JP6368903B2 - 和紙調複合シート - Google Patents
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Description
(1)シートの難燃性(質量450g/m2以下のシート)
消防法施行規則第4条(JIS L−1091:A−1法区分3:1分加熱)に従い試験し、下記の判定基準により評価した。
1 :炭化面積30cm2以下、残炎時間3秒以下、
残じん時間5秒以下、燃焼長さ20cm以下である
2 :炭化面積、残炎時間、残じん時間、炭化距離の項目の1項目以上が
規格数値を超える
(2)シートの難燃性(質量450g/m2を超えるシート)
消防法施行規則第4条(JIS L−1091:A−2法区分3:2分加熱)に従い試験し、下記の判定基準により評価した。
1 :炭化面積40cm2以下、残炎時間5秒以下、
残じん時間20秒以下、燃焼長さ20cm以下である
2 :炭化面積、残炎時間、残じん時間、炭化距離の項目の1項目以上が
規格数値を超える
(3)難燃性の安定性(可塑剤のブリード抑制効果)
25cm幅×35cm長の試料を、長さ方向に多重に丸めロール内径2cmとした状態で、これを35℃×720時間静置し、取り出し広げたサンプルを上記(1)または(2)の難燃性評価を行った。(判定基準は同様)
(4)和紙調外観及び光透過時の和紙調外観
1 :共に良好
2 :光透過時の和紙調のイメージを欠く
3 :共に和紙のイメージを欠く
〈難燃化和紙:基材1〉
雲竜漉きの楮和紙(目付33g/m2:空隙率12%)を、3質量%ホウ酸+78質量%エチルセロソルブの水溶液浴に浸漬し、30分間和紙(セルロース)の水酸基に対するホウ酸エステル化処理を行い、これを100℃で乾燥し基材1を得た。和紙のホウ酸エステル化処理前後の質量増は3g/m2であった。
〈和紙調複合シート〉
下記〔配合1〕による軟質塩化ビニル樹脂コンパウンドを用い、これをカレンダー成型機に掛け、厚さ0.12mmのフィルムを得た。このフィルムをラミネーターにより基材1の両面に170℃の熱ロール条件でフィルムを軟化させた状態で積層し、空隙部のブリッヂ接着により厚さ0.28mm、質量360g/m2の和紙調複合シートを得た。
※〔配合1〕軟質塩化ビニル樹脂コンパウンド組成物
懸濁重合ポリ塩化ビニル樹脂(重合度1300) 100質量部
1,2−シクロヘキサンジカルボン酸ジイソノニル(可塑剤) 25質量部
※商品名:ヘキサモールDINCH(BASF社製)
リン酸クレジルジフェニル(防炎可塑剤) 20質量部
(別名CDP:クレジルジフェニルホスフェート)
エポキシ化大豆油(可塑剤) 5質量部
バリウム/亜鉛複合安定剤 2質量部
ベンゾトリアゾール化合物(紫外線吸収剤) 0.3質量部
参考例1の基材1を下記基材2に変更した以外は参考例1と同様として厚さ0.28mm、質量359.5g/m2の和紙調複合シートを得た。
〈難燃化和紙:基材2〉
雲竜漉きの楮和紙(目付33g/m2:空隙率12%)を、3質量%リン酸+78質量%エチルセロソルブの水溶液浴に浸漬し、30分間和紙(セルロース)の水酸基に対するリン酸エステル化処理を行い、これを100℃で乾燥し基材1を得た。和紙のリン酸エステル化処理前後の質量増は2.5g/m2であった。
参考例1の基材1を下記基材3に変更した以外は参考例1と同様として厚さ0.28mm、質量359.5g/m2の和紙調複合シートを得た。
〈難燃化和紙:基材3〉
雲竜漉きの楮和紙(目付33g/m2:空隙率12%)を、3質量%ケイ酸+78質量%エチルセロソルブの水溶液浴に浸漬し、30分間和紙(セルロース)の水酸基に対するケイ酸エステル化処理を行い、これを100℃で乾燥し基材1を得た。和紙のケイ酸エステル化処理前後の質量増は2.5g/m2であった。
