト低減につながる。
また、前記第二架台における水平部材の両端およびこれを支持する各脚部材が、前記移動型枠の前端よりトンネル掘進方向前方に位置するものであるとしてもよい。
これによれば、第一架台における水平部材と比較してごく短い水平部材を備え、簡素な構造の第二架台を、離間変化機構による第一架台の移動動作時における支点、および、上述のスパンにおける連続ベルトコンベアの支持支点として利用することが可能であり、上述のトンネル工事用ベルトコンベア架台として必要な構成を低コストかつ簡便に実現することが出来る。
また、本発明のトンネル施工方法は、トンネル工事で用いる覆工コンクリート打設用の移動型枠におけるトンネル掘進方向の長さに、前記移動型枠における一回の移動距離を加えた長さ以上の水平部材と、当該水平部材の両端をそれぞれ移動可能に支持する脚部材と、前記脚部材の移動機能を停止させる固定手段とを有する第一架台を、覆工コンクリートの打設サイクルに対応する区間に配置して、該当区間における連続ベルトコンベアを支持し、前記第一架台における両端の脚部材の間に位置するよう設けられ、前記第一架台の水平部材より短い長さの水平部材と、当該水平部材の両端をそれぞれ移動可能に支持する脚部材と、前記脚部材の移動機能を停止させる固定手段とを有する第二架台を、前記打設サイクルに対応する区間のうち、前記移動型枠の所在位置が包含される所定区間、または、前記移動型枠の前端よりトンネル掘進方向前方の所定区間に配置し、前記第一架台と共に該当区間における連続ベルトコンベアを支持し、前記移動型枠の移動に先立って、前記第一架台における脚部材と前記第二架台における脚部材との間の離間距離を変化させ、前記移動型枠の移動先における所在位置が包含される所定区間、または、移動先における前記移動型枠の前端よりトンネル掘進方向前方の所定区間に前記第二架台を移動させて、前記第一架台と共に該当区間における連続ベルトコンベアを支持する第二架台移動工程と、打設サイクルの進行に伴い、前記第一架台における脚部材と前記第二架台における脚部材との間の離間距離を変化させて、次の打設サイクルに対応する区間に前記第一架台を移動させ、該当区間における前記連続ベルトコンベアを支持する第一架台移動工程とを含み、前記第二架台移動工程と前記第一架台移動工程とを繰り返すことを特徴とする。
本発明によれば、セントルの移動と連続ベルトコンベア支持手段の移動とを独立に実行可能とし、施工効率を良好なものとできる。
本実施形態のトンネル工事用ベルトコンベア架台を適用した施工中トンネルを示す平面図である。 本実施形態のトンネル工事用ベルトコンベア架台を適用した施工中トンネルを示す側面図である。 本実施形態のトンネル工事用ベルトコンベア架台を適用した施工中トンネルの矢視Aでの断面図である。 本実施形態のトンネル工事用ベルトコンベア架台を適用した施工中トンネルの矢視Bでの断面図である。 本実施形態のトンネル工事用ベルトコンベア架台を適用した施工中トンネルの矢視Cでの断面図である。 本実施形態のトンネル工事用ベルトコンベア架台を適用した施工中トンネルの矢視Dでの断面図である。 本実施形態のトンネル工事用ベルトコンベア架台を示す平面図である。 本実施形態のトンネル工事用ベルトコンベア架台を示す側面図である。 本実施形態のトンネル工事用ベルトコンベア架台における矢視Aでの正面図である。 本実施形態のトンネル工事用ベルトコンベア架台における矢視Bでの正面図である。 本実施形態のトンネル工事用ベルトコンベア架台を適用した施工中トンネルにおけるセントル移動工程例1を示す図である。 本実施形態のトンネル工事用ベルトコンベア架台を適用した施工中トンネルにおけるセントル移動工程例2を示す図である。 本実施形態のトンネル工事用ベルトコンベア架台を適用した施工中トンネルにおけるセントル移動工程例3を示す図である。 本実施形態のトンネル工事用ベルトコンベア架台を適用した施工中トンネルにおけるセントル移動工程例4を示す図である。 他の実施形態のトンネル工事用ベルトコンベア架台を適用した施工中トンネルにおけるセントル移動工程例1を示す図である。 他の実施形態のトンネル工事用ベルトコンベア架台を適用した施工中トンネルにおけるセントル移動工程例2を示す図である。 他の実施形態のトンネル工事用ベルトコンベア架台を適用した施工中トンネルにおけるセントル移動工程例3を示す図である。 他の実施形態のトンネル工事用ベルトコンベア架台を適用した施工中トンネルにおけるセントル移動工程例4を示す図である。
