JPH11249754A - 電子装置 - Google Patents

電子装置

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JPH11249754A
JPH11249754A JP10048184A JP4818498A JPH11249754A JP H11249754 A JPH11249754 A JP H11249754A JP 10048184 A JP10048184 A JP 10048184A JP 4818498 A JP4818498 A JP 4818498A JP H11249754 A JPH11249754 A JP H11249754A
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JP
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circuit unit
data
unit
clock
electronic device
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JP10048184A
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Kazunori Kita
一記 喜多
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Casio Computer Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】携帯型のパーソナルコンピュータ等、例えば携
帯時には電池電源により駆動される電子装置にあって、
多くの情報処理機能を持たせた場合でも、低消費電力で
長い電池寿命を得ること。 【解決手段】例えば電子腕時計装置において、時計機能
関連処理の通常時は低電力の時計用MPU22により低
速で入出力処理を行ない、スケジュール機能や計算機能
関連処理等の高速処理や所要アプリケーションを実行す
る場合のみ、高速のメインMPU21を電源ONにして
動作させるようにしたので、通常時は時計用MPU22
の数μA程度の超低消費電力で動作でき、且つ数MHzの
高速処理が必要な場合やアプリケーションの実行はメイ
ンMPU21により行なうことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯型のパーソナ
ルコンピュータ等、例えば携帯時には電池電源により駆
動される電子装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、PDA(Personal Digital Assi
stants) や携帯用パーソナルコンピュータ等の携帯型の
電子情報機器にあっては、小型電池による駆動で長時間
動作可能なように、サスペンド(レジューム),ハイバ
ネーション等の節電機能が備えられている。
【0003】サスペンド(レジューム)の節電機能と
は、パーソナルコンピュータの場合、メモリ以外のデバ
イス(CPU含む)への電力供給をカット、あるいはご
く小さくする機能であり、例えばノートマシンでは、持
ち運びに際し液晶ディスプレイを閉じた場合にサスペン
ド状態となる。
【0004】ハイバネーションの節電機能とは、システ
ムメモリの内容をHDD(Hard DiskDrive) 上に書き出
し、パーソナルコンピュータの電源を完全に切れるよう
にする機能であり、次回起動時には、自動的に保存した
ファイルがメモリに読み込まれ、電源を落とす前の状態
に戻される。
【0005】このように、携帯型の電子情報機器におい
て、従来から一般にある節電機能では、当然ながら表示
は消去されるので、例えば時計のように常時表示を行な
わなければならない電子装置の節電機能としては採用す
ることができない。
【0006】一方、電子腕時計としては、最近多機能化
が進み、スケジューラ,データバンク等の機能が付加さ
れ、そのためにCPUを内蔵したものがある。腕時計に
おいては、時刻を常時計時して表示しなければならない
ため、CPUを同時動作させておく必要がある。
【0007】そこで、このような多機能化した電子腕時
計にあって、時計のみ動作させるときには、CPUを低
周波数のクロックで動作させ、高速のデータ処理が必要
なときのみ、CPUを高周波数のクロックで動作させ
て、節電を図っている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記電
子腕時計にあって、CPUの負荷の程度に応じて駆動周
波数を変更することで節電を図るようにしても、さらに
多くの情報を処理できるようにするためには、さらに高
速のCPUを内蔵する必要があり、この場合、消費電力
の節約が十分に行なえず、電池寿命が短くなる問題があ
る。
【0009】このため、腕時計のような小型の情報機器
では、多くの情報処理が可能なCPUの搭載は困難であ
った。本発明は、前記のような問題に鑑みなされたもの
で、多くの情報処理機能を持たせた場合でも、低消費電
力で長い電池寿命を得ることが可能になる電子装置を提
供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明に係わ
る第1の電子装置は、低周波数のクロックで常時動作す
る第1の回路ユニットと、高周波数のクロックで動作す
る第2の回路ユニットと、この第2の回路ユニットを間
欠的に動作させる制御手段とを具備したことを特徴とす
る。
【0011】つまり、本発明に係わる第1の電子装置で
は、時計処理等の低速での常時処理は、低周波クロック
で低消費電力動作する第1の回路ユニットで実行され、
