JP7087531B2 - 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムに関する。
従来、複数のCPU(Central Processing Unit)を有する情報処理装置が知られている。また、このような情報処理装置が悪意のあるソフトウェア等により攻撃を受ける場合を想定して、何れかのCPUが、他のCPUの停止時にセキュリティに関する処理を行う技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003-122443号公報
ところで、悪意のあるソフトウェア等からの攻撃を受けやすいプログラムが存在する。例えば、汎用のOS(Operating System)等のプログラムである。複数のCPUの双方が、このような攻撃を受けやすい同一のプログラムの処理を実行する場合、双方のCPUが同時にハッキング等された上で、そのまま動作を継続するおそれがある。
しかしながら、特許文献1に開示された技術等の一般的な技術では、他のCPUが停止していることが前提となっており、このような場面を想定したものではなかった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、より適切にセキュリティに関する処理を行うことを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様の情報処理装置は、
第1のプログラムに基づいた処理を実行する第1のCPUと、
前記第1のCPUによる前記第1のプログラムに基づいた処理の実行時に、第1のCPUの出力を抑制する抑制処理または第1のCPUの動作を停止させる停止処理を実行する第2のCPUと、
外部からの入力を受け付け、前記入力を示す信号を前記第2のCPUに出力する入力部と、
を備え、
第2のCPUは、
前記第1のCPUによる前記第1のプログラムに基づいた処理の実行時に前記入力部に入力された操作の手順が所定の操作手順と一致するか否かを判定し、前記入力部に入力された操作の手順が前記所定の操作手順と一致する場合は前記抑制処理および前記停止処理を停止させ、前記入力部に入力された操作の手順が前記所定の操作手順と一致しない場合は前記抑制処理または前記停止処理を継続させる、
とを特徴とする。
本発明によれば、より適切にセキュリティに関する処理を行うことができる。
本発明の一実施形態である情報処理装置の概略図である。 情報処理装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 情報処理装置の表示領域を示す模式図である。 図3AにおけるX-X’断面を示す模式図である。 図2の情報処理装置の機能的構成のうち、装置保安処理を実行するための機能的構成を示す機能ブロック図である。 図4の機能的構成を有する図1の情報処理装置が実行する装置保安処理の流れを説明するフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。
[構成]
図1は、本発明の一実施形態である情報処理装置1の概略図である。
図1に示すように、本実施形態の情報処理装置1は、腕時計型の装置(例えば、スマートウォッチ)として構成されている。また、情報処理装置1は、第1の表示部18及び第2の表示部27(共に後述)を備えており、第1の表示部18の上に第2の表示部27が積層された構成となっている。また、この第2の表示部27は、透過型の表示部であり、第1の表示部18の表示領域が視認可能になるような透過表示あるいは半透過表示と、第1の表示部18の表示領域が視認できなくなるような非透過表示の双方を行うことができる。
このため、情報処理装置1においては、第1の表示部18の少なくとも一部を透過表示あるいは半透過表示とすることにより、第1の表示部18の表示と第2の表示部27の表示とを重ね合わせて表示することが可能となっている。
図2は、情報処理装置1のハードウェア構成を示すブロック図である。
図2に示すように、情報処理装置1は、第1のCPU(Central Processing Unit)11と、第1のROM(Read Only Memory)12と、第1のRAM(Random Access Memory)13と、第1の記憶部14と、RTC(Real Time Clock)部15と、ドライブ16と、第1の入力部17と、第1の表示部18と、第2のCPU21と、第2のROM22と、第2のRAM23と、第2の記憶部24と、センサ部25と、第2の入力部26と、第2の表示部27と、ブルートゥース(登録商標)アンテナ31と、ブルートゥースモジュール32と、無線LAN(Local Area Network)アンテナ33と、無線LANモジュール34と、GPS(Global Positioning System)アンテナ41と、GPSモジュール42と、を備えている。
情報処理装置1は、第1のCPU11と、第2のCPU21の制御によって機能する。
具体的に、第1のCPU11は、OS(Operating System)と、OSの管理下で実行される各種プログラムとに基づいて各種演算処理を行い、演算処理の結果に基づいた各種の処理を実行することにより、情報処理装置1におけるスマートフォンに類する機能を実現する。本実施形態において、第1のCPU11は、ブルートゥースモジュール32あるいは無線LANモジュール34を介して受信した電子メールの着信や気象情報に関するメッセージ等を第1の表示部18に表示させたりする。また、第1のCPU11は、第1の入力部17を介して入力される音声を認識したり、その他、スマートフォンに類する機能として実装された各種機能に係る処理を行ったりする。本実施形態において、第1のCPU11は、例えば、Android(登録商標)等の汎用のOSに基づいて演算処理を行う。
また、本実施形態において、第1のCPU11は、RTC部15から所定タイミングで時刻信号を取得する。