以下に本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は本実施形態の トンネル工事用ベルトコンベア架台100を適用した施工中トンネル1を示す平面図であり、図2は側面図である。また、図3〜図6は本実施形態のトンネル工事用ベルトコンベア架台100を適用した施工中トンネルの矢視A〜Dそれぞれでの断面図である。
トンネル施工対象となる地山5に対し、掘削を進めるとズリ3が発生する。このズリ3は、ホイールローダーなどにより連続ベルトコンベア10上まで運搬される。この連続ベルトコンベア10は、その前端11を切羽2の近傍に置き、後端12を施工中のトンネル1の坑口13に置いたベルトコンベアであり、坑口13に配置された適宜なズリ処理設備(不図示)まで連続的にズリ3を搬送する手段となる。
地山5の掘削でズリ3が生じる一方、このズリ3の搬送先である、坑口13を有するトンネル1内では、セントル20を用いた覆工コンクリートの打設が施工される。セントル20は、トンネル掘進方向に所定長(例:1回の覆工コンクリートの打設区間に該当する10.5m)を有した全断面の移動型枠21と、この移動型枠21を覆工コンクリートの打設サイクルに応じて移動させる移動架台22とから構成されている。セントル20を用いた覆工コンクリートの打設に際しては、移動型枠21で覆工コンクリートの打設と適宜な養生を行った後、当該移動型枠21をトンネル内空方向に適宜収納した上で前方の次なる打設区間に移動架台22で移動させ、覆工コンクリートの打設を行うことになる。覆工コンクリートの打設サイクルに応じて、こうした移動型枠21を移動させることで、トンネル1の覆工コンクリートの打設作業が進行することになる。
なお、本実施形態におけるセントル20には、一例としてテレスコピック型セントルを示している。テレスコピック型セントルは、移動型枠21が2体の移動型枠21A、21Bから構成されており、一方の移動型枠21Aで現打設区間での覆工コンクリートの打設を行った後、この移動型枠21Aの後方に連結していた他方の移動型枠21B(養生中区間にて覆工コンクリートの養生に供していたもの)をトンネル内空方向に適宜収納した上で移動型枠21A前方の次なる打設区間に移動架台22で移動させることが可能である。
こうした構成のトンネル1において、連続ベルトコンベア10のうち、上述した移動型枠21の所在区間Lと、この移動型枠21における覆工コンクリートの打設サイクル一回の移動区間Dとを少なくとも含む区間Wの区間分については、ベルトコンベア架台100(トンネル工事用ベルトコンベア架台)により支持されている。他方、上述の区間W以外の区間における連続ベルトコンベア10は、適宜な従来型足場50(例:ビティ足場)により支持されている。
本実施形態のごとく、セントル20がテレスコピック型セントルの場合、移動型枠21の所在区間とは、図1、2等で示すように、移動型枠21Aおよび移動型枠21Bが所在する現打設区間及び養生中区間であり、覆工コンクリートの打設サイクル一回の移動区間とは、次打設区間となる。従ってこの場合、上述の区間Wは、養生中区間、現打設区間、および次打設区間を含む区間となる。また、セントル20がテレスコピック型セントルではなく通常タイプのセントルである場合、移動型枠21の所在区間とは、図1、2等における現打設区間であり、覆工コンクリートの打設サイクル一回の移動区間とは、次打設区間となる。従ってこの場合、上述の区間Wは、現打設区間および次打設区間を含む区間となる。
上述のベルトコンベア架台100は、第一架台110および第二架台120とから構成されている。以下、ベルトコンベア架台100のより詳細な構造について説明する。図7は本実施形態のトンネル工事用ベルトコンベア架台100を示す平面図、図8は側面図をそれぞれ示している。また、図9は本実施形態のトンネル工事用ベルトコンベア架台における矢視Aでの正面図、図10は本実施形態のトンネル工事用ベルトコンベア架台における矢視Bでの正面図である。
ベルトコンベア架台100が含む第一架台110は、移動型枠21におけるトンネル掘進方向の長さLに、当該移動型枠21における一回の移動距離Dを加えた長さ以上の水平部材101と、当該水平部材101の両端102を車輪105によりそれぞれ移動可能に支持する脚部材103と、脚部材103の移動機能である車輪105を停止させるアウトリガー109とを有している。