高速なデータ処理のみは、高周波クロックで動作する第
2の回路ユニットで実行されるので、高速の情報処理機
能を持たせても十分な消費電力の節約が行なえることに
なる。
【0012】また、本発明に係わる第2の電子装置は、
低周波数のクロックで常時動作する第1の回路ユニット
と、高周波数のクロックで動作する第2の回路ユニット
と、この第2の回路ユニットの動作を開始,停止させる
制御手段と、この制御手段により前記第2の回路ユニッ
トの動作が停止される前に、該第2の回路ユニットで処
理されたデータを前記第1の回路ユニットに転送するデ
ータ転送手段とを具備したことを特徴とする。
【0013】つまり、本発明に係わる第2の電子装置で
は、時計処理等の低速での常時処理は、低周波クロック
で低消費電力動作する第1の回路ユニットで実行され、
高速なデータ処理のみは、高周波クロックで動作する第
2の回路ユニットで実行されるので、高速の情報処理機
能を持たせても十分な消費電力の節約が行なえるだけで
なく、第2の回路ユニットの動作が停止される前には、
該第2の回路ユニットで高速処理されたデータが第1の
回路ユニットに転送されて退避されるので、第2の回路
ユニットと第1の回路ユニットの動作の切り換えが円滑
に行なえることになる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下図面により本発明の実施の形
態について説明する。 [第1実施形態]図1は本発明の電子装置の第1実施形
態に係わる電子腕時計装置の電子回路の基本構成を示す
ブロック図である。
【0015】図2は前記第1実施形態に係わる電子腕時
計装置の電子回路の具体的構成を示すブロック図であ
る。図3は前記第1実施形態に係わる電子腕時計装置の
外観構成を示す図であり、同図(A)はジョイスティッ
ク型の入力デバイスを有する電子腕時計装置の外観構成
を示す図、同図(B)はキーボード型の入力デバイスを
有する電子腕時計装置の外観構成を示す図である。
【0016】図3(A)に示す電子腕時計装置の外観
は、時計側ケース11、リストバンド12で構成され、
時計側ケース11の下部及び左側面には、ジョイスティ
ック入力部や複数のスイッチを配置した操作スイッチ部
13が設けられ、上部及び右側面には、パソコン等との
データの送受信を可能にする赤外線シリアル通信ポート
14、シリアル入出力接続ポート15が設けられ、ま
た、中央正面には、タッチパネル入力部16を重ねて備
えたLCD表示部17が設けられる。
【0017】図3(B)に示す電子腕時計装置の外観
は、時計側ケース11、リストバンド12で構成され、
時計側ケース11の下部には、キー入力部18及びスピ
ーカ19が設けられ、上部及び左側面には、パソコン等
とのデータの送受信を可能にする赤外線シリアル通信ポ
ート14、シリアル入出力接続ポート15、そしてマイ
ク20が設けられ、また、中央正面には、タッチパネル
入力部16を重ねて備えたLCD表示部17が設けられ
る。
【0018】この電子腕時計装置の電子回路は、図1及
び図2に示すように、データ処理用の高速クロックで動
作するメインマイクロプロセッサユニット21と、時計
用の低速クロックで動作するマイクロプロセッサ22と
を備えてなり、時計用MPU22には、常時電源が供給
されて低速で動作し、時刻計時処理、ストップウォッチ
処理、アラーム処理等が行なわれ、LCD表示部17で
は時刻等の情報が常時表示される。
【0019】メインMPU21は、サスペンド(レジュ
ーム)、ハイバネーション等の節電機能を備え、多段階
に消費電力が低減される。また、所定の情報処理が終了
した後、あるいは一定時間何の操作も無いときには、電
源がOFFされてLCD表示部17の表示内容も時計機
能表示に戻される。
【0020】前記第1実施形態の電子腕時計装置の電子
回路の構成,動作について、さらに詳細に説明する。プ
ログラム制御によるデータ処理用のメインMPU21
は、高速動作可能であるが、その動作時には数十mAと
比較的大きい電流を消費するため、電池23やバックア
ップ用電池24と接続された電源回路25から、電源ス
イッチ26を介して電源供給される。
【0021】メインMPU21への電源スイッチ26
は、超低電力消費の時計回路部(時計用MPU)22か
らの制御信号aにより制御され、また、時計用MPU2
2は、メインMPU21への割り込み信号bを出力す
る。
【0022】メインMPU21内のCPU27や入出力
回路28、リアルタイムクロック(RTC2)29等の
内部回路は、MPU21内の電源制御回路30から各部
への電源供給により動作する。また、MPU21外部の
入出力回路31,32やメモリ33は、メインMPU2
1だけでなく、時計用MPU22からも共用で入出力で
きる構成とする。
【0023】通常時は、メインMPU21は電源OFF
であり、常時電源に接続されている時計用MPU22や
計時回路(RTC1)34と常時使用する入出力回路3
1,32やメモリ33だけに電源が供給される。
【0024】時計用MPU22内のCPU35は、内蔵
プログラムにより動作し、操作スイッチ部13等の入力
回路32からの入力を受けて、計時処理や内蔵メモリ読
み書き等の小規模プログラム動作を低速低電力で実行
し、動作時でも数μAと極めて少ない電力のみ消費す
る。また、表示駆動回路36へ表示データを出力してL
CD表示部17に表示させる等、所要の出力処理も時計
用MPU22により実行される。
【0025】外部操作等により、高速なデータ処理やメ
インMPU21での処理が必要な機能やアプリケーショ
ンが呼び出された場合のみ、時計用MPU21は電源ス
イッチ26を投入してメインMPU21に電源供給し、
また、割り込み信号bによりメインMPU21内のCP
