JP6341192B2 - 情報処理装置、制御方法及びプログラム - Google Patents
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Description
スマートウォッチは、例えば腕時計の形態として構成され、スマートフォンに類する機能を備えている。
したがって、ユーザは、スマートウォッチによって、スマートフォンのように電子メールの内容を確認したり、腕時計のように時刻を確認したりすることができる。
なお、スマートウォッチに関する技術は、例えば、特許文献1に開示されている。
したがって、スマートフォンに類する機能を利用しない場合でも無用な電力を消費したり、バッテリによる駆動時間が腕時計に比べて短くなる等、ユーザにとって利便性が十分なものではなかった。
第1の表示部と、前記第1の表示部の上層に積層され、電位を掛けることにより光を透過可能な第2の表示部と、を備えた情報処理装置であって、
オペレーティングシステムによる当該情報処理装置の機能を実行する第1の実行処理と、
特定プログラムによる当該情報処理装置の特定の機能を実行する第2の実行処理と、
当該情報処理装置の電源のOFFからONへの動作を伴うことなく、前記第1の実行処理と前記第2の実行処理を切り替える切替処理と、を実行し、
前記第1の表示部は前記第1の実行処理により表示制御され、
前記第2の表示部は前記第2の実行処理により表示制御され、前記第1の実行処理による前記第1の表示部への表示制御中は、前記第2の実行処理が、前記第2の表示部に電位を掛けて当該第2の表示部を透過状態にして、前記第1の表示部による表示を視認可能とすることを特徴とする。
本実施形態に係る情報処理装置は、スマートウォッチ等のウェアラブルな情報処理装置として構成される。また、情報処理装置は、第1CPU(Central Processing Unit)と第2CPUとを備え、第1CPUによって第1の実行処理であるオペレーティングシステム(OS)の処理を実行すると共に、第2CPUによって第2の実行処理である特定のプログラム(例えば、OSの管理を必要としないプログラムや、他のOS等)の処理を実行する。
そして、情報処理装置は、第1CPUにおけるOSの動作を停止(シャットダウン等)した状態で、当該情報処理装置の電源をON/OFFすることなく第2CPUにおける特定のプログラムの動作を継続することが可能である。
即ち、本実施形態に係る情報処理装置が備える、第1CPUにおけるOSの動作を停止(シャットダウン等)した状態で、当該情報処理装置の電源をON/OFFすることなく第2CPUにおける特定のプログラムの動作を継続することが可能な機能は、パーソナルコンピュータ等が電源立ち上げ時にブートセレクタによって、立ち上げるOSを切り替える機能とは全く異なるものである。
このような動作を可能とするため、情報処理装置においては、第1CPUによって制御可能なハードウェアと、第2CPUによって制御可能なハードウェアと、第1CPU及び第2CPUによって制御可能なハードウェアとが予め定められている。本実施形態に示す例では、情報処理装置は、積層して設置された第1表示部と第2表示部とを備え、第1CPUによって第1表示部を制御可能であると共に、第1CPUにおけるOSの動作が停止した状態でも、第2CPUによって第2表示部を制御可能である。また、第1CPUにおけるOSの動作が停止した状態で、第2CPUにおける第2表示部の制御を可能とするため、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等のハードウェアは、第1CPU及び第2CPUのいずれからの制御も可能となっている。
このような構成により、第1CPUによるプログラムの実行によってスマートフォンに類する機能を実現し、第2CPUによるプログラムの実行によって腕時計の機能を実現することができる。そして、第1CPUによるOSの動作を停止することで、スマートフォンに類する機能による消費電力を削減し、腕時計の機能のみを動作させることができる。
したがって、情報処理装置をより低消費電力なものとすることができる。
図1は、本発明の一実施形態である情報処理装置100の概略図である。