〈難燃化不織布:基材4〉
ポリエチレンテレフタレート樹脂に芳香族リン酸エステルとしてクレジルジフェニルホスフェート(CDP)を6質量%配合したペレットから溶融紡糸したポリエステル繊維による和紙調スパンボンド不織布(目付36g/m2:空隙率12%)を用いた。
〈和紙調複合シート〉
下記〔配合2〕による軟質塩化ビニル樹脂コンパウンドを用い、これをカレンダー成型機に掛け、厚さ0.12mmのフィルムを得た。このフィルムをラミネーターにより基材4の両面に170℃の熱ロール条件でフィルムを軟化させた状態で積層し、空隙部のブリッヂ接着により厚さ0.28mm、質量360g/m2の和紙調複合シートを得た。
※〔配合2〕軟質塩化ビニル樹脂コンパウンド組成物
懸濁重合ポリ塩化ビニル樹脂(重合度1300) 100質量部
1,2−シクロヘキサンジカルボン酸ジイソノニル(可塑剤) 25質量部
※商品名:ヘキサモールDINCH(BASF社製)
リン酸トリクレジル(防炎可塑剤) 20質量部
(別名TCP:トリクレジルホスフェート)
エポキシ化大豆油(可塑剤) 5質量部
バリウム/亜鉛複合安定剤 2質量部
ベンゾトリアゾール化合物(紫外線吸収剤) 0.3質量部
参考例4の基材4を下記基材5に変更した以外は参考例4と同様として厚さ0.28mm、質量360g/m2の和紙調複合シートを得た。
〈難燃化不織布:基材5〉
エチレングリコールとテレフタル酸との共重合の際に、第3物質として(C6H5)2P=O(C6H3)(−OCH2CH2OH)2の化学式の芳香族リン酸化合物を、リン原子質量として10000ppmとなるように添加して重縮合反応を行って得たポリエステル樹脂ペレットから溶融紡糸したポリエステル繊維による和紙調スパンボンド不織布(目付36g/m2:空隙率12%)を用いた。
参考例4の基材4を下記基材6に変更した以外は参考例4と同様として厚さ0.28mm、質量360g/m2の和紙調複合シートを得た。
〈難燃化不織布:基材6〉
ポリエステル樹脂ペレットから溶融紡糸したポリエステル繊維による和紙調スパンボンド不織布(目付33g/m2:空隙率12%)を用い、この不織布をビニルホスホネート10質量%のトルエン溶液浴に3分間浸漬し、これを100℃で乾燥し、36g/m2の基材6を得た。
〈難燃化和紙:基材7〉
雲竜漉きの楮和紙(目付50g/m2:空隙率0%)を、3質量%ホウ酸+78質量%エチルセロソルブの水溶液浴に浸漬し、30分間和紙(セルロース)の水酸基に対するホウ酸エステル化処理を行い、これを100℃で乾燥し基材7を得た。和紙のホウ酸エステル化処理前後の質量増は5g/m2であった。
〈和紙調複合シート〉
基材7の両面に対し、下記〔配合3〕による軟質塩化ビニル樹脂ペーストゾルを用い、これをナイフコートにより基材7に0.1mm厚さにコーティングを施し、170℃でゲル化させて、厚さ0.28mm、質量325g/m2の和紙調複合シートを得た。
※〔配合3〕軟質塩化ビニル樹脂ペースト組成物
乳化重合ポリ塩化ビニル樹脂(重合度1700) 100質量部
1,2−シクロヘキサンジカルボン酸ジイソノニル(可塑剤) 30質量部
※商品名:ヘキサモールDINCH(BASF社製)
リン酸クレジルジフェニル(防炎可塑剤) 25質量部
(別名CDP:クレジルジフェニルホスフェート)
エポキシ化大豆油(可塑剤) 5質量部
バリウム/亜鉛複合安定剤 2質量部
ベンゾトリアゾール化合物(紫外線吸収剤) 0.3質量部
参考例7の基材7を下記基材8に変更した以外は参考例7と同様として厚さ0.28mm、質量324g/m2の和紙調複合シートを得た。