U27を起動させる。
【0026】メインMPU21内のCPU27は、外部
からのリセット信号や割り込み信号b、ソフトウエア割
り込み、また内蔵RTC(RTC2)29からのタイマ
割り込み等により、CPU動作を開始し、リセットによ
るシステム初期化や各割り込みプログラムの起動を行な
う。
【0027】例えば電源起動時は、リセット信号により
CPU動作を開始し、内蔵レジスタやメモリ、I/O等
のシステムの初期化を行ない、OS等の基本ソフトを起
動させる。
【0028】OS動作時は、ユーザ操作により必要なア
プリケーションプログラムを呼び出して実行したり終了
したりする。また、メモリや入出力部の管理や、表示や
入力等のGUI(グラフィカルユーザインターフェイ
ス)をメインMPU21上で動作するOSが制御する。
【0029】また、メインMPU21の節電制御(パワ
ーマネジメント)は、割り込み制御回路37と電源制御
回路30が連動して行ない、CPU27からのソフトウ
エアによる命令により、「CPU動作状態」から「スタ
ンバイ状態」(=CPU27の動作やパイプライン処理
を停止)や「サスペンド状態」(=CPU動作停止と共
に内部バスや入出力回路28のクロックや電源の供給を
遮断、内部メモリデータは保持)、「ハイバネート状
態」(待機状態=RTC29と発振回路以外のCPU2
7や内部バス、入出力回路28を停止)へ遷移し、多段
階に電力を低減できる。逆に、リセット命令や割り込み
命令によりバイバネートやサスペンド、スタンバイから
CPU動作状態へ遷移する。
【0030】メインMPU21の動作状態では、メイン
MPU21内のCPU27のプログラムによりOSやア
プリケーションのプログラムを実行すると共に、それら
プログラムの処理により、時計用MPU22の代わりに
メインMPU21がキー入力等の入力部32からの入力
処理、出力データのLCD表示部17への出力処理を実
行する。
【0031】キー操作等が一定時間以上発生しない場合
や入力待ち等では、メインMPU21内のCPU27や
入出力回路を多段階で停止する節電制御を実行するだけ
でなく、所要のアプリケーションやプログラムが終了し
た後や設定スケジュール等の計時によるイベント待ち、
あるいはデスクトップ表示等の画面表示だけで低速処理
しか発生しない場合には、メインMPU21の電源を遮
断するよう、時計用MPU22に制御信号を送り、時計
用MPU22に入出力処理を切り換える制御を行なう。
【0032】図4は前記第1実施形態に係わる電子腕時
計装置のCPUの動作状態パターンに応じた消費電力を
単一MPUによる従来構成の場合と比較して示す図であ
り、同図(A)はCPUの動作状態パターン例を示す
図、同図(B)は単一MPUによる従来構成の場合の消
費電力を示す図、同図(C)はメインMPU+低電力時
計用MPUによる本発明構成の場合の消費電力を示す図
である。
【0033】図4で明らかなように、単一MPUにより
低速での時計処理や高速でのデータ入出力処理等を共に
行なう従来構成の場合の消費電力特性に比べ、低速での
時計処理は低電力時計用MPU22のみの動作により、
高速でのデータ入出力処理等はメインMPU21の動作
により行なう本発明構成の場合の消費電力特性を、特
に、平均消費電力において大幅に低減することができ
る。
【0034】したがって、前記構成の第1実施形態の電
子腕時計装置によれば、通常時は低電力の時計用MPU
22により低速で入出力処理を行ない、高速処理や所要
アプリケーションを実行する場合のみ、高速のメインM
PU21を電源ONにして動作させるようにしたので、
通常時は時計用MPU22の数μA程度の超低消費電力
で動作でき、且つ数MHzの高速処理が必要な場合やアプ
リケーションの実行はメインMPU21により行なうこ
とができる。
【0035】また、従来の高速MPUのハイバネーショ
ン節電機能では、RTC等のレジスタの保持のみで数百
μAと消費電力が大きく、しかも表示等の入出力処理や
プログラム動作を全く行なえないのに対して、本発明構
成の場合のハイバネーション節電機能では、メインMP
U21の電源をOFFしその間は時計用MPU22が入
出力を代行するので、表示の更新や低速の入出力処理な
ら超低消費電力で実行することができる。
【0036】さらに、メインMPU21の高速動作用設
計や半導体プロセスと、時計用MPU22の超低電力用
設計や半導体プロセスを併用できるので、特別な設計や
新規プロセスを要さずに、高速性能を維持しながら低電
力化を実現することができる。また、高速のメインMP
U21と超低電力時計用MPU22とを組み合わせるだ
けでよいので、他の携帯情報機器にも同様に適用するこ
とができる。
【0037】なお、前記第1実施形態の電子腕時計装置
において、各MPU21,22用のプログラムやデータ
格納用のROMやRAM等のメモリは、各対応するMP
U21,22に内蔵しても、また、別チップの外部メモ
リとしても、あるいは、一部を内蔵したり、各MPU2
1,22で共用する構成としてもよい。
【0038】また、高速のメインMPU21用の高周波
数の発振源29と、時計用MPU22用の低周波数の発
振源34とを別々に設けたが、一方の発振源からのクロ
ック信号を用いて他方のクロック信号を生成したり、同
一クロックから分周あるいは逓倍したクロックや、PL
Lシンセサイザ等で生成した可変周波数信号を利用する
構成としてもよい。また、RTCは共に内蔵したが、時
計用MPU22内のRTC1のみとして構成してもよ
い。
【0039】[第2実施形態]図5は本発明の電子装置
の第2実施形態に係わる電子腕時計装置の電子回路の基
本構成を示すブロック図である。
【0040】図6は前記第2実施形態に係わる電子腕時