図1に示すように、本実施形態の情報処理装置100は、腕時計型をなしており、本体部1と、バンド部2と、を備えている。また、情報処理装置100は、本体部1において表示部16を備えている。この表示部16は、第1表示部16aと第2表示部16bとを有しており、具体的には、第1表示部16aの上に第2表示部16bが積層された状態で形成されている。このため、表示部16は、第1表示部16aの表示(例えば、気象情報の表示)に第2表示部16bの表示(例えば、時計表示)を重ね合わせて表示することが可能となっている。また、図示は省略するが第2表示部16bの上には操作部19であるタッチパネルが設けられている。
図2に示すように、情報処理装置100は、第1CPU11と、第2CPU12と、ROM13と、RAM14と、記憶部15と、表示部16(第1表示部16a及び第2表示部16b)と、第1表示部16aの表示を制御する第1表示制御部17と、第2表示部16bの表示を制御する第2表示制御部18と、操作部19と、センサ部20と、RTC(Real Time Clock)部21と、通信部22と、電源部23等を備えている。
また、本実施形態において、第1CPU11は、RTC部21から所定タイミングで時刻信号を取得し、取得した時刻信号を第2CPU12に出力する。さらに、第1CPU11は、第1表示制御部17に対して、第2CPU12から入力される時刻を表示制御する指示を行う
なお、第1CPU11の具体的構成については後述する。
なお、第2CPU12の具体的構成については後述する。
第1表示部16aは、バックライトを有するTFTカラー液晶パネルから構成され、後述する第1表示制御部17の制御下にて各種情報を表示画面に表示する。
本実施形態において、第1表示制御部17は、例えば、第1CPU11からの表示指示に従って、電子メールの着信や気象情報に関するメッセージの表示データを生成し、第1表示部16aから出力させる。
本実施形態において、第2表示部16bであるPN液晶パネルは、図1に示すように、上述した第1表示部16aであるTFTカラー液晶パネルの表示画面上に積層されている。このPN液晶パネルは、電位が掛けられていない部位では液晶分子が不規則に並び、光を反射するようになっている。つまり、この電位が掛けられていない部位において、PN液晶パネルによる表示がなされることとなる。一方、電位が掛けられた部位では、液晶分子が表示画面に対して垂直に整列するので、光を透過可能となっている。つまり、この電位が掛けられた部位では、上述のTFTカラー液晶パネルからの光を透過可能となるので、当該PN液晶パネルを介して当該TFTカラー液晶パネルによる表示を視認することができる。即ち、本実施形態の表示部16では、第1表示部16aによる表示に第2表示部16bによる表示を重ね合わせた状態で表示することができるようになっている。
本実施形態において、第2表示制御部18は、例えば、第2CPU12からの表示指示に従って、時刻画像の表示用データを生成し、第2表示部16bから出力させる。
また、電源部23は、電池残量を検出し、検出した電池残量を示す信号を第1CPU11に出力する。
図2に示すように、第1CPU11は、ハードウェア構成として、プログラムカウンタ11aと、制御部11bとを備えている。また、第1CPU11は、OSのプログラムあるいは各種プログラム(後述する動作管理処理等)を実行することにより、時刻取得部11cと、センサ情報取得部11dと、表示処理部11eと、連携処理部11fと、通信処理部11gと、状態判定部11hとを構成する。
制御部11bは、第1CPU11内の各部(不図示のデコード回路や演算回路等)における動作タイミングや動作内容等、第1CPU11においてプログラムを実行するための動作を管理する。また、制御部11bは、プログラムカウンタ11aに、次に実行されるプログラムが格納されたROM13のアドレスを逐次書き込む。
表示処理部11eは、各機能部が取得した情報や処理結果を表示する表示制御のための指示信号を第1表示制御部17に出力する。
このような処理により、ユーザが情報処理装置100の表示画面を見ていない場合や、情報処理装置100の電池残量が少なくなった場合に、情報処理装置100のスマートフォンに類する機能を停止し、腕時計の機能のみを動作させることができる。そのため、情報処理装置100をより低消費電力で腕時計として機能させることが可能となる。