第2のCPU21は、組み込みプログラム等の、特定のプログラムに基づいて各種演算処理を行い、演算処理の結果に基づいた処理を実行することにより、第2の表示部27に対する表示の指示を行ったり、各種センサの検出結果を取得したり、その他、腕時計の機能として実装された各種機能に係る処理を行ったりする。本実施形態において、第2のCPU21は、第1のCPU11から入力された時刻信号を基準として、時刻を計算したり、時刻、曜日あるいは日付等を第2の表示部27に表示させたりする。第2のCPU21が実行する特定のプログラムの処理(時刻の計算等)は、第1のCPU11が実行するOSの処理に比べて単純な動作であることから処理負荷が小さく、低消費電力で実行可能である。また、そのため、第2のCPU21に要求されるハードウェアのスペックは、第1のCPU11に比べて低いもので足りる。従って、腕時計の機能のみが要求される際は、第2のCPU21を動作させる一方で、第1のCPU11の機能の大部分を停止させ、いわゆるスリープ状態とすることにより、情報処理装置1全体の消費電力を低減させることができる。これにより、情報処理装置1を、情報処理装置1内に内蔵するバッテリ(図示を省略する。)にて長時間駆動させることができる。
第1のROM12は、第1のCPU11からデータの読み出しが可能であり、第1のCPU11が実行する種々のプログラムや初期設定データを格納する。例えば、第1のROM12は、第1のCPU11が実行するOSのプログラムやOSの管理下で実行される各種プログラムを格納する。
第1のRAM13は、第1のCPU11からデータの読み出し及び書き込みが可能であり、第1のCPU11に作業用のメモリ空間を提供し、作業用の一時データを記憶する。例えば、第1のRAM13は、第1のCPU11がOS等を実行する際のシステム領域やワークエリアを提供したりする。
第1の記憶部14は、第1のCPU11からデータの読み出し及び書き込みが可能な不揮発性のメモリであり、例えば、フラッシュメモリやEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)である。第1の記憶部14には、第1のCPU11にて制御にて実現されるスマートフォンに類する各種機能において生成された各種データ(各種設定内容のデータ等)が記憶される。
ドライブ16には、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、あるいは半導体メモリ等よりなる、リムーバブルメディア51が適宜装着される。リムーバブルメディア51は、第1のCPU11からデータの読み出し及び書き込みが可能であり、各種センサによって検出されたデータ等の各種データを記憶することができる。
第1の表示部18は、有機ELディスプレイ(OLED:Organic Electro-Luminescence)によって構成され、第1のCPU11の制御に従って、各種情報を表示画面に表示する。
第1の入力部17は、音声を電気信号に変換するマイクを備え、入力された音声(操作のための音声コマンド等)を示す信号を第1のCPU11に出力する。
ブルートゥースアンテナ31は、ブルートゥースの規格に基づく電磁波を送受信するアンテナであり、例えばモノポールアンテナ等によって構成される。ブルートゥースアンテナ31は、ブルートゥースモジュール32から入力された無線通信の電気信号を電磁波として送信したり、受信した電磁波を電気信号に変換してブルートゥースモジュール32に出力したりする。
ブルートゥースモジュール32は、第1のCPU11の指示に従って、ブルートゥースアンテナ31を介して他の装置に信号を送信する。また、ブルートゥースモジュール32は、他の装置から送信された信号を受信し、受信した信号が示す情報を第1のCPU11に出力する。
無線LANアンテナ33は、無線LANモジュール34によって利用される無線通信に対応した周波数の電波を受信可能なアンテナであり、例えばループアンテナやロッドアンテナによって構成される。無線LANアンテナ33は、無線LANモジュール34から入力された無線通信の電気信号を電磁波として送信したり、受信した電磁波を電気信号に変換して無線LANモジュール34に出力したりする。
無線LANモジュール34は、第1のCPU11の指示に従って、無線LANアンテナ33を介して他の装置に信号を送信する。また、無線LANモジュール34は、他の装置から送信された信号を受信し、受信した信号が示す情報を第1のCPU11に出力する。
第1のRAM13は、第1のCPU11からデータの読み出し及び書き込みが可能であり、第1のCPU11に作業用のメモリ空間を提供し、作業用の一時データを記憶する。例えば、第1のRAM13は、第1のCPU11がOS等を実行する際のシステム領域やワークエリアを提供したりする。
第2のROM22は、第2のCPU21からデータの読み出しが可能であり、第2のCPU21が実行する特定のプログラムや初期設定データを格納する。例えば、第2のROM22は、腕時計の機能を実現する組み込み用プログラムと、装置保安処理(後述する)を行うための機能を実現するためのプログラムとを格納する。
第2のRAM23は、第2のCPU21からデータの読み出し及び書き込みが可能であり、第2のCPU21に作業用のメモリ空間を提供し、作業用の一時データを記憶する。例えば、第2のRAM23は、第2のCPU21が組み込みプログラム等を実行する際の記憶領域を提供したりする。
第2の記憶部24は、第2のCPU21からデータの読み出し及び書き込みが可能な不揮発性のメモリであり、例えば、フラッシュメモリやEEPROMである。第2の記憶部24には、腕時計の機能等において生成された各種データ(各種設定内容のデータ等)が記憶される。
センサ部25は、種々の情報を測定する複数のセンサの集合である。センサ部25は、例えば、脈拍センサ、地磁気センサ、加速度センサ、ジャイロセンサ、及び照度センサを含む。
脈拍センサは、情報処理装置1の裏面側(ユーザの腕に面する側)に設置され、情報処理装置1が装着されたユーザの脈拍を検出し、検出した脈拍を示す情報を第2のCPU21に出力する。