計装置の電子回路の具体的構成を示すブロック図であ
る。図7は前記第2実施形態に係わる電子腕時計装置の
時計用MPU〜メインMPU間におけるメッセージ入出
力部の構成を示すブロック図である。
【0041】図8は前記第2実施形態に係わる電子腕時
計装置の時計用MPU〜メインMPU間における入出力
メッセージ信号の構成を示す図である。図9は前記第2
実施形態に係わる電子腕時計装置の時計用MPU〜メイ
ンMPU間における入出力メッセージデータの内容を示
す図である。
【0042】この第2実施形態の電子腕時計装置では、
メインMPU21内にメッセージ入出力部41が設けら
れ、また、時計用MPU22内にメッセージメモリ42
が設けられる。
【0043】前記第1実施形態の電子腕時計装置と同様
に、時計用MPU22には、常時電源が供給されて低速
で動作し、時刻計時処理、ストップウォッチ処理、アラ
ーム処理等が行なわれて、LCD表示部17での時刻等
の情報が常時表示される。また、メインMPU21に
は、サスペンド(レジューム)、ハイバネーション等の
節電機能が備えられ、多段階に電力が低減されるもの
で、所定の処理が終了した後、あるいは一定時間何の操
作もないときには、電源がOFFされて表示も時計機能
表示に戻される。
【0044】そして、第2実施形態の電子腕時計装置で
は、メインMPU21の電源が遮断される直前に、当該
メインMPU21のメッセージ入出力部41から処理し
たデータが時計用MPU22に転送され、時計用MPU
22では、受け取ったデータがメッセージメモリ42に
記憶され、これに基づいて所定の処理が行なわれる。
【0045】メインMPU21の動作が開始される際に
は、時計用MPU22のメッセージメモリ42に記憶さ
れたデータは、メインMPU21に転送されてそのメッ
セージ入出力部41に記憶される。
【0046】前記第2実施形態の電子腕時計装置の電子
回路の構成,動作について、さらに詳細に説明する。デ
ータ処理用の高速メインMPU21に、CPU27や電
源の停止遮断前に実行していた処理の結果や途中経過の
データ、あるいは表示データ等の表示画面情報、あるい
は、実行中のアプリケーションで設定されていたイベン
ト予定情報や、入出力部の設定情報等をメッセージデー
タとして出力するメッセージ入出力制御部41を設け、
時計用MPU22側に、それらのメッセージデータを入
力する入出力制御部43と入力メッセージデータを記憶
するメッセージメモリ42を設けて、メインMPU21
のCPU27を停止したり電源を遮断する直前に、時計
用MPU22側に引継ぎ情報を伝達できる構成とする。
【0047】これにより、メインMPU21で処理途中
のイベント情報の報知等を、時計用MPU22で引き継
いで継続して検出判断してイベント発生時には時計用M
PU22側で報知する。また、高速MPU21でのOS
やアプリケーションでの表示画面の内容や表示中のデー
タ等を、時計用MPU22に処理が引き継がれた後も、
表示だけは同様の表示内容を維持できるため、ユーザイ
ンターフェイスや使い勝手が変化したり、画面をがらっ
と変化させずに、スムーズに移行できる。
【0048】前記メインCPU21の停止あるいは電源
遮断に伴なう引き継ぎ用メッセージデータとしては、例
えば、図7〜図9に示すように、スケジュール機能や時
刻アラーム機能、タイマ機能、ToDoリスト(仕事や
プロジェクトの期限や計画管理)機能等、計時情報によ
りイベントを発生する機能の設定データの内容やイベン
ト予定情報、あるいは、仮想キーボード等のソフトウエ
アで可変可能な入力装置等の入力部の設定情報、あるい
は、表示画面のウインドやMENU表示、ダイアログや
一覧表リスト等GUI(グラフィカルユーザインターフ
ェイス)のコンポーネント部品の設定や、表示文字の書
式やスタイル、字体フォントサイズ等、表示画面の様式
や出力部の設定情報、マイクやスピーカによる音声入出
力の音質やサンプリング速度(ビットレート)やA/D
変換のビット数、音量や感度等、音声入出力の仕様や設
定情報、外部メモリの利用のためのメモリ設定情報等が
含まれる。
【0049】また、メインMPU21と時計用MPU2
2とに、RTC等の時計計時回路をそれぞれ独立して設
けた場合には、年月日や時刻、都市や標準時の選択や時
差情報等、計時情報の同期やシンクロナイズのためのデ
ータやタイミング信号を含めてもよい。
【0050】また、両MPU21,22のプログラムや
メモリに共に利用する、電話番号簿や住所録、カレンダ
やスケジュール、メモリやノート機能等、PIM(パー
ソナル情報管理)機能を有する場合には、それらPIM
情報の転送データやシンクロナイズのための更新日時情
報等を含めてもよい。
【0051】図10は前記第2実施形態に係わる電子腕
時計装置のMPU起動制御に伴なうメッセージ送受信処
理の状態遷移を示す図である。すなわち、メッセージの
送受により、時計用MPU22からデータ処理用の高速
メインMPU21を起動する場合、及び逆にメインMP
U21の電源を遮断する場合の処理の流れを示してお
り、メインMPU21を停止する直前に時計用MPU2
2にメッセージを出力して、イベント情報や表示処理を
時計側に引き継いでからメインMPU21の電源を遮断
する制御を行ない、また、イベント発生時に時計用MP
U22で報知や警告表示を実行してからメインMPU2
1を起動し、関連アプリケーションに移行する場合の制
御を行なう等、MPU21,22の切り替えや引き継ぎ
がスムーズに行なわれる。
【0052】図11は前記第2実施形態に係わる電子腕
時計装置のMPU起動制御に伴なうメッセージ送受信処
理での表示モードの切り替え遷移を示す図である。すな
わち、時計用MPU22の動作のみにより実行可能な基