本実施形態の例であれば、水平部材101の長さは、養生中区間と現打設区間に対応した長さ、すなわち、テレスコピック型セントルにおける移動型枠21A、21Bのトンネル掘進方向の各長さLに、次打設区間の長さ及び所定の余裕代を移動距離Dとして加えたものとなる。他方、セントル20がテレスコピック型セントルでない場合であれば、水平部材101の長さは、移動型枠21のトンネル掘進方向の長さL(この場合、現打設区間に対応した長さ)に、次打設区間の長さ及び所定の余裕代を移動距離Dとして加えたものとなる。なお、上述の余裕代は、第二架台120を第一架台110のスパン内で移動させる際、第二架台120における前方の脚部材123を、上述の区間Wより前方に配置可能とするためのものである。但し、このような第二架台120の移動に際し、第一架台110の脚部材103が、第二架台120の脚部材123を収容可能な構造を備えている場合、上述した余裕代を備えずともよい。
また、ベルトコンベア架台100が含む第二架台120は、上述した第一架台110における水平部材101のスパン、すなわち脚部材103の間にて、移動可能に収容された架台であり、第一架台110の水平部材101より短い長さの水平部材121と、当該水平部材121の両端122を車輪125によりそれぞれ移動可能に支持する脚部材123と、脚部材123の移動機能である車輪125を停止させるアウトリガー129とを有している。
本実施形態の例であれば、水平部材121の長さは、養生中区間と現打設区間に対応した長さ、すなわち、テレスコピック型セントルにおける移動型枠21A、21Bのトンネル掘進方向の各長さLに所定の余裕代を加えたものとなる。他方、セントル20がテレスコピック型セントルでない場合であれば、水平部材121の長さは、移動型枠21のトンネル掘進方向の長さL(この場合、現打設区間に対応した長さ)に所定の余裕代を加えたものとなる。
なお、ベルトコンベア架台100を構成する第一架台110の水平部材101及び第二架台120の水平部材121は、H型鋼などの適宜な強度を有した鋼材などで構成されている。また、これら水平部材101、121の両端をそれぞれ支持する脚部材103、123は、車輪105、125を介してトンネル1の床版等から得た反力で、上載する水平部材101、121の端部102、122(両端の一方)を移動可能に支持する。なお、脚部材103、123の下部106、126と、水平部材101、121における各下面の支点107、127との各間にはブレース部材108、128を設け、脚部材103、123による水平部材101、121の支持をより安定的なものとしている。
また、脚部材103、123の各下部106、126には、アウトリガー109、129がそれぞれ備わっていると好適である。アウトリガー109、129は、水平部材101、121の各端部102、122から外方に張り出して、トンネル1の床版等から更なる反力を得て、各脚部材103、123による各水平部材101、121の支持をより確実なものとすると共に、第一架台110及び第二架台120の各車輪105、125の移動を停止させるストッパーとしての機能も果たしている。勿論、各車輪105、125の移動を停止させるストッパーとしては、上述のアウトリガー109、129のみならず、くさび形の車輪止めなど種々のものを採用できる。
また、上述の第一架台110は、当該第一架台110および第二架台120の各水平部材101、121の間において、各水平部材101、121の延長方向と直交する回転軸132を有し、各水平部材101、121同士を摺動可能とする架台用ローラー部材133を備えている。この架台用ローラー部材133は、第一架台110の水平部材101側面に一定間隔で設置されており、その下面にて第二架台120の水平部材121の上面131と当接する構造となっている。従って、第一架台110と第二架台120の各水平部材101、121は、トンネル掘進方向前方への移動時に当該架台用ローラー部材133を介して互いに円滑に摺動出来る構成となっている。
上述したように互いに摺動可能となっている第一架台110と第二架台120のうち、第二架台120は、図7、8にて示すように、その両端122に取り付けたワイヤ142A、142Bと、第一架台110の両端102付近に設置した滑車143A、143Bを介して、ウインチ141A、141Bと接続されている。このウインチ141A、141Bは、第一架台110の脚部材103に設置された支持盤144上において作動するモータから構成され、上述のワイヤ142A、142Bの巻き取り(或いは送り出し)動作を行う装置である。これら、ウインチ141A、141B、ワイヤ142A、142B、および滑車143A、143Bが離間変化機構140である。