地磁気センサは、地磁気の方向を検出し、検出した地磁気の方向を示す情報を第2のCPU21に出力する。
加速度センサは、情報処理装置1における3軸方向の加速度を検出し、検出した加速度を示す情報を第2のCPU21に出力する。
ジャイロセンサは、情報処理装置1における3軸方向の角速度を検出し、検出した角速度を示す情報を第2のCPU21に出力する。
照度センサは、例えば、第1の表示部18の裏面側の所定箇所や、情報処理装置1のベゼル部分の所定箇所等に設置され、情報処理装置1の表示領域における明るさ(照度)を検出し、検出した明るさを示す情報を第2のCPU21に出力する。
第2のCPU21は、これら各種センサによって検出された情報を、必要に応じて第1のCPU11に対して出力する。第1のCPU11は、これら各種センサによって検出された情報を、例えばスマートフォンに類する機能により利用する。例えば、第1のCPU11は、照度センサが検出した明るさに基づいて、第1の表示部18の表示画面の輝度を調整する。
第2の入力部26は、各種ボタンで構成され、ユーザの指示操作に応じて各種情報を入力する。
第2の表示部27は、部分的にまたは全体的に光を透過可能なPN(Polymer Network)液晶ディスプレイから構成され、第2のCPU21の制御に従って、各種情報を表示画面に表示(ここではセグメント表示)する。
第2の表示部27と第1の表示部18の位置関係について、図3A及び図3Bを参照して説明をする。
図3Aは、情報処理装置1の表示領域における照度センサ29の設置形態を示す模式図である。また、図3Bは、図3AにおけるX-X’断面を示す模式図である。
図3Aに示すように、第1の表示部18の表示領域と、第2の表示部27の表示領域は、重畳して配置される。
また、図3Bに示すように、情報処理装置1の表示領域は、表面側からカバーガラスCG、第2の表示部27、第1の表示部18、黒色シートBS、メイン基板MBの順に積層された断面構造を有している。これらのうち、黒色シートBSは、第2の表示部27及び第1の表示部18を透過して視認した場合の発色を調整する部材であり、本実施形態では、黒色が視認される構成となっている。また、メイン基板MBには、図2を参照して説明した各ハードウェアが配置されると共に、各ハードウェア間を接続する信号線が配設される。
本実施形態において、第2の表示部27であるPN液晶ディスプレイは、図3Bに示すように、上述した第1の表示部18である有機ELディスプレイの表示画面上に積層されている。このPN液晶ディスプレイは、電位が掛けられていない部位では液晶分子が不規則に並び、光を反射するようになっている。つまり、この電位が掛けられていない部位において、PN液晶ディスプレイによる表示がなされることとなる。この場合に、例えば、第2の表示部27の表示領域全体にて、有色(例えば、白色)の表示を行うことにより、第1の表示部18による表示をユーザが視認できない状態とすることができる。以下では、このような第2の表示部27の表示領域における、第1の表示部18による表示をユーザが視認できない状態とするための表示を「非透過表示」と称する。
一方、電位が掛けられた部位では、液晶分子が表示画面に対して垂直に整列するので、光を透過可能となっている。つまり、この電位が掛けられた部位では、上述の有機ELディスプレイからの光を透過可能となるので、当該PN液晶ディスプレイを介して当該有機ELディスプレイによる表示を視認することができる。即ち、情報処理装置1の表示領域では、第1の表示部18による表示に第2の表示部27による表示を重ね合わせた状態で表示することができるようになっている。
なお、図3Bに示すように、第1の表示部18及び第2の表示部27の表示方向は、各表示部からカバーガラスに向かう方向である。これは、図3Aにおける紙面の裏から表に向かう方向に相当する。
図2に戻り、GPSアンテナ41は、GPSにおける衛星から発信される電波を受信して電気信号に変換し、変換した電気信号(以下、「GPS信号」と称する。)をGPSモジュール42に出力する。
GPSモジュール42は、GPSアンテナ41から入力されたGPS信号に基づいて、情報処理装置1の位置(例えば、緯度、経度、及び高度)及びGPSによって示される現在時刻を検出する。また、GPSモジュール42は、検出した位置及び現在時刻を示す情報を第2のCPU21に出力する。
次に、情報処理装置1の機能的構成について説明する。
図4は、図2の情報処理装置1の機能的構成のうち、装置保安処理を実行するための機能的構成を示す機能ブロック図である。
装置保安処理とは、第2のCPU21が、第1のCPU11を含めた情報処理装置1全体のセキュリティを向上させるための一連の処理である。
装置保安処理が実行される場合、図4に示すように、第1のCPU11において、第1のプログラム処理部が機能する。また、装置保安処理が実行される場合、図4に示すように、第2のCPU21において、第2のプログラム処理部211と、出力抑制処理部212と、動作制御処理部213と、認証処理部214とが機能する。
また、第2の記憶部24の一領域には、認証用情報241が記憶される。
第1のプログラム処理部111は、第1のプログラムに基づいた各種演算処理を行い、演算処理の結果に基づいて各種ハードウェアを制御することにより、スマートフォンに類する機能を実現する。第1のプログラムは、上述した汎用のOSである。また、これも上述したように、第1のCPU11は停止状態(あるいはスリープ状態)となる場合があり、この場合、第1のプログラム処理部111は第1のプログラムに基づいた処理を停止した状態に遷移する。
第2のプログラム処理部211は、第1のプログラムとは異なるプログラムに基づいた各種演算処理を行い、演算処理の結果に基づいて各種ハードウェアを制御することにより、腕時計の機能を実現する。第2のプログラムは、上述した組み込みプログラムである。第2のプログラム処理部211は、情報処理装置1の電源投入に伴い起動し、第1のプログラム処理部111の動作状態に関わらず動作を継続する。