なお、状態判定部11hが上記判定を行った場合以外にも、ユーザによってスマートフォンに類する機能を停止させる指示が入力された場合に、状態判定部11hが、情報処理装置100のスマートフォンに類する機能を停止し、腕時計の機能のみを動作させることとしてもよい。
制御部12bは、第2CPU12内の各部(不図示のデコード回路や演算回路等)における動作タイミングや動作内容等、第2CPU12においてプログラムを実行するための動作を管理する。また、制御部12bは、プログラムカウンタ12aに、次に実行されるプログラムが格納されたROM13のアドレスを逐次書き込む。
また、第2CPU12は、第1CPU11を介さず、直接、RTC部21から所定タイミングで時刻信号を取得し、取得した時刻信号に基づいて計時部12cで時刻を計算することができる。
表示処理部12dは、計時部12cの処理結果を表示する表示制御のための指示信号を第2表示制御部18に出力する。
次に、動作を説明する。
図3は、情報処理装置100が実行する動作管理処理の流れを説明するフローチャートである。
また、図4(A)及び図4(B)は、動作管理処理が実行される際の情報処理装置100の表示画面例を示す模式図であり、図4(A)は第1表示部16aにOSの処理による表示画面が表示された状態を示す図、図4(B)は第2表示部16bに特定のプログラムの処理による表示画面が表示された状態を示す図である。
以下、図4を適宜参照しつつ、図3に示す動作管理処理について説明する。
動作管理処理は、情報処理装置100の電源投入と共に開始され、情報処理装置100の電源がオフとされるまで、繰り返し実行される。
動作管理処理の開始時には、第1CPU11がOSの処理を実行する状態となり、第1表示部16aにおいて、例えば、図4(A)に示す表示画面(雨雲の動き及び気象情報に関するメッセージを表示する画面)が表示される。
ステップS2において、状態判定部11hは、電池残量が予め設定された閾値未満であるか否かを判定する。
電池残量が予め設定された閾値未満でない場合、ステップS2においてNOと判定されて、処理はステップS3に移行する。
一方、電池残量が予め設定された閾値未満である場合、ステップS2においてYESと判定されて、処理はステップS5に移行する。
ステップS4において、状態判定部11hは、センサ情報取得部11dによって取得された各種センサ(ジャイロセンサあるいは3軸加速度センサ等)の検出信号に基づいて、情報処理装置100の状態がユーザに見られていない使用状態であるか否かを判定する。具体的には、情報処理装置100が静止しているか(ユーザの腕に装着されていない状態か)、ユーザが腕をかざし情報処理装置100を見る場合の姿勢となっているか、ユーザが腕を下げる動作を行ったか、ユーザの腕振り(走行または歩行時に腕を振る動作)が検出されたか等の状態が判定される。
情報処理装置100がユーザに見られていない使用状態である場合、ステップS4においてYESと判定されて、処理はステップS5に移行する。
情報処理装置100がユーザに見られていない使用状態でない場合、ステップS4においてNOと判定されて、処理はステップS1に移行する。
ユーザによってOSの起動が指示された場合、ステップS6においてYESと判定されて、処理はステップS7に移行する。
ユーザによってOSの起動が指示されていない場合、ステップS6においてNOと判定されて、ステップS6の処理が繰り返される。
ステップS7の後、動作管理処理が繰り返される。
なお、図3のフローチャートには図示していないが、ユーザによってスマートフォンに類する機能を停止させる指示が入力された場合にのみ、第1CPU11におけるOSの動作をシャットダウンして停止し、第2CPU12における時刻表示を行う状態(即ち、腕時計の機能のみを動作させる状態)に切り替えてもよい。
そのため、情報処理装置100をより低消費電力で腕時計として機能させることが可能となる。
即ち、ウェアラブルな情報処理装置をより低消費電力なものとすることができる。
なお、本実施形態において、第1CPU11がOSの処理を実行している状態においては第2CPU12に対する電源供給を停止しておき、第1CPU11におけるOSの動作をシャットダウンして停止し、第2CPU12における時刻表示を行う状態に切り替える際に、第2CPU12に対する電源供給を行うようにしてもよい。
上述の実施形態では、情報処理装置100が第1CPU11及び第2CPU12の2つのCPUを備える構成とした。