本時計モードからのアラーム機能モード、ストップウォ
ッチ機能モード、タイマ機能モードへの各表示画面の切
り替え状態と、メインMPU21の動作により実行可能
なデスクトップ表示からの住所録/電話帳アプリケーシ
ョン、メモリ機能アプリケーション、計算機能アプリケ
ーション、スケジュール機能アプリケーションへの各表
示画面の切り替え状態を示しており、表示外観上にはM
PUの切り替え状態は表現されず、内部的にのみMPU
の起動停止や切り替えが行なわれ、例えば時計用MPU
22のみによる時計動作中に、スケジュールの設定時刻
が検出された場合には、イベント発生の報知メッセージ
表示が行なわれ、メインMPU21が起動され、スケジ
ュール機能アプリケーションの表示画面に移行される。
【0053】この第2実施形態の電子腕時計装置の場合
も前記第1実施形態同様に、前記図4で明らかにしたよ
うに、単一MPUにより低速での時計処理や高速でのデ
ータ入出力処理等を共に行なう従来構成の場合の消費電
力特性に比べ、低速での時計処理は低電力時計用MPU
22のみの動作により、高速でのデータ入出力処理等は
メインMPU21の動作により行なう本発明構成の場合
の消費電力特性を、特に、平均消費電力において大幅に
低減することができる。
【0054】したがって、前記構成の第2実施形態の電
子腕時計装置によれば、前記第1実施形態同様に、通常
時は低電力の時計用MPU22により低速で入出力処理
を行ない、高速処理や所要アプリケーションを実行する
場合のみ、高速のメインMPU21を電源ONにして動
作させるようにしただけでなく、メインMPU21のC
PU27を停止し電源を遮断制御する場合には、それま
でに実行していた経過や設定情報をメッセージデータと
して、停止直前に時計用MPU22に転送記憶できるよ
うにしたので、表示画面等GUIや使い勝手を急に変え
ること無く、スムーズにMPU21,22の切り替えが
行なえ、キー入力待ち等、画面表示だけの低速処理時に
は、時計用MPU22に切り替わっても、あるいは、キ
ー入力されてメインMPU21に戻っても、外観上はユ
ーザに意識させずに、消費電力を大幅に削減できように
なる。
【0055】また、スケジュール等、イベント情報の報
知等も、メインMPU21が停止中も時計用MPU22
側で引き継いで検出判断し報知できるので、一々電源O
Nして確認する必要無く、特に、常時身に付ける腕時計
にあっては便利で有効なPIM機能等が実現できる。
【0056】なお、前記第2実施形態では、メッセージ
データの入出力を、高速のメインMPU21から低速の
時計用MPU22へ転送する構成としたが、逆方向の切
り替え用に、時計用MPU22からメインMPU21へ
もメッセージデータを送出できる構成としてもよい。
【0057】また、前記第2実施形態では、メインMP
U21からOSやアプリケーションのプログラム実行に
よる途中経過や設定イベント情報や入出力設定情報を転
送する構成としたが、その他の情報やOSの情報を含め
て、よりシステム的なメッセージ入出力を行なう構成と
してもよい。
【0058】例えば最近はマルチウインドウ画面等のG
UIを多用するOSが増加しているが、これらのGUI
型OSでは、アプリケーションや入出力プログラムでO
S管理のGUIを利用するのに、OSやGUI部品への
入出力情報をメッセージとして入出力し、GUIの利用
には発生イベント別に処理プログラムを記述設定してお
く、イベント駆動型(イベントドリブン)の処理が多
い。これらGUI型OSをメインMPU21側で起動
し、途中経過やワーキング情報をメモリに逐次バックア
ップしておき、メインMPU21とOSを時分割式にス
テップ毎にON/OFF動作させ、入出力処理は時計用
MPU22側で処理して、OSとはメッセージ情報でや
り取りする構成としてもよい。
【0059】また、マルチCPU向けのRTOS(リア
ルタイムOS)が小規模システム用にも提供されている
が、時計用MPU22でこれらの小規模RTOSを動作
させて、メインMPU21を制御する構成としてもよ
い。
【0060】[第3実施形態]図12は本発明の電子装
置の第3実施形態に係わる電子腕時計装置の電子回路の
基本構成を示すブロック図である。
【0061】この第3実施形態の電子腕時計装置では、
低電力の時計用MPU22を電源回路25及び電源スイ
ッチ26と共に一体化集積して構成する。これによれ
ば、前記第1,第2実施形態の電子腕時計装置での効果
に加え、常に電源が通電されている電源回路部25,2
6では、その回路の一部に時計用MPU22を内蔵して
も、合計した消費電流が特に増加することはないので、
チップ数や実装サイズを削減できる効果がある。
【0062】[第4実施形態]図13は本発明の電子装
置の第4実施形態に係わる電子腕時計装置の電子回路の
基本構成を示すブロック図である。
【0063】この第4実施形態の電子腕時計装置では、
低電力の時計用MPU22を出力回路31と共に一体化
集積して構成する。これによれば、前記第1,第2実施
形態の電子腕時計装置での効果に加え、常に電源が通電
されている表示部や報知部等に対する出力回路31で
は、回路の一部に時計用MPU22を内蔵しても、合計
した消費電力が特に増加することはなく、時計用MPU
22とこれら出力回路31との間の信号線等がチップ内
で配線できるので、チップ数だけでなく、端子数の総計
やチップサイズの回路基板面積等も削減でき、実装サイ
ズを削減できる効果がある。
【0064】[第5実施形態]図14は本発明の電子装
置の第5実施形態に係わる電子腕時計装置の電子回路の
基本構成を示すブロック図である。
【0065】この第5実施形態の電子腕時計装置では、
低電力の時計用MPU22を操作スイッチ部13やタッ