出力抑制処理部212は、第1のCPU11の出力を抑制するための処理を行う。例えば、出力抑制処理部212は、第1のCPU11が第1の表示部18に出力する表示を、ユーザが視認できないようにする。そのために、出力抑制処理部212は、第2の表示部27の表示領域に、上述した非透過表示を行うための処理を行う。例えば、出力抑制処理部212は、第2の表示部27の表示領域にて、有色(例えば、白色)の表示を行うための制御信号を第2の表示部27に対して出力する。
動作制御処理部213は、第1のCPU11の動作を停止させるための処理を行う。本実施形態において、第1のCPU11は、第2のCPU21からの制御信号に基づいて、停止状態(あるいはスリープ状態)と起動状態とを遷移可能となっている。そこで、動作制御処理部213は、例えば、停止状態(あるいはスリープ状態)へと遷移するための制御信号を第1のCPU11に対して出力する。
これら、出力抑制処理部212による第1のCPU11の出力を抑制するための処理と、動作制御処理部213による第1のCPU11の動作を停止させるための処理とをまとめて、以下では「セキュリティに関する処理」と称する。
認証処理部214は、認証処理を行う。この認証処理は、情報処理装置1を現在利用しようとしているユーザが、正当なユーザであることを認証するための処理である。ここで、正当なユーザは、例えば、情報処理装置1の所持者や、所持者からの使用許可を得た者である。これに対して、正当なユーザが紛失した情報処理装置1を取得した第三者や、情報処理装置1を窃取した悪意のある者は、正当なユーザではなく不当なユーザである。
認証処理部214は、例えば、ユーザから第2の入力部26に入力された操作に基づいて認証を行う。この場合、認証処理部214は、予め認証をするための所定の操作手順を定めておき、この所定の操作手順を認証用情報241として第2の記憶部24に記憶させておく。そして、認証処理部214は、認証処理時に、情報処理装置1を現在利用しようとしているユーザから第2の入力部26に入力された操作があった場合に、この操作の手順が、認証用情報241として記憶されている所定の操作手順と一致しているか否かを判定する。
所定の操作手順と一致している場合、情報処理装置1を現在利用しようとしているユーザは、所定の操作手順を把握している正当なユーザであると考えられるので、認証成功となる。この場合、認証処理部214は、正当なユーザが自由に情報処理装置1の機能を利用できるように、出力抑制処理部212及び動作制御処理部213が実行しているセキュリティに関する処理を停止させる。
一方で、所定の操作手順と一致していない場合、情報処理装置1を現在利用しようとしているユーザは、所定の操作手順を把握していない不当なユーザであると考えられるので、認証失敗となる。この場合、認証処理部214は、不当なユーザが自由に情報処理装置1の機能を利用できないように、出力抑制処理部212及び動作制御処理部213が実行しているセキュリティに関する処理を継続させる。
なお、所定の操作手順は、例えば、第2の入力部26に含まれる複数のボタンを所定の順番で押下するというものや、所定のボタンを長押しするというものや、モールス信号のように所定のタイミングでボタンを押下するというものであってよく、これらの組み合わせであってもよい。
[動作]
図5は、図4の機能的構成を有する図1の情報処理装置1が実行する装置保安処理の流れを説明するフローチャートである。
装置保安処理は、第1のCPU11による処理の実行時に実行される。すなわち、装置保安処理は、第1のプログラム処理部111による、第1のプログラムに基づいた各種演算処理の実行時に実行される。
ステップS11において、出力抑制処理部212及び動作制御処理部213はセキュリティに関する処理を開始する。すなわち、出力抑制処理部212は、第1のCPU11の出力を抑制するための処理を開始する。また、動作制御処理部213は、第1のCPU11の動作を停止させるための処理を開始する。
ステップS12において、認証処理部214は、情報処理装置1を現在利用しようとしているユーザから、第2の入力部26に入力された操作があったか否かを判定する。第2の入力部26に入力された操作があった場合は、ステップS12においてYesと判定され、処理はステップS13に進む。一方で、第2の入力部26に入力された操作がなかった場合は、ステップS12においてNoと判定され、所定の周期でステップS12が繰り返される。
ステップS13において、認証処理部214は、認証を試みる。具体的には、認証処理部214は、第2の入力部26に入力された操作の手順と、認証用情報241として記憶されている所定の操作手順とが一致するか否かの判定を行うことにより認証を試みる。
ステップS14において、認証処理部214は、認証が成功したか否を判定する。認証に成功した場合(すなわち、入力された操作の手順と、所定の操作手順とが一致した場合)は、ステップS14においてYesと判定され、処理はステップS15に進む。一方で、認証に失敗した場合(すなわち、入力された操作の手順と、所定の操作手順とが一致しなかった場合)は、ステップS14においてNoと判定され、処理は再度ステップS12に戻る。
なお、ステップS11において開始されたセキュリティに関する処理は、ステップS14の時点において未だ継続中である。
ステップS15において、認証処理部214は、出力抑制処理部212及び動作制御処理部213に対してセキュリティに関する処理の停止を指示する。また、出力抑制処理部212及び動作制御処理部213は、この指示に応じてセキュリティに関する処理を停止する。これにより、認証に成功した正当なユーザは、第2のプログラム処理部211により実現される腕時計の機能に加えて、第1のプログラム処理部111により実現されるスマートフォンに類する機能も含め、情報処理装置1の全ての機能を自由に利用することができる。
[本実施形態の奏する効果]