〈難燃化和紙:基材8〉
雲竜漉きの楮和紙(目付50g/m2:空隙率0%)を、3質量%リン酸+78質量%エチルセロソルブの水溶液浴に浸漬し、30分間和紙(セルロース)の水酸基に対するリン酸エステル化処理を行い、これを100℃で乾燥し基材8を得た。和紙のリン酸エステル化処理前後の質量増は4g/m2であった。
参考例7の基材7を下記基材9に変更した以外は参考例7と同様として厚さ0.28mm、質量324g/m2の和紙調複合シートを得た。
〈難燃化和紙:基材9〉
雲竜漉きの楮和紙(目付50g/m2:空隙率0%)を、3質量%ケイ酸+78質量%エチルセロソルブの水溶液浴に浸漬し、30分間和紙(セルロース)の水酸基に対するケイ酸エステル化処理を行い、これを100℃で乾燥し基材9を得た。和紙のケイ酸エステル化処理前後の質量増は4g/m2であった。
〈難燃化不織布:基材10〉
ポリエチレンテレフタレート樹脂に芳香族リン酸エステルとしてクレジルジフェニルホスフェート(CDP)を6質量%配合したペレットから溶融紡糸したポリエステル繊維による和紙調スパンボンド不織布(目付50g/m2:空隙率0%)を用いた。
〈和紙調複合シート〉
基材10の両面に対し、下記〔配合4〕による軟質塩化ビニル樹脂ペーストゾルを用い、これをナイフコートにより基材7に0.1mm厚さにコーティングを施し、170℃でゲル化させて、厚さ0.28mm、質量320g/m2の和紙調複合シートを得た。
※〔配合4〕軟質塩化ビニル樹脂ペースト組成物
乳化重合ポリ塩化ビニル樹脂(重合度1700) 100質量部
1,2−シクロヘキサンジカルボン酸ジイソノニル(可塑剤) 30質量部
※商品名:ヘキサモールDINCH(BASF社製)
リン酸トリクレジル(防炎可塑剤) 25質量部
(別名TCP:トリクレジルホスフェート)
エポキシ化大豆油(可塑剤) 5質量部
バリウム/亜鉛複合安定剤 2質量部
ベンゾトリアゾール化合物(紫外線吸収剤) 0.3質量部
参考例10の基材10を下記基材11に変更した以外は参考例10と同様として厚さ0.28mm、質量320g/m2の和紙調複合シートを得た。
〈難燃化不織布:基材11〉
エチレングリコールとテレフタル酸との共重合の際に、第3物質として(C6H5)2P=O(C6H3)(−OCH2CH2OH)2の化学式の芳香族リン酸化合物を、リン原子質量として10000ppmとなるように添加して重縮合反応を行って得たポリエステル樹脂ペレットから溶融紡糸したポリエステル繊維による和紙調スパンボンド不織布(目付50g/m2:空隙率0%)を用いた。
参考例10の基材10を下記基材12に変更した以外は参考例10と同様として厚さ0.28mm、質量323g/m2の和紙調複合シートを得た。
〈難燃化不織布:基材12〉
ポリエステル樹脂ペレットから溶融紡糸したポリエステル繊維による和紙調スパンボンド不織布(目付50g/m2:空隙率0%)を用い、この不織布をビニルホスホネート
10質量%のトルエン溶液浴に3分間浸漬し、これを100℃で乾燥し、53g/m2の基材12を得た。
実施例3、9、及び参考例1、2、4〜8、10〜12で得た和紙調複合シートの、各々の表面及び裏面に下記〔配合5〕による防汚層を形成した。表裏防汚層の合計付着質量は2.6g/m2であった。これによって得られた実施例15、21、参考例13、14、16〜20、22〜24、個々の複合シートの表面に付着した煤塵汚れ、油汚れなどの拭き取り除去性を高くするなどの防汚性(シリカゾルとビニルトリエトキシシランとによる加水分解縮合硬化物薄膜による効果)と、さらに光触媒物質(酸化チタン粒子)によるセルフクリーニング効果を認めたのみならず、帯電防止効果(ポリエチレングリコール型非イオン活性剤による効果)の発現により花粉やダニの死骸片などのアレルギー性粉塵の付着防止効果も確認された。