これに対し、情報処理装置100が1つのCPUを備える場合にも、本発明を適用することが可能である。
この場合、1つのCPUでOS及び特定のプログラムを実行可能な構成とし、OSを実行している状態で、特定のプログラムの処理に切り替える割り込み処理を発生させることにより、OSの動作を止め、特定のプログラムを動作させる。具体的には、割り込み処理プログラムが、切り替え時点(割り込み発生時点)のCPUのプログラムカウンタの値を、特定プログラムの先頭アドレスに書き換えることで、OSを停止させ、特定のプログラムを実行させる。
これにより、1つのプロセッサの動作においても、情報処理装置100のスマートフォンに類する機能を停止し、腕時計の機能のみを動作させることができる。
そのため、情報処理装置100をより低消費電力で腕時計として機能させることが可能となる。
即ち、ウェアラブルな情報処理装置をより低消費電力なものとすることができる。
状態判定部11hは、オペレーティングシステムによる情報処理装置100の機能を実行する第1の実行処理と、動作中のオペレーティングシステムの動作を止め、情報処理装置100の電源をON/OFFすることなく特定プログラムによる情報処理装置100の特定の機能を実行する第2の実行処理と、を切り替える。
これにより、情報処理装置100のオペレーティングシステムによる機能を停止し、特定プログラムによる特定の機能のみを動作させることができる。
そのため、情報処理装置100をより低消費電力で特定の機能を動作させることが可能となる。
したがって、情報処理装置100をより低消費電力なものとすることができる。
これにより、消費電力が大きい処理を停止させ、より低消費電力な状態で情報処理装置100を動作させることができる。
これにより、情報処理装置100の状態に応じて、低消費電力な状態へ移行するか否かを切り替えることができる。
状態判定は、情報処理装置100の電池の電池残量判定である。
状態判定部11hは、電池残量が所定値以上の場合は、第1の実行処理により情報処理装置100の機能を実行し、電池残量が所定値以上でない場合は、第2の実行処理により情報処理装置100の特定の機能を実行する。
これにより、電池残量が少なくなった場合に、情報処理装置100を低消費電力な状態へ移行することができる。
状態判定部11hは、ユーザの動作状態判定結果に基づいて、第1の実行処理と第2の実行処理とを切り替える。
これにより、ユーザによる情報処理装置100の使用状態に応じて、情報処理装置100を低消費電力な状態へ移行することができる。
これにより、ユーザが静止しておらず、情報処理装置100を見る以外の動作を行っていると推定される場合に、情報処理装置100を低消費電力な状態へ移行することができる。
これにより、ユーザが情報処理装置100を見ているか否かに応じて、情報処理装置100を適切に低消費電力な状態へと移行することができる。
第1の実行処理は、外部機器から受信したデータをデータ処理する。
これにより、第1の実行処理では、外部機器から受信したデータに基づく表示を行う等の処理負荷の大きい処理を行うものとできる。
これにより、第1の実行処理では、不規則に発生する処理あるいは定型的でない内容を含む処理を行うものとできる。
第1の実行処理は、外部機器から受信したデータを第1表示部16aに表示することによりユーザに通知する。
これにより、第1の実行処理では、第1表示部16aを用いてユーザに対する通知を行うことができる。
これにより、第2の実行処理では、時計の表示を低消費電力な処理によって行うことができる。
第2の実行処理は、第2表示部16bを制御して現在時刻を第2表示部16bで表示することにより、時計機能を実行する。
これにより、第2の実行処理では、第2表示部16bを用いて時計の表示を行うことができる。
第2の実行処理は所定間隔でRTC部21より現在時刻を取得し、取得した現在時刻を第2表示部16bで表示することにより、時計機能を実行する。
これにより、第2の実行処理によって、RTC部21から取得した現在時刻を基に、低消費電力に時計の表示を行うことができる。
これにより、低消費電力で表示が可能な液晶表示部によって、第2の実行処理による表示を行うことができる。
オペレーティングシステムは第1CPU11で動作する。
特定プログラムは第2CPU12で動作する。