チパネル入力部16等の入力回路32と共に一体化集積
して構成する。
【0066】これによれば、前記第1,第2実施形態の
電子腕時計装置での効果に加え、LSI等の部品数や実
装面積、機器サイズをより小さく構成できる効果があ
る。 [第6実施形態]図15は本発明の電子装置の第6実施
形態に係わる電子腕時計装置の電子回路の基本構成を示
すブロック図である。
【0067】この第6実施形態の電子腕時計装置では、
低電力の時計用MPU22をROMやRAMあるいは不
揮発メモリ等のメモリ33と共に一体化集積して構成す
る。これによれば、前記第1,第2実施形態の電子腕時
計装置での効果に加え、LSI等の部品数や実装面積、
機器サイズをより小さく構成できる効果がある。
【0068】そして、DRAM等、メモリ保護に電源供
給が必要なメモリ33では、時計用MPU22と一緒に
電源供給できるメリットがあり、また、ROMやSRA
M等でも、時計用MPU22用のROMやSRAMと一
緒に構成する方が全体の集積サイズを小さくできるメリ
ットがある。
【0069】[第7実施形態]図16は本発明の電子装
置の第7実施形態に係わる電子腕時計装置の電子回路の
基本構成を示すブロック図である。
【0070】この第7実施形態の電子腕時計装置では、
低電力の時計用MPU22を表示駆動回路36(36
b)と共に一体化集積して構成する。図17は前記第7
実施形態に係わる電子腕時計装置の外観構成及び組み立
て構成を示す図であり、同図(A)は正面外観図、同図
(B)は側断面図、同図(C)は部品実装図である。
【0071】この第7実施形態の電子腕時計装置は、時
計用MPU22を表示駆動回路36と共に一体化集積す
るにあたり、LCDガラス基板17a,17bに表示ド
ライバ36a,36bを一体で実装するCOG(Circuit
On Glass)実装技術を用いて表示モジュールを構成し、
LCDパネル下板ガラス17bに実装した表示ドライバ
(2)36b内に、表示データ用メモリと合わせて時計
用MPU22を内蔵集積化して構成する。
【0072】これによれば、前記第1,第2実施形態の
電子腕時計装置での効果に加え、LSI等の部品数や実
装面積、機器サイズをより小さく構成できる効果があ
る。そして、常に電源が通電されているLCD用の表示
駆動回路(表示ドライバ)36では、回路の一部に表示
データ用メモリ等と一緒に時計用MPU22を内蔵して
も、合計した消費電力が特に増加することはなく、しか
も、時計用MPU22とこれら出力回路との間の信号線
等がチップ内で配線できるので、チップ数だけでなく、
端子数の総計やチップサイズの回路基板面積等も削減で
きる効果がある。
【0073】[第8実施形態]図18は本発明の電子装
置の第8実施形態に係わる電子腕時計装置の電子回路の
基本構成を示すブロック図である。
【0074】この第8実施形態の電子腕時計装置では、
低電力の時計用MPU22をメインMPU21と同一L
SI中に各ブロックの基板やウエル層等、電源供給路を
分離(絶縁)し集積して構成する。
【0075】これによれば、前記第1,第2実施形態の
電子腕時計装置での効果に加え、LSI等の部品数や実
装面積、機器サイズをより小さく構成できる効果があ
る。すなわち、一般のMPUにあっても、発振回路や時
計部をRTCとして内蔵し、CPU動作が停止中でも、
時計等の計時機能を維持したり、タイマ割り込み等の時
間情報によるCPUの起動やリセット,割り込みが行な
える構成が多い。しかしこれらは、同一チップ内の同一
基板やウエル上に同一のプロセスで作り込み、その他の
回路のクロックや電源電圧だけを切っている場合が多
く、発振回路とRTCのみが動作する待機時(ハイバネ
ート状態)でも、リーク電流が大きく数十〜数百μWも
電力消費する。また、ハイバネート状態では、計時や割
り込み制御は可能であるが、プログラム処理や表示の更
新等は実行できない。
【0076】これに対し、この第8実施形態の電子腕時
計装置では、例えば同一LSIでも各MPU21,22
のCMOS回路素子の電源電圧や接地電圧と接続するサ
ブストレート(半導体基板)もしくは各MPU21,2
2のCMOSを形成するウエル層(NウエルもしくはP
ウエル)を分離し、この分離ブロック毎に電源供給する
構造とすることにより、メインMPU21の電源を遮断
したときのリーク電流消費も遮断できる。
【0077】このため、LSIの一部に時計用MPU2
2を内蔵しても、特に消費電流が増加することはなく、
且つ、時計用MPU22とメインMPU21との間の信
号線等が同一チップ内で配線できるので、チップ数だけ
でなく端子数の総計やチップサイズの回路基板面積等も
削減でき、実装サイズを小さくできる。また、従来のM
PU内蔵RTCとは異なり、時計や割り込みだけでな
く、時計用MPU22内のCPU35によるプログラム
動作や、キー入力や表示データ出力等の入出力処理も実
行できる。
【0078】一般のCMOSでは、p型基板上にn型ウ
エルを形成する場合には、n型ウエルはウエル毎に電圧
を制御できるが、p型ウエルはp型基板そのものを流用
しているので、全て繋がっていて一つの電位になる。n
型基板上にp型ウエルを形成した場合では逆になる。
【0079】プロセスは増えるが、三重構造のウエルを
構成し、pMOSもnMOSもウエル単位で基板電圧を
分離できる構造とし、ウエル単位で基板電位を制御すれ
ば、ブロック毎に基板電位を変えて使用してないブロッ
クのリーク電流を下げることができる。
【0080】また、ブロック間を電気的に遮断する方法
としては、(バイポーラ型素子をCMOSゲートでスイ
ッチングする)Bi−CMOS回路等で用いる素子分離
技術、すなわち、p型基板ならp型エピタキシャル層や
p+ 埋め込み層等を用いて基板と同じpウエルを形成し