〈防汚層〉
実施例3、9、及び参考例1、2、4〜8、10〜12の基材を80メッシュグラビアロール塗工条件の塗工機に掛け、軟質塩化ビニル樹脂層上に〔配合5〕の防汚組成物による両面塗工を行い、120℃の熱風炉で3分間乾燥した。
〔配合5〕防汚組成物
シリカゾル(粒子径20〜30nm:固形分48質量%) 100質量部
ビニルトリエトキシシラン(シランカップリング剤) 50質量部
酸化チタン粒子(粒子径15nm)(光触媒活性型) 0.5質量部
ポリエチレングリコール型非イオン活性剤(帯電防止剤) 1質量部
希釈剤(水) 100質量部
実施例3、9、及び参考例1、2、4〜8、10〜12で得た和紙調複合シートの各々の片面に下記〔配合6〕による接着層(2.2g/m2)を形成し、接着層を介在して厚さ50μmのポリビニリデンフルオライド(PVdF)透明フィルムを180℃で熱ラミネートして、フッ素樹脂層からなる防汚層をシート片面に設けた。防汚層の質量は72g/m2であった。これによって得られた実施例27、33、参考例25、26、28〜32、34〜36、個々の複合シートの表面に付着した煤塵汚れ、油汚れなどの拭き取り除去性を高くするなどの優れた防汚性を発現し、長期間の使用に供することを可能とした。
〈接着層〉
実施例3、9、及び参考例1、2、4〜8、10〜12で得た和紙調複合シートを80メッシュグラビアロール塗工条件の塗工機に掛け、軟質塩化ビニル樹脂層上に〔配合6〕の接着組成物による塗工を行い、120℃の熱風炉で3分間乾燥した。
〔配合6〕接着組成物
ポリエチレンイミンが反応性基としてグラフトされたアクリル樹脂
(固形分濃度30質量%、アミン当量:1400g/eq) 100質量部
ビスフェノールA型エポキシ樹脂(エポキシ当量:200g/eq) 7重量部
ベンゾトリアゾール化合物(紫外線吸収剤) 0.5質量部
メチルエチルケトン 100質量部
参考例1の〔配合1〕に用いたホスフェート(リン酸クレジルジフェニル)20質量部を省略し、1,2−シクロヘキサンジカルボン酸ジイソノニル25質量部を45質量部に増量させた以外は参考例1と同様として、厚さ0.28mm、質量360g/m2の和紙調複合シートを得た。得られた和紙調複合シートは、軟質塩化ビニル樹脂層にホスフェートを含まないことで、消防法施行規則第4条(JIS L−1091:A−1法区分3:1分加熱)に不適合なものであった。
参考例1の〔配合1〕に用いた、1,2−シクロヘキサンジカルボン酸ジイソノニル25質量部をジ−2−エチルヘキシル−フタレート(別名:フタル酸ジオクチル:DOP)25質量部に変更した以外は参考例1と同様として、厚さ0.28mm、質量360g/m2の和紙調複合シートを得た。得られた和紙調複合シートは、軟質塩化ビニル樹脂層に1,2−シクロヘキサンジカルボン酸ジイソノニルを含まないことで、可塑剤のブリード抑制効果に乏しく、シート表面に滲み出たジ−2−エチルヘキシル−フタレート成分が燃焼源となって消防法施行規則第4条(JIS L−1091:A−1法区分3:1分加熱)に不適合なものとなった。
参考例1で用いた基材1において、ホウ酸エステル化処理を省略した雲竜漉きの楮和紙(目付33g/m2:空隙率12%)である基材13を用いた以外は、参考例1と同様として厚さ0.28mm、質量357g/m2の和紙調複合シートを得た。得られた和紙調複合シートは、基材の和紙にホウ酸エステル化処理を省略したことで、消防法施行規則第4条(JIS L−1091:A−1法区分3:1分加熱)に不適合なものとなった。