このような処理により、情報処理装置1においては、正当なユーザに対しては、情報処理装置1の全ての機能を自由に利用させることができる。一方で、不当なユーザに対しては、セキュリティに関する処理により、第1のプログラム処理部111により実現されるスマートフォンに類する機能の利用を制限することにより、情報処理装置1のセキュリティを確保することができる。例えば、不当なユーザにより、スマートフォンに類する機能により、電話帳等の個人情報を参照されたり、意図しない通信を行われたりすることを防止できる。
すなわち、より適切にセキュリティに関する処理を行うことができる。
また、本実施形態では、セキュリティに関する処理として、第1のCPU11の動作を停止させるための処理と、第1のCPU11の出力を抑制するための処理との双方を行う。これにより、第1のCPU11がハッキング等されてしまい、仮に第1のCPU11の動作を停止させるための制御信号を無効とするような状態となってしまっても、第1のCPU11の出力を抑制するための処理により、第1のCPU11の出力を抑制することができる。例えば、第1のCPU11の動作を停止させるための制御信号が無効とされてしまっているような場合であっても、非透過表示を行うことにより、第1のCPU11が第1の表示部18に表示した情報がユーザに視認されてしまうことを防止できる。つまり、第1のCPU11の意図しない動作自体を制御できないような状態であっても、それに関わらず情報処理装置1のセキュリティを確保することができる。
また、第1のCPU11が制御対象とする第1のプログラムは、広く流通することの多い汎用のOSであることから、悪意のある攻撃の対象とされる可能性が高い。また、第1のCPU11は、ブルートゥースや無線LANによる通信により外部装置と通信を行ったり、リムーバブルメディアに格納されたデータを読み込んだり、頻繁にアップデートを行ったりするので、この観点からも、悪意のある攻撃の対象とされる可能性が高い。
これに対して、第2のCPU21が制御対象とする第2のプログラムは、広く流通することの少ない組み込みプログラムであることから、悪意のある攻撃の対象とされる可能性が、汎用OSと比べて相対的に低い。また、第2のCPU21は、センサ部25や、GPSモジュール42からの出力を入力するのみであり、外部装置との通信は行わず、リムーバブルメディアに格納されたデータを読み込むこともなく、通常頻繁にはアップデートを行わないので、この観点からも、悪意のある攻撃の対象とされる可能性が汎用OSと比べて相対的に低い。従って、第1のCPU11よりも第2のCPU21の方が、安全性が確保されているといえる。
このように、情報処理装置1では、安全性が確保されている第2のCPU21が、悪意のある攻撃の対象とされる可能性が相対的に高い第2のCPU21に対してセキュリティに関する処理を行うことにより、より確実に情報処理装置1を保護することができる。
[変形例1]
上述の実施形態において、認証処理部214は、ユーザから第2の入力部26に入力された操作に基づいて認証を行っていた。これに限らず他の方法で認証を行うようにしてもよい。
例えば、第2の記憶部24は、認証用情報241として所定のジェスチャー操作を記憶しておく。また、241は、センサ部25に含まれる、加速度センサ及びジャイロセンサ等を利用して、ユーザのジェスチャー操作を認識する。そして、241は、この認識したジェスチャー操作と、認証用情報241として記憶されている所定のジェスチャー操作とが一致した場合に、認証成功とするようにしてもよい。
また他にも、例えば、第2の記憶部24は、認証用情報241として情報処理装置1を利用可能な場所(例えば、勤務先の敷地)を示す位置情報(例えば、緯度及び経度の情報)を記憶しておく。また、241は、GPSモジュール42が測位した現在位置を示す情報(例えば、緯度及び経度の情報)を取得する。そして、241は、この取得した現在位置を示す情報と、認証用情報241として記憶されている情報処理装置1を利用可能な場所を示す位置情報とが一致した場合に、認証成功とするようにしてもよい。
また他にも、例えば、第2の記憶部24は、センサ部25に、生体センサが含まれる場合は、生体認証により、認証を行うようにしてもよい。
なお、これらの認証方法を適宜組み合わせるようにしてもよく、更に他の認証方法を利用するようにしてもよい。
本変形例によれば、情報処理装置1の備えるセンサの種類や、要求されるセキュリティ水準に応じて、適切な認証方法を選択することが可能となる。
[変形例2]
上述の実施形態において、出力抑制処理部212は、セキュリティに関する処理として、非透過表示を行うための処理を行っていた。また、動作制御処理部213は、セキュリティに関する処理として、停止状態(あるいはスリープ状態)へと遷移するための制御信号を第1のCPU11に対して出力するための処理を行っていた。これに限らず他の方法でセキュリティに関する処理を行うようにしてもよい。
例えば、動作制御処理部213は、第1のCPU11に対して電力を供給するための経路を遮断するスイッチを制御することにより、第1のCPU11に対する電力供給を停止するようにしてもよい。これにより、第1のCPU11が、停止状態(あるいはスリープ状態)へと遷移するための制御信号を受け付けない状態となっていたとしても、第1のCPU11の動作を強制的に停止させることができる。また、動作制御処理部213は、第1のCPU11を起動させる契機となるボタン操作やジェスチャー操作等を受け付けないようにすることで、第1のCPU11を起動させないようにしてもよい。
また、出力抑制処理部212は、例えば、第1のCPU11の出力先のハードウェアを制御することにより、第1のCPU11の出力を抑制するようにしてもよい。例えば、ブルートゥースモジュール32や無線LANモジュール34といった通信用のハードウェアや、第1の表示部18の機能を停止させることにより、第1のCPU11の出力を抑制するようにしてもよい。また、第1のCPU11の出力先に、例えば、スピーカ等の他のハードウェアが含まれるような場合には、この他のハードウェアの機能を停止させることにより、第1のCPU11の出力を抑制するようにしてもよい。
[変形例3]