て素子間を分離する「拡散分離法」や、溝を作り酸化膜
等の誘電体で埋める「誘電体分離法」等もある。
【0081】
【発明の効果】以上のように、本発明に係わる第1の電
子装置によれば、時計処理等の低速での常時処理は、低
周波クロックで低消費電力動作する第1の回路ユニット
で実行され、高速なデータ処理のみは、高周波クロック
で動作する第2の回路ユニットで実行されるので、高速
の情報処理機能を持たせても十分な消費電力の節約が行
なえるようになる。
【0082】また、本発明に係わる第2の電子装置によ
れば、時計処理等の低速での常時処理は、低周波クロッ
クで低消費電力動作する第1の回路ユニットで実行さ
れ、高速なデータ処理のみは、高周波クロックで動作す
る第2の回路ユニットで実行されるので、高速の情報処
理機能を持たせても十分な消費電力の節約が行なえるだ
けでなく、第2の回路ユニットの動作が停止される前に
は、該第2の回路ユニットで高速処理されたデータが第
1の回路ユニットに転送されて退避されるので、第2の
回路ユニットと第1の回路ユニットの動作の切り換えが
円滑に行なえるようになる。よって、本発明によれば、
多くの情報処理機能を持たせた場合でも、低消費電力で
長い電池寿命を得ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子装置の第1実施形態に係わる電子
腕時計装置の電子回路の基本構成を示すブロック図。
【図2】前記第1実施形態に係わる電子腕時計装置の電
子回路の具体的構成を示すブロック図。
【図3】前記第1実施形態に係わる電子腕時計装置の外
観構成を示す図であり、同図(A)はジョイスティック
型の入力デバイスを有する電子腕時計装置の外観構成を
示す図、同図(B)はキーボード型の入力デバイスを有
する電子腕時計装置の外観構成を示す図。
【図4】前記第1実施形態に係わる電子腕時計装置のC
PUの動作状態パターンに応じた消費電力を単一MPU
による従来構成の場合と比較して示す図であり、同図
(A)はCPUの動作状態パターン例を示す図、同図
(B)は単一MPUによる従来構成の場合の消費電力を
示す図、同図(C)はメインMPU+低電力時計用MP
Uによる本発明構成の場合の消費電力を示す図。
【図5】本発明の電子装置の第2実施形態に係わる電子
腕時計装置の電子回路の基本構成を示すブロック図。
【図6】前記第2実施形態に係わる電子腕時計装置の電
子回路の具体的構成を示すブロック図。
【図7】前記第2実施形態に係わる電子腕時計装置の時
計用MPU〜メインMPU間におけるメッセージ入出力
部の構成を示すブロック図。
【図8】前記第2実施形態に係わる電子腕時計装置の時
計用MPU〜メインMPU間における入出力メッセージ
信号の構成を示す図。
【図9】前記第2実施形態に係わる電子腕時計装置の時
計用MPU〜メインMPU間における入出力メッセージ
データの内容を示す図。
【図10】前記第2実施形態に係わる電子腕時計装置の
MPU起動制御に伴なうメッセージ送受信処理の状態遷
移を示す図。
【図11】前記第2実施形態に係わる電子腕時計装置の
MPU起動制御に伴なうメッセージ送受信処理での表示
モードの切り替え遷移を示す図。
【図12】本発明の電子装置の第3実施形態に係わる電
子腕時計装置の電子回路の基本構成を示すブロック図。
【図13】本発明の電子装置の第4実施形態に係わる電
子腕時計装置の電子回路の基本構成を示すブロック図。
【図14】本発明の電子装置の第5実施形態に係わる電
子腕時計装置の電子回路の基本構成を示すブロック図。
【図15】本発明の電子装置の第6実施形態に係わる電
子腕時計装置の電子回路の基本構成を示すブロック図。
【図16】本発明の電子装置の第7実施形態に係わる電
子腕時計装置の電子回路の基本構成を示すブロック図。
【図17】前記第7実施形態に係わる電子腕時計装置の
外観構成及び組み立て構成を示す図であり、同図(A)
は正面外観図、同図(B)は側断面図、同図(C)は部
品実装図。
【図18】本発明の電子装置の第8実施形態に係わる電
子腕時計装置の電子回路の基本構成を示すブロック図。
【符号の説明】
11 …時計側ケース、 12 …リストバンド、 13 …操作スイッチ部、 14 …赤外線シリアル通信ポート、 15 …シリアル入出力接続ポート、 16 …タッチパネル入力部、 17 …LCD表示部、 17a…LCDパネル上板ガラス、 17b…LCDパネル下板ガラス、 18 …キー入力部、 19 …スピーカ、 20 …マイク、 21 …高速メインMPU、 22 …低速時計用MPU、 23 …主電源(電池) 24 …バックアップ電源(電池)、 25 …電源回路、 26 …電源スイッチ、 27 …メインMPU内CPU、 28 …メインMPU入出力制御部、 29 …メインMPU内RTC、 30 …メインMPU内電源制御部、 31 …出力回路、 32 …入力回路、 33 …メモリ、 34 …時計用MPU内RTC、 35 …時計用MPU内CPU、 36 …表示駆動回路、 37 …割り込み制御部、 41 …メッセージ入出力部、 42 …メッセージメモリ、 51 …回路基板。

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 低周波数のクロックで常時動作する第1
    の回路ユニットと、 高周波数のクロックで動作する第2の回路ユニットと、 この第2の回路ユニットを間欠的に動作させる制御手段
    とを具備したことを特徴とする電子装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記第1の回路ユニッ
    トから制御信号が供給された際に、前記第2の回路ユニ
    ットの動作を開始させる制御手段であることを特徴とす