これにより、情報処理装置100においては、処理負荷の大きいオペレーティングシステムの処理を第1CPU11で第1の実行処理として実行し、処理負荷の小さい特定プログラムの処理を第2CPU12で第2の実行処理として実行することができる。そのため、より効率的な処理を行うことが可能となり、情報処理装置100を低消費電力化することができる。
これにより、第1CPU11において消費電力が発生しない状態とすることができ、情報処理装置100を低消費電力化することができる。
これにより、第1CPU11が動作を停止し、第2CPU12のみが動作する場合に、より低消費電力な状態とすることができる。
オペレーティングシステムと特定プログラムはCPUで動作する。
オペレーティングシステムの動作を止め、特定プログラムによる情報処理装置100の特定の機能の実行に切り替える操作をトリガとして起動する割込み処理プログラムが、切り替え時点のCPUのプログラムカウンタの値を、特定プログラムの先頭アドレスに書き換えることにより、オペレーティングシステムの動作を止め、特定プログラムが動作するように制御する。
これにより、1つのCPUの動作においても、情報処理装置100のオペレーティングシステムの動作を停止し、特定の機能のみを動作させることができる。
そのため、情報処理装置100をより低消費電力なものとできる。
これにより、電池によって駆動されるウェアラブル型の装置において、適切に低消費電力化を図ることができる。
これにより、スマートウォッチとして実現される情報処理装置100において、スマートフォンに類する機能を実装しつつ、腕時計として、より長時間駆動することが可能となる。
例えば、第1CPU11によって制御可能なハードウェア及び第2CPU12によって制御可能なハードウェアは、上述の実施形態において示す例の他、情報処理装置100の主に想定される使用形態に応じて、種々異なるものとできる。
これにより、OSの動作を再開させるために要する時間を短縮しつつ、情報処理装置100の低消費電力化を図ることができる。
これにより、第2CPU12で実行される特定のプログラムの処理を処理負荷がより小さいものとでき、情報処理装置100の消費電力をより低減することができる。
例えば、本発明は、情報処理機能を有する電子機器一般に適用することができる。具体的には、例えば、本発明は、ノート型のパーソナルコンピュータ、プリンタ、テレビジョン受像機、ビデオカメラ、携帯型ナビゲーション装置、携帯電話機、スマートフォン、ポータブルゲーム機等に適用可能である。
換言すると、図2の機能的構成は例示に過ぎず、特に限定されない。即ち、上述した一連の処理を全体として実行できる機能が情報処理装置100に備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能ブロックを用いるのかは特に図2の例に限定されない。
また、1つの機能ブロックは、ハードウェア単体で構成してもよいし、ソフトウェア単体で構成してもよいし、それらの組み合わせで構成してもよい。
コンピュータは、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータであってもよい。また、コンピュータは、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能なコンピュータ、例えば汎用のパーソナルコンピュータであってもよい。
[付記1]
情報処理装置であって、
オペレーティングシステムによる当該情報処理装置の機能を実行する第1の実行処理と、動作中の前記オペレーティングシステムの動作を止め、当該情報処理装置の電源をON/OFFすることなく特定プログラムによる当該情報処理装置の特定の機能を実行する第2の実行処理と、を切り替える切替手段を備えることを特徴とする情報処理装置。
[付記2]
前記第2の実行処理は、前記第1の実行処理に比べ、低消費電力で実行可能な処理であることを特徴とする付記1に記載の情報処理装置。
[付記3]
前記切替手段は、当該情報処理装置の状態判定を行い、当該状態判定結果に基づいて、前記第1の実行処理と前記第2の実行処理を切り替えることを特徴とする付記1または2に記載の情報処理装置。
[付記4]
当該情報処理装置は電池で動作し、
前記状態判定は、当該情報処理装置の前記電池の電池残量判定であり、
前記切替手段は、
電池残量が所定値以上の場合は、前記第1の実行処理により当該情報処理装置の機能を実行し、