上述の実施形態において、図5に示した装置保安処理は、第1のCPU11による処理の実行時に実行されていた。これに限らず、セキュリティを高める目的で、他のタイミングで装置保安処理を行うようにしてもよい。
例えば、停止状態(あるいはスリープ状態)の場合にも、装置保安処理を行うようにしてもよい。つまり、第1のプログラム処理部111による、第1のプログラムに基づいた各種演算処理が行われていない場合にも、装置保安処理を行うようにしてもよい。このようにすれば、第1のCPU11が意図しないタイミングで処理を開始したような場合に備えて、予めセキュリティを高めておくことができる。
また他にも、例えば、第1のCPU11が、停止状態(あるいはスリープ状態)から復帰して、起動状態に遷移する際に行うようにしてもよい。つまり、装置保安処理を行ってから、起動状態へ遷移するようにしてもよい。
また他にも、例えば、所定の周期で装置保安処理を行うようにしてもよい。つまり、電源投入と共に装置保安処理を行ってから、所定時間情報処理装置1を利用する都度、装置保安処理を行うようにしてもよい。
[変形例4]
情報処理装置1が、上述した実施形態とは異なるハードウェアを更に備えていてもよい。例えば、第2の表示部27の上に、タッチパネルを設けるようにしてもよい。これにより、情報処理装置1においては、第1の表示部18の表示に第2の表示部27の表示を重ね合わせて表示することが可能であると共に、表示内容にタッチ操作することが可能となる。
この場合、タッチパネルは、第2の表示部27の表示画面上に設けられた静電容量方式または抵抗膜式等のタッチパネルにより実現できる。このタッチパネルは、操作面に対するユーザのタッチ操作位置と操作内容とを検出して当該操作に応じた信号を発生させて、入力信号として第1のCPU11に出力する。
[変形例5]
また、セキュリティに関する処理を、装置保安処理と関わらず行うようにしてもよい。例えば、情報処理装置1に、ハードウェアとしてカメラが含まれる場合に、カメラでユーザの目を撮像する。そして、撮像した画像を解析することにより、ユーザが各表示部を視認しているか否かを判定する。そして、ユーザが各表示部を視認している場合に、セキュリティに関する処理を行わず、ユーザが各表示部を視認していない場合に、セキュリティに関する処理を行うようにしてもよい。
以上のように構成される情報処理装置1は、第1のCPU11と、第2のCPU21とを備える。
第1のCPU11は、第1のプログラムに基づいた処理を実行する。
第2のCPU21は、第1のCPU11による前記第1のプログラムに基づいた処理の実行時に当該情報処理装置1のセキュリティに関する処理を更に実行する。
これにより、複数のCPUが同一のプログラムを同一のプログラムの処理を実行し、双方のCPUが同時にハッキング等された上で、そのまま動作を継続することを防止できる。従って、より適切にセキュリティに関する処理を行うことができる。
第2のCPU21は、当該第2のCPU21が実行する所定の処理が成功した場合に、セキュリティに関する処理を停止する。
これにより、例えば、正当なユーザに対しては、情報処理装置1の全ての機能を提供するようなことが可能となる。
第2のCPU21は、セキュリティに関する処理として、第1のCPU11の動作を停止させるための処理を行う。
これにより、第1のCPU11により提供される機能の利用を制限することが可能となる。
第1のCPU11は、セキュリティに関する処理に関わらず処理の実行を継続し、
第2のCPU21は、セキュリティに関する処理として、第1のCPU11による出力を抑制するための処理を行う。
これにより、第1のCPU11により提供される機能の利用を制限することが可能となる。
第1のCPU11に対応する第1の表示部18と、
第2のCPU21に対応すると共に、第1の表示部18の表示領域に重畳して配置され、非透過表示が可能な第2の表示部27とを更に備え、
第2のCPU21は、セキュリティに関する処理として、第2の表示部27に非透過表示をさせるための処理を行う。
これにより、仮に第1のCPU11に対応する第1の表示部18に意図しない情報が表示されたとしても、非透過表示により、意図しない情報をユーザに視認されてしまうことを防止することが可能となる。
第1のプログラムは、オペレーティングシステムである。
これにより、悪意のある攻撃を受けやすいオペレーティングシステムに対応した第1のCPU11に対して、セキュリティに関する処理を行うことが可能となる。
第2のCPU21は、第1のプログラムとは異なるプログラムである第2のプログラムの処理を更に実行する。
これにより、第2のCPU21によって、セキュリティに関する処理以外の処理を実行することができる。また、第2のプログラムは、第1のプログラムとは異なるので、複数のCPUが同一のプログラムを同一のプログラムの処理を実行し、双方のCPUが同時にハッキング等された上で、そのまま動作を継続することを防止できるという効果も、引き続き奏する。
第2のCPU21は、第1のCPU11の動作時に加えて、第1のCPU11の動作停止時にも、セキュリティに関する処理を行う。
これにより、第1のCPU11が動作しているか否かを問うことなく、セキュリティに関する処理を行うことが可能となる、
なお、本発明は、上述の実施形態及びその変形例に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
また、上述の実施形態及びその変形例では、本発明が適用される情報処理装置1は、デジタルカメラ腕時計型の装置(スマートウォッチ等)を例として説明したが、特にこれに限定されない。
例えば、本発明は、輝度調整機能を有する電子機器一般に適用することができる。具体的には、例えば、本発明は、据え置き型のパーソナルコンピュータ、ノート型のパーソナルコンピュータ、スマートフォン、携帯電話機、ポータブルゲーム機、デジタルカメラ、ビデオカメラ、携帯型ナビゲーション装置、複合機等に適用可能である。
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。