    る請求項1に記載の電子装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の回路ユニットは時計用の回路
    ユニットであり、 この時計用の回路ユニット、前記第2の回路ユニット、
    前記制御手段は、腕装着型のケースに収容されてなるこ
    とを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電子装
    置。
  4. 【請求項4】 低周波数のクロックで常時動作する第1
    の回路ユニットと、 高周波数のクロックで動作する第2の回路ユニットと、 この第2の回路ユニットの動作を開始,停止させる制御
    手段と、 この制御手段により前記第2の回路ユニットの動作が停
    止される前に、該第2の回路ユニットで処理されたデー
    タを前記第1の回路ユニットに転送するデータ転送手段
    とを具備したことを特徴とする電子装置。
  5. 【請求項5】 さらに、 前記制御手段により、前記第2の回路ユニットの動作が
    再開された際に、前記データ転送手段により前回の動作
    停止前に前記第1の回路ユニットに転送されたデータ
    を、前記第2の回路ユニットに復帰させるデータ復帰手
    段を備えたことを特徴とする請求項4に記載の電子装
    置。
  6. 【請求項6】 前記第1の回路ユニットは時計用の回路
    ユニットであり、 この時計用の回路ユニット、前記第2の回路ユニット、
    前記制御手段、前記データ転送手段、前記データ復帰手
    段は、腕装着型のケースに収容されてなることを特徴と
    する請求項5に記載の電子装置。
  7. 【請求項7】 さらに、 電源を供給する電源手段と、 この電源手段により供給される電源を、前記第1の回路
    ユニットに対しては常時供給し、前記制御手段により前
    記第2の回路ユニットの動作を開始させる際には、該第
    2の回路ユニットにも供給するように切り換える電源切
    り換え手段とを備えたことを特徴とする請求項1又は請
    求項4に記載の電子装置。
  8. 【請求項8】 さらに、 データを表示する表示手段と、 通常時は前記第1の回路ユニットの処理により得られた
    表示データを前記表示手段により表示させ、前記第2の
    回路ユニットの動作時には、該第2の回路ユニットの処
    理により得られた表示データを前記表示手段により表示
    させる表示制御手段とを備えたことを特徴とする請求項
    1又は請求項4に記載の電子装置。
  9. 【請求項9】 さらに、 データを入力するデータ入力手段と、 通常時は前記データ入力手段により入力されたデータを
    前記第1の回路ユニットに入力させ、前記第2の回路ユ
    ニットの動作時には、前記データ入力手段により入力さ
    れたデータを該第2の回路ユニットにも入力させる入力
    制御手段とを備えたことを特徴とする請求項1又は請求
    項4に記載の電子装置。
  10. 【請求項10】 さらに、 データを出力するデータ出力手段と、 通常時は前記第1の回路ユニットの処理により得られた
    データを前記データ出力手段により出力させ、前記第2
    の回路ユニットの動作時には、該第2の回路ユニットの
    処理により得られたデータを前記データ出力手段により
    出力させる出力制御手段とを備えたことを特徴とする請
    求項1又は請求項4に記載の電子装置。
  11. 【請求項11】 さらに、 データを記憶するメモリと、 通常時は前記第1の回路ユニットと前記メモリとの間で
    メモリデータの読み出し/書き込みを行ない、前記第2
    の回路ユニットの動作時には、該第2の回路ユニットと
    前記メモリとの間でメモリデータの読み出し/書き込み
    を行なうメモリ制御手段とを備えたことを特徴とする請
    求項1又は請求項4に記載の電子装置。
  12. 【請求項12】 前記電源切り換え手段と前記第1の回
    路ユニットとを一体化集積して構成したことを特徴とす
    る請求項7に記載の電子装置。
  13. 【請求項13】 前記表示制御手段と前記第1の回路ユ
    ニットとを一体化集積して構成したことを特徴とする請
    求項8に記載の電子装置。
  14. 【請求項14】 前記入力制御手段と前記第1の回路ユ
    ニットとを一体化集積して構成したことを特徴とする請
    求項9に記載の電子装置。
  15. 【請求項15】 前記出力制御手段と前記第1の回路ユ
    ニットとを一体化集積して構成したことを特徴とする請
    求項10に記載の電子装置。
  16. 【請求項16】 前記メモリと前記第1の回路ユニット
    とを一体化集積して構成したことを特徴とする請求項1
    1に記載の電子装置。
  17. 【請求項17】 前記第1の回路ユニットと前記第2の
    回路ユニットとを電源供給路を分離した状態で一体化集
    積して構成したことを特徴とする請求項1又は請求項4
    に記載の電子装置。
  18. 【請求項18】 前記第1の回路ユニットと前記第2の
    回路ユニットとの間で該第2の回路ユニットの動作の開
    始/停止の制御に応じて転送されるデータは、前記第2
    の回路ユニットでの時間関連処理,表示関連処理,入力
    関連処理,出力関連処理,メモリデータ関連処理の中で
    得られたデータであることを特徴とする請求項5に記載
    の電子装置。
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