電池残量が前記所定値以上でない場合は、前記第2の実行処理により当該情報処理装置の特定の機能を実行することを特徴とする付記3に記載の情報処理装置。
[付記5]
前記状態判定は、当該情報処理装置を保持するユーザの動作状態判定であり、
前記切替手段は、ユーザの動作状態判定結果に基づいて、前記第1の実行処理と前記第2の実行処理とを切り替えることを特徴とする付記3または4に記載の情報処理装置。
[付記6]
前記切替手段は、
ユーザの動作状態判定によりユーザが静止していると判定された場合は、前記第1の実行処理により当該情報処理装置の機能を実行し、
ユーザが静止していないと判定された場合は、前記第2の実行処理により当該情報処理装置の特定の機能を実行することを特徴とする付記5に記載の情報処理装置。
[付記7]
前記切替手段は、
ユーザの動作状態判定によりユーザが当該情報処理装置を見ていると判定された場合は、前記第1の実行処理により当該情報処理装置の機能を実行し、
ユーザが当該情報処理装置を見ていないと判定された場合は、前記第2の実行処理により当該情報処理装置の特定の機能を実行することを特徴とする付記5または6に記載の情報処理装置。
[付記8]
当該情報処理は外部機器とデータ通信を行い、
前記第1の実行処理は、前記外部機器から受信したデータをデータ処理することを特徴とする付記1から7のいずれか1つに記載の情報処理装置。
[付記9]
前記データ処理は、前記外部機器から受信したデータを当該情報処理装置のユーザに通知することを特徴とする付記8に記載の情報処理装置。
[付記10]
当該情報処理装置は第1の表示部を備え、
前記第1の実行処理は、前記外部機器から受信したデータを前記第1の表示部に表示することによりユーザに通知することを特徴とする付記9に記載の情報処理装置。
[付記11]
前記特定の機能は時計機能であることを特徴とする付記1から10のいずれか1つに記載の情報処理装置。
[付記12]
当該情報処理装置は第2の表示部を備え、
前記第2の実行処理は、前記第2の表示部を制御して現在時刻を当該第2の表示部で表示することにより、前記時計機能を実行することを特徴とする付記11に記載の情報処理装置。
[付記13]
当該情報処理装置はRTC(Real Time Clock)を備え、
前記第2の実行処理は所定間隔で前記RTCより現在時刻を取得し、取得した現在時刻を前記第2の表示部で表示することにより、前記時計機能を実行することを特徴とする付記12に記載の情報処理装置。
[付記14]
前記第2の表示部はセグメント表示の液晶表示部であることを特徴とする付記12または13に記載の情報処理装置。
[付記15]
当該情報処理装置は第1のCPUと第2のCPUとを備え、
前記オペレーティングシステムは前記第1のCPUで動作し、
前記特定プログラムは前記第2のCPUで動作することを特徴とする付記1から14のいずれか1つに記載の情報処理装置。
[付記16]
前記切替手段は、前記第1のCPUへの電源供給を停止することにより、前記オペレーティングシステムの動作を止めることを特徴とする付記15に記載の情報処理装置。
[付記17]
前記第2のCPUの消費電力は、前記第1のCPUの消費電力より少ないことを特徴とする付記15または16に記載の情報処理装置。
[付記18]
当該情報処理装置はCPUを備え、
前記オペレーティングシステムと前記特定プログラムは前記CPUで動作し、
前記オペレーティングシステムの動作を止め、前記特定プログラムによる当該情報処理装置の特定の機能の実行に切り替える操作をトリガとして起動する割込み処理プログラムが、切り替え時点の前記CPUのプログラムカウンタの値を、前記特定プログラムの先頭アドレスに書き換えることにより、前記オペレーティングシステムの動作を止め、前記特定プログラムが動作するように制御することを特徴とする付記1から14のいずれか1つに記載の情報処理装置。
[付記19]
当該情報処理装置は、ウェアラブル型情報処理装置であることを特徴とする付記1から18のいずれか1つに記載の情報処理装置。
[付記20]
当該情報処理装置は、腕時計型情報処理装置であることを特徴とする付記19に記載の情報処理装置。
[付記21]
情報処理装置の制御方法であって、