換言すると、図4の機能的構成は例示に過ぎず、特に限定されない。即ち、上述した一連の処理を全体として実行できる機能が情報処理装置1に備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能ブロックを用いるのかは特に図4の例に限定されない。
また、1つの機能ブロックは、ハードウェア単体で構成してもよいし、ソフトウェア単体で構成してもよいし、それらの組み合わせで構成してもよい。
本実施形態及びその変形例における機能的構成は、演算処理を実行するプロセッサによって実現され、本実施形態及びその変形例に用いることが可能なプロセッサには、シングルプロセッサ、マルチプロセッサ及びマルチコアプロセッサ等の各種処理装置単体によって構成されるもの他、これら各種処理装置と、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field‐Programmable Gate Array)等の処理回路とが組み合わせられたものを含む。
一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、コンピュータ等にネットワークや記録媒体からインストールされる。
コンピュータは、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータであってもよい。また、コンピュータは、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能なコンピュータ、例えば汎用のパーソナルコンピュータであってもよい。
このようなプログラムを含む記録媒体は、ユーザにプログラムを提供するために装置本体とは別に配布される図2のリムーバブルメディア51により構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される記録媒体等で構成される。リムーバブルメディア51は、例えば、磁気ディスク(フロッピディスクを含む)、光ディスク、または光磁気ディスク等により構成される。光ディスクは、例えば、CD-ROM(Compact Disk-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk),Blu-ray(登録商標) Disc(ブルーレイディスク)等により構成される。光磁気ディスクは、MD(Mini-Disk)等により構成される。また、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される記録媒体は、例えば、プログラムが記録されている図2の第1のROM12及び第2のROM22や、図2の第1の記憶部14や第2の記憶部24に含まれる半導体メモリ等で構成される。
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、その順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
以上、本発明の実施形態及びその変形例について説明したが、この実施形態及びその変形例は、例示に過ぎず、本発明の技術的範囲を限定するものではない。本発明はその他の様々な実施形態及びその変形例を取ることが可能であり、さらに、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、省略や置換等種々の変更を行うことができる。この実施形態及びその変形例や、その変形は、本明細書等に記載された発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
以下に、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[付記1]
情報処理装置であって、
第1のプログラムに基づいた処理を実行する第1のCPUと、
前記第1のCPUによる前記第1のプログラムに基づいた処理の実行時に当該情報処理装置のセキュリティに関する処理を更に実行する第2のCPUと、
を備えることを特徴とする情報処理装置。
[付記2]
前記第2のCPUは、当該第2のCPUが実行する所定の処理が成功した場合に、前記セキュリティに関する処理を停止することを特徴とする付記1に記載の情報処理装置。
[付記3]
前記第2のCPUは、前記セキュリティに関する処理として、前記第1のCPUの動作を停止させるための処理を行うことを特徴とする付記1又は2に記載の情報処理装置。
[付記4]
前記第1のCPUは、前記セキュリティに関する処理に関わらず処理の実行を継続し、
前記第2のCPUは、前記セキュリティに関する処理として、前記第1のCPUによる出力を抑制するための処理を行うことを特徴とする付記1乃至3の何れか1に記載の情報処理装置。
[付記5]
前記第1のCPUに対応する第1の表示部と、
前記第2のCPUに対応すると共に、前記第1の表示部の表示領域に重畳して配置され、非透過表示が可能な第2の表示部とを更に備え、
前記第2のCPUは、前記セキュリティに関する処理として、前記第2の表示部に非透過表示をさせるための処理を行うことを特徴とする付記1乃至4の何れか1に記載の情報処理装置。
[付記6]
前記第1のプログラムは、オペレーティングシステムであることを特徴とする付記1乃至5の何れか1に記載の情報処理装置。
[付記7]
前記第2のCPUは、前記第1のプログラムとは異なるプログラムである第2のプログラムの処理を更に実行することを特徴とする付記1乃至6の何れか1に記載の情報処理装置。
[付記8]
前記第2のCPUは、前記第1のCPUの動作時に加えて、前記第1のCPUの動作停止時にも、前記セキュリティに関する処理を行うことを特徴とする付記1乃至6の何れか1に記載の情報処理装置。
[付記9]
第1のCPUと第2のCPUとを備えた情報処理装置が行う情報処理方法であって、
前記第1のCPUが、第1のプログラムに基づいた処理を実行するステップと、