第一架台110におけるアウトリガー109の展開・接地を行わず、車輪105の走行を許容した状態とする一方、予め、第二架台120におけるアウトリガー129を展開・接地させた上で、ウインチ141Aにワイヤ142Aの巻き取り動作を実行させれば、アウトリガー129により固定された第二架台120を支点として、第一架台110はトンネル掘進方向前方(紙面上の右方向)に走行する。
他方、第一架台110におけるアウトリガー109を展開・接地させると共に、第二架台120におけるアウトリガー129を展開・接地させず、車輪125の走行を許容した状態にした上で、ウインチ141Bにワイヤ142Bの巻き取り動作を実行させれば、アウトリガー109により固定された第一架台110を支点として、第二架台120はトンネル掘進方向前方(紙面上の右方向)に走行する。つまり、アウトリガー109、129により車輪105、125の走行を停止させることで、第一架台110と第二架台120は互いに支点としての役割を交互に果たしつつ、離間変化機構140により、トンネル掘進方向前方への逐次移動を繰り返すことが可能である。
また、第一架台110は、上述した架台用ローラー部材133の他に、コンベア用ローラー部材113も備えている。このコンベア用ローラー部材113は、水平部材101の上面111において、当該水平部材101の延長方向と直交する回転軸112を有し、連続ベルトコンベア10に対して水平移動可能に支持するものである。例えば、覆工コンクリートの打設サイクルが1回終了し、次の打設サイクルに入る際、移動架台22による移動型枠21の移動範囲は、上述した水平部材101のスパンを越えることになる。その場合には、ベルトコンベア架台100を、より前方に移動させて次の打設サイクルに備える必要がある。従ってベルトコンベア架台100の移動が行われることになるが、当該ベルトコンベア架台100とこれが支持している連続ベルトコンベア10とは、第一架台110のコンベア用ローラー部材113により互いに水平移動可能な関係にあるため、連続ベルトコンベア10を別途機材にて仮支えする作業無しに、円滑な移動が実現出来る。
上述してきたベルトコンベア架台100によれば、連続ベルトコンベア10を、移動型枠21の長さLを含む一回の移動距離D以上のスパンの第一架台110で支持すると共に、前述のスパン内における移動型枠21の移動を阻害しないよう第二架台120を第一架台110から予め相対移動させておく形態となるため、当該スパンの範囲内すなわち一回の打設サイクルに伴う移動型枠21の移動に際して、何ら移動の妨げをうけることもなく、また、ベルトコンベア架台100と移動型枠21や移動架台22とが接触、衝突するといった事態も生じない。
更に、連続ベルトコンベア10の支持手段を盛替える従来作業等は不要であり、セントル(移動型枠21及び移動架台22)の移動と連続ベルトコンベア10の支持手段の移動とを独立して行える。そのため、限られた空間内で複数作業を同時実行する必要はなく、従来より作業時間及び作業人員を抑制して施工効率を良好なものとできる。なお、第一架台110及び第二架台120の移動は、上述したように離間変化機構140により実行され、第一架台110及び第二架台120はそれぞれの車輪105、125で自走可能であるため、架台移動用の別途の駆動機構等は不要であり、作業の効率性は良好なものとなる。
また、上述のスパンが長大であっても、第二架台120が該当スパン内のいずれかの位置にて支点となり、第一架台110と共に連続ベルトコンベア10を支持する構成となっているため、補助的な支持手段を別途設置してセントル移動に応じて収納や展開等の作業を行う必要がない。
続いて、本実施形態のベルトコンベア架台100を適用した施工中トンネルにおけるセントル移動工程について説明する。図11〜14は、本実施形態のトンネル工事用ベルトコンベア架台を適用した施工中トンネルにおけるセントル移動工程例1〜4をそれぞれ示す図である。
図11に示すように、現打設区間において移動型枠21Aが移動架台22により支持され、養生中区間においては前回打設に用いた移動型枠21Bがセットされているものとする(工程A)。現打設区間の移動型枠21Aを用いた覆工コンクリートの打設が完了した場合、移動架台22から伸びて移動型枠21Aを押圧し、移動型枠21Aを支持していた油圧ジャッキ等の支持手段を引き戻して、移動架台22を移動型枠21Aから切り離し、移動可能な状態とする。この状態において、上述の移動架台22を養生中区間に移動させる(工程B)。