参考例5で用いた基材5を下記基材14に変更した以外は参考例5と同様として厚さ0.28mm、質量360g/m2の和紙調複合シートを得た。得られた和紙調複合シートは、基材の不織布に(C6H5)2P=O(C6H3)(−OCH2CH2OH)2の化学式の芳香族リン酸化合物を全く含有しないことで、消防法施行規則第4条(JIS L−1091:A−1法区分3:1分加熱)に不適合なものとなった。
〈不織布:基材14〉
エチレングリコールとテレフタル酸とを共重合して得たポリエステル樹脂ペレットから溶融紡糸したポリエステル繊維による和紙調スパンボンド不織布(目付36g/m2:空隙率12%)を用いた。
Claims (7)
- ケイ酸エステル化による化学変性処理が施された難燃化和紙を基材として、この基材の少なくとも1面上に軟質塩化ビニル樹脂層が設けられてなる光透過性に不規則な陰影を有する難燃性可撓積層体であって、前記軟質塩化ビニル樹脂層が塩化ビニル系樹脂100質量部、及びシクロヘキサンジカルボン酸ジアルキルエステル(〔化1〕の群)15〜60質量部とを主体に含み、さらにホスフェートを5〜40質量部含有することを特徴とする和紙調複合シート。
- 前記難燃性可撓積層体が、空隙率5〜35%の前記基材と、その表面に形成された厚さ0.05〜0.5mmの軟質塩化ビニル樹脂フィルムまたはシートにより構成されている請求項1に記載の和紙調複合シート。
- 前記難燃性可撓積層体が、空隙率0〜5%未満の前記基材と、その表面になされた軟質塩化ビニル樹脂ペーストゾル塗工、及びその加熱ゲル化により形成された厚さ0.01〜0.2mmの軟質塩化ビニル樹脂層で構成されている請求項1に記載の和紙調複合シート。
- 前記難燃化和紙において、前記ケイ酸エステル化による化学変性処理が、和紙を形成する天然繊維のセルロースの水酸基に施されている請求項1〜3の何れか1項に記載の和紙調複合シート。
- 前記難燃化和紙において、1)天然繊維の一部に染色繊維を使用すること、2)複数種の天然繊維を使用すること、3)繊維径の異なる天然繊維束を使用すること、の何れか1種以上によって和紙調外観を形成する請求項4に記載の和紙調複合シート。
- 前記軟質塩化ビニル樹脂層上に、1次粒子径3nm〜150nmの無機コロイド物質が、シランカップリング剤の加水分解縮合物を含むバインダー成分に担持されてなる防汚層が設けられていて、前記無機コロイド物質が、光触媒性酸化チタンゾル、光触媒性酸化亜鉛ゾル、光触媒性酸化錫ゾル、酸化チタンゾル、酸化亜鉛ゾル、酸化錫ゾル、シリカゾル、酸化アルミニウムゾル、酸化ジルコニウムゾル、酸化セリウムゾル、及び複合酸化物(酸化亜鉛−五酸化アンチモン複合または酸化スズ−五酸化アンチモン複合)ゾルから選ばれた1種以上の金属酸化物である請求項1〜5の何れか1項に記載の和紙調複合シート。
- 前記軟質塩化ビニル樹脂層上にフッ素樹脂層が形成され、このフッ素樹脂層を成すフッ素樹脂が、フッ化ビニル(VF)、ビニリデンフルオライド(VdF)、トリフルオロエチレン(TrEE)、テトラフルオロエチレン(TFE)、クロロトリフルオロエチレン(CTFE)、ヘキサフルオロプロピレン(HFP)から選ばれた1種のモノマーを単独重合してなるポリマー、またはこれらの2種以上のモノマーを共重合してなるコポリマー、またはこれらの1種以上のモノマーをビニルモノマーと共重合してなるコポリマーから選ばれた1種以上である請求項1〜5の何れか1項に記載の和紙調複合シート。
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