オペレーティングシステムによる当該情報処理装置の機能を実行する第1の実行処理と、動作中の前記オペレーティングシステムの動作を止め、当該情報処理装置の電源をON/OFFすることなく特定プログラムによる当該情報処理装置の特定の機能を実行する第2の実行処理と、を切り替え可能であることを特徴とする制御方法。
[付記22]
情報処理装置を制御するコンピュータに、
オペレーティングシステムによる当該情報処理装置の機能を実行する第1の実行処理と、動作中の前記オペレーティングシステムの動作を止め、当該情報処理装置の電源をON/OFFすることなく特定プログラムによる当該情報処理装置の特定の機能を実行する第2の実行処理と、を切り替える切替機能を実現させることを特徴とするプログラム。
Claims (22)
- 第1の表示部と、前記第1の表示部の上層に積層され、電位を掛けることにより光を透過可能な第2の表示部と、を備えた情報処理装置であって、
オペレーティングシステムによる当該情報処理装置の機能を実行する第1の実行処理と、
特定プログラムによる当該情報処理装置の特定の機能を実行する第2の実行処理と、
当該情報処理装置の電源のOFFからONへの動作を伴うことなく、前記第1の実行処理と前記第2の実行処理を切り替える切替処理と、を実行し、
前記第1の表示部は前記第1の実行処理により表示制御され、
前記第2の表示部は前記第2の実行処理により表示制御され、前記第1の実行処理による前記第1の表示部への表示制御中は、前記第2の実行処理が、前記第2の表示部に電位を掛けて当該第2の表示部を透過状態にして、前記第1の表示部による表示を視認可能とすることを特徴とする情報処理装置。 - 前記第2の実行処理は、前記第1の実行処理に比べ、低消費電力で実行可能な処理であることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
- 前記切替処理は、当該情報処理装置の状態判定を行い、当該状態判定結果に基づいて、前記第1の実行処理と前記第2の実行処理を切り替えることを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
- 当該情報処理装置は電池で動作し、
前記状態判定は、当該情報処理装置の前記電池の電池残量判定であり、
前記切替処理は、
電池残量が所定値以上の場合は、前記第1の実行処理により当該情報処理装置の機能を実行し、
電池残量が前記所定値以上でない場合は、前記第2の実行処理により当該情報処理装置の特定の機能を実行することを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。 - 前記状態判定は、当該情報処理装置を保持するユーザの動作状態判定であり、
前記切替処理は、ユーザの動作状態判定結果に基づいて、前記第1の実行処理と前記第2の実行処理とを切り替えることを特徴とする請求項3または4に記載の情報処理装置。 - 前記切替処理は、
ユーザの動作状態判定によりユーザが静止していると判定された場合は、前記第1の実行処理により当該情報処理装置の機能を実行し、
ユーザが静止していないと判定された場合は、前記第2の実行処理により当該情報処理装置の特定の機能を実行することを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。 - 前記切替処理は、
ユーザの動作状態判定によりユーザが当該情報処理装置を見ていると判定された場合は、前記第1の実行処理により当該情報処理装置の機能を実行し、
ユーザが当該情報処理装置を見ていないと判定された場合は、前記第2の実行処理により当該情報処理装置の特定の機能を実行することを特徴とする請求項5または6に記載の情報処理装置。 - 当該情報処理装置は外部機器とデータ通信を行い、
前記第1の実行処理は、前記外部機器から受信したデータをデータ処理することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 前記データ処理は、前記外部機器から受信したデータを当該情報処理装置のユーザに通知することを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置。
- 前記第1の実行処理は、前記外部機器から受信したデータを前記第1の表示部に表示することによりユーザに通知することを特徴とする請求項9に記載の情報処理装置。