養生中区間への移動架台22の移動後、移動架台22における油圧ジャッキ等の支持手段を伸長させて、養生中区間にセットされている移動型枠21Bを支持する(工程C)。この状態において、養生中区間の移動型枠21Bをトンネル内空方向に向けて適宜屈曲させるなどし、移動型枠21Aの内空より小サイズ化した上で、移動架台22により現打設区間に移動させる(工程D)。図12に例示した工程Eにおいては、移動型枠21Bが現打設区間の位置まで移動を完了した状態を示している。
現打設区間への移動型枠21Bの移動後、第一架台110においてアウトリガー109を展開・接地して車輪105の走行を停止した上で、上述した離間変化機構140のウインチ141Bによりワイヤ142Bの巻き取りを実行することで、第二架台120をトンネル掘進方向前方に走行させる(工程F)。第二架台120の走行先は、移動型枠21Bの現在の所在位置たる現打設区間と、次の移動先である次打設区間とを包含する位置となる。図13に例示した工程Gにおいては、第二架台120が工程Eでの位置からトンネル掘進方向前方に移動し、上述した現打設区間と次打設区間とを包含する位置に配置された後の状態を示している。
続いて、現打設区間に位置していた移動型枠21Bを、移動架台22により次打設区間に移動させる(工程H)。この移動型枠21Bの移動範囲は、第一架台110および第二架台120の各スパン内に収まっているため、移動型枠21Bはその移動を阻害されることがない。この次打設区間への移動後、小サイズ化された状態の移動型枠21Bの屈曲を解いて通常形態に戻した上で、移動架台22における油圧ジャッキ等の支持手段を再び伸長させて次打設区間にセットする(工程I)。
この工程I以降、上述した工程までの養生中区間は打設サイクルから外れ、それまでの現打設区間は新たな養生中区間となり、同様に上述の次打設区間は新たな現打設区間となり、覆工コンクリートの次なる打設サイクルが開始されることになる。この状態を、図14において工程Jとして示している。この次なる打設サイクルにおける現打設区間の前方には、上述の工程Iまでと同様に次打設区間が存在する。従って、ベルトコンベア架台100の第一架台110におけるスパンがこの新たな次打設区間も包含するように、第一架台110の移動が必要となる。
そこで、新たな次打設区間に対応する連続ベルトコンベア10をベルトコンベア架台100で支持すべく、該当区間の従来型足場50を撤去すると共に、第二架台120においてアウトリガー129を展開・接地して車輪125の走行を停止した上で、上述した離間変化機構140のウインチ141Aによりワイヤ142Aの巻き取りを実行することで、第一架台110をトンネル掘進方向前方に走行させ、第一架台110の先頭部分が次打設区間より前方に位置するよう配置する(工程K)。これにより、新たな打設サイクルにおける、養生中区間、現打設区間、および次打設区間の連続ベルトコンベア10が第一架台110(及び第一架台110のスパン内に配置された第二架台120)で支持されることになる。一方、上述の工程Iまでの養生中区間に対応する連続ベルトコンベア10は、従来型足場50を設置して支持する。
こうして、セントル移動がベルトコンベア架台100により阻害される事態を回避しつつ、覆工コンクリートの打設サイクルを円滑に繰り返すことが可能となり、ひいてはトンネルの施工効率を良好なものとできる。
続いて、他の実施形態のベルトコンベア架台100を適用した施工中トンネルにおけるセントル移動工程について説明する。図15〜18は、他の実施形態のトンネル工事用ベルトコンベア架台を適用した施工中トンネルにおけるセントル移動工程例1〜4をそれぞれ示す図である。なお、図11〜14に基づいて既に説明した上述のセントル移動工程と重複する内容に関しては説明を省略する。
この実施形態では、第二架台120における、水平部材121の両端122およびこれを支持する各脚部材123が、常に移動型枠21の前端よりトンネル掘進方向前方に位置する構成となる。そのため、第二架台120の水平部材121は、第一架台110の水平部材101と比較して十分短いもの(例えば、1〜2m程度)となっており、第二架台120が、第一架台110におけるスパン内で、移動型枠21の移動範囲に入り込む状況を回避できる。
図15の工程Aで示す例では、現打設区間において移動型枠21Aが移動架台22により支持され、養生中区間においては前回打設に用いた移動型枠21Bがセットされた状態において、第二架台120は、現打設区間前方の次打設区間に存在している。