前記第2のCPUが、前記第1のCPUによる前記第1のプログラムに基づいた処理の実行時に当該情報処理装置のセキュリティに関する処理を更に実行するステップと、
を備えることを特徴とする情報処理方法。
[付記10]
第1のCPUと第2のCPUとを備えた情報処理装置に、
前記第1のCPUが、第1のプログラムに基づいた処理を実行する機能と、
前記第2のCPUが、前記第1のCPUによる前記第1のプログラムに基づいた処理の実行時に当該情報処理装置のセキュリティに関する処理を更に実行する機能と、
を実現させることを特徴とする情報処理プログラム。
1・・・情報処理装置,11・・・第1のCPU,12・・・第1のROM,13・・・第1のRAM,14・・・第1の記憶部,15・・・RTC部,16・・・ドライブ,17・・・第1の入力部,18・・・第1の表示部,21・・・第2のCPU,22・・・第2のROM,23・・第2のRAM,24・・・第2の記憶部,25・・・センサ部,26・・・第2の入力部,27・・・第2の表示部,31・・・ブルートゥース用アンテナ,32・・・ブルートゥースモジュール,33・・・無線LANアンテナ,34・・・無線LANモジュール,41・・・GPSアンテナ,42・・・GPSモジュール,51・・・リムーバブルメディア111・・・第1のプログラム処理部,211・・・第2のプログラム処理部,212・・・出力抑制処理部,213・・・動作制御処理部,214・・・認証処理部,241・・・認証用情報,CG・・・カバーガラス,BS・・・黒色シート,MB・・・メイン基板,

Claims (7)

  1. 1のプログラムに基づいた処理を実行する第1のCPUと、
    前記第1のCPUによる前記第1のプログラムに基づいた処理の実行時に、第1のCPUの出力を抑制する抑制処理または第1のCPUの動作を停止させる停止処理を実行する第2のCPUと、
    外部からの入力を受け付け、前記入力を示す信号を前記第2のCPUに出力する入力部と、
    を備え、
    第2のCPUは、
    前記第1のCPUによる前記第1のプログラムに基づいた処理の実行時に前記入力部に入力された操作の手順が所定の操作手順と一致するか否かを判定し、前記入力部に入力された操作の手順が前記所定の操作手順と一致する場合は前記抑制処理および前記停止処理を停止させ、前記入力部に入力された操作の手順が前記所定の操作手順と一致しない場合は前記抑制処理または前記停止処理を継続させる、
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記第1のCPUが制御する第1の表示部と、
    前記第2のCPUが制御すると共に、前記第1の表示部の表示領域に重畳して配置され、非透過表示が可能な第2の表示部とを更に備え、
    前記第2のCPUは、
    前記抑制処理として、前記第2の表示部に非透過表示をさせるための処理を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記第1のプログラムは、オペレーティングシステムである
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記第2のCPUは、
    前記第1のプログラムとは異なるプログラムである第2のプログラムの処理を更に実行する
    ことを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記第2のCPUは、
    前記第1のCPUの動作時に加えて、前記第1のCPUの動作停止時にも、前記抑制処理または前記停止処理を行う
    ことを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の情報処理装置。
  6. 第1のCPUと第2のCPUとを備えた情報処理装置が行う情報処理方法であって、
    前記第1のCPUが、第1のプログラムに基づいた処理を実行する第1制御ステップと、
    前記第2のCPUが、前記第1のCPUによる前記第1のプログラムに基づいた処理の実行時に第1のCPUの出力を抑制する抑制処理または第1のCPUの動作を停止させる停止処理を実行する第2制御ステップと、
    外部からの入力を受け付け、前記入力を示す信号を前記第2のCPUに出力する入力ステップと、
    を有し、
    前記第2制御ステップは、
    前記第1のCPUによる前記第1のプログラムに基づいた処理の実行時に前記入力ステップに入力された操作の手順が所定の操作手順と一致するか否かを判定し、前記入力ステップに入力された操作の手順が前記所定の操作手順と一致する場合は前記抑制処理および前記停止処理を停止させ、前記入力ステップに入力された操作の手順が前記所定の操作手順と一致しない場合は前記抑制処理または前記停止処理を継続させる、
    とを特徴とする情報処理方法。
  7. 第1のCPUと第2のCPUとを備えた情報処理装置のコンピュータを
    前記第1のCPUが、第1のプログラムに基づいた処理を実行する第1制御手段
    前記第2のCPUが、前記第1のCPUによる前記第1のプログラムに基づいた処理の実行時に第1のCPUの出力を抑制する抑制処理または第1のCPUの動作を停止させる停止処理を実行する第2制御手段、
    外部からの入力を受け付け、前記入力を示す信号を前記第2のCPUに出力する入力手段、
    として機能させ、
    前記第2制御手段は、
    前記第1のCPUによる前記第1のプログラムに基づいた処理の実行時に前記入力手段に入力された操作の手順が所定の操作手順と一致するか否かを判定し、前記入力手段に入力された操作の手順が前記所定の操作手順と一致する場合は前記抑制処理および前記停止処理を停止させ、前記入力手段に入力された操作の手順が前記所定の操作手順と一致しない場合は前記抑制処理または前記停止処理を継続させる、
    とを特徴とする情報処理プログラム。
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