- 前記特定の機能は時計機能であることを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の情報処理装置。
- 前記第2の実行処理は、前記第2の表示部を制御して現在時刻を当該第2の表示部で表示することにより、前記時計機能を実行することを特徴とする請求項11に記載の情報処理装置。
- 当該情報処理装置はRTC(Real Time Clock)を備え、
前記第2の実行処理は所定間隔で前記RTCより現在時刻を取得し、取得した現在時刻を前記第2の表示部で表示することにより、前記時計機能を実行することを特徴とする請求項12に記載の情報処理装置。 - 前記第2の表示部はセグメント表示のPN(Polymer Network)液晶表示部であることを特徴とする請求項1から13のいずれか1項に記載の情報処理装置。
- 当該情報処理装置は第1のCPUと第2のCPUとを備え、
前記オペレーティングシステムは前記第1のCPUで動作し、
前記特定プログラムは前記第2のCPUで動作することを特徴とする請求項1から14のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 前記切替処理は、前記第1のCPUへの電源供給を停止することにより、前記オペレーティングシステムの動作を止めることを特徴とする請求項15に記載の情報処理装置。
- 前記第2のCPUの消費電力は、前記第1のCPUの消費電力より少ないことを特徴とする請求項15または16に記載の情報処理装置。
- 当該情報処理装置はCPUを備え、
前記オペレーティングシステムと前記特定プログラムは前記CPUで動作し、
前記切替処理は、前記オペレーティングシステムの動作を止め、前記特定プログラムによる当該情報処理装置の特定の機能の実行に切り替える操作をトリガとして起動する割込み処理プログラムが、切り替え時点の前記CPUのプログラムカウンタの値を、前記特定プログラムの先頭アドレスに書き換えることにより、前記オペレーティングシステムの動作を止め、前記特定プログラムが動作するように制御することを特徴とする請求項1から14のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 当該情報処理装置は、ウェアラブル型情報処理装置であることを特徴とする請求項1から18のいずれか1項に記載の情報処理装置。
- 当該情報処理装置は、腕時計型情報処理装置であることを特徴とする請求項19に記載の情報処理装置。
- 第1の表示部と、前記第1の表示部の上層に積層され、電位を掛けることにより光を透過可能な第2の表示部と、を備えた情報処理装置の制御方法であって、
オペレーティングシステムによる当該情報処理装置の機能を実行する第1の実行処理と、
特定プログラムによる当該情報処理装置の特定の機能を実行する第2の実行処理と、
当該情報処理装置の電源のOFFからONへの動作を伴うことなく、前記第1の実行処理と前記第2の実行処理を切り替える切替処理と、を含み、
前記第1の表示部は前記第1の実行処理により表示制御され、
前記第2の表示部は前記第2の実行処理により表示制御され、前記第1の実行処理による前記第1の表示部への表示制御中は、前記第2の実行処理が、前記第2の表示部に電位を掛けて当該第2の表示部を透過状態にして、前記第1の表示部による表示を視認可能とすることを特徴とする制御方法。 - 第1の表示部と、前記第1の表示部の上層に積層され、電位を掛けることにより光を透過可能な第2の表示部と、を備えた情報処理装置を制御するコンピュータに、
オペレーティングシステムによる当該情報処理装置の機能を実行する第1の実行処理と、
特定プログラムによる当該情報処理装置の特定の機能を実行する第2の実行処理と、
当該情報処理装置の電源のOFFからONへの動作を伴うことなく、前記第1の実行処理と前記第2の実行処理を切り替える切替処理と、を実行させ、
前記第1の表示部は前記第1の実行処理により表示制御され、
前記第2の表示部は前記第2の実行処理により表示制御され、前記第1の実行処理による前記第1の表示部への表示制御中は、前記第2の実行処理が、前記第2の表示部に電位を掛けて当該第2の表示部を透過状態にして、前記第1の表示部による表示を視認可能とすることを特徴とするプログラム。
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