工程Aに引き続き、養生中区間への移動架台22の移動(工程B)、養生中区間にセットされている移動型枠21Bの支持(工程C)、養生中区間の移動型枠21Bの現打設区間への移動(工程D)を上述同様に実行する。こうして移動型枠21Bが現打設区間の位置まで移動を完了したならば(工程E)、第一架台110においてアウトリガー109を展開・接地して車輪105の走行を停止した上で、上述した離間変化機構140のウインチ141Bによりワイヤ142Bの巻き取りを実行することで、次打設区間に存在している第二架台120を、トンネル掘進方向前方に向けて走行させる(工程F)。第二架台120の走行先は、次打設区間を越えたトンネル掘進方向前方となる。この移動先は、次打設区間に移動した際の移動型枠21Bの前端よりトンネル掘進方向前方の位置となる。
図17に例示した工程Gにおいては、第二架台120が工程Eでの位置からトンネル掘進方向前方に移動し、上述した次打設区間より前方の位置に配置された後の状態を示している。なお、第二架台120の配置位置によっては、第一架台110の水平部材101を支持する補助的な支持部材を追加設置し、この補助的な支持部材と第二架台120とで第一架台110の水平部材101を適宜な間隔で支持する構成を採用してもよい。
続いて、現打設区間に位置していた移動型枠21Bを、移動架台22により次打設区間に移動させる(工程H)。この移動型枠21Bの移動範囲は、第一架台110のスパン内における、第一架台110の後方の脚部材103から第二架台120までの範囲内に収まっているため、移動型枠21Bはその移動を阻害されることがない。この次打設区間への移動後、小サイズ化された状態の移動型枠21Bの屈曲を解いて通常形態に戻した上で、移動架台22における油圧ジャッキ等の支持手段を再び伸長させて次打設区間にセットする(工程I)。
この工程I以降、上述した工程までの養生中区間は打設サイクルから外れ、それまでの現打設区間は新たな養生中区間となり、同様に上述の次打設区間は新たな現打設区間となり、覆工コンクリートの次なる打設サイクルが開始されることになる。この状態を、図18において工程Jとして示している。この次なる打設サイクルにおける現打設区間の前方には、上述の工程Iまでと同様に次打設区間が存在する。従って、ベルトコンベア架台100の第一架台110におけるスパンがこの新たな次打設区間も包含するように、第一架台110の移動が必要となる。
そこで、新たな次打設区間に対応する連続ベルトコンベア10をベルトコンベア架台100で支持すべく、該当区間の従来型足場50を撤去すると共に、第二架台120においてアウトリガー129を展開・接地して車輪125の走行を停止した上で、上述した離間変化機構140のウインチ141Aによりワイヤ142Aの巻き取りを実行することで、第一架台110をトンネル掘進方向前方に走行させ、第一架台110の先頭部分が次打設区間より前方に位置するよう配置する(工程K)。
これにより、新たな打設サイクルにおける、養生中区間、現打設区間、および次打設区間の連続ベルトコンベア10が第一架台110(及び第一架台110のスパン内に配置された第二架台120)で支持されることになる。一方、上述の工程Iまでの養生中区間に対応する連続ベルトコンベア10は、従来型足場50を設置して支持する。
こうして、セントル移動がベルトコンベア架台100により阻害される事態を回避しつつ、覆工コンクリートの打設サイクルを円滑に繰り返すことが可能となり、ひいてはトンネルの施工効率を良好なものとできる。また、第一架台110と比較して十分に小さいサイズの第二架台120を採用することで、ベルトコンベア架台100の導入や運用にかかるコストや手間を低減し、ひいてはトンネル工事自体の施工効率、施工コストの改善を図ることができる。また、第一架台110の水平部材101と比較して、大幅に短い水平部材121を有する第二架台120であるが、第一架台110のスパンにおける支点の1つとして連続ベルトコンベア10の支持機能を十分果たすことも出来る。
以上、本発明の実施の形態について、その実施の形態に基づき具体的に説明したが、これに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
1 トンネル
2 切羽
3 ズリ
5 地山
10 連続ベルトコンベア
11 連続ベルトコンベアの前端
12 連続ベルトコンベアの後端
13 坑口
20 セントル
21 移動型枠
22 移動架台
50 従来型足場
100 ベルトコンベア架台(トンネル工事用ベルトコンベア架台)
101、121 水平部材
102、122 水平部材の両端
103、123 脚部材
105、125 車輪(移動機能)
106、126 脚部材の下部
107、127 水平部材下面の支点
108、128 ブレース部材
109、129 アウトリガー(固定手段)
110 第一架台
111、131 水平部材の上面
112、132 回転軸
113 コンベア用ローラー部材(第二ローラー部材)
114 水平部材の下面
120 第二架台
133 架台用ローラー部材(第一ローラー部材)
140 離間変化機構
141A、141B ウインチ
142A、142B ワイヤ
143A、143B 滑車

Claims (6)

  1. トンネル工事に使用される連続ベルトコンベアの支持架台であって、
    覆工コンクリート打設用の移動型枠におけるトンネル掘進方向の長さに、当該移動型枠における一回の移動距離を加えた長さ以上の水平部材と、当該水平部材の両端をそれぞれ移動可能に支持する脚部材と、前記脚部材の移動機能を停止させる固定手段とを有する第一架台と、
    前記第一架台における両端の脚部材の間に位置するよう設けられ、前記第一架台の水平部材より短い長さの水平部材と、当該水平部材の両端をそれぞれ移動可能に支持する脚部材と、前記脚部材の移動機能を停止させる固定手段とを有する第二架台とを含み、
    前記第一架台における脚部材と前記第二架台における脚部材との間の離間距離を変化させる離間変化機構を備えることを特徴とするトンネル工事用ベルトコンベア架台。
  2. 前記第一架台および前記第二架台の各水平部材の間において、各水平部材の延長方向と直交する回転軸を有し、前記各水平部材同士を摺動可能とする第一ローラー部材を備えることを特徴とする請求項1に記載のトンネル工事用ベルトコンベア架台。
  3. 前記第一架台における水平部材の上面において、当該水平部材の延長方向と直交する回転軸を有し、連続ベルトコンベアに対して水平移動可能に支持する第二ローラー部材を備えることを特徴とする請求項1または2に記載のトンネル工事用ベルトコンベア架台。
  4. 前記第二架台における水平部材が、前記移動型枠におけるトンネル掘進方向の長さより長いものであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のトンネル工事用ベルトコンベア架台。
  5. 前記第二架台における水平部材の両端およびこれを支持する各脚部材が、前記移動型枠の前端よりトンネル掘進方向前方に位置するものであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のトンネル工事用ベルトコンベア架台。
  6. トンネル工事で用いる覆工コンクリート打設用の移動型枠におけるトンネル掘進方向の長さに、前記移動型枠における一回の移動距離を加えた長さ以上の水平部材と、当該水平部材の両端をそれぞれ移動可能に支持する脚部材と、前記脚部材の移動機能を停止させる固定手段とを有する第一架台を、覆工コンクリートの打設サイクルに対応する区間に配置して、該当区間における連続ベルトコンベアを支持し、
    前記第一架台における両端の脚部材の間に位置するよう設けられ、前記第一架台の水平部材より短い長さの水平部材と、当該水平部材の両端をそれぞれ移動可能に支持する脚部材と、前記脚部材の移動機能を停止させる固定手段とを有する第二架台を、前記打設サイクルに対応する区間のうち、前記移動型枠の所在位置が包含される所定区間、または、前記移動型枠の前端よりトンネル掘進方向前方の所定区間に配置し、前記第一架台と共に該当区間における連続ベルトコンベアを支持し、
    前記移動型枠の移動に先立って、前記第一架台における脚部材と前記第二架台における脚部材との間の離間距離を変化させ、前記移動型枠の移動先における所在位置が包含される所定区間、または、移動先における前記移動型枠の前端よりトンネル掘進方向前方の所定区間に前記第二架台を移動させて、前記第一架台と共に該当区間における連続ベルトコンベアを支持する第二架台移動工程と、
    打設サイクルの進行に伴い、前記第一架台における脚部材と前記第二架台における脚部材との間の離間距離を変化させて、次の打設サイクルに対応する区間に前記第一架台を移動させ、該当区間における前記連続ベルトコンベアを支持する第一架台移動工程とを含み、
    前記第二架台移動工程と前記第一架台移動工程とを繰り返すことを特徴とするトンネル施工方法。
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